JP2001150278A - 工具交換装置 - Google Patents

工具交換装置

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JP2001150278A
JP2001150278A JP33754799A JP33754799A JP2001150278A JP 2001150278 A JP2001150278 A JP 2001150278A JP 33754799 A JP33754799 A JP 33754799A JP 33754799 A JP33754799 A JP 33754799A JP 2001150278 A JP2001150278 A JP 2001150278A
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tool
arm
positioning groove
holder piece
spindle
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Manabu Ito
学 伊藤
Toshiichi Akaha
敏一 赤羽
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、工具を確実に把持することが
できる工具交換を可能とする。 【解決手段】 外形が円筒状となっていると共に、外周
面に位置決め溝21が形成され、工具10が挿通した状
態で工具10の所定位置に固定されるホルダピース20
と、工具10が装着される工具主軸1と工具を供給する
工具供給部材2との間で回転及び昇降する工具交換アー
ム3と、ホルダピース20の位置決め溝21に嵌り込む
把持突起36が対向して形成され、工具交換アーム3の
両端部に開閉自在に取り付けられた交換フィンガー5
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具を多数収納し
た工具マガジンを備えた工作機械において、工具マガジ
ンと工作機械の工具主軸との間で工具の交換を自動的に
行う工具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械では、工
具マガジンに複数の工具を予め収納しており、工具主軸
との間に工具搬送アームを介在させて、工具主軸に装着
された使用済みの工具を抜き取って工具マガジンヘ搬送
し、返還すると共に、工具マガジンから工具主軸へ所望
の工具を搬送し、装着することにより、工具変換を行う
工具交換装置が組み込まれていることは周知である。
【0003】このような工具の交換では、ワークに対す
る工作機械の加工条件に応じて多種類の工具が工具マガ
ジンに準備されている。工作機械では、その工具主軸に
設けられた一定寸法規格の工具装着穴に、これらの多種
類の工具を装着させる必要がある一方、工具マガジンで
は、多種類の工具を収納する必要がある。このため、一
定形状で且つ一定寸法となっているテーパシャンク部、
すなわち、工具主軸の工具装着穴と相補形状のテーパシ
ャンク部を有した統一構造、形状の工具ホルダを多種類
の工具に装着している。
【0004】この工具ホルダには、工具交換時に把持さ
れる溝を有した把持軸部がテーパシャンク部と一体的に
形成されており、工具変換装置では、この把持軸部の溝
を工具搬送アームが把持することにより、工具と一体化
された工具ホルダ毎に工具マガジンと工作機械の工具主
軸との間で工具の授受、交換を行うことが従来より採用
されている。
【0005】図11は、カタログ「立形マシニングセン
タVKシリーズ(日立精機株式会社製、カタログ N
o.VK・19・1993.10.02)に記載された
従来の工作機械であり、多数の工具103を収容した工
具マガジン101と、工具主軸102との間に工具を交
換するための工具交換アーム(ATC(Auto To
ol Chenger)120とを備えている。
【0006】工具103は把持軸部106及びテーパシ
ャンク部107が一体化された工具ホルダ104が取り
付けられている。工具ホルダ104は工具主軸102へ
の工具103の装着や、工具マガジン101への収容を
行うものである。工具103はこの工具ホルダ104を
挿通しており、この挿通状態で工具ホルダ104が工具
103に固定される。工具ホルダ104における把持軸
部106の外周面には、V字の環状溝106aが形成さ
れており、この環状溝106aによって工具交換アーム
120への脱着が行われる。テーパシャンク部107は
工具主軸102に工具103を装着するために使用され
る。又、108は工具103の上端部に形成されたプル
スタッドであり、工具主軸102への装着の際に使用さ
れる。
【0007】工具交換アーム120はモータ等の回転部
材121に取り付けられており、工具主軸102及び工
具マガジン101の間で昇降及び回転するようになって
いる。図12は工具交換アーム120を示し、その工具
交換アーム120の両端部に、それぞれ保持機構11
2、113を有している。保持機構112、113は同
一構造で互いに反対向きに形成されている。各保持機構
112,113は、工具交換アーム120の端部に形成
された円弧溝114と、この円弧溝114に揺動自在に
取り付けられた一対の保持爪115、116と、保持爪
115、116の後部間に掛け渡されたスプリング11
7とを備えており、保持爪115、116の先端が常に
閉じるようになっている。
【0008】保持爪115、116の内面は、工具ホル
ダ104の環状溝106aに沿った形状をしている。そ
して、この内面には、工具ホルダ104の環状溝106
aに嵌り込む突起部220、221が円弧状に形成され
ている。
【0009】この装置においては、工具交換アーム12
0を回転させて、一方の保持機構112の円弧溝114
を工具マガジン101のポット130に保持された工具
103の工具ホルダ104の環状溝106aに嵌め込
み、その保持爪115、116によっての環状溝106
aを挟み込んで工具ホルダ104を保持する。次に、工
具交換アーム120を下降させてポット130から工具
ホルダ104と共に工具103を取り出し、続いて工具
交換アーム120を回転させて、取り出した工具103
を工具主軸102の下方へ移動させる。
【0010】この後、工具交換アーム120を上昇させ
て、工具103のプルスタッド108及びテーパシャン
ク部107を工具主軸102内へ挿入し、工具主軸10
2に工具103を保持させる。工具103が工具主軸1
02に保持されると、工具交換アーム120は逆方向に
回転して、保持爪115、116を工具ホルダ104か
ら離す。
【0011】工具主軸102から工具103を取り出し
て工具マガジン101へ収納するときは、上記と逆の動
作を行う。また工具103の交換を行うときには、一方
の保持機構112で工具マガジン101内の工具103
の工具ホルダー104を保持させ、他方の保持機構11
3で工具主軸102に装着されている工具103の工具
ホルダ104を保持させる。その後、工具交換アーム1
20を下降させて、工具マガジン101及び工具主軸1
02から、それぞれ工具103を取り出し、続いて工具
交換アーム120を回転させて工具103を入れ替え
る。入れ替え後、工具交換アーム120を上昇させて、
次に使用する工具を工具主軸102へ装着し、使用済み
工具を工具マガジン101へ収容する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、工具ホルダ104のテーパシャンク部
107を工具主軸102への工具103の装着部とする
と共に、工具マガジン101の工具収容位置に工具10
3を装填する場合の被把持部としている。このようなこ
とから、工具マガジン101には工具ホルダ104のテ
ーパシャンク部107を着脱自在に把持する機構が必要
となるばかりでなく、工具主軸102にもテーパシャン
ク部107を把持する機構が必要となり、これらの構造
が複雑になると共にコスト高となっている。
【0013】また、近年では、工作機械の汎用性を高め
るために、非常に多くの工具を収納するようになってき
ており、工具マガジンが大型化している。そのため、工
具マガジンが工具主軸から離れた位置に設置されるよう
になっており、工具変換アーム120を工具マガジン1
01と工具主軸102との間で移動させる機構が付加さ
れている。そのため工具変換アーム120が工具ホルダ
104を保持して移動する距離が長くなり、しかも工具
の変換時間を短縮するために移動速度を速くすると、移
動中に工具103が工具交換アーム120から落下する
虞があり、安全に対する信頼性が低い問題を有してい
る。
【0014】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してされたものであり、小型化できると共に、高速で確
実に工具を変換することができる工具交換装置を提供す
ることを目的とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項1の発明
は、外形が円筒状となっていると共に、外周面に位置決
め溝が形成され、工具が挿通した状態で工具の所定位置
に固定されるホルダピースと、工具が装着される工具主
軸と工具を供給する工具供給部材との間で回転及び昇降
する工具交換アームと、前記ホルダピースの位置決め溝
に嵌り込む把持突起が対向して形成され、前記工具交換
アームの両端部に開閉自在に取り付けられた交換フィン
ガーと、を備えていることを特徴とする。
【0016】この発明では、交換フィンガーは工具に固
定されている円筒状のホルダピースを把持する。すなわ
ち、交換フィンガーはその把持突起がホルダピースの位
置決め溝に嵌り込むことにより、ホルダピースを把持す
る。この把持状態で、工具交換アームが回転及び昇降す
ることにより、工具主軸及び工具供給部材の間で工具を
交換する。
【0017】把持突起と位置決め溝との嵌合は、交換フ
ィンガーが開状態から閉作動することにより行われ、交
換フィンガーはホルダピースを介して工具を確実に把持
することができる。このため、高速で工具交換アームが
移動しても工具が落下することがなく、安全となる。
又、テーパシャンク部が不要となるため、工具主軸及び
工具供給部材の構造を簡単とすることができ、小型化す
ることができる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記交換フィンガーは、対向した把持突起の間
隔が前記ホルダピースの外径よりも大きくなるように開
作動することを特徴とする。
【0019】把持突起の間隔がホルダピースの外径より
も大きくなるように交換フィンガーが開くことにより、
工具交換アームを工具の下方向及び横方向のどちらから
移動させても、ホルダピースを把持することができる。
従って、工具把持作動の自由度が大きくなり、設計の自
由度を拡大することができる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明であって、前記位置決め溝は、断面V溝、断面U溝
又は断面くさび溝のいずれかであり、前記把持突起は位
置決め溝に合わせた形状に成形されていることを特徴と
する。
【0021】把持突起を断面V溝、断面U溝及び断面く
さび溝に合わせた突起形状とすることにより、把持突起
がホルダピースに確実に嵌合する。このため、工具を確
実に把持することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明の一実施の
形態であり、図1はその全体を、図2はホルダピース
を、図3〜図5は交換アームを、図6は工具主軸をそれ
ぞれ示す。この実施の形態では、工具主軸1と工具供給
部材2との間に工具交換アーム3が配置されている。
【0023】工具交換アーム3は工作機械のベース(図
示省略)に取り付けられているロータリシリンダ4のロ
ッド4a上端に取り付けられており、ロータリシリンダ
4の駆動によって昇降及び回転するようになっている。
工具10の交換時には、後述するように、工具交換アー
ム3が昇降及び回転作動する。
【0024】工具10には、図2に示すように、ホルダ
ピース20が固定されている。ホルダピース20は、全
体が短尺な円筒状に成形されており、その上部の外周面
には、位置決め溝21が環状に形成されている。工具1
0へのホルダピース20の固定は、ホルダピース20に
工具10を挿通させ、ホルダピース20の内径穴によ
り、圧入、焼き嵌め、接着、ロー付け等することにより
行われる。これにより、ホルダピース20は工具10の
軸方向の定位置に固定される。この場合、ホルダピース
20の外径部分と内径部分の同軸度は回転の際の振動防
止のため、直径(φ)0.01mm以内が良好である。
【0025】環状の位置決め溝21は工具の交換の際
に、後述する交換フィンガー5が把持するものである。
この実施の形態では、断面V溝に形成されている。この
ような断面形状では、交換フィンガー5がホルダピース
20を確実に把持することができる。
【0026】図3及び図4は、工具交換アーム3への交
換フィンガー5の取付状態を示し、工具交換アーム3の
長さ方向の両端部には、エアチャック31が取り付けら
れている。エアチャック31の上面には、左右方向に移
動可能な一対の移動ブラケット32が取り付けられてお
り、それぞれの移動ブラケット32に交換フィンガー5
がねじ33によって締結されている。従って、交換フィ
ンガー5は一対で一組となっており、工具交換アーム3
に対しては2組が取り付けられる。なお、図3におい
て、35は工具交換アーム3をロータリシリンダ4のロ
ッド4aに取り付けるためのロッド穴である。
【0027】一対の交換フィンガー5は、その基端部が
移動ブラケット32に締結された状態で、その先端部が
工具交換アーム3の外方側に延びている。そして、延び
ている各交換フィンガー5の先端部分には、把持突起3
6が対向状態で形成されている。
【0028】図5は交換フィンガー5の詳細を示し、交
換フィンガー5は所定の厚さからなる板材が使用されて
おり、これにより、剛性が付与されている。交換フィン
ガー5の先端部には、円弧状の凹部37が形成されてお
り、この凹部37の上部に把持突起36が形成されてい
る。円弧状の凹部37は、ハンドピース20の外径に合
わせた或いは外径よりも幾分小さくなる径で成形されて
いる。従って、把持突起36も同様な径を有した円弧状
となっている。
【0029】把持突起36はハンドピース20の位置決
め溝21に嵌合するものであり、位置決め溝21の溝形
状に合わせた突起形状となっている。この実施の形態で
は、位置決め溝21が断面V溝となっているため、把持
突起36は断面V突起で形成されている。このように把
持突起36を位置決め溝21に合わせた突起形状とする
ことにより、把持突起36がホルダピース20の位置決
め溝21に完全に嵌り込むため、ホルダピース20を確
実に把持することができる。
【0030】交換フィンガー5は移動ブラケット32に
取り付けられることにより、移動ブラケット32の移動
と一体となって左右方向に移動し、この移動によって対
となっている交換フィンガー5の開閉が行われる。そし
て、その閉作動によって把持突起36が位置決め溝21
に嵌り込むため、ホルダピース20の把持が行われ、そ
の開作動によってホルダピース20の解放が行われる。
この場合、開作動時では、交換フィンガー5は対向して
いる把持突起36の間隔がホルダピース20の外径より
も大きくなるように調整することが好ましい。このよう
に間隔が大きくなることにより、工具交換アーム3を工
具の下方向及び横方向のどちらから移動させても、ホル
ダピース20を把持することができる。従って、工具把
持作動の自由度が大きくなり、設計の自由度を拡大する
ことができる。
【0031】工具主軸1は、図6に示すように軸本体1
2ベアリング11を介して回転自在となっている。この
軸本体12の内部には、工具10の上部を把持するコレ
ットチャック13が挿入されている。軸本体12及びコ
レットチャック13の下部はテーパ面で摺動可能に接触
しており、テーパ面によるくさび効果によってコレット
チャック13が工具10の上部を把持する。
【0032】この工具主軸1では、交換フィンガー5に
把持された工具10をコレットチャック13内に下方か
ら挿入した後、軸本体12を矢印Mで示す方向に引き上
げることにより、コレットチャック13が閉じるため、
くさび力によって工具10を把持するようになってい
る。なお、工具10の解放は、矢印Mと反対方向に軸本
体12を移動させることにより行われる。
【0033】工具供給部材2は、図1に示すように、工
具を収容している工具マガジン(図示省略)から旋回に
よって工具主軸1側に移動する供給アーム40を備えて
いる。供給アーム40の先端には、チャック41が取り
付けられており、チャック41の把持爪42が開閉して
工具10の把持及びその解放を行う。
【0034】次に、この実施の形態による工具10の交
換を説明する。工具主軸1に対して工具10を供給する
場合、ホルダピース20が取り付けられた状態で、工具
マガジンに収容されている工具10を工具供給部材2の
供給アーム40によってピックアップする。このピック
アップは、供給アーム40の把持爪42が把持すること
により行われる。工具10を把持した供給アーム40は
旋回して、図1に示すように工具主軸1との隣接位置に
移動する。
【0035】そして、ロータリシリンダ4によって工具
交換アーム3を上昇させ、工具10の外周に固着された
ホルダピース20を交換フィンガー5が把持する。この
とき、ホルダピース20の位置決め溝21と、交換フィ
ンガー5の把持突起36の位置を軸方向に一致させて把
持する。その後 ロータリシリンダ4によって工具交換
アーム3を下降、回転させ、工具10を工具主軸1の下
方へ移動させ、ロータリシリンダ4により工具交換アー
ム3を上昇させ、工具主軸1に工具10を把持させる。
工具主軸1から工具10を取り出して工具マガジンヘ収
容するときは、以上とと逆の動作を行う。
【0036】工具の交換を行う場合、一方のエアチャッ
ク31の先端に開閉自在に設けられている交換フィンガ
ー5によって、供給アーム40が工具マガジンから取り
出した工具10のホルダピース20を把持する一方、他
方のエアチャック31の先端に開閉自在に設けられてい
る交換フィンガー5によって、工具主軸1に装着されて
いるた工具10のホルダピース20を把持する。その
後、ロータリシリンダ4によって工具交換アーム3を下
降させて、それぞれ工具10を供給アーム40及び工具
主軸1から取り出す。続いてロータリシリング4によっ
て工具交換アーム3を回転させて工具10を入れ替え、
この入れ替え後に、ロータリシリンダ4によって工具交
換アーム3を上昇させて、次に使用する工具10を工具
主軸1へ装着する一方、使用済み工具10を供給アーム
40に把持させる。
【0037】このような実施の形態では、工具の交換の
際に、把持突起36と位置決め溝21との嵌合によっ
て、交換フィンガ5ーが工具10を確実に把持する。こ
のため、高速で工具交換アーム3が移動しても工具10
が落下することがなく、安全となると共に、従来のよう
なテーパシャンク部が不要となるため、工具主軸1及び
工具供給部材2の構造を簡単とすることができ、小型化
することができる。
【0038】図7及び図8は、本発明の別の実施の形態
を示す。この実施の形態では、図7に示すように、工具
10に固定されるホルダピース20の外周面に形成され
る環状の位置決め溝24が断面U溝となっている。一
方、このU溝から位置決め溝24に嵌合する交換フィン
ガー5の把持突起45は、図8に示すように、U字形の
突起となっている。
【0039】図9及び図10は、さらに別の実施の形態
を示し、工具10に固定されるホルダピース20の外周
面に形成される環状の位置決め溝25が図9に示すよう
に、断面くさび溝となっている。そして、このくさび溝
から位置決め溝25に嵌合する交換フィンガー5の把持
突起46は、図10に示すように、くさび形の突起とな
っている。
【0040】このようにホルダピース20のU溝、くさ
び溝に対して、交換フィンガー5の把持突起45,46
がこれらに合わせた突起形状となっていることにより、
把持突起45,46がホルダピース20に確実に嵌合す
る。このため、工具10を確実に把持することができ
る。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、交換フィンガ
ーがホルダピースを介して工具を確実に把持するため、
高速で工具交換アームが移動しても工具が落下すること
がなく、安全となると共に、テーパシャンク部が不要と
なるため、工具主軸及び工具供給部材の構造を簡単とす
ることができ、小型化することができる。
【0042】請求項2の発明によれば、工具交換アーム
を工具の下方向及び横方向のどちらから移動させても、
ホルダピースを把持することができるため、工具把持作
動の自由度が大きくなり、設計の自由度を拡大すること
ができる。
【0043】請求項3の発明によれば、把持突起がホル
ダピースに確実に嵌合するため、工具を確実に把持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の全体正面図である。
【図2】一実施の形態のホルダピースを示す正面図であ
る。
【図3】工具交換アーム及び交換フィンガーを示す平面
図である。
【図4】交換フィンガーの取付状態を示す斜視図であ
る。
【図5】交換フィンガーを示し、(a)はその平面図、
(b)は部分断面図、(c)は(b)のA−A線断面図
である。
【図6】工具主軸の断面図である。
【図7】本発明の別の実施の形態におけるホルダピース
の正面図である。
【図8】別の実施の形態の交換フィンガーを示し、
(a)はその部分断面図、(b)は(a)のB−B線断
面図である。
【図9】本発明のさらに別の実施の形態におけるホルダ
ピースの正面図である。
【図10】さらに別の実施の形態の交換フィンガーを示
し、(a)はその部分断面図、(b)は(a)のB−B
線断面図である。
【図11】従来の工具交換装置の正面図である。
【図12】従来の工具交換装置に用いる工具交換アーム
の平面図である。
【符号の説明】
1 工具主軸 2 工具供給部材 3 工具交換アーム 5 交換フィンガー 10 工具 20 ホルダピース 21 位置決め溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形が円筒状となっていると共に、外周
    面に位置決め溝が形成され、工具が挿通した状態で工具
    の所定位置に固定されるホルダピースと、 工具が装着される工具主軸と工具を供給する工具供給部
    材との間で回転及び昇降する工具交換アームと、 前記ホルダピースの位置決め溝に嵌り込む把持突起が対
    向して形成され、前記工具交換アームの両端部に開閉自
    在に取り付けられた交換フィンガーと、を備えているこ
    とを特徴とする工具交換装置。
  2. 【請求項2】 前記交換フィンガーは、対向した把持突
    起の間隔が前記ホルダピースの外径よりも大きくなるよ
    うに開作動することを特徴とする請求項1記載の工具交
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め溝は、断面V溝、断面U溝
    又は断面くさび溝のいずれかであり、前記把持突起は位
    置決め溝に合わせた形状に成形されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の工具交換装置。
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