JP2001151503A - オゾン発生器用スペーサ - Google Patents

オゾン発生器用スペーサ

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JP2001151503A
JP2001151503A JP33000899A JP33000899A JP2001151503A JP 2001151503 A JP2001151503 A JP 2001151503A JP 33000899 A JP33000899 A JP 33000899A JP 33000899 A JP33000899 A JP 33000899A JP 2001151503 A JP2001151503 A JP 2001151503A
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JP
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spacer
tube
ground
discharge tube
side electrode
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JP33000899A
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English (en)
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Tatsuya Kubo
保 達 也 久
Michiko Hashimoto
本 美智子 橋
Kazuhiko Noda
田 和 彦 納
Ryutaro Makise
瀬 竜太郎 牧
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地側電極管と放電管とを有するオゾン発生
器を容易に組立てることができるオゾン発生器用スペー
サを提供する。 【解決手段】 オゾン発生器用スペーサ4は、オゾン発
生器を構成する接地側電極管1と放電管2との間に介在
される。スペーサ4は放電管2の外面全周に延びる環状
バンド4aからなり、環状バンド4aは接地側電極管1
の内面に当接する複数の円形突起7を有している。スペ
ーサ4の環状バンド4aは伸縮性を有する複数の断面山
形部突起8を有し、全体として伸縮性をもち放電管2の
外周に嵌込まれる。スペーサ3が嵌込まれた放電管2
は、接地側電極管1内に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオゾン発生器の接地
側電極管と、接地側電極管内に挿入された放電管との間
に設置されたオゾン発生器用スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】オゾンの発生原理は次のようなものであ
る。2つの電極に高圧をかけ無声放電させ、その間に乾
燥空気を送ると、空気が無声放電中を通るときイオン化
され、オゾンが発生する。
【0003】従来のオゾン発生器は、図4に示すように
接地側電極管1の中に、放電管2を均一な放電間隙3を
もって挿入することにより構成される。すなわち、接地
側電極管1の中に放電管2と呼ばれるガラス管を挿入
し、ガラス管内面に設けられた導電被膜(金属等)と接
地側電極管1との間に高周波高電圧を印可することによ
り無声放電が形成される。この場合、接地側電極管1と
放電管2との間の放電間隙3に酸素含有気体を流すこと
により含有酸素の一部がオゾンとなる。
【0004】オゾン発生器で効率よくオゾンを発生させ
るためには、均一で安定した良好な放電が必要である。
そのためには、放電間隙3の大きさを均一に保つ必要が
ある。そこで、放電間隙3の大きさを均一に保つため、
接地側電極管1と放電管2との間にスペーサ4が挿入さ
れている。
【0005】従来は、図4に示すように接地側電極管1
内にスペーサ4を挿入し、放電管2の両端を保持してい
る。従来のスペーサ4は、厚さ0.3mmのバネ鋼など
を図5に示す形状に切断し、スペーサ4のツメ5を図6
のようにプレス加工によって成形する。次に、スペーサ
4を接地側電極管1の中に丸めて取り付け、ツメ5によ
り放電管2を接地側電極管1と同心上になるよう支持し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、接地
側電極管1内にスペーサ4を挿入した後に放電管2を挿
入している。しかしながら放電間隙3を得るためにスペ
ーサ4のバネ鋼の厚さを0.3mm以下にしているた
め、スペーサ4を丸めて挿入しただけでは、接地側電極
管1とスペーサ4間に十分な密着力を得ることができな
い。そのため放電管2の挿入時にスペーサ4が放電管2
に引きずられて、その位置がズレる場合がある。
【0007】さらにスペーサ4のツメ5が十分なバネ力
(放電管2を中空に浮かせ固定する力)を有している場
合には、放電管2をしっかりと固定することができる。
しかし実際にはツメ5の力にばらつきがあり、すべての
放電管2を均等なバネ力で固定することはできない。ま
たツメ5のバネ力が弱い部分では接地側電極管1内の急
激な圧力変動等で放電管2が動いてしまう場合もある。
【0008】またツメ5のバネ力が不均一であったり、
ツメ5の突出長さが不均一な場合には、放電間隙3にば
らつきが生じるため、放電間隙3の測定及び調整が必要
となり、オゾン発生器用スペーサの組立工数が増加して
しまう。
【0009】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、組立時や接地側電極管内に急激な圧力変動
が生じた場合にも、ズレが生じることなく、均一な放電
間隙を得ることができるオゾン発生器用スペーサを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、オゾン発生器
の接地側電極管と、この接地側電極管内に同心に挿入さ
れ内周面に導電被膜を有する誘導体からなる放電管との
間に設置されるスペーサにおいて、放電管の外面全周に
周周方向に延びる環状バンドを備え、この環状バンドに
接地側電極管内面に当接する複数の円形突起と、円周方
向に伸縮する複数の断面山形部とを設けたことを特徴と
するオゾン発生器用スペーサである。
【0011】本発明によれば、スペーサの環状バンドを
拡げると、断面山形部が円周方向に延びる。この状態で
スペーサを放電管外周に嵌込む。スペーサが嵌込まれた
放電管を接地側電極管内に挿入することにより、円形突
起が接地側電極管内面に当接し、接地側電極管内で放電
管を支持することができ、接地側電極管と放電管との間
に放電間隙を形成する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1(a)(b)および図
3は、本発明によるオゾン発生器用スペーサの一実施の
形態を示す図である。
【0013】このうち図1(a)はスペーサの正面図で
あり、図1(b)はスペーサの側面図である。
【0014】図1(a)(b)および図3に示すよう
に、オゾン発生器は金属材料からなる接地側電極管1
と、この接地側電極管1内に挿入され内周面に導電被膜
2bが施された誘電体管2aからなる放電管2とを備え
ている。このうち接地側電極管1と放電管2との間に
は、放電間隙3を形成するため、本発明によるオゾン発
生器用スペーサ4が介在されている。図3において、放
電管2の外周には3個のスペーサ4が設けられており、
このため放電管2の自重によるたわみ量を抑制すること
ができ、かつ放電間隙3の均一性を向上させることがで
きる。しかしながら、スペーサ4の数は3個に限定され
ることはない。
【0015】なお図3において、放電管2は密閉部10
と開口部11とを有している。
【0016】スペーサ4は厚さ0.1mmのバネ鋼製環
状バンド4aからなり、環状バンド4aはバネ鋼を打抜
いて形成される。
【0017】また、環状バンド4aは環状バンド4aの
円周方向と直交して延びる断面山形部8を有し、この断
面山形部8は環状バンド4aの円周方向に複数(例えば
8個)設けられている。各々の断面山形部8は円周方向
の力をうけてその高さが変化し、このことにより環状バ
ンド4aは全体として周方向に沿って伸縮性を有してい
る。また環状バンド4aは、環状バンド4aの円周方向
に沿って複数(例えば10個)の円形突起7を有してい
る。
【0018】環状バンド4aに設けられた断面山形部8
は環状バンド4aの円周方向に沿って、所定の間隙をお
いて配置され、また円形突起7も環状バンド4aの円周
方向に沿って所定間隙をおいて配置されている。
【0019】また環状バンド4aはバネ鋼製の帯状バン
ドを湾曲させ、一対の接合端を厚さ0.3mmのバネ鋼
製ツメ9により接合して得られる。なお、スペーサ4は
ツメ9の閉止側9aが放電管2の密閉部10側を向くよ
う配置される。
【0020】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0021】環状バンド4aからなるスペーサ4の周長
および内径は、各々放電管2の外周及び外径よりわずか
に小さくなっている。このようなスペーサ4を拡げる
と、各断面山形部8はその高さが低くなって円周方向に
伸び、これによりスペーサ4はわずかに拡大する。この
状態で放電管2の外周にスペーサ4を嵌込む。
【0022】このようにスペーサ4は円周方向にわずか
に拡大した状態で放電管2の外周に嵌込まれるので、ス
ペーサ4はその後断面山形部8の高さが元に戻って収縮
し、放電管2の外周に堅く嵌められる。
【0023】次にスペーサ4が嵌込まれた放電管2を、
その密閉部10側から接地側電極管1内に挿入する。こ
の場合、スペーサ4の円形突起7が接地側電極管1内面
に当接することによって、放電管2を接地側電極管1内
で支持することができ、接地側電極管1と放電管2との
間に放電間隙3を形成することができる。またスペーサ
4は放電管2の外周に堅固に嵌込まれるので、放電管2
を接地側電極管1内に挿入する際、スペーサ4が放電管
2上でずれることはない。
【0024】またツメ9が接地側電極管1内面に当接す
るので、スペーサ4と接地側電極管1内面との密着力を
高めることができる。このため接地側電極管1内の圧力
変動、あるいは振動等によってスペーサが嵌込まれた放
電管2の位置がずれることはない。
【0025】さらに断面山形部8の高さは、円形突起7
の高さより低くなっている。このため接地側電極管1と
放電管2との間の放電間隙3は、幾何学的に円形突起7
の高さによって定まるので、ツメのバネ力により定まる
場合に比較して放電間隙3の大きさを精度良く一定に定
めることができる。
【0026】ところで、上述のように、スペーサ4はツ
メ9の閉止側9aが放電管2の密閉部10側を向くよう
配置されているので、放電管2を密閉部10側から接地
側電極1内に挿入する際、放電管2およびスペーサ4を
接地側電極1内にスムーズに挿入することができる。
【0027】このように接地側電極1と放電管2とを組
立てることにより、オゾン発生器を容易かつ精度良く作
業することができる。
【0028】次に図2(a)(b)により本発明の他の
実施の形態について説明する。図2(a)(b)に示す
実施の形態は、スペーサ4に突起7を8個設けるととも
に、断面山形部8を10個設けたものであり、他の構成
は図1および図3に示す実施の形態と略同一である。こ
こで図2(a)はスペーサ4の正面図であり、図2
(b)はスペーサ4の側面図である。
【0029】図2(a)(b)において、断面山形部8
の個数を増加させることにより、スペーサ4と放電管2
との密着性をより高めることができ、放電間隙が狭い状
態の場合でも、スペーサ4が嵌込まれた放電管2を接地
側電極1内へスムーズに挿入することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、スペーサにより接地電
極管と放電管との間に均一な放電間隙を容易に得ること
ができる。またスペーサを放電管に装着した状態でこの
放電管を接地側電極管に挿入できるので、オゾン発生器
を容易に組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオゾン発生器用スペーサの一実施
の形態を示す図。
【図2】本発明によるオゾン発生器用スペーサの他実施
の形態を示す図。
【図3】本発明によるオゾン発生器用スペーサが組込ま
れたオゾン発生器を示す図。
【図4】従来のオゾン発生器用スペーサが組込まれたオ
ゾン発生器を示す図。
【図5】従来のスペーサの平面図。
【図6】従来のスペーサの側面図。
【符号の説明】
1 接地側電極管 2 放電管 3 放電間隙 4 スペーサ 4a 環状バンド 7 円形突起 8 略面山形部 9 ツメ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋 本 美智子 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 納 田 和 彦 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 牧 瀬 竜太郎 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 4G042 CA01 CC03 CC10 CC16 5E023 BB30 EE14 EE28 FF07 GG02 GG15 HH17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オゾン発生器の接地側電極管と、この接地
    側電極管内に同心に挿入され内周面に導電被膜を有する
    誘導体からなる放電管との間に設置されるスペーサにお
    いて、放電管の外面全周に円周方向に延びる環状バンド
    を備え、この環状バンドに接地側電極管内面に当接する
    複数の円形突起と、円周方向に伸縮する複数の断面山形
    部とを設けたことを特徴とするオゾン発生器用スペー
    サ。
  2. 【請求項2】環状バンドに接地側電極管の内面に当接す
    るツメを設けたことを特徴とする請求項1記載のオゾン
    発生用スペーサ。
JP33000899A 1999-11-19 1999-11-19 オゾン発生器用スペーサ Withdrawn JP2001151503A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096693A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Metawater Co Ltd オゾン発生装置
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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070206