JP2001149866A - 大ビン除去機能付ガラスビン選別振動コンベヤ - Google Patents

大ビン除去機能付ガラスビン選別振動コンベヤ

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JP2001149866A
JP2001149866A JP33806899A JP33806899A JP2001149866A JP 2001149866 A JP2001149866 A JP 2001149866A JP 33806899 A JP33806899 A JP 33806899A JP 33806899 A JP33806899 A JP 33806899A JP 2001149866 A JP2001149866 A JP 2001149866A
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glass
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Tsunehiro Ezaki
崎 歴 弘 江
Tadamichi Higuchi
口 忠 道 樋
Akiji Kobayashi
林 明 司 小
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Rasa Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリズリバーへのガラスビンの詰まりを防
ぎ、中小ビンの直立現象を防止し、ガラスビンの選別や
塵芥の除去を迅速かつ効率的に行うことができ、また、
大ビンを選別回収可能な大ビン除去機能付ガラスビン選
別振動コンベアを提供する。 【解決手段】 大ビンを選別するとともにガラスビンを
色別に選別するガラスビン色彩選別装置にガラスビンを
移送して受け渡すための大ビン除去機能付ガラスビン選
別振動コンベアであって、大ビンを選別するために、並
列に配置されて所定の間隙を有する大ビン選別用グリズ
リバー群を、ビン搬送方向に高低差を設けて複数段配置
するとともに、この大ビン選別用グリズリバー群の下方
に、中小ビンを選別するために、並列に配置されて所定
の間隙を有する中小ビン選別用グリズリバー群を、ビン
搬送方向に高低差を設けて複数段配置する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済みのガラスビン
を資源として再利用するためのガラスビン選別振動コン
ベア(以下、単に振動コンベアとも称する)に関し、詳
しくは、ガラスビンを色別に選別する際の前処理とし
て、例えば一升ビン等の大ビンを再使用するために選別
して回収するとともに、割れびん(カレット)や、選別
効率を低下させる規定寸法以下の極小ビン、あるいは、
塵芥等を選別して除去する、大ビン除去機能付ガラスビ
ン選別振動コンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、資源の節約、廃棄物処理場の延命
等の観点から、使用済みガラスビンを回収して資源とし
て再利用する機運が高まっている。ガラスビンを資源と
して再利用するにあたっては、予め、例えば、透明、
茶、緑、その他、ガラスビンの色別に選別する必要があ
り、また、そのまま再使用する一升ビン等の大ビンは別
に回収する必要がある。このような、色別の選別や大ビ
ンの選別は、従来においては人力による選別が行われて
きた。しかしながら、安全上、あるいは衛生上の観点か
ら、ガラスビンの振分けを行うためのガラスビン選別振
動コンベアが開発されている。
【0003】図7は、前記ガラスビン選別振動コンベア
を備えて、ガラスビンの色彩を自動的に選別するための
ガラスビン自動選別装置の全体図であり、図7(a)
は、ガラスビン自動選別装置1の正面図、図7(b)は
その平面図である。このガラスビン自動選別装置1は、
上流側より、ガラスビンの1次選別と供給装置を兼ねた
振動コンベア2、この振動コンベア2により1次選別さ
れて、受け渡されたガラスビンを整列させるための整列
コンベ3、ガラスビンの間隙を整える中継コンベア4、
次いで搬送コンベア5、この搬送コンベア5の途中に配
設される色識別装置6、この色識別装置6の識別に基づ
いて各色毎に振分けを行う振分け装置7、破損品や直径
が規定寸法以下の極小ビン等を排出する排出コンベア8
を備えている。
【0004】前記振動コンベア2に連続する整列コンベ
ア3は、断面V字形状をなし、振動コンベア2にて、1
次選別されて落下移送されるガラスビンを受けて、これ
を横に倒した状態、すなわちガラスビンの軸方向と移送
方向を揃えて、一本ずつ所定の間隔を空けた状態で移送
するためのものである。
【0005】前記色識別装置6は、搬送コンベア5で搬
送中のガラスビンをコンベア側面に設けた図示しない照
明装置にて照射し、ガラスビンの透過光を検出してガラ
スビンの色彩を検出する。そして、この検出に基づいて
前記振分け装置7にて、例えば茶,透明,混合色等のガ
ラスビンに選別を行う。前記整列コンベア3から振分け
装置7までの間は、安全上、あるは防音の観点から箱状
の覆い部9にて覆われている。
【0006】前記のようなガラスビン自動選別装置1に
おいて、前記振動コンベヤ2に供給されるガラスビン
は、形状、寸法等が雑多であり、選別せずにそのまま色
彩の自動選別を行うと、供給速度を遅くする必要があっ
て、単位時間当りの処理能力が上がらずに処理効率が低
下する。したがって、迅速かつ正確に色彩選別を行うた
めには、ガラスビンを1本づつ等間隔に色識別装置へ供
給する必要がある。
【0007】また、破損したガラスビンが混じる場合に
は、破損ビンの重なりが生じ、これにより前記透過光検
出において複数の光を受けて色識別を誤り、あるいは識
別不能として処理される虞がある。そこで、処理される
ガラスビンの1次選別として破損ビンや極小ビン等を除
去するために、振動コンベヤ2にはグリズリバーを設
け、破損ビンや極小ビン等を振動コンベヤ下部に落下さ
せ、排出コンベア8にて排出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8(a)〜(c)は
前記振動コンベアに配設される従来のグリズリバーの外
観斜視図である。前記のように、振動コンベヤ2に供給
されるガラスビンは、その直径寸法や形状が雑多なため
に、その選別には非常に困難な問題がある。
【0009】先ず、グリズリバー100の上面を図8
(a)に示すように平面とし、各グリズリバー100間
の間隙を上流側を狭く下流側を広くして台形状の開き目
とした場合には、開口寸法に近いビン径のものが移送さ
れてくると詰り状況を呈することがある。そこで、この
詰り状況の解消と選別効果の向上のために、図8(b)
(c)に示すようにグリズリバー100をガラスビンの
移送方向に対して複数段に分割し、また、グリズリバー
100の高さも分割部分毎に段差を設ける複数段方式と
し、各グリズリバー間の間隙(開き目)を大きく形成し
て問題を解決する方法がある。しかしながらこの場合に
は、前記グリズリバー間における詰り現象は低減する
が、装置稼働の停止時にガラスビンの詰まりが生じ、再
起動時に、詰まったガラスビンを取り除く等の面倒な作
業が必要になることがある。また、グリズリバー群とし
て複数段方式とした場合、前段と後段のグリズリバー群
の乗り継ぎ部分において中小ビンの直立現象が生じて、
これにより移送速度の低下を来すことがある。
【0010】本発明は上記問題点を解消するために創案
されたものであり、グリズリバーへのガラスビンの詰ま
りを防ぐとともに、中小ビンの直立現象を防止し、破損
ビンや規定直径寸法以下の極小ビン及び塵芥の除去とビ
ン選別を迅速かつ効率的に行うことができ、また、再使
用する一升ビン等の大ビンを選別して別に回収すること
ができる大ビン除去機能付ガラスビン選別振動コンベア
の提供をその目的としている。
【0011】
【課題を解決する為の手段】前記目的を達成するために
本発明においては、大ビンを選別するとともにガラスビ
ンを色別に選別するガラスビン色彩選別装置にガラスビ
ンを移送して受け渡すための大ビン除去機能付ガラスビ
ン選別振動コンベアであって、大ビンを選別するため
に、所定の間隙を有して並列に配置される複数のグリズ
リバーからなる大ビン選別用グリズリバー群を、ビン搬
送方向に高低差を設けて複数段配置するとともに、この
大ビン選別用グリズリバー群の下方に、中小ビンを選別
するために、所定の間隙を有して並列に配置される複数
のグリズリバーからなる中小ビン選別用グリズリバー群
を、ビン搬送方向に高低差を設けて複数段配置したこと
を特徴とする。
【0012】また、前記大ビン選別用グリズリバー群と
中小ビン選別用グリズリバー群は、前記間隙を間に隣り
合う各グリズリバーを、前記間隙を谷部としてそれぞれ
下方に所定角度の傾斜を設けて配置するとともに、大ビ
ン選別用グリズリバー群の各グリズリバー間の間隙を、
その上流側は選別除去する大ビン寸法の0.5〜0.6
倍の寸法で下流側への開き角が4°以上とし、前記中小
ビン選別用グリズリバー群の各グリズリバー間の間隙
を、その上流側が除去する極小ビン寸法の0.65倍以
下とし、下流側が1.00〜1.1倍以上としたことを
特徴とする。
【0013】また、前記大ビン選別用グリズリバー群の
前記隣り合う各グリズリバー間の下方の所定位置に、大
ビンの落ち込みと詰まりを防ぐためのガイドプレートを
取付けたことを特徴とし、前記ガイドプレートは、その
長さを前記グリズリバー長の0.4〜0.5倍とし、そ
の取付け位置は、前記グリズリバーの先端位置から、当
該グリズリバー長の0.2〜0.3倍の位置に前記ガイ
ドプレート先端が位置するようにし、その取付け高さは
前記グリズリバー上面から前記グリズリバー間の下流側
間隙の0.4〜0.5倍の長さ分だけ下方に位置させる
ことを特徴とする。さらに、前記大ビン選別用グリズリ
バー群の最終群出口部分に、大ビンが詰まるのを防ぐた
めに、移送されてきた大ビンをすくうように上方に向け
て次段に受け渡すためのガイドプレートを取付けたこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明にかかるガラスビン選別振
動コンベアの実施の形態を図面を参照して説明する。図
7(a)はガラスビン自動選別装置の平面図であり、図
7(b)はその正面図である。このガラスビン自動選別
装置1は、上流側より、ガラスビン選別振動コンベア
2、整列コンベ3、中継コンベア4、搬送コンベア5、
この搬送コンベア5の途中に配設される色識別装置6、
振分け装置7、排出コンベア8を備えることは前述し
た。本発明は振動コンベア2に関するものであり、他の
部分は従来周知の構造である。
【0015】図1(a)はガラスビン選別振動コンベア
2の平面図、図1(b)はその正面図、図1(c)は右
側面図である。また、図2はグリズリバー群の部分斜視
図、図3は同じく各グリズリバー群の断面図,図4はガ
イドプレート31の取付け位置を説明する図、図5はガ
ラスビンの投入を説明する図である。
【0016】図において、この振動コンベア2は、基台
20上にコイルバネ21にて四隅が支持された振動台2
2が載置されている。符号23は振動モータであり〔図
1(b)〕、この振動モータ23を作動させることによ
り、振動台22全体が、コイルバネ21の弾性作用とあ
いまって、前方方向へ約45°の角度で上下に振動する
ようになっている。
【0017】振動台22には、上流側より、傾斜板2
4,複数のグリズリバー25aよりなる第1上段グリズ
リバー群25,複数のグリズリバー26aよりなる第2
上段グリズリバー群26,複数のグリズリバー27aか
らなる第3上段グリズリバー群27が所定の高低の段差
をもって階段状に順次配設されている。すなわち、ホッ
パ24aに囲まれる傾斜板24は、上方より供給されて
落下するガラスビンが破損しないように例えばゴムやス
ポンジ等の弾性部材からなる緩衝材が貼付されており、
下流側に若干傾斜して配設されている。この傾斜板24
の下流側端部に接して第1上段グリズリバー群25が配
設され、この第1上段グリズリバー群25の後端位置か
ら垂直に所定距離下方に離隔してその前端が位置するよ
うに第2上段グリズリバー群26が配設され、この第2
上段グリズリバー群26の後端位置から垂直に所定距離
下方に離隔して、その前端が位置するように第3上段グ
リズリバー群27が、それぞれ下流側が下方に若干傾斜
した状態で配設されている(図3,図4においては各グ
リズリバーは略水平に図示されているが、各グリズリバ
ーが取付けられる振動台22自体が全体的に下流側が下
方に傾斜している)。
【0018】また、これら第1上段グリズリバー群25
〜第3上段グリズリバー群27の下方には、複数のグリ
ズリバー28aからなる第1下段グリズリバー群28,
複数のグリズリバー29aからなる第2下段グリズリバ
ー群29,複数のグリズリバー30aからなる第3下段
グリズリバー群30が、それぞれ階段状に順次下方に位
置して配設されている。これら各下段グリズリバー群2
8〜30は、その軸方向の長さが、下流側のグリズリバ
ー群の方が順次長くなっている(長さLが、第1下段グ
リズリバー群<第2下段グリズリバー群<第3下段グリ
ズリバー群となる関係)。また、第1上段グリズリバー
群25と第2上段グリズリバー群26の境目部分(乗り
継ぎ部分)に第2下段グリズリバー群を位置させ、ま
た、第2上段グリズリバー群26と第3上段グリズリバ
ー群27との境目部分(乗り継ぎ部分)に第3下段グリ
ズリバー群30を位置させており、これにより、各上段
グリズリバー群から落下したガラスビン等を下段グリズ
リバー群にて確実に補足可能なようにしている。
【0019】前記上段と下段のグリズリバー群を構成す
る各グリズリバー25a〜は、所定の間隙Gを間に隣り
合うように配設され、この隣り合うグリズリバーは、間
隙Gを谷部とする略30°の傾斜をもって配設されてい
る。前記間隙Gは、第1〜第3上段グリズリバー群25
〜27の各グリズリバー25a〜27a間は、図6
(a)に示すように、選別回収される大ビンの直径をD
とした場合、上流側間隙Aは、A=(0.5〜0.6)
Dであり、下流側間隙Bは、B=Dであり、その間の開
き角度αは4°以上である。Dは、この実施の形態にお
いては85mmとなっている。
【0020】第1〜第3下段グリズリバー群28〜30
の各グリズリバー28a〜30a間の間隙は、図6
(b)に示すように、選別除去される極小ビンの直径を
d(この実施の形態においてはd=35mm)とした場
合、上流側間隙aは、a≧0.65B、下流側間隙b
は、b=(1.0〜1.1)dである。開き角度βは略
4°以上となる。なお、各グリズリバー25a〜の上流
側先端部は、その角が面取りされており(図5のk部
分)、中小ビン等が落下し易くなっている。以上のよう
に、各グリズリバー25a〜30aが所定の間隔をもっ
て併置されて谷部が形成されて、振動によりこの谷部に
ガラスビンが横倒し状態で、すなわち、ガラスビンの軸
線方向と移送方向が揃えられた状態に嵌り込んで移送さ
れるようになる。
【0021】また、第1〜第3上段グリズリバー群25
〜27において、前記隣り合うグリズリバーの間隙G部
分(例えば図5に示すグリズリバー26a,26a間)
に差し渡すように大ビンが下方に落下するのを防ぐため
のガイドプレート31〜が取付けられている。図4は、
ガイドプレート31の取付け位置を示すための断面図で
あるが、ガイドプレート31は、各グリズリバー25a
〜27aの軸方向の長さをLとした場合、ガラスビンの
移動方向の長さyは、y=(0.4〜0.5)Lであ
り、各グリズリバー25a〜27aの上流側端部からガ
イドプレート31の上流側端部までの距離xは、x=
(0.2〜0.3)Lである。したがって、後端のz
は、z=L−(x+y)である。ちなみに、L=510
mm,h=30mm,H=200mmとなっている。このガイ
ドプレート31の大きさや取付け位置は数多くの実験を
繰り返した結果、最も適当であるとして決定されたもの
である。
【0022】第3上段グリズリバー群27の下流側端部
の出口部分には、各グリズリバー27aの上端から所定
距離下方位置に、上段出口シュート32(図2等参照)
が取付けてあり、選別された大ビンが、この上段出口シ
ュート32を介して後述する大ビン回収コンベア35に
移動するようになっている。符号33は掬い上げガイド
であり、上段出口シュート32の上流側端部の間隙G部
分にそれぞれ取付けられている。この掬い上げガイド3
3は、上段出口シュート32に移動する大ビンが、この
上段出口シュート32部分で、特に大ビンの細径である
口部を先にして移動してくる場合、その口部が上段出口
シュート32下部に潜りこもうとするのを、掬い上げガ
イド33にて上方に向けて上段出口シュート32に案内
して乗り継ぎをさせるためのものであり、これにより、
この部分で大ビンが詰まるの防いでいる。なお、前記上
段出口シュート32と、これに接続される連結板34
(図1参照)は移送方向に下向きの傾斜を有しており、
載置された大ビンは下流側に自然に転がり落ちるように
なっている。
【0023】前記上段出口シュート32は、連結板34
を介して大ビン回収コンベア35に接続される。この大
ビン回収コンベア35は、基台35a上にベルト35b
が回転しており、前記上段出口シュート32から連結板
34を介して移動した大ビンが、大ビン回収コンベア3
5にて移送されて回収される。符号36は下段出口シュ
ートであり、前記第3下段グリズリバー群30の下流側
端部に接続されて、第1〜第3下段グリズリバー群28
〜30にて選別されたガラスビンの、前記整列コンベア
3(図7参照)への受け渡しを行う。
【0024】また、符号37は、断面とい状のくぼみを
有する細長い、とい状シュートであり、このとい状シュ
ート37は、第3下段グリズリバー群30に移送された
ガラスビンが、前記下段出口シュート部36から整列コ
ンベア3に、一度に落下してこの落下場所でピラミッド
状に積み重なったり、あるいはガラスビンが横倒しにな
らず上向き状態で移送されたりする不都合を解消するた
めに、一部のガラスビンの落下位置を下流側にずらすこ
とにより前記不都合を解消するためのものである。第1
〜第3下段グリズリバー群28〜30の下方には、排除
される規定寸法以下の極小ビンやカレット等を受ける貯
留チャンバ38が設けられている。
【0025】以上のように構成される振動コンベア2を
有するガラスビン自動選別装置1において、先ず、図示
しない起動スイッチが入れられると、振動モータ23が
作動し、振動台22が前方約45°の角度で上下に振動
する。これにより、振動台22に固設される傾斜板2
4,第1上段グリズリバー群25〜第3上段グリズリバ
ー群27,第1下段グリズリバー群28〜第3下段グリ
ズリバー群30,上段出口シュート32,下段出口シュ
ート36,とい状シュート37が一体となって振動す
る。
【0026】ここで、選別すべきガラスビンが投入され
ると(図5参照)、この投入されたガラスビンは傾斜板
24に落下する。傾斜板24には緩衝材が貼付されてい
ることから、落下したガラスビンは破損することなく、
第1上段グリズリバー群25に移送され、回収して再使
用される一升ビン等の大ビンは、振動を受けて、各グリ
ズリバー25a〜にて形成される谷部に、横に倒れた状
態、すなわちその軸線方向と移送方向が一致した状態
で、第2上段グリズリバー群26に移送され、同様に第
3上段グリズリバー群27に順次、落下移送される。こ
の移送の際には、ガイドプレート31により、大ビン
は、細径である口部が下方に潜り込んで大ビンが立った
状態で移送されたりせず、また、第3上段グリズリバー
群27の出口部分においては、口部を先にして移送され
てきた大ビンも、掬い上げガイド33の作用より当該口
部が上段出口シュート32下にもぐりこんだりせずに上
段出口シュート32に到達する。上段出口シュート32
に到達した大ビンは、連結板34を転がり落ちて大ビン
回収コンベア35上に至り、この大ビン回収コンベア3
5にて移送回収される。
【0027】中小ビンや極小ビン,カレットは、第1〜
第3上段グリズリバー群25〜27の間隙Gから下方に
落下し、第1〜第3下段グリズリバー群28〜30によ
るふるい分けが行われる。すなわち、第1下段グリズリ
バー群28,第2下段グリズリバー群29,第3下段グ
リズリバー群30と、順次ふるい分けが行われ、極小ビ
ンやカレットは間隙Gから落下し、貯留チャンバ38に
貯留される。選別された中小ビンは、振動により、各グ
リズリバー28a,29a,30aにて形成される谷部
に嵌まりこんで、その軸線方向が移送方向に沿って並び
替えられつつ下流に移送される。
【0028】そして、第3下段グリズリバー群30の出
口端に至り、中小ビンの一部は下段出口シュート36か
らそのまま整列コンベア3に落下し、その軸線方向が移
送方向に揃えられた状態で移送される。また一部の中小
ビンは、とい状シュート37に入り、このとい状シュー
ト37を摺動して、整列コンベア3のやや下流側に落下
する。このように、第3下段グリズリバー群30から移
送されるガラスビンの落下位置を一箇所に集中させずに
前後に分けることにより、下段出口シュート36部分に
ガラスビンが積み重なる等の不都合がなくなる。
【0029】整列コンベア3に移送されたガラスビン
は、前記のように、中継コンベア4にてガラスビンの間
隙が整えられて移送され、色識別装置6にてガラスビン
の色識別が行われ、振分け装置7にて各色毎にガラスビ
ンの振分けが行われる。
【0030】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことなく様々な態様をとりうるものであり、例えば、上
段グリズリバー群は、この実施の形態においては、前後
3段の構成であるが、2段でもよく、あるいは3段以上
でもよい。また、この実施の形態においては、上段と下
段のグリズリバー群として上下2段の構成であるが、上
下3段以上の構成とすることも当然に可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明のように、本発明においては、
グリズリバーへのガラスビンの詰まりや、移送途中のガ
ラスビンの直立現象を防ぐことができることから、破損
ビンや規定直径寸法以下の極小ビン及び塵芥の除去と選
別を迅速かつ効率よく行うことができ、また、再使用す
る一升ビン等の大ビンを選別して回収可能な大ビン除去
機能付ガラスビン選別振動コンベアを実現できる。ま
た、大ビン選別用グリズリバー群の、間隙を間に隣り合
う各グリズリバー間の下方の所定位置にガイドプレート
を設ける構成により、大ビンの口部の落ち込みと詰まり
を防ぐことができ、また、大ビン選別用グリズリバー群
の最終群出口部分に掬い上げガイドを設ける構成によ
り、大ビンが下段出口シュート部分に詰まるのを防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はガラスビン選別振動コンベア2の平面
図、(b)はその正面図、(c)は右側面図である。
【図2】振動コンベア2の各グリズリバー群及び上段出
口シュート32、掬い上げガイド33を示す部分斜視図
である。
【図3】上段及び下段の各グリズリバー群の断面図であ
る。
【図4】ガイドプレート31の取付け位置を示すための
図である。
【図5】振動コンベア2にガラスビンの投入を説明する
部分斜視図である。
【図6】(a)は第1〜第3上段グリズリバー群25〜
27を構成するグリズリバー25a〜27aのうち、隣
り合う一対のグリズリバーを示すとともに、各部の寸法
を示す図であり、(b)は同じく第1〜第3下段グリズ
リバー群28〜30を構成する各グリズリバー28a〜
30aのうち、隣り合う一対のグリズリバーを示すとと
もに、各部の寸法を示す図である。
【図7】(a)はガラスビン自動選別装置1の平面図、
(b)はその正面図である。
【図8】(a)は従来における振動コンベアに配設され
るグリズリバーの外観斜視図であり、(b)は従来にお
ける振動コンベアに配設されるグリズリバーの外観斜視
図であり、グリズリバーが2段に分割されている図であ
り、(c)は従来における振動コンベアに配設されるグ
リズリバーの外観斜視図であり、グリズリバーが2段に
分割されている図である。
【符号の説明】
1 ガラスビン自動選別装置 2 ガラスビン選別振動コンベア(振動コンベア) 20 基台 21 コイルバネ 22 振動台 23 振動モータ 24 傾斜板 25 第1上段グリズリバー群 26 第2上段グリズリバー群 27 第3上段グリズリバー群 28 第1下段グリズリバー群 29 第2下段グリズリバー群 30 第3下段グリズリバー群 31 ガイドプレート 32 上段出口シュート 33 掬い上げガイド 35 大ビン回収コンベア 36 下段出口シュート 37 とい状シュート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 林 明 司 福岡県筑後市羽犬塚324−1 ラサ工業株 式会社羽犬塚工場開発センター内 Fターム(参考) 3F037 BA03 CA02 CB04 3F079 AD12 BA06 BA11 CA21 CA32 CB18 DA06 DA11 4D004 AA18 BA10 CA08 CB50 4D021 AA01 AB03 JA02 JA13 JB03 KA12 KA18 LA08 MA02 MA05 NA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大ビンを選別するとともにガラスビンを
    色別に選別するガラスビン色彩選別装置にガラスビンを
    移送して受け渡すための大ビン除去機能付ガラスビン選
    別振動コンベアであって、 大ビンを選別するために、所定の間隙を有して並列に配
    置される複数のグリズリバーからなる大ビン選別用グリ
    ズリバー群を、ビン搬送方向に高低差を設けて複数段配
    置するとともに、この大ビン選別用グリズリバー群の下
    方に、中小ビンを選別するために、所定の間隙を有して
    並列に配置される複数のグリズリバーからなる中小ビン
    選別用グリズリバー群を、ビン搬送方向に高低差を設け
    て複数段配置したことを特徴とする大ビン除去機能付ガ
    ラスビン選別振動コンベア。
  2. 【請求項2】 前記大ビン選別用グリズリバー群と中小
    ビン選別用グリズリバー群は、前記間隙を間に隣り合う
    各グリズリバーを、前記間隙を谷部としてそれぞれ下方
    に所定角度の傾斜を設けて配置するとともに、大ビン選
    別用グリズリバー群の各グリズリバー間の間隙を、その
    上流側は選別除去する大ビン寸法の0.5〜0.6倍の
    寸法で下流側への開き角が4°以上とし、前記中小ビン
    選別用グリズリバー群の各グリズリバー間の間隙をその
    上流側が除去する極小ビン寸法の0.65倍以下、下流
    側が1.00〜1.1倍以上としたことを特徴とする請
    求項1記載の大ビン除去機能付ガラスビン選別振動コン
    ベア。
  3. 【請求項3】 前記大ビン選別用グリズリバー群の、前
    記隣り合う各グリズリバー間の下方の所定位置に、大ビ
    ンの落ち込みと詰まりを防ぐためのガイドプレートを取
    付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の大
    ビン除去機能付ガラスビン選別振動コンベヤ。
  4. 【請求項4】 前記ガイドプレートは、その長さを前記
    グリズリバー長の0.4〜0.5倍とし、その取付け位
    置は、前記グリズリバーの先端位置から、当該グリズリ
    バー長の0.2〜0.3倍の位置に前記ガイドプレート
    先端が位置するようにし、その取付け高さは、前記グリ
    ズリバー上面から前記グリズリバー間の下流側間隙の
    0.4〜0.5倍の長さ分だけ下方に位置させることを
    特徴とする請求項3記載の大ビン除去機能付ガラスビン
    選別振動コンベヤ。
  5. 【請求項5】 前記大ビン選別用グリズリバー群の最終
    群出口部分に、大ビンが詰まるのを防ぐために、移送さ
    れてきた大ビンをすくうように上方に向けて次段に受け
    渡すためのガイドプレートを取付けたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4いずれかに記載の大ビン除去機能
    付ガラスビン選別振動コンベヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104986522A (zh) * 2015-06-18 2015-10-21 北方重工集团有限公司 一种应用在臂式斗轮机上的回转振动卸料装置
CN109516178A (zh) * 2018-12-29 2019-03-26 苏州市厚宏智能科技有限公司 瓶胚缓存池
KR20200049372A (ko) * 2018-10-31 2020-05-08 김영석 부재 정렬-삽입 장치

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