JP2003243951A - 可変利得増幅器 - Google Patents

可変利得増幅器

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JP2003243951A JP2002045177A JP2002045177A JP2003243951A JP 2003243951 A JP2003243951 A JP 2003243951A JP 2002045177 A JP2002045177 A JP 2002045177A JP 2002045177 A JP2002045177 A JP 2002045177A JP 2003243951 A JP2003243951 A JP 2003243951A
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impedance
gain amplifier
variable gain
variable
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Yasunari Takiguchi
康成 瀧口
Yoshinori Kameyama
義典 亀山
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Sony Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0017Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal the device being at least one of the amplifying solid state elements of the amplifier
    • H03G1/0023Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal the device being at least one of the amplifying solid state elements of the amplifier in emitter-coupled or cascode amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45376Indexing scheme relating to differential amplifiers the AAC comprising one or more discrete resistors as shunts between collectors or drains

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の可変利得増幅器は、利得制御用の可変
抵抗素子の抵抗値を変化させると直流動作点も変化して
NF(雑音指標)特性が劣化するとともに、回路構成が
複雑となってチップ上の占有面積が大きくなるという課
題があった。 【解決手段】 可変利得増幅器において、差動対を成す
トランジスタ3およびトランジスタ4と、トランジスタ
3のコレクタとトランジスタ4のコレクタとの間に介装
され、PMOSトランジスタ13,PMOSトランジス
タ14および抵抗15から成る第1の抵抗可変手段と、
トランジスタ3のエミッタとトランジスタ4のエミッタ
との間に介装され、NMOSトランジスタ18、NMO
Sトランジスタ19および抵抗20から成る第2の抵抗
可変手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は可変利得増幅器に
係り、特に差動対を構成する2つのトランジスタの例え
ば出力間を可変抵抗素子を介して接続する構成を有する
可変利得増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】AGC回路等を構成する可変利得増幅器
については、増幅器利得の制御量や周波数特性以外に
も、利得低減の際の歪みの抑制やNF(雑音指数)の低
減が重要な問題となる。大きな利得制御量を得るために
は、増幅器の直流動作点を変化させて動作Gm(相互コ
ンダクタンス)を可変に制御する方式が一般的である
が、利得低減時において歪みが増加する。また、PIN
ダイオードのような低歪みの内部抵抗可変素子を用いて
出力信号を減衰させるアッテネータ方式を用いれば利得
低減時における歪みを抑制することができるが、基本的
には減衰器と同様に動作するために総合NFを低く維持
することが困難となる。
【0003】そこで、上記のような問題を解決するため
に、利得低減時の歪みの発生を抑制するとともにNF特
性の劣化を防止するように、負荷抵抗等を電気的に制御
する方法が考案されている。図2は、米国特許6100761
号(Highly Linear Variable-Gain Low Noise Amplifie
r)公報に記載された従来の可変利得増幅器の構成の一
例を示す回路図である。図2において、31は電圧源、
32は接地部、33は差動増幅回路を成す一方のバイポ
ーラトランジスタ、34は差動増幅回路を成す他方のバ
イポーラトランジスタ、35はトランジスタ33のベー
スに接続される一方の差動入力端子、36はトランジス
タ34のベースに接続される他方の差動入力端子、37
はトランジスタ33のコレクタに接続される一方の差動
出力端子、38はトランジスタ34のコレクタに接続さ
れる他方の差動出力端子、39はトランジスタ33のベ
ースに適切なバイアス電圧を印加するための抵抗、40
はトランジスタ34のベースに適切なバイアス電圧を印
加するための抵抗、41,41,…,41はそれ
ぞれトランジスタ33のコレクタと電圧源31との間に
おいて直列に接続される抵抗、42,42,…,4
はそれぞれ抵抗41,41,…,41の一方
の端部と電圧源31との間に介装されるPMOSトラン
ジスタである。PMOSトランジスタ42,42
…,42は、それぞれゲートに印加する電圧を制御す
ることで内部抵抗を可変とすることができ、抵抗4
,41,…,41とともに全体としてラダー型
抵抗回路を構成する。
【0004】また、43,43,…43はそれぞ
れトランジスタ34のコレクタと電圧源31との間にお
いて直列に接続される抵抗、44,44,…44
は全体としてラダー型抵抗回路を構成するようにそれぞ
れ抵抗43,43,…,43の一方の端部と電圧
源31との間に介装されるPMOSトランジスタ、45
,45,…,45はそれぞれトランジスタ33の
エミッタと接地部32との間において直列に接続される
抵抗、46,46,…,46は全体としてラダー
型抵抗回路を構成するようにそれぞれ抵抗45,45
,…,45の一方の端部と接地部32との間に介装
されるNMOSトランジスタ、47,47,…,4
はトランジスタ34のエミッタと接地部32との間
において直列に接続される抵抗、48,48,…,
48は全体としてラダー型抵抗回路を構成するように
それぞれ抵抗47,47,…,47の一方の端部
と接地部32との間に介装されるNMOSトランジスタ
である。
【0005】図2に示される差動増幅回路においては、
PMOSトランジスタ42およびPMOSトランジス
タ44、PMOSトランジスタ42およびPMOS
トランジスタ44、…、並びにPMOSトランジスタ
42およびPMOSトランジスタ44のゲートに対
して共通にそれぞれ印加するゲート電圧Vpg−1,V
pg−2,…,Vpg−nを適宜制御することで、抵抗
41,41,…,41およびPMOSトランジス
タ42,42,…,42から成る抵抗回路並びに
抵抗43,43,…43およびPMOSトランジ
スタ44,44,…,44から成る抵抗回路は、
それぞれ抵抗値を可変に制御できる第1の抵抗可変手段
として機能する。また、NMOSトランジスタ46
よびNMOSトランジスタ48、NMOSトランジス
タ46およびNMOSトランジスタ48、…、並び
にNMOSトランジスタ46およびNMOSトランジ
スタ48のゲートに対して共通にそれぞれ印加するゲ
ート電圧Vng−1,V g−2,…,Vng−nを適
宜制御することで、抵抗45,45,…,45
よびNMOSトランジスタ46,46,…,46
から成る抵抗回路並びに抵抗47,47,…47
およびNMOSトランジスタ48,48,…,48
から成る抵抗回路は、それぞれ抵抗値を可変に制御で
きる第2の抵抗可変手段として機能する。
【0006】例えば、PMOSトランジスタ42,4
,…,42およびPMOSトランジスタ44
44,…,44のゲート電圧を大きくしてPMOS
トランジスタの内部抵抗を大きくすると、第1の抵抗可
変手段に係る全体的な抵抗値は大きくなり、増幅器の利
得は大きくなる。また、NMOSトランジスタ46
46,…,46およびNMOSトランジスタ4
,48,…,48のゲート電圧を小さくしてN
MOSトランジスタの内部抵抗を大きくすると、第2の
抵抗可変手段に係る全体的な抵抗値は大きくなり、増幅
器の利得は小さくなる。
【0007】例えばAGC回路等において上記の可変利
得増幅器を使用する場合には、受信機後段からフィード
バックされるAGC制御電圧を1または複数の所定の閾
値と比較して、適正なゲート電圧Vpg−1,V
pg−2,…,Vpg−n,Vng −1,Vng−2
…,Vng−nを各ゲートに印加する。この際には、抵
抗値制御用のPMOSトランジスタ42,42
…,42,44,44,…,44およびNMO
Sトランジスタ46,46,…,46,48
48,…,48をある程度の線形性を担保できる範
囲内で動作させるように、各ゲート電圧Vpg−1,V
pg−2,…,Vpg−n,Vng−1,Vng −2
…,Vng−nを適宜制御するものとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変利得増幅器
は上記のように構成されているために、トランジスタ3
3のコレクタに接続されるラダー型抵抗回路により与え
られる第1の抵抗可変手段とトランジスタ34のコレク
タに接続されるラダー型抵抗回路により与えられる第1
の抵抗可変手段との不均一性、並びにトランジスタ33
のエミッタに接続される第2の抵抗可変手段とトランジ
スタ34のエミッタに接続される第2の抵抗可変手段と
の不均一性が増幅器の平衡度に大きく影響するために、
利得変化時において歪みが生じやすいという課題があっ
た。また、回路構成が複雑になるために、基板あるいは
チップ上において、増幅器に係る占有面積が大きくなる
という課題があった。さらに、第1の抵抗可変手段ある
いは第2の抵抗可変手段の抵抗値を変化させると、直流
動作点も変化してNF特性が劣化してしまうために、直
流動作点も同時に制御する必要が生じて、印加するゲー
ト電圧等に係る制御が複雑になるという課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、簡単な構成で利得変化時における
歪みを低減させるとともに、NF特性の劣化を抑制する
ことができる可変利得増幅器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変利得
増幅器は、差動対を成す第1のトランジスタおよび第2
のトランジスタと、第1のトランジスタのコレクタまた
はドレインと第2のトランジスタのコレクタまたはドレ
インとの間に介装されてインピーダンスを可変に制御可
能であるインピーダンス可変手段とを有して構成される
ようにしたものである。
【0011】この発明に係る可変利得増幅器は、インピ
ーダンス可変手段において、第1のトランジスタのコレ
クタまたはドレインと第2のトランジスタのコレクタま
たはドレインとの間で直列に接続される第3のトランジ
スタおよび第4のトランジスタを有するようにしたもの
である。
【0012】この発明に係る可変利得増幅器は、差動対
を成す第1のトランジスタおよび第2のトランジスタ
と、第1のトランジスタのエミッタまたはソースと第2
のトランジスタのエミッタまたはソースとの間に介装さ
れてインピーダンスを可変に制御可能であるインピーダ
ンス可変手段とを有して構成されるようにしたものであ
る。
【0013】この発明に係る可変利得増幅器は、インピ
ーダンス可変手段において、第1のトランジスタのエミ
ッタまたはソースと第2のトランジスタのエミッタまた
はソースとの間で直列に接続される第3のトランジスタ
および第4のトランジスタを有するようにしたものであ
る。
【0014】この発明に係る可変利得増幅器は、差動対
を成す第1のトランジスタおよび第2のトランジスタ
と、第1のトランジスタのコレクタまたはドレインと第
2のトランジスタのコレクタまたはドレインとの間に介
装されてインピーダンスを可変に制御可能である第1の
インピーダンス可変手段と、第1のトランジスタのエミ
ッタまたはソースと第2のトランジスタのエミッタまた
はソースとの間に介装されてインピーダンスを可変に制
御可能である第2のインピーダンス可変手段とを有して
構成されるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本願
発明に係る実施の形態について説明する。なお、以下の
説明においては、本願発明の実施の形態に記載された実
施例を構成する各要素と、特許請求の範囲に記載された
発明を構成する各要素との対応関係を明らかにするため
に、実施例の各要素にそれぞれ対応する特許請求の範囲
に記載された発明の各要素を本願発明の実施の形態に係
る説明文中において実施例の各要素に続けて適宜かっこ
書きにより示すものとする。
【0016】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1による可変利得増幅器の構成を示す回路図であ
る。図1において、1は電圧源、2は接地部、3は差動
増幅回路を成す一方のバイポーラトランジスタ(第1の
バイポーラトランジスタ)、4は差動増幅回路を成す他
方のバイポーラトランジスタ(第2のバイポーラトラン
ジスタ)、5はトランジスタ3のベースに接続される一
方の差動入力端子、6はトランジスタ4のベースに接続
される他方の差動入力端子、7はトランジスタ3のコレ
クタに接続される一方の差動出力端子、8はトランジス
タ4のコレクタに接続される他方の差動出力端子、9は
トランジスタ3のベースに適切なバイアス電圧を印加す
るための抵抗、10はトランジスタ4のベースに適切な
バイアス電圧を印加するための抵抗、11はトランジス
タ3のコレクタと電圧源1との間に介装される抵抗、1
2はトランジスタ4のコレクタと電圧源1との間に介装
される抵抗、13はトランジスタ3のコレクタにドレイ
ンが接続されるPMOSトランジスタ(第3のトランジ
スタ)、14はトランジスタ4のコレクタにドレインが
接続されるPMOSトランジスタ(第4のトランジス
タ)、15はPMOSトランジスタ13のソースとPM
OSトランジスタ14のソースとの接続部位と電圧源1
との間に介装される抵抗、16はトランジスタ3のエミ
ッタと接地部2との間に介装される抵抗、17はトラン
ジスタ4のエミッタと接地部2との間に介装される抵
抗、18はトランジスタ3のエミッタにドレインが接続
されるNMOSトランジスタ(第3のトランジスタ)、
19はトランジスタ4のエミッタにドレインが接続され
るNMOSトランジスタ(第4のトランジスタ)、20
はNMOSトランジスタ18のソースとNMOSトラン
ジスタ19のソースとの接続部位と接地部2との間に介
装される抵抗である。
【0017】PMOSトランジスタ13、PMOSトラ
ンジスタ14および抵抗15から、差動増幅回路を成す
一方のトランジスタ3のコレクタと他方のトランジスタ
4のコレクタとの間に介装されて抵抗値を可変に制御可
能な第1の抵抗可変手段(インピーダンス可変手段;第
1のインピーダンス可変手段)が構成される。また、N
MOSトランジスタ18、NMOSトランジスタ19お
よび抵抗20から、差動増幅回路を成す一方のトランジ
スタ3のエミッタと他方のトランジスタ4のエミッタと
の間に介装されて抵抗値を可変に制御可能な第2の抵抗
可変手段(インピーダンス可変手段;第2のインピーダ
ンス可変手段)が構成される。
【0018】次に、動作について説明する。差動入力端
子5および差動入力端子6に互いに逆相の入力信号を印
加することで、差動出力端子7および差動出力端子8す
なわちトランジスタ3のコレクタおよびトランジスタ4
のコレクタにおいて互いに逆相の出力信号を得る。トラ
ンジスタ3のコレクタおよびトランジスタ4のコレクタ
に関しては、互いに上記第1の抵抗可変手段により接続
されていても、トランジスタ3およびトランジスタ4の
ベースに所定のバイアス電圧が印加された際の直流電位
は一定に維持される。これにより、トランジスタ3およ
びトランジスタ4から成る差動増幅回路の直流動作点
は、PMOSトランジスタ13のゲートおよびPMOS
トランジスタ14のゲートに印加されるゲート電圧V
pgの変化すなわち差動増幅回路の利得の変化に関わら
ず一定に保持される。また、トランジスタ3のエミッタ
およびトランジスタ4のエミッタに関しては、互いに上
記第2の抵抗可変手段により接続されていても、トラン
ジスタ3およびトランジスタ4のベースに所定のバイア
ス電圧が印加された際の直流電位は一定に維持される。
これにより、トランジスタ3およびトランジスタ4から
成る差動増幅回路の直流動作点は、NMOSトランジス
タ18のゲートおよびNMOSトランジスタ19のゲー
トに印加されるゲート電圧Vngの変化すなわち差動増
幅回路の利得の変化に関わらず一定に保持される。
【0019】図1に示された可変利得増幅器の利得の調
整については、PMOSトランジスタ13およびPMO
Sトランジスタ14のゲートに印加されるゲート電圧V
pgまたはNMOSトランジスタ18およびNMOSト
ランジスタ19のゲートに印加されるゲート電圧Vng
を適宜制御することで実施する。
【0020】ゲート電圧Vpgを高くすれば、PMOS
トランジスタ13およびPMOSトランジスタ14の内
部抵抗が大きくなることで、コレクタ側において差動信
号に係る負帰還が小さくなり差動増幅回路の利得は増加
する。また、ゲート電圧V を低くすれば、PMOS
トランジスタ13およびPMOSトランジスタ14の内
部抵抗が小さくなることで、コレクタ側において差動信
号に係る負帰還が大きくなり差動増幅回路の利得は低下
する。
【0021】また、ゲート電圧Vngを高くすれば、N
MOSトランジスタ18およびNMOSトランジスタ1
9の内部抵抗が小さくなることで、エミッタ側において
差動信号に係る負帰還が大きくなり差動増幅回路の利得
は増加する。また、ゲート電圧Vngを低くすれば、N
MOSトランジスタ18およびNMOSトランジスタ1
9の内部抵抗が大きくなることで、エミッタ側において
差動信号に係る負帰還が小さくなり差動増幅回路の利得
は低下する。
【0022】したがって、差動増幅回路について最大の
利得を得る際には、PMOSトランジスタ13およびP
MOSトランジスタ14をオフさせて各PMOSトラン
ジスタのドレイン−ソース間抵抗をおおよそ無限大とで
きる高い電圧レベルのゲート電圧Vpgを印加するとと
もに、NMOSトランジスタ18およびNMOSトラン
ジスタ19を飽和領域で動作させて各NMOSトランジ
スタのドレイン−ソース間抵抗をおおよそ最小とできる
高い電圧レベルのゲート電圧Vngを印加する。また、
差動増幅回路について最小の利得を得る際には、上記の
場合と逆に、低い電圧レベルのゲート電圧Vpgを印加
するとともに、低い電圧レベルのゲート電圧Vngを印
加する。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、差動対を成すトランジスタ3のコレクタとトランジ
スタ4のコレクタとの間に抵抗値を可変に制御可能であ
る第1の抵抗可変手段を備えるように構成したので、第
1の抵抗可変手段の抵抗値を変化させて差動増幅回路の
利得を変化させても直流動作点を一定に維持することが
できるからNF特性の劣化を防止することができるとい
う効果を奏する。また、第1の抵抗可変手段をコレクタ
間に配置することで、差動信号に係る負帰還を利用して
利得を制御することが可能となり、歪みの発生を抑制す
ることができるという効果を奏する。なお、差動対を成
すトランジスタ3のエミッタとトランジスタ4のエミッ
タとの間に抵抗値を可変に制御可能である第2の抵抗可
変手段を備えるように構成したことによっても、同様の
効果を奏することができる。さらに、第1の抵抗可変手
段と第2の抵抗可変手段とを有するので、線形性をでき
る限り維持できるように両手段を適宜制御することで、
歪みの発生を最小限に抑えて所望の利得を得ることがで
きるという効果を奏する。
【0024】また、PMOSトランジスタ13、PMO
Sトランジスタ14および抵抗15から第1の抵抗可変
手段を構成するようにしたので、回路構成を簡略化する
ことができて、チップ上における可変利得増幅器の占有
面積を低減することができるとともに、高域特性を損な
う浮遊容量の発生を抑制して良好な周波数特性を得るこ
とができるという効果を奏する。また、同一特性を有す
る一対のPMOSトランジスタを用いて利得を制御する
構成としたので、各PMOSトランジスタの非線形性を
互いに補償するように動作させることが可能となり、歪
みの発生をより抑制することができるという効果を奏す
る。なお、NMOSトランジスタ18、NMOSトラン
ジスタ19および抵抗20から第2の抵抗可変手段を構
成することによっても、同様の効果を奏することができ
る。
【0025】なお、実施の形態1により説明される可変
利得増幅器は、本願発明を限定するものではなく、例示
することを意図して開示されているものである。本願発
明の技術的範囲は特許請求の範囲の記載により定められ
るものであり、特許請求の範囲に記載された技術的範囲
内において種々の設計的変更が可能である。例えば、上
記実施の形態1においてはトランジスタ3,4としてバ
イポーラトランジスタを用いる構成を採っているが、バ
イポーラトランジスタに代えてそれぞれMOSトランジ
スタ(第1のMOSトランジスタ、第2のMOSトラン
ジスタ)を用いて非飽和領域において動作させることで
差動増幅回路を構成するようにしてもよい。また、トラ
ンジスタ3,4のコレクタにはそれぞれPMOSトラン
ジスタ13,14を接続する構成としているが、ゲート
電圧あるいはベース電圧を確定するための回路構成(例
えば電圧源1と抵抗15)を適宜変更することにより、
PMOSトランジスタに代えてそれぞれNMOSトラン
ジスタあるいはバイポーラトランジスタを接続する構成
としてもよい。さらに、トランジスタ3,4のエミッタ
にはそれぞれNMOSトランジスタ18,19を接続す
る構成としているが、NMOSトランジスタに代えてそ
れぞれPMOSトランジスタあるいはバイポーラトラン
ジスタを接続する構成としてもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、差動対を成す第1の
トランジスタおよび第2のトランジスタと、第1のトラ
ンジスタのコレクタまたはドレインと第2のトランジス
タのコレクタまたはドレインとの間に介装されてインピ
ーダンスを可変に制御可能であるインピーダンス可変手
段とを有して構成されるようにしたので、インピーダン
ス可変手段のインピーダンスを変化させて差動増幅回路
の利得を変化させても直流動作点を一定に維持すること
が可能となるからNF特性に係る劣化を防止することが
できるとともに、インピーダンス可変手段により与えら
れる負帰還により差動増幅回路の利得を制御することで
歪みの発生を抑制することができるという効果を奏す
る。
【0027】この発明によれば、インピーダンス可変手
段において、第1のトランジスタのコレクタまたはドレ
インと第2のトランジスタのコレクタまたはドレインと
の間で直列に接続される第3のトランジスタおよび第4
のトランジスタを有するように構成したので、一対のト
ランジスタを用いて素子特性に係る非線形性を互いに補
償することでより歪みの発生を抑制できるとともに、簡
単な回路構成でインピーダンス可変手段を実現すること
ができてチップ上における可変利得増幅回路の占有面積
を低減できるという効果を奏する。
【0028】この発明によれば、差動対を成す第1のト
ランジスタおよび第2のトランジスタと、第1のトラン
ジスタのエミッタまたはソースと第2のトランジスタの
エミッタまたはソースとの間に介装されてインピーダン
スを可変に制御可能であるインピーダンス可変手段とを
有して構成されるようにしたので、インピーダンス可変
手段のインピーダンスを変化させて差動増幅回路の利得
を変化させても直流動作点を一定に維持することが可能
となるからNF特性に係る劣化を防止することができる
とともに、インピーダンス可変手段により与えられる負
帰還により差動増幅回路の利得を制御することで歪みの
発生を抑制することができるという効果を奏する。
【0029】この発明によれば、インピーダンス可変手
段において、第1のトランジスタのエミッタまたはソー
スと第2のトランジスタのエミッタまたはソースとの間
で直列に接続される第3のトランジスタおよび第4のト
ランジスタを有するように構成したので、一対のトラン
ジスタを用いて素子特性に係る非線形性を互いに補償す
ることでより歪みの発生を抑制できるとともに、簡単な
回路構成でインピーダンス可変手段を実現することがで
きてチップ上における可変利得増幅回路の占有面積を低
減できるという効果を奏する。
【0030】この発明によれば、差動対を成す第1のト
ランジスタおよび第2のトランジスタと、第1のトラン
ジスタのコレクタまたはドレインと第2のトランジスタ
のコレクタまたはドレインとの間に介装されてインピー
ダンスを可変に制御可能である第1のインピーダンス可
変手段と、第1のトランジスタのエミッタまたはソース
と第2のトランジスタのエミッタまたはソースとの間に
介装されてインピーダンスを可変に制御可能である第2
のインピーダンス可変手段とを有して構成されるように
したので、2つのインピーダンス可変手段の動作につい
て線形性をできるだけ保持できるように両手段を適宜制
御することで、歪みの発生を最小限に抑えて所望の利得
を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による可変利得増幅
器の構成を示す回路図である。
【図2】 従来の可変利得増幅器の構成の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 電圧源、2 接地部、3 バイポーラトランジスタ
(第1のバイポーラトランジスタ)、4 バイポーラト
ランジスタ(第2のバイポーラトランジスタ)、5,6
差動入力端子、7,8 差動出力端子、9,10,1
1,12,15,16,17,20 抵抗、13 PM
OSトランジスタ(第3のトランジスタ)、14 PM
OSトランジスタ(第4のトランジスタ)、18 NM
OSトランジスタ(第3のトランジスタ)、19 NM
OSトランジスタ(第4のトランジスタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA21 CA41 CA92 FA00 HA02 HA10 HA17 HA25 KA02 MA13 MA21 ND01 ND16 ND25 PD02 5J100 AA14 AA15 AA24 BA05 BB02 BC02 EA02 5J500 AA01 AA12 AC21 AC41 AC92 AF00 AH02 AH10 AH17 AH25 AK02 AM13 AM21 DN01 DN16 DN25 DP02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動対を成す第1のバイポーラトランジ
    スタおよび第2のバイポーラトランジスタと、 前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタと前記第
    2のバイポーラトランジスタのコレクタとの間に介装さ
    れてインピーダンスを可変に制御可能であるインピーダ
    ンス可変手段とを有して構成されることを特徴とする可
    変利得増幅器。
  2. 【請求項2】 インピーダンス可変手段が、第1のバイ
    ポーラトランジスタのコレクタと第2のバイポーラトラ
    ンジスタのコレクタとの間において直列に接続される第
    3のトランジスタおよび第4のトランジスタを有して構
    成されることを特徴とする請求項1記載の可変利得増幅
    器。
  3. 【請求項3】 差動対を成す第1のMOSトランジスタ
    および第2のMOSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタのドレインと前記第2の
    MOSトランジスタのドレインとの間に介装されてイン
    ピーダンスを可変に制御可能であるインピーダンス可変
    手段とを有して構成されることを特徴とする可変利得増
    幅器。
  4. 【請求項4】 インピーダンス可変手段が、第1のMO
    Sトランジスタのドレインと第2のMOSトランジスタ
    のドレインとの間において直列に接続される第3のトラ
    ンジスタおよび第4のトランジスタを有して構成される
    ことを特徴とする請求項3記載の可変利得増幅器。
  5. 【請求項5】 差動対を成す第1のバイポーラトランジ
    スタおよび第2のバイポーラトランジスタと、 前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタと前記第
    2のバイポーラトランジスタのエミッタとの間に介装さ
    れてインピーダンスを可変に制御可能であるインピーダ
    ンス可変手段とを有して構成されることを特徴とする可
    変利得増幅器。
  6. 【請求項6】 インピーダンス可変手段が、第1のバイ
    ポーラトランジスタのエミッタと第2のバイポーラトラ
    ンジスタのエミッタとの間において直列に接続される第
    3のトランジスタおよび第4のトランジスタを有して構
    成されることを特徴とする請求項5記載の可変利得増幅
    器。
  7. 【請求項7】 差動対を成す第1のMOSトランジスタ
    および第2のMOSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタのソースと前記第2のM
    OSトランジスタのソースとの間に介装されてインピー
    ダンスを可変に制御可能であるインピーダンス可変手段
    とを有して構成されることを特徴とする可変利得増幅
    器。
  8. 【請求項8】 インピーダンス可変手段が、第1のMO
    Sトランジスタのソースと第2のMOSトランジスタの
    ソースとの間において直列に接続される第3のトランジ
    スタおよび第4のトランジスタを有して構成されること
    を特徴とする請求項7記載の可変利得増幅器。
  9. 【請求項9】 差動対を成す第1のバイポーラトランジ
    スタおよび第2のバイポーラトランジスタと、 前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタと前記第
    2のバイポーラトランジスタのコレクタとの間に介装さ
    れてインピーダンスを可変に制御可能である第1のイン
    ピーダンス可変手段と、 前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタと前記第
    2のバイポーラトランジスタのエミッタとの間に介装さ
    れてインピーダンスを可変に制御可能である第2のイン
    ピーダンス可変手段とを有して構成されることを特徴と
    する可変利得増幅器。
  10. 【請求項10】 差動対を成す第1のMOSトランジス
    タおよび第2のMOSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタのドレインと前記第2の
    MOSトランジスタのドレインとの間に介装されてイン
    ピーダンスを可変に制御可能である第1のインピーダン
    ス可変手段と、 前記第1のMOSトランジスタのソースと前記第2のM
    OSトランジスタのソースとの間に介装されてインピー
    ダンスを可変に制御可能である第2のインピーダンス可
    変手段とを有して構成されることを特徴とする可変利得
    増幅器。
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