JP2001145507A - 腕時計バンド - Google Patents

腕時計バンド

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JP2001145507A
JP2001145507A JP33087799A JP33087799A JP2001145507A JP 2001145507 A JP2001145507 A JP 2001145507A JP 33087799 A JP33087799 A JP 33087799A JP 33087799 A JP33087799 A JP 33087799A JP 2001145507 A JP2001145507 A JP 2001145507A
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metal
resin
band
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metal member
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JP33087799A
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Junichi Sato
順一 佐藤
Takanobu Kanesashi
隆伸 金刺
Kei Otaki
圭 大滝
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状の制約が少なく、金属部材と樹脂部材と
の一体的な構造のものを得る。 【解決手段】 金属部材52の金属挾持部55に樹脂部
材53を補助金属部材54と共に挾み込み、この補助金
属部材54を樹脂部材53の配置凹部に配置させて、樹
脂嵌合凹部60に金属挾持部55を嵌合させ、この状態
で金属係合部55を補助部材54の係止孔63に係合さ
せることにより、金属部材52と樹脂部材53とを補助
金属部材54を介在させて連結させた。従って、金属部
材52と樹脂部材53とを一体的に取り付けることがで
きるほか、金属部材52と樹脂部材53との間に補助金
属部材54を介在させているので、十分な強度を確保す
ることができ、バンド全体の薄型化を図ることが可能に
なる。これにより、デザイン的な形状の制約が少なく、
しかも金属部材52と樹脂部材53とを別体に形成して
も、その両者が一体的な構造のものを得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は腕時計バンドに関
する。
【0002】
【従来の技術】腕時計バンドにおいては、腕時計ケース
にバンド本体を連結手段である先カンにより連結する構
造のものが知られている。この種の腕時計バンドは、腕
時計ケースおよびバンド本体が金属製または合成樹脂
製、あるいはそれらを組み合わせたものなど、種々の材
質のものが用いられ、これらの材質に対応させるため
に、連結手段である先カンとして、金属部材と樹脂部材
を組み合わせた構造のものが用いられている。例えば、
腕時計ケースのバンド取付部に装着溝をその先端に沿っ
て形成し、この装着溝に先カンの連結挿入部をスライド
させて装着する構造のものでは、先カンの材料として、
ウレタン樹脂などの弾性を有する合成樹脂を用いる必要
があるが、先カンが合成樹脂のみで形成されていると、
十分な強度が得られないため、金属部材で補強する必要
がある。このような腕時計バンドの先カンとしては、従
来、金属部材を樹脂部材に巻き付けて一体化した構造の
もの、あるいは金属部材と樹脂部材とを別体に形成して
ピン部材などで連結した構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
腕時計バンドでは、連結手段である先カンが金属部材を
樹脂部材に巻き付けて一体化した構造であるから、金属
部材と樹脂部材の両者が相互に形状の制約を受けことに
なり、このためデザイン形状に大きな制約が生じるとい
う問題がある。また、後者の腕時計バンドでは、連結手
段である先カンが金属部材と樹脂部材とを単にピン部材
で連結した構造であるから、ピン部材を中心に金属部材
と樹脂部材とが相対的に回動してしまい、金属部材と樹
脂部材との一体感が得られないという問題がある。
【0004】この発明の課題は、デザイン的な形状の制
約が少なく、金属部材と樹脂部材を別体に形成しても、
金属部材と樹脂部材とが一体的な構造のものを得るよう
にするである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、次のような構成を備えている。なお、
各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される
各要素に付されている図面の参照番号などを括弧ととも
に付す。請求項1に記載の発明は、図14〜図16に示
すように、腕時計ケース(2)に連結手段(先カン5
1)を介してバンド本体(3)が連結される腕時計バン
ド(50)において、前記連結手段は、前記バンド本体
に連結される金属部材(52)と、前記腕時計ケースに
連結される樹脂部材(53)とを備え、前記金属部材
は、前記樹脂部材の表裏面を挾む金属挾持部(55)
と、この金属挾持部に前記樹脂部材が挾まれた状態で前
記樹脂部材に係合する金属係合部(56)と、前記バン
ド本体に連結される金属連結部(57)とを有し、前記
樹脂部材は、前記金属挾持部が嵌合する樹脂嵌合部(樹
脂嵌合凹部60)と、前記金属係合部が係合する凹部状
の係止部(補助金属部材54の係止孔63)と、前記腕
時計ケースに連結される樹脂連結部(連結挿入部20)
とを有することを特徴とする。
【0006】この発明によれば、金属部材の金属挾持部
に樹脂係止部を挾み込んで樹脂部材の樹脂嵌合部に金属
挾持部を嵌合させ、この状態で金属部材の金属係合部を
樹脂部材の凹部状の係止部に係合させることにより、金
属部材と樹脂部材とを連結させたので、金属部材と樹脂
部材との両者を一体的に取り付けることができ、このた
め十分な強度を確保してバンド全体の薄型化を可能に
し、かつ金属部材と樹脂部材とを別体に形成したことに
より、デザイン的な形状の制約が少なく、しかも金属部
材と樹脂部材とを別体に形成しても、金属部材と樹脂部
材とが一体的な構造のものを得ることができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、図14〜図16
に示すように、腕時計ケース(2)に連結手段(先カン
51)を介してバンド本体(3)が連結される腕時計バ
ンド(50)において、前記連結手段は、前記バンド本
体に連結される金属部材(52)と、前記腕時計ケース
に連結される樹脂部材(53)と、前記金属部材と前記
樹脂部材との間に介在される補助部材(補助金属部材5
4)とを備え、前記金属部材には、前記樹脂部材の表裏
面を挾む金属挾持部(55)と、前記樹脂部材の裏面側
に位置する金属係合部(56)と、前記バンド本体に連
結される金属連結部(57)とが形成され、前記樹脂部
材には、その表面側に前記金属挾持部が嵌合する樹脂嵌
合凹部(60)と、裏面側に前記補助部材が配置される
配置凹部(61)と、前記腕時計ケースに連結される樹
脂連結部(連結挿入部20)とが形成され、前記補助部
材には、前記金属部材の前記金属係合部が係合する係止
孔(63)が形成されていることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、金属部材の金属挾持部
に樹脂部材を補助部材と共に挾み込み、この補助部材を
樹脂部材の配置凹部に配置させて、樹脂部材の樹脂嵌合
凹部に金属挾持部を嵌合させ、この状態で金属部材の金
属係合部を補助部材の係止孔に係合させることにより、
金属部材と樹脂部材とを補助部材を介在させて連結させ
たので、請求項1に記載の発明と同様、金属部材と樹脂
部材との両者を一体的に取り付けることができ、このた
め金属部材と樹脂部材とを別体に形成したことにより、
デザイン的な形状の制約が少なく、しかも金属部材と樹
脂部材とを別体に形成しても、金属部材と樹脂部材とが
一体的な構造のものを得ることができるほか、特に、金
属部材と樹脂部材との間に介在された補助部材の係止孔
に金属係合部を係合させているので、より一層、強度を
高めることができる。
【0009】この場合、請求項3に記載の発明は、図1
4〜図16に示すように、前記金属係合部(56)が、
前記金属部材(52)に係合突起(58)が切り起しに
より形成され、前記樹脂部材(53)を前記補助部材
(補助金属部材54)と共に挾み付けた状態で、前記係
合突起を前記樹脂部材の前記補助部材の前記係止孔(6
3)に折り曲げにより挿入して係止させる構造であれ
ば、金属部材として、金属板を用いてプレス加工により
容易に製作することができる。また、請求項4に記載の
発明は、図14〜図16に示すように、前記樹脂部材
(53)の前記配置凹部(61)に係止凹部(62)が
設けられ、前記補助部材(補助金属部材54)に、前記
配置凹部の前記係止凹部に挿入して係止される係止突起
(64)が設けられている構造であれば、補助部材の係
止突起が樹脂部材の配置凹部に設けられた係止凹部に挿
入して係止され、この補助部材の係止孔に金属係合部が
係合することにより、補助部材がバンド本体の長手方向
に対応する方向に動くことがないので、この補助部材を
介して金属部材と樹脂部材とを確実かつ強硬に固定させ
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
4を参照して、この発明の腕時計バンドの第1実施形態
について説明する。図1は腕時計バンドを腕時計ケース
に取り付けた状態の外観斜視図、図2はその要部の分解
斜視図、図3はバンド本体の正面図、図4はバンド本体
の要部の一部を分解した裏面図である。この腕時計バン
ド1は、図1および図2に示すように、腕時計ケース2
にバンド本体3を連結手段である先カン4により連結し
た構造のものである。
【0011】腕時計ケース2は、硬質の合成樹脂により
薄型に形成されており、その上面には時計ガラス5が装
着され、内部には液晶表示パネル6を有する時計モジュ
ールが収納され、下面には裏蓋(図示せず)が取り付け
られている。また、この腕時計ケース2の3時側の側面
には押釦スイッチ7が設けられており、12時側および
6時側の各側面にはそれぞれバンド取付部8が一体に形
成されている。この場合、バンド取付部8の先端部に
は、それぞれ装着溝9がバンド取付部8の先端縁に沿
い、かつその一端部(図2では右下側の端部)のみに連
続して設けられている。この装着溝9は、後述する先カ
ン4がバンド本体3の長手方向に抜けないように、内部
側が外部側よりも大きい円形状で、外部側が内部側より
も小さい矩形状をなす断面形状に形成されている。
【0012】また、バンド本体3は、図2および図3に
示すように、金属製のバンド駒10を回動可能に順次連
結した構造のものであり、腕時計ケース2側の端部(図
2では右端部)には、アジャスト駒11が連結されてい
る。このアジャスト駒11は、図4に示すように、金属
板を中空のほぼ薄板状に折り曲げた駒本体12と、この
駒本体12内に挿入する固定板13とを備えている。こ
の場合、駒本体12の裏面側における中央部分には、開
口部12aが設けられており、バンド本体3の長手方向
と直交する方向における開口部12aの縁部には、切欠
部12bが設けられている。これにより、アジャスト駒
11は、バンド本体3のバンド駒10の連結突起10a
を駒本体12の切欠部12bから中空内に挿入させ、こ
の状態で駒本体12内に固定板13を挿入させ、この固
定板13でバンド駒10の連結突起10aを駒本体12
内に固定し、これによりバンド本体3に取り付けられて
いる。なお、バンド本体3の端部には、図3に示すよう
に、バンド本体3の端部同士を連結するバックル3aが
取り付けられている。
【0013】連結手段である先カン4は、図2に示すよ
うに、バンド本体3に連結される金属部材14と、腕時
計ケース2に連結される樹脂部材15と、これら金属部
材14と樹脂部材15を連結するピン部材16とを備え
ている。金属部材14は、バンド本体3の長手方向と直
交する方向に対応する幅が樹脂部材15の幅よりも短く
形成された金属板からなっている。この場合、腕時計ケ
ース2側に位置する金属部材14の右端部には、ピン部
材16が挿入するほぼ円筒状の金属係合部17が湾曲形
成されている。また、バンド本体3側に位置する金属部
材の左端部は、これに対応する樹脂部材15の左端部に
沿って下側に向けて凹部状に折り曲げられている。この
折り曲げられた上端部の両側には、バンド本体3のアジ
ャスト駒11に連結される連結突起18が形成されてお
り、また折り曲げられた下端部の両側には、ほぼL字状
に折り曲げれた係止突起部19がバンド本体3の長手方
向と直交する方向に対応する幅方向にそれぞれ突出して
形成されている。
【0014】また、樹脂部材15は、ウレタン樹脂など
の弾性を有する合成樹脂からなり、腕時計ケース2側の
右端部には、腕時計ケース2のバンド取付部8に形成さ
れた装着溝9に圧入されて装着する連結挿入部20が形
成されている。すなわち、この連結挿入部20は、バン
ド取付部8の装着溝9とほぼ同じ形状で、かつほぼ同じ
大きさか、それよりも少し大きく形成され、この状態で
バンド取付部8の装着溝9の一端部側(図2では右下側
の端部側)から圧入されて挿入されることにより、腕時
計ケース2のバンド取付部8に取り付けられる。また、
この樹脂部材15のほぼ中央部分には、その上面側から
金属係合部17が嵌合する樹脂嵌合孔21が上下に貫通
して形成されており、この樹脂嵌合孔21におけるバン
ド本体3の長手方向と直交する方向に対応する幅方向に
位置する箇所には、ピン部材16が挿入するピン挿入孔
22が樹脂嵌合孔21に嵌合した金属係合部17の両端
に対応して形成されている。また、バンド本体3側に位
置する樹脂部材15の左端部には、金属部材14の係止
突起部19が樹脂部材15の下面側から当接する当接凹
部23がそれぞれ形成されている。なお、これら以外に
金属部材14が対応する樹脂部材15の箇所は、金属部
材14の厚みだけ凹んだ構造になっている。
【0015】次に、このような腕時計バンド1を腕時計
ケース2に取り付ける場合について説明する。まず、腕
時計ケース2にバンド本体3を連結する先カン4の金属
部材14と樹脂部材15とを相互に取り付ける。このと
きには、バンド本体3側に位置する金属部材14の係止
突起部19をこれに対応する樹脂部材15の当接凹部2
3に下面側から当接させるとともに、金属部材14の金
属係合部17を樹脂部材15の樹脂嵌合孔21に上面側
から嵌合させる。すると、樹脂部材15に形成されたピ
ン挿入孔22にほぼ円筒状の金属係合部17の両端が対
応する。この状態で、ピン部材16をピン挿入孔22か
ら挿入させて金属係合部17内に挿入し、このピン部材
16により金属係合部17を樹脂嵌合孔21内に取り付
ける。これにより、金属部材14と樹脂部材15とが相
互に取り付けられ、先カン4が組み立てられる。
【0016】この状態で、金属部材14の連結突起18
をバンド本体3に連結されたアジャスト駒11の駒本体
12内にその開口部12aおよび切欠部12bから挿入
させた後、固定板13を駒本体12内に挿入して金属部
材14の連結突起18を駒本体12内に固定する。これ
により、金属部材14がアジャスト駒11に連結され、
バンド本体3にアジャスト駒11を介して金属部材14
と樹脂部材15とからなる先カン4が取り付けられ、図
3に示す腕時計バンド1が得られる。そして、この腕時
計バンド1の先カン4の樹脂部材15に形成された連結
挿入部20を腕時計ケース2のバンド取付部8に形成さ
れた装着溝9に一端部側から圧入させて挿入することに
より、腕時計バンド1の先カン4が腕時計ケース2のバ
ンド取付部8に取り付けられ、これにより腕時計バンド
1が腕時計ケース2に取り付けられる。
【0017】この場合、腕時計バンド1の組み立て手順
は、上記の手順に限らず、例えば、先カン4の金属部材
14のみを上記と同様にバンド本体3のアジャスト駒1
1に取り付け、また先カン4の樹脂部材15のみを上記
と同様に腕時計ケース2のバンド取付部8に取り付け、
この状態で金属部材14と樹脂部材15とを上記と同様
に相互に装着させてピン部材16で連結するようにして
も良い。
【0018】このように、この腕時計バンド1によれ
ば、金属部材14の係止突起部19を樹脂部材15の当
接凹部23にその下面側から当接させるとともに、金属
部材14の金属係合部17を樹脂部材15の樹脂嵌合孔
21にその上面側から嵌合させ、この状態でピン部材1
6を樹脂部材15のピン挿入孔22から挿入させて金属
係合部17内に挿入し、これにより金属部材14と樹脂
部材15とを相互に取り付けたので、十分な強度を確保
でき、これによりバンド全体の薄型化を図ることが可能
になるほか、樹脂嵌合孔21に嵌合された金属係合部1
7がピン部材16により樹脂部材15に回動可能に連結
されていても、金属部材14の係止突起部19が樹脂部
材15の当接凹部23に当接していることにより、金属
部材14と樹脂部材15とが相対的に回動することがな
いので、その両者を一体的に取り付けることができる。
このため、金属部材14と樹脂部材15とを別体に形成
したことにより、デザイン的な形状の制約が少なく、し
かも金属部材14と樹脂部材15とを別体に形成して
も、金属部材14と樹脂部材15とが一体的な構造のも
のを得ることができる。
【0019】また、この腕時計バンド1によれば、腕時
計ケース2側に位置する金属部材14の右端部に金属係
合部17をほぼ円筒状に湾曲形成するとともに、バンド
本体3側に位置する金属部材14の左端部に連結突起1
8および係止突起部19を形成した構造であるから、金
属部材14として、金属板を用いてプレス加工により容
易に製作することができる。さらに、この腕時計バンド
1では、バンド本体3の長手方向と直交する方向に対応
する金属部材14の幅がこれに対応する樹脂部材15の
幅よりも短く形成されているので、腕時計ケース2側に
位置する金属部材14の端部に形成された金属係合部1
7を樹脂部材15の樹脂嵌合孔21に上面側から嵌合さ
せることにより、バンド本体3を上面側から見たとき、
金属部材14が樹脂部材15の幅方向における両端側に
存在せず、樹脂部材15の中間部分に配置された形状の
ものを得ることができる。
【0020】なお、上記第1実施形態では、バンド本体
3側に位置する金属部材14の左端部に係止突起部19
をバンド本体3の長手方向と直交する方向に対応する幅
方向にそれぞれ突出させて形成したが、これに限らず、
例えば、金属部材14の左端部の中間部に1つの係止突
起部を切り起しにより形成した構造でも良い。また、上
記第1実施形態では、樹脂部材15に金属部材14の金
属係合部17が嵌合する樹脂嵌合孔21を上下に貫通さ
せて形成したが、これに限らず、例えば、樹脂部材15
に底部が塞がれた樹脂嵌合凹部を形成した構造でも良
い。
【0021】さらに、上記第1実施形態では、金属部材
14と樹脂部材15とを連結するピン部材16が単なる
丸棒状に形成され、このピン部材16が樹脂部材15の
ピン挿入孔22および金属部材14の金属係合部17内
に挿入されるだけの構造であるが、これに限らず、例え
ば、図5〜図7にそれぞれ示すような構造でも良い。す
なわち、図5に示された第1変形例は、ピン部材25の
中間部分に段差凹部25aを形成し、金属部材14の金
属係合部17の中間部にピン係合部である係合フック部
26を形成し、ピン部材25を樹脂部材15のピン挿入
孔22から挿入させて金属係合部17内に挿入させたと
きに、ピン部材25の段差凹部25aに金属係合部17
の係合フック部26が係脱可能に係合する構造になって
いる。このような構造であれば、ピン部材25の段差凹
部25aに係合フック部26が係合することにより、使
用時にピン部材25が勝手に抜け出さないようにするこ
とができ、より一層、金属部材14と樹脂部材15とを
確実に固定させることができる。
【0022】また、図6に示された第2変形例は、ピン
部材27の中間部分に緩やかに傾斜する段差凹部27a
を形成し、金属部材14の金属係合部17の中間部にピ
ン係合部である絞り部28を形成して金属係合部17の
内面に凸部を形成し、ピン部材27を樹脂部材15のピ
ン挿入孔22から挿入させて金属係合部17内に挿入さ
せたときに、ピン部材27の段差凹部27aに金属係合
部17の絞り部28の凸部が係脱可能に係合する構造に
なっている。このような構造であっても、ピン部材27
の段差凹部27aに絞り部28の凸部が係合することに
より、使用時にピン部材27が勝手に抜け出さないよう
にすることができ、これによっても、金属部材14と樹
脂部材15とを確実に固定させることができる。
【0023】さらに、図7に示された第3変形例は、ウ
レタン樹脂などの弾性を有する合成樹脂からなる樹脂部
材15に形成されたピン挿入孔22の内径R1をピン部
材16の外径R2よりも小さく形成するか、あるいはピ
ン挿入孔22の内径R1よりもピン部材16の外径R2
を大きく形成した構造になっている。このような構造で
あれば、ピン部材16が樹脂部材15のピン挿入孔22
に挿入されると、樹脂部材15がその弾性力によりピン
部材16を挾持して固定することができるので、簡単な
構造で、使用時にピン部材16が勝手に抜け出さないよ
うにすることができ、これによっても金属部材14と樹
脂部材15とを確実に固定させることができる。
【0024】[第2実施形態]次に、図8〜図11を参
照して、この発明の腕時計バンドの第2実施形態につい
て説明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態
と同一部分には、同一符号を付して説明する。この腕時
計バンド30は、腕時計ケース2とバンド本体3とを連
結する先カン31の構造が第1実施形態と異なり、これ
以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。すな
わち、先カン31は、図8に示すように、バンド本体3
に連結される金属部材32と、腕時計ケース2に連結さ
れる樹脂部材33と、金属部材32と樹脂部材33とを
連結するピン部材34とを備えている。
【0025】金属部材32は、バンド本体3の長手方向
と直交する方向に対応する幅が樹脂部材33の幅とほぼ
同じ長さに形成された金属板からなっている。この場
合、腕時計ケース2側に位置する金属部材32の右端部
における両側には、図8および図10に示すように、ピ
ン部材34が挿入するほぼ円筒状の金属係合部35がそ
れぞれ湾曲形成されており、これら金属係合部35の間
に位置する金属部材32の箇所には、バンド本体3側に
位置する左端部に亘って切欠部36が形成されている。
また、バンド本体3側に位置する金属部材32の左端部
には、その両側から金属係合部35の下端部側に向けて
折り返され、かつ切欠部36の両側に位置する端部同士
を連結する連結押え部37が形成されている。さらに、
金属部材32の左端部における両側には、バンド本体3
のアジャスト駒38に設けられた連結突起39が挿入し
て係合するほぼコ字状の連結係合部40がそれぞれ折り
曲げられて形成されている。
【0026】また、樹脂部材33は、第1実施形態と同
様、ウレタン樹脂などの弾性を有する合成樹脂からな
り、腕時計ケース2側の右端部には、図8および図11
に示すように腕時計ケース2のバンド取付部8に形成さ
れた装着溝9に圧入されて装着される連結挿入部20が
形成されている。また、この樹脂部材33のほぼ中央部
分における両側には、その上面側から金属係合部35が
それぞれ嵌合する樹脂嵌合孔41が上下に貫通して形成
されており、この樹脂嵌合孔41の幅方向に位置する箇
所には、ピン部材34が挿入するピン挿入孔42が樹脂
嵌合孔41に嵌合した金属係合部35の端面にそれぞれ
対応して形成されている。また、バンド本体3側に位置
する樹脂部材33の左端部側における下面には、金属部
材32の連結押え部37が下面側から当接する当接凹部
43が形成されている。さらに、バンド本体3側に位置
する樹脂部材33の左端部には、金属部材32の連結係
合部40が嵌合する嵌合凹部44が形成されている。な
お、これら以外に金属部材32が対応する樹脂部材33
の箇所は、金属部材32の厚みだけ凹んだ構造になって
いる。
【0027】次に、このような腕時計バンド30を腕時
計ケース2に取り付ける場合について説明する。この場
合には、まず、バンド本体3のアジャスト駒38に先カ
ン31の金属部材32を連結する。このときには、バン
ド本体3に連結されたアジャスト駒38の連結突起39
をバンド本体3側に位置する金属部材32のほぼコ字状
の連結係合部40に挿入させて係合させ、これにより金
属部材32をアジャスト駒38に連結する。この状態
で、バンド本体3側に位置する金属部材32の連結押え
部37をこれに対応する樹脂部材33の当接凹部43に
下面側から当接させるとともに、金属部材32の金属係
合部35を樹脂部材33の樹脂嵌合孔41に上面側から
それぞれ嵌合させる。これにより、アジャスト駒38の
連結突起39が金属部材32のほぼコ字状の連結係合部
40から抜け出さないように樹脂部材33の左端部で押
えられる。
【0028】この状態では、樹脂部材33に形成された
ピン挿入孔42にほぼ円筒状の金属係合部35の端面が
対応するので、ピン部材34をピン挿入孔42から挿入
させて金属係合部35内に挿入する。これにより、金属
部材32と樹脂部材33とが互いに取り付けられ、バン
ド本体3にアジャスト駒11を介して金属部材32と樹
脂部材33とからなる先カン31が取り付けられ、図9
に示す腕時計バンド30が得られる。そして、この腕時
計バンド30の先カン31の樹脂部材33に形成された
連結挿入部20を腕時計ケース2のバンド取付部8に形
成された装着溝9に一端部側から圧入させて挿入する。
これにより、腕時計バンド30の先カン31が腕時計ケ
ース2のバンド取付部8に取り付けられ、これにより腕
時計バンド30が腕時計ケース2に取り付けられる。
【0029】このように、この腕時計バンド30によれ
ば、金属部材32の連結押え部37を樹脂部材33の当
接凹部43にその下面側から当接させるとともに、金属
部材32の金属係合部35を樹脂部材33の樹脂嵌合孔
41にその上面側から嵌合させてピン部材34で相互に
取り付けたので、第1実施形態と同様、十分な強度を確
保でき、これによりバンド全体の薄型化を図ることが可
能になるほか、樹脂嵌合孔41に嵌合された金属係合部
35がピン部材34により樹脂部材33に回動可能に連
結されていても、金属部材32の連結押え部37が樹脂
部材33の当接凹部43に当接していることにより、金
属部材32と樹脂部材33とが相対的に回動することが
ないので、その両者を一体的に取り付けることができ
る。このため、第1実施形態と同様、金属部材32と樹
脂部材33とを別体に形成したことにより、デザイン的
な形状の制約が少なく、しかも金属部材32と樹脂部材
33とを別体に形成しても、金属部材32と樹脂部材3
3とが一体的な構造のものを得ることができる。
【0030】また、この腕時計バンド30によれば、腕
時計ケース2側に位置する金属部材32の右端部に金属
係合部35をほぼ円筒状に湾曲形成するとともに、バン
ド本体3側に位置する金属部材32の左端部に連結押え
部37および連結係合部40を屈曲形成した構造である
から、第1実施形態と同様、金属部材32として、金属
板を用いてプレス加工により容易に製作することができ
る。さらに、この腕時計バンド30では、バンド本体3
の長手方向と直交する方向に対応する金属部材32の幅
がこれに対応する樹脂部材33の幅とほぼ同じ長さで形
成され、かつ金属部材32の幅方向における両側の金属
係合部35間に切欠部36が形成されているので、腕時
計ケース2側に位置する金属部材32の端部における両
側にそれぞれ形成された金属係合部35を樹脂部材33
の樹脂嵌合孔41内にその上面側からそれぞれ嵌合させ
ていることにより、バンド本体3を上面側から見たと
き、先カン31の中間部分には金属部材32の切欠部3
6に対応して樹脂部材33が露呈し、先カン31の幅方
向における両側には金属部材32が配置された形状のも
のを得ることができる。
【0031】なお、上記第2実施形態では、予め、バン
ド本体3のアジャスト駒11に連結突起39が設けられ
ている場合について述べたが、これに限らず、例えば、
連結突起39を金属部材32のコ字状の連結係合部40
に配置して、この連結係合部40をほぼ円筒状に湾曲さ
せることにより、予め、連結突起39を金属部材32の
連結係合部40に取り付けておいても良い。このように
すれば、第1実施形態と同様、金属部材32を樹脂部材
33に装着させ、その両者をピン部材34で相互に取り
付けた状態で、金属部材32をバンド本体3のアジャス
ト駒11に連結させることができ、これにより組立て手
順を変えることができる。また、上記第2実施形態にお
いても、樹脂部材33に金属部材32の金属係合部35
が嵌合する樹脂嵌合孔41を上下に貫通させて形成した
が、これに限らず、例えば、樹脂部材33に底部が塞が
れた樹脂嵌合凹部をそれぞれ形成した構造でも良い。
【0032】さらに、上記第2実施形態でも、金属部材
32と樹脂部材33とを連結するピン部材34が単なる
丸棒状に形成され、このピン部材34が樹脂部材33の
ピン挿入孔42および金属部材32の各金属係合部35
内に挿入されるだけの構造であるが、これに限らず、例
えば、図12または図13にそれぞれ示すような構造で
も良い。すなわち、図12に示された第2実施形態の第
1変形例は、ピン部材45の両側部分に段差凹部45a
を形成し、金属部材32の各金属係合部35の中間部に
それぞれピン係合部である係合フック部46を形成し、
ピン部材45を樹脂部材33のピン挿入孔42から挿入
させて各金属係合部35内に挿入させたときに、ピン部
材45の段差凹部45aに各金属係合部35の係合フッ
ク部46がそれぞれ係脱可能に係合する構造になってい
る。このような構造であれば、ピン部材45の段差凹部
45aに係合フック部46が係合することにより、使用
時にピン部材45が勝手に抜け出さないようにすること
ができ、より一層、金属部材32と樹脂部材33とを確
実に固定させることができる。
【0033】また、図13に示された第2変形例は、ピ
ン部材47の両側部分に緩やかに傾斜する段差凹部47
aを形成し、金属部材32の各金属係合部35の中間部
にそれぞれピン係合部である絞り部48を形成して各金
属係合部35の内面に凸部をそれぞれ形成し、ピン部材
47を樹脂部材33のピン挿入孔42から挿入させて各
金属係合部35内に挿入させたときに、ピン部材47の
各段差凹部47aに各金属係合部35の絞り部48の各
凸部がそれぞれ係脱可能に係合する構造になっている。
このような構造であれば、ピン部材47の段差凹部47
aに絞り部48の凸部が係合することにより、使用時に
ピン部材47が勝手に抜け出さないようにすることがで
き、これによっても、金属部材32と樹脂部材33とを
確実に固定させることができる。
【0034】さらに、図示しないが、ウレタン樹脂など
の弾性を有する合成樹脂からなる樹脂部材33に形成さ
れたピン挿入孔42の内径をピン部材34の外径よりも
小さく形成するか、あるいはピン挿入孔42の内径より
もピン部材34の外径を大きく形成しても良い。このよ
うな構造であれば、樹脂部材33がその弾性力によりピ
ン部材34を挾持して固定することができるので、簡単
な構造で、使用時にピン部材34が勝手に抜け出さない
ようにすることができ、これによっても金属部材32と
樹脂部材33とを確実に固定させることができる。
【0035】[第3実施形態]次に、図14〜図17を
参照して、この発明の腕時計バンド50の第3実施形態
について説明する。この場合にも、図1〜図4に示され
た第1実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明
する。この腕時計バンド50は、腕時計ケース2とバン
ド本体3とを連結する先カン51の構造が第1実施形態
と異なり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造にな
っている。すなわち、先カン51は、図14に示すよう
に、バンド本体3に連結される金属部材52と、腕時計
ケース2に連結される樹脂部材53と、金属部材52と
樹脂部材53との間に介在される補助金属部材54とを
備えている。
【0036】金属部材52は、金属板からなり、樹脂部
材53の下側に配置されている。この金属部材52は、
樹脂部材53を補助金属部材54と共に挾み付ける金属
挾持部55と、この金属挾持部55で樹脂部材53と共
に挾み付けられた補助金属部材54に係合する金属係合
部56と、バンド本体3のアジャスト駒11に連結され
る金属連結部57とが一体に形成されている。すなわ
ち、金属挾持部55は、図14に示すように、金属部材
52のほぼ中間部分に位置し、バンド本体3の長手方向
と直交する方向に対応する幅方向にそれぞれ延出され、
この延出された部分がそれぞれ樹脂部材53を補助金属
部材54と共に挾み付けるように上側に折り返された構
造になっている。金属係合部56は、金属部材52の中
間部分から腕時計ケース2側に少し突出し、そのほぼ中
央部分に係合突起58が切り起しにより形成されてい
る。この場合、係合突起58は、金属部材52を樹脂部
材53に組み付ける前の状態のときに、樹脂部材53か
ら下側に向けて離れるように切り起されている。金属連
結部57は、バンド本体3側に位置する金属部材52の
左端部が上方に折り曲げられ、その両側に連結突起59
が幅方向にそれぞれ突出して形成されている。
【0037】樹脂部材53は、第1実施形態と同様、ウ
レタン樹脂などの弾性を有する合成樹脂からなり、腕時
計ケース2側に位置する右端部には、腕時計ケース2の
バンド取付部8に形成された装着溝9に圧入されて装着
する連結挿入部20が形成されている。また、この樹脂
部材15の上面および幅方向の両側面には、金属部材5
2の金属挾持部55が嵌合する樹脂嵌合凹部60が形成
されている。さらに、樹脂部材53の下面には、図15
に示すように、補助金属部材54が配置される配置凹部
61が形成されており、この配置凹部61における腕時
計ケース2側に位置する右側部には、補助金属部材54
の係止凹部62が形成されている。補助金属部材54
は、図14および図15に示すように、樹脂部材53の
下面に形成された配置凹部61に配置される金属板であ
り、その中央部分には、金属部材52の係合突起58に
対応する四角形状の係止孔63が上下に貫通して設けら
れており、腕時計ケース2側に位置する端部には、樹脂
部材53の配置凹部61に形成された係止凹部62に挿
入して係止される係止突起64が形成されている。
【0038】次に、このような腕時計バンド50を腕時
計ケース2に取り付ける場合について説明する。まず、
腕時計ケース2にバンド本体3を連結する先カン51の
金属部材52と樹脂部材53とを補助金属部材54を介
して取り付ける。このときには、金属部材52の金属挾
持部55に樹脂部材53を腕時計ケース2側から挿入さ
せながら、樹脂部材53の下面と金属挾持部55との間
に補助金属部材54を差し込み、この補助金属部材54
を樹脂部材53の配置凹部61に配置させるとともに、
補助金属部材54の係止突起64を配置凹部61の係止
凹部62に挿入させて係止させた上、金属部材52の金
属挾持部55を樹脂部材53の樹脂嵌合凹部60に嵌合
させる。これにより、金属部材52が樹脂部材53に補
助金属部材54を介して装着され、金属部材52の金属
係合部56が補助金属部材54の係止孔63に対応す
る。この状態で、図17に示すように、金属係合部56
の係合突起58を補助金属部材54の係止孔63に挿入
するように折り曲げて係止孔63内に係止させる。これ
により、金属部材52が樹脂部材53に補助金属部材5
4を介して取り付けられ、先カン51が組み立てられ
る。
【0039】この状態で、第1実施形態と同様、金属部
材52の金属連結部57に形成された連結突起59をバ
ンド本体3に連結されたアジャスト駒11内に挿入させ
て固定する。これにより、金属部材52がアジャスト駒
11に連結され、金属部材52と樹脂部材53とが補助
金属部材54を介して取り付けられた先カン51がバン
ド本体3にアジャスト駒11を介して取り付けられ、図
16に示す腕時計バンド50が得られる。そして、この
腕時計バンド50の先カン51の樹脂部材53に形成さ
れた連結挿入部20を腕時計ケース2のバンド取付部8
に形成された装着溝9に一端部側から圧入させて挿入す
ることにより、腕時計バンド50の先カン51が腕時計
ケース2のバンド取付部8に取り付けられ、これにより
腕時計バンド50が腕時計ケース2に取り付けられる。
この場合にも、腕時計バンド50の組み立て手順は、上
記のような手順に限らず、例えば、金属部材52をバン
ド本体3のアジャスト駒11に上記と同様に取り付け、
また樹脂部材53を腕時計ケース2のバンド取付部8に
上記と同様に取り付け、この状態で補助金属部材54を
介して金属部材52と樹脂部材53とを上記と同様に装
着して取り付けるようにしても良い。
【0040】このように、この腕時計バンド50によれ
ば、金属部材52の金属挾持部55に樹脂部材53を挿
入させながら、この樹脂部材53の下面と金属挾持部5
5との間に補助金属部材54を差し込んで、金属部材5
2の金属挾持部55を樹脂部材53の樹脂嵌合凹部60
に嵌合させることにより、金属挾持部55が樹脂部材5
3を補助金属部材54と共に挾み付け、この状態で金属
係合部56の係合突起58を補助金属部材54の係止孔
63内に折り曲げて係止させることにより、金属部材5
2と樹脂部材53とを補助金属部材54を介して一体的
に取り付けることができる。このため、第1実施形態と
同様、金属部材52と樹脂部材53とを別体に形成した
ことにより、デザイン的な形状の制約が少なく、しかも
金属部材52と樹脂部材53とを別体に形成しても、金
属部材52と樹脂部材53とが一体的な構造のものを得
ることができる。
【0041】特に、この腕時計バンド50では、金属部
材52と樹脂部材53との間に介在された補助金属部材
54の係止孔63に金属係合部56の係合突起58を係
合させているので、十分な強度を確保することができ、
これによりバンド全体の薄型化を図ることが可能にな
る。この場合には、補助金属部材54の係止突起64が
樹脂部材53の配置凹部61に設けられた係止凹部62
に挿入して係止され、この状態で補助金属部材54の係
止孔63に金属係合部56の係合突起58が係合するこ
とにより、補助金属部材54がバンド本体3の長手方向
に対応する方向に動くことがないので、この補助金属部
材54を介して金属部材52と樹脂部材53とを確実か
つ強硬に固定させることができる。
【0042】また、この腕時計バンド50では、金属部
材52に金属挾持部55を折り曲げにより形成するとと
もに、金属係合部56の係合突起58を切り起しにより
形成し、かつこの金属部材52に金属連結部57を折り
曲げにより形成した構造であるから、第1実施形態と同
様、金属部材52として、金属板を用いてプレス加工に
より容易に製作することができる。さらに、この腕時計
バンド50では、バンド本体3の長手方向と直交する方
向に対応する幅方向に金属部材52の金属挾持部55が
延出されて折り返され、この折り返された部分が樹脂部
材53を挾んで、その上面および幅方向の両側面に形成
された樹脂嵌合凹部60に嵌合するので、バンド本体3
を上面側から見たとき、先カン51の金属挾持部55の
折り返された部分が樹脂部材33の上面に配置された形
状のものを得ることができる。
【0043】なお、上記第3実施形態では、金属部材5
2と樹脂部材53との間に補助金属部材54を挾み込む
ように構成した場合について述べたが、これに限らず、
例えば、補助金属部材54を予め樹脂部材53にインサ
ート成形により一体に形成しても良い。また、補助金属
部材54を用いずに、例えば、樹脂部材53の下面に、
金属部材52の係合突起58が折り曲げられて押し込ま
れる凹部を直接形成しても良い。このようにすれば、補
助金属部材54を用いる必要がないので、部品点数を削
減することができるほか、樹脂部材53の下面に、補助
金属部材54が配置する配置凹部61、および補助金属
部材54の係止突起64が挿入する係止凹部62を形成
する必要がないので、樹脂部材53の形状が単純にな
り、低価格なものを得ることができる。
【0044】[第4実施形態]次に、図18および図1
9を参照して、この発明の腕時計バンド70の第4実施
形態について説明する。この場合にも、図1〜図4に示
された第1実施形態と同一部分には、同一符号を付して
説明する。この腕時計バンド70は、バンド本体71
と、その先端側の先カン部材72とが第1実施形態と異
なり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になって
いる。すなわち、バンド本体71は、図18に示すよう
に、ウレタン樹脂などの弾性を有する合成樹脂により厚
さが薄い帯状に形成されている。この場合、腕時計ケー
ス2の一方(12時側)のバンド取付部8側に位置する
バンド本体71には、尾錠73および止め輪74が取り
付けられており、他方(6時側)のバンド取付部8側に
位置するバンド本体71には、尾錠73のつく棒73a
が挿入する係止孔75がバンド本体71の長手方向に沿
って等間隔に設けられている。
【0045】先カン部材72は、両側のバンド本体71
の各先端側にそれぞれ連結され、腕時計ケース2の各バ
ンド取付部8にそれぞれ取り付けられるものであり、図
18に示すように、両側とも同じ構成になっている。す
なわち、この先カン部材72は、図18および図19に
示すように、腕時計バンド2のバンド取付部8に取り付
けられる第1連結部材76と、バンド本体71に連結さ
れる第2連結部材77とを備え、第1連結部材76と第
2連結部材77とが連結される構造になっている。
【0046】第1連結部材76は、図19に示すよう
に、第1樹脂部材78と第1金属部材79とからなって
いる。第1樹脂部材78は、ウレタン樹脂などの弾性を
有する合成樹脂からなり、腕時計ケース2側に位置する
右端部には、腕時計ケース2のバンド取付部8に形成さ
れた装着溝9に圧入されて装着される連結挿入部20が
形成されている。この第1樹脂部材78のほぼ中央部分
には、第1金属部材79が嵌合する樹脂嵌合孔80が上
下に貫通して形成されており、バンド本体71の長手方
向と直交する方向に対応する第1樹脂部材78の幅方向
における樹脂嵌合孔80の両側に位置する箇所には、第
1ピン挿入孔81が設けられている。第1金属部材79
は、金属板を筒状に折り曲げた構造で、第1樹脂部材7
8の樹脂嵌合孔80内に嵌合し、この状態で第1ピン挿
入孔81から挿入された第1ピン部材82が挿入し、こ
れにより第1樹脂部材78に取り付けられる。また、バ
ンド本体71側に位置する第1樹脂部材78の左端部に
は、第2連結部材77の後述する第2金属部材86の一
部が嵌合する嵌合切欠部83が形成されており、この嵌
合切欠部83の幅方向に位置する箇所には、第2ピン部
材84が挿入する第2ピン挿入孔85が形成されてい
る。
【0047】第2連結部材77は、図19に示すよう
に、第2金属部材86と第2樹脂部材87とからなって
いる。第2金属部材86は、金属板からなり、左右対称
なほぼ凹状に形成されている。この第2金属部材86
は、バンド本体71の長手方向と直交する方向に対応す
る幅が第1連結部材76の第1樹脂部材78に形成され
た嵌合切欠部83の幅とほぼ同じ長さに形成されてい
る。また、第2金属部材86の中間部には、金属嵌合凹
部88が折り曲げられて形成されており、バンド本体7
1の長手方向に対応する第2金属部材86の金属嵌合凹
部88の両端部には、断面形状が横長の長方形状の角筒
部89、90がそれぞれ折り曲げられて形成されてい
る。
【0048】これら角筒部89、90は、その内部にス
ペーサ板91がそれぞれ配置され、これらスペーサ板9
1が角筒部89、90の各底板の中間部にそれぞれ形成
された仕切突起92により上方に押し上げられ、その各
仕切突起92を境にして角筒部89、90内に第2〜第
4ピン挿入部93〜96が形成された構造になってい
る。この場合、腕時計ケース2側に位置する角筒部89
は、その先端側の一部が第1樹脂部材78の嵌合切欠部
83に嵌合し、この状態で角筒部89の第2ピン挿入部
93が第1樹脂部材78の第2ピン挿入孔85に対応
し、これにより第2ピン部材84が挿入するように構成
されている。また、バンド本体71側に位置する角筒部
90は、その先端側の一部がバンド本体71の端部に設
けられた取付凹部71aに嵌合し、この状態で角筒部9
0の第4ピン挿入部96がバンド本体71の取付凹部7
1aに設けられた第4ピン挿入孔71bに対応し、これ
により第4ピン部材100が挿入するように構成されて
いる。
【0049】また、第2樹脂部材87は、第1樹脂部材
78と同様、ウレタン樹脂などの弾性を有する合成樹脂
からなり、全体が左右対称なほぼエ字状に形成され、バ
ンド本体71の長手方向と直交する方向に対応する幅が
第1樹脂部材78の幅とほぼ同じ長さに形成されてい
る。すなわち、この第2樹脂部材87は、第2金属部材
86の中間に位置する金属嵌合凹部88に嵌合する角棒
状の樹脂嵌合部97と、この樹脂嵌合部97の上記幅方
向における両端にそれぞれ形成された角棒状の樹脂連結
部98とからなっている。各樹脂連結部98は、各対向
面が第2金属部材86の幅方向の端面に対応し、バンド
本体71の長手方向に対応する長さが、第2金属部材8
6の角筒部89、90に形成された各仕切突起92間の
長さとほぼ同じ長に形成され、これにより両側の角筒部
89、90の各先端側の部分がそれぞれ腕時計ケース2
側またはバンド本体71側に突出するように構成されて
いる。この場合、各樹脂連結部98には、各角筒部8
9、90の各第3ピン挿入部94、95に第3ピン部材
99を挿入させるための第3ピン挿入孔101がそれぞ
れ形成されている。
【0050】次に、このような腕時計バンド70を腕時
計ケース2に取り付ける場合について説明する。まず、
腕時計ケース2にバンド本体71を連結する先カン部材
72の第1、第2連結部材76、77をそれぞれ組み立
てて、その両者を連結させる。このときには、第1連結
部材76の第1樹脂部材78に形成された樹脂嵌合孔8
0に第1金属部材79を嵌合させ、この状態で第1ピン
部材82を第1樹脂部材78の第1ピン挿入孔81から
挿入させて第1金属部材79に挿入させる。これによ
り、第1金属部材79と第1樹脂部材78とがに取り付
けられ、第1連結部材76が構成される。
【0051】また、第2連結部材77の第2樹脂部材8
7の樹脂嵌合部97を第2金属部材86の中間に位置す
る金属嵌合凹部88に嵌合させて、第2樹脂部材87の
樹脂連結部98を第2金属部材86の幅方向に対応する
各角筒部89、90に対応させる。すると、各樹脂連結
部98の第3ピン挿入孔101に各角筒部89、90の
各第3ピン挿入部94、95がそれぞれ対応し、この状
態で第3ピン部材99を樹脂連結部98の各第3ピン挿
入孔101から角筒部89、90の各第3ピン挿入孔9
4、95に挿入する。これにより、第2金属部材86と
第2樹脂部材87とが連結され、第2連結部材77が構
成される。
【0052】この状態では、第2連結部材77の第2金
属部材86の両側に位置する各角筒部89、90の各先
端部が第2樹脂部材87の各樹脂連結部98よりもバン
ド本体71の長手方向に対応する方向に突出している。
そして、第2金属部材86の各角筒部89、90のう
ち、第1連結部材76側に位置する角筒部89の先端部
を第1連結部材76の第1樹脂部材78の嵌合切欠部8
3に嵌合させて、第2ピン部材84を第1樹脂部材78
の第2ピン挿入孔85から角筒部89の第2ピン挿入孔
93に挿入する。これにより、第2金属部材86と第1
樹脂部材78とが取り付けられ、第1連結部材76と第
2連結部材77とが連結される。
【0053】この状態で、バンド本体71側に位置する
第2金属部材86の角筒部90の先端部をバンド本体7
1の端部に形成された取付凹部71aに嵌合させて、第
4ピン部材100をバンド本体71の第4ピン挿入孔7
1bから角筒部90の第4ピン挿入孔96に挿入する。
これにより、バンド本体71に第2金属部材86が第2
樹脂部材87と共に連結され、バンド本体71に第1、
第2連結部材76、77からなる先カン部材71が取り
付けられ、図18に示す腕時計バンド70が構成され
る。この後、第1樹脂部材76の連結挿入部20を腕時
計ケース2のバンド取付部8に形成された装着溝9に圧
入させて挿入することにより、第1連結部材76が腕時
計ケース2のバンド取付部8に取り付けられ、これによ
り腕時計バンド70が腕時計ケース2に取り付けられ
る。
【0054】この場合にも、腕時計バンド70の組み立
て手順は、上記のような手順に限らず、例えば、第1樹
脂部材78と第1金属部材79とが取り付けられた第1
連結部材76を腕時計ケース2のバンド取付部8に取り
付け、また第2金属部材86と第2樹脂部材87とが取
り付けられた第2連結部材77をバンド本体71に取り
付け、この状態で第2連結部材77の第2金属部材86
の角筒部89を第1連結部材76の第1樹脂部材78の
嵌合切欠部83に嵌合させて第2ピン部材84により連
結させることにより、第1連結部材76と第2連結部材
77とを最後に連結するようにしても良い。
【0055】このように、この腕時計バンド70によれ
ば、第1連結部材76の第1樹脂部材78に形成された
樹脂嵌合孔80に第1金属部材79を嵌合させて第1ピ
ン部材82で連結し、第2連結部材77の第2金属部材
86に形成された金属嵌合凹部88に第2樹脂部材87
の樹脂嵌合部97を嵌合させて第3ピン部材99により
連結し、この状態で第2金属部材86の角筒部89の先
端部を第1連結部材76の第1樹脂部材78の嵌合切欠
部83に嵌合させて第2ピン部材84により連結し、こ
れにより先カン部材72を構成しているので、第1樹脂
部材78と第1金属部材79、また第2樹脂部材87と
第2金属部材86をそれぞれ一体的に取り付けることが
できる。このため、十分な強度を確保することができ、
これによりバンド全体の薄型化を可能にし、かつ第1、
第2連結部材76、77ごとにそれぞれ金属部材79、
86と樹脂部材78、87とを別体に形成したことによ
り、デザイン的な形状の制約が少なく、しかも第1、第
2連結部材76、77ごとにそれぞれ金属部材79、8
6と樹脂部材78、87とを別体に形成しても、金属部
材79、86と樹脂部材78、87とが一体的な構造の
ものを得ることができる。
【0056】また、この腕時計バンド70では、第2樹
脂部材87が、第2金属部材86の金属嵌合凹部88に
嵌合する樹脂嵌合部97と、この樹脂嵌合部97のバン
ド本体71の長手方向と直交する方向に対応する幅方向
の両端に設けられて第2金属部材86の各角筒部89、
90の幅方向に配置される樹脂連結部98とからなり、
第2金属部材86の各角筒部89、90が、第2樹脂部
材87の樹脂連結部98から第1連結部材76側または
バンド本体71側に突出していることにより、第1連結
部材76と第2連結部材77とを連結した状態では、第
1、第2金属部材79、86が第1、第2樹脂部材7
8、87の中に所定間隔で存在する形状のものを得るこ
とができ、このため合成樹脂製のバンド本体71に適し
たものを得ることができる。
【0057】また、この腕時計バンド70では、第2金
属部材86の各角筒部89、90が横長の長方形状をな
す断面形状で、折り曲げにより形成されているので、第
2金属部材86として、金属板を用いてプレス加工によ
り容易に製作することができるとともに、さらに、この
腕時計バンド70では、第1樹脂部材78と第1金属部
材79とを第1ピン部材82により連結し、第1樹脂部
材78の嵌合切欠部83と第2金属部材86の角筒部8
9とを第2ピン部材84により連結し、第2樹脂部材8
7と第2金属部材86とを第3ピン部材99により連結
し、第2金属部材86の角筒部90とバンド本体71と
を第4ピン部材100により連結しているので、連結作
業が容易にできるばかりか、第1〜第4ピン部材82、
84、99、100の部品の共通化をも図ることがで
き、安価なものを得ることができる。
【0058】なお、上記第1〜第4実施形態およびその
各変形例では、腕時計ケースにバンド本体を連結する先
カンまたは先カン部材と腕時計ケースのと連結構造が、
装着溝と連結挿入部とを圧入させてスライド挿入する構
造であるが、これに限らず、例えば、ばね棒などのピン
部材による連結構造のものなど、他の構造のものであっ
ても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、金属部材の金属挾持部に樹脂係止部を挾
み込んで樹脂部材の樹脂嵌合部に金属挾持部を嵌合さ
せ、この状態で金属部材の金属係合部を樹脂部材の凹部
状の係止部に係合させることにより、金属部材と樹脂部
材とを連結させたので、金属部材と樹脂部材との両者を
一体的に取り付けることができ、このため十分な強度を
確保でき、これによりバンド全体の薄型化を可能にし、
かつ金属部材と樹脂部材とを別体に形成したことによ
り、デザイン的な形状の制約が少なく、しかも金属部材
と樹脂部材とを別体に形成しても、金属部材と樹脂部材
とが一体的な構造のものを得ることができる。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、金属部材
の金属挾持部に樹脂部材を補助部材と共に挾み込み、こ
の補助部材を樹脂部材の配置凹部に配置させて、樹脂部
材の樹脂嵌合凹部に金属挾持部を嵌合させ、この状態で
金属部材の金属係合部を補助部材の係止孔に係合させる
ことにより、金属部材と樹脂部材とを補助部材を介在さ
せて連結させたので、請求項1に記載の発明と同様、金
属部材と樹脂部材との両者を一体的に取り付けることが
でき、このため金属部材と樹脂部材とを別体に形成した
ことにより、デザイン的な形状の制約が少なく、しかも
金属部材と樹脂部材とを別体に形成しても、金属部材と
樹脂部材とが一体的な構造のものを得ることができるほ
か、特に、金属部材と樹脂部材との間に介在された補助
部材の係止孔に金属係合部を係合させているので、より
一層、十分な強度を確保することができ、これによりバ
ンド全体の薄型化を図ることが可能になる。
【0061】この場合、金属係合部は、金属部材に係合
突起が切り起しにより形成され、樹脂部材を補助部材と
共に挾み付けた状態で、係合突起が樹脂部材の補助部材
の係止孔に折り曲げにより挿入されて係止される構造で
あれば、金属部材として、金属板を用いてプレス加工に
より容易に製作することができる。また、樹脂部材の配
置凹部に係止凹部が設けられ、補助部材に配置凹部の係
止凹部に挿入して係止される係止突起が設けられている
構造であれば、補助部材の係止突起が樹脂部材の配置凹
部に設けられた係止凹部に挿入して係止され、この補助
部材の係止孔に金属係合部が係合することにより、補助
部材がバンド本体の長手方向に対応する方向に動くこと
がないので、この補助部材を介して金属部材と樹脂部材
とを確実かつ強硬に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の腕時計バンドの第1実施形態の使用
状態を示した外観斜視図。
【図2】図1の要部を分解した斜視図。
【図3】図1の腕時計バンドを示した正面図。
【図4】図3のバンド本体の要部の一部を分解した裏面
図。
【図5】図2に示されたピン部材と金属部材の金属係合
部との係合状態が異なる第1実施形態の第1変形例の要
部を示した裏面側の分解斜視図。
【図6】図2に示されたピン部材と金属部材の金属係合
部との係合状態が異なる第1実施形態の第2変形例の要
部を示した裏面側の分解斜視図。
【図7】図2に示された第1実施形態のピン部材と樹脂
部材のピン挿入孔との係合状態が異なる第1実施形態の
第3変形例の要部を示した裏面側の分解斜視図。
【図8】この発明の腕時計バンドの第2実施形態を示し
た要部の分解斜視図。
【図9】図8の腕時計バンドの正面図。
【図10】図8の金属部材を示し、(a)はその側面
図、(b)はその正面図。
【図11】図8の樹脂部材を示し、(a)はその側面
図、(b)はその正面図。
【図12】図8に示されたピン部材と金属部材の金属係
合部との係合状態が異なる第2実施形態の第1変形例の
要部を示した裏面側の分解斜視図。
【図13】図8に示されたピン部材と金属部材の金属係
合部との係合状態が異なる第2実施形態の第2変形例の
要部を示した裏面側の分解斜視図。
【図14】この発明の腕時計バンドの第3実施形態を示
した要部の分解斜視図。
【図15】図14の樹脂部材を裏面側から見た状態の要
部の分解斜視図。
【図16】図14の腕時計バンドの正面図。
【図17】図16の先カンを示した拡大断面図。
【図18】この発明の腕時計バンドの第4実施形態を示
した正面図。
【図19】図18の要部を分解した斜視図。
【符号の説明】
2 腕時計ケース 3 バンド本体 8 バンド取付部 9 装着溝 10 バンド駒 11 アジャスト駒 20 連結挿入部 50 腕時計バンド 51 先カン 52 金属部材 53 樹脂部材 54 補助金属部材 55 金属挾持部 56 金属係合部 57 金属連結部 60 樹脂嵌合凹部 61 配置凹部 62 係止凹部 63 係止孔 64 係止突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕時計ケースに連結手段を介してバンド本
    体が連結される腕時計バンドにおいて、 前記連結手段は、前記バンド本体に連結される金属部材
    と、前記腕時計ケースに連結される樹脂部材とを備え、 前記金属部材は、前記樹脂部材の表裏面を挾む金属挾持
    部と、この金属挾持部に前記樹脂部材が挾まれた状態で
    前記樹脂部材に係合する金属係合部と、前記バンド本体
    に連結される金属連結部とを有し、 前記樹脂部材は、前記金属挾持部が嵌合する樹脂嵌合部
    と、前記金属係合部が係合する凹部状の係止部と、前記
    腕時計ケースに連結される樹脂連結部とを有することを
    特徴とする腕時計バンド。
  2. 【請求項2】腕時計ケースに連結手段を介してバンド本
    体が連結される腕時計バンドにおいて、 前記連結手段は、前記バンド本体に連結される金属部材
    と、前記腕時計ケースに連結される樹脂部材と、前記金
    属部材と前記樹脂部材との間に介在される補助部材とを
    備え、 前記金属部材には、前記樹脂部材の表裏面を挾む金属挾
    持部と、前記樹脂部材の裏面側に位置する金属係合部
    と、前記バンド本体に連結される金属連結部とが形成さ
    れ、 前記樹脂部材には、その表面側に前記金属挾持部が嵌合
    する樹脂嵌合部と、裏面側に前記補助部材が配置される
    配置凹部と、前記腕時計ケースに連結される樹脂連結部
    とが形成され、 前記補助部材には、前記金属部材の前記金属係合部が係
    合する係止孔が形成されていることを特徴とする腕時計
    バンド。
  3. 【請求項3】前記金属係合部は、前記金属部材に係合突
    起が切り起しにより形成され、前記樹脂部材を前記補助
    部材と共に挾み付けた状態で、前記係合突起が前記樹脂
    部材の前記補助部材の前記係止孔に折り曲げにより挿入
    されて係止されることを特徴とする請求項2に記載の腕
    時計バンド。
  4. 【請求項4】前記樹脂部材の前記配置凹部には係止凹部
    が設けられ、前記補助部材には前記配置凹部の前記係止
    凹部に挿入して係止される係止突起が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の腕時計バン
    ド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101257113B1 (ko) 2005-12-23 2013-04-22 더 스워치 그룹 매니지먼트 서비시스 아게 백 플레이트 및 플레이트로 형성된 케이싱을 포함하는 링크 요소

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