JP2001147792A - 画像出力制御装置および画像出力制御方法および記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意のページでエラーが発生しても、後続す
るページの処理が中断してしまう事態を回避し、エラー
ページを除く他のページの出力を得ることである。 【解決手段】 出力ジョブを受信して画像処理を開始す
る前に、制御部１１が発生し得るエラーのリストを外部
通信ポート９を介して通知し、ユーザにその中からスキ
ップしたいエラーを選択させ後、選択されたエラースキ
ップ指定情報を取得して、実際の印刷中に選択されてい
るエラーが発生した場合、そのページに対するエラー処
理をスキップし、印刷部１２の動作の停滞を防ぎ、非エ
ラー発生ページの印字結果の出力を保証する構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介してデータ処理装置から受信するページ単位の出力ジ
ョブを解析して印刷部における画像出力を制御する画像
出力制御装置および画像出力制御方法および記憶媒体に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、画像出力装置において、画像出力
中にエラーが発生した場合、その種類によっては、出力
中の画像出力装置の動作を一時停止させてしまう事があ
った。

【０００３】そして、何らかのエラーにより出力処理を
一時停止した場合には、ユーザが当該画像出力装置に出
向き、操作パネル上でエラー発生による画像出力動作の
一時停止状態を解除することにより、画像出力処理を続
行することが可能であった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の画像出力装置は
上記のように構成されているので、画像出力装置にエラ
ーが発生した場合の一時停止状態を解除する為には、常
にユーザがエラーの発生した画像出力装置に赴きパネル
をユーザが直接操作する必要があった。

【０００５】また、エラーが発生した出力ジョブは、エ
ラーが発生した時点で、当該出力ジョブを破棄してしま
う場合があった。

【０００６】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、印刷を行う事前にユ
ーザヘ画像出力装置において発生するエラーのリストを
提示、ユーザにその中からスキップしたいエラーを選択
させ、実際の印刷中に選択されているエラーが発生した
場合、当該エラーが指定されているエラーである場合に
は、そのページのエラーをスキップし、印刷動作の停滞
を防ぎ、非エラー発生ページの印刷結果の出力を保証す
ることにより、任意のページで発生し得るエラーによ
り、後続するページの処理が中断してしまう事態を回避
し、エラーページを除く他のページの出力を得ることが
できる画像出力環境を自在に構築することができる画像
出力制御装置および画像出力制御方法および記憶媒体を
提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、所定の通信媒体（ネットワーク，インタフェースを
含む）を介してデータ処理装置から受信するページ単位
の出力ジョブを解析して印刷部における画像出力を制御
する画像出力制御装置であって、前記出力ジョブの受信
に先立ち、前記印刷部の画像出力中に発生し得るエラー
情報を前記データ処理装置に通知する通知手段（図１に
示す制御部１１が図示しない内部メモリ等に記憶された
制御プログラムを実行して通知処理する）と、前記通知
手段により通知されたエラー情報に対して前記データ処
理装置側で指定されるエラースキップ指定情報を取得す
る取得手段（図１に示す制御部１１が図示しない内部メ
モリ等に記憶された制御プログラムを実行して取得処理
する）と、前記取得手段により取得されたエラースキッ
プ指定情報を記憶する記憶手段（図１に示す制御部１１
の内部メモリ）と、前記出力ジョブの処理中にエラーが
発生した場合に、前記記憶手段に記憶されたエラースキ
ップ指定情報と照合して該エラーがエラースキップ指定
されているかどうかを判定する判定手段（図１に示す制
御部１１が図示しない内部メモリ等に記憶された制御プ
ログラムを実行して判定処理する）と、前記判定手段に
より該エラーがエラースキップ指定されていると判定し
た場合に、該エラーが発生したページ処理をスキップさ
せて、次のページ処理に遷移させる制御手段（図１に示
す制御部１１が図示しない内部メモリ等に記憶された制
御プログラムを実行して遷移させる）とを有するもので
ある。

【０００８】本発明に係る第２の発明は、所定の通信媒
体（ネットワーク，インタフェースを含む）を介してデ
ータ処理装置から受信するページ単位の出力ジョブを解
析して印刷部における画像出力を制御する画像出力制御
装置であって、前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印
刷部の画像出力中に発生し得るエラー情報を表示部に表
示させるエラー情報表示手段（図１に示す液晶パネル１
０）と、前記エラー情報表示手段により表示されたエラ
ー情報中でエラースキップさせるエラースキップ情報を
指定する指定手段（図１に示す液晶パネル１０）と、前
記エラー情報表示手段により表示されたエラー情報中で
エラースキップさと、前記指定手段により指定されたエ
ラースキップ指定情報を記憶する記憶手段（図１に示す
制御部１１の内部メモリ）と、前記出力ジョブの処理中
にエラーが発生した場合に、前記記憶手段に記憶された
エラースキップ指定情報と照合して該エラーがエラース
キップ指定されているかどうかを判定する判定手段（図
１に示す制御部１１が図示しない内部メモリ等に記憶さ
れた制御プログラムを実行して判定処理する）と、前記
判定手段により該エラーがエラースキップ指定されてい
ると判定した場合に、該エラーが発生したページ処理を
スキップさせて、次のページ処理に遷移させる制御手段
（図１に示す制御部１１が図示しない内部メモリ等に記
憶された制御プログラムを実行して遷移させる）とを有
するものである。

【０００９】本発明に係る第３の発明は、前記エラー情
報表示手段は、前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印
刷部の画像出力中に発生し得るエラー情報を表示部にリ
スト形式で表示させるものである。

【００１０】本発明に係る第４の発明は、所定の通信媒
体（ネットワーク，インタフェースを含む）を介してデ
ータ処理装置から受信するページ単位の出力ジョブを解
析して印刷部における画像出力を制御する画像出力制御
装置における画像出力制御方法であって、前記出力ジョ
ブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力中に発生し得
るエラー情報を前記データ処理装置に通知する通知工程
（図２に示すステップＳ２０１の前工程）と、前記通知
工程により通知されたエラー情報に対して前記データ処
理装置側で指定されるエラースキップ指定情報を取得す
る取得工程（図２に示すステップＳ２０１の前工程）
と、前記取得工程により取得されたエラースキップ指定
情報を記憶装置に記憶させる記憶工程（図２に示すステ
ップＳ２０１の前工程）と、前記出力ジョブの処理中に
エラーが発生した場合に、前記記憶装置に記憶されたエ
ラースキップ指定情報と照合して該エラーがエラースキ
ップ指定されているかどうかを判定する判定工程（図２
に示すステップＳ２０２）と、前記判定工程により該エ
ラーがエラースキップ指定されていると判定した場合
に、該エラーが発生したページ処理をスキップさせて、
次のページ処理に遷移させるスキップ工程（図２に示す
ステップＳ２０３）とを有するものである。

【００１１】本発明に係る第５の発明は、所定の通信媒
体（ネットワーク，インタフェース等を含む）を介して
データ処理装置から受信するページ単位の出力ジョブを
解析して印刷部における画像出力を制御する画像出力制
御装置における画像出力制御方法であって、前記出力ジ
ョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力中に発生し
得るエラー情報を表示部に表示させるエラー情報表示工
程（図２に示すステップＳ２０１の前工程）と、前記エ
ラー情報表示工程により表示されたエラー情報中でエラ
ースキップさせるエラースキップ情報を指定する指定工
程（図２に示すステップＳ２０１の前工程）と、前記指
定工程により指定されたエラースキップ指定情報を記憶
装置に記憶させる記憶工程（図２に示すステップＳ２０
１の前工程）と、前記出力ジョブの処理中にエラーが発
生した場合に、前記記憶装置に記憶されたエラースキッ
プ指定情報と照合して該エラーがエラースキップ指定さ
れているかどうかを判定する判定工程（図２に示すステ
ップＳ２０２）と、前記判定工程により該エラーがエラ
ースキップ指定されていると判定した場合に、該エラー
が発生したページ処理をスキップさせて、次のページ処
理に遷移させるスキップ工程（図２に示すステップＳ２
０３）とを有するものである。

【００１２】本発明に係る第６の発明は、前記エラー情
報表示工程は、前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印
刷部の画像出力中に発生し得るエラー情報を表示部にリ
スト形式で表示させるものである。

【００１３】本発明に係る第７の発明は、所定の通信媒
体（ネットワーク，インタフェース等を含む）を介して
データ処理装置から受信するページ単位の出力ジョブを
解析して印刷部における画像出力を制御する画像出力制
御装置に、前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部
の画像出力中に発生し得るエラー情報を前記データ処理
装置に通知する通知工程（図２に示すステップＳ２０１
の前工程）と、前記通知工程により通知されたエラー情
報に対して前記データ処理装置側で指定されるエラース
キップ指定情報を取得する取得工程（図２に示すステッ
プＳ２０１の前工程）と、前記取得工程により取得され
たエラースキップ指定情報を記憶装置に記憶させる記憶
工程（図２に示すステップＳ２０１の前工程）と、前記
出力ジョブの処理中にエラーが発生した場合に、前記記
憶装置に記憶されたエラースキップ指定情報と照合して
該エラーがエラースキップ指定されているかどうかを判
定する判定工程（図２に示すステップＳ２０２）と、前
記判定工程により該エラーがエラースキップ指定されて
いると判定した場合に、該エラーが発生したページ処理
をスキップさせて、次のページ処理に遷移させるスキッ
プ工程（図２に示すステップＳ２０３）とを実行させる
ためのプログラムをコンピュータが読み出し可能な記憶
媒体に格納したものである。

【００１４】本発明に係る第８の発明は、所定の通信媒
体（ネットワーク，インタフェース等を含む）を介して
データ処理装置から受信するページ単位の出力ジョブを
解析して印刷部における画像出力を制御する画像出力制
御装置に、前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部
の画像出力中に発生し得るエラー情報を表示部に表示さ
せるエラー情報表示工程（図２に示すステップＳ２０１
の前工程）と、前記エラー情報表示工程により表示され
たエラー情報中でエラースキップさせるエラースキップ
情報を指定する指定工程（図２に示すステップＳ２０１
の前工程）と、前記指定工程により指定されたエラース
キップ指定情報を記憶装置に記憶させる記憶工程（図２
に示すステップＳ２０１の前工程）と、前記出力ジョブ
の処理中にエラーが発生した場合に、前記記憶装置に記
憶されたエラースキップ指定情報と照合して該エラーが
エラースキップ指定されているかどうかを判定する判定
工程（図２に示すステップＳ２０２）と、前記判定工程
により該エラーがエラースキップ指定されていると判定
した場合に、該エラーが発生したページ処理をスキップ
させて、次のページ処理に遷移させるスキップ工程（図
２に示すステップＳ２０３）とを実行させるためのプロ
グラムをコンピュータが読み出し可能な記憶媒体に格納
したものである。

【００１５】本発明に係る第９の発明は、前記エラー情
報表示工程は、前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印
刷部の画像出力中に発生し得るエラー情報を表示部にリ
スト形式で表示させるものである。

【００１６】

【発明の実施の形態】〔第１実施形態〕以下、本発明に
係る実施形態の画像出力装置の選択方法を図面を参照し
て詳細に説明する。

【００１７】図１は、本発明の一実施形態を示す画像出
力制御装置を適用可能な画像出力システムの一例を示す
ブロック図である。

【００１８】図において、１は本実施形態のホストコン
ピュータ本体、２はＣＰＵであり、ＲＯＭ３等に格納さ
れているプログラムに従つてＣＰＵバス２ａを介して本
実施形態の画像出力装置間の制御を司る。

【００１９】４はＲＡＭで、ＣＰＵ２のワークエリアと
して使用される。尚、ＲＡＭ４はその内部にワーク領域
４ａを有する。５は通信制御部で、他のホストやプリン
タなどとの通信処理を司るもので、本実施形態では双方
向通信に対応している。

【００２０】６はキーボード，ポインティングデバイス
等の入力装置で、所望のウインドウを開いて、所望の画
像処理アプリケーションを実行させる。７はハードディ
スクなどの外部記憶装置で、オペレーティングシステ
ム，アプリケーションプログラム，フォントファイル等
が記憶されている。

【００２１】８はＣＲＴ表示装置で、画像出力装置本体
１３から提示された、例えば画像処理要求開始前に、画
像出力装置本体１３から通知される画像出力装置本体１
３上で発生するエラー情報を所定のデータ形式で表示す
る。なお、所定のデータ形式は、リスト形式，アイコン
等によるビジュアル形式等を含むものである。

【００２２】９は外部通信ポートで、ホストコンピュー
タ１の外部通信ポート９を介してホストコンピュータ１
と画像出力装置本体１３との双方向通信を行う。

【００２３】画像出力装置本体１３において、１０は画
像出力装置に付属している液晶パネルで、画像処理条件
を設定するためのキーや設定された内容およびステータ
ス等を表示するためのＬＣＤを備えている。

【００２４】１１はＣＰＵ，ＲＡＭ，ＲＯＭ等を含む制
御部で、画像出力装置本体１３における印刷処理や、エ
ラー発生時の液晶パネル１０ヘのエラー内容表示動作等
を制御する。１２は印刷部で、外部通信ポート９を介し
て受信する出力ジョブを解析して生成される画像データ
に基づいて記録媒体に画像出力する。なお、印刷部１２
は、種々の出力形式があり、例えばレーザビームプリン
タエンジン，インクジェットプリンタエンジン等が含ま
れる。

【００２５】図２は、本発明に係る画像出力制御装置に
おけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図１に示した画像出力装置本体１３側における画像
出力中にエラーが発生した場合のエラースキップ処理手
順に対応する。なお、Ｓ２０１〜Ｓ２０６は各ステップ
を示す。

【００２６】先ず、ステップＳ２０１で、制御部１１が
図示しないセンサ等あるいはタイマ等の計時処理中に、
印刷部１２の印刷中にエラーが発生したことを検出する
と、ステップＳ２０２で、ステップＳ２０１で発生した
印刷中のエラーが、ユーザがエラースキップ対象として
指定されたものかどうかを、画像出力装置の制御部１１
で判定し、エラースキップ対象として指定されたもので
あると判定された場合には、ステップＳ２０３に進み、
制御部１１が当該エラーをスキップ処理し、即ち無視す
る。

【００２７】次に、ステップＳ２０４では、制御部１１
のＲＡＭ上に保持される印刷ジョブ内のエラーが発生し
た印刷ページデータのみを破棄し、画像出力装置本体１
３を次の印刷データページを印刷する為の待機状態にす
る。

【００２８】そして、ステップＳ２０５で、エラーが発
生した印刷ページデータの次の印刷ページデータから印
刷動作を再開して、印刷ページデータがなくなったら、
処理を終了する。

【００２９】一方、ステップＳ２０２で、ユーザがエラ
ースキップ対象として指定されたものでないと判定した
場合は、画像出力装置本体１３は、当該エラーが発生し
た場合にあらかじめ定められた手順に従ってエラー対処
処理を実行して、処理を終了する。

【００３０】なお、本実施形態を適用可能なエラースキ
ップには、データ要求用紙と印刷時給紙サイズの不一
致，データ印刷時、プリンタ本体のメモリサイズ不足に
よるオーバーフロー，データ不正によるＰＤＬエラーが
含まれるものとし、具体的には、下記（１）〜（３）に
示すエラースキップ動作を実行するものとする。

【００３１】（１）データ要求用紙と印刷時給紙サイズ
の不一致の場合は、単純にエラーをスキップする。スキ
ップ後の動作は、ユーザの設定がなければ、プリンタに
セットされている中で、最も用紙サイズの近い用紙に、
自動的に印刷を行う。

【００３２】（２）データ要求用紙と印刷時給紙サイズ
の不一致の場合は、メモリが足りなくなる直前までのデ
ータを印刷する。メモリが足りなくなったところから
は、自動的にデータを圧縮等を行い、印刷の続行を図
る。それが不可能な場合は、印刷ページとして、データ
の展開に成功した部分は印刷、展開待ちの部分は破棄す
る。ただし、破棄動作は、メモリエラーの発生した当該
ジョブに限るものとする。

【００３３】（３）データ不正によるＰＤＬエラーの場
合は、エラーが発生するまでデータを印刷する。当該ジ
ョブはエラー発生と同時に破棄して、メモリより消去す
る。これらの動作は全て自動的に行われ、ＰＤＬエラー
による印刷動作の停滞はないものとする。

【００３４】また、上記ステップＳ２０１の前には、制
御部１１がエラースキップすべき項目を決定するための
エラーリスト情報を制御部１１のＲＯＭあるいは図示し
ない外部メモリから読み出して、例えばホストコンピュ
ータ１からの画像出力要求時等に外部通信ポート９を介
してホストコンピュータ１側に通知し、その返答情報を
解析して、エラースキップ項目を個別的に設定し、制御
部１１のＲＡＭ上に保持させ、エラー発生時に内容を参
照する。

【００３５】また、上記実施形態では、エラースキップ
させる項目をホストコンピュータ１側に通知し、その返
信内容に基づいてエラースキップ項目を設定する場合に
ついて説明したが、液晶パネル１０の操作により、液晶
パネル１０上にエラースキップ可能な項目をリスト表示
して、ユーザによるリスト上の各項目に対するオン／オ
フ設定を記憶させておき、その設定内容に基づいてエラ
ースキップ処理を実行させるように構成してもよい。

【００３６】さらに、設定されて制御部１１のＲＡＭ等
に記憶されているエラースキップの情報を液晶パネル１
０からの操作指示により読み出して印刷部１２で印刷さ
せるように構成してもよい。

【００３７】なお、エラーには、印刷部１２による障
害、例えばジャムも含まれるし、制御部１１によるラス
タライズ時における、例えばバンドオーバーラン発生も
エラーに含まれるものとする。

【００３８】上記実施形態によれば、ユーザがスキップ
を欲するエラーをスキップし、またエラーの発生した部
分の印刷データのみを破棄し印刷を続行することで、印
刷エラー発生時での時間短縮、エラーが発生した場合で
もエラー該当外での印字結果の保証する効果がある。

【００３９】以下、図３に示すメモリマップを参照して
本発明に係る画像出力制御装置を適用可能な画像出力処
理システムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構
成について説明する。

【００４０】図３は、本発明に係る画像出力制御装置を
適用可能な画像出力処理システムで読み出し可能な各種
データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマッ
プを説明する図である。

【００４１】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報，作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。

【００４２】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。

【００４３】本実施形態における図２に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリやＦＤ等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。

【００４４】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰ
Ｕ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。

【００４５】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【００４６】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク，ハードディ
スク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，Ｃ
Ｄ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯ
Ｍ，ＥＥＰＲＯＭ等を用いることができる。

【００４７】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペ
レーティングシステム）等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【００４８】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【００４９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
〜第９の発明によれば、ページ単位の出力ジョブをデー
タ処理装置から受信する前に、発生し得るエラー情報を
データ処理装置に通知して、該通知されたエラー情報に
対してユーザにより適宜選択されたエラースキップ指定
情報を取得し、エラー発生時に、発生したエラーがエラ
ースキップ指定されている場合に、当該エラー処理をス
キップして後続する他のページの処理に遷移させるの
で、任意のページで発生し得るエラーにより、後続する
ページの処理が中断してしまう事態を回避し、エラーペ
ージを除く他のページの出力を得ることができる画像出
力環境を自在に構築することができるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示す画像出力制御装置を
適用可能な画像出力システムの一例を示すブロック図で
ある。

【図２】本発明に係る画像出力制御装置におけるデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図３】本発明に係る画像出力制御装置を適用可能な画
像出力処理システムで読み出し可能な各種データ処理プ
ログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する
図である。

【符号の説明】

２ ＣＰＵ ３ ＲＯＭ ４ ＲＡＭ ４ａ ワーク領域 ５ 通信制御部 ６ キーボード入力装置 ７ 外部記憶装置 ８ ＣＲＴ ９ 外部通信ポート １０ 液晶パネル １１ 制御部 １２ 印刷部 １３ 画像出力装置本体

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
   から受信するページ単位の出力ジョブを解析して印刷部
   における画像出力を制御する画像出力制御装置であっ
   て、 前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力
   中に発生し得るエラー情報を前記データ処理装置に通知
   する通知手段と、 前記通知手段により通知されたエラー情報に対して前記
   データ処理装置側で指定されるエラースキップ指定情報
   を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得されたエラースキップ指定情報
   を記憶する記憶手段と、 前記出力ジョブの処理中にエラーが発生した場合に、前
   記記憶手段に記憶されたエラースキップ指定情報と照合
   して該エラーがエラースキップ指定されているかどうか
   を判定する判定手段と、 前記判定手段により該エラーがエラースキップ指定され
   ていると判定した場合に、該エラーが発生したページ処
   理をスキップさせて、次のページ処理に遷移させる制御
   手段と、を有することを特徴とする画像出力制御装置。
2. 【請求項２】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
   から受信するページ単位の出力ジョブを解析して印刷部
   における画像出力を制御する画像出力制御装置であっ
   て、 前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力
   中に発生し得るエラー情報を表示部に表示させるエラー
   情報表示手段と、 前記エラー情報表示手段により表示されたエラー情報中
   でエラースキップさせるエラースキップ情報を指定する
   指定手段と、 前記指定手段により指定されたエラースキップ指定情報
   を記憶する記憶手段と、 前記出力ジョブの処理中にエラーが発生した場合に、前
   記記憶手段に記憶されたエラースキップ指定情報と照合
   して該エラーがエラースキップ指定されているかどうか
   を判定する判定手段と、 前記判定手段により該エラーがエラースキップ指定され
   ていると判定した場合に、該エラーが発生したページ処
   理をスキップさせて、次のページ処理に遷移させる制御
   手段と、を有することを特徴とする画像出力制御装置。
3. 【請求項３】 前記エラー情報表示手段は、前記出力ジ
   ョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力中に発生し
   得るエラー情報を表示部にリスト形式で表示させること
   を特徴とする請求項２記載の画像出力制御装置。
4. 【請求項４】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
   から受信するページ単位の出力ジョブを解析して印刷部
   における画像出力を制御する画像出力制御装置における
   画像出力制御方法であって、 前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力
   中に発生し得るエラー情報を前記データ処理装置に通知
   する通知工程と、 前記通知工程により通知されたエラー情報に対して前記
   データ処理装置側で指定されるエラースキップ指定情報
   を取得する取得工程と、 前記取得工程により取得されたエラースキップ指定情報
   を記憶装置に記憶させる記憶工程と、 前記出力ジョブの処理中にエラーが発生した場合に、前
   記記憶装置に記憶されたエラースキップ指定情報と照合
   して該エラーがエラースキップ指定されているかどうか
   を判定する判定工程と、 前記判定工程により該エラーがエラースキップ指定され
   ていると判定した場合に、該エラーが発生したページ処
   理をスキップさせて、次のページ処理に遷移させるスキ
   ップ工程と、を有することを特徴とする画像出力制御方
   法。
5. 【請求項５】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
   から受信するページ単位の出力ジョブを解析して印刷部
   における画像出力を制御する画像出力制御装置における
   画像出力制御方法であって、 前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力
   中に発生し得るエラー情報を表示部に表示させるエラー
   情報表示工程と、 前記エラー情報表示工程により表示されたエラー情報中
   でエラースキップさせるエラースキップ情報を指定する
   指定工程と、 前記指定工程により指定されたエラースキップ指定情報
   を記憶装置に記憶させる記憶工程と、 前記出力ジョブの処理中にエラーが発生した場合に、前
   記記憶装置に記憶されたエラースキップ指定情報と照合
   して該エラーがエラースキップ指定されているかどうか
   を判定する判定工程と、 前記判定工程により該エラーがエラースキップ指定され
   ていると判定した場合に、該エラーが発生したページ処
   理をスキップさせて、次のページ処理に遷移させるスキ
   ップ工程と、を有することを特徴とする画像出力制御方
   法。
6. 【請求項６】 前記エラー情報表示工程は、前記出力ジ
   ョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力中に発生し
   得るエラー情報を表示部にリスト形式で表示させること
   を特徴とする請求項５記載の画像出力制御方法。
7. 【請求項７】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
   から受信するページ単位の出力ジョブを解析して印刷部
   における画像出力を制御する画像出力制御装置に、 前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力
   中に発生し得るエラー情報を前記データ処理装置に通知
   する通知工程と、 前記通知工程により通知されたエラー情報に対して前記
   データ処理装置側で指定されるエラースキップ指定情報
   を取得する取得工程と、 前記取得工程により取得されたエラースキップ指定情報
   を記憶装置に記憶させる記憶工程と、 前記出力ジョブの処理中にエラーが発生した場合に、前
   記記憶装置に記憶されたエラースキップ指定情報と照合
   して該エラーがエラースキップ指定されているかどうか
   を判定する判定工程と、 前記判定工程により該エラーがエラースキップ指定され
   ていると判定した場合に、該エラーが発生したページ処
   理をスキップさせて、次のページ処理に遷移させるスキ
   ップ工程とを実行させるためのプログラムを記録したコ
   ンピュータが読み出し可能な記憶媒体。
8. 【請求項８】 所定の通信媒体を介してデータ処理装置
   から受信するページ単位の出力ジョブを解析して印刷部
   における画像出力を制御する画像出力制御装置に、 前記出力ジョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力
   中に発生し得るエラー情報を表示部に表示させるエラー
   情報表示工程と、 前記エラー情報表示工程により表示されたエラー情報中
   でエラースキップさせるエラースキップ情報を指定する
   指定工程と、 前記指定工程により指定されたエラースキップ指定情報
   を記憶装置に記憶させる記憶工程と、 前記出力ジョブの処理中にエラーが発生した場合に、前
   記記憶装置に記憶されたエラースキップ指定情報と照合
   して該エラーがエラースキップ指定されているかどうか
   を判定する判定工程と、 前記判定工程により該エラーがエラースキップ指定され
   ていると判定した場合に、該エラーが発生したページ処
   理をスキップさせて、次のページ処理に遷移させるスキ
   ップ工程とを実行させるためのプログラムを記録したコ
   ンピュータが読み出し可能な記憶媒体。
9. 【請求項９】 前記エラー情報表示工程は、前記出力ジ
   ョブの受信に先立ち、前記印刷部の画像出力中に発生し
   得るエラー情報を表示部にリスト形式で表示させること
   を特徴とする請求項８記載の記憶媒体。