JP2001147457A - 手振れ防止機能付き撮像装置 - Google Patents

手振れ防止機能付き撮像装置

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JP2001147457A
JP2001147457A JP32935899A JP32935899A JP2001147457A JP 2001147457 A JP2001147457 A JP 2001147457A JP 32935899 A JP32935899 A JP 32935899A JP 32935899 A JP32935899 A JP 32935899A JP 2001147457 A JP2001147457 A JP 2001147457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、手振れ補正に失敗する可能性が高
いという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、手振れ検出手段1、2から
の手振れ信号を整形・増幅する手段3、4と、この手段
3、4からの信号を基に手振れによる画像のぼけを抑止
する機能5〜9とを有する撮像装置において、前記信号
変換手段3、4への入力信号を前記手振れ検出手段1、
2からの手振れ信号と参照信号発生手段からの参照信号
とのいずれかに切り替える第1切り替え手段と、前記信
号変換手段のオフセットを除去する第1オフセット除去
手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ等の
手振れ防止機能付き撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラがビジネスからパ
ーソナルまで幅広く普及し始めてきた。しかしながら、
今後、デジタルカメラは、撮影時の手振れによる画像の
ぼけが大きな問題になると考えられる。その理由として
は、以下の要因(1)〜(3)がある。 (1)ユーザからの要求もあり、デジタルカメラは小型
軽量化が益々進んでいる。しかし、これにより小型であ
るが低感度のCCDが採用されるので、露光時間が増え
るために手振れが目立つようになる。 (2)液晶ファインダ等の利用により、銀塩カメラのよ
うな光学式ファインダを搭載しないものが増えてきた。
そのため、デジタルカメラを体から離したり片手で持っ
たりするなどの撮影スタイルが生じ、撮影時の安定性が
減っている。 (3)他社製品との差別化等から高倍率のズームレンズ
を備えたものが登場すると予想され、高倍率のズームレ
ンズにより手振れが目立つ。
【0003】ビデオカメラでは、画像の揺れから手振れ
を検出し、その移動量によってフィールドメモリから切
り出す画像領域を制御することにより画像ぶれを抑える
方式が、たとえば、テレビジョン学会誌,Vol,4
9,No,2,PP,131−134(1995)などに紹介され
ている。また、ビデオカメラに適用できる手振れ防止方
式として、レンズの光軸に対する平行移動や、可変頂角
プリズムにより、手振れによるカメラの動きに合わせて
光軸を動かすことで、ぶれの少ない画像を得る方式が
ある。
【0004】特許第2672267号公報には、手振れ
検出信号の平均値を順次に計算することにより、手振れ
検出信号に含まれるオフセット成分を除去する、像ブレ
防止装置に適用される信号処理装置が記載されている。
特開平7−20521号公報には、手振れ角加速度のピ
ーク値を検出することにより、手振れ検出信号に含まれ
るオフセット成分を除去する手振れ検出装置が記載され
ている。特開平7−218953号公報には、手振れ角
速度の極大値、極小値より、手振れ検出信号に含まれる
オフセット成分を除去する手振れ検出装置が記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラ(デジ
タルスチルカメラ)での手振れによる画像ぼけは、1フ
レームの取り込み時間内のカメラのぶれにより生じてい
るため、上記方式はデジタルカメラには使えない。な
ぜならば、ビデオカメラで用いられている上記方式
は、フレーム間のずれを補正するものであり、1フレー
ム取り込み中でのカメラのぶれを考慮したものではない
からである。
【0006】また、デジタルカメラにも適用できる上記
方式では、手振れ検出には、ジャイロのような、カメ
ラの運動を機械的に検出するセンサが良く用いられてい
る。しかしながら、このようなセンサの信号は、微小で
あったりノイズが多かったりするため、フィルタ回路や
増幅回路などを経るのが一般的である。これらのセンサ
や回路に生じる僅かなオフセットも手振れ補正の効果に
大きく影響してしまうため、できるだけ取り除くことが
好ましい。しかし、このオフセット値は温度等の条件で
変わってくるため、適応的に除去することが望まれる。
【0007】一方、上記の問題を解決するため、上記回
路からの信号よりオフセット成分を検出する方式が、上
記特許第2672267号公報、特開平7−20521
号公報、特開平7−218953号公報に記載されてい
る。しかしながら、これらの方式は、手振れを伴った信
号の時間平均が0であると仮定したものであり、手振れ
補正に失敗する可能性が高い。
【0008】すなわち、上記特許第2672267号公
報記載の像ブレ防止装置に適用される信号処理装置で
は、正確なオフセット値を求めるには長時間の検出が必
要であり、デジタルカメラに用いることができない。上
記特開平7−20521号公報記載の手振れ検出装置で
は、ノイズの影響を受けやすく現実的でない。上記特開
平7−218953号公報記載の手振れ検出装置では、
想定している理想的な手振れ波形と、実際の露光時間内
の手振れ波形とでは異なることが多いため、手振れ補正
に失敗する可能性が高い。
【0009】請求項1に係る発明は、手振れ検出の信頼
性を高めることができる手振れ防止機能付き撮像装置を
提供することを目的とする。請求項2に係る発明は、簡
単な構成でオフセット除去が可能となる手振れ防止機能
付き撮像装置を提供することを目的とする。請求項3に
係る発明は、より適したオフセット値を求めることがで
き、より高精度にオフセット除去が可能となる手振れ防
止機能付き撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】請求項4に係る発明は、手振れ検出の精度
を向上させることができる手振れ防止機能付き撮像装置
を提供することを目的とする。請求項5に係る発明は、
手振れ検出の信頼性をさらに向上させることができる手
振れ防止機能付き撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、手振れを検出する手振れ検
出手段と、この手振れ検出手段からの手振れ信号を整形
・増幅する信号変換手段と、この信号変換手段からの変
換信号を基に手振れによる画像のぼけを抑止する手振れ
補正機能とを有する撮像装置において、前記信号変換手
段への入力信号を前記手振れ検出手段からの手振れ信号
と参照信号発生手段からの参照信号とのいずれかに切り
替える第1切り替え手段と、前記信号変換手段のオフセ
ットを除去する第1オフセット除去手段とを備えたもの
である。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の手
振れ防止機能付き撮像装置において、前記参照信号発生
手段が接地電圧あるいは所定の直流電圧である参照信号
を発生するものである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の手振れ防止機能付き撮像装置において、前記参照信
号発生手段が所定の交流電圧である参照信号を発生する
ものである。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1、2又は
3記載の手振れ防止機能付き撮像装置において、前記第
1オフセット除去手段によって前記信号変換手段のオフ
セットが除去された信号からさらにオフセットを除去す
る第2オフセット除去手段を備えたものである。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項1、2、3
又は4記載の手振れ防止機能付き撮像装置において、前
記手振れ信号のオフセットを除去する第3オフセット除
去手段と、前記第1オフセット除去手段と前記第3オフ
セット除去手段とを切り替える第2切り替え手段とを備
えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例1における
手振れ防止機構の概略を示す。この実施例1は、請求個
1〜3に係る発明の実施例であり、手振れ防止機能付き
デジタルカメラからなる手振れ防止機能付き撮像装置の
例である。この実施例1は、周知のデジタルカメラにお
いて、図1に示す手振れ防止機構を設けたものであり、
被写体像を撮像部で撮影して該撮像部からの画像信号を
フィールドメモリに記憶するとともに、撮像部からの画
像信号又はフィールドメモリ内の画像信号により表示装
置としてのファインダで被写体像を表示する。
【0017】手振れ検出手段としての手振れ検出センサ
1、2はそれぞれ本実施例1の撮像装置の手振れによる
運動を検出し、この手振れ検出センサ1、2からの手振
れ信号はそれぞれ信号変換手段としての変換回路3、4
により整形・増幅がなされて演算手段としてのマイクロ
コンピュータ(以下マイコンという)5に入力される。
マイコン5はA/D変換機能、D/A変換機能を有し、
変換回路3、4からの変換信号をA/D変換機能により
デジタル化し、そのデジタル信号から補正機構6、7の
制御目標を算出する。すなわち、手振れ検出センサ1、
2が本実施例1の運動を機械的に検出するジャイロであ
ある場合、変換回路3、4からの信号を積分することに
より、露光開始時刻t=0の時の本実施例1の姿勢角を
基準θ(0)とし、現時刻t=Tにおける本実施例1の姿
勢角θ(T)を算出し、このθ(T)によって生じる画像
のずれを補正するように補正機構6、7の移動量(制御
目標)を算出する。
【0018】マイコン5は、その制御目標をD/A変換
機能によりアナログ信号として駆動回路8、9へ送信
し、駆動回路8、9がマイコン5からのアナログ信号に
より補正機構6、7を駆動して移動させる。補正機構
6、7は、像を移動させる補正レンズや可変頂角プリズ
ムであってもよいし、撮影される領域を変えるために撮
像素子(あるいは撮像素子を含む基板)を動かす機構で
あってもよい。
【0019】図1では、手振れ検出センサ1、2、変換
回路3、4からなる手振れ検出系を2組とし、駆動回路
8、9、補正気候6、7からなる手振れ補正系を2組と
して示したが、本実施例1のヨー角、ピッチ角の変化を
それぞれの手振れ検出センサで検出し、それぞれの成分
を補正するように補正機構を駆動するのが一般的であ
る。しかし、手振れ検出系と手振れ補正系は、各々1組
の場合もあれば、3組以上であってもよい。
【0020】また、手振れ検出系と手振れ補正系とで組
み数が異なってもよい。なお、手振れ検出系、およびマ
イコン5での演算内容は、上記のものに限られるもので
はなく、例えばフィールドメモリに蓄えられた画像の切
り出し位置を変えるような構成であっても構わない。し
かし、スチルカメラへの適用では、前者の例の方が好ま
しい。
【0021】図2は上記変換回路3、4の一例を示す。
入力端子11には手振れ検出センサの出力信号が入力さ
れ、この信号は演算増幅器A1、コンデンサC1,C2
及び抵抗R1,R2からなるローパスフィルタと、演算
増幅器A2、コンデンサC3及び抵抗R3からなるハイ
パスフィルタとを経て所定の倍率で増幅され、出力端子
12から出力される。
【0022】人間の手振れには高い周波数が含まれない
ため、ジャイロ等の手振れ検出センサからの信号の高周
波成分を上記ローパスフィルタで除去する。さらに、手
振れ検出センサからの信号には一般にオフセット電圧が
含まれており、そのオフセット電圧を上記ハイパスフィ
ルタで除去する。そして、この変換回路は上記A/D変
換機能で十分な精度が得られるように信号を増幅する。
【0023】図3は本実施例1の変換回路1入力側を詳
しく示す。第1切り替え手段13は手振れ検出センサ1
からの信号と参照信号発生手段14からの参照信号とを
切り替えて変換回路3へ入力する。まず、手振れ検出に
先立って、第1の切り替え手段13によって、参照信号
発生手段14と変換回路3とが接続される。ここで、参
照信号発生手段14からの参照信号をO(t)とする。ま
た、O(t)を変換回路3に入力したときに予想される変
換回路3の出力値の理想値をV1(t)、実際の変換回路
3の出力値をV1‘(t)とし、第1オフセット除去手段
15にてV1(t)、V1‘(t)よりオフセット電圧δVを
算出する。第1オフセット除去手段15にてV1(t)、
1‘(t)よりオフセット電圧δVを算出する算出式の
例を次の(1)式に示す。
【0024】 δV=E(V1‘(t)−V1(t))・・・(1) ここで、E()は時間平均を意味し、計測時間内の実測
値V1‘(t)と理想値V1(t)との差の平均値を求めるも
のである。第1オフセット除去手段15はそのオフセッ
ト電圧δVを内部のメモリに保存する。この時、参照信
号O(t)として接地電圧や既知の直流電圧を出力する参
照信号発生手段14を用いることにより、参照信号発生
手段14の構成が極めて簡単になる。また、参照信号O
(t)として手振れに近い類似した波形の交流電圧を出力
する参照信号発生手段14を用いることにより、手振れ
に近い周波数帯でのオフセット特性を知ることができ、
より高精度なオフセット除去が実現できる。
【0025】次に、手振れ検出を行う場合には、第1切
り替え手段13によって、手振れ検出センサ1と変換回
路3とを接続する。そして、第1オフセット除去手段1
5は、変換回路3の出力電圧をV2(t)とすると、次の
(2)式によってオフセット除去後の信号V3(t)を算出
する。 V3(t)=V2(t)−δV・・・(2) マイコン5はそのオフセット除去後の信号V3(t)から
補正機構の移動量(制御目標)を算出する。
【0026】第1オフセット除去手段15は、マイコン
5(その周辺回路、ソフトウエアを含む)で実現しても
よいし、マイコン5内のソフトウエアとしてもよい。第
1切り替え手段13は手振れ検出センサ2からの信号と
参照信号発生手段14からの参照信号とを同様に切り替
えて変換回路4へ入力し、第1オフセット除去手段15
は同様に手振れ検出前にオフセット電圧を算出して手振
れ検出時に変換回路4からの信号のオフセット除去を行
う。マイコン5はそのオフセット除去後の信号から補正
機構の移動量(制御目標)を算出する。
【0027】この実施例1によれば、手振れを検出する
手振れ検出手段としての手振れ検出センサ1、2と、こ
の手振れ検出手段1、2からの手振れ信号を整形・増幅
する信号変換手段としての変換回路3、4と、この信号
変換手段3、4からの変換信号を基に手振れによる画像
のぼけを抑止する手振れ補正機能としてのマイコン5、
駆動回路8、9、補正気候6、7とを有する撮像装置に
おいて、前記信号変換手段3、4への入力信号を前記手
振れ検出手段1、2からの手振れ信号と参照信号発生手
段14からの参照信号とのいずれかに切り替える第1切
り替え手段13と、前記信号変換手段3、4のオフセッ
トを除去する第1オフセット除去手段15とを備えたの
で、信号変換手段が有するヤフセット成分を正確に計測
することができ、手振れ検出の信頼性を高めることがで
きる。
【0028】また、この実施例1によれば、前記参照信
号発生手段14が接地電圧(0V)あるいは既知の直流
電圧である参照信号を発生することにより、参照信号発
生手段として特別な機構を組み込むことなく、簡単な構
成、省スペース、低コストでオフセット除去が可能とな
る。
【0029】また、この実施例1によれば、前記参照信
号発生手段14が所定の交流電圧である参照信号を発生
することにより、手振れ時に近い回路の特性を再現でき
て、より適したオフセット値を求めることができ、より
高精度にオフセット除去が可能となる。
【0030】図4は本発明の実施例2におけるオフセッ
ト防止系を示す。この実施例2は、請求項4に係る発明
の実施例であり、上記実施例1において、第1オフセッ
ト除去手段15の後に第2オフセット除去手段16を設
けたものである。第2オフセット除去手段16は変換回
路3、4が持つオフセット電圧以外のオフセット値を除
去する。例えば、手振れ検出センサ1、2としてジャイ
ロを用いる場合、電源投入直後のジャイロには低周波の
オフセット変動があり、変換回路3、4内のハイパスフ
ィルタでそのオフセットを除去することが困難である。
【0031】そこで、第2オフセット除去手段16は、
第1オフセット除去手段15の出力信号からジャイロの
オフセット電圧を除去する。第2オフセット除去手段1
6は、ジャイロのオフセット電圧算出では、計時手段で
計時した電源投入時からの時間や温度センサで測定した
温度などによりルックアップテーブルを参照してジャイ
ロのオフセット電圧を求めて第1オフセット除去手段1
5の出力信号から除去するようにしてもよいし、従来技
術と同様の処理で第1オフセット除去手段15の出力信
号からジャイロのオフセット電圧を除去するようにして
もよい。
【0032】マイコン5は第2オフセット除去手段16
からのオフセット除去後の信号から補正機構の移動量
(制御目標)を算出する。これにより、さらに、高精度
なオフセット除去が実現できる。第2オフセット除去手
段16は、マイコン5(その周辺回路、ソフトウエアを
含む)で実現してもよいし、マイコン5内のソフトウエ
アとしてもよい。また、第1オフセット除去手段15に
第2オフセット除去手段16の機能を合わせて持たせて
もよい。
【0033】この実施例2によれば、実施例1におい
て、前記第1オフセット除去手段15によって前記信号
変換手段2、4のオフセットが除去された信号からさら
にオフセットを除去する第2オフセット除去手段16を
備えたので、手振れ検出の精度を向上させることができ
る。
【0034】図5は本発明の実施例3におけるオフセッ
ト防止系を示す。この実施例3は、請求項5に係る発明
の実施例であり、上記実施例1において、変換回路3、
4と第1オフセット除去手段15との間に第2切り替え
手段17を配置し、この第2切り替え手段17により変
換回路3、4からの信号を第1オフセット除去手段15
と第3オフセット除去手段18とに切り替えて入力す
る。
【0035】第3オフセット除去手段18は、参照信号
発生手段からの参照信号が入力されず、従来技術と同様
の処理で変換回路3、4からの信号よりオフセット成分
を除去する。マイコン5は第2切り替え手段17により
選択された第1オフセット除去手段15又は第3オフセ
ット除去手段18からのオフセット除去後の信号から補
正機構の移動量(制御目標)を算出する。
【0036】第2切り替え手段17が第1オフセット除
去手段15を選択して変換回路3、4からの信号を第1
オフセット除去手段15に入力した時に、第1オフセッ
ト除去手段15あるいはマイコン5においてオフセット
値算出が正常でないと判断された場合には、第2切り替
え手段17により第3オフセット除去手段18が選択さ
れて変換回路3、4からの信号が第3オフセット除去手
段18に入力される。
【0037】本発明の実施例4は、請求項5に係る発明
の他の実施例であり、上記実施例2において、変換回路
3、4と第1オフセット除去手段15との間に第2切り
替え手段17を配置し、この第2切り替え手段17によ
り変換回路3、4からの信号を第1オフセット除去手段
15と第3オフセット除去手段18とに切り替えて入力
する。マイコン5は第2切り替え手段17の選択動作に
応じて第2オフセット除去手段16又は第3オフセット
除去手段18からのオフセット除去後の信号から補正機
構の移動量(制御目標)を算出する。
【0038】第2切り替え手段17が第1オフセット除
去手段15を選択して変換回路3、4からの信号を第1
オフセット除去手段15に入力した時に、第1オフセッ
ト除去手段15あるいは第2オフセット除去手段16あ
るいはマイコン5においてオフセット値算出が正常でな
いと判断された場合には、第2切り替え手段17により
第3オフセット除去手段18が選択されて変換回路3、
4からの信号が第3オフセット除去手段18に入力され
る。
【0039】上記実施例3、4によれば、上記実施例1
又は実施例2において、前記手振れ信号のオフセットを
除去する第3オフセット除去手段18と、前記第1オフ
セット除去手段15と前記第3オフセット除去手段18
とを切り替える第2切り替え手段17とを備えたので、
手振れ検出の信頼性をさらに向上させることができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、上記実施例以外の撮像装置に同様に適用
することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、手振れ検出の信頼性を高めることができる。請求項
2に係る発明によれば、簡単な構成でオフセット除去が
可能となる。請求項3に係る発明によれば、より適した
オフセット値を求めることができ、より高精度にオフセ
ット除去が可能となる。
【0042】請求項4に係る発明によれば、手振れ検出
の精度を向上させることができる。請求項5に係る発明
によれば、手振れ検出の信頼性をさらに向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における手振れ防止機構の概
略を示すブロック図である。
【図2】同実施例1における変換回路の一例を示す回路
図である。
【図3】同実施例1の変換回路入力側を詳しく示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の実施例2におけるオフセット防止系を
示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例3におけるオフセット防止系を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2 手振れ検出センサ 3、4 変換回路 5 マイコン 6、7 補正機構 8、9 駆動回路 13 第1切り替え手段 14 参照信号発生手段 15 第1オフセット除去手段 16 第2オフセット除去手段 17 第2切り替え手段 18 第3オフセット除去手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手振れを検出する手振れ検出手段と、この
    手振れ検出手段からの手振れ信号を整形・増幅する信号
    変換手段と、この信号変換手段からの変換信号を基に手
    振れによる画像のぼけを抑止する手振れ補正機能とを有
    する撮像装置において、前記信号変換手段への入力信号
    を前記手振れ検出手段からの手振れ信号と参照信号発生
    手段からの参照信号とのいずれかに切り替える第1切り
    替え手段と、前記信号変換手段のオフセットを除去する
    第1オフセット除去手段とを備えたことを特徴とする手
    振れ防止機能付き撮像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の手振れ防止機能付き撮像装
    置において、前記参照信号発生手段が接地電圧あるいは
    所定の直流電圧である参照信号を発生することを特徴と
    する手振れ防止機能付き撮像装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の手振れ防止機能付き
    撮像装置において、前記参照信号発生手段が所定の交流
    電圧である参照信号を発生することを特徴とする手振れ
    防止機能付き撮像装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の手振れ防止機能
    付き撮像装置において、前記第1オフセット除去手段に
    よって前記信号変換手段のオフセットが除去された信号
    からさらにオフセットを除去する第2オフセット除去手
    段を備えたことを特徴とする手振れ防止機能付き撮像装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の手振れ防止
    機能付き撮像装置において、前記手振れ信号のオフセッ
    トを除去する第3オフセット除去手段と、前記第1オフ
    セット除去手段と前記第3オフセット除去手段とを切り
    替える第2切り替え手段とを備えたことを特徴とする手
    振れ防止機能付き撮像装置。
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