JP2001145390A - 電動機駆動制御装置 - Google Patents

電動機駆動制御装置

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JP2001145390A
JP2001145390A JP32800699A JP32800699A JP2001145390A JP 2001145390 A JP2001145390 A JP 2001145390A JP 32800699 A JP32800699 A JP 32800699A JP 32800699 A JP32800699 A JP 32800699A JP 2001145390 A JP2001145390 A JP 2001145390A
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JP
Japan
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bridge
conversion circuit
phase
voltage
induction motor
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JP32800699A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Takeda
芳彦 武田
泉 ▲よし▼田
Izumi Yoshida
Shusaku Watakabe
周作 渡壁
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機駆動制御装置のうち単相交流入力部に
力率改善用の交直変換回路を有するものにおいて、半導
体素子の数を少なくすると共に高周波漏洩電流を低減す
る。 【解決手段】 単相交流電源1と、フィルタ用リアクト
ル3と、コンデンサ4,5および交直変換用スイッチン
グ素子からなるハーフブリッジ交直変換回路6と、コン
デンサ4,5および直交変換用スイッチング素子からな
るハーフブリッジ直交変換回路7と2相誘導電動機10
で構成し、単相交流電源1の1線とコンデンサ4,5の
中点と2相誘導電動機10の1線を接続することによ
り、素子数を少なくできるとともに、回路全体の対地電
圧変動が抑制されることにより高周波漏洩電流の低減が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力電流を単相交
流電源と同相の正弦波状に制御する機能を有する電動機
駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入力電流を正弦波状に制御し、入
力力率の改善を図る電動機の駆動制御装置としては、図
8に示すようなフルブリッジ交直変換回路28とフルブ
リッジ直交変換回路30を有するものがある。
【0003】図8において、交直変換回路制御器14は
直流電圧が基準値となるように交流入力電圧検出値と直
流電圧検出値とから交流入力電圧と同期した交流入力電
流指令値を作成し、交流入力電流検出値と一致するよう
にフルブリッジ交直変換回路28をPWM制御する。
【0004】また、フルブリッジ直交変換回路30は3
相誘導電動機31が所定の回転数となるように直交変換
回路制御器16からPWM制御される。
【0005】これ以外に上記のフルブリッジ交直変換回
路28の代わりに、例えば特開平7−15966号公報
に開示されているように、整流器と1つのスイッチング
素子で構成した1石式交直変換器を利用するものがあ
る。
【0006】これを図9に示す。図9において交直変換
回路制御器14は図8の構成と同様、直流電圧が基準値
と一致するように入力電流波形を交流入力電圧と同期し
た正弦波となるよう1石式交直変換回路34をPWM制
御する。また、フルブリッジ直交変換回路30も図8と
同様、3相誘導電動機31が所定の回転数となるようP
WM制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8,
図9で示される電動機駆動制御装置に共通の課題として
は半導体素子の数が多いため損失が大きく価格が高いこ
とがあげられる。
【0008】また、図8に示される回路例では単相交流
電源1に対して平滑コンデンサ29の両端直流部がフル
ブリッジ交直変換回路28の搬送波周波数で振動し、3
相誘導電動機31にはさらにフルブリッジ直交変換装置
30の搬送波周波数での電圧変動が重畳された電圧が印
加されるために、高周波漏洩電流が大きいという問題が
ある。図8と図10で上記平滑コンデンサ29両端直流
部が単相交流電源1に対して搬送波周波数で振動してい
ることを説明する。
【0009】図10にフルブリッジ交直変換回路28内
のスイッチング素子駆動信号を発生するための搬送波と
変調波形を示す。また、(a)は図8のフルブリッジ交
直変換回路28内のスイッチング素子Aの駆動信号、
(b)は同様にフルブリッジ交直変換回路28内のスイ
ッチング素子Bの駆動信号、(c)はフルブリッジ交直
変換回路28内のスイッチング素子Cの駆動信号、
(d)はフルブリッジ交直変換回路28内のスイッチン
グ素子Dの駆動信号を示す。
【0010】スイッチング素子に直接接続される図8の
単相交流電源1の1線Sの電位は、フルブリッジ交直変
換回路28内のスイッチング素子Aがオンしたときには
平滑コンデンサ29の+側のPと同電位となり、フルブ
リッジ交直変換回路28内のスイッチング素子Bがオン
したときには平滑コンデンサ29の−側電位のNと同電
位となる。図10の(e),(f)にそれぞれ図8の単
相交流電源1の1線Sから見た平滑コンデンサ29の両
端PN間電圧をDCVとした時のPとNの電圧波形を示
す。
【0011】3相誘導電動機31には、この平滑コンデ
ンサ29の直流がさらにフルブリッジ直交変換器30に
よってスイッチングされて印加される。このときの単相
交流電源1の1線Sから見た3相誘導電動機31の端子
電圧はフルブリッジ直交変換回路30の搬送周波数や3
相誘導電動機31の運転周波数によって変動し、一意的
には決めることができないが、図10の(e),(f)
よりさらに高い周波数の変動となることは明らかであ
る。
【0012】このようにして図8の電動機駆動制御装置
では装置全体が単相交流電源1に対して高周波で振動し
ており、フルブリッジ交直変換回路28とフルブリッジ
直交変換回路30の浮遊容量、3相誘導電動機31の浮
遊容量などを介して高周波漏洩電流が流れる。
【0013】次に図9に示す回路では、平滑コンデンサ
29の負極側Nは単相交流電源1の半周期ごとに単相交
流電源1のRまたはSと交互に同電位となるため、高周
波漏洩電流の発生は図8の場合に比べて少ない。しかし
装置の入力側に整流回路32を有するために双方向の電
力の授受はできず、3相誘導電動機31の電源回生制動
を利用することができない。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は電動機駆動制御装置において交直変換回路
及び直交変換回路をハーフブリッジ型とし、単相交流電
源の1線をハーフブリッジを構成するコンデンサの中点
と、電動機の1線に接続するよう構成したものである。
【0015】これにより、スイッチング素子数を低減す
ると共に単相交流電源に対する装置全体の高周波電圧変
動を抑制し、高周波漏洩電流の低減が可能となる。ま
た、誘導電動機の電源回生制動も可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の電動機
駆動制御装置の発明は、単相交流電源と入力電流を前記
単相交流電源と同相の正弦波状にするためのフィルタ用
リアクトルと、交直変換用スイッチング素子を直列接続
した1つのアームと直列接続したコンデンサからなるハ
ーフブリッジ交直変換回路と、この直列接続したコンデ
ンサと直交変換用スイッチング素子を直列接続した2つ
のアームからなるハーフブリッジ直交変換回路と、前記
ハーフブリッジ直交変換回路に接続された2相誘導電動
機と、入力電圧と前記ハーフブリッジ交直変換回路の直
流電圧から入力電流の目標値を作成し入力電流波形が目
標値と一致するように前記ハーフブリッジ交直変換回路
をPWM制御する交直変換回路制御器と、前記2相誘導
電動機の速度目標を設定し目標値に一致させるために前
記ハーフブリッジ直交変換回路をPWM制御する直交変
換回路制御器とを備え、前記ハーフブリッジ交直変換回
路と前記ハーフブリッジ直交変換回路に共用される直列
接続された前記コンデンサの中点と、前記単相交流電源
の1線と前記2相誘導電動機の1線を直接接続したもの
であり、交直変換部と直交変換部とをハーフブリッジ型
とすることにより素子数を低減し、前記ハーフブリッジ
交直変換回路と前記ハーフブリッジ直交変換回路に共用
される直列接続された前記コンデンサの中点と、前記単
相交流電源の1線と前記2相誘導電動機の1線を直接接
続する事により、装置全体の前記単相交流電源に対する
高周波電圧変動を抑制し、高周波漏洩電流を低減する作
用を有する。
【0017】請求項2に記載の電動機駆動制御装置の発
明は、単相交流電源と入力電流を正弦波状にするための
フィルタ用リアクトルと、交直変換用スイッチング素子
を直列接続した1つのアームと直列接続したコンデンサ
からなるハーフブリッジ交直変換回路と、この直列接続
したコンデンサと直交変換用スイッチング素子を直列接
続した2つのアームからなるハーフブリッジ直交変換回
路と、前記ハーフブリッジ直交変換回路に接続され2相
の電圧から3相の回転磁束を得るようにデルタ接続され
た3相誘導電動機と、入力電圧と前記ハーフブリッジ交
直変換回路の直流電圧から入力電流の目標値を作成し入
力電流波形が目標値と一致するように前記ハーフブリッ
ジ交直変換回路をPWM制御する交直変換回路制御器
と、前記3相誘導電動機の速度目標を設定し目標値に一
致させるために前記ハーフブリッジ直交変換回路をPW
M制御する直交変換回路制御器とを備え、前記ハーフブ
リッジ交直変換回路と前記ハーフブリッジ直交変換回路
に共用される直列接続された前記コンデンサの中点と、
前記単相交流電源の1線と前記3相誘導電動機の1線を
直接接続したものであり、交直変換回路と直交変換回路
とをハーフブリッジ型とすることにより素子数を低減
し、交直変換部と直交変換部に共用される直列接続され
た前記コンデンサの中点と、前記単相交流電源の1線と
前記3相誘導電動機の1線を直接接続する事により、装
置全体の前記単相交流電源に対する高周波電圧変動を抑
制し、高周波漏洩電流を低減するとともにハーフブリッ
ジ型の直交変換回路で、フルブリッジ型の直交変換回路
で駆動される3相誘導電動を有する装置と同等の特性を
得ることができる。
【0018】請求項3に記載の電動機駆動制御装置の発
明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、
直交変換回路制御器に出力電力量に応じ装置全体の効率
が最大となる直流電圧値、もしくは誘導電動機を駆動,
制動するために適した直流電圧値を算出する機能を有
し、その直流電圧値を交直変換回路制御器に伝えて直流
電圧の制御を行うものであり、直流電圧を適正な電圧に
調整する作用を有する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
7を用いて説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける電動機駆動制御装置の構成図である。
【0021】1は単相交流電源、2は交流入力電流検出
用CT、3は入力電流を正弦波状に制御するためのフィ
ルタ用リアクトル、4,5はハーフブリッジ交直変換回
路とハーフブリッジ直交変換回路とで共用されるコンデ
ンサ、6はハーフブリッジ交直変換回路、7はハーフブ
リッジ直交変換回路、8,9は出力電流検出用CT、1
0は2相誘導電動機である。
【0022】また、11は入力電圧検出器、12は入力
電流検出器、13は直流電圧検出器、14は入力電流を
正弦波状に保ちつつ、直流電圧を所定の値に維持するよ
う交直変換回路をPWM制御する交直変換回路制御器、
15は出力電流検出器、16は出力の誘導電動機を所定
の速度で回転するよう直交変換回路をPWM制御する直
交変換回路制御器である。
【0023】この構成における交直変換回路制御器14
の動作を図2を用いて説明し、その場合に装置全体の高
周波電圧変動が抑制されることを図3を用いて説明す
る。
【0024】図2において、第1差動増幅器22は直流
電圧基準値21と直流電圧検出器13の出力Vdcとの
差を増幅し、乗算器23に伝達する。
【0025】乗算器23は入力電圧検出器11からの正
弦波出力Vacに第1差動増幅器22の出力を乗じて入
力電流指令値を作成する。第2の差動増幅器24は入力
電流検出器12の出力Iinとこの入力電流指令値との
差を増幅し、比較器25に伝える。
【0026】比較器25では搬送波発生器26からの搬
送波信号と、第2の差動増幅器24の出力とを比較する
ことにより交直変換回路駆動信号であるPWM信号を得
る。交直変換回路制御器14はこのような動作によっ
て、入力電流の正弦波化を行っている。
【0027】次に、この時の単相交流電源1の1線Sか
ら見たコンデンサ4,5の+側電圧Pと−側電圧Nの電
位を、図3で説明する。
【0028】図3にハーフブリッジ交直変換回路6のス
イッチング素子を駆動する信号を発生するための搬送波
と変調波を示す。(a)はハーフブリッジ交直変換回路
内のスイッチング素子Aの駆動信号、(b)はハーフブ
リッジ交直変換回路内のスイッチング素子Bの駆動信号
を示す。
【0029】この場合、単相交流電源1の1線Sはスイ
ッチング素子でなく、コンデンサ4,5の中点に接続さ
れるため、ハーフブリッジ交直変換回路が高周波でスイ
ッチングしているにも関わらず、コンデンサ4,5の両
端PおよびNの電圧はPN間の電位差をDCVとする
と、単相交流電源1の1線Sから見てそれぞれ+1/2
DCV,−1/2DCVの直流電圧となる。
【0030】このため高周波の電位変動が発生するのは
リアクトル3とハーフブリッジ交直変換回路6内のスイ
ッチング素子及びそれらの間をつなぐ配線部だけとな
り、ハーフブリッジ交直変換回路6及びコンデンサ4,
5から浮遊容量を介して流れる高周波漏洩電流が低減さ
れる。
【0031】また、装置出力側に接続された2相誘導電
動機10の1端子vも上記単相交流電源1の1線Sと接
続されており、出力側からの高周波漏洩電流も減少す
る。
【0032】(実施例2)次に本発明の実施例2におけ
る電動機駆動制御装置について構成図である図4とベク
トル図5を用いて説明する。なお、図1と同一構成につ
いては、同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
【0033】1は単相交流電源、2は交流入力電流検出
用CT、3はリアクトル、4,5はコンデンサ、6はハ
ーフブリッジ交直変換回路、7はハーフブリッジ直交変
換回路、8,9は出力電流検出用CT、20は固定子巻
線の1線の接続が逆になるようデルタ結線された3相誘
導電動機である。
【0034】また、11は入力電圧検出器、12は入力
電流検出器、13は直流電圧検出器、14は交直変換回
路制御器、15は出力電流検出器、16は直交変換回路
制御器である。
【0035】この実施例においても単相交流電源1の1
線Sがハーフブリッジ交直変換回路6、ハーフブリッジ
直交変換回路7及び3相誘導電動機20の端子vと接続
されることにより、スイッチング素子の数を減らすと共
に高周波漏洩電流を減少させる作用を有する。
【0036】また、出力側3相誘導電動機20を図のよ
うに固定子の1線を逆接続した構成とすることにより2
相の電圧出力で通常の3相誘導電動機と同等の特性を得
ることができる。
【0037】この場合の固定子磁束について図5を用い
て説明する。図5の電圧ベクトルにおいて、3相誘導電
動機20のv端子を基準としてuv端子間の電圧ベクト
ルとwv端子間の電圧ベクトルをwv端子間の方が60
度遅れるように直交変換回路を制御すると、wu端子間
の固定子巻線にはuv間電圧に比して120度遅れの電
圧が印加される。
【0038】この時、wv端子間巻線の極性が逆になる
よう接続すれば固定子の磁束の方向は点線で示す方向と
なり、2相の電圧で3相の回転磁束を得ることができ
る。点線のφuvはuv端子間の電圧によって発生する
磁束であり、同様にφwuはwu端子間電圧、φvwは
wv間端子電圧によって発生する磁束である。図5では
磁束の起点は共通としているが、これは位相差がわかり
やすいようにするためであり、共通点から見たものでは
ない。
【0039】(実施例3)次に本発明の実施例3におけ
る電動機駆動制御装置について構成図である図6と制御
ブロック図7を用いて説明する。なお、図1と同一構成
については、同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
【0040】1は単相交流電源、2は交流入力電流検出
用CT、3はリアクトル、4,5はコンデンサ、6はハ
ーフブリッジ交直変換回路、7はハーフブリッジ直交変
換回路、8,9は出力電流検出用CT、10は2相誘導
電動機である。
【0041】また、11は入力電圧検出器、12は入力
電流検出器、13は直流電圧検出器、14は交直変換回
路制御器、15は出力電流検出器、16は直交変換回路
制御器である。そしてこの実施例においては、直交変換
回路制御器16から交直変換回路制御器14にVcnt
なる直流電圧指令値を伝達し、直流電圧を可変とする機
能を有する。
【0042】この場合においても単相交流電源1の1線
Sがハーフブリッジ交直変換回路6、ハーフブリッジ直
交変換回路7及び2相誘導電動機10の1線と接続され
ることにより、スイッチング素子の数を減らすと共に高
周波漏洩電流を減少させる作用を有する。また、この実
施例は直交変換回路制御器16に出力電力量に応じ装置
全体の効率が最大となる直流電圧値、もしくは2相誘導
電動機10を駆動,制動するために適した直流電圧値を
算出する機能を有した電動機駆動制御装置であり、その
直流電圧値を交直変換回路制御器14に伝えて直流電圧
を適正な電圧に調整する機能を有する。この機能につい
て図7を用いて説明する。
【0043】図7は実施例1で説明した図2とほぼ同じ
機能の交直変換回路制御器14の制御ブロック図であ
り、図2と同一構成のものは同じ符号を付けて詳細な説
明は省く。
【0044】図7において、21は直流電圧基準値であ
り、22は直流電圧基準値と直流電圧検出器13の出力
Vdcとの差を増幅する第1差動増幅器、23は乗算器
である。
【0045】第2差動増幅器24は入力電流検出器12
の出力Iinと乗算器23の出力との差を増幅するもの
である。25はPWMを発生する比較器であり、26は
搬送波発生器である。そして、直流電圧基準値21の出
力Vrefに直交変換回路制御器16からの直流電圧指
令値Vcntを加算する加算器27を設けることによ
り、直流電圧を可変する事が可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、少ないスイッチング素子で入力電流の正弦波化が可
能な電動機駆動制御装置を構成できるとともに、高周波
漏洩電流の発生も抑制する事ができる。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1と同様の効果を得ることができるとともに、2相の
出力電圧で3相誘導電動機と同等の特性をもつ誘導電動
機駆動制御装置を構成することができる。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1又は請求項2の発明において最適な直流電圧値での
運転が可能となり、スイッチング素子の削減による効率
向上をさらに進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電動機駆動制御装置
の構成図
【図2】本発明の実施例1における交直変換回路制御器
の制御ブロック図
【図3】同実施例におけるハーフブリッジ型交直変換回
路の直流部電圧変動を示すタイミングチャート
【図4】本発明の実施例2における電動機駆動制御装置
の構成図
【図5】本発明の実施例2における誘導電動機の電圧,
磁束ベクトル図
【図6】本発明の実施例3における電動機駆動制御装置
の構成図
【図7】本発明の実施例3における交直変換回路制御器
の制御ブロック図
【図8】従来のフルブリッジ交直変換回路を有する誘導
電動機駆動制御装置の構成図
【図9】従来の1石式交直変換回路を有する誘導電動機
駆動制御装置の構成図
【図10】従来のフルブリッジ型交直変換回路の直流部
電圧変動を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 単相交流電源 2 入力電流検出CT 3 リアクトル 4,5 コンデンサ 6 ハーフブリッジ交直変換回路 7 ハーフブリッジ直交変換回路 8,9 出力電流検出CT 10 2相誘導電動機 11 入力電圧検出器 12 入力電流検出器 13 直流電圧検出器 14 交直変換回路制御器 15 出力電流検出器 16 直交変換回路制御器 20,31 3相誘導電動機 21 直流電圧基準値 22,24 差動増幅器 23 乗算器 25 比較器 26 搬送波発生器 27 加算器 28 フルブリッジ交直変換回路 29 平滑コンデンサ 30 フルブリッジ直交変換回路 32 整流回路 33 直流リアクトル 34 1石式交直変換回路 35 スイッチ電流検出用CT 36 出力電流検出回路 37 素子電流検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡壁 周作 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 5H576 BB01 CC05 DD01 DD02 DD04 EE11 GG04 HA04 HB01 JJ26 LL14 LL22 LL24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相交流電源と入力電流を前記単相交流
    電源と同相の正弦波状にするためのフィルタ用リアクト
    ルと、交直変換用スイッチング素子を直列接続した1つ
    のアームと直列接続したコンデンサからなるハーフブリ
    ッジ交直変換回路と、この直列接続したコンデンサと直
    交変換用スイッチング素子を直列接続した2つのアーム
    からなるハーフブリッジ直交変換回路と、前記ハーフブ
    リッジ直交変換回路に接続された2相誘導電動機と、入
    力電圧と前記ハーフブリッジ交直変換回路の直流電圧か
    ら入力電流の目標値を作成し入力電流波形が目標値と一
    致するように前記ハーフブリッジ交直変換回路をPWM
    制御する交直変換回路制御器と、前記2相誘導電動機の
    速度目標を設定し目標値に一致させるために前記ハーフ
    ブリッジ直交変換回路をPWM制御する直交変換回路制
    御器とを備え、前記ハーフブリッジ交直変換回路と前記
    ハーフブリッジ直交変換回路に共用される直列接続され
    た前記コンデンサの中点と、前記単相交流電源の1線と
    前記2相誘導電動機の1線を直接接続した電動機駆動制
    御装置。
  2. 【請求項2】 単相交流電源と入力電流を正弦波状にす
    るためのフィルタ用リアクトルと、交直変換用スイッチ
    ング素子を直列接続した1つのアームと直列接続したコ
    ンデンサからなるハーフブリッジ交直変換回路と、この
    直列接続したコンデンサと直交変換用スイッチング素子
    を直列接続した2つのアームからなるハーフブリッジ直
    交変換回路と、前記ハーフブリッジ直交変換回路に接続
    され2相の電圧から3相の回転磁束を得るようにデルタ
    接続された3相誘導電動機と、入力電圧と前記ハーフブ
    リッジ交直変換回路の直流電圧から入力電流の目標値を
    作成し入力電流波形が目標値と一致するように前記ハー
    フブリッジ交直変換回路をPWM制御する交直変換回路
    制御器と、前記3相誘導電動機の速度目標を設定し目標
    値に一致させるために前記ハーフブリッジ直交変換回路
    をPWM制御する直交変換回路制御器とを備え、前記ハ
    ーフブリッジ交直変換回路と前記ハーフブリッジ直交変
    換回路に共用される直列接続された前記コンデンサの中
    点と、前記単相交流電源の1線と前記3相誘導電動機の
    1線を直接接続した電動機駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 直交変換回路制御器に出力電力に応じて
    効率が最大となる直流電圧値、もしくは誘導電動機を駆
    動,制動するために適した直流電圧値を算出する機能を
    有し、その直流電圧値を交直変換回路制御器に伝えて直
    流電圧の制御を行うことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の電動機駆動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7068010B2 (en) 2002-11-08 2006-06-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Motor power supply and method of controlling the same
WO2007010934A1 (ja) * 2005-07-19 2007-01-25 Denso Corporation 交流モータとその制御装置
JP2007221903A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置

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