JP2001147177A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 伝送路監視システム
【特許請求の範囲】

【請求項1】 通信網における伝送路(1,1,・・・)の特性を測定する伝送路測定装置(10)と、その測定結果を受けて伝送路の状態を監視する監視装置(20)とを有する伝送路監視システムであって、
前記伝送路測定装置は少なくとも、伝送路の一端から所定のパルス信号を入射して該パルス信号の伝送路での反射特性に応じた測定信号を検出するパルス試験手段(104)と、該パルス試験手段にて検出した測定信号に基づいて伝送路の位置における損失特性を表わす測定波形を生成する波形処理手段(106)とを有し、
前記監視装置は少なくとも、前記伝送路測定装置からのそれぞれの伝送路の測定波形を蓄積する波形蓄積手段(206)と、該波形蓄積手段または前記伝送路測定装置から監視しようとする所望の伝送路の測定波形を受けて検査波形(42)として再生する波形再生手段(208)と、伝送路が敷設された敷設線路およびその距離情報を含む敷設線路付近の地図情報(44)をあらかじめ記憶した線路図記憶手段(214)と、該線路図記憶手段から前記波形再生手段からの検査波形に対応する所望の伝送路の地図情報を読み出してその検査波形と地図情報に対応する敷設線路とを同時に表示させる表示手段(210,212)と、を含むことを特徴とする伝送路監視システム。

【請求項2】 請求項1に記載の伝送路監視システムにおいて、前記監視装置は、該表示手段にて表示された伝送路の敷設線路と検査波形にそれぞれ観測点からの距離が相対的に一致する位置に位置マーカ(46,48)を表示させるマーカ表示手段(216)を含むことを特徴とする伝送路監視システム。

【請求項3】 請求項1または2に記載の伝送路監視システムにおいて、前
記マーカ表示手段(216)は、表示された検査波形上の位置マーカと伝送路の敷設線路上の位置マーカをそれぞれ検査波形または敷設線路に沿って移動自在に制御し、一方の位置マーカが示す検査波形または敷設線路での観測点からの距離に対応する位置に他方の位置マーカを同期させて移動可能に制御するマーカ同期手段(218)を含むことを特徴とする伝送路監視システム。

【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の伝送路監視システムに
おいて、さらに前記伝送路測定装置は、それぞれの伝送路の正常状態での波形を表わす基本データをあらかじめ記憶した基本波形蓄積手段(112)と、該基本波形蓄積手段からの基本データにて表わす波形と前記波形処理部からの測定波形とを比較して伝送路の障害位置を判定する障害判定手段(110)と、該障害判定手段にて伝送路の障害を検出した際にその結果を障害位置を表わすデータとともに前記監視装置に通知する障害通知手段(114)とを含み、前記監視装置は、前記障害通知手段からの障害通知を受けてその際の検査波形と地図情報を表示させる障害処理手段(220)と、該障害処理手段にて障害通知を受けた際にその障害を表わす障害アイコン(50,52)を表示された検査波形上および敷設経路上の障害位置に表示するアイコン表示手段(222)と、を含むことを特徴とする伝送路監視システム。

【請求項5】 請求項4に記載の伝送路監視システムにおいて、前記障害判
定手段(110)は、測定波形と基本波形の比較結果に基づいて伝送路の障害位置とともにその障害状態を検出してその結果を前記障害通知手段(114)を介して前記監視装置の障害処理手段(220)に通知し、前記アイコン表示手段(222)は、前記障害処理手段にて受けた障害状態に応じて障害アイコンの色または形状を変えて表示するアイコン選択手段(224)を含むことを特徴とする伝送路監視システム。
【請求項6】 請求項1ないし請求項5に記載の伝送路監視システムにおいて、前記伝送路(1,1,・・・)は、光信号を伝送する光ファイバにより形成され、前記パルス試験手段(104)は、光ファイバ伝送路の一端から所定の光パルスを入射して該光パルスの伝送路での反射特性に応じた測定信号を検出することを特徴とする伝送路監視システム。
【発明の詳細な説明】
【0001】

【発明の属する技術分野】
本発明は、伝送路を監視する伝送路監視システムに係り、特に、たとえば複数の光ファイバ伝送路を保守および管理する際、または伝送路の周囲状況を把握する際に用いて好適な伝送路監視システムに関するものである。
【0002】

【従来の技術】
近年、光ファイバ伝送路を用いた高速大容量の光通信網の敷設が進められ、その利用が図られつつある。これに際して、光ファイバ伝送路の保守および管理のために、その障害位置などを検出して光ファイバ伝送路の状態を監視する伝送路監視システムの設置が望まれる。
【0003】
従来、上記のような伝送路監視システムとしては、光ファイバ伝送路の損失分布を測定する伝送路測定装置と、その測定結果を所定の通信回線などを介して受けてディスプレイ上に表示する中央監視装置とを有するものが案出されている。
【0004】
たとえば、伝送路測定装置は、光ファイバ伝送路の一端から所定の光パルスを入射して、その反射特性により得られる測定信号を検出して、光ファイバ伝送路の損失分布を測定するものが知られている。その測定結果は、通信回線を介して中央監視装置に供給される。中央監視装置は、管理センタなどに設置されたワークステーションなどのコンピュータ装置により構成され、伝送路測定装置からのそれぞれの光ファイバ伝送路の測定結果を蓄積する記憶装置と、所望の光ファイバ伝送路の測定結果を読み出して、その損失分布を表わす検査波形を生成する波形生成回路と、生成した検査波形を表示するディスプレイ装置とを備えていた。
【0005】
このような構成において、管理者は、光ファイバ伝送路に障害が生じた場合あるいは定期的な監視の際に、中央監視装置を操作して、伝送路測定装置からの測定結果のうち所望の光ファイバ伝送路の測定結果を記憶装置から読み出して、その検査波形をディスプレイ上に表示する。検査波形が表示されると、その波形にて、断線あるいは屈曲点または接続点の劣化などにより損失の増加が生じた障害箇所があるか否かを確認する。その際、障害箇所を検出すると、観測点から障害点までの距離を画面上にて求める。
【0006】
次に、障害が検出されると、管理者は光ファイバ伝送路が実際に敷設されている場所付近を表わす地図を用意して、その地図上での伝送路の敷設線路に、検査波形上にて求めた観測点から障害点までの距離を当てはめて、実際の光ファイバ伝送路での障害場所を求めていた。
【0007】

【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術では、ディスプレイ画面の検査波形上にて障害点までの距離を求めた後に、その実際の位置を地図上に当てはめて調べなければならないので、地図上にて実際の障害個所を特定する際にその作業に手間および時間がかかるという問題があった。したがって、光ファイバ伝送路に障害が生じた際に、その確認から復旧までに時間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、光ファイバ伝送路の敷設経路上での障害位置を簡単かつ迅速に特定することができる伝送路監視システムを提供することを目的とする。
【0009】

【課題を解決するための手段】
本発明による伝送路監視システムは上記課題を解決するために、通信網における伝送路の特性を測定する伝送路測定装置(10)と、その測定結果を受けて伝送路の状態を監視する監視装置(20)とを有する伝送路監視システムであって、前記伝送路測定装置は少なくとも、伝送路の一端から所定のパルス信号を入射して該パルス信号の伝送路での反射特性に応じた測定信号を検出するパルス試験手段(104)と、該パルス試験手段にて検出した測定信号に基づいて伝送路の位置における損失特性を表わす測定波形を生成する波形処理手段(106)とを有し、前記監視装置は少なくとも、前記伝送路測定装置からのそれぞれの伝送路の測定波形を蓄積する波形蓄積手段(206)と、該波形蓄積手段または前記伝送路測定装置から監視しようとする所望の伝送路の測定波形を受けて検査波形(42)として再生する波形再生手段(208)と、伝送路が敷設された敷設線路およびその距離情報を含む敷設線路付近の地図情報(44)をあらかじめ記憶した線路図記憶手段(214)と、該線路図記憶手段から前記波形再生手段からの検査波形に対応する所望の伝送路の地図情報を読み出してその検査波形と地図情報に対応する敷設線路とを同時に表示させる表示手段(210,212)と、該表示手段にて表示された伝送路の敷設線路と検査波形にそれぞれ観測点からの距離が相対的に一致する位置に位置マーカ(46,48)を表示させるマーカ表示手段(216)と、を含むことを特徴とする。
【0010】
前記監視装置は表示手段によって表示された伝送路の敷設線路と検査波形にそれぞれ観測点からの距離が相対的に一致する位置に位置マーカ(46,48)を表示させるマーカ表示手段(216)を含むこととしてもよい。
【0011】
有利には、監視装置のマーカ表示手段(216)は、表示された検査波形上の位置マーカと伝送路の敷設線路上の位置マーカをそれぞれ検査波形または敷設線路に沿って移動自在に制御し、一方の位置マーカが示す検査波形または敷設線路での観測点からの距離と対応する位置に他方の位置マーカを同期させて移動可能に制御するマーカ同期手段を含むとよい。
【0012】
さらに伝送路測定装置は、それぞれの伝送路の正常状態での波形を表わす基本データをあらかじめ記憶した基本波形蓄積手段と、基本波形蓄積手段からの基本データにて表わす波形と波形処理部からの測定波形とを比較して伝送路の障害位置を判定する障害判定手段と、障害判定手段にて伝送路の障害を検出した際にその結果を障害位置を表わすデータとともに通知
する障害通知手段とを含み、監視装置は、障害通知手段からの障害通知を受けてその際の検査波形と地図情報を表示させる障害処理手段と、障害処理手段にて障害通知を受けた際にその障害を表わす障害アイコンを表示された検査波形上および敷設経路上の障害位置に表示するアイコン表示手段とを含むとよい。
【0013】
この場合、障害判定手段は、測定波形と基本波形の比較結果から伝送路の障害位置とともにその障害状態を検出してその結果を障害通知手段を介して監視装置の障害処理手段に通知し、監視装置のアイコン表示手段は、障害処理手段にて受けた障害状態に応じて障害アイコンの色または形状を変えて表示するアイコン選択手段を含むと有利である。障害状態は、例えば伝送路の断線や劣化等を表わす障害の種類や障害の大小等の障害の程度あるいは大きさ、その他任意の障害状態を含み、これに対応してアイコンの色や形状を変えて表示させるよう
にしてもよい。
【0014】
また、前記伝送路は、光信号を伝送する光ファイバにより形成され、前記パルス試験手段は、光ファイバ伝送路の一端から所定の光パルスを入射して該光パルスの伝送路での反射特性に応じた測定信号を検出するようにしてもよい。
【0015】

【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明による伝送路監視システムの一実施形態を詳細に説明する。図1には、本発明による伝送路監視システムの一実施形態が示されている。本実施形態による伝送路監視システムは、監視しようとする光ファイバ伝送路は1本または複数本の場合でもよいが、本実施形態においては以下、複数本の光ファイバ伝送路を監視する場合について説明する。実施の形態において、伝送路監視システムは、監視しようとするn本の光ファイバ伝送路1,1・・・の一端に光接続された伝送路測定装置10と、この伝送路測定装置10にLAN(Local area network)などの通信網30を介して接続された中央監視装置20とを有する監視システムであり、特に本実施形態では中央監視装置20に、伝送路測定装置10にて測定された波形とともに、その光ファイバ伝送路1の敷設経路付近の地図情報を同一画面に表示して、有効に障害個所などを検出する点が主な特徴点である。なお、図1には、1個所の伝送路測定装置10のみが示されているが、本実施形態では複数の伝送路測定装置10が通信網30を介して中央監視装置20に接続された形態を含む。
【0016】
各部の詳細を説明すると、本実施形態の伝送路測定装置10は、n(nは自然数)対1の光路スイッチ102を介してn本の光ファイバ伝送路1,1・・・に接続されている。光路スイッチ102は、たとえば複数のリレーによって駆動するプリズムなどから形成されて、所望の光ファイバ伝送路1の光路を選択してパルス試験器104に光接続する選択スイッチである。パルス試験器104は、光ファイバ伝送路1の反射特性を利用して伝送路1のそれぞれの位置の損失特性を計測する試験装置であり、たとえば、所定の光パルスを光路スイッチ102を介して光ファイバ伝送路1に入射してその距離に応じた散乱光の強度を測定する。検出した測定信号は、波形処理部106に供給される。
【0017】
波形処理部106は、パルス試験器104からの測定信号に基づいて光ファイバ伝送路1の距離に応じた損失特性を表わす測定波形を生成する波形生成回路である。この波形処理部106は、光路スイッチ102およびパルス試験器104とともに試験制御部108の制御の下に起動されて、それぞれの光ファイバ伝送路1,1・・・の測定波形を生成する。試験制御部108は、光路スイッチ102の切換制御ならびにパルス試験器104および波形処理部106のシーケンス制御を司る制御装置であり、本実施形態では、定期的に各部を起動する起動タイマを有する。また有利には、必要に応じて通信処理部116を介して中央監視装置20からの指示を受けて各部を起動する。波形処理部106にて生成したそれぞれの測定波形のデータは、障害判定部110および通信処理部116にそれぞれ供給される。
【0018】
障害判定部110は、波形処理部106からの測定波形のデータに基づいて光ファイバ伝送路1に障害が発生したか否かを判定する障害検出回路であり、本実施形態では、基本波形蓄積部112にあらかじめ蓄積された正常状態での波形のデータと比較して、その障害位置を検出する。有利には、障害位置での比較結果をさらに所定の閾値と比較して、その障害状態、たとえば、断線、劣化などを表わす障害情報を生成する。障害位置および障害状態を表わす情報は、障害通知部114に供給される。障害通知部114は、障害判定部110にて障害と判定された際に、その障害位置および障害状態を表わす情報を所定の通知形式に組み立てる通知処理部である。生成した障害通知は、通信処理部116を介して中央監視装置20に送信される。
【0019】
通信処理部116は、波形処理部106からの測定波形のデータと障害通知部114からの障害通知を通信網30を介して中央監視装置20に送信する送信処理部であり、通信制御部118の制御の下に中央監視装置20との間の通信処理を司る通信装置である。
【0020】
一方、中央監視装置20は、伝送路測定装置10からの測定波形のデータおよび障害通知を通信処理部202にて受信処理する。通信処理部202は、通信制御部204の制御の下に伝送路測定装置10との間の通信処理を司る通信装置であり、本実施形態では、伝送路測定装置10からのデータの受信処理の他に、任意の光ファイバ伝送路1を必要に応じて測定する際に伝送路測定装置10の試験制御部108への所定の起動信号を送信する。そして、少なくとも監視対象の任意の光ファイバ伝送路に障害が生じているときには、中央監視装置20の通信処理部202に情報を送り、障害通知を障害処理部220に供給させる。また、必要に応じて通信処理部202にて受けた測定波形のデータは波形蓄積部206及び波形再生部208にそれぞれ供給される。この実施の形態では伝送路測定装置からのそれぞれの光ファイバ伝送路の測定波形を蓄積する波形蓄積手段としての波形蓄積部(206)を備えた構成としている。
【0021】
波形蓄積部206は、通信処理部202にて受信したそれぞれの光ファイバ伝送路1,1・・・の測定波形のデータを順次蓄積する記憶回路である。波形再生部208は、観測しようとする所望の光ファイバ伝送路1の測定波形を再生する処理回路であり、波形蓄積部206に蓄積した測定波形のうちの所望のデータまたは通信処理部202を介して供給される直接の測定波形のデータを選択して、その波形を表示可能な検査波形として再生する。再生した検査波形は、表示制御部210を介してディスプレイ装置212に表示される。
【0022】
一方、本実施形態のディスプレイ装置212には、表示制御部210を介して検査波形に対応した地図情報が線路図記憶部214から読み出されて、検査波形とともに表示される。線路図記憶部214は、測定対象のそれぞれの光ファイバ伝送路1,1・・・の敷設経路付近の地図情報を電子化したデータをあらかじめ記憶した記憶装置であり、本実施形態では、地図情報に光ファイバ伝送路1の敷設経路およびその距離情報が含まれる。距離情報は、敷設経路付近の地図情報が読み出された際に、マーカ表示制御部216およびアイコン表示部222にそれぞれ供給される。
【0023】
マーカ表示制御部216は、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイスが接続されて、その操作に従って検査波形と地図情報中の光ファイバ伝送路の敷設経路の任意の位置に、それぞれ観測点からの位置を示す位置マーカを表示するポインティング制御回路であり、本実施形態では、波形再生部208にて再生した際の検査波形上の位置情報と線路図記憶部214からの距離情報に基づいてそれぞれの位置マーカを表示する。特に、本実施形態では、検査波形および敷設経路に沿ってそれぞれの位置マーカを移動自在に制御し、たとえば検査波形の位置マーカの移動に連動させて敷設経路の位置マーカをその経路上にて移動させ、それぞれの位置を観測点から同一距離を示すように同期させて移動させるマーカ同期機能218を有する。
【0024】
他方、障害処理部220は、通信処理部202を介して伝送路測定装置10からの障害通知を受けた際に所定の障害処理を実行する動作処理部であり、本実施形態では、波形再生部208にその際に受信した測定波形を再生させ、アイコン表示部222に障害位置および障害状態を表わす情報を供給して、それらの表示を実行させる処理を行なう。障害位置および障害状態を表わす情報は波形蓄積部206に供給して、その測定波形のデータとともに記憶させてもよい。有利には障害通知を受けた際に管理者に障害発生を報知して、ディスプレイ表示をさせるとよい。アイコン表示部222は、障害が生じた光ファイバ伝送路の検査波形およびその敷設経路に、障害処理部220からの情報に基づいてその障害位置に障害の発生を表わす障害アイコンを表示する表示処理部である。特に、本実施形態のアイコン表示部222は、障害処理部220を介して供給される障害状態を表わす情報に基づいて、障害アイコンの色または形状を選択するアイコン選択機能224を有し、光ファイバ伝送路の断線または劣化などの種類別に障害アイコンを選択して表示する。
【0025】
以上のような構成において、まず、通常の監視下においては、伝送路測定装置10にて試験制御部108の定期的な制御に基づいて、光路スイッチ102と、パルス試験器104と、波形処理部106とがそれぞれ起動されて、それぞれの光ファイバ伝送路1,1・・・の損失特性が順次測定される。この際、障害判定部110にてそれぞれの測定波形が基本波形蓄積部112からの対応の基本波形のデータと比較されて、それぞれの光ファイバ伝送路1,1・・・に障害が生じ
たか否かが判定される。
【0026】
本実施の形態において、判定の結果、いずれにも障害が生じていない間は、起動タイマにより定期的に光ファイバの測定、障害判定を繰り返し、少なくとも障害が生じた場合は、障害情報を中央監視装置20側に供給し波形再生部208において検査波形として再生し、表示制御部210を介して検査波形はディスプレイ装置212に供給され、画面40の下段に検査波形42を表示するとともに、検査波形に対応する光ファイバ伝送路1の地図情報44が線路図記憶部214から読み出されて画面40の上段に表示される。
【0027】
また、必要に応じて例えば管理者が波形の蓄積を望むような場合には、管理者が所望する任意の時間の任意の光ファイバ伝送路1,1・・・の波形処理部106で形成された測定波形データは、通信処理部116から通信網30を介して中央監視装置20の通信処理部202に送信され、中央監視装置20の通信処理部202にて受信された光ファイバ伝送路1,1・・・の測定波形データは、波形蓄積部206に順次蓄積される。
【0028】
波形蓄積部206に蓄積された測定波形は、管理者の操作に応動して所望の時間に測定した所望の光ファイバ伝送路1の測定波形データが、波形再生部208に読み出されて検査波形として再生される。再生された検査波形は、表示制御部210を介してディスプレイ装置212に供給されて、たとえば、図2に示す画面40の下段42に表示される。この際、検査波形に対応する光ファイバ伝送路1の地図情報が線路図記憶部214から読み出されて画面40の上段44に表示される。
【0029】
さらに、管理者が現在の光ファイバ伝送路1の状態をリアルタイムで知ることもできる。このときは、例えば管理者が中央監視装置20から通信網30を通じて、伝送路測定装置10の通信処理部116へ信号を送る。通信処理部116は信号を受け取ると、その信号を試験制御部108へ供給する。管理者からの指示があったとき、起動タイマによる定期的な測定が行なわれていた場合はそれを中断する。信号を受けた試験制御部108は各装置を起動し、管理者が所望する光ファイバ伝送路1の測定を開始し、測定された測定波形データを波形処理部106から通信処理部116へ送る。この測定波形データは通信網30を介して中央監視装置20の通信処理部202へ送られ波形再生部208により、検査波形として再生される。検査波形は、表示制御部210を介して、ディスプレイ装置212に供給され、例えば図2に示す画面40の下段42にリアルタイムに表示される。この際、検査波形に対応する光ファイバ伝送路1の地図情報が線路図記憶部214から読み出されて画面40の上段44に表示される。
【0030】
そして、管理者がマーカ表示制御部216に接続されたポインティングデバイスを操作して、検査波形の任意の位置に位置マーカ46を表示すると、その位置に対応して地図情報の敷設経路上に位置マーカ48が表示される。これにより、たとえば、検査波形にて大きな変化を生じている個所に対応する実際の敷設経路上の場所を特定したい場合は、検査波形上の位置マーカ46をその変化点に移動させると、敷設経路上の位置マーカ48はマーカ表示制御部216のマーカ同期機能218により検査波形上の位置マーカ46に同期して、その対応箇所に移動する。
【0031】
この結果、検査波形の変化点の位置を地図情報での敷設経路の実際の位置として確認することができる。以下同様に、任意の光ファイバ伝送路1の測定波形を読み出して、その検査波形の表示とともに光ファイバ伝送路の敷設経路付近の地図情報を表示して、検査波形の位置マーカに連動して敷設経路上の位置マーカを移動させて、実際の光ファイバ伝送路の敷設経路におけるそれぞれの位置での伝送路の状態を確認することができる。
【0032】
一方、伝送路測定装置10の障害判定部110にて光ファイバ伝送路1の障害が検出されると、その測定波形が通信処理部116から送信される際に、障害位置および障害状態を表わす情報を含む障害通知が障害通知部114から通信処理部116に供給されて、その測定波形とともに通信網30を介して中央監視装置20に送信される。
【0033】
次に、中央監視装置20では、通信処理部202にて障害通知を含む測定波形を受けると、障害通知を障害処理部220に供給し、その際の測定波形を波形再生部208に供給する。これにより、障害通知部220は、波形再生部208を起動して測定波形を再生させ、上記と同様に、画面40の下段に検査波形として表示させる。この際、上記と同様に、線路図記憶部214から検査波形に対応した地図情報が読み出されて、画面40の上段に表示される。
【0034】
次に、障害処理部220は、障害通知に含まれる障害位置および障害状態を表わす情報をアイコン表示部222に供給する。これにより、アイコン表示部222では、障害状態に応じた障害アイコンを選択して、たとえば、図3に示すように、検査波形42の障害位置に障害アイコン50を表示し、かつ地図情報44での敷設経路上の障害位置に障害アイコン52をそれぞれ表示する。
【0035】
この結果、管理者は、表示された検査波形および地図情報の障害アイコン50,52から光ファイバ伝送路1の障害を認識して、さらに表示された地図情報にてその光ファイバ伝送路の障害場所付近の道路状況などを確認して、実際の光ファイバ伝送路の敷設経路での障害場所を特定することができる。したがって、光ファイバ伝送路に障害が生じた場合、その障害位置を簡単かつ迅速に特定することができ、その確認から復旧までの作業の短縮化を図ることができる。
【0036】
以上、本発明による伝送路監視システムの一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更は本発明に含まれる。
【0037】

【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、伝送路測定装置にて測定された結果の検査波形を監視装置にて表示する際に、光ファイバ伝送路の敷設経路およびその距離情報を含む地図情報を検査波形とともに表示手段にて表示して、その検査波形および地図情報の敷設経路にそれぞれ観測点からの位置を示す位置マーカを表示するので、検査波形上での注目位置と実際の光ファイバ伝送路の敷設経路上での位置関係とを簡単かつ迅速に確認することができる。また、光ファイバ伝送路の障害位置などの状況を確実に把握することができ、その保守および管理を有効に図ることができる効果を奏する。さらに、本発明によれば、光ファイバ伝送路に障害が生じた場合に、その障害位置を伝送路測定装置にて検出して監視装置に通知し、その検査波形および敷設経路の障害位置に障害アイコンを表示するアイコン表示手段を設けたので、光ファイバ伝送路の敷設経路にて障害が生じた箇所を瞬時に特定することができる。したがって、光ファイバ伝送路の障害位置の確認から復旧までの時間を短縮することができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】

【図1】
本発明による伝送路監視システムの一実施形態を示すブロック図である。

【図2】
図1の実施例による伝送路監視システムの表示画面例を示す図である。

【図3】
図1の実施例による伝送路監視システムの表示画面例を示す図である。

【符号の説明】
1,1... 光ファイバ伝送路
10 伝送路測定装置
20 中央監視装置
104 パルス試験器
106 波形処理部
110 障害判定部
112 基本波形蓄積部
114 障害通知部
206 波形蓄積部
208 波形再生部
210 表示制御部
212 ディスプレイ装置
214 線路図記憶部
216 マーカ表示制御部
220 障害処理部
222 アイコン表示部
JP33077199A 1999-11-22 1999-11-22 伝送路監視システム Withdrawn JP2001147177A (ja)

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