JP2001143392A - ディスク記録装置 - Google Patents

ディスク記録装置

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Publication number
JP2001143392A
JP2001143392A JP32419699A JP32419699A JP2001143392A JP 2001143392 A JP2001143392 A JP 2001143392A JP 32419699 A JP32419699 A JP 32419699A JP 32419699 A JP32419699 A JP 32419699A JP 2001143392 A JP2001143392 A JP 2001143392A
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disk
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JP32419699A
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Takeshi Yamamoto
剛 山本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラッキング制御状態の相違に起因してディ
スクへの追記による記録データの繋ぎの前後で生じる瞬
時的なディスクの線速度の変化により記録済みの記録デ
ータに追記する記録データを正確に同期させることが出
来なかった。 【解決手段】 ディスクに追記する際にディスクに既に
記録された記録済みの記録データの終端に連続する記録
開始位置を記録開始位置検出手段30により検出し、同
時に同期設定手段31により記録済みの記録データに同
期させて追記する記録データを生成し、記録開始位置か
ら記録データの追記を開始するようにする。この追記開
始時において光学ヘッド1のスレッド位置をスレッド制
御手段5により記録データの記録停止時におけるスレッ
ド位置に設定する。これによりディスクへの追記による
記録データの繋ぎの前後で、トラッキング制御状態の相
違に起因する瞬時的なディスクの線速度の変化を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ヘッドからの
光ビームを用いてディスクに記録データを記録するディ
スク記録装置に関し、特に、記録データの連続性を確保
してディスクに追記可能としたディスク記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学ヘッドからの光ビームを用いてディ
スクにデジタルの記録データを記録するディスク記録装
置としては、CD(Compact Disc)ファミリーのCD−
R(Recordable)ドライブやCD−RW(ReWritable)
ドライブが良く知られている。
【0003】このようなディスク記録装置においては、
記録速度やデータストリームの条件でバッファアンダー
ラン・エラーが発生し、ディスクに記録する記録データ
の生成が途切れると、記録動作が停止される。
【0004】CD−Rのようなライトワンスメディアの
ディスクの場合、記録動作が停止されると、そのディス
クが使用できなくなってしまう。
【0005】また、CD−RWのような上書き可能なデ
ィスクの場合、記録動作が停止されると、その停止され
た記録を最初からやり直す必要があった。
【0006】パケット単位で記録が行えるパケットライ
ト方式も存在するが、このパケットライト方式にはCD
−ROMドライブが必ずしも対応していないためにCD
−ROMドライブとの互換性に点からトラックアットワ
ンス(track at once)あるいはセッションアットワン
ス(session at once)方式により記録することが望ま
しい。
【0007】また、パケットライト方式はパケット間の
接続のために7ブロックもの繋ぎブロックを形成する必
要があり、ディスクの記録容量の無駄が多いという問題
がある。
【0008】その為、記録動作の停止後、記録停止前に
ディスクに記録済みの記録データに繋ぎブロック無しに
連続して記録データを追記することが可能であれば、ト
ラックアットワンスあるいはセッションアットワンス方
式の場合、CD−ROMドライブとの互換性の点で好ま
しく、また、パケットライト方式他追記時に記録データ
の繋ぎに繋ぎブロックを必要とする記録方式の場合、デ
ィスクの記録容量の有効活用の点で好ましく、このよう
に繋ぎブロック無しに連続して記録データを追記するこ
とが可能ディスク記録装置が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に連続して記録データを追記しようとする場合、ディス
クに記録済みの記録データに連続して新たな記録データ
を追記するようにすると共に、前記記録済みの記録デー
タに同期させて追記を開始する必要であり、記録データ
の繋ぎ部分の処理が困難である。
【0010】追記する記録データを記録済みの記録デー
タに同期させるには、追記を開始する際のディスクの回
転速度を記録を中断する直前のディスクの回転速度に正
確に合わせる必要がある。
【0011】ところで、光学ヘッドからの光ビームを用
いる光学式のディスク記録装置においては、通常、光学
ヘッドに備えるアクチュエータにより対物レンズを信号
トラックのトラッキング方向に変位させると共に、光学
ヘッド自体をスレッド機構によりディスクの径方向に送
る構成とすることにより光学ヘッドによるディスクのト
レース位置がディスクの径方向に変位可能となってい
る。
【0012】追記する記録データを記録済みの記録デー
タに同期させる同期設定時の同期ズレの要因としてディ
スクへの記録データの記録停止時とディスクへの記録デ
ータの追記開始時とにおけるトラッキング制御状態の相
違に起因してディスクの線速度が変動することが挙げら
れる。
【0013】光学ヘッドによるトレース位置を同一の信
号トラックに合わせる場合であっても光学ヘッド自体が
変位されているスレッド位置は一定していないので、デ
ィスクへの記録データの記録停止時とディスクへの記録
データの追記開始時とでスレッド位置がズレ、その位置
ズレにより対物レンズの偏倚量が相違する。
【0014】トラッキングサーボ時において、光学ヘッ
ドによるトレース位置は平均的には同一信号トラックに
合わされているが、瞬時的には絶えず同一信号トラック
を横切っている。そして、同一の信号トラックにトレー
ス位置を合わせる場合にスレッド位置が異なると、同一
信号トラックに対してトレース位置が瞬時的にズレる距
離が相違し、トラッキング制御状態の相違が生じる。
【0015】このトラッキング制御状態の相違が生じる
と、光学ヘッドによるトレース位置が正確に信号トラッ
ク上に位置する時点のタイミングが異なり、このタイミ
ングの相違は瞬時的なディスクの線速度の変化を生じさ
せる。
【0016】すなわち、ディスクの記録時において、デ
ィスクの回転制御はディスクに形成されるプリグルーブ
(Pre-groove)に含まれる22.05kHzのウォブル(wobbl
e)信号を用いて行われるが、光学ヘッドによるトレー
ス位置が正確に信号トラック上に位置する時点のタイミ
ングが異なると、前記ウォブル信号が抽出されるタイミ
ングが異なることになり、それにより瞬時的なディスク
の線速度の変化が生じた。
【0017】この瞬時的なディスクの線速度の変化によ
り記録済みの記録データに追記する記録データを正確に
同期させることが出来ないという問題が生じた。
【0018】追記する記録データを正確に同期させるこ
とが出来ないと、追記による記録データの繋ぎの前後に
おいてクロック成分の乱れを含んで記録データが追記さ
れ、再生時に追記による記録データの繋ぎの前後におい
て再生エラーが増大するという問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクへの
記録データの追記を開始する記録開始位置を記録開始位
置検出手段により検出し、同時に同期設定手段により記
録済みの記録データに同期させて追記する記録データを
生成し、記録開始位置から記録データの追記を開始する
ようにする。この追記開始時において光学ヘッドのスレ
ッド位置をスレッド制御手段により記録データの記録停
止時におけるスレッド位置に設定する。これにより追記
開始時におけるトラッキング制御状態を記録停止時にお
けるトラッキング制御状態と同条件にし、ディスクへの
追記による記録データの繋ぎの前後で、トラッキング制
御状態の相違に起因する瞬時的なディスクの線速度の変
化を防止する。
【0020】
【実施例】図1は本発明に係るディスク記録装置として
CD−Rドライブの一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【0021】図1において、1はディスクの信号トラッ
クをトレースするレーザービームを出射し、ディスクに
対して記録データの書き込み及び読み出しを行う光学ヘ
ッドである。該光学ヘッド1はアクチュエータ(図示せ
ず)により対物レンズがディスクの信号トラックのトラ
ッキング方向に変位されると共に、光学ヘッド1自体が
スレッド機構2によりディスクの径方向に送られる構成
となっており、スレッド機構2及びアクチュエータによ
りディスクのトレース位置をディスクの径方向に変位さ
せるようになっている。
【0022】3は前記光学ヘッド1により得られる受光
出力のRF信号(ラジオ周波信号)を増幅し、そのRF
信号を2値化するRFアンプ、4は光学ヘッド1により
得られる各種受光出力をフィードバックし、光学ヘッド
1から出射されるレーザービームをディスクの反射面に
合焦させるフォーカシング制御及び前記レーザービーム
をディスクの信号トラックに追従させるトラッキング制
御を行うヘッドサーボ回路である。該ヘッドサーボ回路
4には、光学ヘッド1自体をディスクの径方向に送るス
レッド機構2を制御するスレッド制御手段5が備えられ
ている。
【0023】6はスレッド機構2の変位に伴う検出出力
を発生するセンサー、7は該センサー6の検出出力によ
り光学ヘッド1が位置するスレッド位置を検出するスレ
ッド位置検出回路、8は該スレッド位置検出回路7によ
って検出されるスレッド位置に対応する位置データを記
憶するスレッド位置メモリである。
【0024】9はRFアンプ3から出力されるRF信号
の2値化データを再生クロックに同期してオーディオ専
用のCD−DAディスクの信号フォーマットに規定され
る範囲の復調処理を行うCD−DAデコーダである。該
CD−DAデコーダ9は、入力されるRF信号の2値化
データから各種データを分離し、EFM(Eight to Fou
rteen Modulation)データをEFM復調すると共に、具
備されたフレーム同期検出手段10によりEFMデータ
のフレーム(EFMフレーム)の先頭を示すフレーム同
期信号を検出し、具備されたサブコード同期検出手段1
1によりEFMフレームを98個により構成されるサブ
コードにおける同期信号(S0,S1)を検出し、具備
されたサブコード復調手段12によりサブコードを復調
する。
【0025】13はCD−DAデコーダ9により復調さ
れた復調データをCD−ROMディスクの信号フォーマ
ットに規定される範囲の復調処理を行うCD−ROMデ
コーダである。該CD−ROMデコーダ13は、CD−
ROMディスクの信号フォーマットに規定されるCD−
ROMデータの同期検出を行うと共に、CD−ROMデ
ータ用の誤り検出符号のEDC(Error Detection Cod
e)及び誤り訂正符号のECC(Error Correction Cod
e)に応じた誤り検出及び誤り訂正を行う。
【0026】14は接続端子15を介して外部に接続さ
れるパソコン等のホスト機器とのデータの受け渡しを制
御するインタフェース、16は該インタフェース14に
入力される入力データをディスクに記録する記録データ
に変調するエンコーダである。該エンコーダ16は、C
D−ROM規格に基づいて入力データにシンク、ヘッ
ダ、CD−ROMデータ用の誤り検出符号のEDC及び
誤り訂正符号のECCを付加するCD−ROMエンコー
ダ部17と、該CD−ROMエンコーダ部17によりエ
ンコードされたCD−ROMデータにCD−DA規格に
基づいてCD−DA方式の誤り訂正符号であるCIRC
(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)処理を施す
と共に、サブコードを付加し、かつEFM処理を施し、
フレーム同期信号を付加するCD−DAエンコーダ部1
8とを備えている。
【0027】19は前記エンコーダ16から出力される
EFMデータの記録データに基づいて光学ヘッド1から
発生させるレーザービームを制御する制御出力を発生す
るヘッド出力制御回路、20は該ヘッド出力制御回路1
9からの制御出力に応じてディスクへの記録を行うべく
光学ヘッド1のレーザー光源を駆動するレーザー駆動回
路である。
【0028】21はインタフェース14により入力され
る入力データをキャッシュし、エンコーダ16によって
ディスクに記録する記録データに変調処理する際に使用
されると共に、ディスクから読み取ったデータをキャッ
シュし、CD−DAデコーダ9及びCD−ROMデコー
ダ13によってそのデータを復調処理する際に使用され
るバッファRAMである。
【0029】22はディスクのプリグルーブを光学ヘッ
ド1によりトレースしてRFアンプ3を介して得られる
プリグルーブ信号から22.05kHzのウォブル成分を抽出す
るウォブルデコーダである。該ウォブルデコーダ22に
は抽出したウォブル成分からATIP(Absolute Time
In Pre-groove)を復調するATIP復調回路23が備
えられている。
【0030】24はディスクを回転駆動するディスクモ
ータ、25は該ディスクモータ24の駆動制御を行うモ
ータサーボ回路である。該モータサーボ回路25は、線
速度一定で信号記録されたディスクを再生する際に線速
度一定方式で回転制御することが出来ると共に、角速度
一定方式で回転制御可能となっており、また、ディスク
の記録時において、ウォブルデコーダ22により抽出さ
れたウォブル成分を用いてディスクの回転制御を行う。
【0031】26はディスクの記録及び再生に係るシス
テム制御を行うシステム制御回路である。該システム制
御回路26は、サブコード復調回路12により復調され
たサブコード(サブQデータ)における絶対時間情報の
サブコードアドレス、及びATIP復調回路23により
復調されたATIPにおける絶対時間情報のATIPア
ドレスを選択的に参照してアクセスを制御するアクセス
制御手段27と、バッファRAM21に対するデータの
書き込み及び読み出しを制御するバッファ制御手段28
と、接続端子15に接続されるホスト機器からの命令に
よりディスクへの記録データの記録停止を判断すると共
に、ディスクへの記録データの記録開始を判断する記録
判断手段29と、該記録判断手段29により記録開始の
判断が行われた際に記録停止によりディスクに途切れて
記録された記録データの終端に連続する位置をディスク
の記録開始位置として検出する記録開始位置検出手段3
0と、サブコード同期検出回路11より検出されるサブ
コード同期信号及びサブコード復調回路12により復調
されるサブQデータを用いて新たにディスクに記録する
記録データを既にディスクに記録済みの記録データに同
期させる同期設定手段31とを備えている。
【0032】このように構成されるディスク記録装置
は、接続端子15に接続されるホスト機器から記録を要
求するデータが送信されると、そのデータはインタフェ
ース14により受信され、バッファRAM21に書き込
まれる。
【0033】インタフェース14に受信データが受信さ
れ、バッファRAM21に書き込まれたデータの備蓄量
がエンコーダ16によりエンコード処理を開始するデー
タ容量に達すると、バッファRAM21からデータが読
み出され、エンコーダ16によりEFMフレーム単位で
ディスクに記録するべき形態の記録データ(EFMデー
タ)に変調される。
【0034】光学ヘッド1によるトレース位置がディス
クの記録開始位置に来ると、エンコーダ16からEFM
フレーム単位で記録データが順次出力され、その出力さ
れた記録データに対応するATIP復調回路23により
復調されるATIPアドレスのアドレスデータがシステ
ム制御回路26内に具備されるアドレスメモリ32に順
次更新されて記憶される。
【0035】レーザー駆動回路20はエンコーダ16か
ら出力された記録データに基づいて光学ヘッド1のレー
ザー光源を駆動し、それにより記録データのディスクへ
の記録が行われてゆく。
【0036】次に、ディスクへの記録データの記録停止
及び記録再開について説明する。
【0037】インタフェース14に受信されるデータ量
がディスクに記録される記録データの容量に対して不足
する状態となり、エンコーダ16から記録データが出力
される平均のデータ転送レートに比べてエンコーダ16
に入力される入力データの平均のデータ転送レートが低
速になると、バッファRAM21に備蓄されるデータ容
量が減少してくる。
【0038】この状態が続くと、やがてバッファRAM
21に備蓄されるデータ容量が所定量より減少し、バッ
ファRAM21がバッファアンダーラン状態になると判
断され、記録判断手段29によりディスクへの記録を停
止する判断が行われる。
【0039】また、パケット単位、あるいはセッション
毎にてディスクへの記録が行われている最中において、
次に記録が要求されるデータがインタフェース14に受
信されてバッファRAM21に備蓄されるデータ容量が
エンコーダ16によりエンコード処理を開始するデータ
容量に達するまで、記録判断手段29によりディスクへ
の記録を停止する判断が行われる。
【0040】記録判断手段29によりディスクへの記録
停止が判断されると、エンコーダ16よる入力データの
エンコード処理動作の停止が実行されると共に、ヘッド
出力制御回路19からレーザー駆動回路20を制御する
制御出力の停止が行われ、光学ヘッド1から記録用に設
定されたレーザービームの出射が停止され、ディスクへ
の記録が停止される。
【0041】ところで、EFMフレームが98単位で構
成されるサブコードフレーム単位毎にエンコード処理動
作の停止及び開始を実行する。記録判断手段29により
ディスクへの記録停止が判断されると、エンコーダ16
はエンコーダ16内に備えられる内部RAM33に備蓄
されるデータを用いてエンコード処理途中のサブコード
フレームを構成する各EFMフレームの記録データの生
成を継続し、そのサブコードフレームが完成される最後
のEFMフレームの記録データを生成し、そして、その
次に続くEFMフレームのフレーム同期信号を生成して
エンコード処理動作を停止する。
【0042】次に記録が要求されるデータがインタフェ
ース14に受信されてバッファRAM21に備蓄される
データ容量がエンコーダ16によりエンコード処理を開
始するデータ容量に達すると、記録判断手段29により
ディスクへの記録を開始する判断が行われる。
【0043】前記記録判断手段29による記録開始の判
断により、エンコーダ16は新たに記録が要求されたデ
ータのエンコード処理動作を開始する。
【0044】エンコーダ16によるエンコード処理動作
が開始される際、記録停止の直前にエンコード処理され
た最終データに続くデータからエンコード処理を開始す
る場合、内部RAM33に備蓄されるデータにより記録
開始直後にエンコード処理されるデータに対してCIR
Cのインターリーブ長(EFMフレームで最大108フ
レーム)が確保されるので、必要に応じて記録停止直前
に前記内部RAM33に備蓄されたデータを使用してエ
ンコード処理を開始する。
【0045】ところで、前記記録判断手段29によりデ
ィスクへの記録開始が判断されると、レーザー駆動回路
20による駆動により光学ヘッド1の発光出力が再生レ
ベル出力に設定され、記録停止直前に記録された最終の
記録データに対応する最終のATIPアドレスを参照し
てディスクに記録済みの記録データが記録データの最終
端付近にアクセスされる。
【0046】そして、記録判断手段29により記録開始
の判断が行われると、記録開始位置検出手段30は記録
停止直前までにディスクに記録された記録データの最終
端を検出し、その最終端に連続する未記録領域の先端を
記録開始位置としてその記録開始位置の検出を行う。
【0047】この記録開始位置検出手段30による記録
開始位置の検出は、記録判断手段29による記録開始の
判断により記録データの最終端手前にアクセスされる
と、まず、光学ヘッド1によりトレース状態でアドレス
メモリ32に記憶されるサブコードアドレスを参照して
そのサブコードアドレスの1つ手前のEFMフレームま
でアクセスし、その後、フレーム同期信号を検出するこ
とによりEFMフレームのカウントを行って前記サブコ
ードアドレスに対応するサブコードフレームの最終EF
Mフレームを検出し、その最終EFMフレームのフレー
ム同期信号が検出されたらビットクロックをカウントし
てディスクに記録された記録データの終端位置を検出し
て行う。
【0048】ディスクの記録開始位置が検出される際に
トレース状態によりアクセスされると、CD−DAデコ
ーダ9によるデコード処理動作はEFMデータから再生
される再生クロックに同期して行われるが、同時に同期
設定手段31によりエンコーダ16によるエンコード処
理動作も前記再生クロックに同期して行われるようにな
り、ディスクに記録済みの記録データに合わせてエンコ
ーダ16から生成される記録データの同期が採られる。
【0049】ディスクの記録開始位置が検出されると、
エンコーダ16の動作クロックが再生クロックから記録
用クロックに切り替わる。この記録用クロックは、PL
L(phase lock loop)回路により生成される水晶発振
精度の基準クロック、あるいはウォブル成分のビットク
ロックに同期したシステムクロックである。
【0050】エンコーダ16の動作クロックが記録用ク
ロックに切り替わると、エンコーダ16によるエンコー
ド処理動作が記録用クロックに同期して行われるように
なると共に、エンコーダ16により出力が準備されたデ
ィスクに記録済みの記録データに続けて追記する記録デ
ータに基づいてヘッド出力制御回路19から制御出力が
発生され、前記記録済みの記録データに同期してディス
クの未記録領域の先頭から追記する記録データの記録が
開始されるようになる。
【0051】ところで、記録判断手段29によりディス
クへの記録停止が判断され、ディスクへの記録が停止さ
れると、その記録停止時における光学ヘッド1が位置す
るスレッド位置がスレッド位置検出回路7により検出さ
れ、そのスレッド位置に対応する位置データがスレッド
位置メモリ8に記憶される。
【0052】ディスクへの記録データの追記開始時にお
いて、スレッド位置メモリ8に記憶される位置データに
応じてスレッド制御手段5によりスレッド機構2が制御
され、光学ヘッド1は記録データの記録停止時における
スレッド位置に設定される。
【0053】すなわち、ディスクへの追記開始時におい
て、記録データの記録停止時におけるトラッキング制御
状態が再現され、ディスクへの追記による記録データの
繋ぎの前後で光学ヘッド1のスレッド位置が相違するこ
とによる対物レンズの偏倚量の相違が防止される。
【0054】その為、ディスクへの追記による記録デー
タの繋ぎの前後で、トラッキング制御状態の相違による
瞬時的なディスクの線速度が変化するのが防止され、記
録が停止される直前までにディスクに記録された記録済
みの記録データに追記する記録データを正確に同期させ
ることが出来ると共に、ディスクへの追記による記録デ
ータの繋ぎの前後においてクロック成分の乱れなく連続
性を確保して記録データの追記が行える。
【0055】前述の実施例においては、追記開始時にお
ける光学ヘッド1のスレッド位置を記録データの記録停
止時におけるスレッド位置に設定するのに、ディスクへ
の記録データの追記開始時においてスレッド位置メモリ
8に記憶される位置データに応じてスレッド制御手段5
によりスレッド機構2を制御することによって達成して
いるが、これに限定されるものではない。
【0056】追記開始時における光学ヘッド1のスレッ
ド位置を記録データの記録停止時におけるスレッド位置
に設定する別の方法としては、ディスクへの記録データ
の記録停止時においてスレッド制御手段5によるスレッ
ド機構2の送りを禁止し、その禁止状態をディスクへの
記録データの追記開始時まで継続すれば良い。このよう
にすることにより図1に示すスレッド位置検出回路7及
びスレッド位置メモリ8を省略して追記開始時における
光学ヘッド1のスレッド位置を記録データの記録停止時
におけるスレッド位置に設定することが出来る。
【0057】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、追記開始時に
おける光学ヘッドのスレッド位置を記録データの記録停
止時におけるスレッド位置に設定し、トラッキング制御
状態の相違に起因してディスクへの追記による記録デー
タの繋ぎの前後で生じる瞬時的なディスクの線速度の変
化を防止しているので、記録が停止される直前までにデ
ィスクに記録された記録済みの記録データに追記する記
録データを正確に同期させることが出来、ディスクへの
追記による記録データの繋ぎの前後においてクロック成
分の乱れなく連続性を確保して記録データの追記が行
え、追記された記録データの繋ぎの前後を再生した際の
再生エラーを低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスクの記録方法を実現する
一例としてCD−Rドライブの一実施例を示す回路ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 光学ヘッド 2 スレッド機構 4 ヘッドサーボ回路 5 スレッド制御手段 7 スレッド位置検出回路 8 スレッド位置メモリ 9 CD−DAデコーダ 13 CD−ROMデコーダ 14 インタフェース 16 エンコーダ 19 ヘッド出力制御回路 21 バッファRAM 22 ウォブルデコーダ 23 ATIP復調回路 24 ディスクモータ 25 モータサーボ 26 システム制御回路 29 記録判断手段 30 記録開始位置検出手段 31 同期設定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ヘッドからの光ビームを用いてディ
    スクに記録データを記録するディスク記録装置であっ
    て、入力データに応じてディスクに記録する記録データ
    をエンコードするエンコーダと、ディスクへの記録デー
    タの記録停止及び記録開始を判断する記録判断手段と、
    該記録判断手段により記録データの記録開始が判断され
    た際にディスクへの記録データの追記を開始する記録開
    始位置を検出する記録開始位置検出手段と、前記記録判
    断手段により記録データの記録開始が判断された際にデ
    ィスクに追記する記録データを記録停止直前にディスク
    に記録された記録済みの記録データに同期させる同期設
    定手段と、光学ヘッド自体をディスクの径方向に送るス
    レッド機構を制御するスレッド制御手段とを備え、ディ
    スクへの記録データの追記開始時における光学ヘッドが
    位置するスレッド位置を記録データの記録停止時におけ
    るスレッド位置に設定するようにしたことを特徴とする
    ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 ディスクへの記録データの記録停止時に
    おいて前記スレッド制御手段によるスレッド機構の送り
    を禁止し、その禁止状態をディスクへの記録データの追
    記開始時まで継続してその追記開始時における光学ヘッ
    ドのスレッド位置を記録データの記録停止時におけるス
    レッド位置に設定するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 光学ヘッドのスレッド位置を検出するス
    レッド位置検出手段と、該スレッド位置検出手段によっ
    て検出される光学ヘッドのスレッド位置に対応する位置
    データを記憶するメモリ手段とを備え、ディスクへの記
    録データの追記開始時において前記メモリ手段にディス
    クへの記録データの記録停止時に記憶される位置データ
    に応じてスレッド制御手段によりスレッド機構を制御
    し、追記開始時における光学ヘッドのスレッド位置を記
    録データの記録停止時におけるスレッド位置に設定する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のディスク記
    録装置。
JP32419699A 1999-11-15 1999-11-15 ディスク記録装置 Pending JP2001143392A (ja)

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