JP2001148162A - マルチトラックディスク再生装置 - Google Patents

マルチトラックディスク再生装置

Info

Publication number
JP2001148162A
JP2001148162A JP33138099A JP33138099A JP2001148162A JP 2001148162 A JP2001148162 A JP 2001148162A JP 33138099 A JP33138099 A JP 33138099A JP 33138099 A JP33138099 A JP 33138099A JP 2001148162 A JP2001148162 A JP 2001148162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
tracks
disk
data
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33138099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanao Tanaka
孝直 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33138099A priority Critical patent/JP2001148162A/ja
Publication of JP2001148162A publication Critical patent/JP2001148162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマルチトラックディスク再生装置に比
べ、大容量のフレームバッファメモリ等を節約し、回路
規模の縮小、及び製造コストの抑制を可能とするマルチ
トラックディスク再生装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ディスク上の複数個のトラックを同時に
読み込んだ並列のデータをEFM復調回路の手前でディ
スク上のアドレス順に一列に整列させることにより、E
FM復調回路、大容量のフレームバッファ回路等を節約
でき、また、複数トラック分の読み取りデータを1つの
PLL回路で位相合せを行なうことによりPLL回路を
節約することができる。そのため、マルチトラックディ
スク再生装置の回路規模の縮小、製造コストの抑制を可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチトラックディ
スク再生装置に関し、特にCD−ROM等に用いられる
光ディスクの複数のトラックを同時に読み取り、読み取
った信号を並列に再生する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年CD−ROM装置等の光ディスク装
置では高速読み取り機能が要求されており、それを実現
する手段として隣接する複数のトラックデータを並列に
読み出すマルチトラックディスク再生装置が提案されて
いる。以下、従来の上記マルチトラックディスク再生装
置によるデータの読み出し手段について、例を挙げて説
明することにする。
【0003】図5は、従来のマルチトラックディスク再
生装置の一例を示しており、US005627805A
に記載されているものである。図示するように、記録面
に複数のトラックが螺旋状に形成され、符号化記録され
た情報ディスク上の隣接する複数個のトラックから同時
に読み取られたN本トラック分のデータは、受光素子群
1からデータスライス回路2に入り、該データのレベル
を一定にした後、ディジタル化回路3に入る。次にN本
トラック分のアナログデ−タはデジタル化回路3により
並列にデジタル化され、N本トラック毎にN個のPLL
回路4により位相同期するクロックを抽出し、それに対
応したEFM復調回路6によりEFM復調された後、そ
れぞれ大容量のフレ−ムバッファメモリ回路7に貯えて
ディスク上の配列どおりに整列させ、先頭のデータから
順にCIRC(Cross Interleaved Reed-solomon Cod
e)回路8によりCIRCエラー訂正を行い、インター
フェイスを介してホストコンピュータに出力している。
【0004】CD−ROMデータの場合は、CIRCエ
ラー訂正後、更にこのバッファメモリ上でECC(Erro
r Correction Code)回路9によりECCエラー訂正を
行い、インターフェイスを介してホストコンピューター
に出力している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のマルチビ
ーム法でデータ読みだしを行う場合、まずN本の複数ト
ラックから読み出されたデータを並列に処理する為、そ
れに対応したN本トラック分のPLL回路4、EFM復
調回路6が必要となる。また次の信号処理段階であるC
IRCエラー訂正時においては、CIRCエラー訂正回
路の直前で、最低でもディスク1回転分×同時に読み取
り可能なトラック本数分のフレームデータ用バッファメ
モリを用意する必要がある。
【0006】これは、元来CIRC符号化法は局部的な
ディスク上の欠陥に対応するため、インターリーブと呼
ばれる手法で、最大で108CDフレームにわたり分散
して記録されているデータを、データの先頭から順にフ
レームデータ用のバッファに貯え、分散して記録されて
いるデータから該当するビットデータを抽出して復号回
路に入力し、復号を行うデ−タ処理が必要であったため
である。
【0007】つまり、US005627805Aの方法
では、前述した通り、ディスク1回転分×同時読み取り
可能なトラック本数分のフレームデータ数に一致する大
容量フレームバッファメモリ、あるいはその容量を上回
る大容量フレームバッファメモリを用意する必要がある
という問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
為になされたものであり、従来のマルチトラックディス
ク再生装置に比べ、大容量のフレームバッファメモリ等
を節約し、回路規模の縮小、及び製造コストの抑制を可
能とするマルチトラックディスク再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1にかかるマルチトラックディスク再生装置
は、記録面に複数のトラックが螺旋状に形成され、符号
化記録された情報ディスク上の隣接する複数個のトラッ
クを同時に読み取り、読み取った信号を並列に再生する
マルチトラックディスク再生装置において、出力された
複数個のトラックの読み取り信号をそれぞれデジタルデ
ータに変換するデジタル化回路と、上記デジタル化回路
によりトラック毎にデジタル化した複数トラックの読み
取りデータに位相同期するクロックを抽出し、トラック
毎に位相合せを行なうPLL(Phase Locked Loop)回
路と、上記PLL回路から出力されたデータを一時保管
し、該データを上記ディスク上のアドレス順に一列に整
列させるバッファ回路と、上記バッファ回路により,デ
ィスク上のアドレス順に一列に整列されたデータのEF
M(Eight to Fourteen Modulation)復調を行なうEF
M復調回路と、上記EFM復調回路によるEFM復調後
のデータを一時保管するフレームバッファメモリ回路
と、上記フレームバッファメモリ回路上のデータのエラ
ー訂正を行なうエラー訂正回路とを備え、上記EFM復
調回路にデータが入力される前に上記バッファ回路によ
りデータをディスク上のアドレス順に一列に整列させる
ものである。
【0010】また、請求項2にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、請求項1に記載のマルチトラックデ
ィスク再生装置において、上記PLL回路は、N本トラ
ックの読み取りデータの各々毎にそれぞれ設けられ、N
本トラック分の読み取りデータの位相合せを、N個のP
LL回路により行なうものである。
【0011】また、請求項3にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、請求項1に記載のマルチトラックデ
ィスク再生装置において、上記PLL回路は、N本トラ
ック分の読み取りデータに対して1つ設けられ、該PL
L回路は、N本トラック分の読み取りデータの各々から
それぞれクロックを抽出し、各読み取りデータの位相合
せを行ない、N本トラック分の読み取りデータの位相合
せを、1個のPLL回路により行なうものである。
【0012】また、請求項4にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、請求項1に記載のマルチトラックデ
ィスク再生装置において、上記PLL回路は、M本(1
<M<N)のトラック分の読み取りデータに対して1つ
設けられ、該PLL回路は、M本のトラックの読み取り
データの各々からそれぞれクロックを抽出し、各読み取
りデータの位相合せを行ない、N本トラック分の読み取
りデータの位相合せを、K個(1<K<N)のPLL回
路により行なうものである。
【0013】また、請求項5にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、請求項1乃至請求項4の何れかに記
載のマルチトラックディスク再生装置において、ディス
クの回転速度を制御するディスク回転制御回路を備え、
上記ディスク回転制御回路が、上記PLL回路での位相
合わせに失敗した場合には、ディスクの回転速度を遅く
する制御を行い、上記PLL回路での位相合わせが任意
に設定した時間、エラーなく動作した場合には、ディス
クの回転速度を速くする制御を行なうものである。
【0014】また、請求項6にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、記録面に複数のトラックが螺旋状に
形成され、符号化記録された情報ディスク上の隣接する
複数個のトラックを同時に読み取り、読み取った信号を
並列に再生するマルチトラックディスク再生装置におい
て、N本トラック分の読み取りデータに対して1つのP
LL回路を設け、該PLL回路が、N本トラック分の読
み取りデータの各々からそれぞれクロックを抽出し、各
読み取りデータの位相合せを行ない、N本トラック分の
読み取りデータの位相合せを、1個のPLL回路により
行なうものである。
【0015】また、請求項7にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、請求項6に記載のマルチトラックデ
ィスク再生装置において、ディスクの回転速度を制御す
るディスク回転制御回路を備え、上記ディスク回転制御
回路が、上記PLL回路での位相合わせに失敗した場合
には、ディスクの回転速度を遅くする制御を行い、上記
PLL回路での位相合わせが任意に設定した時間、エラ
ーなく動作した場合には、ディスクの回転速度を速くす
る制御を行なうものである。
【0016】また、請求項8にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、記録面に複数のトラックが螺旋状に
形成され、符号化記録された情報ディスク上の隣接する
複数個のトラックを同時に読み取り、読み取った信号を
並列に再生するマルチトラックディスク再生装置におい
て、M本(1<M<N)のトラックの読み取りデータに
対して1つのPLL回路を設け、該PLL回路が、M本
のトラックの読み取りデータの各々からそれぞれクロッ
クを抽出し、各読み取りデータの位相合せを行ない、N
本トラック分の読み取りデータの位相合せを、K個(1
<K<N)のPLL回路により行なうものである。
【0017】また、請求項9にかかるマルチトラックデ
ィスク再生装置は、請求項8に記載のマルチトラックデ
ィスク再生装置において、ディスクの回転速度を制御す
るディスク回転制御回路を備え、上記ディスク回転制御
回路が、上記PLL回路での位相合わせに失敗した場合
には、ディスクの回転速度を遅くする制御を行い、上記
PLL回路での位相合わせが任意に設定した時間、エラ
ーなく動作した場合には、ディスクの回転速度を速くす
る制御を行なうものである。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1によるマルチトラックディスク再生装置を図1を
用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1による
マルチトラックディスク再生装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。図において、1はディスク上の隣接す
る複数個のトラックから同時に読み取られたN本トラッ
ク分の信号をアナログデータとして読み取る受光素子
群、2は受光素子群1からのN本トラック分のアナログ
データを一定のレベルに調節するデータスライス回路、
3はアナログデータをデジタルデータに変換するデジタ
ル化回路、4はデジタル化されたトラックの読み取りデ
ータに位相同期するクロックを抽出するPLLを行うP
LL回路、5はPLL後のデータを一時保管し、該デー
タをディスク上のアドレス順に一列に整列させるバッフ
ァ回路、6はEFM復調を行うEFM復調回路、7はE
FM復調後のデータを一時保管するフレームバッファメ
モリ回路である。8はCIRC回路、9はECC回路で
あり、ともにデータのエラー訂正を行なうエラー訂正回
路としての機能を有する。なお、PLL回路4は、N本
トラック分の読み取りデータ毎にそれぞれPLL回路4
−1、4−2、…、4−Nが設けられている。
【0019】次に動作について説明する。図1では記録
面上に複数のトラックが螺旋状に形成され、符号化記録
された情報ディスク上の隣接する複数個のトラックから
同時に読み取られたN本トラック分の信号は並列に受光
素子群1に入りアナログデータとして読み取られる。次
にN本トラック分のアナログデータは受光素子群1から
データスライス回路2に入り、該データのレベルを一定
にした後、ディジタル化回路3に入る。そして、デジタ
ル化回路3により並列にデジタル化されたデータは、N
本トラックの各々毎に設けられたPLL回路4によりそ
れぞれ位相同期するクロックが抽出され、各トラック毎
に位相合せが行われる。トラック毎に位相合せが行われ
た並列のデータはバッファ回路5に一時保管され、ディ
スク上のアドレス順に一列に整列された後、EFM復調
回路6に出力される。その後、該一列に整列されたデー
タは、従来のCD−ROMドライブ等で使用されている
回路同様に、EFM復調回路6によりEFM復調され、
フレームバッファメモリ回路7を介して、CIRC8に
よるCIRCエラー訂正、及びCD−ROMデータの場
合はCIRCエラー訂正後更に、ECC9でECCエラ
ー訂正を行い、インターフェイスを介して、ホストコン
ピュ−タに送り込まれる。
【0020】なお、データを一列に整列するバッファ回
路5は、データ転送用のバッファも兼ねているため、別
途データ転送用のバッファ回路を設ける必要がなく、バ
ッファ回路を節約することができる。
【0021】このように、EFM復調回路6によりEF
M復調を行なう前に、並列に読み込んだデータをバッフ
ァ回路5により一列に整列させるため、従来のマルチビ
ームでデータ読み出しを行なう場合に必要となるN本ト
ラック分のEFM復調回路6が1回路で済む。また、デ
ータを一列に整列した後にCIRC回路8にデータを入
力できるため、インターリーブ手法で最大で108CD
フレームにわたり分散して記録されたデータを先頭から
順に貯えるための、ディスク1回転分×同時に読み取り
可能なトラック本数分に対応する大容量のフレームバッ
ファメモリ或いは、その容量を上回る大容量のフレーム
バッファメモリを節約できる効果が得られる。
【0022】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
よるマルチトラックディスク再生装置について図2、図
3を用いて説明する。図2、図3は本発明の実施の形態
2によるマルチトラックディスク再生装置の構成の一例
を示すブロック図である。図2、図3に示すように、記
録面上に複数のトラックが螺旋状に形成され、符号化記
録された情報ディスク上の隣接する複数個のトラックか
ら同時に読み取られたN本トラック分の信号は、並列に
受光素子群1に入りアナログデータとして読み取られ
る。次にN本トラック分のアナログデータは受光素子群
1からデータスライス回路2に入り、該データのレベル
を一定にした後、ディジタル化回路3に入る。そして、
デジタル化回路3により並列にデジタル化されたデータ
は、PLL回路4により位相合せが行われる。
【0023】以下、PLL回路4の構成、動作について
図2による場合と図3による場合に分けて詳しく説明す
ることにする。なお、本発明のマルチトラックディスク
再生装置によるPLL回路4による位相合せ後の処理に
ついては上記実施の形態1と同じであるため、説明を省
略する。
【0024】図2に示すPLL回路4は、該PLL回路
4内に、トラック毎に読み取られたデータに位相同期す
るクロックを抽出するクロック抽出部10−1、10−
2、…、10−NをN本トラックの読み取りデータの各
々毎に有する構成をしており、上記クロック抽出部10
−1乃至10−Nから同時に抽出されたN本トラック分
の読み取りデータに対するクロックの位相合せを1つの
PLL回路で行なっている。
【0025】また、図3に示すPLL回路4−1乃至4
−N/2は、図示するように、各PLL回路4−1乃至
4−N/2内に、トラック毎に読み取られたデータに位
相同期するクロックを抽出するクロック抽出部10−1
と10−2、10−3と10−4、及び10−(N−
1)と10−Nをそれぞれ有する構成をしており、PL
L回路4−1乃至4−N/2には2本のトラック分の読
み取りデータが入力され、それぞれ読み取られたデータ
に位相同期するクロックを抽出し、上記クロック抽出部
10−1と10−2、10−3と10−4、及び10−
(N−1)と10−Nから同時に抽出されたそれぞれ2
本のトラック分の読み取りデータに対するクロックの位
相合せをそれぞれ1つのPLL回路4−1乃至4−N/
2で行なっている。
【0026】このように、N本、又は2本のトラック分
の読み取りデータに対するクロックの位相合せを1つの
PLL回路4で行なうことにより、上記実施の形態1の
ようにN本トラックの読み取りデータの各々毎にPLL
回路4を設ける場合に比べ、PLL回路4の数を減らす
ことができ、マルチトラックディスクの回路規模の縮小
が可能となる。
【0027】また、上記実施の形態1と同様に、EFM
復調回路6によりEFM復調を行なう前に、並列に読み
込んだデータをバッファ回路5により一列に整列させる
ため、従来のマルチビームでデータ読み出しを行なう場
合に必要となるN本トラック分のEFM復調回路6が1
回路で済み、さらに、データを一列に整列した後にCI
RC回路8に入力できるため、インターリーブ手法で最
大で108CDフレームにわたり分散して記録されたデ
ータを先頭から順に貯えるための、ディスク1回転分×
同時に読み取り可能なトラック本数分に対応する大容量
のフレームバッファメモリ或いは、その容量を上回る大
容量のフレームバッファメモリを節約できる効果も得ら
れる。
【0028】なお、本発明の実施の形態2では、N本、
又は2本のトラック分の読み取りデータに対する位相合
せを1つのPLL回路4で行なう場合について説明した
が、勿論これらに限られず、M本(1<M<N)のトラ
ック分の読み取りデータに対する位相合せを1つのPL
L回路4で行なう場合であっても、本実施の形態2と同
様の効果が得られる。
【0029】また、本発明の実施の形態2では、PLL
回路4による位相合せをした後、上記実施の形態1の場
合と同様にEFM復調回路6の手前でバッファ回路5に
よりデータをディスク上のアドレス順に一列に整列する
場合について説明したが、勿論これに限られず、N本ト
ラック分の読み取りデータに対する位相合せを1つのP
LL回路4で行なう場合、及びM本(1<M<N)のト
ラック分の読み取りデータに対する位相合せを1つのP
LL回路4で行なう場合であれば、N本トラックの読み
取りデータの各々毎にPLL回路4を設ける場合に比
べ、PLL回路4の数を減らすことができ、マルチトラ
ックディスクの回路規模の縮小が可能となる。
【0030】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3によるマルチトラックディスク再生装置につい
て、図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形
態3によるマルチトラックディスク再生装置の構成の一
例を示すブロック図である。図において、11は装置全
体の動作を制御するシステムコントローラ、12はディ
スクの回転速度を制御するディスク回転制御回路であ
る。なお、他の構成要素については、上記実施の形態1
の場合と同様であるため説明を省略する。
【0031】記録面上に複数のトラックが螺旋状に形成
され、符号化記録された情報ディスク上の隣接する複数
個のトラックから同時に読み取られたN本トラック分の
信号は、並列に受光素子群1に入りアナログデータとし
て読み取られる。次にN本トラック分のアナログデータ
は受光素子群1からデータスライス回路2に入り、該デ
ータのレベルを一定にした後、ディジタル化回路3に入
る。そして、デジタル化回路3により並列にデジタル化
されたデータは、N本トラック毎に設けられたPLL回
路4により位相同期するクロックが抽出され、トラック
毎に位相合せが行われる。トラック毎に位相合せが行わ
れた並列のデータはバッファ回路5に一時保管され、デ
ィスク上のアドレス順に一列に整列された後、EFM復
調回路6に出力される。その後、該一列に整列されたデ
ータは、EFM復調回路6によりEFM復調され、フレ
ームバッファメモリ回路7を介して、CIRC回路8に
出力される。CIRC回路8では、入力されたデータの
エラー訂正を行なうと共に、上記PLL回路4による位
相合せがディスクの傷や偏心、面振れ等の光学系の読み
取り障害により、うまく行っていなかった場合には、そ
のことを示すフラグをシステムコントローラ11に出力
する。該フラグを受けたシステムコントローラ11は、
ディスクの回転速度を減速させる命令をディスク回転制
御回路12に出力し、この命令を受けたディスク回転制
御回路12はディスクの回転速度を落とす制御を行な
い、PLL回路による位相合せが正確に行なわれるよう
にする。
【0032】一方、任意に設定した時間、システムコン
トローラ11がCIRC回路8からのPLL回路4によ
る位相合せがうまく行かなかったことを示すフラグを受
け取ることがなかった場合、システムコントローラ11
は、ディスクの回転速度を速くする命令をディスク回転
制御回路12に出力し、該命令を受けたディスク回転制
御回路12はディスクの回転速度を上げる制御を行な
い、データの処理速度の最適化を図る。
【0033】このようにシステムコントローラ11から
の命令を受けたディスク回転制御回路12がディスクの
回転速度を制御することにより、最適なディスクの回転
速度によりデータの読み出しを行なうことができる。
【0034】また、上記実施の形態1と同様に、EFM
復調回路6によりEFM復調を行なう前に、並列に読み
込んだデータをバッファ回路5により一列に整列させる
ため、従来のマルチビームでデータ読み出しを行なう場
合に必要となるN本トラック分のEFM復調回路6が1
回路で済み、さらに、データを一列に整列した後にCI
RC回路8に入力できるため、インターリーブ手法で最
大で108CDフレームにわたり分散して記録されたデ
ータを先頭から順に貯えるための、ディスク1回転分×
同時に読み取り可能なトラック本数分に対応する大容量
のフレームバッファメモリ或いは、その容量を上回る大
容量のフレームバッファメモリを節約できる効果も得ら
れる。
【0035】なお、本実施の形態3では、PLL回路で
の位相合せがうまく行っていないことを示すフラグが、
CIRC回路から出力される場合について説明したが、
勿論これに限られず、例えば、PLL回路から直接シス
テムコントローラにフラグが出力される場合等であって
も同様の効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
マルチトラックディスク再生装置によれば、EFM復調
回路によりEFM復調を行なう前に、複数個のトラック
を並列に読み込んだデータをバッファ回路により一列に
整列させるため、従来のマルチビームでデータ読み出し
を行なう場合に必要となるN本トラック分のEFM復調
回路が1回路で済む。また、データが一列に整列された
ままCIRC回路にデータを入力できるため、インター
リーブ手法で最大で108CDフレームにわたり分散し
て記録されたデータを先頭から順に貯えるための、ディ
スク1回転分×同時に読み取り可能なトラック本数分に
対応する大容量のフレームバッファメモリ、或いは、そ
の容量を上回る大容量のフレームバッファメモリを節約
でき、マルチトラックディスクの回路規模を縮小し、製
造コストを抑えることができる効果が得られる。
【0037】請求項3、請求項4、請求項6、請求項8
の何れかに記載のマルチトラックディスク再生装置によ
れば、N本以下のトラック分の読み取りデータに対する
クロックの位相合せを1つのPLL回路で行なうことに
より、N本トラックの読み取りデータ毎にPLL回路を
設ける場合に比べ、PLL回路の数を減らすことがで
き、マルチトラックディスクの回路規模を縮小し、製造
コストを抑えることができる効果が得られる。
【0038】請求項5、請求項7、請求項9の何れかに
記載のマルチトラックディスク再生装置によれば、PL
L回路での位相合せの状態によりシステムコントローラ
からの命令を受けたディスク回転制御回路がディスクの
回転速度を制御することにより、最適なディスクの回転
速度によりデータの読み出しを行なうことができる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるマルチトラックデ
ィスク再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2によるマルチトラックデ
ィスク再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態2によるマルチトラックデ
ィスク再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態3によるマルチトラックデ
ィスク再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】従来のマルチトラックディスク再生装置の構成
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 受光素子群 2 データスライス回路 3 デジタル化回路 4 PLL回路 5 バッファ回路 6 EFM復調回路 7 フレームバッファメモリ回路 8 CIRC回路 9 ECC回路 10 クロック信号抽出部 11 システムコントローラ 12 ディスク回転制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録面に複数のトラックが螺旋状に形成
    され、符号化記録された情報ディスク上の隣接する複数
    個のトラックを同時に読み取り、読み取った信号を並列
    に再生するマルチトラックディスク再生装置において、 出力された複数個のトラックの読み取り信号をそれぞれ
    デジタルデータに変換するデジタル化回路と、 上記デジタル化回路によりトラック毎にデジタル化した
    複数トラックの読み取りデータに位相同期するクロック
    を抽出し、トラック毎に位相合せを行なうPLL(Phas
    e Locked Loop)回路と、 上記PLL回路から出力されたデータを一時保管し、該
    データを上記ディスク上のアドレス順に一列に整列させ
    るバッファ回路と、 上記バッファ回路により,ディスク上のアドレス順に一
    列に整列されたデータのEFM(Eight to Fourteen Mo
    dulation)復調を行なうEFM復調回路と、 上記EFM復調回路によるEFM復調後のデータを一時
    保管するフレームバッファメモリ回路と、 上記フレームバッファメモリ回路上のデータのエラー訂
    正を行なうエラー訂正回路とを備え、 上記EFM復調回路にデータが入力される前に上記バッ
    ファ回路によりデータをディスク上のアドレス順に一列
    に整列させることを特徴とするマルチトラックディスク
    再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチトラックディス
    ク再生装置において、 上記PLL回路は、N本トラックの読み取りデータの各
    々毎にそれぞれ設けられ、N本トラック分の読み取りデ
    ータの位相合せを、N個のPLL回路により行なうこと
    を特徴とするマルチトラックディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマルチトラックディス
    ク再生装置において、 上記PLL回路は、N本トラック分の読み取りデータに
    対して1つ設けられ、該PLL回路は、N本トラック分
    の読み取りデータの各々からそれぞれクロックを抽出
    し、各読み取りデータの位相合せを行ないN本トラック
    分の読み取りデータの位相合せを、1個のPLL回路に
    より行なうことを特徴とするマルチトラックディスク再
    生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のマルチトラックディス
    ク再生装置において、 上記PLL回路は、M本(1<M<N)のトラック分の
    読み取りデータに対して1つ設けられ、該PLL回路
    は、M本のトラックの読み取りデータの各々からそれぞ
    れクロックを抽出し、各読み取りデータの位相合せを行
    ない、 N本トラック分の読み取りデータの位相合せを、K個
    (1<K<N)のPLL回路により行なうことを特徴と
    するマルチトラックディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    マルチトラックディスク再生装置において、 ディスクの回転速度を制御するディスク回転制御回路を
    備え、 上記ディスク回転制御回路が、上記PLL回路での位相
    合わせに失敗した場合には、ディスクの回転速度を遅く
    する制御を行い、 上記PLL回路での位相合わせが任意に設定した時間、
    エラーなく動作した場合には、ディスクの回転速度を速
    くする制御を行なうことを特徴とするマルチトラックデ
    ィスク再生装置。
  6. 【請求項6】 記録面に複数のトラックが螺旋状に形成
    され、符号化記録された情報ディスク上の隣接する複数
    個のトラックを同時に読み取り、読み取った信号を並列
    に再生するマルチトラックディスク再生装置において、 N本トラック分の読み取りデータに対して1つのPLL
    回路を設け、該PLL回路が、N本トラック分の読み取
    りデータの各々からそれぞれクロックを抽出し、各読み
    取りデータの位相合せを行ない、 N本トラック分の読み取りデータの位相合せを、1個の
    PLL回路により行なうことを特徴とするマルチトラッ
    クディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のマルチトラックディス
    ク再生装置において、 ディスクの回転速度を制御するディスク回転制御回路を
    備え、 上記ディスク回転制御回路が、上記PLL回路での位相
    合わせに失敗した場合には、ディスクの回転速度を遅く
    する制御を行い、 上記PLL回路での位相合わせが任意に設定した時間、
    エラーなく動作した場合には、ディスクの回転速度を速
    くする制御を行なうことを特徴とするマルチトラックデ
    ィスク再生装置。
  8. 【請求項8】 記録面に複数のトラックが螺旋状に形成
    され、符号化記録された情報ディスク上の隣接する複数
    個のトラックを同時に読み取り、読み取った信号を並列
    に再生するマルチトラックディスク再生装置において、 M本(1<M<N)のトラックの読み取りデータに対し
    て1つのPLL回路を設け、該PLL回路が、M本のト
    ラックの読み取りデータの各々からそれぞれクロックを
    抽出し、各読み取りデータの位相合せを行ない、 N本トラック分の読み取りデータの位相合せを、K個
    (1<K<N)のPLL回路により行なうことを特徴と
    するマルチトラックディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のマルチトラックディス
    ク再生装置において、 ディスクの回転速度を制御するディスク回転制御回路を
    備え、 上記ディスク回転制御回路が、上記PLL回路での位相
    合わせに失敗した場合には、ディスクの回転速度を遅く
    する制御を行い、 上記PLL回路での位相合わせが任意に設定した時間、
    エラーなく動作した場合には、ディスクの回転速度を速
    くする制御を行なうことを特徴とするマルチトラックデ
    ィスク再生装置。
JP33138099A 1999-11-22 1999-11-22 マルチトラックディスク再生装置 Pending JP2001148162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33138099A JP2001148162A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 マルチトラックディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33138099A JP2001148162A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 マルチトラックディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001148162A true JP2001148162A (ja) 2001-05-29

Family

ID=18243050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33138099A Pending JP2001148162A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 マルチトラックディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001148162A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009020984A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Sony Corp データ再生装置、データ再生方法、及びデータ記録再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009020984A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Sony Corp データ再生装置、データ再生方法、及びデータ記録再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5818801A (en) Shockproof optical reproduction device
JP3397152B2 (ja) マルチトラックディスク再生装置及びその再生方法
EP0563922B1 (en) Data processing circuit for disc player
US6466736B1 (en) Integrated DVD/CD controller
KR19980025094A (ko) 부호 오류 정정/검출 디코더
US6381210B1 (en) Methods and apparatus for concurrently processing data from multiple tracks of an optical storage medium
JPH03212859A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2001148162A (ja) マルチトラックディスク再生装置
JPH1049984A (ja) 信号処理回路、信号処理装置、及び、ディスク装置
JP3462031B2 (ja) ディスク再生装置
JP2001291326A (ja) 光ディスク再生装置及びそれに用いる半導体集積回路
JPH09115244A (ja) 記録再生装置及びその集積回路
JP3025000B2 (ja) ディジタルデータ再生装置
JP4004102B2 (ja) 符号誤り訂正検出装置
JP3759992B2 (ja) 記録情報再生装置
JP3302896B2 (ja) 誤り訂正回路及びこれを用いたディスク再生装置及びcd−romドライブ
JPH0877727A (ja) Cd−romディスク再生装置
JPH08185666A (ja) ディスク再生装置及び信号処理回路
JPH07312037A (ja) Cd−romディスク再生装置
JP2917350B2 (ja) ディスク装置のデータ再生方法
JP3995693B2 (ja) 符号誤り訂正検出装置
JP2000306341A (ja) 光ディスク再生装置
JPS6313171A (ja) 光デイスク装置
JP2003151211A (ja) ディジタル信号の記録装置、記録方法、記録再生装置及び記録再生方法
JPH10302414A (ja) データの処理及び出力方法並びに装置