JP2001149496A - 消防用ホース - Google Patents

消防用ホース

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JP2001149496A
JP2001149496A JP33812299A JP33812299A JP2001149496A JP 2001149496 A JP2001149496 A JP 2001149496A JP 33812299 A JP33812299 A JP 33812299A JP 33812299 A JP33812299 A JP 33812299A JP 2001149496 A JP2001149496 A JP 2001149496A
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JP
Japan
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jacket
fire
hose
yarn
fire hose
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Application number
JP33812299A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Fujio
克好 藤生
Sachiko Sugano
幸子 菅野
Masanori Sugiura
正法 杉浦
Kenzo Toshiro
賢三 戸城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Rubber Co Ltd
Original Assignee
Sakura Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、特に視認性の悪い状況下での使用に
あたって、使用頻度に係わりなく長期に亘ってホースに
対する視認性を確保でき、消火活動をなす隊員に対する
効率的で安全な消火活動を保証し、かつ歩行者あるいは
通行中の自転車などに対する安全性の確保および、車両
による圧潰での破損を防止して、信頼性を向上させた消
防用ホースを提供する。 【解決手段】たて糸2aとよこ糸2bを筒状に織成した
ジャケット2の内面に、ゴム材または合成樹脂材からな
るライニング層3を嵌合してなるホースであり、ジャケ
ットは、光の反射特性のよい素材から形成されていて、
具体的には、ジャケットを形成するたて糸とよこ糸の、
それぞれ一部もしくは全部に反射性を有する糸である反
射糸が用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消防用ホースに係
わり、特に、夜間など視認性の悪い状況下でのホースに
対する視認性を得るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用される消防用ホースは、繊維
よりなるたて糸と、よこ糸とを筒状に織成したジャケッ
トと、このジャケットの内周面に接着固定されるゴム材
あるいは合成樹脂材からなるライニング層との、二重構
造となっている。
【0003】この種のホースは、通常は偏平状に折り畳
んだ状態にしてリールなどに巻回し、そのまま保管およ
び運搬がなされる。実際の消火活動にあたって、リール
からホースを順次繰り出し、しかるのち内部に高圧水を
導くことによりホースは円形に膨出変形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の消
防用ホースを用いて消火活動をなすときは、必ずしも日
中など視認性のよい状況下にあるばかりでなく、視認性
の悪い夜間であることの方が多い。また、日中であって
も天候次第、あるいは環境次第では視認性に欠けること
がある。
【0005】図4に示すように、消防用ホースaとし
て、その先端のノズルbは火災現場にあって水を噴射す
る一方で、他端は火災現場とは遠く離間した位置にある
消火栓cなどに接続されていて、これらの間は路面d上
に長く延在する。
【0006】したがって、図に一点鎖線の斜め線に示す
ような夜間など視認性の悪い状況下Sにおいては、実際
に消火活動をなす者が路面d上に長く延在した消防用ホ
ースaを確認できずに誤って接触することがあり、効率
的で安全な消火活動が阻害され易い。
【0007】また、単なる歩行者もしくは通行中の自転
車においても、路面d上の消防用ホースaに対する視認
性が悪いために誤って接触し、転倒するなどの障害原因
となったり、通行中の車両によってホースが誤って踏み
潰され、破損に至る虞れがある。
【0008】本来、表面のジャケットは白糸をもって織
成されているので、新たに製作された状態での消防用ホ
ースは真っ白であるから、視認性の悪い状況下Sでもさ
ほど上述のごとき不具合が生じる度合いが少ない。しか
しながら、数度の使用に亘れば、布からなるジャケット
が汚れを吸収してしまい、消防用ホースとしての視認性
の低下は必然的である。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、特に視認性の悪い状
況下での使用にあたって、使用頻度に係わりなく長期に
亘ってホースに対する視認性を確保でき、消火活動をな
す隊員に対する効率的で安全な消火活動を保証し、かつ
歩行者あるいは通行中の自転車などに対する安全性の確
保および、車両による圧潰での破損を防止して、信頼性
を向上させた消防用ホースを提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、本発明の消防用ホースは、請求項1として、たて糸
とよこ糸を筒状に織成したジャケットの内面に、ゴム材
または合成樹脂材からなるライニング層を嵌合してなる
消防用ホースにおいて、上記ジャケットは、光の反射特
性のよい素材から形成されることを特徴とする。
【0011】請求項2として、請求項1記載の消防用ホ
ースにおいて上記ジャケットが反射性を有するために、
ジャケットを形成するたて糸とよこ糸の、それぞれ一部
もしくは全部に反射性を有する糸である反射糸が用いら
れることを特徴とする。
【0012】請求項3として、請求項2記載の消防用ホ
ースにおいて上記反射糸は、反射布を所定幅に裁断した
帯状反射布と、ジャケットを形成する素材の糸を撚り合
わせたものであることを特徴とする。
【0013】請求項4として、請求項1記載の消防用ホ
ースにおいて上記ジャケットが反射性を有するために、
ジャケットを形成するたて糸間に、反射性を有する布で
ある反射布を所定幅に裁断した帯状反射布が織り込まれ
ることを特徴とする。
【0014】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、請求項1ないし請求項4によれば、たとえ
ば夜間などの視認性の悪い状況下で使用する際に、ホー
ス自体の使用頻度に係わりなく長期に亘ってホースに対
する視認性を確保し、消火活動中の隊員に対する効率的
で安全な消火活動を保証し、歩行者あるいは通行中の車
両などに対する安全性が得られ、車両の圧潰による破損
を防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、消防用ホース1の
斜視図であり、偏平状にして折り畳み、かつ図示しない
リールなどに巻回した消防用ホース1を図の矢印方向に
向かって展張する状態を示している。図2は、消防用ホ
ース1の断面を概略的に示している。
【0016】この消防用ホース1は、ジャケット(筒状
布とも呼ばれる)2と、このジャケット2の内面に接着
固定されジャケット2と一体化したライニング層3と
の、二重構造となっている。
【0017】上記ジャケット2は、たて糸2aと、よこ
糸2bを筒状に織成してなるものであり、かつ所定本数
の割合で打ち込んで、織り込んだものである。
【0018】上記ライニング層3は、柔軟なゴム材また
は合成樹脂材からなり、ジャケット2に内張りされる。
たとえば、ジャケット2の内面に熱可塑性エラストマー
のライニングが施されてなる。
【0019】上記ジャケット2についてなお説明する
と、ここでは光の反射特性のよい反射性を有することを
特徴としている。上記ジャケット2が反射性を有するた
めに、ジャケット2を形成するたて糸2aとよこ糸2b
の、それぞれ一部もしくは全部に反射性を有する糸であ
る反射糸が用いられている。
【0020】上記反射糸は、反射性を有する布である反
射布を所定幅に裁断して帯状反射布とし、これをたて糸
およびよこ糸を構成する素材の糸と撚り合わせてなるも
のである。
【0021】さらに反射糸について具体的に述べれば、
たとえば、ユニチカスパークライト株式会社製の反射布
銘柄700,800シリーズ(商品名)を、約1mm
幅で裁断してなる帯状反射布と、ポリエステル糸を撚り
合わせてなる。
【0022】あるいは、上記ジャケット2が反射性を有
するために、ジャケット2を形成するたて糸2a間に、
反射性を有する布である反射布を所定幅に裁断した帯状
反射布を織り込んでもよい。
【0023】このように、上述したいずれの消防用ホー
ス1であっても、ジャケット2がわずかな光量でも反射
する反射性を持つこととなり、夜間など視認性の悪い状
況下においても、この消防用ホースに対する明白な視認
性を確保できる。
【0024】図3に示すように、実際の消火活動の際に
は、消防用ホース1先端のノズルbは火災現場にあって
水を噴射する一方で、他端は火災現場とは遠く離間した
位置にある消火栓cなどに接続されていて、これらの間
の消防用ホース1は路面d上に長く延在する状態にあ
る。
【0025】しかしながら、ここでは反射性に優れた消
防用ホース1であるところから、わずかな光量であって
も充分に反射して視認性を確保している。そのため、実
際に消火活動をなす者に対する効率的で安全な消火活動
が保証される。
【0026】また、近所を歩行する歩行者あるいは通行
中の自転車にとっても、この消防用ホース1を確認し易
いから、誤って接触することがほとんど無くなり、転倒
などの危険発生が防止される。あるいは、通行中の車両
によってホース1が誤って踏み潰されて生じる破損など
も防止される。
【0027】なお、このような消防用ホース1におい
て、反射糸以外のジャケット2を構成するたて糸2aお
よびよこ糸2bは白糸であり、ホース1自体、新たに製
作された状態で充分に真っ白であるが、数度の使用に亘
れば、ジャケット2が汚れを吸収してしまう。
【0028】しかしながら、反射糸を用いたジャケット
2からなるので、長期の使用に亘っても反射性が損なわ
れることがない。夜間など、視認性の悪い状況下Sでも
消防用ホース1に対する視認性が良好であり、よって安
全性を確保して信頼性の向上を得られる。
【0029】なお、上述の実施の形態として消防用ホー
スに適用して説明したが、これに限定されるものではな
く、いわゆる消火栓用ホースであってもよく、要は、外
面が糸で補強されているホース全般に亘って適用でき
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
に視認性の悪い状況下での使用にあたって、使用頻度に
係わりなく長期に亘ってホースに対する視認性を確保で
き、消火活動をなす隊員に対する効率的で安全な消火活
動を保証し、かつ歩行者あるいは通行中の自転車などに
対する安全性の確保および、車両による圧潰での破損を
防止して、信頼性の向上を得るなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる、消防用ホースの
斜視図。
【図2】同実施の形態に係わる、消防用ホースの概略の
断面図。
【図3】同実施の形態に係わる、消防用ホースの使用状
況を説明する図。
【図4】従来の、消防用ホースの使用状況を説明する
図。
【符号の説明】
2a…たて糸、 2b…横糸、 2…ジャケット、 3…ライニング層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 正法 東京都渋谷区笹塚1丁目21番17号 櫻護謨 株式会社内 (72)発明者 戸城 賢三 東京都渋谷区笹塚1丁目21番17号 櫻護謨 株式会社内 Fターム(参考) 2E189 LA01 3H111 AA02 BA12 BA15 BA18 DA21 DB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】たて糸とよこ糸を筒状に織成したジャケッ
    トの内面に、ゴム材または合成樹脂材からなるライニン
    グ層を嵌合してなる消防用ホースにおいて、 上記ジャケットは、光の反射特性のよい素材から形成さ
    れることを特徴とする消防用ホース。
  2. 【請求項2】上記ジャケットが反射性を有するために、
    ジャケットを形成するたて糸とよこ糸の、それぞれ一部
    もしくは全部に反射性を有する糸である反射糸が用いら
    れることを特徴とする請求項1記載の消防用ホース。
  3. 【請求項3】上記反射糸は、反射布を所定幅に裁断した
    帯状反射布と、ジャケットを形成する素材の糸を撚り合
    わせたものであることを特徴とする請求項2記載の消防
    用ホース。
  4. 【請求項4】上記ジャケットが反射性を有するために、
    ジャケットを形成するたて糸間に、反射性を有する布で
    ある反射布を所定幅に裁断した帯状反射布が織り込まれ
    ることを特徴とする請求項1記載の消防用ホース。
JP33812299A 1999-11-29 1999-11-29 消防用ホース Pending JP2001149496A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418143A (ja) * 1990-05-09 1992-01-22 Yamasa Kk 反射機能を有する織物の製造方法
JPH074569A (ja) * 1993-06-18 1995-01-10 Teikoku Sen I Co Ltd 消防用ホース
JPH102464A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Teikoku Sen I Co Ltd 消防ホース

Patent Citations (3)

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