JP2001149303A - 通常光照明と特殊波長光照明との切換可能な電子内視鏡システム - Google Patents

通常光照明と特殊波長光照明との切換可能な電子内視鏡システム

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JP2001149303A
JP2001149303A JP33471699A JP33471699A JP2001149303A JP 2001149303 A JP2001149303 A JP 2001149303A JP 33471699 A JP33471699 A JP 33471699A JP 33471699 A JP33471699 A JP 33471699A JP 2001149303 A JP2001149303 A JP 2001149303A
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illumination
light
gain
image
electronic endoscope
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JP33471699A
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English (en)
Inventor
Takayuki Enomoto
貴之 榎本
Hideo Sugimoto
秀夫 杉本
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常光照明と特殊波長光照明とを選択的に切
り換え得るように構成された電子内視鏡システムにおい
て、特殊波長光による照明時に得られる画素信号に対す
るゲイン設定を任意に調整し得るようにする。 【解決手段】 電子内視鏡システムはスコープ10と、
その遠位端に設けられた撮像センサ16と、スコープの
近位端に接続させられた画像信号処理ユニット14とか
ら成り、撮像センサで得られる画素信号に基づいてビデ
オ信号が画像信号処理ユニットで作成される。照明切換
手段88はスコープの遠位端の前方側を通常光及び特殊
波長光のいずれか一方によって選択的に照明する。可変
増幅器56cは画素信号を調整可能なゲインで増幅す
る。特殊波長光による照明が照明切換手段によって選択
されているとき、手動操作可能なゲイン調整手段90に
より、可変増幅器のゲイン設定が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スコープの遠位端
に撮像センサを設け、その撮像センサで被写体を撮像し
てTVモニタ装置で再現する電子内視鏡システムに関
し、一層詳しくは被写体の撮像のために通常光による照
明と特殊波長光による照明とを選択的に切り換え得るよ
うに構成された電子内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子内視鏡システムは可
撓性導管から成るスコープと、このスコープを着脱自在
に接続する画像信号処理ユニットとから成る。スコープ
の遠位端には固体撮像素子例えばCCD(charge coupl
ed device)撮像素子から成る撮像センサが設けられ、こ
の撮像センサは対物レンズ系と組み合わされる。また、
スコープ内には光ファイバー束から成る光ガイドケーブ
ルが挿通させられ、その遠位端面は照明用レンズと組み
合わされる。更に、スコープには鉗子等の処置具を挿通
させるための処置具挿通路が設けられ、鉗子等の処置具
は該処置具挿通路を通してスコープの遠位端面から突出
させて所望の処置を行い得るようになっている。
【0003】画像信号処理ユニット内には通常光源即ち
白色光源、例えばハロゲンランプやキセノンランプが設
けられ、スコープと画像信号処理ユニットとの接続時に
光ガイドケーブルの近位端は白色光源に光学的に接続さ
れる。かくして、患者の体腔内へのスコープの挿入時、
その遠位端の対物レンズ系の前方が該スコープ内の光ガ
イドケーブルの遠位端面から射出させられる照明光で照
明され、これにより被写体は撮像センサの受光面に光学
的被写体像として結像させられてそこで画素信号として
光電変換される。画素信号は撮像センサから読み出され
て画像信号処理ユニット内の画像信号処理回路に送ら
れ、そこで適宜画像処理を受けた後にビデオ信号として
TVモニタ装置に対して出力され、そこで光学的被写体
像がTVモニタ装置上で再現される。
【0004】ところで、近年、電子内視鏡システムの分
野では、診断或いは治療のために特殊波長光を照明光と
して利用することが試みられている。この場合、特殊波
長光用の光ガイドケーブルが別途必要となるが、しかし
スコープの設計上の問題として、そのような光ガイドケ
ーブルをスコープに予め設けておくことはできないの
で、特殊波長光用の光ガイドケーブルを鉗子等の処置具
のための処置具挿通路に挿通させて特殊波長光による照
明が行われる。
【0005】特殊波長光の照明による診断の一例として
は、癌組織の早期発見のために紫外線を照明光として利
用することが試みられている。紫外線を体内組織に照明
すると、そこから蛍光を発することが知られており、そ
の蛍光の発光強度は癌組織に比べて健全な組織の方が強
い。体内組織を紫外線で照明して蛍光の発光強度を観察
することにより癌組織を早期に発見し得る。一方、特殊
波長光の照明による治療の一例としては、赤外線を患部
に照明して加熱して治療を行うことが知られている。
【0006】いずれにしても、従来では、特殊波長光用
の光ガイドケーブルの近位端を特殊波長光源(紫外線ラ
ンプ或いは赤外線ランプ等)に光学的に接続させ、その
光ガイドケーブルを鉗子等の処置具のための処置具挿通
路に挿通させて、体内組織を特殊波長光で照明すること
が行われている。勿論、患者の体腔内が特殊波長光で照
明されたときは、その特殊波長光の照明により得られた
光学的被写体像がTVモニタ装置上で再現されることに
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上で述べ
たような電子内視鏡システムでは、スコープの撮像セン
サは本来的には通常光(白色光)に対して所定の感度特
性を示すように設計されており、特殊波長光等に対する
撮像センサの感度は低い。一方、画像信号処理ユニット
の画像信号処理回路も通常光による照明用に設計されて
おり、特に特殊波長光による照明時に得られた画素信号
に対するゲイン(増幅度)設定は適正なものとなってい
ない。
【0008】この問題を解決するために、通常光による
照明時でのゲイン設定と特殊波長光による照明時でのゲ
イン設定と切り換えるようにすることが考えられるが、
しかしこのような解決策は現実的なものではない。とい
うのは、上述したような電子内視鏡システムでは、種々
のタイプのスコープが画像信号処理ユニットに対して使
用されるようになっており、個々のタイプのスコープの
撮像センサの光電変換特性及びその光ガイドケーブルの
太さが異なるからである。即ち、或る特定のタイプのス
コープに対して最適なゲイン設定が行われたとしても、
そのゲイン設定は他のタイプのスコープには最適なもの
とならないからである。
【0009】一方、特殊波長光による照明時に得られる
再現映像の明るさについてはスコープを操る術者の好み
に応じて異なり、その再現映像の明るさを調整すること
が要望されているが、しかしそのような要望に従来の電
子内視鏡システムは応えていない。
【0010】従って、本発明の目的は、通常光による照
明と特殊波長光による照明とを選択的に切り換え得るよ
うに構成された電子内視鏡システムであって、特殊波長
光による照明時に得られる画素信号に対するゲイン設定
を任意に調整し得るように構成された電子内視鏡システ
ムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による電子内視鏡
システムはスコープと、このスコープの遠位端に設けら
れた撮像センサと、スコープの近位端に接続させられた
画像信号処理ユニットとから成り、該画像信号処理ユニ
ットでは、撮像センサで得られる画素信号に基づいてビ
デオ信号が作成される。本発明による電子内視鏡システ
ムはスコープの遠位端の前方側を通常光及び特殊波長光
のいずれか一方によって選択的に照明するための照明切
換手段と、画素信号を調整可能なゲインで増幅する可変
増幅器と、特殊波長光による照明が照明切換手段によっ
て選択されているときに可変増幅器のゲイン設定を調整
するための手動操作可能なゲイン調整手段とを具備して
成るものである。
【0012】本発明の好ましい実施形態では、ゲイン調
整手段が双方向に回転可能なゲイン調整ダイヤルと、こ
のゲイン調整ダイヤルの回転方向を検出する回転方向検
出手段と、ゲイン調整ダイヤルの回転量を検出する回転
量検出手段とから成り、回転方向検出手段によってゲイ
ン調整ダイヤルの一方の回転方向が検出された際に回転
量検出手段によって検出された回転量に応じて前記可変
増幅器のゲイン設定が増大され、回転方向検出手段によ
ってゲイン調整ダイヤルの他方の回転方向が検出された
際に回転量検出手段によって検出された回転量に応じて
可変増幅器のゲイン設定が減少させられる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明による電子内視鏡シ
ステムの一実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0014】図1を参照すると、本発明による電子内視
鏡システムがブロック図として図示される。電子内視鏡
システムは可撓性導管からなるスコープ10を具備し、
このスコープ10の近位端はコネクタ12を介してはプ
ロセッサと呼ばれる画像信号処理ユニット14に着脱自
在に接続されるようになっている。スコープ10の遠位
端には固体撮像素子例えばCCD(charge-coupled devi
ce) 撮像素子から成る撮像センサ16が設けられ、この
撮像センサ16はそのCCD撮像素子と組み合わされた
対物レンズ系18を備える。また、スコープ10には鉗
子等の処置具を挿通させるための処置具挿通路20が形
成され、鉗子等の処置具は処置具挿通路20を通してス
コープ10の遠位端面から突出させられる。
【0015】スコープ10内には光ファイバー束から成
る白色光(通常光)照明用の光ガイドケーブル22が挿
通させられ、この光ガイドケーブル22の遠位端はスコ
ープ10の遠位端まで延びる。光ガイドケーブル22の
遠位端面には照明用配光レンズ24が組み込まれ、光ガ
イドケーブル22の近位端には適当な接続アダプタ25
が装着され、その近位端は画像信号処理ユニット14に
対するスコープ10の接続時に画像信号処理ユニット1
4内のキセノンランプ或いはハロゲンランプ等の白色光
源ランプ26と光学的に接続されられる。なお、図1で
は、光ガイドケーブル22の一部は図示の便宜上二点鎖
線で略示しされている。図1に示すように、画像信号処
理ユニット14内では、白色光源ランプ26の白色光射
出側に集光レンズ28及び絞り30が順次配置され、集
光レンズ28は白色光源ランプ26から射出された通常
光(白色光)を光ガイドケーブル22の近位端面に集光
させるために用いられ、また絞り30はその開度を調節
することにより該端面への白色光の入射光量を適宜調節
する。
【0016】図1に示す電子内視鏡システムでは、カラ
ー映像を得るために面順次方式が採用されており、この
ため光ケーブル22の近位端面と絞り30との間に回転
式三原色カラーフィルタとして回転式RGBカラーフィ
ルタ32が介在させられる。図2に示すように、回転式
RGBカラーフィルタ32は円板要素から成り、この円
板要素には赤色フィルタ要素32R、緑色フィルタ要素
32G及び青色フィルタ要素32Bが設けられ、これら
色フィルタ要素はそれぞれセクタ状の形態とされる。カ
ラーフィルタ要素32R、32G及び32Bはそれぞれ
の中心が120 °の角度間隔となるように円板要素の円周
方向に沿って配置され、互いに隣接する2つの色フィル
タ要素間の領域は遮光領域とされる。
【0017】図3に最もよく図示するように、カラーフ
ィルタ32はサーボモータ或いはステップモータのよう
な駆動モータ34によって回転させられる。回転式RG
Bカラーフィルタ32の回転周波数は電子内視鏡で採用
されるTV映像再現方式に応じて決められる。例えば、
NTSC方式が採用されいる場合には、その回転周波数
については仕様により適宜決められるが、代表的には30
Hzとされ、またPAL方式が採用されている場合にも、
回転式RGBカラーフィルタ24の回転周波数について
は仕様により適宜定められるが、代表的には25Hzとされ
る。
【0018】例えば、カラーフィルタ32が回転周波数
30Hzで回転させられると(NTSC方式)、その1回転
に要する時間は約33.3ms(1/30sec) となり、各色フィル
タ要素(32R、32G、32B)による照明時間はほ
ぼ33/6msとなる。光ガイドケーブル22の遠位端面から
は赤色光、緑色光及び青色光が毎33.3ms(1/30sec) 間に
ほぼ33/6msだけ順次射出させられて、光学的被写体は三
原色光即ち赤色光、緑色光及び青色光でもって順次照明
され、その各色の光学的被写体が撮像センサ16の対物
レンズ系18によってそのCCD撮像素子の受光面に順
次結像させられる。撮像センサ16はその受光面に結像
された各色の光学的被写体像を1フレーム分のアナログ
画素信号に光電変換し、その各色の1フレーム分のアナ
ログ画素信号は各色の照明時間(33/6ms)に続く次の遮光
時間(33/6ms)に亘って撮像センサ16から順次読み出さ
れる。撮像センサ16から読み出された各色の1フレー
ム分のアナログ画素信号は画像信号処理ユニット14内
の画像信号処理回路35に送られ、そこで適宜処理され
た後にカラービデオ信号として画像信号処理回路35か
らTVモニタ装置(図示されない)に対して出力され、
光学的被写体像は該TVモニタ装置によってカラー映像
として再現される。
【0019】本実施形態では、電子内視鏡システムは更
に特殊波長光源ユニット36を包含し、この特殊波長光
源ユニット36内には特殊波長光源として紫外線(U
V)ランプ38が設けられる。特殊波長光源ユニット3
6には特殊波長光照明用の光ガイドケーブル40の近位
端が着脱自在に接続されるようになっている。即ち、光
ガイドケーブル40の近位端には適当な接続アダプタ4
1が装着され、この接続アダプタ41が特殊波長光源ユ
ニット36の筐体壁に形成された接続孔に挿通させられ
ると、光ガイドケーブル40の近位端がUVランプ38
と光学的に接続させられる。なお、図1において、参照
符号42は上述の接続孔に設けられた開閉蓋を示し、こ
の開閉蓋42は通常は閉鎖位置にばね付勢させられてい
るが、接続アダプタ41の挿通により、開閉蓋42が閉
鎖位置から図1に示すような開放位置に押し遣られるよ
うになっている。
【0020】一方、特殊波長光照明用の光ガイドケーブ
ル40の遠位端面には必要に応じて照明用レンズ系(図
示されない)が組み込まれ、その遠位端側は図1に示さ
れるようにスコープ10の処置具挿通路20内に挿通さ
せられる。光ガイドケーブル40の遠位端が処置具通路
20の先端口に到達すると、スコープ10の遠位端の前
方が該光ガイドケーブル40の遠位端面から射出させら
れる紫外線で照明される。光ガイドケーブル40は鉗子
等の処置具の場合と同様に処置具挿通路20内で出入自
在となっており、光ガイドケーブル40を処置具挿通路
20に沿って前後に移動させることにより紫外線の照明
強度を適宜調節することができる。なお、図1では、白
色光照明用ケーブル22の場合と同様に、特殊波長光照
明用光ガイドケーブル40の一部も図示の便宜上二点鎖
線で略示しされている。
【0021】図1から明らかなように、特殊波長光源ユ
ニット36内では、UVランプ38の紫外線射出側には
集光レンズ44が配置され、集光レンズ44はUVラン
プ38から射出された紫外線を光ガイドケーブル40の
近位端面に集光させるために用いられる。また、光ガイ
ドケーブル40の近位端面と集光レンズ44との間には
回転式シャッタ46及び開閉シャッタ48が介在させら
れる。
【0022】回転式シャッタ46は回転式RGBカラー
フィルタ32から三原色のカラーフィルタ要素32R、
32G及び32Bを除去してそこを開口領域としたもの
に相当し、この回転式シャッタ46の回転周波数も電子
内視鏡システムで採用されるTV映像再現方式(例え
ば、NTSC方式では30Hz、PAL方式では25Hz)に応
じて決められる。なお、図1において、参照符号50は
回転式シャッタ46を回転駆動させるための駆動モー
タ、例えばサーボモータ或いはステップモータ等を示
す。
【0023】要するに、例えば、回転式シャッタ46が
回転周波数30Hzで回転させられると(NTSC方式)、
その1回転に要する時間は約33.3ms(1/30sec) となり、
各開口領域による照明時間はほぼ33/6msとなる。即ち、
光ガイドケーブル40の遠位端面からは紫外線がほぼ33
/6msの時間間隔で順次射出させられて、光学的被写体は
その時間間隔で紫外線により順次照明され、その光学的
被写体が撮像センサ16の対物レンズ系18によってそ
の受光面に順次結像させられる。撮像センサ16はその
受光面に結像された光学的被写体像を1フレーム分の単
色(紫外線)アナログ画素信号に光電変換し、その1フ
レーム分の単色アナログ画素信号は各紫外線の照明時間
(33/6ms)に続く次の遮光時間(33/6ms)に亘って撮像セン
サ16から順次読み出される。撮像センサ16から順次
読み出された1フレーム分の単色アナログ画素信号は画
像信号処理ユニット14内の画像信号処理回路35に送
られ、そこで適宜画像処理された後に単色ビデオ信号と
して画像信号処理回路35からTVモニタ装置に対して
出力され、光学的被写体像は該TVモニタ装置によって
紫外線照明による単色蛍光映像として再現される。
【0024】開閉シャッタ48はUVランプ38から光
ガイドケーブル40の近位端面への紫外線の導入を制御
するものであって、三原色光照明によるカラー映像再現
時には開閉シャッタ48は閉鎖され、これによりUVラ
ンプ38から光ガイドケーブル40の近位端面への紫外
線の導入が阻止される。一方、紫外線照明による蛍光映
像再現時だけ開閉シャッタ48は開放され、これにより
光ガイドケーブル40の遠位端面からの紫外線照射が行
われる。要するに、図1に示す実施形態では、電子内視
鏡システムの作動として紫外線照明による蛍光映像再現
が伴う場合には、UVランプ38は点灯状態とされ、三
原色光照明によるカラー映像再現時に光ガイドケーブル
40の遠位端面からの紫外線照射が開閉シャッタ48に
よって阻止され、一方紫外線照明による蛍光映像再現時
には白色光源ランプ26は消灯させられる。なお、開閉
シャッタ48はその開閉作動を制御するアクチュエータ
51を備え、このアクチュエータ51はシステムコント
ローラ52の制御下で駆動させられる。
【0025】図1に示すように、画像信号処理ユニット
14にはシステムコントローラ52が設けられ、このシ
ステムコントローラ52は例えばマイクロコンピュータ
から構成される。即ち、システムコントローラ52は中
央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行する
ためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メモリ
(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/読出
し自在なメモリ(RAM)、入出力インターフェース
(I/O)から成り、電子内視鏡システムの作動全般を
制御する。
【0026】図4を参照すると、画像信号処理回路35
のブロック図が示され、画像信号処理回路35にはCC
Dプロセス回路53が設けられ、CCDプロセス回路5
3には撮像センサ16から読み出される1フレーム分の
画素信号が順次入力される。また、図5を参照すると、
CCDプロセス回路53の一実施形態がブロック図とし
示され、この実施形態では、CCDプロセス回路には2
つの入力系統、即ち第1の入力系統54及び第2の入力
系統56が設けられ、この双方の入力系統54及び56
は互いに並列に配置される。第1の入力系統54は互い
に直列に配置されたプリアンプ54a及び前処理回路5
4bを包含し、同様に第2の入力系統56も互いに直列
に配置されたプリアンプ56a及び前処理回路56bを
包含するが、その間には例えば電圧制御増幅器(VC
A)のような可変増幅器56cが介在させられる。ま
た、CCDプロセス回路53には切換スイッチ回路58
が設けられ、第1及び第2の入力系統54及び56の出
力端子側(即ち、前処理回路54a及び56bの出力端
子)が切換スイッチ回路58の2つの入力端子にそれぞ
れ接続される。図4及び図5に示すように、画像信号処
理回路35にはアナログ/デジタル(A/D)変換器6
0が設けられ、このA/D変換器60の入力端子は切換
スイッチ回路58の出力端子に接続される。
【0027】図5から明らかなように、三原色光照明及
び紫外線照明の如何に拘らず、撮像センサ16からの1
フレーム分のアナログ画素信号は第1及び第2の入力系
統54及び56の双方に入力されるが、しかし第1及び
第2の入力系統54及び56から出力される1フレーム
分のアナログ画素信号のいずれをA/D変換器60に出
力するかについては、三原色光照明及び紫外線照明のい
ずれかが行われているかに依る。即ち、三原色光照明時
には第1の入力系統54の出力端子は切換スイッチ回路
58の切換によりA/D変換器60の入力端子に接続さ
れ、一方紫外線照明時には第2の入力系統56の出力端
子は切換スイッチ回路58の切換によりA/D変換器6
0の入力端子に接続される。要するに、第1の入力系統
54は三原色光照明から得られる各色のアナログ画素信
号の処理のために用意されるものであり、第2の入力系
統56は紫外線照明から得られる単色アナログ画素信号
の処理のために用意されるものである。なお、後述する
ように、切換スイッチ回路58の切換動作はシステムコ
ントローラ52から出力される切換制御信号によって行
われる。
【0028】図5に示すように、画像信号処理回路35
には、また、A/D変換器60の出力側に3つのフレー
ムメモリ62R、62G及び62B、3つのデジタル/
アナログ(D/A)変換器64R、64G及び64B並
びに3つの後処理回路66R、66G及び66Bが順次
設けられ、後処理回路66R、66G及び66Bの出力
側は図示されないカラーTVモニタ装置に接続される。
【0029】三原色光照明時に撮像センサ16から順次
読み出される各色の1フレーム分のアナログ画素信号は
プリアンプ54aで所定の増幅度(ゲイン)で増幅され
た後に前処理回路54bで所定の画像処理、例えばフィ
ルタリング処理、ホワイトバランス補正処理、ガンマ補
正処理、輪郭強調処理、クランプ処理等を受ける。所定
の画像処理を受けた各色の1フレーム分のアナログ画素
信号はA/D変換器60によって1フレーム分のデジタ
ル画素信号に変換された後にフレームメモリ62R、6
2G及び62Bのいずれかに一旦書き込まれて格納され
る。即ち、1フレーム分の赤色デジタル画素信号はフレ
ームメモリ62Rに書き込まれ、1フレーム分の緑色デ
ジタル画素信号はフレーム62Gに書き込まれ、1フレ
ーム分の青色デジタル画素信号はフレームメモリ62B
に書き込まれる。
【0030】フレームメモリ62R、62G及び62B
からは三原色のデジタル画像信号、即ち赤色デジタル画
像信号、緑色デジタル画像信号及び青色デジタル画像信
号が同時に読み出され、このとき各色のデジタル画像信
号には水平同期信号、垂直同期信号を含む種々の同期信
号が適宜付加される。即ち、1フレーム分の三原色のデ
ジタル画像信号はフレームメモリ62R、62G及び6
2Bから1フレーム分のカラー(三原色)デジタルビデ
オ信号として出力される。次いで、赤色デジタルビデオ
信号、緑色デジタルビデオ信号及び青色デジタルビデオ
信号はそれぞれデジタル/アナログ(D/A)変換器6
4R、64G及び64Bによって赤色アナログビデオ信
号、緑色アナログビデオ信号及び青色アナログビデオ信
号に変換された後に後処理回路66R、66G及び66
Bに入力される。
【0031】各後処理回路(66R、66G、66B)
では、その該当色のアナログビデオ信号が所定の画像処
理、例えばフィルタリング処理、カラーバランス処理、
ガンマ補正処理、輪郭強調処理等を受ける。所定の画像
処理を受けた赤色アナログビデオ信号、緑色アナログビ
デオ信号及び青色アナログビデオ信号はカラービデオ信
号として画像信号処理回路35からカラーTVモニタ装
置に対して出力され、そこで撮像センサ16によって撮
られた被写体像がカラー映像として該TVモニタ装置上
で再現される。
【0032】図4に示すように、画像信号処理回路35
には更にタイミングジェネレータ68が含まれ、このタ
イミングジェネレータ68からは、前処理回路54b、
A/D変換器60、フレームメモリ62R、62G及び
62B、D/A変換器64R、64G及び64B並びに
後処理回路66R、66G及び66Bのそれぞれに対し
て所定の周波数のクロックパルスが出力され、それら構
成要素の各々で行われる処理及び動作はタイミングジェ
ネレータ68からそこに入力されるクロックパルスに従
って行われる。即ち、前処理回路54bで行われる種々
の画像処理はそこに入力されるクロックパルスに従って
行われ、A/D変換器60からのデジタル画素信号のサ
ンプリングはそこに入力されるクロックパルスに従って
行われ、各フレームメモリ(62R、62G、62B)
へのデジタル画素信号の書込み及び読出しはそこに入力
される書込みクロックパルス及び読出しクロックパルス
に従って行われ、各D/A変換(64R、64G、64
B)からのアナログビデオ信号のサンプリングはそこに
入力されるクロックパルスに従って行われ、各後処理回
路(66R、66G、66B)で行われる種々の画像処
理はそこに入力されるクロックパルスに従って行われ
る。
【0033】なお、図1には撮像センサ16とタイミン
グジェネレータ68との接続関係は図示されていない
が、撮像センサ16から1フレーム分のアナログ画素信
号が読み出されるときも、その読出しはタイミングジェ
ネレータ68から出力される所定の周波数のクロックパ
ルスに従って行われる。
【0034】一方、紫外線照明時に撮像センサ16から
順次読み出される1フレーム分の単色(紫外線)アナロ
グ画素信号はプリアンプ56aで所定のゲインで増幅さ
れ、続いて可変増幅器(VCA)56cで調整可能なゲ
インで増幅された後に前処理回路56bで所定の画像処
理、例えばフィルタリング処理、ガンマ補正処理、輪郭
強調処理、クランプ処理等を受ける。所定の画像処理を
受けた1フレーム分の単色アナログ画素信号はA/D変
換器60によって1フレーム分の単色デジタル画素信号
に変換された後にフレームメモリ62R、62G及び6
2Bのいずれかに一旦書き込まれて格納される。なお、
後で詳しく説明するように、可変増幅器56cでのゲイ
ン(増幅度)設定の調節はデジタル/アナログ(D/
A)変換器69(図5)を介してシステムコントローラ
52によって行われ、ゲインの設定値の調節範囲は1倍
から4倍の範囲内とされる。
【0035】ところで、撮像センサ16は可視光の帯域
に対して高感度となっているので、その感度は紫外線に
対しては鈍く、このためプリアンプ56aでのゲインは
プリアンプ54aでのゲインよりも大きく設定されるだ
けでなく、可変増幅器56cでのゲインも少なくとも1
倍とされるので、増幅後の単色アナログ画素信号のノイ
ズレベルも高く、このため前処理回路56bでのフィル
タリング処理によるノイズ除去帯域設定も前処理回路5
4bでのフィルタリング処理によるノイズ除去帯域設定
とは異なったものとされる。また、撮像センサ16の感
度が可視光と紫外線とでは異なるために、前処理回路5
6bでのクランプ処理、即ちアナログ画素信号のぺデス
タルレベルを決定する設定処理も前処理回路54bでア
ナログ画素信号のペデスタルレベルを決定する設定処理
とは異なったものとなる。要するに、第1の入力系統5
4のプリアンプ54a及び前処理回路54bでは、三原
色光照明によって得られるアナログ画素信号に対して、
その特性に応じた処理が施され、第2の入力系統56の
プリアンプ56a及び前処理回路56bでは、紫外線照
明によって得られるアナログ画素信号に対して、その特
性に応じた処理が施されることになる。
【0036】紫外線照明時、フレームメモリ62R、6
2G及び62Bのからは3フレーム分の単色デジタル画
像信号が同時に読み出され、このとき各フレームメモリ
からのデジタル画像信号には水平同期信号、垂直同期信
号を含む種々の同期信号が適宜付加される。即ち、フレ
ームメモリ62R、62G及び62Bの各々からは単色
デジタル画素信号が単色デジタルビデオ信号として出力
される。次いで、各単色デジタルビデオ信号は該当する
D/A変換器(64R、64G、64B)によって単色
アナログビデオ信号に変換された後に該当する後処理回
路(66R、66G、66B)に入力され、そこで所定
の画像処理を受けることになる。
【0037】先に説明したように、回転式シャッタ46
は回転式RGBカラーフィルタ32から三原色のカラー
フィルタ要素32R、32G及び32Bを除去してそこ
を開口領域としたものに相当するので、紫外線照明時に
は、回転式シャッタ46の一回転毎に1フレーム分のカ
ラー(三原色)アナログビデオ信号に相当する3フレー
ム分の単色アナログビデオ信号が得られ、これら3フレ
ーム分の単色アナログ画素信号がA/D変換器60によ
って3フレーム分の単色デジタル画素信号に変換された
後にフレームメモリ62R、62G及び62Bに振り分
けられて格納される。要するに、回転式RGBカラーフ
ィルタ32から三原色のカラーフィルタ要素32R、3
2G及び32Bを除去したものを回転式シャッタ46と
して用いることにより、三原色のカラービデオ信号を作
成するために設計された画像信号処理回路35に大幅な
変更を加えることなくその画像信号処理回路35を利用
して紫外線照明による単色アナログビデオ信号が得られ
る。なお、紫外線照明時に得られる3つの単色アナログ
ビデオ信号のうちの1つだけが単色映像即ち蛍光映像の
再現に利用される。
【0038】図1に示すように、画像信号処理ユニット
14にはランプ電源回路70が設けられ、このランプ電
源回路70によって白色光源ランプ26に対する給電が
行われる。なお、ランプ電源回路70は図示されない接
続プラグを介して商用電源に接続され、かつランプ電源
回路70から白色光源ランプ26への給電はシステムコ
ントローラ52の制御下で行われる。
【0039】また、図1に示すように、絞り30はその
開度を調節するアクチュエータ72を備え、このアクチ
ュエータ72はシステムコントローラ52の制御下で駆
動させられる。詳述すると、第1の入力系統54の前処
理回路54bには積分回路が組み込まれ、その積分回路
ではカラーフィルタ32の一回転毎に得られる1フレー
ム分の三原色のアナログ画素信号の全体的な輝度を評価
する輝度評価信号が得られ、その輝度評価信号はデジタ
ル輝度評価データとして適宜変換された後にシステムコ
ントローラ52に取り込まれ、そのデジタル輝度評価デ
ータが常に所定の参照輝度データと一致するように絞り
30の開度がアクチュエータ72の駆動により調節させ
られる。かくして、そのような絞り30の開度の調節に
より、スコープ10の遠位端に対する被写体の遠近に拘
らず、TVモニタ装置上の再現カラー映像の明るさが常
に一定に維持され得ることになる。
【0040】更に、図1に示すように、画像信号処理ユ
ニット14には回転式RGBカラーフィルタ32の駆動
モータ34を回転駆動させるためのモータ駆動回路76
が設けられ、駆動モータ34はモータ駆動回路76から
出力される駆動パルスに従って回転駆動させられる。駆
動モータ34の回転駆動周波数、即ち回転式三原色カラ
ーフィルタ32の回転周波数は上述したように電子内視
鏡システムで採用されるTV映像再現方式(例えば、N
TSC方式では30Hz、PAL方式では25Hz)に応じて決
められる。勿論、回転式三原色カラーフィルタ32の回
転駆動は画像信号処理回路35での画像信号処理に同期
させることが必要であり、このためモータ駆動回路76
から駆動モータ34への駆動パルスの出力タイミングは
画像信号処理回路35内のタイミングジェネレータ56
8ら出力される所定の周波数のクロックパルスに従って
制御される。
【0041】図1において、画像信号処理ユニット14
の筐体の外部に設けられるフロントパネルが参照符号7
7で示され、このフロントパネル77には種々のスイッ
チ及び表示/指示ランプ等が設けられる。特に本発明に
係わるスイッチとしては、三原色光照明と紫外線照明と
切換を行うための照明切換スイッチ78、白色光ランプ
26の点灯スイッチ80及び画像信号処理ユニット14
自体の電源ON/OFFスイッチ82が挙げられる。
【0042】図1に示すように、特殊波長光源ユニット
36にはUVランプ38に対して給電を行うランプ電源
回路84が設けられ、このランプ電源回路84も図示さ
れない接続プラグを介して商用電源に接続される。ラン
プ電源回路84には手動操作可能な点灯スイッチ85が
接続され、この点灯スイッチ85は特殊波長光源ユニッ
ト36の筐体の適当な箇所に設けられる。点灯スイッチ
85の操作により、ランプ電源回路84からUVランプ
38への給電が制御される。即ち、点灯スイッチ85に
よりランプ電源回路84がオンされると、UVランプ3
8が点灯され、点灯スイッチ85によりランプ電源回路
84がオフされると、UVランプ38は消灯される。
【0043】また、図1に示すように、特殊波長光源ユ
ニット36には回転式シャッタ46の駆動モータ50を
回転駆動させるためのモータ駆動回路86が設けられ、
駆動モータ50はモータ駆動回路86から出力される駆
動パルスに従って回転駆動させられる。駆動モータ50
の回転駆動周波数、即ち回転式シャッタ46の回転周波
数は上述したように電子内視鏡システムで採用されるT
V映像再現方式(例えば、NTSC方式では30Hz、PA
L方式では25Hz)に応じて決められる。勿論、回転式三
原色カラーフィルタ32の場合と同様に、回転式シャッ
タ46の回転駆動についても画像信号処理回路35での
画像信号処理に同期させることが必要であり、このため
モータ駆動回路86は画像信号処理ユニット14内のモ
ータ駆動回路76と外部配線により接続させられ、これ
によりモータ駆動回路86から駆動モータ50への駆動
パルスの出力タイミングは画像信号処理回路35内のタ
イミングジェネレータ68から出力される所定の周波数
のクロックパルスに従って制御される。
【0044】上述したように、画像信号処理ユニット1
4の筐体の外部に設けられるフロントパネル77には三
原色光照明と紫外線照明と切換を行うための照明切換ス
イッチ78が設けられているが、本実施形態では、同じ
機能を持つ照明切換スイッチがもう1つ用意され、この
照明切換スイッチはスコープ10を操る術者が照明切換
を望むときには術者自身により直ちに行えるように配置
される。詳述すると、その照明切換スイッチは術者の足
で照明切換操作を行い得るようになったフットスイッチ
88として用意され、このフットスイッチ88は電子内
視鏡システムを設置する床上に配置される。フットスイ
ッチ88は適当な着脱自在のコネクタ89を介してシス
テムコントローラ52に接続され、フットスイッチ88
を術者の足で押下する度毎に照明切換が行われる。
【0045】本実施形態にあっては、図6に模式的に示
すように、システムコントローラ52の入出力インター
フェース(I/O)では、2つの照明切換スイッチ78
及び88に対して8ビット分の入力ポートが割り当てら
れる。即ち、フロントパネル77上の照明切換スイッチ
78には8ビットのうちの最下位ビットに対応する第1
位の入力ポートが割り当てられ、フットスイッチ88に
はその最下位ビットの次位ビットに対応する第2位の入
力ポートが割り当てられる。
【0046】フロントパネル77上の電源ON/OFF
スイッチ82がオンされると、照明切換スイッチ78の
信号ライン及びフットスイッチ88の信号ラインのそれ
ぞれには所定電圧例えば5ボルトが印加される。即ち、
照明切換スイッチ78及び88の各々からの出力レベル
は高レベル“1”に維持され、このため図6に示すよう
に8ビット分の入力ポートのうち下位2ビットに対応し
た入力ポートだけに高レベル信号として“1”が入力さ
れ、その他の上位6ビットに対応する入力ポートには低
レベル信号として“0”が入力される。照明切換スイッ
チ78及び88のいずれかが押下操作されると、該当照
明切換スイッチからの出力レベルは高レベル“1”から
低レベル“0”に切り換わり、これにより照明切換スイ
ッチ78及び88のいずれかが押下操作された否かが判
断される。
【0047】詳述すると、システムコントローラ52の
中央処理ユニット(CPU)では、所定の時間間隔例え
ば50ms毎に8ビット分の入力ポートの入力値が16進数と
して取り込まれ、このとき照明切換スイッチ78及び8
8のいずれもが押下操作されていなければ、その16進数
は03h[00000011] となる。一方、例えば、照明切換スイ
ッチ78が押下されていれば、8ビット分の入力ポート
から取り込まれる16進数は02h[00000010]となり、フッ
トスイッチ88が押下されていれば、8ビット分の入力
ポートから取り込まれる16進数は01h[00000001]とな
る。要するに、8ビット分の入力ポートから取り込まれ
た16進数が03h[00000011] 以外であれば、照明切換スイ
ッチ78及88のいずれかが押下操作されと判断し得
る。
【0048】図1及び図7に示すように、本実施形態で
は、CCDプロセス回路53内の第2の入力系統56の
可変増幅器56c(図5)のゲインを手動調整するため
にスコープ10の操作部には手動調整可能なゲイン調整
ダイヤル90が設けられる。ゲイン調整ダイヤル90は
図7に矢印A及びBで示されるように双方向に回転自在
に保持される。本実施形態では、後述されるように、ゲ
イン調整ダイヤ90を矢印A方向に回転させると、可変
増幅器56cのゲイン設定は次第に増大し、ゲイン調整
ダイヤル90を逆方向即ち矢印Bの方向に回転させる
と、可変増幅器56cのゲイン設定は次第に減少するよ
うになっている。
【0049】ゲイン調整ダイヤル90は上述したように
回転自在に保持されているが、しかしその回転軸に或る
程度の摩擦力を及ぼして任意の回転位置に留められるよ
うにすることが好ましい。即ち、スコープ10を操る術
者の指操作でゲイン調整ダイヤル90を容易に回転させ
ることができるが、その指操作を停止したときゲイン調
整ダイヤル90はその位置に留まっているようにされ
る。別の態様としては、ゲイン調整ダイヤル90の回転
軸に鋸歯状ホィールを装着し、その鋸歯状ホィールに爪
要素を弾性的に偏倚させて係合させて、ゲイン調整ダイ
ヤル90をその任意の回転位置に留めるようにしてもよ
い。このような場合には、ゲイン調整ダイヤル90の回
転中、鋸歯状ホィールと爪要素との係合のために所謂ク
リック感或いは節度感が術者に与えられることになる。
【0050】なお、図7に示すように、スコープ10の
操作部にはゲイン調整ダイヤル90の他にスコープ10
の操作に必要な種々のスイッチや作動レバー等が設けら
れるが、これら要素は本発明に直接関係するものではな
いので、その説明は省くことにする。
【0051】ゲイン調整ダイヤル90の回転方向及び回
転量を検出して可変増幅器56cのゲイン設定を調整す
るために、ゲイン調整ダイヤル90には図8に示すよう
なフォトインタラプタ92が組み込まれる。フォトイン
タラプタ92はゲイン調整ダイヤ90と共に回転するよ
うになったスリット円板92aと、このスリット円板9
2aと組み合わされた検出器92bとから成る。
【0052】図9に最もよく図示するように、スリット
円板92aにはその円周方向に沿って等間隔に配列され
た2列(即ち、内側列及び外側列)のスリットが形成さ
れ、本実施形態では、それぞれの列に含まれるスリット
の個数は36とされ、このため内側列のスリット及び外側
列のスリットは共に10°の角度ピッチで配列されること
になるが、しかし双方の配列ピッチの位相は半ピッチ分
(5°)だけずらされる。
【0053】図10に最もよく図示するように、検出器
92bはU字形枠体94から成り、このU字形枠体94
はその双方の支柱間をスリット円板92aの一部が通り
抜けるように配置される。検出器92bは更に二組の発
光素子(96a、98a)及び受光素子(96b、98
b)を備え、これら二組の発光素子(96a、98a)
及び受光素子(96b、98b)はU字形枠体94の双
方の支柱の内側に取り付けられる。即ち、第1組の発光
素子96a及び受光素子96bはスリット円板92aの
内側列のスリットの通過を検出するようにU字形枠体9
4の双方の支柱の内側に配置され、第2組の発光素子9
8a及び受光素子98bはスリット円板92aの外側列
のスリットの通過を検出するようにU字形枠体94の双
方の支柱の内側に配置される。
【0054】図10に示すように、二組の発光素子(9
6a、98a)及び受光素子(96b、98b)は画像
信号処理ユニット14に対するスコープ10の接続時に
コネクタ12を介してシステムコントローラ52に接続
され、システムコントローラ52の制御下で動作させら
れる。また、受光素子96b及び98bのそれぞれから
は出力信号v1及びv2が出力され、これら出力信号は
v1及びv2はコネクタ12を介してシステムコントロ
ーラ52に取り込まれる。なお、発光素子96a及び9
8aの各々は例えば発光ダイオードから成り、また受光
素子96b及び98bの各々は例えばフォトダイオード
から成る。
【0055】第1組の発光素子96a及び受光素子96
bの間をスリット円板92aの内側列のスリットが通過
するとき、発光素子96aから射出した光はそのスリッ
トを通して受光素子96bに受光され、このとき発光素
子96aからの出力信号v1は高レベルとなり、一方互
いに隣接する2つのスリット間の遮光領域が第1組の発
光素子96a及び受光素子96bの間を通過するとき、
発光素子96aから射出した光はその遮光領域によって
遮られ、このとき受光素子96bからの出力信号v1は
低レベルとなる。従って、スリット円板92aが回転さ
せられると、受光素子96aから出力される出力信号は
高レベルと低レベルとが交互に現れる信号となる。勿
論、同様なことは第2組の発光素子98a及び受光素子
98bについても言え、受光素子98bから出力される
出力信号v2はスリット円板92aの回転に伴って高レ
ベルと低レベルとが交互に現れる信号となる。
【0056】図11を参照すると、スリット円板92a
が図9に示す位置(このとき検出器92aによる検出位
置が破線で示されている)から矢印A及びBで示される
それぞれの回転方向に等速度で回転された際に受光素子
96b及び98bから出力される出力信号v1及びv2
の変化が示されている。なお、矢印A及びBで示される
回転方向は図7で矢印A及びBで示されたゲイン調整ダ
イヤル90の回転方向A及びBに対応したものとなって
いる。図11から明らかなように、スリット円板92a
がいずれの回転方向A及びBに回転されても、出力信号
v1のレベル変化時の位相は出力信号v2のレベル変化
時の位相に対してπ/2だけずれたものとなり、これは
スリット円板92aの内側列及び外側列のスリットの配
列ピッチが上述したように半ピッチ分だけずらされてい
ることに依る。ところが、出力信号v1のレベル変化に
対する出力信号v2のレベル変化を検出することによ
り、スリット円板92aがいずれの回転方向A及びBに
回転しているかを判断することが可能である。
【0057】詳述すると、出力信号v1が高レベルにあ
るときに出力信号v2が低レベルから高レベルに変化し
た場合、或いは出力信号v1が低レベルにあるときに出
力信号v2が高レベルから低レベルに変化した場合、ス
リット円板92aの回転方向は矢印Aで示される方向と
なる。一方、出力信号v1が高レベルにあるときに出力
信号v2が高レベルから低レベルに変化した場合、或い
は出力信号v1が低レベルにあるときに出力信号v2が
低レベルから高レベルに変化した場合、スリット円板9
2aの回転方向は矢印Bで示される方向となる。
【0058】本実施形態では、画像信号処理ユニット1
4に対してスコープ10が接続されたとき、受光素子9
6b及び98bの出力ラインは画像信号処理ユニット1
4内のシステムコントローラ52に接続され、出力信号
v1及びv2がシステムコントローラ52のCPUに取
り込まれ、これによりシステムコントローラ52はゲイ
ン調整ダイヤル90の回転方向を判断し、かつその回転
量に応じてD/A変換器69(図5)に対する出力デー
タ(8ビット)を変更して可変増幅器の56cのゲイン
設定を調整する。
【0059】図12を参照すると、システムコントロー
ラ52からD/A変換器69に対して出力される出力デ
ータ(8ビット)とD/A変換器69から可変増幅器5
6cに対して印加される印加電圧との関係が示されてい
る。システムコントローラ52からD/A変換器69に
対して出力される出力データ(8ビット)はD/A変換
器69から可変増幅器56cに対して印加される印加電
圧のレベルを示すものであり、出力データが例えば最大
値[255] を持つとき、D/A変換器69から可変増幅器
56cに対して印加される電圧レベルは最大値
(VMAX )となり、このとき可変増幅器56cのゲイン
(増幅度)設定は4倍となる。また、出力データが例え
ば中間値[127] を持つとき、D/A変換器69から可変
増幅器56cに対して印加される電圧レベルは中間値
(VMID )となり、このとき可変増幅器56cのゲイン
(増幅度)設定は2倍となり、出力データが例えば最小
値[000] を持つとき、D/A変換器69から可変増幅器
56cに対して印加される電圧レベルは最小値
(VMIN )となり、このとき可変増幅器56cのゲイン
(増幅度)設定は1倍となる。
【0060】図13を参照すると、システムコントロー
ラ52のCPUで実行される初期設定ルーチンのフロー
チャートが示され、この初期設定ルーチンはフロントパ
ネル77上の電源ON/OFFスイッチ82のオン時に
一度だけ実行される。
【0061】ステップ1301では、フラグCF及びW
Fの初期化が行われる。即ち、フラグCF及びWCは共
に“0”として初期化される。
【0062】フラグCFは電子内視鏡システムで三原色
光照明即ち通常光照明及び紫外線照明のいずれが選択さ
れているかを指示する照明選択指示フラグであり、CF
=0のとき、通常光照明が選択されていることを指示
し、CF=1のとき、紫外線照明が選択されていること
を指示する。要するに、電子内視鏡システムの立上げ
時、即ち電源ON/OFFスイッチ82のオン時には、
通常光照明が強制的に選択される。
【0063】また、フラグWFは図14に示す照明切換
監視処理ルーチンの実行時に利用されるものであって、
照明切換の確認時に図14の照明切換監視処理ルーチン
が所定時間例えば2秒間だけ待機状態に入ることを指示
する待機指示フラグである。即ち、照明切換が行われる
度毎にフラグWFは“0”から“1”に書き換えられ、
その後2秒間は図14の照明切換監視処理ルーチンは待
機状態に入り、その間に照明切換に伴う動作が行われ、
このとき照明切換スイッチ78及び88のいずれかが押
下操作されても、その押下操作は無効とされる。要する
に、照明切換に伴う動作が完了するまでに必要とされる
時間例えば2秒間にわたって図14の照明切換監視処理
ルーチンは待機状態に入ることになる。
【0064】ステップ1302では、変数pに初期値と
して03h(16進数) が設定され、また待機時間カウンタW
Cに初期値として“40”が設定される。変数p及び待機
時間カウンタWCは共に図14の照明切換監視処理ルー
チンの実行時に用いられるものである。なお、待機時間
カウンタWCは減算カウンタとして構成され、図14の
照明切換監視処理ルーチンの待機時間を設定するもので
ある。
【0065】ステップ1303では、画像信号処理回路
35内の切換スイッチ回路58が第1の入力系統54側
に接続され、続いてステップ1304では、開閉シャッ
タ48が閉鎖させられる。勿論、このような切換スイッ
チ回路58及び開閉シャッタ48の初期設定は電子内視
鏡システムの立上げ時に通常光照明が強制的に選択され
ることに依る。
【0066】図14を参照すると、システムコントロー
ラ52のCPUで実行される照明切換監視処理ルーチン
のフローチャートが示され、この照明切換監視処理ルー
チンは所定の時間間隔例えば50ms毎に繰り返し実行され
る時間割込みルーチンであり、その実行はフロントパネ
ル77上の点灯スイッチ80(白色光ランプ26)のオ
ンにより開始される。なお、後述するように、通常光に
よる照明が紫外線による照明に切り換わったとき、白色
光ランプ26の電源回路70は一時的にオフ状態とさ
れ、白色光ランプ26は消灯状態となるが、しかし点灯
スイッチ80がオン位置に維持されている限り、照明切
換監視処理ルーチンは50ms毎に繰り返し実行される。
【0067】ステップ1401では、照明待機指示フラ
グWFが“0”であるか“1”であるかが判断される。
初期段階では、WF=0であるので(図13)、ステッ
プ1402に進み、そこで上述した8ビット分の入力ポ
ート(図6)から入力値pinが(16進数)が読み出さ
れ、その入力値pinが変数pに与えられる。次いで、ス
テップ1403では、変数pが03h[00000011] に等しい
か否かが判断される。もしp=03h であれば、照明切換
スイッチ78及び88のいずれもが押下操作されていな
いことになるので、本ルーチンは一旦終了する。その
後、50ms経過毎に本ルーチンは繰り返し実行されること
になるが、ステップ1403でp=03h である限り、何
等の進展もない。
【0068】ステップ1403でp≠03h であるとき、
即ち照明切換スイッチ78及び88のいずれかが押下操
作されたとき、ステップ1403からステップ1404
に進み、そこで待機指示フラグWFは“0”から“1”
に書き換えられる。次いで、ステップ1405では、照
明選択指示フラグCFが“0”であるか“1”であるか
が判断される。上述したように、初期設定では、CF=
0であるので、即ち通常光照明が選択されているので、
ステップ1406に進み、そこで照明選択指示フラグC
Fが“0”から“1”に書き換えられ、これにより通常
光照明から紫外線照明に切り換わることが指示される。
【0069】続いて、ステップ1407で開閉シャッタ
48が開放され、ステップ1408で白色光ランプ26
が消灯され、ステップ1409で切換スイッチ回路58
の接続切換、即ち第1の入力系統54側から第2の入力
系統56側の接続切換が行われる。その後、ステップ1
410で変数pに03h が与えられると、本ルーチンは一
旦終了する。
【0070】50ms経過後に本ルーチンは再び実行される
が、このときステップ1401からステップ1411に
進み(WF=1)、そこで待機時間カウンタWC(初期
設定値40)から“1”だけ減算され、次いでステップ1
412で待機時間カウンタWCの減算値が“0”に到達
したか否かが判断される。もしWC>0であれば、本ル
ーチンは一旦終了する。その後、50ms経過後毎に本ルー
チンは実行されるが、ステップ1412で待機時間カウ
ンタWCの減算値が“0”に到達するまで、何等の進展
もない。要するに、本ルーチンはステップ1403で照
明切換が確認されると待機状態下に入り(WF=1)、
その待機状態の間に照明切換に伴う動作、即ち開閉シャ
ッタ48の開放動作、白色光ランプ26の消灯動作及び
切換スイッチ回路58の切換動作が完了させられ、この
とき照明切換スイッチ78及び88のいずれかが押下操
作されても、その押下操作は無効とされる。
【0071】ステップ1412で待機時間カウンタWC
の減算値が“0”に到達したとき、即ち待機状態に入っ
てから2秒が経過したとき、ステップ1412からステ
ップ1413に進み、そこで待機指示フラグWFが
“1”から“0”に戻され、次いでステップ1414で
待機時間カウンタWCに初期設定値“40”が設定され、
本ルーチンは一旦終了する。その後、50ms経過後毎に本
ルーチンは実行されるが、照明切換スイッチ78及び8
8のいずれかが押下操作されない限り、何等の進展もな
い。
【0072】ステップ1403で照明切換スイッチ78
及び88のいずれかの押下操作が確認されると、ステッ
プ1403からステップ1404に進み、そこで待機指
示フラグWFが再び“0”から“1”に書き換えられ、
次いでステップ1405で照明選択指示フラグCFが
“0”であるか“1”であるかが判断される。現段階で
は、CF=1であるので、即ち紫外線照明が選択されて
いるので、ステップ1405からステップ1415に進
み、そこで照明選択指示フラグCFが“1”から“0”
に書き換えられ、これにより紫外線照明から通常光照明
に切り換わることが指示される。
【0073】続いて、ステップ1416で開閉シャッタ
48が閉鎖され、ステップ1417で白色光ランプ26
が点灯され、ステップ1418で切換スイッチ回路58
の接続切換、即ち第2の入力系統56側から第1の入力
系統54側の接続切換が行われる。その後、ステップ1
410で変数pに03h が与えられると、本ルーチンは一
旦終了する。
【0074】50ms経過後に本ルーチンは再び実行される
が、このとき本ルーチンは上述した場合と同様に2秒間
の待機状態下に入り(WF=1)、その待機状態の間に
照明切換に伴う動作、即ち開閉シャッタ48の閉鎖動
作、白色光ランプ26の点灯動作及び切換スイッチ回路
58の切換動作が完了させられる。
【0075】以上の説明から明らかなように、照明切換
スイッチ78及び88のいずれかが押下操作されると、
照明切換が速やかに行われると共にその照明切換に伴う
種々の動作が確実に保証される。
【0076】図15を参照すると、システムコントロー
ラ52のCPUで実行されるゲイン設定初期化ルーチン
のフローチャートが示され、このゲイン設定初期化ルー
チンは図14に示す照明切換監視ルーチンの実行時に照
明選択指示フラグCFが書き換えられる度毎(ステップ
1406若しくはステップ1415)に1回だけ実行さ
れる。
【0077】ステップ1501では、照明選択指示フラ
グCFが“1”であるか“0”であるかが、即ち紫外線
による照明が選択されたか否かが判断される。CF=1
のとき、即ち紫外線による照明が選択されたとき、ステ
ップ1502に進み、そこでフォトインタラプタ92の
検出器92bが作動させられて、二組の発光素子(96
a、98a)及び受光素子(96b、98b)が共にオ
ン状態とされる。
【0078】ステップ1503では、変数v2P に対す
る初期設定が行われる。即ち、変数v2P に対しては、
現時点で受光素子98bから出力されている出力信号v
2の出力レベル値v2inが初期値として設定される。も
し出力信号v2の出力レベルが高レベルであれば、即ち
発光素子98aからの射出光がスリット円板92aの外
側列のスリットを通して受光素子98bに届いていれ
ば、v2in=1であり、もし出力信号v2の出力レベル
が低レベルであれば、即ち発光素子98aからの射出光
がスリット円板92aの外側列のスリット間の遮光領域
で遮られて受光素子98bに届いていなければ、v2in
=0である。
【0079】ステップ1504では、変数gに対する初
期設定が行われる。変数gは8ビット構成とされ、シス
テムコントローラ52からD/A変換器69(図5)に
対して出力されるべきデータを表すものである。変数g
に対しては、中間値[127] が初期値として設定され(図
12)、このためD/A変換器69から可変増幅器56
cに対して中間電圧VMID が印加され、可変増幅器56
cのゲインとして中間値である2倍が設定される。
【0080】図16を参照すると、システムコントロー
ラ52のCPUで実行されるゲイン設定ルーチンのフロ
ーチャートが示され、このゲイン設定ルーチンの実行に
より可変増幅器56cのゲイン設定の調整がゲイン調整
ダイヤル90の操作に応じて行われる。ゲイン設定ルー
チンは所定の時間間隔例えば5ms毎に繰り返し実行され
る時間割込みルーチンであり、その実行は照明選択指示
フラグCFが“1”とされかつ図15の初期設定ルーチ
ンが完了した後に開始され、照明選択指示フラグCFが
“1”から“0”に書き直されたときに終了する。要す
るに、ゲイン設定ルーチンは紫外線による照明が選択さ
れている間(CF=1)だけ5ms毎に繰り返し実行され
る。
【0081】ステップ1601では、変数v1n に対し
て、受光素子96bから出力されている出力信号v1の
出力レベル値v1inが与えられ、また変数v2n に対し
て、受光素子98bから出力されている出力信号v2の
出力レベル値v2inが与えられる。もし出力信号v1の
出力レベルが高レベルであれば、即ち発光素子96aか
らの射出光がスリット円板92aの内側列のスリットを
通して受光素子96bに届いていれば、v1in=1であ
り、もし出力信号v1の出力レベルが低レベルであれ
ば、即ち発光素子96aからの射出光がスリット円板9
2aの内側列のスリット間の遮光領域で遮られて受光素
子96bに届いていなければ、v1in=0である。ま
た、図15のステップ1503でも説明したように、出
力信号v2の出力レベルが高レベルであれば、v2in
1であり、もし出力信号v1の出力レベルが低レベルで
あれば、v1in=0である。
【0082】ステップ1602では、以下の演算が実行
される。 Δv2pn←v2p −v2n 即ち、前回検出された出力信号v2の出力レベル値(ス
テップ1503)と今回検出された出力信号v2の出力
レベル値との差Δv2pnが求められる。
【0083】ステップ1603では、差Δv2pn
“0”に等しいか否かが判断される。即ち、受光素子9
8bからの出力信号v2のレベルに変化があったか否か
が判断される。もしΔv2pn=0であれば、即ち出力信
号v2にレベル変化がないとき、ステップ1603から
1611までスキップし、そこで変数v2n の値即ち今
回検出された出力信号v2のレベル値が変数v2p の値
とされた後、本ルーチンは一旦終了する。その後、5ms
の経過毎に本ルーチンは実行されることになるが、Δv
2=0である限り、即ち受光素子98bからの出力信号
v2のレベルに変化がない限り、ステップ1611で変
数v2p が更新される以外、何等の進展もない。
【0084】ステップ1603でΔv2pn≠0のとき、
即ち出力信号v2にレベル変化があったとき、ステップ
1604に進み、そこで変数v1n が“0”であるか
“1”であるか判断される。要するに、ステップ160
3で出力信号v2にレベル変化が認められたとき、ステ
ップ1404で出力信号v1が低レベルであるか高レベ
ルであるかが判断される。もしステップ1404でv1
n =0のとき、即ち出力信号v1が低レベルであれば、
ステップ1605に進み、そこでΔv2pn=+1となっ
ているか否かが判断される。一方、もしステップ140
4でv1n =1のとき、即ち出力信号v1が高レベルで
あれば、ステップ1606に進み、そこでΔv2pn=−
1となっているか否かが判断される。
【0085】ところで、Δv2pn≠0のとき、Δv2pn
は“+1”及び“−1”のうちのいずれかの値を取り、
Δv2pn=+1であれば、出力信号v2は高レベルから
低レベルに変化したことになり、Δv2pn=−1であれ
ば、出力信号v2は低レベルから高レベルに変化したこ
とになる。図11を参照して先に説明したように、出力
信号v1が低レベルのとき(v1=0)、出力信号v2
が高レベルから低レベルに変化した場合(Δv2pn=+
1)には、ゲイン調整ダイヤル90は回転方向Aに回転
されたことになり、出力信号v1が低レベルのとき(v
1=0)、出力信号v2が低レベルから高レベルに変化
した場合(Δv2pn=−1)には、ゲイン調整ダイヤル
90は回転方向Bに回転されたことになる。一方、出力
信号v1が高レベルのとき(v1=1)、出力信号v2
が低レベルから高レベルに変化した場合(Δv2pn=−
1)には、ゲイン調整ダイヤル90は回転方向Aに回転
されたことになり、出力信号v1が高レベルのとき(v
1=1)、出力信号v2が高レベルから低レベルに変化
した場合(Δv2pn=+1)には、ゲイン調整ダイヤル
90は回転方向Bに回転されたことになる。
【0086】要するに、ステップ1604、1605及
び1606では、ゲイン調整ダイヤル90が可変増幅器
56cのゲイン設定を増大させる回転方向Aに回転させ
られたか、或いはゲイン調整ダイヤル90が可変増幅器
56cのゲイン設定を減少させる回転方向Bに回転させ
られたかが判別されることになる。
【0087】ゲイン調整ダイヤル90が可変増幅器56
cのゲイン設定を増大させる回転方向Aに回転させられ
たことが確認されたとき、ステップ1607に進み、そ
こで変数gが最大設定値[255] に到達しているか否かが
判断される。もしg<255 であれば、ステップ1608
に進み、そこで変数gが“1”だけ加算され、このとき
システムコントローラ52からD/A変換器69に対し
て出力される8ビットデータも“1”だけ増大され、こ
れによりD/A変換器69から可変増幅器56cに対し
て印加される電圧もその分だけ上げられ、かくして可変
増幅器56cのゲインもそれに応じて増大させられる
(図12)。
【0088】一方、ゲイン調整ダイヤル90が可変増幅
器56cのゲイン設定を減少させる回転方向Bに回転さ
せられたことが確認されたとき、ステップ1609に進
み、そこで変数gが最小設定値[000] に到達しているか
否かが判断される。もしg>0であれば、ステップ16
10に進み、そこで変数gが“1”だけ減算され、この
ときシステムコントローラ52からD/A変換器69に
対して出力される8ビットデータも“1”だけ減少さ
れ、これによりD/A変換器69から可変増幅器56c
に対して印加される電圧もその分だけ下げられ、かくし
て可変増幅器56cのゲインもそれに応じて減少させら
れる(図12)。
【0089】変数gの増大(ステップ1608)或いは
変数gの減少(ステップ1610)が行われると、ステ
ップ1611に進み、そこで変数v2p が更新された
後、本ルーチンは一旦終了する。かくして、ゲイン調整
ダイヤル90が回転させられると、その回転方向及び回
転量に応じて可変増幅器56cのゲイン設定が1倍から
4倍の範囲内で適宜調整され得ることになる。
【0090】ステップ1607で変数gが最大設定値[2
55] に到達しているとき、或いはステップ1610で変
数が最小設定値[000] に到達しているとき、ステップ1
611にスキップし、そこで変数v2p が単に更新され
るだけとなる。即ち、ステップ1607でg=255 のと
きには、回転方向Aへの更なるゲイン調整ダイヤル90
の回転は無効とされ、またステップ1608でg=0の
ときには、回転方向Bへの更なるゲイン調整ダイヤル9
0の回転は無効とされる。
【0091】図17を参照すると、CCDプロセス回路
53の別の実施形態が示される。この実施形態では、図
5に示した第1及び第2の入力系統54及び56の代わ
りに単一の入力系統99だけが設けられ、この単一の入
力系統99は互いに直列に配置されたプリアンプ99a
及び前処理回路99bを包含し、その間には例えば電圧
制御増幅器(VCA)のような可変増幅器59cが介在
させられる。通常光(三原色光)照明か紫外線照明かに
拘らず、撮像センサ16から読み出されたアナログ画素
信号はプリアンプ99aによって所定のゲインで増幅さ
れた後に可変増幅器99cによって更に増幅され、次い
で前処理回路99bで適宜画像処理を受けた後にA/D
変換器60に対して出力される。
【0092】プリアンプ99aでのゲインは固定値とし
て設定され、それは通常光(三原色光)照明時に得られ
るアナログ画素信号に適したものとされる。一方、通常
光照明時では、可変増幅器99cのゲインは常に1倍に
設定されるが、紫外線照明時では、ゲイン調整ダイヤル
90の回転方向及び回転量に従って上述した態様で可変
とされる。かくして、通常光照明時に得られるアナログ
画素信号はそれに応じた増幅度で増幅され、紫外線照明
時に得られる単色アナログ画素信号に対する増幅度はゲ
イン調整ダイヤル90の操作によって適宜決められるこ
とになる。
【0093】前処理回路99bで行われる種々の画像処
理時の処理設定値については、通常光照明及び紫外線照
明のいずれが選択されているかに応じてシステムコント
ローラ52の制御下で可変とされる。即ち、通常光照明
時に得られるアナログ画素信号はそれに応じた処理設定
値で画像処理を受け、また紫外線照明時に得られる単色
アナログ画素信号はそれに応じた処理設定値で画像処理
を受ける。
【0094】なお、通常光照明時に単一の入力系統99
を経た各色の1フレーム分のアナログ画素信号がA/D
変換器60によって1フレーム分のデジタル画素信号に
変換された後にカラービデオ信号として画像信号処理回
路35からTVモニタ装置に対して出力されることは図
4に示す実施形態の場合と同様であり、また紫外線照明
時に単一の入力系統99を経た1フレーム分の単色(紫
外線)アナログ画素信号がA/D変換器60によって1
フレーム分のデジタル画素信号に変換された後に単色ビ
デオ信号として画像信号処理回路35からTVモニタ装
置に対して出力されることも図4に示す実施形態の場合
と同様である。
【0095】図1に示す電子内視鏡システムにおいて、
CCDプロセス回路53が図17に示すように構成され
る場合には、図13に示す初期設定ルーチンは図18に
示すように変更されなければならない。先ず、ステップ
1303では、前処理回路99bでの処理設定値につい
ては通常光照明に応じたものとして初期設定される。勿
論、そのような初期設定は電子内視鏡システムの立上げ
時に通常光照明が強制的に選択されることに依る。ま
た、ステップ1305が加えられ、そこでは変数gに初
期設定値として“0”が設定され、これにより可変増幅
器99cのゲイン設定が1倍とされ、このため通常光照
明時に得られるアナログ画素信号が可変増幅器99cに
よって実質的に増幅を受けることはない。
【0096】同様に、図1に示す電子内視鏡システムに
おいて、CCDプロセス回路53が図17に示すように
構成される場合には、図14に示す照明切換監視処理ル
ーチンの一部は図19に示すように変更されなければな
らない。即ち、ステップ1409では、前処理回路99
bでの処理設定値については紫外線照明に応じたものに
変更され、またステップ1418では、前処理回路99
bでの処理設定値については通常光照明に応じたものと
して変更される。
【0097】更に、図1に示す電子内視鏡システムにお
いて、CCDプロセス回路53が図17に示すように構
成される場合には、図20に示すゲイン初期設定ルーチ
ンは図20に示すように変更されなければならない。即
ち、紫外線照明から通常光照明に切り換わったときに
は、変数gに“0”を設定するためのステップ1506
が加えられなければならない。勿論、これは通常光照明
時に得られるアナログ画素信号を可変増幅器99cによ
って実質的に増幅させないためである。
【0098】以上で述べた本発明による電子内視鏡シス
テムの実施形態にあっては、特殊波長光源ユニット36
で特殊波長光源としてUVランプ38が使用されている
が、その他の特殊波長光源例えば赤外線光源等が使用さ
れてもよい。また、特殊波長光源ユニット36は画像信
号処理ユニット14と独立したものとして構成されてい
るが、特殊波長光源ユニット36を画像信号処理ユニッ
ト14内に組み込むことも可能である。
【0099】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による電子内視鏡システムによれば、スコープを操る術
者は特殊波長光による照明時に得られる画素信号に対す
るゲイン設定を任意に調整し得るので、特殊波長光によ
る照明時でも光学的被写体像を術者の望む適正な明るさ
で再現することが可能となり、かくして特殊波長光照明
による診断等を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子内視鏡システムの一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理
ユニット内の回転式RGBカラーフィルタの正面図であ
る。
【図3】図2に示す回転式RGBカラーフィルタの側面
図である。
【図4】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理
ユニットに含まれる画像信号処理回路の詳細ブロック図
である。
【図5】図4に示す画像信号処理回路に含まれるCCD
プロセス回路の詳細ブロック図である。
【図6】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処理
ユニット内のシステムコントローラの入出力インターフ
ェース(I/O)の入力ポートの一部を照明切換スイッ
チとの関係で模式的に示す模式図である。
【図7】図1に示す電子内視鏡システムのスコープの操
作部に設けられたゲイン調整ダイヤルを示す部分斜視図
である。
【図8】図7に示すゲイン調整ダイヤルと組み合わされ
るフォトインタラプタを示す斜視図である。
【図9】図8に示すフォトインタラプタのスリット円板
を示す正面図である。
【図10】図8に示すフォトインタラプタの検出器と画
像信号処理ユニット内のシステムコントローラとの関係
を模式的に示すブロック図である。
【図11】フォトインタラプタのスリット円板を双方向
に回転させた際にその検出器の2つの受光素子からそれ
ぞれ出力される2つの出力信号のタイミングチャートで
ある。
【図12】画像信号処理ユニット内のCCDプロセス回
路内の可変増幅器のゲイン設定の調節のためにそこに印
加される印加電圧と、その印加電圧を発生させるD/A
変換器に出力される8ビットデータとの関係を示すグラ
フである。
【図13】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処
理ユニット内のシステムコントローラで実行される初期
設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図14】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処
理ユニット内のシステムコントローラで実行される照明
切換監視処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図15】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処
理ユニット内のシステムコントローラで実行されるゲイ
ン設定初期化ルーチンを示すフローチャートである。
【図16】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処
理ユニット内のシステムコントローラで実行されるゲイ
ン設定ルーチンを示すフローチャートである。
【図17】図5に示すCCDプロセス回路の別の実施形
態を示すブロック図である。
【図18】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処
理ユニット内の画像信号処理回路で図17に示すCCD
プロセス回路を用いた際にそのシステムコントローラで
実行される初期設定ルーチンのフローチャートである。
【図19】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処
理ユニット内の画像信号処理回路で図17に示すCCD
プロセス回路を用いた際にそのシステムコントローラで
実行される照明切換監視処理ルーチンの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図20】図1に示す電子内視鏡システムの画像信号処
理ユニット内の画像信号処理回路で図17に示すCCD
プロセス回路を用いた際にそのシステムコントローラで
実行されるゲイン設定初期化ルーチンのフローチャート
である。
【符号の説明】
10 スコープ 14 画像信号処理ユニット 16 撮像センサ 20 処置具挿通路 22 光ガイドケーブル 26 白色光ランプ 32 回転式RGBカラーフィルタ 35 画像信号処理回路 36 特殊波長光源ユニット 38 紫外線(UV)ランプ 40 光ガイドケーブル 46 回転式シャッタ 48 開閉シャッタ 52 システムコントローラ 53 CCDプロセス回路 56c 可変増幅器 69 デジタル/アナログ(D/A)変換器 77 フロントパネル 78 照明切換スイッチ 80 点灯スイッチ 82 電源ON/OFFスイッチ 88 照明切換スイッチ(フットスイッチ) 90 ゲイン調整ダイヤル 92 フォトインタラプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA23 CA04 CA06 CA13 DA22 GA02 GA06 4C061 AA00 BB01 CC06 DD03 LL01 MM00 NN01 PP12 QQ07 RR04 SS07 SS09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スコープと、このスコープの遠位端に設
    けられた撮像センサと、前記スコープの近位端に接続さ
    せられた画像信号処理ユニットとから成り、前記撮像セ
    ンサで得られる画素信号に基づいてビデオ信号を前記画
    像信号処理ユニットで作成する電子内視鏡システムであ
    って、 前記スコープの遠位端の前方側を通常光及び特殊波長光
    のいずれか一方によって選択的に照明するための照明切
    換手段と、 前記画素信号を調整可能なゲインで増幅する可変増幅器
    と、 前記特殊波長光による照明が前記照明切換手段によって
    選択されているときに前記可変増幅器のゲイン設定を調
    整するための手動操作可能なゲイン調整手段とを具備し
    て成る電子内視鏡システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子内視鏡システムに
    おいて、前記ゲイン調整手段が双方向に回転可能なゲイ
    ン調整ダイヤルと、このゲイン調整ダイヤルの回転方向
    を検出する回転方向検出手段と、前記ゲイン調整ダイヤ
    ルの回転量を検出する回転量検出手段とから成り、前記
    回転方向検出手段によって前記ゲイン調整ダイヤルの一
    方の回転方向が検出された際に前記回転量検出手段によ
    って検出された回転量に応じて前記可変増幅器のゲイン
    設定が増大され、前記回転方向検出手段によって前記ゲ
    イン調整ダイヤルの他方の回転方向が検出された際に前
    記回転量検出手段によって検出された回転量に応じて前
    記可変増幅器のゲイン設定が減少させられることを特徴
    とする電子内視鏡システム。
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