JP2001146896A - セグメントの連結構造 - Google Patents
セグメントの連結構造Info
- Publication number
- JP2001146896A JP2001146896A JP33205299A JP33205299A JP2001146896A JP 2001146896 A JP2001146896 A JP 2001146896A JP 33205299 A JP33205299 A JP 33205299A JP 33205299 A JP33205299 A JP 33205299A JP 2001146896 A JP2001146896 A JP 2001146896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- segment
- joining
- fitting
- fittings
- segments
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セグメント同士の接合力を高めた状態を維持
することが容易かつ短時間の作業で可能なセグメントの
連結構造を提供する。 【解決手段】 押込手段27が、セグメント1同士の連
結のための相対移動で、連結金具8に、接合金具7の対
の両方への挿入方向の押込力を付与すると、連結金具8
は、接合金具7の対に対し挿入方向に移動して該接合金
具7の対を互いに引き寄せ合うことになる。
することが容易かつ短時間の作業で可能なセグメントの
連結構造を提供する。 【解決手段】 押込手段27が、セグメント1同士の連
結のための相対移動で、連結金具8に、接合金具7の対
の両方への挿入方向の押込力を付与すると、連結金具8
は、接合金具7の対に対し挿入方向に移動して該接合金
具7の対を互いに引き寄せ合うことになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相互に複数連結
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントの連結構造に関するものである。
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルを構築する方法としては、掘削
穴の内面側にコンクリート製のセグメントを組み立てて
筒状壁体を構築する、いわゆるシールド工法が一般的で
ある。このシールド工法に用いられるセグメントとして
は平面長方形状で円弧版状のものが主流であり、これら
セグメント同士をボルトによって接合していた。このボ
ルトでセグメント同士を接合する構造としては、セグメ
ントの接合面の近傍に、セグメントの接合面同士を当接
させた際に、互いに連通する孔部を有する継手板を埋め
込んでおき、これら継手板の孔部へボルトを挿通させ、
このボルトへナットを締結させて接合させる構造が一般
的である。また、相互のセグメントにナット部材である
インサート金具を埋め込んでおき、隣接するセグメント
に貫通させたボルトを締結させて互いに接合させる構造
もある。
穴の内面側にコンクリート製のセグメントを組み立てて
筒状壁体を構築する、いわゆるシールド工法が一般的で
ある。このシールド工法に用いられるセグメントとして
は平面長方形状で円弧版状のものが主流であり、これら
セグメント同士をボルトによって接合していた。このボ
ルトでセグメント同士を接合する構造としては、セグメ
ントの接合面の近傍に、セグメントの接合面同士を当接
させた際に、互いに連通する孔部を有する継手板を埋め
込んでおき、これら継手板の孔部へボルトを挿通させ、
このボルトへナットを締結させて接合させる構造が一般
的である。また、相互のセグメントにナット部材である
インサート金具を埋め込んでおき、隣接するセグメント
に貫通させたボルトを締結させて互いに接合させる構造
もある。
【0003】しかしながら、このような構造では、構築
現場にて継手の接合面に形成された孔部へボルトを挿通
させ、このボルトへナットを締結させたり、相互のセグ
メントに埋め込んだインサート金具へボルトを締結させ
るという極めて煩雑な作業を要するため組立時間の短縮
には限界があり、またロボットによる自動組み付けへの
適応が困難であった。さらには、二次覆工を省略する場
合にもボルト・ナットを取り付けるためにセグメントに
形成したボルトボックスの閉塞作業を行わなければなら
ず、施工の高速化、省力化を目指す上で新たな継手構造
の開発が急務となっているのが現状であった。
現場にて継手の接合面に形成された孔部へボルトを挿通
させ、このボルトへナットを締結させたり、相互のセグ
メントに埋め込んだインサート金具へボルトを締結させ
るという極めて煩雑な作業を要するため組立時間の短縮
には限界があり、またロボットによる自動組み付けへの
適応が困難であった。さらには、二次覆工を省略する場
合にもボルト・ナットを取り付けるためにセグメントに
形成したボルトボックスの閉塞作業を行わなければなら
ず、施工の高速化、省力化を目指す上で新たな継手構造
の開発が急務となっているのが現状であった。
【0004】ここで、極めて容易にセグメント同士を接
合させることができる接合構造として、セグメントの接
合面の対向位置に、C型の接合金具を埋め込んでおき、
これらC型の接合金具の対に両端部が係合するI型の連
結金具を嵌め込むことにより、C型の接合金具同士をI
型の連結金具によって連結させ、セグメント同士を接合
面同士を接合させて連結させる構造が開発されている。
そして、このようなセグメントの連結構造において、接
合金具と連結金具とにテーパ面を形成しておき、連結金
具を対をなす接合金具に押し込むことで、対をなす接合
金具同士を近接させて、よりセグメント同士の接合力を
高めるようにすることが可能である。
合させることができる接合構造として、セグメントの接
合面の対向位置に、C型の接合金具を埋め込んでおき、
これらC型の接合金具の対に両端部が係合するI型の連
結金具を嵌め込むことにより、C型の接合金具同士をI
型の連結金具によって連結させ、セグメント同士を接合
面同士を接合させて連結させる構造が開発されている。
そして、このようなセグメントの連結構造において、接
合金具と連結金具とにテーパ面を形成しておき、連結金
具を対をなす接合金具に押し込むことで、対をなす接合
金具同士を近接させて、よりセグメント同士の接合力を
高めるようにすることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
セグメントの連結構造では、連結金具を対をなす接合金
具に押し込み、対をなす接合金具同士を近接させて、セ
グメント同士の接合力を高めても、その後の作業時にお
ける振動等で接合金具に対し連結金具が抜け方向にずれ
て、セグメント同士を接合力を弱めてしまう可能性があ
った。このため、接合金具と連結金具との隙間にモルタ
ル等の充填材を充填させて、接合金具と連結金具とを固
定化させる作業が必要であるが、この作業は、煩雑であ
り充填材の固化に時間がかかるという問題があった。し
たがって、本発明の目的は、セグメント同士の接合力を
高めた状態を維持することが容易かつ短時間の作業で可
能なセグメントの連結構造を提供することである。
セグメントの連結構造では、連結金具を対をなす接合金
具に押し込み、対をなす接合金具同士を近接させて、セ
グメント同士の接合力を高めても、その後の作業時にお
ける振動等で接合金具に対し連結金具が抜け方向にずれ
て、セグメント同士を接合力を弱めてしまう可能性があ
った。このため、接合金具と連結金具との隙間にモルタ
ル等の充填材を充填させて、接合金具と連結金具とを固
定化させる作業が必要であるが、この作業は、煩雑であ
り充填材の固化に時間がかかるという問題があった。し
たがって、本発明の目的は、セグメント同士の接合力を
高めた状態を維持することが容易かつ短時間の作業で可
能なセグメントの連結構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のセグメントの連結構造は、
両側の接合面にそれぞれ端部が内方に屈曲した係止片部
とされた一対の鉤形の係止部を有する接合金具が配置さ
れたセグメントを、前記接合面同士を互いに突き合わせ
ることで、前記接合金具の対向するものからなる対を形
成し、これら接合金具の対に、前記係止部同士の間に形
成された係合空間内に配置されて前記係止片部と係合す
る係合部が板状の連結中間部の両側部に設けられてなる
連結金具が挿入されることで前記接合金具同士を連結さ
せるセグメントの連結構造であって、前記連結金具は、
前記接合金具の対に対し挿入方向に移動することで該接
合金具の対を互いに引き寄せ合うものとされ、前記セグ
メント同士の連結のための相対移動で、前記連結金具
に、前記接合金具の対の両方への挿入方向の押込力を付
与する押込手段が設けられていることを特徴としてい
る。
に、本発明の請求項1記載のセグメントの連結構造は、
両側の接合面にそれぞれ端部が内方に屈曲した係止片部
とされた一対の鉤形の係止部を有する接合金具が配置さ
れたセグメントを、前記接合面同士を互いに突き合わせ
ることで、前記接合金具の対向するものからなる対を形
成し、これら接合金具の対に、前記係止部同士の間に形
成された係合空間内に配置されて前記係止片部と係合す
る係合部が板状の連結中間部の両側部に設けられてなる
連結金具が挿入されることで前記接合金具同士を連結さ
せるセグメントの連結構造であって、前記連結金具は、
前記接合金具の対に対し挿入方向に移動することで該接
合金具の対を互いに引き寄せ合うものとされ、前記セグ
メント同士の連結のための相対移動で、前記連結金具
に、前記接合金具の対の両方への挿入方向の押込力を付
与する押込手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0007】これにより、押込手段が、セグメント同士
の連結のための相対移動で、連結金具に、接合金具の対
の両方への挿入方向の押込力を付与すると、連結金具
は、接合金具の対の両方に対し挿入方向に移動して該接
合金具の対を互いに引き寄せ合うことになる。
の連結のための相対移動で、連結金具に、接合金具の対
の両方への挿入方向の押込力を付与すると、連結金具
は、接合金具の対の両方に対し挿入方向に移動して該接
合金具の対を互いに引き寄せ合うことになる。
【0008】本発明の請求項2記載のセグメントの連結
構造は、請求項1記載のものに関し、前記押込手段は、
一方のセグメントの前記接合金具に挿入された状態の前
記連結金具に連結される押込部材と、他方のセグメント
に設けられ、該セグメントの接合金具に前記一方のセグ
メントの接合金具に挿入された状態の前記連結金具を挿
入させる前記相対移動で、前記押込部材に当接しこれを
前記一方のセグメントの方向に押圧して前記連結金具に
対し前記接合金具の対の両方への挿入方向に押込力を付
与する押込力付与手段と、を有することを特徴としてい
る。
構造は、請求項1記載のものに関し、前記押込手段は、
一方のセグメントの前記接合金具に挿入された状態の前
記連結金具に連結される押込部材と、他方のセグメント
に設けられ、該セグメントの接合金具に前記一方のセグ
メントの接合金具に挿入された状態の前記連結金具を挿
入させる前記相対移動で、前記押込部材に当接しこれを
前記一方のセグメントの方向に押圧して前記連結金具に
対し前記接合金具の対の両方への挿入方向に押込力を付
与する押込力付与手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0009】これにより、セグメント同士の連結のため
の相対移動の際に、他方のセグメントの接合金具に一方
のセグメントの接合金具に挿入された状態の連結金具を
挿入させると、一方のセグメントに設けられた状態の連
結金具に連結された押込部材に、押込力付与手段が当接
しこれを一方のセグメントの方向に押圧して連結金具に
対し接合金具の対の両方への挿入方向に押込力を付与す
ることになる。
の相対移動の際に、他方のセグメントの接合金具に一方
のセグメントの接合金具に挿入された状態の連結金具を
挿入させると、一方のセグメントに設けられた状態の連
結金具に連結された押込部材に、押込力付与手段が当接
しこれを一方のセグメントの方向に押圧して連結金具に
対し接合金具の対の両方への挿入方向に押込力を付与す
ることになる。
【0010】本発明の請求項3記載のセグメントの連結
構造は、請求項2記載のものに関し、前記押込部材は、
ヒンジ部材からなることを特徴としている。
構造は、請求項2記載のものに関し、前記押込部材は、
ヒンジ部材からなることを特徴としている。
【0011】このように、押込部材がヒンジ部材からな
るため、簡素な構成で実現できることになる。
るため、簡素な構成で実現できることになる。
【0012】本発明の請求項4記載のセグメントの連結
構造は、請求項2記載のものに関し、前記押込部材は、
バネ部材からなることを特徴としている。
構造は、請求項2記載のものに関し、前記押込部材は、
バネ部材からなることを特徴としている。
【0013】このように、押込部材がバネ部材からなる
ため、簡素な構成で実現できることになる。
ため、簡素な構成で実現できることになる。
【0014】本発明の請求項5記載のセグメントの連結
構造は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のものに
関し、前記押込力付与手段は、前記他方のセグメントに
設けられた傾斜面からなることを特徴としている。
構造は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のものに
関し、前記押込力付与手段は、前記他方のセグメントに
設けられた傾斜面からなることを特徴としている。
【0015】このように、押込力付与手段は、セグメン
トに設けられた傾斜面からなるため、簡素に形成できる
ことになる。
トに設けられた傾斜面からなるため、簡素に形成できる
ことになる。
【0016】本発明の請求項6記載のセグメントの連結
構造は、請求項1乃至5のいずれか一項記載のものに関
し、前記セグメントは、両側の接合面にそれぞれ前記接
合金具が二つ同一直線上に配置されており、前記接合面
同士を互いに突き合わせることで前記接合金具の対向す
るものからなる対を二対形成し、これら接合金具の各対
に、それぞれ連結金具が挿入されるものであり、前記両
連結金具は、互いに離間する方向に移動することでそれ
ぞれ前記接合金具の対向するもの同士を引き寄せ合うも
のとされ、前記押込手段は、前記セグメント同士の連結
のための相対移動で、前記両連結金具に互いに離間する
方向の押込力を付与することを特徴としている。
構造は、請求項1乃至5のいずれか一項記載のものに関
し、前記セグメントは、両側の接合面にそれぞれ前記接
合金具が二つ同一直線上に配置されており、前記接合面
同士を互いに突き合わせることで前記接合金具の対向す
るものからなる対を二対形成し、これら接合金具の各対
に、それぞれ連結金具が挿入されるものであり、前記両
連結金具は、互いに離間する方向に移動することでそれ
ぞれ前記接合金具の対向するもの同士を引き寄せ合うも
のとされ、前記押込手段は、前記セグメント同士の連結
のための相対移動で、前記両連結金具に互いに離間する
方向の押込力を付与することを特徴としている。
【0017】これにより、押込手段が、セグメント同士
の連結のための相対移動で、両連結金具に互いに離間す
る方向の押込力を付与することになり、これにより両連
結金具は、それぞれ接合金具の対を互いに引き寄せ合う
ことになる。
の連結のための相対移動で、両連結金具に互いに離間す
る方向の押込力を付与することになり、これにより両連
結金具は、それぞれ接合金具の対を互いに引き寄せ合う
ことになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
のセグメントの接合構造を図1〜図15によって説明す
る。図において、符号1は、セグメントである。このセ
グメント1は、平面視長方形状かつ側面視円弧版状に形
成されたコンクリート製のものであり、これらセグメン
ト1の周方向における端部の接合面2を互いに接合させ
ることにより、掘削穴内にて筒状壁体を構成するリング
が構築されるようになっている。そして、このリングを
掘削穴の軸方向へ互いに接合させることにより、筒状壁
体が構築されるようになっている。
のセグメントの接合構造を図1〜図15によって説明す
る。図において、符号1は、セグメントである。このセ
グメント1は、平面視長方形状かつ側面視円弧版状に形
成されたコンクリート製のものであり、これらセグメン
ト1の周方向における端部の接合面2を互いに接合させ
ることにより、掘削穴内にて筒状壁体を構成するリング
が構築されるようになっている。そして、このリングを
掘削穴の軸方向へ互いに接合させることにより、筒状壁
体が構築されるようになっている。
【0019】セグメント1の両側の接合面2は、図1お
よび図3に示すように、セグメントの軸線方向および円
周方向における中心点を中心とした点対称の形状をなし
ている。セグメント1の両側の接合面2には、それぞ
れ、掘削穴すなわちセグメント1の軸線に平行な同一直
線上に互いに所定距離離間してC型の接合金具7が設け
られている。これら接合金具7は、セグメント1の厚さ
方向(半径方向)における中央位置に配置されている。
よび図3に示すように、セグメントの軸線方向および円
周方向における中心点を中心とした点対称の形状をなし
ている。セグメント1の両側の接合面2には、それぞ
れ、掘削穴すなわちセグメント1の軸線に平行な同一直
線上に互いに所定距離離間してC型の接合金具7が設け
られている。これら接合金具7は、セグメント1の厚さ
方向(半径方向)における中央位置に配置されている。
【0020】ここで、一のセグメント1および他のセグ
メント1が、掘削穴の軸線方向および半径方向における
位置を合わせて接合面2同士を互いに突き合わせること
で、接合金具7の対向するものからなる対を二対形成す
ることになり、これら接合金具7の各対に、それぞれI
型の連結金具8を接合させることで接合金具7の対をな
すもの同士を連結させる。
メント1が、掘削穴の軸線方向および半径方向における
位置を合わせて接合面2同士を互いに突き合わせること
で、接合金具7の対向するものからなる対を二対形成す
ることになり、これら接合金具7の各対に、それぞれI
型の連結金具8を接合させることで接合金具7の対をな
すもの同士を連結させる。
【0021】同じ接合面2における一方の接合金具7の
他方の接合金具7の側には、掘削穴の軸線に平行に延在
する断面矩形状の接合溝部3が近接形成されている。こ
の接合溝部3の底面は、近接配置された接合金具7の側
に形成され、該接合金具7側に近接するほど接合面2か
らの深さが浅くなるように傾斜する第1面部(押込手
段,押込力付与手段,傾斜面)4と、該第1面部4の、
近接配置された接合金具7に対し反対側から該第1面部
4から離れるほど接合面2からの深さが浅くなるように
傾斜する第2面部5とを有している。さらに、接合溝部
3とこれが近接形成されていない接合金具7との間に
は、接合面2に直交して嵌合穴6が形成されている。
他方の接合金具7の側には、掘削穴の軸線に平行に延在
する断面矩形状の接合溝部3が近接形成されている。こ
の接合溝部3の底面は、近接配置された接合金具7の側
に形成され、該接合金具7側に近接するほど接合面2か
らの深さが浅くなるように傾斜する第1面部(押込手
段,押込力付与手段,傾斜面)4と、該第1面部4の、
近接配置された接合金具7に対し反対側から該第1面部
4から離れるほど接合面2からの深さが浅くなるように
傾斜する第2面部5とを有している。さらに、接合溝部
3とこれが近接形成されていない接合金具7との間に
は、接合面2に直交して嵌合穴6が形成されている。
【0022】図5〜図7にも示すように、接合金具7
は、端部に係止片部10を有する鉤形に形成された一対
の係止部11が互いに対向するよう設けられたもので、
一対の係止部11の係止片部10に対し反対側同士が連
結部12で連結されることにより、側面視C型形状をな
している。これら係止部11および連結部12によって
形成された係止片部10よりも連結部12側の空間は、
連結金具8の係合部13が係合する係合空間14とされ
ている。また、連結部12の係止片部10側の面は、第
1面部4と連続している。
は、端部に係止片部10を有する鉤形に形成された一対
の係止部11が互いに対向するよう設けられたもので、
一対の係止部11の係止片部10に対し反対側同士が連
結部12で連結されることにより、側面視C型形状をな
している。これら係止部11および連結部12によって
形成された係止片部10よりも連結部12側の空間は、
連結金具8の係合部13が係合する係合空間14とされ
ている。また、連結部12の係止片部10側の面は、第
1面部4と連続している。
【0023】また、係止片部10の内面からなる係止面
15は、連結金具8の挿入方向イへ向かって係合空間1
4を狭めるテーパ面とされている。つまり、セグメント
1の接合面2同士を突き合わせた状態にて、互いに対向
する接合金具7の対の係止面15同士が、連結金具8の
挿入方向奥方へ向かって次第に離間するテーパ面とされ
ている。
15は、連結金具8の挿入方向イへ向かって係合空間1
4を狭めるテーパ面とされている。つまり、セグメント
1の接合面2同士を突き合わせた状態にて、互いに対向
する接合金具7の対の係止面15同士が、連結金具8の
挿入方向奥方へ向かって次第に離間するテーパ面とされ
ている。
【0024】この接合金具7には、連結金具8の挿入方
向イに沿って複数具体的には三カ所の突起部17が配列
されており、これら突起部17には、ミリネジからなる
アンカー筋連結メネジ部18がそれぞれ形成されてい
る。そして、これらアンカー筋連結メネジ部18には、
それぞれアンカー筋19が、係止部11に対し反対側に
延在する状態でねじ込まれて連結されている。これらア
ンカー筋19の端部には、アンカー筋19の軸線と略直
交する支圧板20が一体成形されている。
向イに沿って複数具体的には三カ所の突起部17が配列
されており、これら突起部17には、ミリネジからなる
アンカー筋連結メネジ部18がそれぞれ形成されてい
る。そして、これらアンカー筋連結メネジ部18には、
それぞれアンカー筋19が、係止部11に対し反対側に
延在する状態でねじ込まれて連結されている。これらア
ンカー筋19の端部には、アンカー筋19の軸線と略直
交する支圧板20が一体成形されている。
【0025】また、この接合金具7には、アンカー筋1
9との連結位置に、連結金具8の挿入方向イと交差する
方向に、複数のリブ21が形成されている。
9との連結位置に、連結金具8の挿入方向イと交差する
方向に、複数のリブ21が形成されている。
【0026】そして、このような接合金具7が、一対、
互いの連結金具8の挿入方向を互いに離間する逆向きに
するようにして、セグメント1の軸線に平行な同一直線
上に位置するように埋設されている。すなわち、係止片
部10の内面からなる係止面15が、他の接合金具7に
対し反対側に位置するほど係合空間14を狭めるように
配置されている。
互いの連結金具8の挿入方向を互いに離間する逆向きに
するようにして、セグメント1の軸線に平行な同一直線
上に位置するように埋設されている。すなわち、係止片
部10の内面からなる係止面15が、他の接合金具7に
対し反対側に位置するほど係合空間14を狭めるように
配置されている。
【0027】セグメント1同士で接合金具7の対を連結
させる連結金具8は、図8,図9にも示すように、断面
I字型に形成されたもので、板状の連結中間部23の両
側部が前述したように接合金具7の係合空間14内に嵌
合する係合部13とされている。連結中間部23は、接
合金具7を構成する係止部11の係止片部10同士の隙
間よりも薄く形成されて挿通可能とされており、係合部
13は、係止片部10同士の隙間よりも厚く形成されて
いる。
させる連結金具8は、図8,図9にも示すように、断面
I字型に形成されたもので、板状の連結中間部23の両
側部が前述したように接合金具7の係合空間14内に嵌
合する係合部13とされている。連結中間部23は、接
合金具7を構成する係止部11の係止片部10同士の隙
間よりも薄く形成されて挿通可能とされており、係合部
13は、係止片部10同士の隙間よりも厚く形成されて
いる。
【0028】また、連結中間部23の接合金具7への挿
入方向に対し反対側すなわち係合部13の幅が広い側の
端面には、係合部13同士の中央位置であって厚さ方向
における中央位置に、嵌合穴24が形成されている。
入方向に対し反対側すなわち係合部13の幅が広い側の
端面には、係合部13同士の中央位置であって厚さ方向
における中央位置に、嵌合穴24が形成されている。
【0029】また、接合金具7の係止片部10の係止面
15と当接して係合する連結金具8の係合部13に形成
された係合面25は、接合金具7の係止面15と同様、
一端側に至るほど、係合部13の幅を狭め対向する係合
面25同士が次第に離間するテーパ面とされている。連
結金具8は、その係合部13の幅が狭い側を先方とし
て、係合空間14の広い側を入口側とした接合金具7に
挿入されることになる。
15と当接して係合する連結金具8の係合部13に形成
された係合面25は、接合金具7の係止面15と同様、
一端側に至るほど、係合部13の幅を狭め対向する係合
面25同士が次第に離間するテーパ面とされている。連
結金具8は、その係合部13の幅が狭い側を先方とし
て、係合空間14の広い側を入口側とした接合金具7に
挿入されることになる。
【0030】そして、連結金具8は、上記挿入方向に沿
ってさらに移動することで接合金具7の対向するもの同
士をそれぞれ引き寄せ合うことになる。その結果、セグ
メント1の軸線に平行な同一直線上において接合金具7
の対向するものの対にそれぞれ挿入される両連結金具8
は、互いに離間する逆方向に移動することで接合金具7
の対向するもの同士をそれぞれ引き寄せ合うことにな
る。
ってさらに移動することで接合金具7の対向するもの同
士をそれぞれ引き寄せ合うことになる。その結果、セグ
メント1の軸線に平行な同一直線上において接合金具7
の対向するものの対にそれぞれ挿入される両連結金具8
は、互いに離間する逆方向に移動することで接合金具7
の対向するもの同士をそれぞれ引き寄せ合うことにな
る。
【0031】ここで、連結金具8は、接合溝部3が近接
形成されていない側の接合金具7に予め挿入された状態
とされており、この状態で該接合金具7がセグメント1
に埋設されることで、該セグメント1に配置されてい
る。すなわち、連結金具8の一方の係合部13が接合溝
部3が近接形成されていない側の接合金具7の係合空間
14に挿入されるとともに他方の係合部13が接合面2
から突出する状態となる。なお、この状態でも、この連
結金具8は、接合金具7内においてセグメント1の軸線
方向に沿って移動可能とされている。
形成されていない側の接合金具7に予め挿入された状態
とされており、この状態で該接合金具7がセグメント1
に埋設されることで、該セグメント1に配置されてい
る。すなわち、連結金具8の一方の係合部13が接合溝
部3が近接形成されていない側の接合金具7の係合空間
14に挿入されるとともに他方の係合部13が接合面2
から突出する状態となる。なお、この状態でも、この連
結金具8は、接合金具7内においてセグメント1の軸線
方向に沿って移動可能とされている。
【0032】そして、この第1の実施の形態において
は、図9にも示すように、予めセグメント1の接合金具
7に挿入された連結金具8には、セグメント1同士の連
結のための相対移動で、接合金具7の対への挿入方向の
押込力を付与するヒンジ部材からなる押込部材(押圧手
段)27が連結されている。この押込部材27は、第1
嵌合部材28と、該第1嵌合部材28を回転自在に連結
させる第1アーム29と、該第1アーム29の第1嵌合
部材28に対し反対側に回転自在に連結させられる第2
アーム30と、該第2アーム30の第1アーム29に対
し反対側に回転自在に連結させられる第2嵌合部材31
とを有しており、これらの連結部分の回転軸線はすべて
平行とされている。
は、図9にも示すように、予めセグメント1の接合金具
7に挿入された連結金具8には、セグメント1同士の連
結のための相対移動で、接合金具7の対への挿入方向の
押込力を付与するヒンジ部材からなる押込部材(押圧手
段)27が連結されている。この押込部材27は、第1
嵌合部材28と、該第1嵌合部材28を回転自在に連結
させる第1アーム29と、該第1アーム29の第1嵌合
部材28に対し反対側に回転自在に連結させられる第2
アーム30と、該第2アーム30の第1アーム29に対
し反対側に回転自在に連結させられる第2嵌合部材31
とを有しており、これらの連結部分の回転軸線はすべて
平行とされている。
【0033】この押込部材27は、その第1嵌合部材2
8が、セグメント1の接合面2に形成された嵌合穴6に
嵌合固定されるとともに、その第2嵌合部材31が、連
結金具8の接合金具7への挿入方向に対し反対側(係合
部13の幅が広い側)の嵌合穴24に嵌合固定される。
このようにして、押込部材27は、セグメント1と連結
金具7とに連結されることになる。ここで、この連結状
態において、押込部材27は、第1アーム29と第2ア
ーム30との連結部分をセグメント1から接合面2に直
交する方向に突出させるようにし、第1アーム29と第
2アーム30とを鈍角をなすよう配置して略「く」字状
となる。
8が、セグメント1の接合面2に形成された嵌合穴6に
嵌合固定されるとともに、その第2嵌合部材31が、連
結金具8の接合金具7への挿入方向に対し反対側(係合
部13の幅が広い側)の嵌合穴24に嵌合固定される。
このようにして、押込部材27は、セグメント1と連結
金具7とに連結されることになる。ここで、この連結状
態において、押込部材27は、第1アーム29と第2ア
ーム30との連結部分をセグメント1から接合面2に直
交する方向に突出させるようにし、第1アーム29と第
2アーム30とを鈍角をなすよう配置して略「く」字状
となる。
【0034】そして、押込部材27およびこれに連結さ
れた連結金具8を有するセグメント1について、その連
結金具8を、他のセグメント1の連結金具8が挿入され
ていない側の接合金具7に挿入させるようにしてセグメ
ント1同士を相対移動させると、接合溝部3の第1面部
4が、押込部材27に当接し該押込部材27をこれが設
けられたセグメント1の方向に押圧して第1アーム29
と第2アーム30との角度を広げて、連結された連結金
具8に接合金具7の対への挿入方向に押込力を付与する
(詳しくは後述する)。
れた連結金具8を有するセグメント1について、その連
結金具8を、他のセグメント1の連結金具8が挿入され
ていない側の接合金具7に挿入させるようにしてセグメ
ント1同士を相対移動させると、接合溝部3の第1面部
4が、押込部材27に当接し該押込部材27をこれが設
けられたセグメント1の方向に押圧して第1アーム29
と第2アーム30との角度を広げて、連結された連結金
具8に接合金具7の対への挿入方向に押込力を付与する
(詳しくは後述する)。
【0035】次に、第1の実施の形態において、セグメ
ント1同士を接合する場合について図10〜図13によ
って説明する。なお、以下の説明においては、掘削穴の
軸線方向において、地盤を掘削するシールドマシンが設
けられている側を切り羽側と称し、逆側すなわち掘削穴
の坑口が配置されている側を坑口側と称す。
ント1同士を接合する場合について図10〜図13によ
って説明する。なお、以下の説明においては、掘削穴の
軸線方向において、地盤を掘削するシールドマシンが設
けられている側を切り羽側と称し、逆側すなわち掘削穴
の坑口が配置されている側を坑口側と称す。
【0036】ここでは、掘削穴内にてすでにセグメント
1で環状に構築された既設リング32の切り羽側にセグ
メント1(1A)を設置し、このセグメント1(1A)
に次のセグメント1(1B)を周方向に接合させる場合
について説明する。ここで、セグメント1(1A)のセ
グメント1(1B)を接合させる接合面2(2A)にお
いて、接合溝部3(3A)が近接形成されていない側の
接合金具7(7Ab)は、連結金具8(8A)が予め挿
入された状態とされて切り羽側に配置されており、該連
結金具8(8A)には押込部材27(27A)が取り付
けられている。
1で環状に構築された既設リング32の切り羽側にセグ
メント1(1A)を設置し、このセグメント1(1A)
に次のセグメント1(1B)を周方向に接合させる場合
について説明する。ここで、セグメント1(1A)のセ
グメント1(1B)を接合させる接合面2(2A)にお
いて、接合溝部3(3A)が近接形成されていない側の
接合金具7(7Ab)は、連結金具8(8A)が予め挿
入された状態とされて切り羽側に配置されており、該連
結金具8(8A)には押込部材27(27A)が取り付
けられている。
【0037】また、セグメント1(1B)のセグメント
1(1A)を接合させる接合面2(2B)において、接
合溝部3(3B)が近接形成されていない側の接合金具
7(7Bb)は、連結金具8(8B)が予め挿入された
状態とされて坑口側に配置されており、該連結金具8
(8B)に押込部材27(27B)が取り付けられてい
る。
1(1A)を接合させる接合面2(2B)において、接
合溝部3(3B)が近接形成されていない側の接合金具
7(7Bb)は、連結金具8(8B)が予め挿入された
状態とされて坑口側に配置されており、該連結金具8
(8B)に押込部材27(27B)が取り付けられてい
る。
【0038】そして、図10〜図11に示すように、セ
グメント1(1A)に対しセグメント1(1B)を若干
切り羽側にずらし、セグメント1(1A)のセグメント
1(1B)に接合させられる接合面2(2A)に設けら
れた連結金具8(8A)およびこれに連結された押込部
材27(27A)を、セグメント1(1B)のセグメン
ト1(1A)に接合させられる接合面2(2B)に形成
された接合溝部3(3B)に挿入すると同時に、セグメ
ント1(1B)のセグメント1(1A)に接合させられ
る接合面2(2B)に設けられた連結金具8(8B)お
よびこれに連結された押込部材27(27B)を、セグ
メント1(1A)のセグメント1(1B)に接合させら
れる接合面2(2A)に形成された接合溝部3(3A)
に挿入するようにして、セグメント1(1A)の接合面
2(2A)にセグメント1(1B)の接合面2(2B)
を突き合わせる。
グメント1(1A)に対しセグメント1(1B)を若干
切り羽側にずらし、セグメント1(1A)のセグメント
1(1B)に接合させられる接合面2(2A)に設けら
れた連結金具8(8A)およびこれに連結された押込部
材27(27A)を、セグメント1(1B)のセグメン
ト1(1A)に接合させられる接合面2(2B)に形成
された接合溝部3(3B)に挿入すると同時に、セグメ
ント1(1B)のセグメント1(1A)に接合させられ
る接合面2(2B)に設けられた連結金具8(8B)お
よびこれに連結された押込部材27(27B)を、セグ
メント1(1A)のセグメント1(1B)に接合させら
れる接合面2(2A)に形成された接合溝部3(3A)
に挿入するようにして、セグメント1(1A)の接合面
2(2A)にセグメント1(1B)の接合面2(2B)
を突き合わせる。
【0039】次に、この状態で、セグメント1(1B)
を坑口側に移動させる。すると、図12に示すように、
セグメント1(1B)にセットされていた連結金具8
(8B)が、その突出側の係合部13をセグメント1
(1A)の坑口側の接合金具7(7Aa)の係合空間1
4内に挿入させるとともに、セグメント1(1A)にセ
ットされていた連結金具8(8A)が、その突出側の係
合部13をセグメント1(1B)の切り羽側の接合金具
7(7Ba)の係合空間14内に挿入させる。また、こ
れに合わせて、セグメント1(1B)の押込部材27
(27B)がセグメント1(1A)の第1面部4(4
A)に当接し、セグメント1(1A)の押込部材27
(27A)がセグメント1(1B)の第1面部4(4
B)に当接する。
を坑口側に移動させる。すると、図12に示すように、
セグメント1(1B)にセットされていた連結金具8
(8B)が、その突出側の係合部13をセグメント1
(1A)の坑口側の接合金具7(7Aa)の係合空間1
4内に挿入させるとともに、セグメント1(1A)にセ
ットされていた連結金具8(8A)が、その突出側の係
合部13をセグメント1(1B)の切り羽側の接合金具
7(7Ba)の係合空間14内に挿入させる。また、こ
れに合わせて、セグメント1(1B)の押込部材27
(27B)がセグメント1(1A)の第1面部4(4
A)に当接し、セグメント1(1A)の押込部材27
(27A)がセグメント1(1B)の第1面部4(4
B)に当接する。
【0040】そして、セグメント1(1B)を既設リン
グ32に当接するまで移動させると、図13に示すよう
に、切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)同士およ
び坑口側の接合金具7(7Aa,7Bb)同士がそれぞ
れの位置を合わせた状態になるとともに、連結金具8
(8A)が、切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)
の対に同時に挿入された状態となり、さらに、押込部材
27(27A)の第1アーム29および第2アーム30
の連結部分が、第2面部4(4B)に載り上げることで
該第1面部4(4B)でセグメント1(1A)の方向に
押圧されて、第1アーム29と第2アーム30との角度
を広げて連結金具8(8A)を接合金具7(7Ab,7
Ba)の対に対し挿入方向にさらに押し込むことにな
る。これと同時に、連結金具8(8B)が、坑口側の接
合金具7(7Aa,7Bb)の対に同時に挿入された状
態となり、さらに、押込部材27(27B)の第1アー
ム29および第2アーム30の連結部分が、第1面部4
(4A)に載り上げることで該第1面部4(4A)でセ
グメント1(1B)の方向に押圧されて、第1アーム2
9と第2アーム30との角度を広げて連結金具8(8
B)を接合金具7(7Aa,7Bb)の対に対し、さら
に挿入方向に押し込むことになる。
グ32に当接するまで移動させると、図13に示すよう
に、切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)同士およ
び坑口側の接合金具7(7Aa,7Bb)同士がそれぞ
れの位置を合わせた状態になるとともに、連結金具8
(8A)が、切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)
の対に同時に挿入された状態となり、さらに、押込部材
27(27A)の第1アーム29および第2アーム30
の連結部分が、第2面部4(4B)に載り上げることで
該第1面部4(4B)でセグメント1(1A)の方向に
押圧されて、第1アーム29と第2アーム30との角度
を広げて連結金具8(8A)を接合金具7(7Ab,7
Ba)の対に対し挿入方向にさらに押し込むことにな
る。これと同時に、連結金具8(8B)が、坑口側の接
合金具7(7Aa,7Bb)の対に同時に挿入された状
態となり、さらに、押込部材27(27B)の第1アー
ム29および第2アーム30の連結部分が、第1面部4
(4A)に載り上げることで該第1面部4(4A)でセ
グメント1(1B)の方向に押圧されて、第1アーム2
9と第2アーム30との角度を広げて連結金具8(8
B)を接合金具7(7Aa,7Bb)の対に対し、さら
に挿入方向に押し込むことになる。
【0041】その結果、連結金具8(8A)の係合部1
3が切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)の係合空
間14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係
合面25が切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)の
係止片部10のテーパ面からなる係止面15に当接して
スライドすることにより、切り羽側の接合金具7(7A
b,7Ba)同士を引き寄せ合ってこれらを連結させる
ことになるとともに、連結金具8(8B)の係合部13
が坑口側の接合金具7(7Aa,7Bb)の係合空間1
4内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係合面
25が坑口側の接合金具7(7Aa,7Bb)の係止片
部10のテーパ面からなる係止面15に当接してスライ
ドすることにより、坑口側の接合金具7(7Aa,7B
b)同士を引き寄せ合ってこれらを連結させることにな
る。以上のようにしてセグメント1(1A)とセグメン
ト1(1B)とを連結させる。
3が切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)の係合空
間14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係
合面25が切り羽側の接合金具7(7Ab,7Ba)の
係止片部10のテーパ面からなる係止面15に当接して
スライドすることにより、切り羽側の接合金具7(7A
b,7Ba)同士を引き寄せ合ってこれらを連結させる
ことになるとともに、連結金具8(8B)の係合部13
が坑口側の接合金具7(7Aa,7Bb)の係合空間1
4内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係合面
25が坑口側の接合金具7(7Aa,7Bb)の係止片
部10のテーパ面からなる係止面15に当接してスライ
ドすることにより、坑口側の接合金具7(7Aa,7B
b)同士を引き寄せ合ってこれらを連結させることにな
る。以上のようにしてセグメント1(1A)とセグメン
ト1(1B)とを連結させる。
【0042】上記第1の実施の形態によれば、連結のた
めの一方のセグメント1および他方のセグメント1の相
対移動の際に、他方のセグメント1の接合金具7に一方
のセグメント1の接合金具7に挿入された状態の連結金
具8を挿入させると、一方のセグメント1に設けられた
状態の連結金具8に連結された押込部材27に、他方の
セグメント1の第1面部4が当接しこれを一方のセグメ
ント1の方向に押圧して、一方のセグメント1に設けら
れた連結金具8に対し接合金具7の対の両方へ挿入方向
に押込力を付与することになる。よって、一方のセグメ
ント1に設けられた連結金具8は、接合金具7の対の両
方に対し挿入方向に移動して該接合金具7の対を互いに
引き寄せ合うことになる。したがって、セグメント1同
士の接合力を高めた状態を維持することが容易にしかも
短時間の作業で可能となる。
めの一方のセグメント1および他方のセグメント1の相
対移動の際に、他方のセグメント1の接合金具7に一方
のセグメント1の接合金具7に挿入された状態の連結金
具8を挿入させると、一方のセグメント1に設けられた
状態の連結金具8に連結された押込部材27に、他方の
セグメント1の第1面部4が当接しこれを一方のセグメ
ント1の方向に押圧して、一方のセグメント1に設けら
れた連結金具8に対し接合金具7の対の両方へ挿入方向
に押込力を付与することになる。よって、一方のセグメ
ント1に設けられた連結金具8は、接合金具7の対の両
方に対し挿入方向に移動して該接合金具7の対を互いに
引き寄せ合うことになる。したがって、セグメント1同
士の接合力を高めた状態を維持することが容易にしかも
短時間の作業で可能となる。
【0043】また、押込部材27がヒンジ部材からなる
ため、簡素な構成で実現できることになる。
ため、簡素な構成で実現できることになる。
【0044】さらに、一方のセグメント1に設けられた
連結金具8に押込部材27を介して押込力を付与するも
のが、他方のセグメント1に設けられた傾斜面からなる
第1面部4であるため、簡素に形成できることになる。
連結金具8に押込部材27を介して押込力を付与するも
のが、他方のセグメント1に設けられた傾斜面からなる
第1面部4であるため、簡素に形成できることになる。
【0045】なお、上記したヒンジ部材からなる押込部
材27に代えて、図14に示すように、第1嵌合部34
と、該第1嵌合部34に連続する第1アーム部35と、
該第1アーム部35の第1嵌合部34に対し反対側に連
続する第2アーム部36と、該第2アーム部36の第1
アーム部35に対し反対側に連続する第2嵌合部37と
を有する一本のバネ部材からなる押込部材38に代えて
もよい。
材27に代えて、図14に示すように、第1嵌合部34
と、該第1嵌合部34に連続する第1アーム部35と、
該第1アーム部35の第1嵌合部34に対し反対側に連
続する第2アーム部36と、該第2アーム部36の第1
アーム部35に対し反対側に連続する第2嵌合部37と
を有する一本のバネ部材からなる押込部材38に代えて
もよい。
【0046】この押込部材38も、その第1嵌合部34
が、セグメント1の嵌合穴6に嵌合固定されるととも
に、第2嵌合部37が、連結金具8の嵌合穴24に嵌合
固定されることになり、この状態で、第1アーム部35
と第2アーム部36との連結部分をセグメント1から接
合面2に直交する方向に突出させるようにして、押込部
材27と同様、略「く」字状となる。そして、一対のセ
グメント1の連結のための相対移動で、一方のセグメン
ト1に設けられた押込部材38の第1アーム部35およ
び第2アーム部36の連結部分が、他方のセグメント1
の第1面部4に載り上げることで該第1面部4で押圧さ
れて、第1アーム29と第2アーム30との角度を広げ
て連結金具8を接合金具7の対の両方に対し挿入方向に
押し込むことになる。
が、セグメント1の嵌合穴6に嵌合固定されるととも
に、第2嵌合部37が、連結金具8の嵌合穴24に嵌合
固定されることになり、この状態で、第1アーム部35
と第2アーム部36との連結部分をセグメント1から接
合面2に直交する方向に突出させるようにして、押込部
材27と同様、略「く」字状となる。そして、一対のセ
グメント1の連結のための相対移動で、一方のセグメン
ト1に設けられた押込部材38の第1アーム部35およ
び第2アーム部36の連結部分が、他方のセグメント1
の第1面部4に載り上げることで該第1面部4で押圧さ
れて、第1アーム29と第2アーム30との角度を広げ
て連結金具8を接合金具7の対の両方に対し挿入方向に
押し込むことになる。
【0047】さらに、図15に示すように、上記したバ
ネ部材からなる押込部材38の第1嵌合部34を、予め
連結金具8が挿入されない接合金具7の方に延して、
「く」字状をなす押込部材35同士を当接させてもよ
い。この場合、一対のセグメント1の連結のための相対
移動で、一方のセグメント1の押込部材38の第1アー
ム部35および第2アーム部36の連結部分が、他方の
セグメント1の押込部材38と付勢し合って、第1アー
ム35と第2アーム36との角度を広げて連結金具8を
接合金具7の対の両方に対し挿入方向に押し込むことに
なる。
ネ部材からなる押込部材38の第1嵌合部34を、予め
連結金具8が挿入されない接合金具7の方に延して、
「く」字状をなす押込部材35同士を当接させてもよ
い。この場合、一対のセグメント1の連結のための相対
移動で、一方のセグメント1の押込部材38の第1アー
ム部35および第2アーム部36の連結部分が、他方の
セグメント1の押込部材38と付勢し合って、第1アー
ム35と第2アーム36との角度を広げて連結金具8を
接合金具7の対の両方に対し挿入方向に押し込むことに
なる。
【0048】次に、本発明の第2の実施の形態のセグメ
ントの接合構造を図16〜図18を参照し、第1の実施
の形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第
1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその
説明は略す。
ントの接合構造を図16〜図18を参照し、第1の実施
の形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第
1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその
説明は略す。
【0049】図16に示すように、第2の実施の形態の
セグメント1の両側の接合面2にも、それぞれ、掘削穴
すなわちセグメント1の軸線に平行な同一直線上に互い
に所定距離離間してC型の接合金具7が設けられてい
る。これら接合金具7は、セグメント1の厚さ方向(半
径方向)における中央位置に配置されており、一のセグ
メント1および他のセグメント1が、掘削穴の軸線方向
および半径方向における位置を合わせて接合面2同士を
互いに突き合わせることで、接合金具7の対向するもの
からなる対を二対形成することになり、これら接合金具
7の各対に、それぞれI型の連結金具8を接合させるこ
とで接合金具7の対をなすもの同士を連結させる点は第
1の実施の形態と同様である。
セグメント1の両側の接合面2にも、それぞれ、掘削穴
すなわちセグメント1の軸線に平行な同一直線上に互い
に所定距離離間してC型の接合金具7が設けられてい
る。これら接合金具7は、セグメント1の厚さ方向(半
径方向)における中央位置に配置されており、一のセグ
メント1および他のセグメント1が、掘削穴の軸線方向
および半径方向における位置を合わせて接合面2同士を
互いに突き合わせることで、接合金具7の対向するもの
からなる対を二対形成することになり、これら接合金具
7の各対に、それぞれI型の連結金具8を接合させるこ
とで接合金具7の対をなすもの同士を連結させる点は第
1の実施の形態と同様である。
【0050】しかしながら、第2の実施の形態における
両接合面2は、互いに異なる形状をなしている。
両接合面2は、互いに異なる形状をなしている。
【0051】一方の接合面2(2A)においては、一方
の接合金具7(7Ac)の他方の接合金具7(7Ad)
側には、第1の実施の形態と同様の接合溝部3が近接形
成されており、他方の接合金具7(7Ad)の一方の接
合金具7(7Ac)に対し反対側にも、接合溝部61が
セグメント1の軸線方向における端面を貫通するように
形成されている。この接合溝部61は、他方の接合金具
7(7Ad)に対し反対側に位置するほど接合面2(2
A)からの深さが深くなるように傾斜する第1面部(押
込手段,押込力付与手段,傾斜面)62を有している。
の接合金具7(7Ac)の他方の接合金具7(7Ad)
側には、第1の実施の形態と同様の接合溝部3が近接形
成されており、他方の接合金具7(7Ad)の一方の接
合金具7(7Ac)に対し反対側にも、接合溝部61が
セグメント1の軸線方向における端面を貫通するように
形成されている。この接合溝部61は、他方の接合金具
7(7Ad)に対し反対側に位置するほど接合面2(2
A)からの深さが深くなるように傾斜する第1面部(押
込手段,押込力付与手段,傾斜面)62を有している。
【0052】この一方の接合面2(2A)では、両接合
金具7は、互いの連結金具8の挿入方向を互いに同じ向
きにするようにして、セグメント1の軸線に平行な同一
直線上に位置するように埋設されている。すなわち、一
方の接合金具7(7Ac)は、第1の実施の形態の接合
金具7(7Aa)と同様、係止片部10の内面からなる
係止面15が、他方の接合金具7(7Ad)に対し反対
側に位置するほど係合空間14を狭めるように配置され
ているが、他方の接合金具7(7Ad)は、係止片部1
0の内面からなる係止面15が、一方の接合金具7(7
Ac)に対し反対側に位置するほど係合空間14を広げ
るように配置されている。
金具7は、互いの連結金具8の挿入方向を互いに同じ向
きにするようにして、セグメント1の軸線に平行な同一
直線上に位置するように埋設されている。すなわち、一
方の接合金具7(7Ac)は、第1の実施の形態の接合
金具7(7Aa)と同様、係止片部10の内面からなる
係止面15が、他方の接合金具7(7Ad)に対し反対
側に位置するほど係合空間14を狭めるように配置され
ているが、他方の接合金具7(7Ad)は、係止片部1
0の内面からなる係止面15が、一方の接合金具7(7
Ac)に対し反対側に位置するほど係合空間14を広げ
るように配置されている。
【0053】他方の接合面2(2B)においても、両接
合金具7は、互いの連結金具8の挿入方向を互いに同じ
向きにするようにして、セグメント1の軸線に平行な同
一直線上に位置するように埋設されている。すなわち、
一方の接合金具7(7Bc)は、第1の実施の形態の接
合金具7(7Bb)と同様、係止片部10の内面からな
る係止面15が、他方の接合金具7(7Bd)に対し反
対側に位置するほど係合空間14を狭めるように配置さ
れているが、他方の接合金具7(7Bd)は、係止片部
10の内面からなる係止面15が、一方の接合金具7
(7Bc)に対し反対側に位置するほど係合空間14を
広げるように配置されている。
合金具7は、互いの連結金具8の挿入方向を互いに同じ
向きにするようにして、セグメント1の軸線に平行な同
一直線上に位置するように埋設されている。すなわち、
一方の接合金具7(7Bc)は、第1の実施の形態の接
合金具7(7Bb)と同様、係止片部10の内面からな
る係止面15が、他方の接合金具7(7Bd)に対し反
対側に位置するほど係合空間14を狭めるように配置さ
れているが、他方の接合金具7(7Bd)は、係止片部
10の内面からなる係止面15が、一方の接合金具7
(7Bc)に対し反対側に位置するほど係合空間14を
広げるように配置されている。
【0054】そして、この他方の接合面2(2B)の両
接合金具7(7Bc,7Bd)には、それぞれ、連結金
具8(8c,8d)が予め挿入された状態とされてお
り、この状態で両接合金具7(7Bc,7Bd)がセグ
メント1に埋設されることで、該セグメント1に両連結
金具8(8c,8d)が配置されている。すなわち、連
結金具8(8c)は、一方の係合部13が、接合金具7
(7Bc)の係合空間14に挿入されるとともに他方の
係合部13が接合面2(2B)から突出する状態となっ
ており、接合金具7(7Bc)内においてセグメント1
の軸線方向に沿って移動可能とされている。同様に、連
結金具8(8d)は、一方の係合部13が、接合金具7
(7Bd)の係合空間14に挿入されるとともに他方の
係合部13が接合面2(2B)から突出する状態となっ
ており、接合金具7(7Bd)内においてセグメント1
の軸線方向に沿って移動可能とされている。
接合金具7(7Bc,7Bd)には、それぞれ、連結金
具8(8c,8d)が予め挿入された状態とされてお
り、この状態で両接合金具7(7Bc,7Bd)がセグ
メント1に埋設されることで、該セグメント1に両連結
金具8(8c,8d)が配置されている。すなわち、連
結金具8(8c)は、一方の係合部13が、接合金具7
(7Bc)の係合空間14に挿入されるとともに他方の
係合部13が接合面2(2B)から突出する状態となっ
ており、接合金具7(7Bc)内においてセグメント1
の軸線方向に沿って移動可能とされている。同様に、連
結金具8(8d)は、一方の係合部13が、接合金具7
(7Bd)の係合空間14に挿入されるとともに他方の
係合部13が接合面2(2B)から突出する状態となっ
ており、接合金具7(7Bd)内においてセグメント1
の軸線方向に沿って移動可能とされている。
【0055】そして、この第2の実施の形態において
は、予めセグメント1の一方の接合金具7(7Bc)に
挿入された一方の連結金具8(8c)には、第1の実施
の形態の連結金具8(8B)の押込部材27(27B)
と同様の押込部材27(27c)が第1の実施の形態と
同様に取り付けられている。他方の接合金具7(7B
d)に挿入された他方の連結金具8(8d)には、前記
と同様の押込部材27(27d)が、一方の接合金具7
(7Bc)に対し反対側に取り付けられている。
は、予めセグメント1の一方の接合金具7(7Bc)に
挿入された一方の連結金具8(8c)には、第1の実施
の形態の連結金具8(8B)の押込部材27(27B)
と同様の押込部材27(27c)が第1の実施の形態と
同様に取り付けられている。他方の接合金具7(7B
d)に挿入された他方の連結金具8(8d)には、前記
と同様の押込部材27(27d)が、一方の接合金具7
(7Bc)に対し反対側に取り付けられている。
【0056】この他方の連結金具8(8d)に連結され
た押込部材27(27d)は、その第1嵌合部材28
が、セグメント1の接合面2(2B)の接合金具7(7
Bd)の接合金具7(7Bc)に対し反対側に形成され
た嵌合溝63に嵌合固定される。ここで、この状態にお
いて、押込部材27(27d)は、第1アーム29と第
2アーム30との連結部分をセグメント1(1B)から
接合面2(2B)に直交する方向に突出させるように
し、第1アーム29と第2アーム30とを鈍角をなすよ
う配置して略「く」字状となる。
た押込部材27(27d)は、その第1嵌合部材28
が、セグメント1の接合面2(2B)の接合金具7(7
Bd)の接合金具7(7Bc)に対し反対側に形成され
た嵌合溝63に嵌合固定される。ここで、この状態にお
いて、押込部材27(27d)は、第1アーム29と第
2アーム30との連結部分をセグメント1(1B)から
接合面2(2B)に直交する方向に突出させるように
し、第1アーム29と第2アーム30とを鈍角をなすよ
う配置して略「く」字状となる。
【0057】そして、押込部材27および連結金具8を
有するセグメント1の両連結金具8を、他のセグメント
1の連結金具8が挿入されていない両接合金具7に挿入
させるようにしてセグメント1同士を相対移動させる
と、接合溝部3,61の第1面部4,62が、両押込部
材27(27c,27d)に当接しこれら押込部材27
(27c,27d)をこれらが設けられたセグメント1
の方向に押圧して第1アーム29と第2アーム30との
角度を広げて、両連結金具8(8c,8d)にそれぞれ
が挿入された接合金具7への挿入方向に押込力を付与す
る。
有するセグメント1の両連結金具8を、他のセグメント
1の連結金具8が挿入されていない両接合金具7に挿入
させるようにしてセグメント1同士を相対移動させる
と、接合溝部3,61の第1面部4,62が、両押込部
材27(27c,27d)に当接しこれら押込部材27
(27c,27d)をこれらが設けられたセグメント1
の方向に押圧して第1アーム29と第2アーム30との
角度を広げて、両連結金具8(8c,8d)にそれぞれ
が挿入された接合金具7への挿入方向に押込力を付与す
る。
【0058】次に、第2の実施の形態において、セグメ
ント1同士を接合する場合について図16〜図18によ
って説明する。ここでは、掘削穴内にてすでにセグメン
ト1で環状に構築された既設リング32の切り羽側にセ
グメント1(1A)を設置し、このセグメント1(1
A)に次のセグメント1(1B)を周方向に接合させる
場合について説明する。ここで、セグメント1(1A)
のセグメント1(1B)を接合させる側の接合面2(2
A)の両接合金具7(7Ac,7Ad)には、連結金具
8は取り付けられておらず、しかも、接合溝部61を切
り羽側にしている。他方、セグメント1(1B)のセグ
メント1(1A)を接合させる側の接合面2(2B)の
両接合金具7(7Bc,7Bd)には、両連結金具8
(8c,8d)が予め挿入された状態とされており、こ
れら連結金具8(8c,8d)にはそれぞれ押込部材2
7(27c,27d)が、切り羽側に配置された状態で
取り付けられている。
ント1同士を接合する場合について図16〜図18によ
って説明する。ここでは、掘削穴内にてすでにセグメン
ト1で環状に構築された既設リング32の切り羽側にセ
グメント1(1A)を設置し、このセグメント1(1
A)に次のセグメント1(1B)を周方向に接合させる
場合について説明する。ここで、セグメント1(1A)
のセグメント1(1B)を接合させる側の接合面2(2
A)の両接合金具7(7Ac,7Ad)には、連結金具
8は取り付けられておらず、しかも、接合溝部61を切
り羽側にしている。他方、セグメント1(1B)のセグ
メント1(1A)を接合させる側の接合面2(2B)の
両接合金具7(7Bc,7Bd)には、両連結金具8
(8c,8d)が予め挿入された状態とされており、こ
れら連結金具8(8c,8d)にはそれぞれ押込部材2
7(27c,27d)が、切り羽側に配置された状態で
取り付けられている。
【0059】そして、図16に示すように、セグメント
1(1A)に対しセグメント1(1B)を若干切り羽側
にずらし、セグメント1(1A)の接合面2(2A)に
設けられた接合溝部3,61に、両連結金具8(8c,
8d)およびこれに連結された押込部材27(27c,
27d)を挿入するようにして、セグメント1(1A)
の接合面2(2A)に、セグメント1(1B)の接合面
2(2B)を突き合わせる。
1(1A)に対しセグメント1(1B)を若干切り羽側
にずらし、セグメント1(1A)の接合面2(2A)に
設けられた接合溝部3,61に、両連結金具8(8c,
8d)およびこれに連結された押込部材27(27c,
27d)を挿入するようにして、セグメント1(1A)
の接合面2(2A)に、セグメント1(1B)の接合面
2(2B)を突き合わせる。
【0060】次に、この状態で、セグメント1(1B)
を坑口側に移動させる。すると、図17に示すように、
セグメント1(1B)にセットされていた両連結金具8
(8c,8d)が、その突出側の係合部13をセグメン
ト1(1A)の両接合金具7(7Ac,7Ad)の係合
空間14内に挿入させるとともに、セグメント1(1
B)の押込部材27(27c,27d)がセグメント1
(1A)の第1面部4,62に当接する。
を坑口側に移動させる。すると、図17に示すように、
セグメント1(1B)にセットされていた両連結金具8
(8c,8d)が、その突出側の係合部13をセグメン
ト1(1A)の両接合金具7(7Ac,7Ad)の係合
空間14内に挿入させるとともに、セグメント1(1
B)の押込部材27(27c,27d)がセグメント1
(1A)の第1面部4,62に当接する。
【0061】そして、セグメント1(1B)を既設リン
グ45に当接するまで移動させると、図18に示すよう
に、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)同士および
切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)同士がそれぞ
れの位置を合わせた状態になるとともに、連結金具8
(8c)が、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の
対に同時に挿入され、連結金具8(8d)が、切り羽側
の接合金具7(7Ad,7Bd)の対に同時に挿入され
た状態となり、さらに、両押込部材27(27c,27
d)の第1アーム29および第2アーム30の連結部分
が、セグメント1(1A)の第1面部4,62にそれぞ
れ載り上げることでこれら第1面部4,62でセグメン
ト1(1B)の方向に押圧されて、第1アーム29と第
2アーム30との角度を広げて連結金具8(8c)を接
合金具7(7Ac,7Bc)の両方に対しさらに押し込
むとともに、連結金具8(8d)を接合金具7(7A
d,7Bd)の両方に対しさらに押し込むことになる。
グ45に当接するまで移動させると、図18に示すよう
に、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)同士および
切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)同士がそれぞ
れの位置を合わせた状態になるとともに、連結金具8
(8c)が、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の
対に同時に挿入され、連結金具8(8d)が、切り羽側
の接合金具7(7Ad,7Bd)の対に同時に挿入され
た状態となり、さらに、両押込部材27(27c,27
d)の第1アーム29および第2アーム30の連結部分
が、セグメント1(1A)の第1面部4,62にそれぞ
れ載り上げることでこれら第1面部4,62でセグメン
ト1(1B)の方向に押圧されて、第1アーム29と第
2アーム30との角度を広げて連結金具8(8c)を接
合金具7(7Ac,7Bc)の両方に対しさらに押し込
むとともに、連結金具8(8d)を接合金具7(7A
d,7Bd)の両方に対しさらに押し込むことになる。
【0062】その結果、連結金具8(8c)の係合部1
3が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係合空間
14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係合
面25が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係止
片部10のテーパ面からなる係止面15に当接してスラ
イドすることにより、それぞれの坑口側の接合金具7
(7Ac,7Bc)同士を引き寄せ合ってこれらを連結
させることになるとともに、連結金具8(8d)の係合
部13が切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)の係
合空間14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からな
る係合面25が切り羽側の接合金具7(7Ad,7B
d)の係止片部10のテーパ面からなる係止面15に当
接してスライドすることにより、それぞれの切り羽側の
接合金具7(7Ad,7Bd)同士を引き寄せ合ってこ
れらを連結させることになる。以上のようにしてセグメ
ント1(1A)とセグメント1(1B)とを連結させ
る。
3が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係合空間
14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係合
面25が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係止
片部10のテーパ面からなる係止面15に当接してスラ
イドすることにより、それぞれの坑口側の接合金具7
(7Ac,7Bc)同士を引き寄せ合ってこれらを連結
させることになるとともに、連結金具8(8d)の係合
部13が切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)の係
合空間14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からな
る係合面25が切り羽側の接合金具7(7Ad,7B
d)の係止片部10のテーパ面からなる係止面15に当
接してスライドすることにより、それぞれの切り羽側の
接合金具7(7Ad,7Bd)同士を引き寄せ合ってこ
れらを連結させることになる。以上のようにしてセグメ
ント1(1A)とセグメント1(1B)とを連結させ
る。
【0063】上記第2の実施の形態によれば、第1の実
施の形態と同様の効果を奏することができる。なお、上
記した両押込部材27をヒンジ部材に代えて一本のバネ
部材からなる「く」字状のものとすることも可能であ
る。
施の形態と同様の効果を奏することができる。なお、上
記した両押込部材27をヒンジ部材に代えて一本のバネ
部材からなる「く」字状のものとすることも可能であ
る。
【0064】次に、本発明の第3の実施の形態のセグメ
ントの接合構造を図19〜図21を参照し、第1の実施
の形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第
1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその
説明は略す。
ントの接合構造を図19〜図21を参照し、第1の実施
の形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第
1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその
説明は略す。
【0065】図19に示すように、第3の実施の形態の
セグメント1の両側の接合面2にも、それぞれ、掘削穴
すなわちセグメント1の軸線に平行な同一直線上に互い
に所定距離離間してC型の接合金具7が設けられてい
る。これら接合金具7は、セグメント1の厚さ方向(半
径方向)における中央位置に配置されており、一のセグ
メント1および他のセグメント1が、掘削穴の軸線方向
および半径方向における位置を合わせて接合面2同士を
互いに突き合わせることで、接合金具7の対向するもの
からなる対を二対形成することになり、これら接合金具
7の各対に、それぞれI型の連結金具8を接合させるこ
とで接合金具7の対をなすもの同士を連結させる点は第
1の実施の形態と同様である。
セグメント1の両側の接合面2にも、それぞれ、掘削穴
すなわちセグメント1の軸線に平行な同一直線上に互い
に所定距離離間してC型の接合金具7が設けられてい
る。これら接合金具7は、セグメント1の厚さ方向(半
径方向)における中央位置に配置されており、一のセグ
メント1および他のセグメント1が、掘削穴の軸線方向
および半径方向における位置を合わせて接合面2同士を
互いに突き合わせることで、接合金具7の対向するもの
からなる対を二対形成することになり、これら接合金具
7の各対に、それぞれI型の連結金具8を接合させるこ
とで接合金具7の対をなすもの同士を連結させる点は第
1の実施の形態と同様である。
【0066】しかしながら、第3の実施の形態における
両接合面2は、互いに異なる形状をなしている。
両接合面2は、互いに異なる形状をなしている。
【0067】一方の接合面2(2A)においては、両接
合金具7(7Ac,7Ad)の間に、掘削穴の軸線に平
行に延在する断面矩形状の接合溝部41が形成されてい
る。この接合溝部41の底面は、一方の接合金具7(7
Ac)の側に形成されて接合面2からの深さがほぼ一定
の第1面部42と、該第1面部42の他方の接合金具7
(7Ad)の側に連続形成され第1面部42側に近接す
るほど接合面2からの深さが浅くなるように傾斜する第
2面部43と、該第2面部43の他方の接合金具7(7
Ad)の側に連続形成され該第2面部43から離れるほ
ど接合面2からの深さがさらに深くなるように傾斜する
第3面部44と、該第3面部44の他方の接合金具7
(7Ad)の側に連続形成され該第3面部44から離れ
るほど接合面2からの深さが浅くなるように傾斜する第
4面部45とを有している。
合金具7(7Ac,7Ad)の間に、掘削穴の軸線に平
行に延在する断面矩形状の接合溝部41が形成されてい
る。この接合溝部41の底面は、一方の接合金具7(7
Ac)の側に形成されて接合面2からの深さがほぼ一定
の第1面部42と、該第1面部42の他方の接合金具7
(7Ad)の側に連続形成され第1面部42側に近接す
るほど接合面2からの深さが浅くなるように傾斜する第
2面部43と、該第2面部43の他方の接合金具7(7
Ad)の側に連続形成され該第2面部43から離れるほ
ど接合面2からの深さがさらに深くなるように傾斜する
第3面部44と、該第3面部44の他方の接合金具7
(7Ad)の側に連続形成され該第3面部44から離れ
るほど接合面2からの深さが浅くなるように傾斜する第
4面部45とを有している。
【0068】一方の接合金具7(7Ac)の連結部12
の係止片部10の面は、第1面部42と連続しており、
他方の接合金具7(7Ad)の連結部12の係止片部1
0の面は、第4面部45と連続している。この一方の接
合面2(2A)では、両接合金具7(7Ac,7Ad)
は、互いの連結金具8の挿入方向を互いに離間する逆向
きにするようにして、セグメント1の軸線に平行な同一
直線上に位置するように埋設されている。すなわち、係
止片部10の内面からなる係止面15が、他の接合金具
7に対し反対側に位置するほど係合空間14を狭めるよ
うに配置されている。
の係止片部10の面は、第1面部42と連続しており、
他方の接合金具7(7Ad)の連結部12の係止片部1
0の面は、第4面部45と連続している。この一方の接
合面2(2A)では、両接合金具7(7Ac,7Ad)
は、互いの連結金具8の挿入方向を互いに離間する逆向
きにするようにして、セグメント1の軸線に平行な同一
直線上に位置するように埋設されている。すなわち、係
止片部10の内面からなる係止面15が、他の接合金具
7に対し反対側に位置するほど係合空間14を狭めるよ
うに配置されている。
【0069】他方の接合面2(2B)においても、両接
合金具7(7Bc,7Bd)は、互いの連結金具8の挿
入方向を互いに離間する逆向きにするようにして、セグ
メント1の軸線に平行な同一直線上に位置するように埋
設されている。すなわち、係止片部10の内面からなる
係止面15が、他の接合金具7に対し反対側に位置する
ほど係合空間14を狭めるように配置されている。ここ
で、他方の接合面2(2B)において、セグメント1の
軸線方向における一側の接合金具7(7Bd)は、セグ
メント1の軸線方向における長さが他の接合金具7(7
Bc)よりも長くされている。この長い接合金具7(7
Bd)は、一方の接合面2(2A)のセグメント1の軸
線方向において同側に配置された接合金具7(7Ad)
に対し係合空間14の狭い側の端部の位置は一致させて
いる。
合金具7(7Bc,7Bd)は、互いの連結金具8の挿
入方向を互いに離間する逆向きにするようにして、セグ
メント1の軸線に平行な同一直線上に位置するように埋
設されている。すなわち、係止片部10の内面からなる
係止面15が、他の接合金具7に対し反対側に位置する
ほど係合空間14を狭めるように配置されている。ここ
で、他方の接合面2(2B)において、セグメント1の
軸線方向における一側の接合金具7(7Bd)は、セグ
メント1の軸線方向における長さが他の接合金具7(7
Bc)よりも長くされている。この長い接合金具7(7
Bd)は、一方の接合面2(2A)のセグメント1の軸
線方向において同側に配置された接合金具7(7Ad)
に対し係合空間14の狭い側の端部の位置は一致させて
いる。
【0070】そして、この他方の接合面2(2B)の両
接合金具7(7Bc,7Bd)には、それぞれ、連結金
具8(8c,8d)が予め挿入され支持された状態とさ
れている。すなわち、連結金具8(8c)は、一方の係
合部13が、接合金具7(7Bc)の係合空間14に挿
入されるとともに他方の係合部13が接合面2から突出
する状態となっており、接合金具7(7Bc)内におい
てセグメント1の軸線方向に沿って移動可能とされてい
る。同様に、連結金具8(8d)は、一方の係合部13
が、接合金具7(7Bd)の係合空間14に挿入される
とともに他方の係合部13が接合面2から突出する状態
となっており、接合金具7(7Bd)内においてセグメ
ント1の軸線方向に沿って移動可能とされている。
接合金具7(7Bc,7Bd)には、それぞれ、連結金
具8(8c,8d)が予め挿入され支持された状態とさ
れている。すなわち、連結金具8(8c)は、一方の係
合部13が、接合金具7(7Bc)の係合空間14に挿
入されるとともに他方の係合部13が接合面2から突出
する状態となっており、接合金具7(7Bc)内におい
てセグメント1の軸線方向に沿って移動可能とされてい
る。同様に、連結金具8(8d)は、一方の係合部13
が、接合金具7(7Bd)の係合空間14に挿入される
とともに他方の係合部13が接合面2から突出する状態
となっており、接合金具7(7Bd)内においてセグメ
ント1の軸線方向に沿って移動可能とされている。
【0071】そして、この第3の実施の形態において
は、予めセグメント1の両接合金具7(7Bc,7B
d)に挿入された両連結金具8(8c,8d)には、セ
グメント1同士の連結のための相対移動で、接合金具7
の対への挿入方向の押込力を付与するヒンジ部材からな
る押込部材(押込手段)46が連結されている。この押
込部材46は、第1嵌合部材47と、該第1嵌合部材4
7を回転自在に連結させる第1アーム48と、該第1ア
ーム48の第1嵌合部材47に対し反対側に回転自在に
連結させられる第2アーム49と、該第2アーム49の
第1アーム48に対し反対側に回転自在に連結させられ
る第2嵌合部材50とを有しており、これらの連結部分
の回転軸線はすべて平行とされている。
は、予めセグメント1の両接合金具7(7Bc,7B
d)に挿入された両連結金具8(8c,8d)には、セ
グメント1同士の連結のための相対移動で、接合金具7
の対への挿入方向の押込力を付与するヒンジ部材からな
る押込部材(押込手段)46が連結されている。この押
込部材46は、第1嵌合部材47と、該第1嵌合部材4
7を回転自在に連結させる第1アーム48と、該第1ア
ーム48の第1嵌合部材47に対し反対側に回転自在に
連結させられる第2アーム49と、該第2アーム49の
第1アーム48に対し反対側に回転自在に連結させられ
る第2嵌合部材50とを有しており、これらの連結部分
の回転軸線はすべて平行とされている。
【0072】この押込部材46は、その第1嵌合部材4
7が、一方の連結金具8(8c)の接合金具7(7B
c)への挿入方向に対し反対側(係合部13の幅が広い
側)に形成された嵌合穴24に嵌合固定されるととも
に、その第2嵌合部材50が、他方の連結金具8(8
d)の接合金具7(7Bd)への挿入方向に対し反対側
(係合部13の幅が広い側)の嵌合穴24に嵌合固定さ
れる。このようにして、押込部材46は、両連結金具8
(8c,8d)同士を連結させることになる。ここで、
この連結状態において、押込部材46は、第1アーム4
8と第2アーム49との連結部分をセグメント1から接
合面2に直交する方向に突出させるようにし、第1アー
ム48と第2アーム49とを鈍角をなすよう配置して略
「く」字状となる。
7が、一方の連結金具8(8c)の接合金具7(7B
c)への挿入方向に対し反対側(係合部13の幅が広い
側)に形成された嵌合穴24に嵌合固定されるととも
に、その第2嵌合部材50が、他方の連結金具8(8
d)の接合金具7(7Bd)への挿入方向に対し反対側
(係合部13の幅が広い側)の嵌合穴24に嵌合固定さ
れる。このようにして、押込部材46は、両連結金具8
(8c,8d)同士を連結させることになる。ここで、
この連結状態において、押込部材46は、第1アーム4
8と第2アーム49との連結部分をセグメント1から接
合面2に直交する方向に突出させるようにし、第1アー
ム48と第2アーム49とを鈍角をなすよう配置して略
「く」字状となる。
【0073】そして、押込部材46およびこれに連結さ
れた連結金具8(8c,8d)を有するセグメント1の
両連結金具8(8c,8d)を、他のセグメント1の連
結金具8が挿入されていない両接合金具7(7Ac,7
Ad)の間に配置させた後、セグメント1同士を連結の
ため相対移動させると、接合溝部41の第2面部43
が、押込部材46に当接し該押込部材46をこれが設け
られたセグメント1の方向に押圧して第1アーム48と
第2アーム49との角度を広げて、連結された両連結金
具8にそれぞれが挿入された接合金具7への挿入方向に
押込力を付与する(詳しくは後述する)。
れた連結金具8(8c,8d)を有するセグメント1の
両連結金具8(8c,8d)を、他のセグメント1の連
結金具8が挿入されていない両接合金具7(7Ac,7
Ad)の間に配置させた後、セグメント1同士を連結の
ため相対移動させると、接合溝部41の第2面部43
が、押込部材46に当接し該押込部材46をこれが設け
られたセグメント1の方向に押圧して第1アーム48と
第2アーム49との角度を広げて、連結された両連結金
具8にそれぞれが挿入された接合金具7への挿入方向に
押込力を付与する(詳しくは後述する)。
【0074】次に、第3の実施の形態において、セグメ
ント1同士を接合する場合について図19〜図21によ
って説明する。ここでは、掘削穴内にてすでにセグメン
ト1で環状に構築された既設リング32の切り羽側にセ
グメント1(1A)を設置し、このセグメント1(1
A)に次のセグメント1(1B)を周方向に接合させる
場合について説明する。ここで、セグメント1(1A)
のセグメント1(1B)を接合させる側の接合面2(2
A)の両接合金具7(7Ac,7Ad)には、連結金具
8は取り付けられておらず、しかも、接合溝部41の第
1面部42側を坑口側にしている。他方、セグメント1
(1B)のセグメント1(1A)を接合させる側の接合
面2(2B)の両接合金具7(7Bc,7Bd)には、
両連結金具8(8c,8d)が予め挿入された状態とさ
れており、これら連結金具8(8c,8d)にはこれら
を連結させるように押込部材46が取り付けられてい
て、長さの長い接合金具7(7Bd)を切り羽側にして
いる。
ント1同士を接合する場合について図19〜図21によ
って説明する。ここでは、掘削穴内にてすでにセグメン
ト1で環状に構築された既設リング32の切り羽側にセ
グメント1(1A)を設置し、このセグメント1(1
A)に次のセグメント1(1B)を周方向に接合させる
場合について説明する。ここで、セグメント1(1A)
のセグメント1(1B)を接合させる側の接合面2(2
A)の両接合金具7(7Ac,7Ad)には、連結金具
8は取り付けられておらず、しかも、接合溝部41の第
1面部42側を坑口側にしている。他方、セグメント1
(1B)のセグメント1(1A)を接合させる側の接合
面2(2B)の両接合金具7(7Bc,7Bd)には、
両連結金具8(8c,8d)が予め挿入された状態とさ
れており、これら連結金具8(8c,8d)にはこれら
を連結させるように押込部材46が取り付けられてい
て、長さの長い接合金具7(7Bd)を切り羽側にして
いる。
【0075】そして、図19に示すように、セグメント
1(1A)に対しセグメント1(1B)を若干切り羽側
にずらし、セグメント1(1A)の接合面2(2A)に
設けられた接合溝部41に、両連結金具8およびこれに
連結された押込部材46を挿入するようにして、セグメ
ント1(1A)の接合面2(2A)にセグメント1(1
B)の接合面2(2B)を突き合わせる。
1(1A)に対しセグメント1(1B)を若干切り羽側
にずらし、セグメント1(1A)の接合面2(2A)に
設けられた接合溝部41に、両連結金具8およびこれに
連結された押込部材46を挿入するようにして、セグメ
ント1(1A)の接合面2(2A)にセグメント1(1
B)の接合面2(2B)を突き合わせる。
【0076】次に、この状態で、セグメント1(1B)
を坑口側に移動させる。すると、図20に示すように、
セグメント1(1B)の坑口側にセットされていた連結
金具8(8c)が、その突出側の係合部13をセグメン
ト1(1A)の坑口側の接合金具7(7Ac)の係合空
間14内に挿入させるとともに、セグメント1(1B)
の押込部材46がセグメント1(1A)の第2面部43
と第3面部44との角部(押込手段,押込力付与手段)
43aに当接する。
を坑口側に移動させる。すると、図20に示すように、
セグメント1(1B)の坑口側にセットされていた連結
金具8(8c)が、その突出側の係合部13をセグメン
ト1(1A)の坑口側の接合金具7(7Ac)の係合空
間14内に挿入させるとともに、セグメント1(1B)
の押込部材46がセグメント1(1A)の第2面部43
と第3面部44との角部(押込手段,押込力付与手段)
43aに当接する。
【0077】そして、セグメント1(1B)を既設リン
グ45に当接するまで移動させると、図21に示すよう
に、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)同士および
切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)同士がそれぞ
れの位置を合わせた状態になるとともに、連結金具8
(8c)が、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の
対に同時に挿入された状態となり、さらに、押込部材4
6の第1アーム48が、セグメント1(1A)の第2面
部43と第3面部44との角部43aでセグメント1
(1B)の方向に押圧されて、第1アーム48と第2ア
ーム49との角度を広げて連結金具8(8d)を接合金
具7(7Ad,7Bd)の対に対し挿入させた後、さら
に、押込部材46の第1アーム48が、第2面部43と
第3面部44との角部43aでセグメント1(1A)の
方向に押圧されて、連結金具8(8c)を接合金具7
(7Ac,7Bc)の対に対し挿入方向にさらに押し込
むとともに、連結金具8(8d)を接合金具7(7A
d,7Bd)の対に対し挿入方向にさらに押し込むこと
になる。
グ45に当接するまで移動させると、図21に示すよう
に、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)同士および
切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)同士がそれぞ
れの位置を合わせた状態になるとともに、連結金具8
(8c)が、坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の
対に同時に挿入された状態となり、さらに、押込部材4
6の第1アーム48が、セグメント1(1A)の第2面
部43と第3面部44との角部43aでセグメント1
(1B)の方向に押圧されて、第1アーム48と第2ア
ーム49との角度を広げて連結金具8(8d)を接合金
具7(7Ad,7Bd)の対に対し挿入させた後、さら
に、押込部材46の第1アーム48が、第2面部43と
第3面部44との角部43aでセグメント1(1A)の
方向に押圧されて、連結金具8(8c)を接合金具7
(7Ac,7Bc)の対に対し挿入方向にさらに押し込
むとともに、連結金具8(8d)を接合金具7(7A
d,7Bd)の対に対し挿入方向にさらに押し込むこと
になる。
【0078】その結果、連結金具8(8c)の係合部1
3が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係合空間
14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係合
面25が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係止
片部10のテーパ面からなる係止面15に当接してスラ
イドすることにより、それぞれの坑口側の接合金具7
(7Ac,7Bc)同士を引き寄せ合ってこれらを連結
させることになるとともに、連結金具8(8d)の係合
部13が切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)の係
合空間14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からな
る係合面25が切り羽側の接合金具7(7Ad,7B
d)の係止片部10のテーパ面からなる係止面15に当
接してスライドすることにより、それぞれの切り羽側の
接合金具7(7Ad,7Bd)同士を引き寄せ合ってこ
れらを連結させることになる。以上のようにしてセグメ
ント1(1A)とセグメント1(1B)とを連結させ
る。
3が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係合空間
14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からなる係合
面25が坑口側の接合金具7(7Ac,7Bc)の係止
片部10のテーパ面からなる係止面15に当接してスラ
イドすることにより、それぞれの坑口側の接合金具7
(7Ac,7Bc)同士を引き寄せ合ってこれらを連結
させることになるとともに、連結金具8(8d)の係合
部13が切り羽側の接合金具7(7Ad,7Bd)の係
合空間14内に嵌合し、該係合部13のテーパ面からな
る係合面25が切り羽側の接合金具7(7Ad,7B
d)の係止片部10のテーパ面からなる係止面15に当
接してスライドすることにより、それぞれの切り羽側の
接合金具7(7Ad,7Bd)同士を引き寄せ合ってこ
れらを連結させることになる。以上のようにしてセグメ
ント1(1A)とセグメント1(1B)とを連結させ
る。
【0079】上記第3の実施の形態によれば、第1の実
施の形態ど同様の効果を奏することは勿論、押込部材4
6と、第2面部43および第3面部44の角部43aと
が、セグメント1同士の連結のための相対移動で、両連
結金具8に互いに離間する方向の押込力を付与すること
になり、これにより両連結金具8は、それぞれ接合金具
7の対を互いに引き寄せ合うことになる。したがって、
接合面2同士を互いに突き合わせることで接合金具7の
対向するものからなる対を二対形成する場合であって
も、セグメント1同士の接合力を高めた状態を維持する
ことが容易にしかも短時間の作業で可能となる。
施の形態ど同様の効果を奏することは勿論、押込部材4
6と、第2面部43および第3面部44の角部43aと
が、セグメント1同士の連結のための相対移動で、両連
結金具8に互いに離間する方向の押込力を付与すること
になり、これにより両連結金具8は、それぞれ接合金具
7の対を互いに引き寄せ合うことになる。したがって、
接合面2同士を互いに突き合わせることで接合金具7の
対向するものからなる対を二対形成する場合であって
も、セグメント1同士の接合力を高めた状態を維持する
ことが容易にしかも短時間の作業で可能となる。
【0080】なお、上記した押込部材46をヒンジ部材
に代えて一本のバネ部材からなる「く」字状のものとす
ることも可能である。
に代えて一本のバネ部材からなる「く」字状のものとす
ることも可能である。
【0081】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の請求項
1記載のセグメントの連結構造によれば、押込手段が、
セグメント同士の連結のための相対移動で、連結金具
に、接合金具の対への挿入方向の押込力を付与すると、
連結金具は、接合金具の対の両方に対し挿入方向に移動
して該接合金具の対を互いに引き寄せ合うことになる。
したがって、セグメント同士の接合力を高めた状態を維
持することが容易にしかも短時間の作業で可能となる。
1記載のセグメントの連結構造によれば、押込手段が、
セグメント同士の連結のための相対移動で、連結金具
に、接合金具の対への挿入方向の押込力を付与すると、
連結金具は、接合金具の対の両方に対し挿入方向に移動
して該接合金具の対を互いに引き寄せ合うことになる。
したがって、セグメント同士の接合力を高めた状態を維
持することが容易にしかも短時間の作業で可能となる。
【0082】本発明の請求項2記載のセグメントの連結
構造によれば、セグメント同士の連結のための相対移動
の際に、他方のセグメントの接合金具に一方のセグメン
トの接合金具に挿入された状態の連結金具を挿入させる
と、一方のセグメントに設けられた状態の連結金具に連
結された押込部材に、押込力付与手段が当接しこれを一
方のセグメントの方向に押圧して連結金具に対し接合金
具の対の両方への挿入方向に押込力を付与することにな
る。したがって、セグメント同士の接合力を高めた状態
を維持することが容易にしかも短時間の作業で可能とな
る。
構造によれば、セグメント同士の連結のための相対移動
の際に、他方のセグメントの接合金具に一方のセグメン
トの接合金具に挿入された状態の連結金具を挿入させる
と、一方のセグメントに設けられた状態の連結金具に連
結された押込部材に、押込力付与手段が当接しこれを一
方のセグメントの方向に押圧して連結金具に対し接合金
具の対の両方への挿入方向に押込力を付与することにな
る。したがって、セグメント同士の接合力を高めた状態
を維持することが容易にしかも短時間の作業で可能とな
る。
【0083】本発明の請求項3記載のセグメントの連結
構造によれば、押込部材がヒンジ部材からなるため、簡
素な構成で実現できることになる。
構造によれば、押込部材がヒンジ部材からなるため、簡
素な構成で実現できることになる。
【0084】本発明の請求項4記載のセグメントの連結
構造によれば、押込部材がバネ部材からなるため、簡素
な構成で実現できることになる。
構造によれば、押込部材がバネ部材からなるため、簡素
な構成で実現できることになる。
【0085】本発明の請求項5記載のセグメントの連結
構造によれば、押込力付与手段は、セグメントに設けら
れた傾斜面からなるため、簡素に形成できることにな
る。
構造によれば、押込力付与手段は、セグメントに設けら
れた傾斜面からなるため、簡素に形成できることにな
る。
【0086】本発明の請求項6記載のセグメントの連結
構造によれば、押込手段が、セグメント同士の連結のた
めの相対移動で、両連結金具に互いに離間する方向の押
込力を付与することになり、これにより両連結金具は、
それぞれ接合金具の対を互いに引き寄せ合うことにな
る。したがって、接合面同士を互いに突き合わせること
で接合金具の対向するものからなる対を二対形成する場
合であっても、セグメント同士の接合力を高めた状態を
維持することが容易にしかも短時間の作業で可能とな
る。
構造によれば、押込手段が、セグメント同士の連結のた
めの相対移動で、両連結金具に互いに離間する方向の押
込力を付与することになり、これにより両連結金具は、
それぞれ接合金具の対を互いに引き寄せ合うことにな
る。したがって、接合面同士を互いに突き合わせること
で接合金具の対向するものからなる対を二対形成する場
合であっても、セグメント同士の接合力を高めた状態を
維持することが容易にしかも短時間の作業で可能とな
る。
【図1】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の分解斜視図である。
の一の接合カ所の分解斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の斜視図である。
の一の接合カ所の斜視図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の平断面図である。
の一の接合カ所の平断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の側断面図である。
の一の接合カ所の側断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる接合金具の平面図である。
合に用いられる接合金具の平面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる接合金具の側面図である。
合に用いられる接合金具の側面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる接合金具の裏面図であってアンカー筋を
除いたものである。
合に用いられる接合金具の裏面図であってアンカー筋を
除いたものである。
【図8】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる連結金具の斜視図である。
合に用いられる連結金具の斜視図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる連結金具および押込部材の分解平面図で
ある。
合に用いられる連結金具および押込部材の分解平面図で
ある。
【図10】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の断
面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の断
面図である。
【図11】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の断
面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の断
面図である。
【図12】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図13】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図14】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の一の接合カ所の部分拡大断面図であって、押込部材
の他の例を示すもの。
士の一の接合カ所の部分拡大断面図であって、押込部材
の他の例を示すもの。
【図15】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の一の接合カ所の部分拡大断面図であって、押込部材
のさらに他の例を示すもの。
士の一の接合カ所の部分拡大断面図であって、押込部材
のさらに他の例を示すもの。
【図16】 本発明の第2の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図17】 本発明の第2の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図18】 本発明の第2の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図19】 本発明の第3の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図20】 本発明の第3の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図21】 本発明の第3の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
1 セグメント 2 接合面 3 接合溝部 4 第1面部(押込手段,押込力付与手段,傾斜面) 7 接合金具 8 連結金具 10 係止片部 11 係止部 13 係合部 14 係合空間 23 連結中間部 27 押込部材(押込手段,ヒンジ部材) 43a 角部(押込手段,押込力付与手段) 46 押込部材(押込手段,ヒンジ部材) 62 第1面部(押込手段,押込力付与手段,傾斜面)
Claims (6)
- 【請求項1】 両側の接合面にそれぞれ端部が内方に屈
曲した係止片部とされた一対の鉤形の係止部を有する接
合金具が配置されたセグメントを、前記接合面同士を互
いに突き合わせることで、前記接合金具の対向するもの
からなる対を形成し、これら接合金具の対に、前記係止
部同士の間に形成された係合空間内に配置されて前記係
止片部と係合する係合部が板状の連結中間部の両側部に
設けられてなる連結金具が挿入されることで前記接合金
具同士を連結させるセグメントの連結構造であって、 前記連結金具は、前記接合金具の対に対し挿入方向に移
動することで該接合金具の対を互いに引き寄せ合うもの
とされ、 前記セグメント同士の連結のための相対移動で、前記連
結金具に、前記接合金具の対の両方への挿入方向の押込
力を付与する押込手段が設けられていることを特徴とす
るセグメントの連結構造。 - 【請求項2】 前記押込手段は、 一方のセグメントの前記接合金具に挿入された状態の前
記連結金具に連結される押込部材と、 他方のセグメントに設けられ、該セグメントの接合金具
に前記一方のセグメントの接合金具に挿入された状態の
前記連結金具を挿入させる前記相対移動で、前記押込部
材に当接しこれを前記一方のセグメントの方向に押圧し
て前記連結金具に対し前記接合金具の対の両方への挿入
方向に押込力を付与する押込力付与手段と、を有するこ
とを特徴とする請求項1記載のセグメントの連結構造。 - 【請求項3】 前記押込部材は、ヒンジ部材からなるこ
とを特徴とする請求項2記載の記載のセグメントの連結
構造。 - 【請求項4】 前記押込部材は、バネ部材からなること
を特徴とする請求項2記載の記載のセグメントの連結構
造。 - 【請求項5】 前記押込力付与手段は、前記他方のセグ
メントに設けられた傾斜面からなることを特徴とする請
求項2乃至4のいずれか一項記載のセグメントの連結構
造。 - 【請求項6】 前記セグメントは、両側の接合面にそれ
ぞれ前記接合金具が二つ同一直線上に配置されており、
前記接合面同士を互いに突き合わせることで前記接合金
具の対向するものからなる対を二対形成し、これら接合
金具の各対に、それぞれ連結金具が挿入されるものであ
り、 前記両連結金具は、互いに離間する方向に移動すること
でそれぞれ前記接合金具の対向するもの同士を引き寄せ
合うものとされ、 前記押込手段は、前記セグメント同士の連結のための相
対移動で、前記両連結金具に互いに離間する方向の押込
力を付与することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
か一項記載のセグメントの連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33205299A JP2001146896A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | セグメントの連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33205299A JP2001146896A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | セグメントの連結構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001146896A true JP2001146896A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18250613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33205299A Withdrawn JP2001146896A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | セグメントの連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001146896A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110761414A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-02-07 | 华中科技大学 | I型标准块组合式榫卯接头及装配式建造构件 |
-
1999
- 1999-11-22 JP JP33205299A patent/JP2001146896A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110761414A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-02-07 | 华中科技大学 | I型标准块组合式榫卯接头及装配式建造构件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000054795A (ja) | セグメント | |
JP2010133112A (ja) | セグメント | |
JP3946511B2 (ja) | プレキャスト部材の継手および該継手を備えたプレキャスト部材 | |
JP2001146896A (ja) | セグメントの連結構造 | |
JP4149104B2 (ja) | セグメントの連結構造 | |
JP2002256798A (ja) | セグメントの連結構造 | |
JP4046128B2 (ja) | 部材間継手 | |
JP7281125B2 (ja) | Rcセグメントを含むプレキャスト部材の挿入型継手及びこれを備えるセrcグメントを含むプレキャスト部材 | |
CN109518809B (zh) | 一种三铰拱 | |
JP2002070497A (ja) | セグメントの連結構造 | |
JP2000064791A (ja) | 雄雌金具による継手構造およびそれを用いたセグメント | |
JP3949399B2 (ja) | セグメントの連結構造 | |
JPH11236797A (ja) | セグメント及びセグメントの接合方法 | |
JP4786689B2 (ja) | セグメントの継手構造 | |
JP3842074B2 (ja) | セグメントの連結構造 | |
JP2019090300A (ja) | シールドセグメント用継手部材 | |
JPS63118497A (ja) | セグメントの締結用金具 | |
JPH11287093A (ja) | セグメントの接合構造 | |
JP3272670B2 (ja) | セグメントの接合構造 | |
JP2001164889A (ja) | セグメントおよび連結金具押込装置の連結構造 | |
JPH11350886A (ja) | 側面封入式継手構造及びセグメント | |
JP3474388B2 (ja) | セグメントの継手構造 | |
JP2001193393A (ja) | セグメントおよび連結金具押込装置の連結構造 | |
JPH0523680Y2 (ja) | ||
JP3526520B2 (ja) | セグメントの連結構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070206 |