JP2001143030A - Icカード内プログラム実行制御方法及びシステム及び実行制御プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
Icカード内プログラム実行制御方法及びシステム及び実行制御プログラムを格納した記憶媒体Info
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Abstract
ICカードと外部機器との効率的な通信を行いながら、
安全性を確保することが可能なICカード内プログラム
実行制御方法及びシステム及び実行制御プログラムを格
納した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 本発明は、プログラムの実行と、該プロ
グラムの実行結果の判断と、複数プログラム間での情報
のやりとりを、制御スクリプトを用いてICカード内の
制御手段において行う。
Description
グラム実行制御方法及びシステム及び実行制御プログラ
ムを格納した記憶媒体に係り、特に、制御スクリプトを
用いたICカード内のプログラムの実行を制御するため
のICカード内プログラム実行制御方法及びシステム及
び実行制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
ラムを格納し、多目的に利用できるICカードが登場し
てきている。今後は、ICカード内に格納されている複
数のプログラムを利用した、高付加価値サービスの提供
を行うことが重要になってくる。このような場合、IC
カード内の各プログラムの起動や、プログラム間でのデ
ータの受渡しを行うような仕組みが必要である。本発明
は、このようなICカード内のプログラムを制御するた
めのICカード内プログラム実行制御方法及びシステム
及び実行制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
グラム実行制御システムを説明するための図である。同
図に示すシステムは、外部機器とICカードから構成さ
れ、ICカードには、ICカードOSとICカード内プ
ログラムが存在する。同図に示すシステムにおいて、I
Cカード内プログラムを実行させる場合、外部機器が、
ICカードOSに対して、複数のコマンドを発行する必
要がある。よって、ICカード内プログラムを複数実行
させる場合は、外部機器が各プログラム毎にICカード
OSに対して複数のコマンドを発行することにより、実
行する。
ラム実行システムを説明するための図である。同図に示
すシステムは、外部機器とICカードから構成され、I
Cカードには、スクリプト処理部とICカード内プログ
ラムが存在する。同図に示すシステムのICカードは、
複数のコマンドを一度に送る機能を有する。この機能
は、外部域からICカードへ送る複数のコマンドを、ま
とめて1つのスクリプトとして記述しておき、それをI
Cカードへ送信すると、ICカード内のスクリプト処理
部がそれを解釈/実行するというものである。この機能
を利用すると、ICカード内プログラムを実行させるた
めの複数のコマンドをスクリプトとして記述し、それを
ICカードへ発行することで通信回数を減らすことが可
能である。
来の第1のICカード内プログラム実行システムでは、
外部機器が各プログラム毎にICカードOSに対して複
数のコマンドを発行しなければならない。このような場
合、ICカード−外部機器間の通信が多数発生してしま
い、通信時間のオーバーヘッドが問題になる。
グラム実行システムでは、ICカード内プログラム実行
時の通信効率の向上が見込める。しかし、このシステム
は、スクリプトとして記述された命令を、ただ順番に実
行する機能しか持っていないため、複数のプログラムを
実行する際に、1つ目のプログラムの処理結果を処理し
て次のプログラムへ渡すといったことや、プログラムの
処理結果を判断し、次の処理を行うといった、動的な処
理を行うことはできない。
行させる場合、かつ、それらのICカード内プログラム
間で動的な処理を行う場合、それぞれのプログラム毎に
スクリプトを記述し、処理結果を外部機器へ返却し、外
部機器内で必要な処理や判断を行わなければならない。
従って、複数のプログラムを実行させる場合、外部機器
とICカード間の通信は複数回行われるため、通信時間
のオーバーヘッドの問題が発生する。
が、ICカード外へ出てしまうため、安全性が低下する
恐れがある。本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、ICカード内プログラム実行制御において、ICカ
ードと外部機器との効率的な通信を行いながら、安全性
を確保することが可能なICカード内プログラム実行制
御方法及びシステム及び実行制御プログラムを格納した
記憶媒体を提供することを目的とする。
ICカード内プログラム実行制御方法において、プログ
ラムの実行指示と、該プログラムの実行結果の判断と、
複数プログラム間での情報のやりとりを、制御スクリプ
トを用いてICカード内の制御手段において行う。
て、制御スクリプトを解釈し、必要なコマンドをICカ
ードOSに発行し、ICカード内のプログラムからの実
行結果を受け取り、実行結果と制御スクリプトに基づい
て、次に行う処理を決定して、実行を指示し、取得した
実行結果を処理して、他のプログラムへ通知する。
明(請求項3)は、ICカード内プログラム実行制御シ
ステムであって、制御スクリプトを送信する外部機器
と、制御スクリプトを取得して、該制御スクリプトに基
づいてプログラムを実行するICカードとを有し、IC
カード内のプログラム130と、ICカード内のプログ
ラムの実行、実行結果取得を行うICカードOS110
と、ICカード内において、プログラムの実行指示と、
取得した該プログラムの実行結果の判断と、複数プログ
ラム間での情報のやりとりを、制御スクリプトを用いて
行う制御手段120を有するICカードを有する。
おいて、制御スクリプトを解釈する手段と、必要なコマ
ンドをICカードOSに発行する手段と、ICカード内
のプログラムからの実行結果を受け取り、実行結果と制
御スクリプトに基づいて、次に行う処理を決定して、実
行を指示する手段と、取得した実行結果を処理して、他
のプログラムへ通知する手段とを含む。
載される実行制御プログラムを格納した記憶媒体であっ
て、ICカード内において、プログラムの実行指示と、
取得した該プログラムの実行結果の判断と、複数プログ
ラム間での情報のやりとりを、制御スクリプトを用いて
行う制御プロセスを有する。
いて、制御スクリプトを解釈するプロセスと、必要なコ
マンドをICカードOSに発行するプロセスと、ICカ
ード内のプログラムからの実行結果を受け取り、実行結
果と制御スクリプトに基づいて、次に行う処理を決定し
て、実行を指示するプロセスと、取得した実行結果を処
理して、他のプログラムへ通知させるプロセスとを含
む。
で、ICカード内プログラムの実行結果の判断とICカ
ード内の複数のプログラム間での情報のやり取りを、制
御スクリプトを用い、ICカード内の制御機能において
行うことにより、従来、外部で行っていた各ICカード
内プログラム処理結果判断をICカード内だけで処理す
ることが可能となる。
テムの構成を示す。同図に示すICカードシステムは、
ICカード100、当該ICカード100を読み取るI
Cカードリーダ・ライタ等の外部機器200及び、当該
外部機器200と接続されているPC等の外部機器30
0から構成される。
す。同図に示すICカード100は、ICカードOS1
10、制御部120、複数のプログラム130から構成
される。外部機器200からICカード100へ制御ス
クリプトを渡すと、ICカードOS110は、当該制御
スクリプトをICカード内の制御部120に渡す。これ
により、制御部120は、制御スクリプトを解釈し、必
要なコマンドをICカードOS110発行し、プログラ
ム130の実行結果を受け取る。また、制御部120
は、実行結果と制御スクリプトに基づいて次に行う処理
を決定し、実行を指示し、実行結果を処理して、他のプ
ログラムへの通知等を行う。制御部120は、制御スク
リプトに記述された処理がすべて終了した後、スクリプ
ト自体の処理結果を外部機器200へ出力し、処理を終
了させる。
制御を行うことで、ICカード100と外部機器20
0、300との通信は、最小限に抑えることができる。
る。図4は、本発明の一実施例の動作を説明するための
図であり、図5は、本発明の一実施例の制御スクリプト
の例を示す。ステップ101) 外部機器200から図
5のような制御スクリプトをICカード100に送信す
る。
CカードOS110は、制御スクリプトをICカード1
00内の制御部120に渡す。制御部120において、
制御スクリプトを解釈し、必要なコマンドをICカード
OS110に発行する。ステップ103) ICカード
内のプログラム130からICカードOS110が実行
結果を受け取り、当該実行結果を制御部120に渡す。
これにより、制御部120は、実行結果を取得し、実行
結果と制御スクリプトに基づき、次に行う処理を決定
し、実行を指示する、または、実行結果を処理して他の
プログラムへの通知を行う。
スクリプトに記述された処理が全て終了すると、スクリ
プト自体の処理結果を外部機器200へ出力し、処理を
終了する。上記の処理により、ICカード100と外部
機器200(または、300)との通信は最小限に抑え
ることができ、通信効率を向上させることが可能とな
る。また、ICカード内のプログラム130の処理結果
が、ICカード外に出ることによる安全性の低下を防ぐ
ことができる。
ることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用
が可能である。
実行制御をICカード内に取り入れることで、従来は外
部機器が行っていた各ICカード内プログラム処理結果
判断が、ICカード内だけで処理することが可能とな
り、これにより、ICカード−外部機器の通信回数が削
減され、通信時間のオーバーヘッドは最小になる。
結果を外部機器に与える必要がなくなり、安全性の低下
を防ぐことができる。
ある。
る。
システムを説明するための図である。
システムを説明するための図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ICカード内プログラム実行制御方法に
おいて、 プログラムの実行指示と、該プログラムの実行結果の判
断と、複数プログラム間での情報のやりとりを、制御ス
クリプトを用いてICカード内の制御手段において行う
ことを特徴とするICカード内プログラム実行制御方
法。 - 【請求項2】 前記制御スクリプトを解釈し、 必要なコマンドをICカードOSに発行し、 前記ICカード内のプログラムからの実行結果を受け取
り、 前記実行結果と前記制御スクリプトに基づいて、次に行
う処理を決定して、実行を指示し、 取得した実行結果を処理して、他のプログラムへ通知す
る請求項1記載のICカード内プログラム実行制御方
法。 - 【請求項3】 ICカード内プログラム実行制御システ
ムであって、 制御スクリプトを送信する外部機器と、 前記制御スクリプトを取得して、該制御スクリプトに基
づいてプログラムを実行するICカードとを有し、 前記ICカードは、 前記ICカード内のプログラムと、 前記ICカード内のプログラムの実行、実行結果取得を
行うICカードOSと、 前記ICカード内において、プログラムの実行指示と、
取得した該プログラムの実行結果の判断と、複数プログ
ラム間での情報のやりとりを、制御スクリプトを用いて
行う制御手段を有することを特徴とするICカード内プ
ログラム実行制御システム。 - 【請求項4】 前記制御手段は、 前記制御スクリプトを解釈する手段と、 必要なコマンドを前記ICカードOSに発行する手段
と、 前記ICカード内のプログラムからの実行結果を受け取
り、前記実行結果と前記制御スクリプトに基づいて、次
に行う処理を決定して、実行を指示する手段と、 取得した実行結果を処理して、他のプログラムへ通知す
る手段とを含む請求項3記載のICカード内プログラム
実行制御システム。 - 【請求項5】 ICカード内に搭載される実行制御プロ
グラムを格納した記憶媒体であって、 前記ICカード内において、プログラムの実行指示と、
取得した該プログラムの実行結果の判断と、複数プログ
ラム間での情報のやりとりを、制御スクリプトを用いて
行う制御プロセスを有することを特徴とする実行制御プ
ログラムを格納した記憶媒体。 - 【請求項6】 前記制御プロセスは、 前記制御スクリプトを解釈するプロセスと、 必要なコマンドを前記ICカードOSに発行するプロセ
スと、 前記ICカード内のプログラムからの実行結果を受け取
り、前記実行結果と前記制御スクリプトに基づいて、次
に行う処理を決定して、実行を指示するプロセスと、 取得した実行結果を処理して、他のプログラムへ通知さ
せるプロセスとを含む請求項5記載の実行制御プログラ
ムを格納した記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32146999A JP3744286B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | Icカード内プログラム実行制御方法及びシステム及び実行制御プログラムを格納した記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32146999A JP3744286B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | Icカード内プログラム実行制御方法及びシステム及び実行制御プログラムを格納した記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001143030A true JP2001143030A (ja) | 2001-05-25 |
JP3744286B2 JP3744286B2 (ja) | 2006-02-08 |
Family
ID=18132923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32146999A Expired - Lifetime JP3744286B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | Icカード内プログラム実行制御方法及びシステム及び実行制御プログラムを格納した記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3744286B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003030609A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 携帯型情報処理装置 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32146999A patent/JP3744286B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003030609A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 携帯型情報処理装置 |
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