JP2001151581A - 光触媒酸化チタン被膜を有するコンクリート製品及びその固着方法。 - Google Patents

光触媒酸化チタン被膜を有するコンクリート製品及びその固着方法。

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリート表面と酸化チタン被膜が強固に付
着し、十分耐久性のある被膜が得られると共に、NOx
浄化性能に優れる。 【解決手段】本発明のコンクリート製品の製造方法は、
コンクリート製品の表面に存在する薄いセメント被膜を
除去することにより、細骨材および粗骨材の一部をコン
クリート表面に露出させ、得られた表面に常温硬化型光
触媒酸化チタンをコーティングすることを特徴とし、特
に前記セメント被膜を、0.01mm〜2mm未満の深
さまで除去し、得られた細骨材および粗骨材の一部が露
出したコンクリート表面に常温硬化型光触媒酸化チタン
被膜を有するコンクリート製品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気中のNOx、
SOxその他の有害ガスを除去するコンクリート製品並
びにその製造方法に関する。さらに詳細には本発明は、
コンクリートおよびコンクリート製品の表面に耐久性に
優れた光触媒酸化チタン膜をコーティングする方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大気中のNOxを除去する方法と
して、酸化チタンの光触媒効果が注目されている。特に
最近では、高温効果タイプに比べ使用方法が簡単な常温
硬化タイプの酸化チタンコーティング剤が多く開発され
(例:光触媒研究所製AT−01など)、各種建設部材
へのコーティングが試みられている。そうしたなかで、
建設部材の多くはコンクリート製品であるため、コンク
リート製品の表面に直接コーティングする試みもなされ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンク
リート製品の作製に於いては、型枠にコンクリートを流
し込んだ際に、型枠と骨材の隙間にセメントペーストが
侵入するため、コンクリート製品の表面は、図3のaに
その断面を示すように、薄いセメント皮膜3で覆われる
ことになる。その薄いセメント皮膜は、コンクリート表
面から脱落しやすく、事実、コンクリート製品の施工
後、時間の経過とともに脱落して内部の骨材が露出しは
じめる。従って、たとえその上に酸化チタンをコーティ
ングして酸化チタン被膜5を形成したとしても、図3の
bに示すように、セメント被膜3ごと脱落(欠落部7が
生じる)してしまい、短期間にNOx浄化機能が失われ
ることになる。このような、セメント被膜3は、酸化チ
タンの光触媒効果により、NOxやSOxを浄化した結
果生ずる硝酸や硫酸により中性化されるため、脱落が更
に促進されることになる。さらには、遊離石灰からなる
所謂エフロレッセンスが毛管現象により、コンクリート
内部からコンクリート表面のセメント皮膜の表面に現れ
てくるため、たとえセメント皮膜が脱落しない場合で
も、エフロレッセンスに押し出される形で表面にコーテ
ィングされた酸化チタン被膜が脱落する恐れがある。
【0004】通常、装飾などの目的でコンクリート表面
に着色する場合には、有機樹脂よりなるプライマーで表
面を処理し、セメント皮膜の脱落を防止すると同時に、
エフロレッセンスをコンクリート内部に閉じこめ、表面
に現れないようにするが、これは非常にコストがかかる
工程である。しかも、酸化チタンをコーティングする場
合には、酸化チタンの強力な酸化作用により分解される
ため、有機質のプラーマーは、そのままでは使用できな
いという問題もある。
【0005】以上のような理由で、コンクリート表面に
直接酸化チタンをコーティングする場合には、通常、付
着強度を増すために、シリカなどの無機質のバインダー
を用いる場合が多いが、無機バインダーは一般的に有機
バインダーに比べ、接着性が弱く、エフロレッセンスの
発生を抑える効果も小さいため、十分な耐久性を実現す
るには至っていない。また、やはりシリカなどの無機質
のアンダーコート材を用い、その上から常温硬化タイプ
の酸化チタンゾルを塗布する方法も検討されているが、
セメント被膜事体が脱落する場合には効果が無く、十分
な耐久性を得ることは難しい。
【0006】このように、NOx浄化を目的としてコン
クリート表面に常温硬化タイプの酸化チタンコーティン
グ剤を直接コーティングする方法は、その耐久性に大き
な問題がある。したがって、本発明が解決しようとする
課題は、コンクリート表面に常温硬化タイプの酸化チタ
ンコーティング剤を強固に接着し、耐久性のあるかつN
Ox浄化効果の優れたコンクリート製品を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者等は、上
記の課題を鋭意検討した結果、以下のような解決策を見
出すに至った。それは、コンクリート表面に常温硬化タ
イプの酸化チタンコーティング剤を直接コーティングす
るのではなく、コンクリート表面の薄いセメント被膜を
除去することにより、内部の細骨材および粗骨材を露出
させ、それらの骨材上にコーティングするという方法で
ある。
【0008】即ち、本発明の第1項の製造方法は、コン
クリート製品の表面に存在する薄いセメント被膜を除去
することにより、細骨材および粗骨材の一部をコンクリ
ート表面に露出させ、得られた表面に常温硬化型光触媒
酸化チタンをコーティングすることを特徴とするコンク
リート製品を製造する方法。また本発明の第2項の製造
方法は、前記セメント被膜を細骨材の最小径の深さまで
除去することを特徴とするコンクリート製品を製造する
方法。本発明の第3項の発明は、前記セメント被膜を、
0.01mm〜2mm未満の深さまで除去することを特
徴とする前記第1項に記載のコンクリート製品を製造す
る方法。更に、本発明の第4項は、細骨材および粗骨材
の一部が露出したコンクリート表面に常温硬化型光触媒
酸化チタン被膜を有することを特徴とするコンクリート
製品である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、コンクリ
ート表面を覆うセメント被膜3は非常に薄く、高々、細
骨材2の最小径程度である。従って、例えば、図1のよ
うに、細骨材2の最小径程度の深さまでコンクリート表
面を研削すれば、セメント被膜3の大半は除去できるこ
とになる。通常のコンクリート2次製品に於いては、細
骨材2の最小径は0.1mm程度であるため、コンクリ
ート表面を0.1mm程度研削すれば、十分な被覆率で
細骨材および粗骨材1の断面が露出することになる。こ
のようなコンクリートの研削面は、図2のようにセメン
トの目地の中に細骨材2と粗骨材1が分布しており、細
骨材2の最小径程度の深さまで研削した場合の細骨材2
および粗骨材1の表面被覆率は、60〜80%程度にな
る。ただし、この表面被覆率は骨材の粒度分布、配合比
などに依存する。
【0010】体積的に骨材の充填率が高いほど、セメン
ト被膜3の厚さも薄くなる。そのためには、充填率を上
げるために骨材の粒度分布を最適な値とし、しかも、セ
メント量を出来るだけ減らすことが有効である。しかし
ながら、実際には、骨材の粒度分布をある程度以上の精
度でそろえるためにはコストが余分にかかり、セメント
量をあまり減らすと、コンクリートのワーカビリティー
や強度に悪影響が出る。従って、製品によってはコンク
リートを2層にし、研削面に出来るだけ骨材の充填率が
高くなるような配合を用い、他は通常のコンクリートを
用いるという方法も有効である。
【0011】この様な研削面6に、常温硬化型酸化チタ
ンゾル(ここで常温硬化型という用語は室温から100
℃程度の温度で硬化し、十分な光触媒効果を発現するも
のを含む。)をコーティングすると、細骨材2および粗
骨材1の表面には、強固な酸化チタン被膜5が形成され
ることになる。しかも、骨材表面は研削により粗面とな
っているため、バインダーやアンダーコート材を用いな
くても、十分な担持強度を得ることが可能である。(も
ちろん、より強い担持強度を得る場合には、アンダーコ
ート剤を用いても構わないし、接着強度を増すためのバ
インダーが添加された酸化チタンゾルを用いてもよ
い。)さらに、以上のように表面に断面が露出した細骨
材及び粗骨材は、セメント目地の中に強固に埋め込まれ
ており、コンクリート表面のセメント被膜のように簡単
に脱落することはない。また、エフロレッセンスはあく
までもセメントから発生するため、骨材上にコーティン
グされた酸化チタン被膜に影響を与えることはない。結
果的に、コンクリート製品の表面は、酸化チタンが強固
に担持された細骨材及び粗骨材により覆われることにな
り、耐久性に優れたNOx浄化機能を有するコンクリー
ト製品の製造が可能となる。
【0012】以下に、コンクリート表面のセメント皮膜
を除去する具体的な方法を何種類か示すが、除去方法は
これらに限られる物ではない。
【0013】第一の方法は、コンクリート表面を研削す
る方法である。ディスクサンダーなどに取り付けた研削
砥石を用いて、セメント被膜と同時に骨材も機械的に研
削する。前述のように、セメント被膜3の厚さは非常に
薄いので、通常、0.1〜0.2mm程度研削すれば骨
材の断面の表面被覆率はかなり大きくなる(図2)。こ
の研削という方法は、コンクリート製品の製造過程にお
いてだけではなく、すでに施工されたコンクリート構造
物にも適用することが出来、しかも経済性に優れてい
る。また、研削砥石の粒度により、骨材表面の粗度を調
節することができるため、骨材の表面積を増し、酸化チ
タン薄膜の密着性を向上させると同時に、一般的に表面
積に比例するNOx浄化能力を向上させることが出来
る。
【0014】また、振動型サンダーにサンドペーパーを
取付け使用する場合には、砥粒の硬度を適当に選ぶこと
で、骨材をほとんど研削すること無しに、コンクリート
表面のセメント被膜のみを除去出来るため、効率がよ
い。また、他の機械的な方法として、サンドブラスト、
ショットブラストなどのブラスト処理もセメント皮膜を
除去するために有効な方法である。更に、いわゆる「洗
い出し法」を用いて、骨材を露出させることも可能であ
る。これは、あらかじめコンクリート製品の型枠表面
に、セメントの凝固を遅延させる薬剤を塗布しておいて
コンクリートを流し込み凝固させることにより、コンク
リート製品表面のセメントの硬化を阻害し、骨材を露出
させる方法である。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の具体的な製造方法につい
て、実施例で詳しい説明を行うが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0016】〔実施例1〕ここでは、コンクリート製擁
壁の表面に、常温硬化タイプの酸化チタンゾルをコーテ
ィングする場合について説明する。
【0017】(1)セメント、細骨材(粒度分布:0.
1〜2mm)、粗骨材(粒度分布:5〜20mm)、水
を混練し、鉄筋のセットされた擁壁の型枠に流し込む。
(2)絞め固め、養生、脱型後、コンクリート擁壁が出
来上がる(図示せず)。(3)振動型サンダーにサンド
ペーパー(粒度#10)を取付け、上記の擁壁の壁面部
の表面を被覆するセメント被膜を除去する。(4)セメ
ント被膜3を0.1mm研削すると、骨材の断面が露出
する。(5)研削したコンクリート表面に、常温硬化タ
イプの酸化チタンゾル(光触媒研究所製:AT−01)
をスプレーコーティングし乾燥させる。サンドペーパー
による研削で骨材表面も粗面に仕上げられているため、
酸化チタン膜は十分な強度で骨材上に固着している。
(6)コーティング剤が乾燥した後、コーティング面に
熱風を当てるなどの方法により、表面温度を80℃程度
になるまで加熱することにより、酸化チタン被膜の強度
を増し、より耐久性を高めることができる。このように
して形成された酸化チタン被膜の厚さは約0.3μm程
度である。
【0018】上記と同じ配合のコンクリートで作製し
た100×200×10mmのコンクリート板の表面の
セメント被膜を、上記実施例と同じ方法で研削し、酸化
チタンゾルをコーティングし、サンプルとした。容量
が20リットルのデシケータ内に、のサンプルを設置
し、NOガスが20ppm含まれた空気で満たし、0.
2mmw/cm2の強度のブラックライトを照射し、N
O濃度の時間的な変化を測定した。表1に、測定結果を
示す。同様な測定を5回繰り返すと、飽和傾向が顕著
になった。これは、酸化チタン被膜の光触媒硬化により
NOを酸化した結果生じた硝酸が、表面の酸化チタン被
膜を覆ってしまい、酸化効果が著しく低下したためであ
る。この飽和値から見積もったNO浄化能は、約2mm
ol/m 2であった。以上の結果より、上記の方法によ
り、表面に酸化チタンをコーティングされたコンクリー
トは、十分なNOx浄化能力があることが分かる。
【0019】
【表1】
【0020】〔実施例2〕ここでは、骨材として化粧用
の種石(1〜12mm)とガラスカレット(2〜7m
m)を用いた歩車道境界ブロックの表面を研削し、常温
硬化タイプの酸化チタンゾルをコーティングすることに
よる、景観性とNOx浄化機能を兼ね備えた歩車道境界
ブロックの製造方法について説明する。
【0021】(1)ホワイトセメントと御影石(1〜1
2mm)とガラスカレット(7mm)を混合し水を加え
混練する。(2)歩者道境界ブロックの型枠に流し込
み、バイブレーターにより締め固めを行い、蒸気中で養
生した後、脱型する。(3)脱型した歩車道境界ブロッ
クの路上に現れる表面を、ダイヤモンド砥石(粒度:#
6)を用いて、約1mmの深さで研削すると、図1に示
されるように、歩車道境界ブロックの表面に骨材の断面
が露出する。(4)歩車道境界ブロック全体に常温硬化
型酸化チタンゾル(光触媒研究所製:AT−01)をス
プレーコーティングし、自然乾燥させる。
【0022】〔実施例3〕ここでは、コンクリート擁壁
(図示せず)の型枠に凝固遅延剤を塗布し、骨材を露出
させる場合について説明する。(1)コンクリート擁壁
の型枠の、壁面に対応する部分に、セメントの凝固遅延
剤(エフ・ピー・ケイ製:エフアップ)を塗布する。本
発明においては化粧が目的ではないので、洗い出しの深
さを通常より浅く(0.3mm)するように凝固遅延剤
を調整する。(2)骨材の充填率を高めるような粒度分
布の骨材を用い、セメント18.4重量部及び骨材7
3.8重量部及び水7.8重量部の配合からなるコンク
リートを型枠に流し込み、バイブレーションにより閉め
固めを行い、蒸気養生をかける。(3)脱型後、上記
(1)で凝固遅延剤を塗布した面のセメントを洗い落と
す。(4)乾燥後、洗い出した面に常温硬化酸化チタン
ゾルをコーティングし、乾燥させる。
【0023】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、コンクリー
ト表面と酸化チタン被膜が強固に付着し耐久性のあるコ
ンクリート製品が得られる。また本発明の製造方法で
は、セメント被膜を、細骨材の最小径の0.01mm〜
2mm未満の深さまで除去することにより、より強固な
接着性が得られ、常温硬化型光触媒酸化チタンの脱落を
防ぎ、十分耐久性のある被膜が得られ、したがって、N
Ox浄化性能の優れたコンクリート製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるコンクリート製品の表面の
研削面を示す断面図である。
【図2】本発明のコンクリート製品を示す断面図であ
る。
【図3】従来のコンクリート製品及びその酸化チタン被
膜面を示す断面図である。aは、コンクリート製品の表
面を示す。bは、酸化チタン被膜面を示す。
【符号の説明】
1 粗骨材 2 細骨材 3 セメント 4 脱落セメント被膜 5 酸化チタン被膜 6 研削部(セメント除去部) 7 欠落部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // E01C 11/22 B01D 53/36 ZABJ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート製品の表面に存在する薄いセ
    メント被膜を除去することにより、細骨材および粗骨材
    の一部をコンクリート表面に露出させ、得られた表面に
    常温硬化型光触媒酸化チタンをコーティングすることを
    特徴とするコンクリート製品を製造する方法。
  2. 【請求項2】前記セメント被膜を細骨材の最小径の深さ
    まで除去することを特徴とする請求項1に記載のコンク
    リート製品を製造する方法。
  3. 【請求項3】前記セメント被膜を、0.01mm〜2m
    m未満の深さまで除去することを特徴とする請求項1に
    記載のコンクリート製品を製造する方法。
  4. 【請求項4】細骨材および粗骨材の一部が露出したコン
    クリート表面に常温硬化型光触媒酸化チタン被膜を有す
    ることを特徴とするコンクリート製品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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