JP2001148175A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2001148175A
JP2001148175A JP33226399A JP33226399A JP2001148175A JP 2001148175 A JP2001148175 A JP 2001148175A JP 33226399 A JP33226399 A JP 33226399A JP 33226399 A JP33226399 A JP 33226399A JP 2001148175 A JP2001148175 A JP 2001148175A
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cartridge
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disk support
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Daiki Kobayashi
大樹 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクカートリッジの高速搬送時における
衝撃等からディスクを保護する。 【解決手段】 ディスクカートリッジは、上ハーフ2と
下ハーフ3とを突き合わせ結合して形成されるカートリ
ッジ本体4と、上記カートリッジ本体4に回転可能に収
納される情報信号が記録されるディスク5と、上記ディ
スク5の内周側部分の非信号記録領域5bに対応して上
記カートリッジ本体4の相対向する内面の少なくとも一
方に突設されたディスク支持部16と、上記ディスク支
持部16の上記ディスク5と対向する面側に配置された
耐摩耗性が高く滑性の高いディスク支持部材19とを備
えている。上記ディスク支持部材19は、多孔質の超高
分子素材で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号が記録さ
れる光ディスクや光磁気ディスク等のディスクをカート
リッジ本体内に収納し、ディスクの保護を図ったディス
クカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジ、例えば、光ディ
スクカートリッジは、図8に示すように、上、下一対の
ハーフ101,102からなる合成樹脂製のカートリッ
ジ本体103に情報信号の記録媒体としてのディスク1
04を回転自在に収納することにより構成されている。
上記カートリッジ本体103は、記録及び/又は再生用
の開口部105及びディスクテーブル進入用(回転駆動
用)開口部106を有しているとともに、これら開口部
105,106を開閉するシャッタ部材107を備えて
いる。
【0003】図9に示すように、上記カートリッジ本体
103は、上下の内面103a,103bに、上記ディ
スクテーブル進入用開口部106の周縁部を囲むように
ディスク支持部108を有している。
【0004】上記ディスク支持部108は、上記カート
リッジ本体103の上下の内面103a,103bに突
出形成されている。
【0005】上記ディスク支持部108は、上記ディス
ク104と対向する面にディスク支持部材109を備え
ていて、該ディスク支持部材109を介して、上記ディ
スク104の非信号記録領域を支持するようになってい
る。
【0006】上記ディスク支持部材109は、耐摩耗性
及び滑性の高い超高分子量ポリエチレンやポリテトラフ
ルオロエチレン等の高分子素材で作られていて、上記デ
ィスク104が回転する際の摩耗の発生及び摩耗粉の発
生等を抑制するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のディ
スクカートリッジは、複数のカートリッジ収納部を設け
た収納体を備え、この収納体に収納された複数のディス
クカートリッジを選択的に取り出して情報信号の記録及
び/又は再生を行うディスク交換機構を備えた記録及び
/又は再生装置に収納されて利用される場合がある。
【0008】このディスク交換機構を備えた記録及び/
又は再生装置にあっては、複数のディスクカートリッジ
を選択的に取り出して情報信号の記録及び/又は再生を
行うことにより、情報信号の記録及び/又は再生が行わ
れるディスクカートリッジの交換作業を迅速に行うこと
が可能となり、大容量の情報信号を容易に連続して記録
及び/又は再生することが可能となる。
【0009】ディスク交換機構を備えた記録及び/又は
再生装置にあっては、複数のディスクカートリッジに対
し時間間隔を大きくあけることなく連続的に情報信号の
記録及び/又は再生が可能となり、このためには、収納
部とカートリッジ装着部間に亘る搬送操作を高速で行う
必要がある。すなわち、ディスクカートリッジの交換操
作を極めて高速で行う必要がある。
【0010】ディスクカートリッジを高速で搬送する
と、ディスクカートリッジに大きな衝撃が与えられてし
まう。その結果、カートリッジ本体内に回転自由に収納
されたディスク104は、カートリッジ本体103内で
振動し、ディスク104と、このディスク104を支持
するディスク支持部材109間で衝突を繰り返してしま
う。
【0011】これまで、ディスク支持部材109として
充実質(ソリッド)の超高分子量ポリエチレン或いは充
実質のポリテトラフルオロエチレンを使用していた。し
かし、上述のように更なる高速搬送が進むと、上記材料
が摩耗し、摩耗粉の発生も著しいものとなる。
【0012】このような摩耗粉が発生してカートリッジ
本体の内部に滞留すると、ディスクの信号記録領域に、
この摩耗粉が付着する。信号記録領域に摩耗粉が付着す
ると、ディスク104に対する情報信号の記録及び/又
は再生に欠落を発生させてしまう。
【0013】特に、ディスクカートリッジに収納された
ディスクが光ディスクの場合には、この障害は顕著であ
り、光ヘッド装置から出射された光ビームが、光ディス
クに付着した摩耗粉によって記録層まで到達できず、光
ビームが照射された部分の記録層の温度上昇を妨げ、記
録層からの戻り光量が減少し、記録動作が出来なくなっ
てしまう。
【0014】本発明の目的は、カートリッジ本体に収納
されるディスクへの傷付きや、カートリッジ支持部材の
摩耗を防止すると共に、支持部材とディスクの摺接から
生じる摩耗粉の発生を防止して情報信号の記録及び/又
は再生時における情報信号の欠落を発生させることのな
いディスクカートリッジを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上ハーフと下
ハーフとを突き合わせ結合して形成されるカートリッジ
本体と、上記カートリッジ本体に回転可能に収納される
情報信号が記録されるディスクと、上記ディスクの内周
側部分の非信号記録領域に対応して上記カートリッジ本
体の相対向する内面の少なくとも一方に突設されたディ
スク支持部と、上記ディスク支持部の上記ディスクと対
向する面側に配置された耐摩耗性が高く滑性の高いディ
スク支持部材とを備えてなるカートリッジにおいて、上
記ディスク支持部材を、超高分子量ポリエチレンやポリ
テトラフルオロエチレン等の多孔質の素材で形成した。
【0016】上記多孔質の素材で形成されたディスク支
持部材は、多孔質でない充実質のディスク支持部材に較
べて柔軟性を有し、ディスクカートリッジの高速搬送時
等におけるディスクの衝撃を吸収し、ディスクを保護す
るとともに、摩耗粉の発生を防止する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスクカート
リッジ1の分解斜視図を示す。
【0018】上記ディスクカートリッジ1は、合成樹脂
材料を成形して略矩形状に形成した上下一対のハーフ
2,3を突き合わせ、各コーナ部の近傍をビス31によ
って結合したカートリッジ本体4を備え、このカートリ
ッジ本体4に情報信号の記録媒体となる光ディスクや光
磁気ディスク等のディスク5を収納している。カートリ
ッジ本体4の上下両面には、中央部から前面側に亘って
このディスクカートリッジ1が装着される記録及び/又
は再生装置内に配置されるディスク回転駆動機構のディ
スクテーブル及びディスク回転駆動機構によって回転操
作されるディスク5に対し所定の情報信号の記録及び/
又は再生を行う光ピックアップ装置等の記録再生手段が
臨む開口部7,8が開設されている。これら開口部7,
8は、カートリッジ本体4に摺動自在に設けられたシャ
ッタ部材9によって閉塞され、ディスクカートリッジ1
が記録及び/又は再生措置に装着される使用時に限って
開放され、非使用時にカートリッジ本体4内に塵埃等が
侵入することを防止し、さらにディスク5の信号記録領
域5aに手指が触れることを防止し、少なくとも信号記
録領域5aに塵埃や指紋が付着することによって生ずる
情報信号の記録再生エラーを防止するようにしている。
【0019】カートリッジ本体4を構成する上ハーフ2
と下ハーフ3は、成形性が良好で十分な機械的強度を有
する合成樹脂、例えばポリカーボネート樹脂により形成
されてなる。そして、上ハーフ2と下ハーフ3は、互い
に突き合わせ結合されたカートリッジ本体4を構成した
とき、その内部にディスク5を回転可能に収納するに足
る空間を構成するものであって、これら上ハーフ2及び
下ハーフ3の周縁には、突き合わせ結合されることによ
りカートリッジ本体4の周側壁を構成する立上り壁3
2,33が形成されている。また、上ハーフ2と下ハー
フ3の相対向する内面には、カートリッジ本体4に収納
されるディスク5の水平方向の収納位置を規制する位置
規制壁を構成すると共にディスク収納部6を構成する複
数の円弧状の突条片34,35が形成されている。これ
ら円弧状の突条片34,35は、カートリッジ本体4に
収納されるディスク5の外径よりも大きな円周上に位置
し、立上り壁32,33に内接するように設けられてい
る。
【0020】上記開口部7,8は、カートリッジ本体4
の上下両面、すなわち上ハーフ2及び下ハーフ3の中心
部分からシャッタ部材9が取り付けられる側の前面側側
縁に亘って略長方形状に形成され、カートリッジ本体4
に収納されたディスク5の外周端部付近から中心部分に
亘る部分をカートリッジ本体4の外方に臨ませ得るよう
に形成されている。このように開口部7,8を形成する
ことにより、情報信号書込み読出し手段がディスク5の
内外周に亘って走査可能になると共に、ディスク5を回
転駆動する記録及び/又は再生装置側に配設されるディ
スク回転操作機構のディスクテーブルもこれら開口部
7,8を介してカートリッジ本体4内に進入してディス
ク5を支持可能となる。なお、上記開口部7,8は、カ
ートリッジ本体4の中央部に位置する円形をなすディス
クテーブル進入用開口部7b,8bと、これら開口部7
b,8bに連続してカートリッジ本体4の前面側に亘っ
て形成された光ピックアップ装置等の記録及び/又は再
生手段が臨む記録及び/又は再生用開口部7a,8aと
から構成されている。
【0021】そして、上記開口部7,8を構成するディ
スクテーブル進入用開口部7b,8bの周縁であって、
カートリッジ本体4に収納されるディスク5の内周側部
分の非信号記録領域5bに対応する位置には、カートリ
ッジ本体4の内方に突出するようにしてディスク支持部
16が設けられている。上記ディスク支持部16は、略
馬蹄状に形成されている。
【0022】図2に示すように、ディスク支持部16
は、上ハーフ2及び下ハーフ3の相対向する内面にそれ
ぞれ設けられ、円形をなすディスクテーブル進入用開口
部7b,8bを二重に囲むように形成された2条の円弧
状リブ17より構成されている。そして、2条の円弧状
リブ17間の凹状部27内外に位置して、ディスク支持
部16の周回り方向に一定の間隔をもって円弧状リブ1
7と同一の高さを有する複数の突設部18が分散して形
成されている。これら突設部18のディスク5と対向す
る上面には、耐摩耗性が高く滑性の高いディスク支持部
材19が配設されている。すなわち、上ハーフ2及び下
ハーフ3の相対向する内面には、複数のディスク支持部
材19が、互いに一定の間隔をもって複数環状に配設さ
れている。ここで、ディスク支持部材19は、接着剤を
用いて突設部18に貼着される。
【0023】上記ディスク支持部材19が配設される各
突設部18は、略馬蹄状に形成されたディスク支持部1
6の周回り方向に、図3に示すように、等間隔に5箇所
に設けられる。ここでは、各突設部18は、略馬蹄状の
ディスク支持部16が周縁に沿って形成されたディスク
テーブル進入用開口部8bの中心P1を中心にして60
度の等間隔に形成されている。このように、各突設部1
8をディスクテーブル進入用開口部8bの中心P1を中
心にして等間隔に形成することにより、ディスク支持部
材19を貼着する際、ディスクテーブル進入用開口部8
bの中心を基準として上ハーフ2又は下ハーフ3を回転
させ一枚ずつ貼着するのに有利である。すなわち、自動
組立て機を用いてディスク支持部材19を貼着する際、
貼着位置の位置制御が容易となる。
【0024】上記ディスク支持部材19は、多孔質の超
高分子素材、ここでは気孔率30%、平均孔径30μ
m、厚み0.1mmの超高分子量ポリエチレン多孔質シ
ートを円形に打ち抜くことにより形成されている。
【0025】図4(A)〜(E)は、上記ディスク支持
部材19の製造方法を示す。先ず、図4(A)に示すよ
うに高分子量ポリエチレン粉末201を金型202内に
充填し、これを特定温度で加熱して、上記金型202内
に充填されている高分子量ポリエチレン粉末201の密
度を調整する。次に、図4(B)に示すように、金型2
02内の高分子量ポリエチレン粉末201を加圧部材2
03で加圧しながら加熱したのちに冷却することによ
り、図4(C)に示すように多孔質度の均一な超高分子
量ポリエチレン成形体204を形成する。次に、図4
(D)に示したように上記高分子量ポリエチレン成形体
204を、旋盤205で削り出して超高分子ポリエチレ
ン多孔質シート206を形成する。そして、上記多孔質
シート206を所定の形状に打ち抜くことにより図4
(E)に示すようなディスク支持部材19が形成される
のである。
【0026】そして、上記ディスク支持部材19は、上
記上ハーフ2及び下ハーフ3の突設部18に貼着されて
使用され、上記ディスク5の非信号記録領域5bに当接
して、これを支持するのである。
【0027】図1に示したように、上記ディスク5は、
信号記録領域5aと非信号記録領域5bを設けたディス
ク本体部51と、該ディスク本体部51の中央部に取り
付けられたチャッキング用のハブ52を有している。
【0028】上記ハブ52は、中央部に図示省略のディ
スクテーブルのセンタースピンドルが挿入する中心孔5
3を有していて、ディスク駆動装置に装着したときと、
上記中心孔53にセンタースピンドルが侵入し、上記ハ
ブ52は、上記ディスクテーブル上にマグネットチャッ
キングされるようになっている。
【0029】ここで、上記本発明の超高分子量ポリエチ
レン多孔質シートのディスク支持部材(本案品)と、従
来の高分子量ポリエチレン充実質シートのディスク支持
部材(従来品)の摩擦係数の比較試験を行なった。
【0030】試験方法は、図5に示したように、円錐状
摩擦子301に本案品のディスク支持部材又は従来品の
ディスク支持部材を貼り付け、これを5.25MO基板
302のPC面(ポリカーボネート面)又は紫外線硬化
(UV)樹脂の保護膜面に荷重50gで押し付けて、上
記5.25MO基板302を76mm/secのスピー
ドで往復移動させた。
【0031】その結果、下記の表1のようなデータが得
られた。
【0032】
【表1】
【0033】上記結果から明らかなように本案品は、従
来品に較べてPC面、保護膜面の両方において、摩擦係
数が小さく、ディスクとの抵抗(摩耗力)が低いことが
明らかになった。
【0034】また、従来品を保護膜面に使用した場合
に、50,000回前後に保護膜面等の削れが発生し、
摩擦係数が飛躍的に増加するが100,000回になる
と摩擦係数が逆に減少したが、これは発生した摩耗粉の
影響によるものと思われる。しかし、本案品において
は、上述の従来品のような傾向は見られなかった。ま
た、本案品を保護膜面に使用した場合にはPC面に使用
した場合よりも摩擦係数は常に小さく、また保護膜面に
使用した場合には、10,000回、50,000回、
100,000回になっても摩擦係数はPC面の場合ほ
ど増加しないのでディスク支持部材が接触するディスク
5の非信号記録領域5bには、UV樹脂の保護膜壁を設
けるのが望ましい。
【0035】なお、図6に示すように、3個の突設部1
8を120゜の間隔をもって形成し、これら突設部18
に上記ディスク支持部材19を貼り付けてもよい。ま
た、図7に示したように馬蹄型のディスク支持部16の
ディスクと対向する面の全域を平坦面として、該面に所
定の間隔をもって複数のディスク支持部材19を貼り付
けてもよい。上記ディスク支持部材19は、円形、方
形、その他の形状であってもよい。貼り付け方法は、接
着に限らず溶着その他の方法でもよい。
【0036】また、多孔質の素材は、超高分子量ポリエ
チレンに限らず、ポリテトラフルオロエチレン等の合成
樹脂、或いはその焼結体や、その他の素材であってもよ
い。そして、上記多孔質の超高分子素材の気孔率は、厚
さ方向における緩衝性、弾力性の観点から、シート厚の
半分以下とする20〜50%、好ましくは25(1/
4)〜35(約1/3)%が望ましい。
【0037】
【発明の効果】本発明のディスクカートリッジには次に
述べるような効果がある。
【0038】(1)請求項1〜4のディスクカートリッ
ジは、ディスク支持部材を多孔質の素材、特に超高分子
素材で形成したので、上記ディスク支持部材を充実質
(非多孔質)の素材で形成したものに較べて柔軟性に優
れていて、ディスクカートリッジ高速搬送時のディスク
の衝撃を吸収し、ディスクの損傷や摩耗粉の発生等を防
止することができる。
【0039】(2)請求項5のディスクカートリッジ
は、ディスク支持部材が接触するディスクの非信号記録
領域を紫外線硬化樹脂の保護膜層で覆ったので、上記デ
ィスク支持部材がディスクのポリカーボネート基板の表
面に直接、接触する場合に較べて摩耗係数を小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカートリッジの分解斜視図。
【図2】下ハーフの拡大斜視図。
【図3】要部の拡大平面図。
【図4】(A),(B),(C),(D),(E)は、
ディスク支持部材の製造方法を示す工程図。
【図5】摩耗係数の試験方法を示す説明図。
【図6】ディスク支持部の変形例を示す平面図。
【図7】ディスク支持部の変形例を示す平面図。
【図8】従来例の斜視図。
【図9】従来例の要部の断面図。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ、2,3…上下一対のハー
フ、4…カートリッジ本体、5…ディスク、5a…信号
記録領域、5b…非信号記録領域、16…ディスク支持
部、19…ディスク支持部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとを突き合わせ結合
    して形成されるカートリッジ本体と、 上記カートリッジ本体に回転可能に収納される情報信号
    が記録されるディスクと、 上記ディスクの内周側部分の非信号記録領域に対応して
    上記カートリッジ本体の相対向する内面の少なくとも一
    方に突設されたディスク支持部と、 上記ディスク支持部の上記ディスクと対向する面側に配
    置された耐摩耗性が高く滑性の高いディスク支持部材と
    を備え、 上記ディスク支持部材は、多孔質の素材で形成されてい
    ることを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 多孔質の素材は、超高分子量ポリエチレンの多孔質シー
    トであることを特徴とするディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 多孔質の素材は、ポリテトラフルオロエチレンの多孔質
    シートであることを特徴とするディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 多孔質の素材は、気孔率が20〜50%であることを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記ディスク支持部材が接触するディスクの表面は、デ
    ィスク基板材とするポリカーボネート及びもしくは紫外
    線硬化樹脂の保護膜層でコーティングされていることを
    特徴とするディスクカートリッジ。
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