JP2001144599A - 信号伝送回路 - Google Patents
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Abstract
号を高速伝送する。 【解決手段】 各々準備期間及び伝送期間を表すH及び
Lレベルを繰り返すクロック信号に同期して信号伝送を
する。送信回路100は、送信キャパシタ101と、準
備期間毎に入力デジタル信号に応じた電圧を送信キャパ
シタに設定する入力スイッチ102と、伝送期間毎に送
信キャパシタの電圧に応じた微小な電圧変化を信号線3
0に生じさせる送信スイッチ103とを有する。受信回
路200は、CMOS構成のインバータ305と、該イ
ンバータの入力端と出力端との間に介挿された受信キャ
パシタ201と、準備期間毎に信号線の電圧を所定の電
圧に設定するようにインバータの入力端と出力端とを短
絡させるイコライズスイッチ204と、各伝送期間では
インバータの出力端の電圧を論理増幅して出力デジタル
信号を供給し、かつ各準備期間では出力を保持するラッ
チ310とを有する。
Description
計技術に関し、特に信号伝送の高速化技術及び回路の低
消費電力化技術に関するものである。
型の機器ではより高速動作性能が、携帯型の機器ではよ
り低消費電力化が求められている。それに伴い半導体集
積回路の高速化、低消費電力化に対する要求はますます
大きくなっている。一方、半導体プロセスの微細化及び
配線の多層化に伴い、配線の寄生素子が設計に与える影
響は非常に大きくなってきている。例えば、メタル配線
の薄膜化に伴う配線抵抗値及び配線インダクタンス値の
増大や、配線ピッチの縮小に伴う配線容量値の増大によ
り、半導体集積回路の高速化、低消費電力化が阻害され
る状況が発生している。
タル信号の伝送のための信号伝送回路が開示されてい
る。これは、大きい負荷容量を有する信号線の高速駆動
を実現するために、信号線の電圧を論理高電圧(Vdd)
と論理低電圧(Vss)との中間電圧に設定したうえで、
当該信号線をインバータで論理高電圧又は論理低電圧に
駆動するものである。
路では、信号線の電圧振幅(Vss=0とすると電圧振幅
はVdd/2である。)が大きいので、当該信号線の中間
電圧への設定に要する時間が長くなり、かつ消費電力が
大きくなる。
信号線を介してデジタル信号を伝送するための信号伝送
回路において、高速伝送及び低消費電力を実現すること
を実現することにある。
に、本発明に係る信号伝送回路は、同期型又は非同期型
の信号伝送回路において、送信キャパシタと受信キャパ
シタとの間の効率的な電荷の授受を実現することによ
り、信号線の電圧振幅を低減することとしたものであ
る。
信号伝送回路は、準備期間を表す第1の論理レベルと、
伝送期間を表す第2の論理レベルとを繰り返し呈するク
ロック信号に同期して、デジタル信号を第1の回路ブロ
ックから第2の回路ブロックへ信号線を介して伝送する
ための同期型信号伝送回路である。しかも、第1の回路
ブロックは、送信キャパシタと、準備期間毎に与えられ
た入力デジタル信号の論理レベルに応じた電圧を前記送
信キャパシタに設定するように、各準備期間では前記入
力デジタル信号を前記送信キャパシタへ供給する導通状
態となり、かつ各伝送期間では非導通状態となるように
構成された入力スイッチと、伝送期間毎に直前の準備期
間のうちに設定された前記送信キャパシタの電圧に応じ
た微小な電圧変化を前記信号線に生じさせるように、各
伝送期間では前記送信キャパシタを前記信号線に接続す
る導通状態となり、かつ各準備期間では非導通状態とな
るように構成された送信スイッチとを有する送信回路を
備える。また、第2の回路ブロックは、前記信号線に接
続されたインバータと、該インバータの入力端と出力端
との間に介挿された受信キャパシタと、準備期間毎に前
記信号線並びに前記インバータの入力端及び出力端の各
々の電圧を所定のイコライズ電圧に設定するように、各
準備期間では前記インバータの入力端と出力端とを短絡
させる導通状態となり、かつ各伝送期間では前記信号線
の微小な電圧変化を増幅する前記インバータの動作を許
容して前記受信キャパシタを充放電させる非導通状態と
なるように構成されたイコライズスイッチと、各伝送期
間では前記インバータの出力端の電圧を論理増幅して得
た出力デジタル信号を供給し、かつ各準備期間では直前
の伝送期間に得られた前記出力デジタル信号を保持する
ためのラッチとを有する受信回路を備えたものである。
は、第1の回路ブロックから第2の回路ブロックへ信号
線を介してデジタル信号を伝送するための非同期型信号
伝送回路である。しかも、第1の回路ブロックは、前記
信号線へ論理高レベルの出力をすべき高レベル期間と、
前記信号線へ論理低レベルの出力をすべき低レベル期間
とを検知するように、与えられた入力デジタル信号の論
理レベルの遷移を逐次検出するための遷移検出回路と、
第1及び第2の送信キャパシタと、低レベル期間毎に所
定の論理高電圧を前記第1の送信キャパシタに設定する
ように、各低レベル期間では前記論理高電圧を前記第1
の送信キャパシタへ供給する導通状態となり、かつ各高
レベル期間では非導通状態となるように構成されたプリ
チャージスイッチと、高レベル期間毎に直前の低レベル
期間のうちに設定された前記第1の送信キャパシタの電
圧に応じた正の微小な電圧変化を前記信号線に生じさせ
るように、各高レベル期間の開始時刻から一定の期間だ
け前記第1の送信キャパシタを前記信号線に接続する導
通状態となるように構成された第1の送信スイッチと、
高レベル期間毎に所定の論理低電圧を前記第2の送信キ
ャパシタに設定するように、各高レベル期間では前記論
理低電圧を前記第2の送信キャパシタへ供給する導通状
態となり、かつ各低レベル期間では非導通状態となるよ
うに構成されたプリディスチャージスイッチと、低レベ
ル期間毎に直前の高レベル期間のうちに設定された前記
第2の送信キャパシタの電圧に応じた負の微小な電圧変
化を前記信号線に生じさせるように、各低レベル期間の
開始時刻から一定の期間だけ前記第2の送信キャパシタ
を前記信号線に接続する導通状態となるように構成され
た第2の送信スイッチとを有する送信回路を備える。ま
た、第2の回路ブロックは、前記信号線の微小な電圧変
化を増幅するためのインバータと、該インバータの入力
端と出力端との間に介挿された受信キャパシタと、前記
インバータの入力端と出力端との間に介挿されたイコラ
イズスイッチと、前記インバータの出力端の電圧から前
記信号線の正の微小な電圧変化を検出したときに第1の
検出信号を供給するための第1のレベル回路と、前記イ
ンバータの出力端の電圧から前記信号線の負の微小な電
圧変化を検出したときに第2の検出信号を供給するため
の第2のレベル回路と、前記入力デジタル信号の論理レ
ベルに応じた論理レベルを有する出力デジタル信号を供
給するように、前記第1及び第2の検出信号に応じてセ
ット及びリセットされるラッチと、前記第1の検出信号
又は前記第2の検出信号が供給された後に一定の期間だ
け前記信号線並びに前記インバータの入力端及び出力端
の各々の電圧を所定のイコライズ電圧に設定するように
前記イコライズスイッチを導通状態にさせ、その他の期
間では前記信号線の微小な電圧変化を増幅する前記イン
バータの動作を許容して前記受信キャパシタを充放電さ
せるように前記イコライズスイッチを非導通状態にさせ
るためのイコライズ制御回路とを有する受信回路を備え
たものである。
明の実施形態について説明する。
の構成例を示している。図1の信号伝送回路は、クロッ
ク(CLK)信号に同期して、第1の回路ブロックBK
1から第2の回路ブロックBK2へ信号線30を介して
デジタル信号を伝送するための回路である。両回路ブロ
ックBK1,BK2は、同一の半導体集積回路の中にあ
ってもよいし、各々異なる半導体集積回路の中にあって
もよい。信号線30は、配線抵抗Rと配線容量Cとの組
み合わせに係る等価回路で図示されている。なお、以下
の説明では、CLK信号の論理高レベル(Hレベル)及
び論理低レベル(Lレベル)がそれぞれ準備期間及び伝
送期間を表すものとする。ここに、準備期間は信号伝送
の準備のための期間を、伝送期間は信号伝送の実行のた
めの期間をそれぞれ意味する。
デジタル信号を当該回路ブロックBK1の内部から受け
取るための入力端子TINと、信号線30に接続された
出力端子TOUTとを有する送信回路100を備えてい
る。この送信回路100は、送信キャパシタ101と、
入力スイッチ102と、送信スイッチ103と、インバ
ータ104とで構成されている。入力スイッチ102
は、各準備期間(CLK=Hの期間)では入力デジタル
信号を送信キャパシタ101へ供給する導通状態とな
り、かつ各伝送期間(CLK=Lの期間)では非導通状
態となるように構成されている。つまり、準備期間毎
に、与えられた入力デジタル信号の論理レベルに応じた
電圧が送信キャパシタ101に設定される。送信スイッ
チ103は、各伝送期間(CLK=Lの期間)では送信
キャパシタ101を信号線30に接続する導通状態とな
り、かつ各準備期間(CLK=Hの期間)では非導通状
態となるように構成されている。つまり、伝送期間毎
に、直前の準備期間のうちに設定された送信キャパシタ
101の電圧に応じた微小な電圧変化が信号線30に生
じるようになっている。
に接続された入力端子RINと、受信したデジタル信号
を当該回路ブロックBK2の内部へ供給するための出力
端子ROUTとを有する受信回路200を備えている。
この受信回路200は、CMOS構成のインバータ30
5を有する増幅回路300と、ラッチ310とで構成さ
れている。201は受信キャパシタ、204はイコライ
ズスイッチである。インバータ305は、Vdd電源線と
Vss電源線との間に介挿されたPチャネルMOSトラン
ジスタ202及びNチャネルMOSトランジスタ203
で構成され、入力端が信号線30に接続されている。受
信キャパシタ201及びイコライズスイッチ204は、
それぞれインバータ305の入力端と出力端との間に介
挿されている。イコライズスイッチ204は、各準備期
間(CLK=Hの期間)ではインバータ305の入力端
と出力端とを短絡させる導通状態となり、かつ各伝送期
間(CLK=Lの期間)では信号線30の微小な電圧変
化を増幅するインバータ305の動作を許容して受信キ
ャパシタ201を充放電させる非導通状態となるように
構成されている。準備期間毎にイコライズスイッチ20
4が導通することにより、信号線30並びにインバータ
305の入力端及び出力端の各々の電圧は、準備期間毎
に所定のイコライズ電圧Veqに設定される。ここに、V
eqはインバータ305の入出力特性に応じて決まる電圧
である。ラッチ310は、各伝送期間(CLK=Lの期
間)ではインバータ305の出力端の電圧を論理増幅し
て得た出力デジタル信号を供給し、かつ各準備期間(C
LK=Hの期間)では直前の伝送期間に得られた出力デ
ジタル信号を保持するように、例えば、2個のスイッチ
205,208と、3個のインバータ206,207,
209とで構成される。なお、受信キャパシタ201
は、CMOSインバータ305を構成する両トランジス
タ202,203の各々のゲート・ドレイン間の寄生容
量によって実現してもよい。
に、受信回路200の中のイコライズスイッチ204の
はたらきにより、信号線30の電圧がイコライズ電圧V
eqに設定される。しかも、ある準備期間について考える
と、この期間に送信回路100に与えられた入力デジタ
ル信号の論理レベルに応じた量の電荷が送信キャパシタ
101に蓄積される。次の伝送期間における信号線30
の電圧は、直前の準備期間のうちに送信キャパシタ10
1に蓄積された電荷の量に応じて、イコライズ電圧Veq
から+ΔV又は−ΔVだけ微小に変化する。ここに、Δ
Vは上記従来例の信号線電圧振幅(Vdd/2)より小さ
い電圧振幅である。つまり、図1の構成によれば、入力
デジタル信号が信号線30上の小振幅信号に変換される
ので、高速伝送及び低消費電力を実現することができ
る。
(=−5〜−1000)とすると、入力端子RINから
見た受信回路200の入力容量値は、受信キャパシタ2
01の実際の容量値の(1−G)倍になるので、送信キ
ャパシタ101の容量値よりも、また配線容量Cの合計
値よりもかなり大きくすることができる。したがって、
伝送期間毎に送信キャパシタ101から信号線30へ供
給された電荷のほとんど全てが受信キャパシタ201へ
移動する。
値に設定される。伝送期間における送信回路100の充
放電の時定数は、送信キャパシタ101の容量値と、送
信スイッチ103のオン抵抗値との積により決まるか
ら、非常に小さい。したがって、送信キャパシタ101
から受信キャパシタ201へ電荷が急速に移動する。し
かも、送信信号のエネルギーが小さいので、信号線30
にインダクタンス成分が含まれている場合でも、信号の
反射を起こすことがほとんどない。加えて、送信キャパ
シタ101の容量値が小さいので、電源インダクタンス
や配線インダクタンスの影響を受けにくいという効果も
ある。
200は、1個のマスタスレーブ型フリップフロップを
構成するものとみなすことができる。つまり、長配線
(信号線30)をマスタラッチ(送信回路100)とス
レーブラッチ(受信回路200)との間に配置すること
によって、該長配線をインバータで駆動する場合に比べ
て消費電力を削減できる。信号線30に複数の受信回路
200を接続することも可能である。
を示している。図2の受信回路200aは、準備期間
(CLK=Hの期間)毎にCMOSインバータ305に
よるイコライズ電圧Veqの設定が完了した後に当該CM
OSインバータ305をVss電源線から切り離すための
カットオフスイッチ210を備えている。図2中のイン
バータ211は、CLK信号を遅延させるための遅延回
路を構成している。
04が導通状態になると、CMOSインバータ305の
入力端と出力端とが短絡される結果、当該入力端及び出
力端の電圧が所定のイコライズ電圧Veq(Vss=0とす
ると、例えばVeq=Vdd/2である。)に設定される。
この状態では、CMOSインバータ305を構成するP
チャネルMOSトランジスタ202及びNチャネルMO
Sトランジスタ203がともにターンオンしているの
で、Vdd電源線からCMOSインバータ305を通して
Vss電源線へ貫通電流が流れる。この貫通電流は、イコ
ライズ電圧Veqの設定完了後は不要である。したがっ
て、CLK信号の立ち上がり遷移の時刻から一定の時間
が経過した後に、カットオフスイッチ210がCMOS
インバータ305の貫通電流を遮断する。これにより、
受信回路200aの消費電力が低減される。
形例を示している。図3の受信回路200bは、準備期
間(CLK=Hの期間)毎にCMOSインバータ305
によるイコライズ電圧Veqの設定が完了した後に当該C
MOSインバータ305をVss電源線から切り離すため
の第1のカットオフスイッチ212と、伝送期間(CL
K=Lの期間)毎にCMOSインバータ305の出力端
の電圧が確定した後に当該CMOSインバータ305を
Vss電源線から切り離すための第2のカットオフスイッ
チ213とを備えている。これら第1及び第2のカット
オフスイッチ212,213を制御するための信号は、
3個のインバータ214,215,218と、1個のN
ORゲート216と、1個のNANDゲート217とに
より、CLK信号から生成される。
備期間において、図2中のカットオフスイッチ210と
同様に、CLK信号の立ち上がり遷移の時刻から一定の
時間が経過した後にCMOSインバータ305の貫通電
流を遮断する。
イズスイッチ204が非導通状態になると、CMOSイ
ンバータ305は入力端子RINの微小な電圧変化を増
幅する。この場合の入力端子RINの電圧はVeq+ΔV
又はVeq−ΔVであって、ΔVは微小な電圧振幅であ
る。この状態でも、CMOSインバータ305を構成す
るPチャネルMOSトランジスタ202及びNチャネル
MOSトランジスタ203がともにターンオンしている
ので、Vdd電源線からCMOSインバータ305を通し
てVss電源線へ貫通電流が流れる。この貫通電流は、当
該CMOSインバータ305の出力端の電圧が確定した
後は不要である。したがって、CLK信号の立ち下がり
遷移の時刻から一定の時間が経過した後に、第2のカッ
トオフスイッチ213がCMOSインバータ305の貫
通電流を遮断する。これにより、受信回路200bの消
費電力が更に低減される。しかも、各伝送期間において
Vdd電源線及びVss電源線から混入するノイズに対する
耐性が向上する。
の他の構成例を示している。図4の信号伝送回路は、ク
ロック(CLK)信号に同期して、第1の回路ブロック
群BK11,BK12,BK13のうちのいずれかから
共通の信号線30を介して第2の回路ブロック群BK2
1,BK22,BK23のうちのいずれかへデジタル信
号を伝送するための信号伝送回路である。BK11,B
K12,BK13は同一構成の送信回路100aを、B
K21,BK22,BK23は同一構成の受信回路20
0cをそれぞれ備えている。BK11,BK12,BK
13の送信回路100aの各々は、入力デジタル信号T
D11,TD12,TD13を受け取るための入力端子
TINと、選択信号TS1,TS2,TS3を受け取る
ための選択端子TSELと、信号線30に接続された出
力端子TOUTとを有する。BK21,BK22,BK
23の受信回路200cの各々は、信号線30に接続さ
れた入力端子RINと、選択信号RS1,RS2,RS
3を受け取るための選択端子RSELと、出力デジタル
信号RD21,RD22,RD23を供給するための出
力端子ROUTとを有する。なお、全ての送信回路10
0a及び全ての受信回路200cに、共通のCLK信号
が分配される。
構成を示している。図5の送信回路100aは、選択端
子TSELに与えられた選択信号が活性化された場合
(例えば、TS1=Hの場合)には入力スイッチ102
及び送信スイッチ103の各々の状態をCLK信号に応
答して変化させ、かつ同選択信号が非活性化された場合
(例えば、TS1=Lの場合)には入力スイッチ102
及び送信スイッチ103の各々の状態を固定するための
論理回路105を有する点で、図1中の送信回路100
と異なる。図5中の106は、論理回路105を構成す
るNANDゲートの出力を反転するためのインバータで
ある。図示の例では、非選択の場合に、入力スイッチ1
02が非導通状態に、出力スイッチ103が導通状態に
それぞれ固定される。ただし、非選択の場合に、入力ス
イッチ102を導通状態に、出力スイッチ103を非導
通状態にそれぞれ固定することとしてもよい。
構成を示している。図6の受信回路200cは、選択端
子RSELに与えられた選択信号が活性化された場合
(例えば、RS1=Hの場合)にはイコライズスイッチ
204の状態をCLK信号に応答して変化させ、かつ同
選択信号が非活性化された場合(例えば、RS1=Lの
場合)にはイコライズスイッチ204を非導通状態に固
定するための論理回路219を有する点で、図1中の受
信回路200と異なる。図6中の220は、論理回路2
19を構成するNANDゲートの出力を反転するための
インバータである。図示の例では、非選択の場合に、イ
コライズスイッチ204が非導通状態に固定されるとと
もに、ラッチ310の2個のスイッチ205,208が
それぞれ導通状態及び非導通状態に固定される。
側の回路ブロックと受信側の回路ブロックとを任意に指
定できる。例えば、BK11からBK23へデジタル信
号を伝送する場合には、TS1=RS3=HかつTS2
=TS3=RS1=RS2=Lの設定がなされる。この
とき、BK11の送信回路100aとBK23の受信回
路200cとの間で、図1の場合と同様の小振幅信号伝
送が達成される。この際、信号線30の電圧は、いずれ
の回路ブロック間の信号伝送でもVeqからVeq+ΔV又
はVeq−ΔVへと微小に変化する。
の更に他の構成例を示している。図7の信号伝送回路
は、クロック(CLK)信号に同期して、第1の回路ブ
ロック群BK31,BK32,BK33から共通の信号
線30を介して第2の回路ブロックBK41へ、第1の
回路ブロック群BK31,BK32,BK33の各々に
与えられたデジタル信号TD31,TD32,TD33
に基づく論理演算結果を伝送するための信号伝送回路で
ある。BK31,BK32,BK33は図5の送信回路
100aを、BK41は図1中の受信回路200をそれ
ぞれ備えている。ただし、BK31,BK32,BK3
3の送信回路100aの各々は、対応するデジタル信号
TD31,TD32,TD33を選択端子TSELに受
け取り、かつ入力端子TINがVdd電源線に接続される
ように構成されている。RD41は、論理演算結果を表
す出力デジタル信号である。
中の論理回路105(図5参照)は、選択端子TSEL
に与えられた入力デジタル信号が活性化された場合(例
えばTD31=Hの場合)には入力スイッチ102及び
送信スイッチ103の各々の状態をCLK信号に応答し
て変化させ、かつ同デジタル信号が非活性化された場合
(例えばTD31=Lの場合)には入力スイッチ102
及び送信スイッチ103の各々の状態を固定する。一
方、各送信回路100aの入力端子TINの電圧は、常
に論理高電圧(Vdd)に固定されている。したがって、
TD31,TD32,TD33のうちの1つが活性化さ
れた場合には信号線30の電圧がVeqからVeq+ΔVへ
と変化し、2つが活性化された場合には同電圧がVeqか
らVeq+2ΔVへと変化し、3つが活性化された場合に
は同電圧がVeqからVeq+3ΔVへと変化する。信号線
30のこれらの電圧変化は、図7中の受信回路200に
おけるCMOSインバータ305(図1参照)の出力端
において、VeqからVeq−GΔVへの変化、VeqからV
eq−2GΔVへの変化、VeqからVeq−3GΔVへの変
化となってそれぞれ現れる。したがって、ラッチ310
の中のインバータ206(図1参照)の論理しきい値電
圧をVthとするとき、Veq<Vth<Veq−GΔVならば
出力デジタル信号RD41が3入力デジタル信号TD3
1,TD32,TD33の論理和演算の結果を、Veq−
GΔV<Vth<Veq−2GΔVならば出力デジタル信号
RD41が3入力デジタル信号TD31,TD32,T
D33の多数決論理演算の結果を、Veq−2GΔV<V
th<Veq−3GΔVならば出力デジタル信号RD41が
3入力デジタル信号TD31,TD32,TD33の論
理積演算の結果をそれぞれ表すこととなる。なお、各送
信回路100aの入力端子TINの電圧を論理低電圧
(Vss)に固定し、かつ受信回路200中のインバータ
206の論理しきい値電圧をVeqより高く設定してもよ
い。
路の構成例を示している。図8の信号伝送回路は、第1
の回路ブロックBK50から共通の信号線30を介して
第2の回路ブロック群BK61,BK62,BK63の
各々へデジタル信号(ここではクロック信号CLK)を
伝送・分配するための信号伝送回路である。これらの回
路ブロックBK50,BK61,BK62,BK63
は、同一の半導体集積回路の中にあってもよいし、各々
異なる半導体集積回路の中にあってもよい。
きクロック信号を当該回路ブロックBK50の内部から
受け取るための入力端子TINと、信号線30に接続さ
れた出力端子TOUTとを有する送信回路500を備え
ている。第2の回路ブロック群BK61,BK62,B
K63の各々は、信号線30に接続された入力端子RI
Nと、受信したクロック信号を各回路ブロックの内部へ
供給するための出力端子ROUTと、リセット(RS
T)信号を受け取るための他の入力端子とを有する受信
回路600を備えている。なお、各受信回路600のC
OUT端子については後述する。
成を示している。図9の送信回路500は、遷移検出回
路510と、第1の送信キャパシタ521と、プリチャ
ージスイッチ522と、第1の送信スイッチ523と、
第2の送信キャパシタ531と、プリディスチャージス
イッチ532と、第2の送信スイッチ533と、2個の
インバータ524,534とで構成されている。
ら与えられた入力クロック(CLK)信号の論理レベル
の遷移を逐次検出するための回路であって、出力端子T
OUTへ論理高レベルの出力をすべき高レベル期間(C
LK=Hの期間)と、出力端子TOUTへ論理低レベル
の出力をすべき低レベル期間(CLK=Lの期間)とを
検知するように、インバータ511と、NANDゲート
512と、NORゲート513とで構成されている。N
ANDゲート512の出力は、CLK信号の立ち上がり
遷移の時刻からインバータ511の遅延時間だけ、すな
わち各高レベル期間の開始時刻から一定の期間だけ、論
理低レベルになる。NORゲート513の出力は、CL
K信号の立ち下がり遷移の時刻からインバータ511の
遅延時間だけ、すなわち各低レベル期間の開始時刻から
一定の期間だけ、論理高レベルになる。
ージスイッチ522と、第1の送信スイッチ523と、
インバータ524とは、高レベル出力回路520を構成
している。プリチャージスイッチ522は、各低レベル
期間(CLK=Lの期間)ではVdd電源線の論理高電圧
を第1の送信キャパシタ521へ供給する導通状態とな
り、かつ各高レベル期間(CLK=Hの期間)では非導
通状態となるように構成されている。つまり、低レベル
期間毎に、所定の論理高電圧が第1の送信キャパシタ5
21に設定される。第1の送信スイッチ523は、各高
レベル期間(CLK=Hの期間)の開始時刻から一定の
期間だけ第1の送信キャパシタ521を出力端子TOU
Tに接続する導通状態となるように構成されている。つ
まり、高レベル期間毎に、直前の低レベル期間のうちに
設定された第1の送信キャパシタ521の電圧に応じた
正の微小な電圧変化が信号線30に生じるようになって
いる。
スチャージスイッチ532と、第2の送信スイッチ53
3と、インバータ534とは、低レベル出力回路530
を構成している。プリディスチャージスイッチ532
は、各高レベル期間(CLK=Hの期間)ではVss電源
線の論理低電圧を第2の送信キャパシタ531へ供給す
る導通状態となり、かつ各低レベル期間(CLK=Lの
期間)では非導通状態となるように構成されている。つ
まり、高レベル期間毎に、所定の論理低電圧が第2の送
信キャパシタ531に設定される。第2の送信スイッチ
533は、各低レベル期間(CLK=Lの期間)の開始
時刻から一定の期間だけ第2の送信キャパシタ531を
出力端子TOUTに接続する導通状態となるように構成
されている。つまり、低レベル期間毎に、直前の高レベ
ル期間のうちに設定された第2の送信キャパシタ531
の電圧に応じた負の微小な電圧変化が信号線30に生じ
るようになっている。
構成を示している。図10の受信回路600は、増幅回
路610と、第1のレベル回路620と、第2のレベル
回路630と、イコライズ制御回路640と、ラッチ6
50とで構成されている。
と、PチャネルMOSトランジスタ612と、Nチャネ
ルMOSトランジスタ613と、イコライズスイッチ6
14と、インバータ615とで構成されている。Pチャ
ネルMOSトランジスタ612及びNチャネルMOSト
ランジスタ613は、Vdd電源線とVss電源線との間に
介挿されて、入力端子RINの電圧変化、すなわち信号
線30の微小な電圧変化を増幅するためのCMOSイン
バータ616を構成している。受信キャパシタ611及
びイコライズスイッチ614は、それぞれCMOSイン
バータ616の入力端と出力端との間に介挿されてい
る。イコライズスイッチ614が導通状態になると、信
号線30並びにCMOSインバータ616の入力端及び
出力端の各々の電圧が所定のイコライズ電圧Veqに設定
される。ここに、VeqはCMOSインバータ616の入
出力特性に応じて決まる電圧である。イコライズスイッ
チ614の非導通状態では、信号線30の微小な電圧変
化を増幅するCMOSインバータ616の動作が許容さ
れて、受信キャパシタ611が充放電されるようになっ
ている。
正の微小な電圧変化を検出したときに第1の検出信号
(正論理)Pを供給するための回路であって、Vdd電源
線とVss電源線との間に介挿されたPチャネルMOSト
ランジスタ621及びNチャネルMOSトランジスタ6
22で構成されている。これらのトランジスタ621,
622で構成されたインバータは、上記イコライズ電圧
Veqより低い論理しきい値電圧Vthlを有し、CMOS
インバータ616の出力端の負の電圧変化を検出するこ
とにより、信号線30の正の微小な電圧変化を検出する
ようになっている。
負の微小な電圧変化を検出したときに第2の検出信号
(負論理)Qを供給するための回路であって、Vdd電源
線とVss電源線との間に介挿されたPチャネルMOSト
ランジスタ631及びNチャネルMOSトランジスタ6
32で構成されている。これらのトランジスタ631,
632で構成されたインバータは、上記イコライズ電圧
Veqより高い論理しきい値電圧Vthhを有し、CMOS
インバータ616の出力端の正の電圧変化を検出するこ
とにより、信号線30の負の微小な電圧変化を検出する
ようになっている。
630は、CMOSインバータ616の構成を基にし
て、PチャネルMOSトランジスタ612及びNチャネ
ルMOSトランジスタ613のゲート幅などを変更し、
電流利得係数を変更するなどすれば、構成可能である。
K)信号に対応する出力クロック信号を出力端子ROU
Tへ供給するように第1及び第2の検出信号(P信号及
びQ信号)に応じてセット及びリセットされる、いわゆ
るRSラッチであって、2個のNANDゲート651,
652と、インバータ653とで構成されている。図示
の例では、P信号の立ち上がり遷移に応答して出力RO
UTがセットされ、かつQ信号の立ち下がり遷移に応答
して出力ROUTがリセットされるようになっている。
なお、端子COUTには、P信号がそのまま出力され
る。
ルのRST信号が入力されている間はイコライズスイッ
チ614を強制的に導通状態にさせ、またP信号(正論
理)又はQ信号(負論理)が供給された後に一定の期間
だけイコライズスイッチ614を導通状態にさせ、その
他の期間ではイコライズスイッチ614を非導通状態に
させるための回路であって、3個のインバータ641,
643,646と、3個のNORゲート642,64
4,645とで構成されている。また、このイコライズ
制御回路640は、論理高レベルのRST信号が入力さ
れた際に出力ROUTをリセットするための制御回路で
もある。なお、インバータ643は、NORゲート64
2の出力を遅延させるための遅延回路を構成している。
作時に論理高レベルのRST信号が各受信回路600に
入力される。これに応答して、受信回路600の各々で
イコライズスイッチ614が導通状態にさせられる。こ
の結果、CMOSインバータ616の入力端と出力端と
が短絡され、信号線30並びにCMOSインバータ61
6の入力端及び出力端の各々の電圧が所定のイコライズ
電圧Veqに設定される。この電圧Veq(>Vthl)は第
1のレベル回路620では論理高レベル入力とみなされ
るので、P信号は論理低レベルになる。一方、同電圧V
eq(<Vthh)は第2のレベル回路630では論理低レ
ベル入力とみなされるので、Q信号は論理高レベルにな
る。また、ラッチ650の出力電圧、すなわち出力端子
ROUTの電圧が論理低レベルに初期化される。続い
て、RST信号が論理低レベルに下げられた後、クロッ
ク信号の伝送が開始する。この時点では、イコライズス
イッチ614が非導通状態にあり、かつラッチ650が
論理低レベル出力を保持している。
が論理低レベルから論理高レベルへ遷移した場合の各部
の動作を説明する。入力クロック信号が立ち上がり遷移
をすると、一定の期間だけ、遷移検出回路510の中の
NANDゲート512の出力が論理低レベルになり、第
1の送信スイッチ523が導通状態となる。したがっ
て、この時点までにプリチャージされた第1の送信キャ
パシタ521の電圧に応じた正の微小な電圧変化が、信
号線30に生じる。つまり、信号線30の電圧がVeqか
らVeq+ΔVに変化する。ここに、ΔVは上記従来例の
信号線電圧振幅(Vdd/2)より小さい電圧振幅であ
る。CMOSインバータ616は、信号線30の正の微
小な電圧変化を利得G(=−5〜−1000)で増幅す
る。つまり、CMOSインバータ616の出力端の電圧
がVeqからVeq−GΔVへ向かって変化する。ここで、
第1の送信キャパシタ521から信号線30へ供給され
た電荷のほとんど全てが、受信キャパシタ611へ急速
に移動する。第1のレベル回路620は、CMOSイン
バータ616の出力端の負の電圧変化を検出して、P信
号を論理高レベルに変化させる。第2のレベル回路63
0は、論理高レベルのQ信号を保持する。したがって、
ラッチ650は、出力端子ROUTを論理高レベルに変
化させる。つまり、入力クロック信号の立ち上がり遷移
に応答して、出力クロック信号の立ち上がり遷移が生じ
る。一方、イコライズ制御回路640は、入力クロック
信号の立ち下がり遷移に備えて、イコライズスイッチ6
14を一定期間だけ導通させる。その結果、信号線30
及び受信回路600が初期状態に戻る。ただし、ラッチ
650は論理高レベル出力を保持している。一方、送信
回路500では、プリディスチャージスイッチ532が
第2の送信キャパシタ531にVss電源線の電圧を設定
する。
が論理高レベルから論理低レベルへ遷移した場合の各部
の動作を説明する。入力クロック信号が立ち下がり遷移
をすると、一定の期間だけ、遷移検出回路510の中の
NORゲート513の出力が論理高レベルになり、第2
の送信スイッチ533が導通状態となる。したがって、
この時点までにプリディスチャージされた第2の送信キ
ャパシタ531の電圧に応じた負の微小な電圧変化が、
信号線30に生じる。つまり、信号線30の電圧がVeq
からVeq−ΔVに変化する。CMOSインバータ616
は、信号線30の負の微小な電圧変化を利得Gで増幅す
る。つまり、CMOSインバータ616の出力端の電圧
がVeqからVeq+GΔVへ向かって急速に変化する。第
2のレベル回路630は、CMOSインバータ616の
出力端の正の電圧変化を検出して、Q信号を論理低レベ
ルに変化させる。第1のレベル回路620は、論理低レ
ベルのP信号を保持する。したがって、ラッチ650
は、出力端子ROUTを論理低レベルに変化させる。つ
まり、入力クロック信号の立ち下がり遷移に応答して、
出力クロック信号の立ち下がり遷移が生じる。一方、イ
コライズ制御回路640は、入力クロック信号の立ち上
がり遷移に備えて、イコライズスイッチ614を一定期
間だけ導通させる。その結果、信号線30及び受信回路
600が初期状態に戻る。ラッチ650は論理低レベル
出力を保持している。一方、送信回路500では、プリ
チャージスイッチ522が第1の送信キャパシタ511
にVdd電源線の電圧を設定する。以下、同様の動作の繰
り返しにより信号伝送が達成される。
路によれば、入力クロック信号が信号線30上の小振幅
信号に変換されるので、図1の場合と同様の高速伝送、
低消費電力等の効果が得られる。回路ブロックBK6
1,BK62,BK63のうちのいずれかを起点とし
て、更に他の回路ブロックへ同様の方法でクロック信号
を分配することも可能である。ただし、電源ノイズ及び
クロストークの影響を緩和するため、上記非同期型の送
信回路500及び受信回路600は、各回路ブロックの
周縁近傍に設けるのがよい。なお、クロック信号以外の
デジタル信号の伝送に図8〜図10の非同期型構成を用
いることもできる。
回路の他の構成例を示している。図11の信号伝送回路
は、第1の回路ブロックBK70から共通の信号線30
を介して第2の回路ブロック群BK81,BK82,B
K83の各々へクロック(CLK)信号を伝送・分配す
るための信号伝送回路である。BK70は図1中の送信
回路100を、BK81,BK82,BK83は図10
の受信回路600をそれぞれ備えている。ただし、BK
70における送信回路100の入力端子TINはVdd電
源線に接続されている。また、BK81,BK82,B
K83の各々の出力クロック信号はCOUT端子から得
られるようになっている。
論理高レベルのRST信号が各受信回路600に入力さ
れる。これに応答して、受信回路600の各々でイコラ
イズスイッチ614が導通状態にさせられる。この結
果、CMOSインバータ616の入力端と出力端とが短
絡され、信号線30並びにCMOSインバータ616の
入力端及び出力端の各々の電圧が所定のイコライズ電圧
Veqに設定される。この電圧Veq(>Vthl)は第1の
レベル回路620では論理高レベル入力とみなされるの
で、P信号すなわちCOUT端子の出力電圧は論理低レ
ベルになる。続いて、RST信号が論理低レベルに下げ
られた後、クロック信号の伝送が開始する。この時点で
は、イコライズスイッチ614が非導通状態にあり、か
つCOUT端子が論理低レベル出力を保持している。
電圧は、常に論理高電圧(Vdd)に固定されている。し
たがって、各伝送期間(CLK=Lの期間)では、信号
線30の電圧がVeqからVeq+ΔVへと変化する。ここ
に、ΔVは上記従来例の信号線電圧振幅(Vdd/2)よ
り小さい電圧振幅である。信号線30のこの電圧変化
は、図11中の各受信回路600におけるCMOSイン
バータ616(図10参照)の出力端において、Veqか
らVeq−GΔVへの変化となって現れる。したがって、
第1のレベル回路620は、CMOSインバータ616
の出力端の負の電圧変化を検出して、P信号を論理高レ
ベルに変化させる。つまり、入力クロック信号の立ち下
がり遷移に応答して、COUT端子の出力クロック信号
の立ち上がり遷移が生じる。一方、イコライズ制御回路
640は、入力クロック信号の次の立ち下がり遷移に備
えて、イコライズスイッチ614を一定期間だけ導通さ
せる。その結果、信号線30及び受信回路600が初期
状態に戻る。したがって、COUT端子の出力クロック
信号の立ち下がり遷移が得られる。
っても、入力クロック信号が信号線30上の小振幅信号
に変換されるので、図1の場合と同様の高速伝送、低消
費電力等の効果が得られる。なお、送信回路100の入
力端子TINの電圧を論理低電圧(Vss)に固定し、か
つ各受信回路600中の第2のレベル回路630のQ信
号又はその反転信号をCOUT端子から出力するように
してもよい。
ば、送信キャパシタと受信キャパシタとの間の効率的な
電荷の授受を実現することにより信号線の電圧振幅を低
減したので、大きい負荷容量を有する信号線を介してデ
ジタル信号を伝送するための信号伝送回路において高速
伝送及び低消費電力を実現することができる。
す回路図である。
る。
ある。
を示すブロック図である。
る。
る。
成例を示すブロック図である。
示すブロック図である。
る。
ある。
成例を示すブロック図である。
キャパシタ102 入力スイッチ103 送信スイッチ
105 論理回路200,200a,200b,200
c 受信回路201 受信キャパシタ204 イコライ
ズスイッチ210,212,213 カットオフスイッ
チ219 論理回路300 増幅回路305 CMOS
インバータ310 ラッチ500 送信回路510 遷
移検出回路520 高レベル出力回路521 第1の送
信キャパシタ522 プリチャージスイッチ523 第
1の送信スイッチ530 低レベル出力回路531 第
2の送信キャパシタ532 プリディスチャージスイッ
チ533 第2の送信スイッチ600 受信回路610
増幅回路611 受信キャパシタ614 イコライズ
スイッチ616 CMOSインバータ620 第1のレ
ベル回路630 第2のレベル回路640 イコライズ
制御回路650 ラッチ
Claims (13)
- 【請求項1】 準備期間を表す第1の論理レベルと、伝
送期間を表す第2の論理レベルとを繰り返し呈するクロ
ック信号に同期して、デジタル信号を第1の回路ブロッ
クから第2の回路ブロックへ信号線を介して伝送するた
めの信号伝送回路であって、前記第1の回路ブロック
は、送信キャパシタと、準備期間毎に与えられた入力デ
ジタル信号の論理レベルに応じた電圧を前記送信キャパ
シタに設定するように、各準備期間では前記入力デジタ
ル信号を前記送信キャパシタへ供給する導通状態とな
り、かつ各伝送期間では非導通状態となるように構成さ
れた入力スイッチと、伝送期間毎に直前の準備期間のう
ちに設定された前記送信キャパシタの電圧に応じた微小
な電圧変化を前記信号線に生じさせるように、各伝送期
間では前記送信キャパシタを前記信号線に接続する導通
状態となり、かつ各準備期間では非導通状態となるよう
に構成された送信スイッチとを有する送信回路を備え、
前記第2の回路ブロックは、前記信号線に接続されたイ
ンバータと、前記インバータの入力端と出力端との間に
介挿された受信キャパシタと、準備期間毎に前記信号線
並びに前記インバータの入力端及び出力端の各々の電圧
を所定のイコライズ電圧に設定するように、各準備期間
では前記インバータの入力端と出力端とを短絡させる導
通状態となり、かつ各伝送期間では前記信号線の微小な
電圧変化を増幅する前記インバータの動作を許容して前
記受信キャパシタを充放電させる非導通状態となるよう
に構成されたイコライズスイッチと、各伝送期間では前
記インバータの出力端の電圧を論理増幅して得た出力デ
ジタル信号を供給し、かつ各準備期間では直前の伝送期
間に得られた前記出力デジタル信号を保持するためのラ
ッチとを有する受信回路を備えたことを特徴とする信号
伝送回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の信号伝送回路において、
前記準備期間毎に前記イコライズ電圧の設定が完了した
後は前記インバータを電源線から切り離すためのカット
オフスイッチを更に備えたことを特徴とする信号伝送回
路。 - 【請求項3】 請求項1記載の信号伝送回路において、
前記伝送期間毎に前記インバータの出力端の電圧が確定
した後は前記インバータを電源線から切り離すためのカ
ットオフスイッチを更に備えたことを特徴とする信号伝
送回路。 - 【請求項4】 準備期間を表す第1の論理レベルと、伝
送期間を表す第2の論理レベルとを繰り返し呈するクロ
ック信号に同期して、第1の回路ブロック群のうちのい
ずれかから共通の信号線を介して第2の回路ブロックへ
デジタル信号を伝送するための信号伝送回路であって、
前記第1の回路ブロック群の各々は、送信キャパシタ
と、準備期間毎に与えられた入力デジタル信号の論理レ
ベルに応じた電圧を前記送信キャパシタに設定するよう
に、各準備期間では前記入力デジタル信号を前記送信キ
ャパシタへ供給する導通状態となり、かつ各伝送期間で
は非導通状態となるように構成された入力スイッチと、
伝送期間毎に直前の準備期間のうちに設定された前記送
信キャパシタの電圧に応じた微小な電圧変化を前記信号
線に生じさせるように、各伝送期間では前記送信キャパ
シタを前記信号線に接続する導通状態となり、かつ各準
備期間では非導通状態となるように構成された送信スイ
ッチと、対応する選択信号が活性化された場合には前記
入力スイッチ及び前記送信スイッチの各々の状態を前記
クロック信号に応答して変化させ、かつ前記選択信号が
非活性化された場合には前記入力スイッチ及び前記送信
スイッチの各々の状態を固定するための論理回路とを有
する送信回路を備え、前記第2の回路ブロックは、前記
信号線に接続されたインバータと、前記インバータの入
力端と出力端との間に介挿された受信キャパシタと、準
備期間毎に前記信号線並びに前記インバータの入力端及
び出力端の各々の電圧を所定のイコライズ電圧に設定す
るように、各準備期間では前記インバータの入力端と出
力端とを短絡させる導通状態となり、かつ各伝送期間で
は前記信号線の微小な電圧変化を増幅する前記インバー
タの動作を許容して前記受信キャパシタを充放電させる
非導通状態となるように構成されたイコライズスイッチ
と、各伝送期間では前記インバータの出力端の電圧を論
理増幅して得た出力デジタル信号を供給し、かつ各準備
期間では直前の伝送期間に得られた前記出力デジタル信
号を保持するためのラッチとを有する受信回路を備えた
ことを特徴とする信号伝送回路。 - 【請求項5】 準備期間を表す第1の論理レベルと、伝
送期間を表す第2の論理レベルとを繰り返し呈するクロ
ック信号に同期して、第1の回路ブロックから共通の信
号線を介して第2の回路ブロック群のうちのいずれかへ
デジタル信号を伝送するための信号伝送回路であって、
前記第1の回路ブロックは、送信キャパシタと、準備期
間毎に与えられた入力デジタル信号の論理レベルに応じ
た電圧を前記送信キャパシタに設定するように、各準備
期間では前記入力デジタル信号を前記送信キャパシタへ
供給する導通状態となり、かつ各伝送期間では非導通状
態となるように構成された入力スイッチと、伝送期間毎
に直前の準備期間のうちに設定された前記送信キャパシ
タの電圧に応じた微小な電圧変化を前記信号線に生じさ
せるように、各伝送期間では前記送信キャパシタを前記
信号線に接続する導通状態となり、かつ各準備期間では
非導通状態となるように構成された送信スイッチとを有
する送信回路を備え、前記第2の回路ブロック群の各々
は、前記信号線に接続されたインバータと、前記インバ
ータの入力端と出力端との間に介挿された受信キャパシ
タと、準備期間毎に前記信号線並びに前記インバータの
入力端及び出力端の各々の電圧を所定のイコライズ電圧
に設定するように、各準備期間では前記インバータの入
力端と出力端とを短絡させる導通状態となり、かつ各伝
送期間では前記信号線の微小な電圧変化を増幅する前記
インバータの動作を許容して前記受信キャパシタを充放
電させる非導通状態となるように構成されたイコライズ
スイッチと、各伝送期間では前記インバータの出力端の
電圧を論理増幅して得た出力デジタル信号を供給し、か
つ各準備期間では直前の伝送期間に得られた前記出力デ
ジタル信号を保持するためのラッチと、対応する選択信
号が活性化された場合には前記イコライズスイッチの状
態を前記クロック信号に応答して変化させ、かつ前記選
択信号が非活性化された場合には前記イコライズスイッ
チを非導通状態に固定するための論理回路とを有する受
信回路を備えたことを特徴とする信号伝送回路。 - 【請求項6】 準備期間を表す第1の論理レベルと、伝
送期間を表す第2の論理レベルとを繰り返し呈するクロ
ック信号に同期して、第1の回路ブロック群から共通の
信号線を介して第2の回路ブロックへ、前記第1の回路
ブロック群の各々に与えられたデジタル信号に基づく論
理演算結果を伝送するための信号伝送回路であって、前
記第1の回路ブロック群の各々は、送信キャパシタと、
準備期間毎に所定の論理電圧を前記送信キャパシタに設
定するように、各準備期間では前記論理電圧を前記送信
キャパシタへ供給する導通状態となり、かつ各伝送期間
では非導通状態となるように構成された入力スイッチ
と、伝送期間毎に直前の準備期間のうちに設定された前
記送信キャパシタの電圧に応じた微小な電圧変化を前記
信号線に生じさせるように、各伝送期間では前記送信キ
ャパシタを前記信号線に接続する導通状態となり、かつ
各準備期間では非導通状態となるように構成された送信
スイッチと、対応する入力デジタル信号が活性化された
場合には前記入力スイッチ及び前記送信スイッチの各々
の状態を前記クロック信号に応答して変化させ、かつ前
記入力デジタル信号が非活性化された場合には前記入力
スイッチ及び前記送信スイッチの各々の状態を固定する
ための論理回路とを有する送信回路を備え、前記第2の
回路ブロックは、前記信号線に接続されたインバータ
と、前記インバータの入力端と出力端との間に介挿され
た受信キャパシタと、準備期間毎に前記信号線並びに前
記インバータの入力端及び出力端の各々の電圧を所定の
イコライズ電圧に設定するように、各準備期間では前記
インバータの入力端と出力端とを短絡させる導通状態と
なり、かつ各伝送期間では前記信号線の微小な電圧変化
を増幅する前記インバータの動作を許容して前記受信キ
ャパシタを充放電させる非導通状態となるように構成さ
れたイコライズスイッチと、各伝送期間では前記論理演
算結果を表す出力デジタル信号が得られるように前記イ
コライズ電圧とは異なる論理しきい値電圧で論理判定を
行って前記インバータの出力端の電圧を増幅し、かつ各
準備期間では直前の伝送期間に得られた前記出力デジタ
ル信号を保持するためのラッチとを有する受信回路を備
えたことを特徴とする信号伝送回路。 - 【請求項7】 第1の回路ブロックから第2の回路ブロ
ックへ信号線を介してデジタル信号を伝送するための信
号伝送回路であって、前記第1の回路ブロックは、前記
信号線へ論理高レベルの出力をすべき高レベル期間と、
前記信号線へ論理低レベルの出力をすべき低レベル期間
とを検知するように、与えられた入力デジタル信号の論
理レベルの遷移を逐次検出するための遷移検出回路と、
第1及び第2の送信キャパシタと、低レベル期間毎に所
定の論理高電圧を前記第1の送信キャパシタに設定する
ように、各低レベル期間では前記論理高電圧を前記第1
の送信キャパシタへ供給する導通状態となり、かつ各高
レベル期間では非導通状態となるように構成されたプリ
チャージスイッチと、高レベル期間毎に直前の低レベル
期間のうちに設定された前記第1の送信キャパシタの電
圧に応じた正の微小な電圧変化を前記信号線に生じさせ
るように、各高レベル期間の開始時刻から一定の期間だ
け前記第1の送信キャパシタを前記信号線に接続する導
通状態となるように構成された第1の送信スイッチと、
高レベル期間毎に所定の論理低電圧を前記第2の送信キ
ャパシタに設定するように、各高レベル期間では前記論
理低電圧を前記第2の送信キャパシタへ供給する導通状
態となり、かつ各低レベル期間では非導通状態となるよ
うに構成されたプリディスチャージスイッチと、低レベ
ル期間毎に直前の高レベル期間のうちに設定された前記
第2の送信キャパシタの電圧に応じた負の微小な電圧変
化を前記信号線に生じさせるように、各低レベル期間の
開始時刻から一定の期間だけ前記第2の送信キャパシタ
を前記信号線に接続する導通状態となるように構成され
た第2の送信スイッチとを有する送信回路を備え、前記
第2の回路ブロックは、前記信号線の微小な電圧変化を
増幅するためのインバータと、前記インバータの入力端
と出力端との間に介挿された受信キャパシタと、前記イ
ンバータの入力端と出力端との間に介挿されたイコライ
ズスイッチと、前記インバータの出力端の電圧から前記
信号線の正の微小な電圧変化を検出したときに第1の検
出信号を供給するための第1のレベル回路と、前記イン
バータの出力端の電圧から前記信号線の負の微小な電圧
変化を検出したときに第2の検出信号を供給するための
第2のレベル回路と、前記入力デジタル信号の論理レベ
ルに応じた論理レベルを有する出力デジタル信号を供給
するように、前記第1及び第2の検出信号に応じてセッ
ト及びリセットされるラッチと、前記第1の検出信号又
は前記第2の検出信号が供給された後に一定の期間だけ
前記信号線並びに前記インバータの入力端及び出力端の
各々の電圧を所定のイコライズ電圧に設定するように前
記イコライズスイッチを導通状態にさせ、その他の期間
では前記信号線の微小な電圧変化を増幅する前記インバ
ータの動作を許容して前記受信キャパシタを充放電させ
るように前記イコライズスイッチを非導通状態にさせる
ためのイコライズ制御回路とを有する受信回路を備えた
ことを特徴とする信号伝送回路。 - 【請求項8】 請求項7記載の信号伝送回路において、
前記第1のレベル回路は前記イコライズ電圧より低い論
理しきい値電圧を有するインバータで、前記第2のレベ
ル回路は前記イコライズ電圧より高い論理しきい値電圧
を有するインバータでそれぞれ構成されたことを特徴と
する信号伝送回路。 - 【請求項9】 請求項7記載の信号伝送回路において、
前記受信回路は、前記イコライズスイッチを強制的に導
通状態にさせるためのリセット信号の入力端子を更に有
することを特徴とする信号伝送回路。 - 【請求項10】 デジタル信号を信号線へ送信する送信
回路であって、前記信号線へ論理高レベルの出力をすべ
き高レベル期間と、前記信号線へ論理低レベルの出力を
すべき低レベル期間とを検知するように、与えられた入
力デジタル信号の論理レベルの遷移を逐次検出するため
の遷移検出回路と、第1及び第2の送信キャパシタと、
低レベル期間毎に所定の論理高電圧を前記第1の送信キ
ャパシタに設定するように、各低レベル期間では前記論
理高電圧を前記第1の送信キャパシタへ供給する導通状
態となり、かつ各高レベル期間では非導通状態となるよ
うに構成されたプリチャージスイッチと、高レベル期間
毎に直前の低レベル期間のうちに設定された前記第1の
送信キャパシタの電圧に応じた正の微小な電圧変化を前
記信号線に生じさせるように、各高レベル期間の開始時
刻から一定の期間だけ前記第1の送信キャパシタを前記
信号線に接続する導通状態となるように構成された第1
の送信スイッチと、高レベル期間毎に所定の論理低電圧
を前記第2の送信キャパシタに設定するように、各高レ
ベル期間では前記論理低電圧を前記第2の送信キャパシ
タへ供給する導通状態となり、かつ各低レベル期間では
非導通状態となるように構成されたプリディスチャージ
スイッチと、低レベル期間毎に直前の高レベル期間のう
ちに設定された前記第2の送信キャパシタの電圧に応じ
た負の微小な電圧変化を前記信号線に生じさせるよう
に、各低レベル期間の開始時刻から一定の期間だけ前記
第2の送信キャパシタを前記信号線に接続する導通状態
となるように構成された第2の送信スイッチとを備えた
ことを特徴とする送信回路。 - 【請求項11】 デジタル信号を信号線から受信する受
信回路であって、前記信号線の微小な電圧変化を増幅す
るためのインバータと、前記インバータの入力端と出力
端との間に介挿された受信キャパシタと、前記インバー
タの入力端と出力端との間に介挿されたイコライズスイ
ッチと、前記インバータの出力端の電圧から前記信号線
の正の微小な電圧変化を検出したときに第1の検出信号
を供給するための第1のレベル回路と、前記インバータ
の出力端の電圧から前記信号線の負の微小な電圧変化を
検出したときに第2の検出信号を供給するための第2の
レベル回路と、前記入力デジタル信号の論理レベルに応
じた論理レベルを有する出力デジタル信号を供給するよ
うに、前記第1及び第2の検出信号に応じてセット及び
リセットされるラッチと、前記第1の検出信号又は前記
第2の検出信号が供給された後に一定の期間だけ前記信
号線並びに前記インバータの入力端及び出力端の各々の
電圧を所定のイコライズ電圧に設定するように前記イコ
ライズスイッチを導通状態にさせ、その他の期間では前
記信号線の微小な電圧変化を増幅する前記インバータの
動作を許容して前記受信キャパシタを充放電させるよう
に前記イコライズスイッチを非導通状態にさせるための
イコライズ制御回路とを備えたことを特徴とする受信回
路。 - 【請求項12】 第1の回路ブロックから共通の信号線
を介して第2の回路ブロック群の各々へクロック信号を
伝送するための信号伝送回路であって、前記第1の回路
ブロックは、前記信号線へ論理高レベルの出力をすべき
高レベル期間と、前記信号線へ論理低レベルの出力をす
べき低レベル期間とを検知するように、与えられた入力
クロック信号の論理レベルの遷移を逐次検出するための
遷移検出回路と、第1及び第2の送信キャパシタと、低
レベル期間毎に所定の論理高電圧を前記第1の送信キャ
パシタに設定するように、各低レベル期間では前記論理
高電圧を前記第1の送信キャパシタへ供給する導通状態
となり、かつ各高レベル期間では非導通状態となるよう
に構成されたプリチャージスイッチと、高レベル期間毎
に直前の低レベル期間のうちに設定された前記第1の送
信キャパシタの電圧に応じた正の微小な電圧変化を前記
信号線に生じさせるように、各高レベル期間の開始時刻
から一定の期間だけ前記第1の送信キャパシタを前記信
号線に接続する導通状態となるように構成された第1の
送信スイッチと、高レベル期間毎に所定の論理低電圧を
前記第2の送信キャパシタに設定するように、各高レベ
ル期間では前記論理低電圧を前記第2の送信キャパシタ
へ供給する導通状態となり、かつ各低レベル期間では非
導通状態となるように構成されたプリディスチャージス
イッチと、低レベル期間毎に直前の高レベル期間のうち
に設定された前記第2の送信キャパシタの電圧に応じた
負の微小な電圧変化を前記信号線に生じさせるように、
各低レベル期間の開始時刻から一定の期間だけ前記第2
の送信キャパシタを前記信号線に接続する導通状態とな
るように構成された第2の送信スイッチとを有する送信
回路を備え、前記第2の回路ブロック群の各々は、前記
信号線の微小な電圧変化を増幅するためのインバータ
と、前記インバータの入力端と出力端との間に介挿され
た受信キャパシタと、前記インバータの入力端と出力端
との間に介挿されたイコライズスイッチと、前記インバ
ータの出力端の電圧から前記信号線の正の微小な電圧変
化を検出したときに第1の検出信号を供給するための第
1のレベル回路と、前記インバータの出力端の電圧から
前記信号線の負の微小な電圧変化を検出したときに第2
の検出信号を供給するための第2のレベル回路と、前記
入力クロック信号の論理レベルに応じた論理レベルを有
する出力クロック信号を供給するように、前記第1及び
第2の検出信号に応じてセット及びリセットされるラッ
チと、前記第1の検出信号又は前記第2の検出信号が供
給された後に一定の期間だけ前記信号線並びに前記イン
バータの入力端及び出力端の各々の電圧を所定のイコラ
イズ電圧に設定するように前記イコライズスイッチを導
通状態にさせ、その他の期間では前記信号線の微小な電
圧変化を増幅する前記インバータの動作を許容して前記
受信キャパシタを充放電させるように前記イコライズス
イッチを非導通状態にさせるためのイコライズ制御回路
とを有する受信回路を備えたことを特徴とする信号伝送
回路。 - 【請求項13】 第1の回路ブロックから共通の信号線
を介して第2の回路ブロック群の各々へクロック信号を
伝送するための信号伝送回路であって、前記第1の回路
ブロックは、送信キャパシタと、与えられた入力クロッ
ク信号が第1の論理レベルを呈する準備期間毎に所定の
論理電圧を前記送信キャパシタに設定するように、各準
備期間では前記論理電圧を前記送信キャパシタへ供給す
る導通状態となり、かつ前記入力クロック信号が第2の
論理レベルを呈する各伝送期間では非導通状態となるよ
うに構成された入力スイッチと、伝送期間毎に直前の準
備期間のうちに設定された前記送信キャパシタの電圧に
応じた微小な電圧変化を前記信号線に生じさせるよう
に、各伝送期間では前記送信キャパシタを前記信号線に
接続する導通状態となり、かつ各準備期間では非導通状
態となるように構成された送信スイッチとを有する送信
回路を備え、前記第2の回路ブロック群の各々は、前記
信号線の微小な電圧変化を増幅するためのインバータ
と、前記インバータの入力端と出力端との間に介挿され
た受信キャパシタと、前記インバータの入力端と出力端
との間に介挿されたイコライズスイッチと、前記インバ
ータの出力端の電圧から前記信号線の微小な電圧変化を
検出したときに出力クロック信号のパルスを供給するた
めのレベル回路と、前記第1の検出信号又は前記第2の
検出信号が供給された後に一定の期間だけ前記信号線並
びに前記インバータの入力端及び出力端の各々の電圧を
所定のイコライズ電圧に設定するように前記イコライズ
スイッチを導通状態にさせ、その他の期間では前記信号
線の微小な電圧変化を増幅する前記インバータの動作を
許容して前記受信キャパシタを充放電させるように前記
イコライズスイッチを非導通状態にさせるためのイコラ
イズ制御回路とを有する受信回路を備えたことを特徴と
する信号伝送回路。
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