JP2001144563A - 可変利得増幅装置 - Google Patents

可変利得増幅装置

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JP2001144563A
JP2001144563A JP32649699A JP32649699A JP2001144563A JP 2001144563 A JP2001144563 A JP 2001144563A JP 32649699 A JP32649699 A JP 32649699A JP 32649699 A JP32649699 A JP 32649699A JP 2001144563 A JP2001144563 A JP 2001144563A
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amplifier
variable gain
amplifier circuit
control signal
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Hidehiko Kuroda
秀彦 黒田
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NEC Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/4508Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using bipolar transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/45098PI types
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/001Digital control of analog signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、正確に所望の総利得を得ると同時
に、歪み特性の悪化、総雑音指数の増大、そして消費電
力の上昇を回避することができる可変利得増幅装置を提
供する。 【解決手段】稼動中に利得を制御することができる第1
増幅回路(A)と、第1増幅回路(A)の出力に結合さ
れ、且つ、稼動中に利得が固定される第2増幅回路
(B)と、第2増幅回路(B)の出力に結合され、且
つ、稼動中に利得を制御することができる第3増幅回路
(C)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稼動中に利得を変
更することができる可変利得増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変利得増幅装置は、複数のデジタル制
御型増幅回路を備える。可変利得増幅装置の有効利得
は、活性化されるデジタル制御型増幅回路が持つ固有利
得の合計値に等しい。可変利得増幅装置がアナログ制御
型増幅回路からなる場合、可変利得増幅装置の有効利得
は、アナログ制御型増幅回路に設定された利得に等し
い。
【0003】図7は、従来の可変利得増幅装置の構成を
示す。図7に示された可変利得増幅装置3(VGA:Variab
le Gain Amplifier)は、入力301と、出力302と、nビ
ット制御回路303と、第1〜第n可変利得増幅回路311〜
315を備える。
【0004】入力301は、第1可変利得増幅回路311の入
力に接続する。第1可変利得増幅回路311の出力は、第
2可変利得増幅回路312の入力に接続する。第2可変利
得増幅回路312の出力は、第3可変利得増幅回路313の入
力に接続する。同様に、第n-1可変利得増幅回路314の出
力は、第n可変利得増幅回路315の入力に接続する。第
n可変利得増幅回路315の出力は、出力302に接続する。
nビット制御回路303の出力は、第1〜n利得増幅回路3
11〜315の制御端子に接続する。
【0005】入力301は、入力信号が入力する端子であ
る。第1可変利得増幅回路311は、nビット制御回路303
から出力される制御信号に基づいて、増幅度(0dB,3
2dB)が設定される可変利得増幅器からなる。第2可変
利得増幅回路312は、nビット制御回路303から出力され
る制御信号に基づいて増幅度(0dB,16dB)が設定さ
れる可変利得増幅器からなる。第3可変利得増幅回路31
3は、nビット制御回路303から出力される制御信号(0
dB,8dB)に基づいて増幅度が設定される可変利得増幅
器からなる。第n-1(第4)可変利得増幅回路314は、n
ビット制御回路303から出力される制御信号に基づいて
増幅度(0dB,4dB)が設定される可変利得増幅器から
なる。第n(第5)可変利得増幅回路315は、nビット
制御回路303から出力される制御信号に基づいて増幅度
(0dB,2dB)が設定される可変利得増幅器からなる。
出力302は、第1〜第n(第5)増幅回路311〜315に増
幅された増幅信号が出力される端子である。nビット増
幅回路303は、第1〜第n(第5)可変利得増幅回路311
〜315に向けて、nビットパラレル信号を出力する。こ
の場合、nビットは、第1〜第n(第5)可変利得増幅
回路311〜315に対応して、5ビットを意味する。nビッ
トの最上位ビットは、例えば、第1可変利得増幅回路31
1に入力する。この場合、nビットの最下位ビットは、
第n(第5)可変利得増幅回路315に入力する。有効ビ
ット(値1)を受入れた可変利得増幅回路は、ON状態
(32,16,8,4,2dB増幅)に設定される。無効ビット(値
0)を受入れた可変利得増幅回路は、OFF状態(0dB
増幅)に設定される。この可変利得増幅装置3の利得
は、0,2,4,...,60,62dBに設定することが
できる。なお、各可変利得増幅回路の増幅度は、上記に
限らず任意に設定される。
【0006】可変利得増幅装置3の利得が2dBに設定さ
れる場合、nビット制御回路303から、制御信号(0000
1)が出力される。この制御信号に対応して、第n
(5)可変利得増幅回路315がON状態(利得2dB)に
設定され、第1〜第n-1(第4)可変利得増幅回路311〜
314がOFF状態(利得0dB)に設定される。可変利得
増幅装置3の利得が62dBに設定される場合、nビット
制御回路303から、制御信号(11111)が出力される。こ
の制御信号に対応して、第1〜n(第5)可変利得増幅
回路311〜315がON状態(利得32+16+8+4+2dB)に設定
される。なお、制御信号は、上記に限らず、任意に設定
される。
【0007】増幅回路を多段接続した場合、総利得は、
各増幅回路の利得の合計を示す。雑音指数及び歪みの値
の総合値は、各増幅回路の値が反映する。
【0008】図8は、可変利得増幅装置の特性を示す。
図8(a)は、可変利得増幅装置3(図7)の特性を説
明するための構成を示す。図8(b)は、可変利得増幅
装置の特性パラメータを示す。
【0009】図8(a)に示された可変利得増幅装置3
は、入力301と、出力302と、第1乃至第n増幅回路311
〜315を備える。
【0010】入力301は、第1増幅回路311の入力に接続
する。第1増幅回路311の出力は、第2増幅回路312の入
力に接続する。第2増幅回路312の出力は、第3増幅回
路313の入力に接続する。同様に、第n-1増幅回路314の
出力は、第n増幅回路315の入力に接続する。第n増幅
回路315の出力は、出力302に接続する。
【0011】第1増幅回路311は、利得G1を有する。
第2段増幅回路312は、利得G2を有する。第3増幅回
路313は、利得G3を有する。第n-1増幅回路314は、利
得Gn-1を有する。第n増幅回路315は、利得Gnを有す
る。雑音指数NFも同様に、第1〜第n増幅回路は、雑
音指数NF1〜NFnを有する。歪みIP3も同様に、第1〜第
n増幅回路は、歪みIP31〜IP3nを有する。
【0012】可変容量増幅回路3(n段と仮定)の総利
得Gt(dB)は、数式1で表される。 (1)Gt=G1+G2+G3+...+Gn 総雑音指数NFt(真数)は、数式2で表される。 (2)NFt=NF1+(NF2-1)/G1+(NF3-1)/(G1*G2)+...+(NFn-1)/
(G1*G2*G3*...*G(n-1)) 総歪みIP3t(真数)は、数式3で表される。 (3)IP3t=1/(1/IP31+G1/IP32+G1*G2/IP33+G1*G2*G3*...*
G(n-1)/IP3n)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】数式(2)から明らか
なように、第1増幅回路の雑音指数NF1が小さく、且
つ、利得G1が大きいと、総雑音指数NFtを小さくするこ
とができる。一方、増幅回路の段数が増加すると、総雑
音指数NFtが大きくなる。所望の総利得Gtを得るため
には、増幅回路の多段化が必要である。従来の可変利得
増幅装置3は、総雑音指数NFtの低減が困難であった。
【0014】増幅回路が直列結合されているため、利得
が0dBに設定された増幅回路も常に活性状態に設定する
必要がある。従来の可変利得増幅装置3は、消費電力の
低減が困難であった。
【0015】可変利得増幅装置を構成する増幅回路の段
数が増大すると、各増幅回路の増幅特性の影響が顕著に
なる。各増幅回路の利得が正確に設定されないと、総利
得Gpの誤差が増大する。可変利得増幅装置を構成する増
幅回路の段数が増大すると、総利得Gpを変更すると、利
得変更された増幅回路のインピーダンスが変化する。そ
のインピーダンスが変化すると、総利得Gpの誤差が増大
する。可変利得増幅装置を構成する増幅回路の段数が増
大すると、可変利得増幅装置の位相余裕が減少し位相特
性が悪化する。位相特性の悪化は、異常発振の原因とな
る。
【0016】可変利得増幅装置に係る技術は、特開平10
-341122号公報及び特開平11-27068号公報に開示されて
いる。これら公報には、利得の設定精度の向上を実現す
る技術が開示されている。これら文献には、可変利得増
幅回路の段数低減及び段数低減に伴う効果について何ら
開示されていない。
【0017】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()付きで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0018】本発明は、所望の総利得を得ると同時に、
総雑音指数の増大と消費電力の上昇を回避することがで
きる可変利得増幅装置を提供する。
【0019】本発明による可変利得増幅装置は、稼動中
に利得を制御することができる第1増幅回路(A)と、
第1増幅回路(A)の出力に結合され、且つ、稼動中に
利得が固定される第2増幅回路(B)と、第2増幅回路
(B)の出力に結合され、且つ、稼動中に利得を制御す
ることができる第3増幅回路(C)を備える。
【0020】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
第1増幅回路(A)が、稼動中に個別に活性化制御する
ことができる複数のデジタル制御可変利得増幅器(11
〜14)からなり、記第2増幅回路(B)は、稼動中に
前記利得が固定される一つ又は複数のデジタル制御可変
利得増幅器(21)からなり、第3増幅回路(C)は、
複数の前記デジタル制御可変利得増幅器(31〜38)
からなる。
【0021】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
第1増幅回路(A)が、稼動中に前記利得を連続的に変
更することができる一つ又は複数のアナログ制御可変利
得増幅器(11〜14)からなり、第2増幅回路(B)
は、稼動中に前記利得が固定される一つ又は複数のアナ
ログ制御可変利得増幅器(21)からなり、第3増幅回
路(C)は、一つ又は複数の前記アナログ制御可変利得
増幅器(31〜38)からなる。
【0022】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
第1増幅回路(A)は、稼動中に個別に活性化制御する
ことができる複数のデジタル制御可変利得増幅器(11
〜14)からなり、第2増幅回路(B)は、稼動中に利
得が固定される一つ又は複数のアナログ制御可変利得増
幅器(21)からなり、第3増幅回路(C)は、複数の
前記デジタル制御可変利得増幅器(31〜38)からな
る可変利得増幅装置。
【0023】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
デジタル制御可変利得増幅器(11〜14,21,31
〜38)が、電圧又は電流の変化に応じて活性化される
トランジスタからなる。
【0024】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
アナログ制御可変利得増幅器(11〜14,21,31
〜38)が、電流又は電圧の変化に応じて前記利得が活
性化されるトランジスタからなる。
【0025】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
アナログ制御可変利得増幅器が、アナログ制御可変利得
増幅器の利得を設定する利得設定回路(171)を備え
る。
【0026】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
第1増幅回路の利得が、第3増幅回路の利得を超える値
に設定される可変利得増幅装置。
【0027】本発明による更なる可変利得増幅装置は、
第1増幅回路の電流又は電圧を制御する第1制御信号
と、第3増幅回路の電流又は電圧を制御する第2制御信
号を生成する利得制御信号生成回路を備える。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による可変利得増
幅装置の第1の構成例を示す。図1(a)は、本発明に
係る可変利得増幅装置1の構成の概念を示す。図1
(b)は、本発明に係る可変利得増幅装置1の詳細な構
成を示す。
【0029】図1(a)に示された可変利得増幅装置1
は、入力INと、出力OUTと、第1増幅回路Aと、第2増
幅回路Bと、第3増幅回路Cと、デジタルビット制御部
(利得制御信号生成回路)41を備える。第1増幅回路
A及び第3増幅回路Cの利得は、デジタルビット制御部
41の制御に基づいて、可変利得増幅装置1の稼動中に
変更することができる。第2増幅回路Bの利得は、固定
される。
【0030】可変利得増幅装置1の詳細な構成を図1
(b)を参照して説明する。図1(b)示された可変利
得増幅装置1は、入力INと、出力OUTと、第1増幅回路
Aと、第2増幅回路Bと、第3増幅回路Cと、デジタル
ビット制御部(利得制御信号生成回路)41を備える。
第1増幅回路Aは、第A1〜第A4増幅器11〜14か
らなる。第2増幅回路Bは、第B1増幅器21からな
る。第3増幅回路Cは、第C1〜第C8増幅器31〜3
8からなる。
【0031】入力INは、第A1〜第A4増幅器11〜1
4の入力に接続する。第A1〜第A4増幅器11〜14
の出力は、第B1増幅器21の入力に接続する。第B1
増幅器21の出力は、第C1〜第C8増幅器31〜38
の入力に接続する。第C1〜第C8増幅器31〜38の
出力は、出力OUTに接続する。
【0032】デジタルビット制御部41は、第1増幅回
路Aに向けて、第1制御信号を出力する。第1制御信号
は、第1増幅回路Aが第A1〜第A4増幅器11〜14
(4段(=2段))からなるため、2ビットの値(0
0)〜(11)を示す。デジタルビット制御部41は、
第3増幅回路Cに向けて、第2制御信号を出力する。第
2制御信号は、第3増幅回路Cが第C1〜第C6増幅器
31〜38(8段(=2段)からなるため、3ビット
の値(000)〜(111)を示す。
【0033】入力INは、入力信号が入力する端子であ
る。第1増幅回路Aの利得は、デジタルビット制御部4
1から出力される第1制御信号に基づいて設定される。
【0034】第1増幅回路Aの利得は、第1制御信号に
基づいて設定される。第1制御信号が値(00)を示す
場合、第A1増幅器11が活性化される。第A1増幅器
11は、利得0dBの増幅を実行する。第1増幅回路Aの
利得は、0dBを示す。第1制御信号が値(01)を示す
場合、第A2増幅器12が活性化される。第A2増幅器
12は、利得16dBの増幅を実行する。第1増幅回路A
の利得は、16dBを示す。第1制御信号が値(10)を
示す場合、第A3増幅器13が活性化される。第A3増
幅器13は、利得32dBの増幅を実行する。第1増幅回
路Aの利得は、32dBを示す。第1制御信号が値(1
1)を示す場合、第A4増幅器14が活性化される。第
A4増幅器14は、利得48dBの増幅を実行する。第1
増幅回路Aの利得は、48dBを示す。なお、制御信号の
値は、一例であり、任意に設定することができる。
【0035】第2増幅回路Bの第B1増幅器21は、常
に活性化される。第B1増幅器21は、利得8dBの増幅
を実行する。第2増幅回路Bの利得は、8dBを示す。
【0036】第3増幅回路Cの利得は、第2制御信号に
基づいて設定される。第2制御信号が値(000)を示
す場合、第C1増幅回路31が活性化される。第C1増
幅器31は、利得−8dBの増幅を実行する。第3増幅回
路Cの利得は、−8dBを示す。第2制御信号が値(00
1)を示す場合、第C2増幅回路32が活性化される。
第C2増幅器32は、利得−4dBの増幅を実行する。第
3増幅回路Cの利得は、−4dBを示す。第2制御信号が
値(010)を示す場合、第C3増幅回路33が活性化
される。第C3増幅器33は、利得0dBの増幅を実行す
る。第3増幅回路Cの利得は、0dBを示す。第2制御信
号が値(011)を示す場合、第C4増幅回路34が活
性化される。第C4増幅器34は、利得4dBの増幅を実
行する。第3増幅回路Cの利得は、4dBを示す。第2制
御信号が値(100)を示す場合、第C5増幅回路35
が活性化される。第C5増幅器35は、利得8dBの増幅
を実行する。第3増幅回路Cの利得は、8dBを示す。第
2制御信号が値(101)を示す場合、第C6増幅回路
36が活性化される。第C6増幅器36は、利得12dB
の増幅を実行する。第3増幅回路Cの利得は、12dBを
示す。第2制御信号が値(110)を示す場合、第C7
増幅回路37が活性化される。第C7増幅器37は、利
得16dBの増幅を実行する。第3増幅回路Cの利得は、
16dBを示す。第2制御信号が値(111)を示す場
合、第C8増幅回路38が活性化される。第C8増幅器
38は、利得20dBの増幅を実行する。第3増幅回路C
の利得は、20dBを示す。なお、制御信号の値は一例で
あり、任意に設定することができる。
【0037】本発明による可変利得増幅装置1は、最小
0dBの増幅を実行する。可変利得増幅装置1は、最大7
6dBの増幅を実行する。デジタルビット制御部41から
出力される第1制御信号は、2ビットのデジタル信号を
示す。デジタルビット制御部41から出力される第2制
御信号は、3ビットのデジタル信号を示す。デジタルビ
ット制御部41から5ビットのデジタル制御信号が出力
される場合、上位2ビットが第1制御信号を示す。下位
3ビットが第2制御信号を示す。
【0038】第1増幅回路Aの利得と第2増幅回路Cの
利得は、第1増幅回路Aの利得が第3増幅回路Cの利得
よりも大きくなるように設定されることが望ましい。こ
のような設定は、可変利得増幅装置の雑音指数NFの低
減に寄与する。
【0039】図2は、本発明に係る増幅器の構成例を示
す。図2(a)は、本発明による増幅器10のシンボル
を示す。図2(b)は、本発明による増幅器10の回路
を示す。図2(a)に示された増幅器10は、入力端子
101,102と、出力端子111,112と、スイッチ端子121を備
える。
【0040】入力端子101,102は、入力IN(図1)に対
応する構成ある。入力端子101,102は、入力信号を受入
れる。出力端子111,112は、出力OUT(図1)に対応する
構成である。出力端子111,112は、出力信号を出力す
る。スイッチ端子121は、デジタルビット制御部41か
ら出力される第1制御信号又は第2制御信号を受入れる
端子である。第A1増幅器11が増幅器10からなる場
合、スイッチ端子121は、第1制御信号を受入れる。第
A1増幅器11のスイッチ端子121に値(00)を示す
第1制御信号が入力すると、第A1増幅器11が活性化
される。第C1増幅器31が増幅器10からなる場合、
スイッチ端子121は、第2制御信号を受入れる。第C1
制御信号31のスイッチ端子121に値(000)を示す
第2制御信号が入力すると、第C1制御信号31が活性
化される。
【0041】図2(b)に示された増幅器10は、入力
端子101,102と、出力端子111,112と、スイッチ端子121
と、第1トランジスタ131と、第2トランジスタ132と、
第1電流源133と、第2電流源134と、第1抵抗135と、
第2抵抗136と、結合抵抗137を備える。
【0042】入力端子101は、第1トランジスタ131のベ
ースに接続する。第1トランジスタ131のエミッタ
は、第1電流源133の入力に接続する。第1電流源133の
出力は、接地される。第1トランジスタ131のコレクタ
は、出力端子111に接続する。第1トランジスタ131のコ
レクタは、第1抵抗135の一端に接続する。入力端子102
は、第2トランジスタ132のベースに接続する。第2ト
ランジスタ132のエミッタは、第2電流源134の入力に接
続する。第2電流源134の出力は接地される。第2トラ
ンジスタ132のコレクタは、出力端子112に接続する。第
2トランジスタ132のコレクタは、第2抵抗136の一方に
接続する。第2抵抗136の他方は、第1抵抗136の他方に
接続する。第1トランジスタ131のエミッタは、結合抵
抗137を介して第2抵抗132のエミッタに接続する。第1
電流源133及び第2電流源134には、スイッチ端子121が
接続される。
【0043】スイッチ端子121に第1制御信号又は第2
制御信号が入力すると、第1電流源133及び第2電流源1
34が起動する。第1電流源133及び第2電流源134が起動
すると、第1トランジスタ131及び第2トランジスタ132
が活性化される。増幅器10は、所定利得の増幅を実行
する。
【0044】図3は、本発明に係る増幅器の他の構成例
を示す。図3(a)は、本発明に係る可変利得増幅装置
1'の構成の概念を示す。図3(b)は、本発明に係る
デジタル制御可変利得増幅器10の構成を示す。
【0045】図3(a)に示された可変利得増幅装置
1'は、入力INと、出力OUTと、第1増幅回路Aと、第2
増幅回路Bと、第3増幅回路Cと、デジタルビット制御
部(利得制御信号生成回路)41を備える。第1増幅回
路A及び第3増幅回路Cの利得は、デジタルビット制御
部41から出力される第1制御信号と第2制御信号に基
づいて、可変利得増幅装置1'の稼動中に変更すること
ができる。第2増幅回路Bの利得は、デジタルビット制
御部41から出力される第3制御信号に基づいて、可変
利得増幅装置1'の稼動前(増幅動作実行前)に変更す
ることができる。
【0046】図3(b)に示されたデジタル制御可変利
得増幅器10は、公知の増幅器である。デジタル制御可
変利得増幅器10は、図7に示された従来の可変利得増
幅回路で使用することができる。また、デジタル制御可
変利得増幅器10は、本発明に係る第1〜第3増幅回路
A〜Cを構成することができる。
【0047】図3(b)に示された増幅器10は、2種
類(ローゲインとハイゲイン)の利得で増幅を実行する
ことができる。図に示された増幅器10は、入力端子10
3,104と、出力端子113,114と、スイッチ端子122と、第
1トランジスタ141と、第2トランジスタ142と、第3ト
ランジスタ143と、第4トランジスタ144と、第1電流源
146と、第2電流源147と、第3電流源148と、第4電流
源149と、第1抵抗151と、第2抵抗152と、第1結合抵
抗153と、第2結合抵抗154を備える。
【0048】入力端子103は、第1トランジスタ141のベ
ースに接続する。第1トランジスタ141のエミッタは、
第1電流源146の入力に接続する。第1電流源146の出力
は、接地される。第1トランジスタ141のコレクタは、
出力端子113に接続する。第1トランジスタ141のコレク
タは、第1抵抗151の一端に接続する。入力端子103は、
第2トランジスタ142のベースに接続する。第2トラン
ジスタ142のエミッタは、第2電流源147の入力に接続す
る。第2電流源147の出力は接地される。第2トランジ
スタ142のコレクタは、出力端子113に接続する、第2ト
ランジスタ142のコレクタは、第1抵抗151の一端に接続
する。第1トランジスタ141のコレクタは、第2トラン
ジスタ142のコレクタに接続する。
【0049】入力端子104は、第3トランジスタ143のベ
ースに接続する。第3トランジスタ143のエミッタは、
第3電流源148の入力に接続する。第3電流源148の出力
は、接地される。第3トランジスタ143のコレクタは、
出力端子114に接続する。第3トランジスタ143のコレク
タは、第2抵抗152の一端に接続する。入力端子104は、
第4トランジスタ144のベースに接続する。第4トラン
ジスタ144のエミッタは、第4電流源149の入力に接続す
る。第4電流源149の出力は接地される。第4トランジ
スタ144のコレクタは、出力端子114に接続する、第4ト
ランジスタ144のコレクタは、第2抵抗152の一端に接続
する。第3トランジスタ143のコレクタは、第4トラン
ジスタ144のコレクタに接続する。第1トランジスタ141
のエミッタは、第1結合抵抗153を介して第3トランジ
スタ143のエミッタに接続する。第2トランジスタ142の
エミッタは、第2結合抵抗154を介して第4トランジス
タ144のエミッタに接続する。第1電流源146及び第3電
流源148には、スイッチ150のローゲイン端子を介してス
イッチ端子122が接続される。第2電流源147及び第4電
流源149には、スイッチ150のハイゲイン端子を介してス
イッチ端子122が接続される。
【0050】第1増幅回路A(図1(b),図3
(a))を4つのデジタル制御可変利得増幅器10で構
成した場合、スイッチ端子122には、制御回路41から
出力される第1制御信号(有効ビット又は無効ビット)
が入力する。第3増幅回路C(図1(b),図3
(a))を8つのデジタル制御可変利得増幅器10で構
成した場合、スイッチ端子122には、制御回路41から
出力される第2制御信号(有効ビット又は無効ビット)
が入力する。
【0051】第2増幅回路B(図3(a))を一つのデ
ジタル制御可変利得増幅器10で構成した場合、スイッ
チ端子122には、制御回路41から出力される第3制御
信号(有効ビット又は無効ビット)が入力する。その第
3制御信号は、可変利得増幅装置1'が、その稼動前に
第2増幅回路Bの利得を設定することができる構成を有
する場合、制御回路41から出力される。第3制御信号
は、第2増幅回路Bの利得変更の制御に使用される。
【0052】デジタル制御可変利得増幅器10のスイッ
チ端子122に有効ビットが入力すると、スイッチ150のハ
イゲイン端子が選択される。ハイゲイン端子が選択され
ると、第1電流源146と第3電流源148の対が起動する。
スイッチ端子122に無効ビットが入力すると、スイッチ1
50のローゲイン端子が選択される。ローゲイン端子が選
択されると、第2電流源147と第4電流源149の対が起動
する。有効ビットは、デジタル制御可変利得増幅器10
をハイゲイン増幅状態に設定する信号である。無効ビッ
トは、デジタル制御可変利得増幅器10をローゲイン増
幅状態に設定する信号である。
【0053】デジタル制御可変利得増幅器10が第2増
幅回路Bに適用された場合、スイッチ150の設定は、可
変利得増幅装置1'の稼動前(増幅処理前)に設定さ
れ、稼動中(増幅処理中)は固定される。例えば、デジ
タル制御可変利得増幅器10(第2増幅回路B)は、有
効ビットが入力された場合、16dBの利得が設定され
る。同様に、デジタル制御可変利得増幅器10(第2増
幅回路B)は、無効ビットが入力された場合、0dBの利
得が設定される。第1増幅回路A及び第3増幅回路Cの
利得変更幅が図1において説明した値の場合、可変利得
増幅装置1'は、−8〜68dB又は8dB〜84dBの増幅
を実行することができる。即ち、デジタル制御可変利得
増幅器10(第2増幅回路B)に無効ビットが入力され
た場合、利得が0dBに設定され、可変利得増幅装置1'
は、−8〜68dBの増幅を実行することができる。同様
に、デジタル制御可変利得増幅器10(第2増幅回路
B)に有効ビットが入力された場合、利得が16dBに設
定され、可変利得増幅装置1'は、8〜84dBの増幅を
実行することができる。
【0054】図4は、本発明による可変利得増幅器の動
作状態を示す。図4(a)は、可変利得増幅装置1の動
作波形を示す。図に示された波形は、第2増幅回路Bの
利得が一定に固定(8dB)された場合の波形で、可変利
得増幅装置1の利得変化幅0〜76dBを示す。図4
(b)は、可変利得増幅装置1'の動作波形を示す。図
に示された波形は、第2増幅回路B(デジタル制御可変
利得増幅器10)がローゲイン(0dB)に設定された場
合の波形で、可変利得増幅装置1'の利得変化幅−8〜
68dBを示す。図4(c)は、可変利得増幅装置1'の
動作波形を示す。図に示された波形は、第2増幅回路B
(デジタル制御可変利得増幅器10)がハイゲイン(1
6dB)に設定された場合の波形で、可変利得増幅装置
1'の利得変化幅8〜84dBを示す。
【0055】図5は、本発明による増幅器の他の構成を
示す。図5(a)は、本発明に係る可変利得増幅装置
1"の構成の概念を示す。図5(b)は、本発明に係る
アナログ制御可変利得増幅器20の構成を示す。
【0056】図5(a)に示された可変利得増幅装置
1"は、入力INと、出力OUTと、第1増幅回路Aと、第2
増幅回路Bと、第3増幅回路Cと、デジタルビット制御
部(利得制御信号生成回路)41を備える。第1増幅回
路A及び第3増幅回路Cの利得は、デジタルビット制御
部41から出力される第1制御信号及び第2制御信号に
基づいて、可変利得増幅装置1"の稼動中に変更するこ
とができる。第2増幅回路Bの利得は、図示しない制御
信号生成回路から出力される第3制御信号(アナログ形
式)に基づいて、可変利得増幅装置1"の稼動前(増幅
動作実行前)に変更することができる。第3制御信号
は、第2増幅回路Bの利得を設定する電圧源又は電流源
である。
【0057】図5(b)に示されたアナログ制御可変利
得増幅器20は、デジタル制御可変利得増幅器10と同
様に、本発明に係る第1〜第3増幅回路A〜Cを構成す
ることができる。ここでは、第2増幅回路Bを構成する
場合を例に説明する。
【0058】アナログ制御可変利得増幅器20は、第1
トランジスタ161と、第2トランジスタ162と、第3トラ
ンジスタ163と、第4トランジスタ164と、第5トランジ
スタ165と、第6トランジスタ166と、第1抵抗167と、
第2抵抗168と、電流源170と、電圧源(利得設定回路)
171を備える。
【0059】入力端子103は、第1トランジスタ161のベ
ースに接続する。第1トランジスタ161のコレクタは、
第2トランジスタ162のエミッタに接続する。第1トラ
ンジスタ161のエミッタは、電流源170の入力端子に接続
する。第2トランジスタ162のベースは、電圧源171の一
方の端子に接続する。第2トランジスタ162のコレクタ
は、出力端子113に接続する。第2トランジスタ162のコ
レクタは、第1抵抗167の一方の端子に接続する。第2
トランジスタ162のエミッタは、第3トランジスタ163の
エミッタに接続する。第3トランジスタ163のベース
は、電圧源171の他方の端子に接続する。第3トランジ
スタ163のコレクタは、第1抵抗167の他方の端子に接続
する。
【0060】入力端子104は、第4トランジスタ164のベ
ースに接続する。第4トランジスタのコレクタは、第5
トランジスタ165のエミッタに接続する。第4トランジ
スタ164のエミッタは、電流源170の入力端子に接続す
る。電流源170の出力端子は、接地に接続する。第5ト
ランジスタ165のベースは、電圧源171の他方の端子に接
続する。第5トランジスタ165のコレクタは、出力端子1
14に接続する。第5トランジスタ165のコレクタは、第
2抵抗168の一方の端子に接続する。第5トランジスタ1
65のエミッタは、第6トランジスタ166のエミッタに接
続する。第6トランジスタ166のベースは、第3トラン
ジスタ163のベースに接続する。第6トランジスタ166の
コレクタは、第2抵抗168の他方の端子に接続する。第
6抵抗166のコレクタは、第3トランジスタ163のコレク
タに接続する。
【0061】以上の構成のアナログ制御可変利得増幅器
20は、第3制御信号に基づいて電圧源171の電圧が連
続的に変化する。電圧源171の電圧変化に応じて、アナ
ログ制御可変利得増幅器20(第2増幅回路B)の利得
が連続的に変化する。第2増幅回路Bの利得が連続的に
変化すると、例えば、図4(b)に示された利得変化幅
と図4(c)に示された利得変化幅の間の任意の帯域を
選択することができる。アナログ制御可変利得増幅器2
0は、アナログ制御可変利得増幅器20を構成する素子
の特性に影響されることなく、所望の利得帯域を設定す
ることができる。
【0062】アナログ制御可変利得増幅器20は、利得
の連続的な変更を実現することができる。増幅器20
は、電圧源171の出力電圧を調整すると、図4に示され
たハイゲインモードの動作とローゲインモードの動作を
実行することができる。増幅器0は、増幅器20を構成
する素子の特性に影響されることなく、所望の利得を設
定することができる。
【0063】アナログ制御可変利得増幅器20の電圧源
171は、第3制御信号(電圧変化又は電流変化)に基づ
いて制御される。その電圧源171がデジタル制御に対応
可能な場合、第3制御信号はデジタル形式で生成され
る。
【0064】アナログ制御可変利得増幅器20の利得設
定回路は、電圧源171に限定されず、アナログ制御可変
利得増幅器20は、増幅回路の増幅率を変更することが
できる他の素子、例えば電流源やスイッチング素子でも
かまわない。
【0065】図6は、本発明による可変利得増幅装置の
第2の構成例を示す。図6(a)は、本発明による可変
利得増幅装置2の素子配置を示す。図6(b)は、本発
明による可変利得増幅装置2の利得特性を示す。図6
(b)には、第1増幅回路Aと第2増幅回路Bと第3増
幅回路の各増幅器の利得が示されている。第1増幅回路
Aは、0〜56dBの利得変化幅を有する。第2増幅回路
Bは、利得が0dBに設定される。第3増幅回路Cは、−
8〜20の利得変化幅を有する。
【0066】図6(a)に示された可変利得増幅装置2
は、入力INと、出力OUTと、第1増幅回路Aと、第2増
幅回路Bと、第3増幅回路Cと、デジタルビット制御部
(利得制御信号生成回路)81を備える。第1増幅回路
Aは、第A1〜第A8増幅器51〜58からなる。第2
増幅回路Bは、第B1増幅器61からなる。第3増幅回
路Cは、第C1〜第C8増幅器71〜78からなる。
【0067】入力INは、第A1〜第A8増幅器51〜5
8の入力に接続する。第A1〜第A8増幅器51〜58
の出力は、第B1増幅器61の入力に接続する。第B1
増幅器61の出力は、第C1〜第C8増幅器71〜78
の入力に接続する。第C1〜第C8増幅器71〜78の
出力は、出力OUTに接続する。
【0068】デジタルビット制御部81は、第1増幅回
路Aに向けて、第1制御信号を出力する。第1制御信号
は、第1増幅回路Aが第A1〜第A8増幅器51〜58
(8段(=2段))からなるため、3ビットの値(0
00)〜(111)を示す。デジタルビット制御部81
は、第3増幅回路Cに向けて、第2制御信号を出力す
る。第2制御信号は、第3増幅回路Cが第C1〜第C6
増幅器71〜78(8段(=2段)からなるため、3
ビットの値(000)〜(111)を示す。なお、制御
信号の値は、一例であり、任意に設定することができ
る。
【0069】入力INは、入力信号が入力する端子であ
る。第1増幅回路Aの利得は、デジタルビット制御部8
1から出力される第1制御信号に基づいて設定される。
【0070】第1増幅回路Aの利得は、第1制御信号に
基づいて設定される。図6(b)を参照して、第1制御
信号が値(000)を示す場合、第A1増幅回路51が
活性化される。第A1増幅器51は、利得0dBの増幅を
実行する。第1増幅回路Aの利得は、0dBを示す。第1
制御信号が値(001)を示す場合、第A2増幅回路5
2が活性化される。第A2増幅器52は、利得8dBの増
幅を実行する。第1増幅回路Aの利得は、8dBを示す。
第1制御信号が値(010)を示す場合、第A3増幅回
路53が活性化される。第A3増幅器53は、利得16
dBの増幅を実行する。第1増幅回路Aの利得は、16dB
を示す。第1制御信号が値(011)を示す場合、第A
4増幅回54が活性化される。第A4増幅器54は、利
得24dBの増幅を実行する。第1増幅回路Aの利得は、
24dBを示す。第1制御信号が値(100)を示す場
合、第A5増幅回路55が活性化される。第A5増幅器
55は、利得32dBの増幅を実行する。第1増幅回路A
の利得は、32dBを示す。第1制御信号が値(101)
を示す場合、第A6増幅回路56が活性化される。第A
6増幅器56は、利得40dBの増幅を実行する。第1増
幅回路Aの利得は、40dBを示す。第1制御信号が値
(110)を示す場合、第A7増幅回路57が活性化さ
れる。第A7増幅器57は、利得48dBの増幅を実行す
る。第1増幅回路Aの利得は、48dBを示す。第1制御
信号が値(111)を示す場合、第A8増幅回路58が
活性化される。第A8増幅器58は、利得56dBの増幅
を実行する。第1増幅回路Aの利得は、56dBを示す。
なお、制御信号の値は、一例であり、任意に設定するこ
とができる。
【0071】第2増幅回路Bの第B1増幅器61は、常
に活性化される。図6(b)を参照して、第B1増幅器
61は、利得0dBの増幅を実行する。第2増幅回路Bの
利得は、0dBを示す。
【0072】第3増幅回路Cの利得は、第2制御信号に
基づいて設定される。図6(b)を参照して、第2制御
信号が値(000)を示す場合、第C1増幅回路71が
活性化される。第C1増幅器71は、利得−8dBの増幅
を実行する。第3増幅回路Cの利得は、−8dBを示す。
第2制御信号が値(001)を示す場合、第C2増幅回
路72が活性化される。第C2増幅器72は、利得−4
dBの増幅を実行する。第3増幅回路Cの利得は、−4dB
を示す。第2制御信号が値(010)を示す場合、第C
3増幅回路73が活性化される。第C3増幅器73は、
利得0dBの増幅を実行する。第3増幅回路Cの利得は、
0dBを示す。第2制御信号が値(011)を示す場合、
第C4増幅回路74が活性化される。第C4増幅器74
は、利得4dBの増幅を実行する。第3増幅回路Cの利得
は、4dBを示す。第2制御信号が値(100)を示す場
合、第C5増幅回路75が活性化される。第C5増幅器
75は、利得8dBの増幅を実行する。第3増幅回路Cの
利得は、8dBを示す。第2制御信号が値(101)を示
す場合、第C6増幅回路76が活性化される。第C6増
幅器76は、利得12dBの増幅を実行する。第3増幅回
路Cの利得は、12dBを示す。第2制御信号が値(11
0)を示す場合、第C7増幅回路77が活性化される。
第C7増幅器77は、利得16dBの増幅を実行する。第
3増幅回路Cの利得は、16dBを示す。第2制御信号が
値(111)を示す場合、第C8増幅器78が活性化さ
れる。第C8増幅器78は、利得20dBの増幅を実行す
る。第3増幅回路Cの利得は、20dBを示す。なお、制
御信号の値は、一例であり、任意に設定することができ
る。
【0073】本発明による可変利得増幅装置2は、最小
−8dBの増幅を実行する。可変利得増幅装置2は、最大
76dBの増幅を実行する。可変利得増幅装置2は、可変
利得増幅装置1,1',1"と同様に、0〜76dBの利得
を設定することができる。デジタルビット制御部81か
ら出力される第1制御信号は、3ビットのデジタル信号
を示す。デジタルビット制御部81から出力される第2
制御信号は、3ビットのデジタル信号を示す。デジタル
ビット制御部81から6ビットのデジタル制御信号が出
力される場合、上位3ビットが第1制御信号を示す。下
位3ビットが第2制御信号を示す。
【0074】第1増幅回路Aの利得と第3増幅回路Cの
利得は、第1増幅回路Aの利得が第3増幅回路Cの利得
よりも大きくなるように設定されることが望ましい。可
変利得増幅装置2の利得(総利得)が0dBに設定される
場合、第1増幅回路Aの利得が8dBに設定され、第3増
幅回路Cの利得が−8dBに設定される。その総利得が4
dBに設定される場合、第1増幅回路Aの利得が8dBに設
定され、第3増幅回路Cの利得が−4dBに設定される。
その総利得が76dBに設定される場合、第1増幅回路A
の利得が56dBに設定され、第3増幅回路Cの利得が2
0dBに設定される。何れの設定においても、第1増幅回
路Aの利得は、第3増幅回路Cの利得よりも大きく設定
される。このような設定は、可変利得増幅装置の雑音指
数NFの低減に寄与する。
【0075】なお、雑音指数NFの特性と歪み特性の間
には反比例関係が成立する。可変利得増幅装置が使用さ
れるシステムの仕様に合わせて、歪み特性が実用的な範
囲内で雑音指数NFの改善が実行される。
【0076】本発明による可変利得増幅装置1,2の第
2増幅回路Bは、利得を変更することができる構成を備
えてもよい。第2増幅回路Bの利得変更は、可変利得増
幅装置1,2が稼動される前(増幅処理の実行前)に設
定される。可変利得増幅装置1,2が稼動中、第2増幅
回路Bの利得は、固定される。可変利得増幅装置1,2
が稼動中、第2増幅回路Bの利得が固定されると、第1
増幅回路Aの利得変更に伴うインピーダンス変化が、第
3増幅回路Cに作用しない。第2増幅回路Bの利得が固
定されると、第3増幅回路Cの利得変更に伴うインピー
ダンス変化が、第1増幅回路Aに作用しない。第2増幅
回路Bは、第1増幅回路Aと第3増幅回路Cのインピー
ダンスに関する相互作用を遮断することができる。
【0077】増幅器を構成するトランジスタは、図面に
はバイポーラトランジスタが開示された。そのトランジ
スタは、電界効果トランジスタ(MOSトランジスタ)
でもあってもよい。
【0078】増幅回路を構成する増幅器の数は、一つの
増幅器が対応可能な利得に応じて変更することができ
る。
【0079】
【発明の効果】本発明による可変増幅装置は、増幅器が
並列結合された増幅回路の段数が3段に制限される。こ
の制限により、本発明による可変増幅装置は、総雑音指
数の増大要因を減少させることができる。この制限によ
り、可変増幅装置の位相特性の悪化を回避することがで
きる。この制限により、歪み特性の悪化を回避すること
ができる。本発明による可変増幅装置は、位相特性の悪
化に伴う異常発振を回避することができる。
【0080】本発明による可変増幅装置は、増幅回路を
構成する増幅器の全てを活性状態に設定する必要がな
い。本発明による可変増幅装置は、消費電力を必要最小
限の値に限定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は、本発明による第1の可変増幅回路の構成
例を示す図である。
【図2】図は、本発明による増幅器の構成を示す図であ
る。
【図3】図は、本発明に係る増幅器の他の構成を図であ
る。
【図4】図は、本発明による増幅器の動作特性を示す図
である。
【図5】図は、本発明による増幅器の他の構成を示す図
である。
【図6】図は、本発明に係る第2の得増幅装置の構成例
を示す図である。
【図7】図は、従来の可変利得増幅装置の構成を示す図
である。
【図8】図は、可変利得増幅装置の特性を示す図であ
る。
【符号の説明】 1,2:可変利得増幅装置 10,20:増幅器 41,81:デジタルビット制御部(利得制御信号生成
回路) 171:電圧源(利得設定回路) A:第1増幅回路 B:第2増幅回路 C:第3増幅回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼動中に利得を制御することができる第
    1増幅回路と、 前記第1増幅回路の出力に結合され、且つ、稼動中に利
    得が固定される第2増幅回路と、 前記第2増幅回路の出力に結合され、且つ、稼動中に利
    得を制御することができる第3増幅回路を備える可変利
    得増幅装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の可変利得増幅装置にお
    いて、 前記第1増幅回路は、稼動中に個別に活性化制御するこ
    とができる複数のデジタル制御可変利得増幅器からな
    り、 前記第2増幅回路は、稼動中に前記利得が固定される一
    つ又は複数のデジタル制御固定利得増幅器からなり、 前記第3増幅回路は、複数の前記デジタル制御可変利得
    増幅器からなる可変利得増幅装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の可変利得増幅装置にお
    いて、 前記デジタル制御可変利得増幅器は、電圧又は電流の変
    化に応じて活性化されるトランジスタからなる可変利得
    増幅装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の可変利得増幅装
    置において、 前記デジタル制御固定利得増幅器は、電圧又は電流の変
    化に応じて活性化されるトランジスタからなる可変利得
    増幅装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の可変利得増幅装置にお
    いて、 前記第1増幅回路は、稼動中に前記利得を連続的に変更
    することができる一つ又は複数のアナログ制御可変利得
    増幅器からなり、 前記第2増幅回路は、稼動中に前記利得が固定される一
    つ又は複数の前記アナログ制御固定利得増幅器からな
    り、 前記第3増幅回路は、一つ又は複数の前記アナログ制御
    可変利得増幅器からなる可変利得増幅装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の可変利得増幅装置にお
    いて、 前記第1増幅回路は、稼動中に個別に活性化制御するこ
    とができる複数のデジタル制御可変利得増幅器からな
    り、 前記第2増幅回路は、稼動中に前記利得が固定される一
    つ又は複数のアナログ制御固定利得増幅器からなり、 前記第3増幅回路は、複数の前記デジタル制御可変利得
    増幅器からなる可変利得増幅装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の可変利得増幅装置にお
    いて、 前記デジタル制御可変利得増幅器は、電圧又は電流の変
    化に応じて活性化されるトランジスタからなる可変利得
    増幅装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7の何れか一項に記載の可
    変利得増幅装置において、 前記アナログ制御可変利得増幅器は、電流又は電圧の変
    化に応じて制御されるトランジスタからなる可変利得増
    幅装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8の何れか一項に記載の可
    変利得増幅装置において、 前記アナログ制御固定利得増幅は、電流又は電圧の変化
    に応じて制御されるトランジスタからなる可変利得増幅
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れか一項に記載の
    可変利得増幅装置において、 前記第1増幅回路の利得は、前記第3増幅回路の利得を
    超える値に設定される可変利得増幅装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れか一項に記載
    の可変利得増幅装置において、 前記第1増幅回路の前記利得を制御する第1制御信号
    と、前記第3増幅回路の前記利得を制御する第2制御信
    号を生成する利得制御信号生成回路を備える可変利得増
    幅装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の可変利得増幅装置
    において、 前記利得制御信号生成回路は、前記第2増幅回路の前記
    利得を制御する第3制御信号を生成する可変利得増幅装
    置。
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