JP2001145372A - 電源装置制御回路 - Google Patents

電源装置制御回路

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JP2001145372A
JP2001145372A JP32434499A JP32434499A JP2001145372A JP 2001145372 A JP2001145372 A JP 2001145372A JP 32434499 A JP32434499 A JP 32434499A JP 32434499 A JP32434499 A JP 32434499A JP 2001145372 A JP2001145372 A JP 2001145372A
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Kazunori Kidera
和憲 木寺
Yoshifumi Suehiro
善文 末広
Masahiro Naruo
誠浩 鳴尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IC化する際の外付け部品数を削減し、コスト
の低減が図れる電源装置制御回路を提供することにあ
る。 【解決手段】電源装置制御回路1は、三角波形信号と二
値化信号を出力する発振回路10と、該発振回路10の
三角波形信号と第1の基準電圧Vref1とを比較する
第1の比較器12aと、この比較器12aの出力と発振
回路10の二値化信号の論理積をとる第1のアンド回路
13aと、発振回路10の三角波形信号と第2の基準電
圧Vref2とを比較する第2の比較器12bと、この
比較器12bの出力と発振回路10の二値化信号の論理
積をとる第2のアンド回路113bと、アンド回路13
aの出力パルス信号を反転するノットゲートN1と、ア
ンド回路13bの出力パルス信号を反転するノットゲー
トN2とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4つのスイッチン
グ素子をフルブリッジ状に接続して高周波交流を発生
し、そのうち1つのスイッチング素子を昇圧するために
チョッパ用のスイッチング素子として兼用し、放電灯点
灯等に用いる電源装置において、スイッチング素子のオ
ンオフ制御を同期させ、オンオフの比率を制御する電源
装置制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】放電灯点灯装置などに用いるこの種の電
源装置としては、図2に示すような構成のものがある。
この電源装置は図示するように平滑コンデンサC1の正
極と負極との問に第1のスイッチング素子Q1と第2の
スイッチング素子Q2を直列接続した第1の直列回路
と、平滑コンデンサC1の正極と負極との問に第3のス
イッチング素子Q3と第4のスイッチング素子Q4を直
列接続した第2の直列回路とを備え、第1のスイッチン
グ素子Q1と第2のスイッチング素子Q2の接続点と第
3のスイッチング素子Q3と第4のスイッチング素子Q
4の接続点との問に共振LC負荷回路2を接続してフル
ブリッジのインバータ回路3を構成し、第1の直列回路
の一方のスイッチング素子Q2の両端問にチョッパ用イ
ンダクタL1を介して、交流電流ACを全波整流器DB
で整流して得られる脈動電源を接続してある。
【0003】共振LC負荷回路2は、放電灯のような負
荷Zと、負荷Zに並列接続されたキャパシタンスC2
と、この並列回路に直列に接続されたインダクタL2と
で構成される。
【0004】各スイッチング素子Q1〜Q4は寄生ダイ
オードD1〜D4が逆並列されたパワーMOSFETか
らなる。
【0005】スイッチング素子Q2はチョッパ用スイッ
チング素子として兼用されており、スイッチング素子Q
2のオン時に脈動電源によりインダクタL1に磁気エネ
ルギを蓄積させ、オフ時にその磁気エネルギをインダク
タL1、スイッチング素子Q1の寄生ダイオードD1、
平滑コンデンサC1、全波整流器DB、インダクタL1
の経路で放出させて平滑コンデンサC1を充電するよう
になっており、脈動電源、インダクタL1、寄生ダイオ
ードD1、平滑コンデンサC1により昇圧チョッパ回路
を構成する。
【0006】ところでフルブリッジを構成するスイッチ
ング素子Q1〜Q4の制御を行う電源装置制御回路1と
しては図14に示すような発振回路10’と二つの単安
定マルチバイブレータ11a,11bを用いたような構
成のものが従来使用されている。
【0007】この従来例の構成では、発振回路10’か
ら二つの単安定マルチバイブレータ11a、11bの動
作タイミング制御信号を出力し、この動作タイミング制
御信号に応じて二つの単安定マルチバイブレータ11
a,11bから出力される出力パルス信号及びノットゲ
ートN1,N2により反転させた出力パルス信号を駆動
信号としてスイッチング素子Q1〜Q4のゲートに与え
るようになっており、それぞれのスイッチング素子Q1
〜Q4のオン時間またはオフ時間を最適に制御すること
により電源装置の制御を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のような構成の電
源装置制御回路1では、回路規模が大きくなるという問
題がある。また、これらの構成の回路をIC化する場
合、発振回路10’と二つの単安定マルチバイブレータ
回路11a,11bのそれぞれにコンデンサが外付け部
品として必要になる。
【0009】これらのコンデンサは制御において重要な
要因になるため、ばらつきが少ない高精度なコンデンサ
が必要になり、コストが高くなるという問題がある。
【0010】本発明は、前記の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは、単安定マルチバイブ
レータを用いることなく、比較器とアンド回路を用いる
ことで従来と同様な制御を可能とし、IC化する際の外
付け部品数を削減し、コストの低減が図れる電源装置制
御回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、平
滑コンデンサの正極と負極との問に第1のスイッチング
素子と第2のスイッチング素子を直列接続した第1の直
列回路と、前記平滑コンデンサの正極と負極との問に第
3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子を直列
接続した第2の直列回路とを備え、前記第1のスイッチ
ング素子と前記第2のスイッチング素子の接続点と、前
記第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の
接続点との問に共振LC負荷回路を接続してフルブリッ
ジ構成とし、前記第1のスイッチング素子と前記第4の
スイッチング素子がブリッジの対角に位置するとともに
前記第2のスイッチング素子と前記第3のスイッチング
素子がブリッジの対角に位置し、前記第1の直列回路の
一方のスイッチング素子の両端問にチョッパ用インダク
タを介して交流電流を整流した脈動電源を接続した電源
装置に用いられ、前記脈動電源が接続されているスイッ
チング素子とその対角に位置する前記第2の直列回路の
スイッチング素子のオンするタイミングが同時で、且つ
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング
素子及び前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイ
ッチング素子をそれぞれ交互にオンオフする電源装置制
御回路において、三角波形信号と、該三角波形信号の立
ち上がり期間と立ち下がり期間とで異なる論理値を設定
した二値化信号を出力する発振回路と、前記三角波形信
号と任意の第1の基準電圧とを比較する第1の比較器
と、該第1の比較器の出力信号と前記発振回路の二値化
信号との論理積を取る第1のアンド回路と、前記三角波
形信号と任意の第2の基準電圧とを比較する第2の比較
器と、該第2の比較器の出力信号と前記発振回路の二値
化信号との論理積を取る第2のアンド回路とを備え、前
記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧を調整すること
により、ブリッジの対角に位置するスイッチング素子の
オン時間を調節する出力パルス信号を前記第1及び第2
のアンド回路より出力することを特徴とする。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記三角波形信号の立ち上がりと立ち下がりの比
率を前記出力パルス信号の所望の最大デューティ比と同
じになるようにし、前記三角波形信号により前記出力バ
ルス信号に上限リミットを付けたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記発振回路に、所定の上限値まで充電した後、
所定の下限値まで放電されることでその電圧を前記三角
波形信号として出力するコンデンサを備えるとともに、
前記上下限値を一定とし且つ前記コンデンサの充電電
流、放電電流の比率を一定として充電電流と放電電流を
変え、前記三角波形信号の周波数を変える手段を備えた
ことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記発振回路に、所定の上限値まで充電した後、
所定の下限値まで放電されることでその電圧を前記三角
波形信号として出力するコンデンサを備えるとともに、
前記コンデンサの充放電流を一定として上限値若しくは
下限値を変化させることで前記三角波形信号の周波数を
変える手段を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記発振回路に、所定の上限値まで充電した後、
所定の下限値まで放電されることでその電圧を前記三角
波形信号として出力するコンデンサを備えるとともに、
前記コンデンサの充電電流を一定とするとともに上下限
値を一定とした状態でコンデンサヘの放電電流を変える
ことで前記三角波形信号の発振周波数を変える手段を備
えたことを特徴とする。
【0016】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記三角波信号の電圧と比較する前記第1,第2
の比較器の基準電圧として、上限が所定の電圧で、下限
が前記三角波信号の下限より大きな電圧を設定してヒス
テリシスを持たせたことを特徴とする。
【0017】請求項7の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記平滑コンデンサの電圧を検出し、該検出電圧
に応じた電流に変換する電圧電流変換回路と、該電圧電
流変換回路の出力電流に応じて前記第1、第2の基準電
圧を可変させる電流電圧変換回路とを付加し、前記平滑
コンデンサの電圧に応じたオンデューティを持つ前記出
力パルス信号を出力することを特徴とする。
【0018】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、前記電圧電流変換回路の出力電流から任意の電流
値を引くオフセット引き算回路を付加したことを特徴と
する。
【0019】請求項9の発明では、請求項7又は8の発
明において、前記電圧電流変換回路の出力電流を増幅す
るゲイン回路と、前記発振回路の周波数を設定するモー
ド設定回路とを付加し、周波数に応じて前記ゲイン回路
の増幅率を変化させることを特徴とする。
【0020】請求項10の発明において、前記平滑コン
デンサの電圧を検出し、該検出電圧と任意の電圧とを比
較する第3の比較器と、該第3の比較器の出力信号をセ
ット信号とし、前記発振回路の二値化信号をリセット信
号とするRSラッチ回路と、該RSラッチ回路の出力
と、前記発振回路の前記三角波形信号と前記第1若しく
は第2の比較器の出力の論理積を、前記チョッパ用イン
ダクタを介して前記脈動電源が接続されるスイッチング
素子用の出力バルス信号とすることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て説明する。
【0022】(実施形態1)本実施形態の電源装置制御
回路1は図2に示す電源装置に対応させたもので、図1
に回路図を示す。
【0023】図2に示す電源装置の構成は従来の技術に
おいて説明したので、ここでは説明を省略する。
【0024】さて本実施形態の電源装置制御回路1は、
三角波形信号と二値化信号を出力する発振回路10と、
該発振回路10の三角波形信号と第1の基準電圧Vre
f1とを比較する第1の比較器12aと、この比較器1
2aの出力と発振回路10の二値化信号の論理積をとる
第1のアンド回路13aと、発振回路10の三角波形信
号と第2の基準電圧Vref2とを比較する第2の比較
器12bと、この比較器12bの出力と発振回路10の
二値化信号の論理積をとる第2のアンド回路113b
と、アンド回路13aの出力パルス信号を反転するノッ
トゲートN1と、アンド回路13bの出力パルス信号を
反転するノットゲートN2とで構成される。
【0025】アンド回路13aの出力パルス信号はスイ
ッチング素子Q1の駆動信号となり、その反転信号はス
イッチング素子Q2の駆動信号となる。またアンド回路
14の出力パルス信号はスイッチング素子Q4の駆動信
号となり、その反転信号はスイッチング素子Q3の駆動
信号となる。
【0026】ここで両比較器12a,12bは共に三角
波形信号の立ち上がり時の検出を第1及び第2の基準電
圧Vref1、Vref2との比較によって行い、三角
波形信号の電圧が基準電圧Vref1、Vref2を越
えたときにその出力を反転するが、三角波形信号の立ち
下がり時の検出は、三角波形信号の下限値より高い電圧
で反転するようなヒステリシスを持っており、立ち上が
り時のチャタリングを防止し、立ち下がり時は発振回路
10の二値化信号と論理積をとるためスイッチング素子
Q1〜Q4の制御には意味がなく、従ってヒステリシス
の精度等は特に必要なく、簡易なヒステリシス回路でよ
い。
【0027】図3は電源装置制御回路1の動作波形を示
しており、同図(a)は発振回路10が出力する三角波
形信号を示し、同図(b)は三角波形信号の立ち上がり
時には”H”を、立ち下がり時には”L”を出力する二
値化信号を示し、同図(c)は比較器12aの出力を示
し、同図(d)はアンド回路13aの出力を示し、同図
(e)は比較器12bの出力を示し、同図(f)はアン
ド回路13bの出力を示している。
【0028】ここで図3(a)で示すように基準電圧V
ref1、Vref2は共に発振回路10の三角波形信
号の上限値と下限値の問にあり、比較器12a,12b
は三角波形信号のレベルが基準電圧Vref1,Vre
f2より下にあるとき、その出力を”H”とし、この比
較器12a,12bの各出力と発振回路10の二値化信
号の論理積をアンド回路13a,13bで取ることによ
り、立ち上がりが同期し、デューティが異なり、周波数
が同じ出力パルス信号を図3(d)(f)に示すように
得ることができるのである。
【0029】これらの出力パルス信号を図2に示すイン
バータ回路3のフルブリッジ構成の一方の対角に位置す
る対のスイッチング素子Q1,Q4の駆動信号とし、そ
の出力パルス信号をノットゲートN1,N2で反転させ
た反転信号をフルブリッジの他方の対角に位置するスイ
ッチング素子Q2,Q3の駆動信号とし、これらの駆動
信号により電源装置を制御するのである。 (実施形態2)本実施形態は前記実施形態1の電源装置
制御回路1の構成を用いたもので、本実施形態では図4
(a)に示すように発振回路10の三角波形信号の立ち
上がりと立ち下がりの比率(デューティ)を調節して、
電源装置において必要とされるスイッチング素子Q1〜
Q4の最大デューティと同じに設定する点に特徴があ
る。つまりこのように発振回路10の三角波形信号を調
整して上限リミットを設定することにより、比較器12
a,12bの基準電圧Vref1,Vref2が三角波
形信号の上限値の電圧以上になっても発振回路10の二
値化信号(図4(b))と論理積を取るアンド回路13
a,13bの出力パルス信号、つまり駆動信号は最大デ
ューティ以上のデューティにはならず、インバータ回路
3のスイッチング素子Q1〜Q4に過剰なオン時間が設
定されて、過剰な電流が流れたり、過剰な電圧がかから
ないように回路保護を図ることができるのである。
【0030】尚本実施形態の電源装置制御回路1の回路
構成は実施形態1と同じであるので、図1を参照し、こ
こでは図示しない。 (実施形態3)本実施形態の電源装置制御回路1は図5
に示す発振回路10を備えたものである。この発振回路
10は電流源20と、コンデンサC0と、該コンデンサ
C0を充電するためのカレントミラー回路からなる充電
回路21と、コンデンサC0の電荷を放電させるための
カレントミラー回路からなる放電回路22と、放電回路
22の制御を行うための比較器23等から構成される。
【0031】充電回路21は電流源20によって決まる
電流によりコンデンサC0を定電流充電する。一方この
コンデンサC0の電圧は比較器23の抵抗R1,R2の
分圧電圧で設定される基準電圧と比較され、比較器23
は基準電圧をコンデンサC0の電圧が越えるまで、その
出力を”L”に維持する。従ってこの充電期間中はトラ
ンジスタTr1のオフ状態が維持されて所定の電圧Vc
が基準電圧として比較器23の反転入力端に印加され
る。
【0032】一方比較器23の”L”出力はノットゲー
トN3により反転され、放電回路22の動作を制御する
トランジスタTr2のベースに入力し該トランジスタT
r2をオンさせる。これにより放電回路22のトランジ
スタTr3,Tr4のベース電流をバイパスし、放電回
路22の動作を停止状態に保持する。
【0033】そしてコンデンサC0の電圧が前記基準電
圧を越えると比較器23は出力を”L”から”H”に反
転する。そのためトランジスタTr1がオンして比較器
23の反転入力端には前記所定電圧Vcを抵抗R1,R
2で分圧した電圧が基準電圧として印加される。一方ト
ランジスタTr2もオフするため、放電回路22が動作
してコンデンサC0を放電させる。この際放電回路22
を構成するカレントミラー回路の働きにより放電電流は
一定となる。
【0034】やがてコンデンサC0の電圧が放電により
低くなって抵抗分圧により設定された前記基準電圧を下
回ると、比較器23はその出力を”H”から”L”に反
転する。この反転により放電回路22の動作が停止して
コンデンサC0は充電回路21により充電されることに
なる。一方比較器23の基準電圧は所定の電圧Vcに戻
ることになる。
【0035】以上の動作が以後繰り返されることによ
り、コンデンサC0の電圧が発振回路10の三角波形信
号として出力される。一方三角波形信号の立ち上がりに
対して比較器23の出力は”L”で、逆に立ち下がりに
対して”L”であるため、ノットゲートN3の反転出力
が発振回路10の二値化信号として出力される。
【0036】ここで三角波形信号の上限値、下限値を変
えず、つまり比較器23の基準電圧を変えることなく、
また充電電流と放電電流の比率も変えずに充電電流、放
電電流を変化させると、三角波形信号の振幅とデューテ
ィを変えずに周波数だけを変化させることができる。
【0037】従ってこの発振回路10を図1の発振回路
10として用いると、立ち上がりエッジが揃った駆動信
号の周波数を、デューティを一定に保ったまま変化させ
ることができるのである。 (実施形態4)本実施形態は、例えば前記実施形態2の
発振回路10において、三角波形信号の下限値及びコン
デンサC0の充電電流、放電電流を変化させず、比較器
23の基準値を変えて三角波形信号の上限値(或いは下
限値)のみを変化させるようにしたものである。
【0038】尚本実施形態に用いる発振回路10の構成
は図4を参照し、その他の構成は図1を参照する。
【0039】而して本実施形態によれば、発振回路10
の三角波形信号の上限値を図6(a)に示すよう変化
(破線で示す)させることで周波数を変化させることが
でき、このような三角波形信号を出力する発振回路10
を図1の回路に用いると図6(b)に示すようにエッジ
が揃った駆動信号の周波数を、オン時間を一定に保った
まま変化させることができるのである。尚図6(a)の
Vrefは図1における電源装置制御回路1の比較器1
2a或いは12bの基準電圧を示す。 (実施形態5)本実施形態は、例えば前記実施形態2の
発振回路10において、三角波形信号の下限値、上限値
及びコンデンサC0の充電電流を変化させず、放電電流
のみを変化させるようにしたものである。尚本実施形態
に用いる発振回路10の構成は図4を参照し、その他の
構成は図1を参照する。
【0040】而して本実施形態によれば、発振回路10
の三角波形信号を図7(a)に示すように実線の状態か
ら破線の状態のように変化させることができ、このよう
な三角波形信号を出力する発振回路10を図1の回路に
用いると、図7(b)に示すように立ち上がりエッジが
揃った駆動信号の周波数を、オン時間を一定に保ったま
ま変化させることができる。尚図7(a)のVrefは
図1における電源装置制御回路1の比較器12a又は1
2bの基準電圧を示す。 (実施形態6)本実施形態の電源装置制御回路1は、基
本的には図2で示したフルブリッジ構成のインバータ回
路3と同じ構成のインバータ回路3からなる電源装置に
用いるものであって、図8に示すようにフルブリッジの
インバータ回路3を構成する各スイッチング素子Q1〜
Q4に駆動信号を与えるようになっているが、平滑コン
デンサC1の電圧Vdcを検出して電流に変換する電圧
電流変換回路14と、その変換された電流分に応じて後
述のように電圧変換する電流電圧変換回路15とを制御
回路1’に付加したものである。制御回路1’は図1に
示す電源装置制御回路1の回路に準ずるもので、本実施
形態では前記両変換回路14,15を付加することで電
源装置制御回路1を構成する。
【0041】図9は電圧電流変換回路14及び電流電圧
変換回路15の具体回路図であり、電圧電流変換回路1
4は平滑コンデンサC1の両端電圧Vdcをカレントミ
ラー回路の一次側に設けたトランジスタTr11のベー
スに印加して平滑コンデンサC1の両端電圧Vdcに対
応したしたベース電流をトランジスタTr11のベース
に流す。これにより、ベース電流に対応してトランジス
タTr11により増幅された電流が電圧電流変換回路1
5に一次側に流れ、この一次側に対応し電圧電流変換回
路15の二次側の電流が電流電圧変換回路15のカレン
トミラー回路の1次側の電流として流れ、更にこの電流
に対応する電流が電流電圧変換回路152次側のトラン
ジスタTr12に抵抗R3を介して引き込まれる。その
ためトランジスタTr12に並列に接続している抵抗R
4の両端電圧は変化することになる。この両端電圧を制
御回路1’内の比較器12a、12b<図2参照>の基
準電圧Vrefに用いることで、駆動信号(出力パルス
信号)のオンデューティが変化し、その結果スイッチン
グ素子Q1〜Q4のオン時間が変化する。一方平滑コン
デンサC1の電圧はチョッパ用として用いられるスイッ
チング素子Q2のオン時間に応じて決められるため、本
構成をとることによりフィードバック制御が働き平滑コ
ンデンサC1の電圧の変動を小さくすることができるの
である。 (実施形態7)本実施形態の電源装置制御回路1は、図
10に示すようインバータ回路3の平滑コンデンサC1
の電圧Vdcを検出して電流に変化する電圧電流変換回
路14と、その変換された電流分を電圧に変換する電流
電圧変換回路15と、電圧電流変換回路14で変換され
た電流分から任意の電流値をオフセット分として引くオ
フセット引き算回路16とを制御回路1’に付加して構
成される。
【0042】尚インバータ回路3の構成は図2の回路構
成に準じ、また制御回路1’は図1の電源装置制御回路
1の回路に準ずる。
【0043】図11は電圧電流変換回路14及び電流電
圧変換回路15及びオフセット引き算回路16の具体回
路を示しており、電圧電流変換回路14及び電流電圧変
換回路15の構成は実施形態5と同じであるが、オフセ
ット引き算回路16を加えることで次のような動作を為
す。
【0044】つまり平滑コンデンサC1の電圧をVdc
とし、そのときの変動がΔVdcであるとすると、一般
にVdc≫ΔVdcという関係が成り立つ。ここで実施
形態5と同様に電圧電流変換をし、更にその変換された
電流を電圧電流変換して、実施形態6と同様に電源装置
制御回路1の比較器12a,12bの基準電圧Vref
にすると、平滑コンデンサC1ではVdc+ΔVdcの
平滑を行なうため、ダイナミックレンジが広くとれず、
精度が上がらない。
【0045】そこで、本実施形態ではオフセット引き算
回路16により電圧Vdcに相当する電流成分を引き、
ΔVdcをフルスケールになるようにし、ダイナミック
レンジを上げて制御することにより精度を向上させるよ
うになっている。
【0046】(実施形態8)本実施形態の電源装置制御
回路6は、図12に示すように制御回路1’と、制御回
路1’内の発振回路10を予め設定した発振状態となる
ように周波数等を決めるモード設定回路17と、インバ
ータ回路3の平滑コンデンサC1の電圧Vdcを検出し
て電流に変化する電圧電流変換回路14と、その変換さ
れた電流分をモード設定回路17からの信号に応じて増
幅率を変えて増幅するゲイン回路18と、ゲイン回路1
8からの出力電流に応じて実施形態6と同様に電圧変換
を行う電流電圧変換回路15と、電圧電流変換回路14
で変換された電流成分から実施形態7と同様に任意の電
流値をオフセット分として引くオフセット引き算回路1
6とで構成されている。
【0047】尚インバータ回路3の構成は図2の回路構
成に準じ、また制御回路1’は図1の電源装置制御回路
1の回路に準ずる。
【0048】さて一般的に放電灯点灯回路などに用いら
れる電源装置では点灯状態に応じて発振周波数を変えた
りすることがある。この場合、電源装置制御回路1の制
御回路1’ではモード設定回路17によって周波数変更
が為され、同時にスイッチング素子Q1〜Q4のオンデ
ューティも変化させる。このときゲイン回路18により
各周波数に応じた増幅率(ゲイン)を設定し、平滑コン
デンサC1の電圧Vdcに応じたオンデューティの変化
する割合を変えるのである。つまり本実施形態ではより
自由度が高い制御が可能となっている。 (実施形態9)本実施形態の電源装置制御回路1は図1
3に示すようにインバータ回路3の平滑コンデンサC1
の電圧Vdcと任意の電圧V0を比較する比較器19と
その比較器19の出力をセット信号として制御回路1’
内の発振回路10から出力される二値化信号をリセット
信号とするRSラッチ回路FとRSラッチ回路FのQ出
力とチョッパ兼用のスイッチング素子(図示例の場合Q
2)をオンオフする駆動信号との論理積をとるアンド回
路12cとを制御回路1’に付加して構成される。
【0049】尚インバータ回路3の構成は図2の回路構
成に準じ、また制御回路1’は図1の電源装置制御回路
1の回路に準ずる。
【0050】以上のように構成することでインバータ回
路3の平滑コンデンサC1の電圧Vdcが任意の電圧V
0より高くなるとRSラッチ回路Fがセットされスイッ
チング素子Q2をオフにして平滑コンデンサC1の電圧
Vdcが下がるように制御が働く。ここで平滑コンデン
サC1の電圧Vdcが任意の電圧V0より下がってもR
Sラッチ回路Fにより一周期はその状態が保持されてい
るので、立ち上がり異なるタイミングで出力されること
がなく、フルブリッジ構成のインバータ回路3が進相に
なることがなく、また平滑コンデンサC1の電圧Vdc
が任意の電圧V0以上になると出力パルス信号(駆動信
号)の出力が止まるようなるため、平滑コンデンサC1
の電圧Vdcが任意の電圧V0と等しくなるように制御
が働くのである。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明は、平滑コンデンサの正
極と負極との問に第1のスイッチング素子と第2のスイ
ッチング素子を直列接続した第1の直列回路と、前記平
滑コンデンサの正極と負極との問に第3のスイッチング
素子と第4のスイッチング素子を直列接続した第2の直
列回路とを備え、前記第1のスイッチング素子と前記第
2のスイッチング素子の接続点と、前記第3のスイッチ
ング素子と第4のスイッチング素子の接続点との問に共
振LC負荷回路を接続してフルブリッジ構成とし、前記
第1のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子
がブリッジの対角に位置するとともに前記第2のスイッ
チング素子と前記第3のスイッチング素子がブリッジの
対角に位置し、前記第1の直列回路の一方のスイッチン
グ素子の両端問にチョッパ用インダクタを介して交流電
流を整流した脈動電源を接続した電源装置に用いられ、
前記脈動電源が接続されているスイッチング素子とその
対角に位置する前記第2の直列回路のスイッチング素子
のオンするタイミングが同時で、且つ前記第1のスイッ
チング素子と前記第2のスイッチング素子及び前記第3
のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子をそ
れぞれ交互にオンオフする電源装置制御回路において、
三角波形信号と、該三角波形信号の立ち上がり期間と立
ち下がり期間とで異なる論理値を設定した二値化信号を
出力する発振回路と、前記三角波形信号と任意の第1の
基準電圧とを比較する第1の比較器と、該第1の比較器
の出力信号と前記発振回路の二値化信号との論理積を取
る第1のアンド回路と、前記三角波形信号と任意の第2
の基準電圧とを比較する第2の比較器と、該第2の比較
器の出力信号と前記発振回路の二値化信号との論理積を
取る第2のアンド回路とを備え、前記第1の基準電圧と
前記第2の基準電圧を調整することにより、ブリッジの
対角に位置するスイッチング素子のオン時間を調節する
出力パルス信号を前記第1及び第2のアンド回路より出
力するので、従来のように高精度なコンデンサを必要と
することなく、しかも外付け部品数を削減できるためコ
ストの低減が図れる上にIC化する場合にも有利であ
り、しかも精度良く制御が行えるという効果がある。
【0052】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、請求項1の発明において、前記三角波形信号の立ち
上がりと立ち下がりの比率を前記出力パルス信号の所望
の最大デューティ比と同じになるようにし、前記三角波
形信号により前記出力バルス信号に上限リミットを付け
たので、第1,第2の比較器の基準電圧が三角波形信号
の電圧の上限以上になってもアンド回路の出力は最大デ
ューティ以上にならず、スイッチング素子に過剰なオン
時間を設定することがなく、過剰な電流が流れたり過剰
な電圧がかかるのを防いで回路保護が図れるという効果
がある。
【0053】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記発振回路に、所定の上限値まで充電した後、所
定の下限値まで放電されることでその電圧を前記三角波
形信号として出力するコンデンサを備えるとともに、前
記上下限値を一定とし且つ前記コンデンサの充電電流、
放電電流の比率を一定として充電電流と放電電流を変
え、前記三角波形信号の周波数を変える手段を備えたの
で、立ち上がりエッジを揃えた出力パルス信号におい
て、オンデューティ(オン時間)を一定に保ったまま周
波数を変化させることができる。
【0054】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記発振回路に、所定の上限値まで充電した後、所
定の下限値まで放電されることでその電圧を前記三角波
形信号として出力するコンデンサを備えるとともに、前
記コンデンサの充放電流を一定として上限値若しくは下
限値を変化させることで前記三角波形信号の周波数を変
える手段を備えたので、立ち上がりエッジを揃えた出力
パルス信号において、オンデュティー(オン時間)を一
定に保ったまま周波数を変化させることができる。
【0055】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記発振回路に、所定の上限値まで充電した後、所
定の下限値まで放電されることでその電圧を前記三角波
形信号として出力するコンデンサを備えるとともに、前
記コンデンサの充電電流を一定とするとともに上下限値
を一定とした状態でコンデンサヘの放電電流を変えるこ
とで前記三角波形信号の発振周波数を変える手段を備え
たので、立ち上がりエッジを揃えた出力パルス信号にお
いて、オンデュティー(オン時間)を一定に保ったまま
周波数を変化させることができる。
【0056】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記三角波信号の電圧と比較する前記第1,第2の
比較器の基準電圧として、上限が所定の電圧で、下限が
前記三角波信号の下限より大きな電圧を設定してヒステ
リシスを持たせたので、簡単な回路でヒステリシス動作
が得られる。
【0057】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、請求項1の前記平滑コンデンサの電圧を検出し、該
検出電圧に応じた電流に変換する電圧電流変換回路と、
該電圧電流変換回路の出力電流に応じて前記第1、第2
の基準電圧を可変させる電流電圧変換回路とを付加し、
前記平滑コンデンサの電圧に応じたオンデューティを持
つ前記出力パルス信号を出力するので、チョッパ兼用の
スイッチング素子に対してフィードバック制御が働いて
平滑コンデンサの電圧の変動を小さくすることができ
る。
【0058】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記電圧電流変換回路の出力電流から任意の電流値
を引くオフセット引き算回路を付加したので、電圧電流
変換回路のダイナミックレンジを広くすることができ
る。
【0059】請求項9の発明は、請求項7又は8の発明
において、前記電圧電流変換回路の出力電流を増幅する
ゲイン回路と、前記発振回路の周波数を設定するモード
設定回路とを付加し、周波数に応じて前記ゲイン回路の
増幅率を変化させるので、平滑コンデンサの電圧に応じ
てオンデューティの変化する割合を変えることができ
る、その結果自由度の高い制御が可能となる。
【0060】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記平滑コンデンサの電圧を検出し、該検出電圧
と任意の電圧とを比較する第3の比較器と、該第3の比
較器の出力信号をセット信号とし、前記発振回路の二値
化信号をリセット信号とするRSラッチ回路と、該RS
ラッチ回路の出力と、前記発振回路の前記三角波形信号
と前記第1若しくは第2の比較器の出力の論理積を、前
記チョッパ用インダクタを介して前記脈動電源が接続さ
れるスイッチング素子用の出力バルス信号とするので、
チョッパ動作による昇圧電圧が任意の電圧以上になると
出力パルス信号の出力を直ちに停止させ、一周期の期間
はRSラッチ回路によりその状態を保持し、平滑コンデ
ンサの電圧が任意の電圧以下になっても出力バルスを再
び出力しないことで、出力バルスの立ち上がりのタイミ
ングを常に一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の回路図である。
【図2】同上を用いる電源装置の回路図である。
【図3】同上の動作説明用タイミングチャートである。
【図4】本発明の実施形態2の動作説明用タイミングチ
ャートである。
【図5】本発明の実施形態3に用いる発振回路の回路図
である。
【図6】本発明の実施形態4の動作説明用タイミングチ
ャートである。
【図7】本発明の実施形態5の動作説明用タイミングチ
ャートである。
【図8】本発明の実施形態6を用いる電源装置の回路図
である。
【図9】同上の要部の回路図である。
【図10】本発明の実施形態7を用いる電源装置の回路
図である。
【図11】同上の要部の回路図である。
【図12】本発明の実施形態8を用いる電源装置の回路
図である。
【図13】本発明の実施形態9を用いる電源装置の回路
図である。
【図14】従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 電源装置制御回路 10 発振回路 12a、12b 比較器 13a,13b アンド回路 N1,N2 ノットゲート Vref1,Vref2 基準電圧
フロントページの続き (72)発明者 鳴尾 誠浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 BB01 CA16 CB10 DB03 DD04 GA03 GB18 GC04 HA05 HA06 HA10 5H007 BB03 CA02 CB05 CB09 CC03 DB03 DC05 EA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平滑コンデンサの正極と負極との問に第1
    のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を直列接
    続した第1の直列回路と、前記平滑コンデンサの正極と
    負極との問に第3のスイッチング素子と第4のスイッチ
    ング素子を直列接続した第2の直列回路とを備え、前記
    第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子
    の接続点と、前記第3のスイッチング素子と第4のスイ
    ッチング素子の接続点との問に共振LC負荷回路を接続
    してフルブリッジ構成とし、前記第1のスイッチング素
    子と前記第4のスイッチング素子がブリッジの対角に位
    置するとともに前記第2のスイッチング素子と前記第3
    のスイッチング素子がブリッジの対角に位置し、前記第
    1の直列回路の一方のスイッチング素子の両端問にチョ
    ッパ用インダクタを介して交流電流を整流した脈動電源
    を接続した電源装置に用いられ、前記脈動電源が接続さ
    れているスイッチング素子とその対角に位置する前記第
    2の直列回路のスイッチング素子のオンするタイミング
    が同時で、且つ前記第1のスイッチング素子と前記第2
    のスイッチング素子及び前記第3のスイッチング素子と
    前記第4のスイッチング素子をそれぞれ交互にオンオフ
    する電源装置制御回路において、三角波形信号と、該三
    角波形信号の立ち上がり期間と立ち下がり期間とで異な
    る論理値を設定した二値化信号を出力する発振回路と、
    前記三角波形信号と任意の第1の基準電圧とを比較する
    第1の比較器と、該第1の比較器の出力信号と前記発振
    回路の二値化信号との論理積を取る第1のアンド回路
    と、前記三角波形信号と任意の第2の基準電圧とを比較
    する第2の比較器と、該第2の比較器の出力信号と前記
    発振回路の二値化信号との論理積を取る第2のアンド回
    路とを備え、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧
    を調整することにより、ブリッジの対角に位置するスイ
    ッチング素子のオン時間を調節する出力パルス信号を前
    記第1及び第2のアンド回路より出力することを特徴と
    する電源装置制御回路。
  2. 【請求項2】前記三角波形信号の立ち上がりと立ち下が
    りの比率を前記出力パルス信号の所望の最大デューティ
    比と同じになるようにし、前記三角波形信号により前記
    出力バルス信号に上限リミットを付けたことを特徴とす
    る請求項1記載の電源装置制御回路。
  3. 【請求項3】前記発振回路に、所定の上限値まで充電し
    た後、所定の下限値まで放電されることでその電圧を前
    記三角波形信号として出力するコンデンサを備えるとと
    もに、前記上下限値を一定とし且つ前記コンデンサの充
    電電流、放電電流の比率を一定として充電電流と放電電
    流を変え、前記三角波形信号の周波数を変える手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置制御回
    路。
  4. 【請求項4】前記発振回路に、所定の上限値まで充電し
    た後、所定の下限値まで放電されることでその電圧を前
    記三角波形信号として出力するコンデンサを備えるとと
    もに、前記コンデンサの充放電流を一定として上限値若
    しくは下限値を変化させることで前記三角波形信号の周
    波数を変える手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の電源装置制御回路。
  5. 【請求項5】前記発振回路に、所定の上限値まで充電し
    た後、所定の下限値まで放電されることでその電圧を前
    記三角波形信号として出力するコンデンサを備えるとと
    もに、前記コンデンサの充電電流を一定とするとともに
    上下限値を一定とした状態でコンデンサヘの放電電流を
    変えることで前記三角波形信号の発振周波数を変える手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置制
    御回路。
  6. 【請求項6】前記三角波信号の電圧と比較する前記第
    1,第2の比較器の基準電圧として、上限が所定の電圧
    で、下限が前記三角波信号の下限より大きな電圧を設定
    してヒステリシスを持たせたことを特徴とする請求項1
    記載の電源装置制御回路。
  7. 【請求項7】前記平滑コンデンサの電圧を検出し、該検
    出電圧に応じた電流に変換する電圧電流変換回路と、該
    電圧電流変換回路の出力電流に応じて前記第1、第2の
    基準電圧を可変させる電流電圧変換回路とを付加し、前
    記平滑コンデンサの電圧に応じたオンデューティを持つ
    前記出力パルス信号を出力することを特徴とする請求項
    1記載の電源装置制御回路。
  8. 【請求項8】前記電圧電流変換回路の出力電流から任意
    の電流値を引くオフセット引き算回路を付加したことを
    特徴とする請求項7記載の電源装置制御回路。
  9. 【請求項9】前記電圧電流変換回路の出力電流を増幅す
    るゲイン回路と、前記発振回路の周波数を設定するモー
    ド設定回路とを付加し、周波数に応じて前記ゲイン回路
    の増幅率を変化させることを特徴とする請求項7又は8
    記載の電源装置制御回路。
  10. 【請求項10】前記平滑コンデンサの電圧を検出し、該
    検出電圧と任意の電圧とを比較する第3の比較器と、該
    第3の比較器の出力信号をセット信号とし、前記発振回
    路の二値化信号をリセット信号とするRSラッチ回路
    と、該RSラッチ回路の出力と、前記発振回路の前記三
    角波形信号と前記第1若しくは第2の比較器の出力の論
    理積を、前記チョッパ用インダクタを介して前記脈動電
    源が接続されるスイッチング素子用の出力バルス信号と
    することを特徴とする請求項1記載の電源装置制御回
    路。
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JP2010165560A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Tdk-Lambda Corp インバータ回路

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