JP2001140929A - シンクロ機構およびそれを用いたマニュアル変速機 - Google Patents

シンクロ機構およびそれを用いたマニュアル変速機

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JP2001140929A JP32673099A JP32673099A JP2001140929A JP 2001140929 A JP2001140929 A JP 2001140929A JP 32673099 A JP32673099 A JP 32673099A JP 32673099 A JP32673099 A JP 32673099A JP 2001140929 A JP2001140929 A JP 2001140929A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数段のギヤの切り換えを、1つのシンクロ
機構で行うことができる新規なシンクロ機構を提供する
こと 【解決手段】 同期噛み合い式のシンクロ機構におい
て、軸方向に沿ったスプラインが外周面に形成されたハ
ブ3と、軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成され
ており、ハブ3とスプライン嵌合する第1のスリーブ1
と、軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成され、第
1のスリーブ1と係合可能な形状を有する第2のスリー
ブ2とを有する。ここで、第1のスリーブ1と第2のス
リーブ2とが係合した状態において、第1のスリーブ1
および第2のスリーブ2は、一体的に回転するととも
に、互いに独立して軸方向に移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期噛み合い式の
シンクロ機構およびそれを用いたマニュアル変速機に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用のマニュアル変速機(M
T)には、同期噛み合い式のシンクロ機構が装着されて
いる。このシンクロ機構は、ギヤの切り換えを行う場合
に、回転速度の異なる2つの回転部材(スリーブとギ
ヤ)をシンクロナイズさせ、両部材の噛み合いを容易に
行うための装置である。
【0003】図12は、4輪駆動車用のマニュアル変速
機の断面図である。この変速機は、前進用として6段変
速を実行することができる。メインシャフト31は、軸
受け36,37によって軸支されている。このメインシ
ャフト31の下方には、このシャフト31と平行にカウ
ンタシャフト33が配置されている。カウンタシャフト
33は、その軸方向に貫通した中空状のシャフトであ
り、その中にはフロントドライブシャフト34が挿通さ
れている。また、メインシャフト31と並行にリアドラ
イブシャフト35が配置されている。そして、メインシ
ャフト31とカウンタシャフト33との間には、シンク
ロ機構を有する3つのギヤ切り換え部40〜42が介装
されている。第1のギヤ切り換え部40は、カウンタシ
ャフト33によって支持された1stドリブンギヤと2ndド
リブンギヤとの切り換えを行う。また、第2のギヤ切り
換え部41は、メインシャフト31によって支持された
3rdドライブギヤ44aと4thドライブギヤ45aとの切
り換えを行う。3rdドライブギヤ44aと4thドライブギ
ヤ45aのそれぞれは、回転自在にメインシャフト31
に取り付けられており、カウンタシャフト33に結合さ
れた3rdドリブンギヤ44b、4thドリブンギヤ45bと
噛合している。第3のギヤ切り換え部42は、メインシ
ャフト31により回転自在に支持された5thドライブギ
ヤと6thドライブギヤとの切り換えを行う。さらに、5th
ドライブギヤ46aと6thドライブギヤ47aのそれぞ
れは、カウンタシャフト33に結合された5thドリブン
ギヤ46b、6thドリブンギヤ47bと噛合している。
【0004】エンジンのクランクシャフトからの駆動力
は、クラッチ32を介して、メインシャフト31に伝達
される。そして、ギヤ切り換え部40〜42により設定
されたギヤ比にしたがって変速された後、その駆動力が
カウンタシャフト33に伝達される。カウンタシャフト
33の駆動力は、センターディファレンシャル装置38
を介して、前輪駆動用のフロントドライブシャフト34
と後輪駆動用のリアドライブシャフト35とに伝達され
る。フロントドライブシャフト34の回転数は、このシ
ャフト34の端部に取り付けられたピニオン部39とそ
れと噛合したハイポイドドリブンギヤ43とよって適切
に減速され、この減速された駆動力によって前輪が駆動
される。
【0005】図13は、2つのギヤ切り換え部41,4
2の要部断面図である。ギヤ切り換え部41(または4
2)は、左右のドライブギヤ44a,45a(46a,
47a)と、その間に介装されたシンクロ機構とで構成
されている。周知のとおり、このシンクロ機構は、シン
クロナイザハブ50(または60)、シンクロナイザス
リーブ51(61)、および一対のシンクロナイザリン
グ52a,b(62a,b)等を有している。シンクロ
ナイザスリーブ51(61)を左右にシフトさせること
により、シンクロナイザリング52a、52b(62
a、62b)の内周に形成されたテーパー面と、ドライ
ブギヤ44a,45a(46a,47a)のコーン面と
の間で摩擦力を生じさせる。そして、この摩擦力を用い
て、シンクロナイザスリーブ51(61)とドライブギ
ヤ44a,45a(46a,47a)と同期させること
で、両部材の結合が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
シンクロ機構を用いて多段の変速機構を構成した場合、
図13に示したように、複数のシンクロ機構をメインシ
ャフト31の軸方向に並設する必要がある。そのため、
変速段の数が増加するにしたがって、メインシャフト3
1のシャフト長が増大してしまうほか、それに起因した
ベアリングスパン、すなわち図12に示した軸受け3
6,37間の距離も長くなる。その結果、軸受け36,
37によって支持されたメインシャフト31の剛性の低
下を招いたり、或いは、このシャフト31の回転ブレと
いった問題が生じるおそれがある。
【0007】そこで、本発明の目的は、多数段(2段よ
りも多い段数)のギヤの切り換えを、1つのシンクロ機
構で行うことができる新規なシンクロ機構を提供するこ
とである。
【0008】また、本発明の別の目的は、このようなシ
ンクロ機構を用いた多段マニュアル変速機を構成するこ
とで、マニュアル変速機におけるシャフト長の増大を抑
制することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明は、同期噛み合い式のシンクロ機構に
おいて、軸方向に沿ったスプラインが外周面に形成され
たハブと、軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成さ
れており、ハブとスプライン嵌合する第1のスリーブ
と、軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成され、第
1のスリーブと係合可能な形状を有する第2のスリーブ
とを有する。ここで、第1のスリーブと第2のスリーブ
とが係合した状態において、第1のスリーブおよび第2
のスリーブは、一体的に回転するとともに、互いに独立
して軸方向に移動可能である。
【0010】上記の第1の発明において、第1のスリー
ブは、軸方向に突設された凸部と凹部とを有し、第2の
スリーブは、軸方向に突設された凸部と凹部とを有して
おり、第1のスリーブが有する凸部および凹部を、第2
のスリーブが有する凹部および凸部に嵌合することによ
り、第1のスリーブと第2のスリーブとが係合されるこ
とが好ましい。
【0011】また、第2のスリーブに形成されたスプラ
インは、第1のスリーブに形成されたスプラインの径よ
りも大きな径を有していることが望ましい。
【0012】第2の発明は、シンクロナイザハブとシン
クロナイザスリーブとを含む同期噛み合い式のシンクロ
機構を有し、シンクロナイザスリーブを軸方向にシフト
させることにより、ギヤの切り換えを行うマニュアル変
速機において、シャフトと、シャフトに結合され、軸方
向に沿ったスプラインが外周面に形成されたシンクロナ
イザハブと、軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成
されており、シンクロナイザハブとスプライン嵌合した
第1のシンクロナイザスリーブと、第1のシンクロナイ
ザスリーブに形成されたスプラインよりも大きな径を有
するスプラインが内周面に形成されており、第1のシン
クロナイザスリーブと係合した第2のシンクロナイザス
リーブと、シンクロナイザハブに対して一方の軸方向側
に設けられているとともに、第1のシンクロナイザスリ
ーブとスプライン嵌合可能なスプラインを有する第1の
スプライン部と、シンクロナイザハブに対して他方の軸
方向側に設けられているとともに、第1のシンクロナイ
ザスリーブとスプライン嵌合可能なスプラインを有する
第2のスプライン部と、シンクロナイザハブに対して一
方の軸方向側に設けられているとともに、第2のシンク
ロナイザスリーブとスプライン嵌合可能なスプラインを
有する第3のスプライン部と、シンクロナイザハブに対
して他方の軸方向側に設けられているとともに、第2の
シンクロナイザスリーブとスプライン嵌合可能なスプラ
インを有する第4のスプライン部と、第1のスプライン
部と一体的に回転する第1のギヤと、第2のスプライン
部と一体的に回転する第2のギヤと、第3のスプライン
部と一体的に回転する第3のギヤと、第4のスプライン
部と一体的に回転する第4のギヤとを有する。ここで、
第1のシンクロナイザスリーブおよび第2のシンクロナ
イザスリーブは、一体的に回転するとともに、互いに独
立して軸方向に移動可能である。
【0013】上記の第2の発明において、マニュアル変
速機は、前進6段のマニュアル変速機であって、第1の
ギヤから第4のギヤまでの各ギヤは、3速ギヤから6速
ギヤまでの各ギヤに相当するようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施例にかかるシンクロ機構
は、一例として、図12に示したような前進6段のマニ
ュアル変速機に適用することができる。ただし、図12
に示したギヤ切り換え部41,42の代わりに、図1か
ら図3に示したようなシンクロ機構を用いる。また、こ
のシンクロ機構に置き換えたことから、各ドリブンギヤ
44b〜47bの取り付け位置を変更している。すなわ
ち、カウンタシャフト33には、図12の左側から順
に、3rdドリブンギヤ44b、5thドリブンギヤ46b、
6thドリブンギヤ47b、4thドリブンギヤ45bが取り
付けられている。それ以外の構造に関しては、図12の
構造と同一である。以下に述べる説明からわかるよう
に、本実施例にかかるシンクロ機構では、1つのシンク
ロ機構で4段のギヤの切り換えが可能となる。図1は、
メインシャフト31に組み付けられるギヤ切り換え機構
の各構成部材を示した展開斜視図である。また、図2お
よび図3はそれぞれ、組み付けられた状態における図1
に示したA−A断面図、B−B断面図である。なお、図
2および図3に示した断面図は、メインシャフト31の
上半分の断面構造のみを示している。
【0015】3速から6速までの各変速ドライブギヤ1
4〜17は、メインシャフト31とは独立して回転可能
な状態で、メインシャフト31によって支持されてい
る。3rdドライブギヤ14は、カウンタシャフト33と
一体的に回転する3rdドリブンギヤ44bと噛合してい
る。上述したように、3rdドリブンギヤ44bは、ドリ
ブンギヤ44b〜47bの中で最も左側(すなわちピニ
オン部39側)に位置している。そして、これらのギヤ
のギヤ比によって3速の変速比が規定される。このドラ
イブギヤ14には、ドリブンギヤ44bと噛合するギヤ
部と別に、その外周に噛合部14aが形成されている。
この噛合部14aは、スプライン部材18の内周に形成
された噛合部18aと噛合している。したがって、3rd
ドライブギヤ14は、スプライン部材18と常に一体的
に回転する。また、4thドライブギヤ15は、カウンタ
シャフト33側の4thドリブンギヤ45b(ドリブンギ
ヤ44b〜47bの中で最も右側に位置)と噛合してい
る。そして、これらのギヤのギヤ比によって4速の変速
比が規定される。このドライブギヤ15には、このギヤ
部とは別に噛合部15aが形成されており、この部分が
スプライン部材19の噛合部19aと噛合している。し
たがって、4thドライブギヤ15は、スプライン部材1
9と常に一体的に回転する。
【0016】一方、5thドライブギヤ16は、カウンタ
シャフト33側の5thドリブンギヤ46b(3rdドリブン
ギヤ44bと左隣接)と噛合しており、両者のギヤ比に
よって5速の変速比が規定される。このドライブギヤ1
6の外周には、軸方向に沿って形成されたアウタスプラ
イン16aと、テーパー状のコーン面16bとが形成さ
れている。さらに、6thドライブギヤ17は、カウンタ
シャフト33側の6thドリブンギヤ47b(4thドリブン
ギヤ45bと右隣接)と噛合しており、両者のギヤ比に
よって6速の変速比が規定される。5thドライブギヤ1
6と同様に、このドライブギヤ17には、アウタスプラ
イン17aとテーパー状のコーン面17bとが形成され
ている。
【0017】図1において左側に位置した2つのドライ
ブギヤ14,16と右側に位置した2つのドライブギヤ
15,17との間には、同期噛み合い式のシンクロ機構
が介装されている。本実施例にかかるシンクロ機構は特
徴的な構造を有しており、1つのシンクロ機構で4つの
変速段の切り換えが可能である。このシンクロ機構は、
一対のスリーブ1,2(シンクロナイザスリーブ)、ハ
ブ3(シンクロナイザハブ)、インサートキー4,5、
スプリング6,7、シンクロナイザリング8〜11、お
よびリング部材12,13によって構成される。
【0018】ハブ3は、メインシャフト31に結合され
ており、このシャフト31と常に一体的に回転する。ハ
ブ3の外周面には、軸方向に沿って凸部が延在するアウ
タスプライン3aが形成されているとともに、インサー
トキー4,5を収納するための6つのキー収納溝3bが
形成されている。インサートキー4,5は、スリーブ
1,2の位置決め用の突起部を中央に有している。後述
するように、メインスリーブ1のインナスプライン径よ
りも、サブスリーブ2のインナスプライン径の方が大き
く形成されている。このようなスプライン径の相違に起
因して、サブスリーブ2の内周面に当接するインサート
キー4の高さの方が、メインスリーブの内周面に当接す
るインサートキー5よりも高くなっている(図2および
図3参照)。ハブ3のキー収納溝3bに収納されたイン
サートキー4,5は、ハブ3に装着されたリング状のス
プリング6,7によって、スリーブ1,2側に向けて常
に付勢されている。
【0019】メインスリーブ1およびサブスリーブ2
は、軸方向において出入り自在に嵌合している。すなわ
ち、このスリーブ対1,2は、ハブ3と常に一体的に回
転するが、軸方向については、軸方向の所定の範囲内に
おいて互いに独立して移動することができるように係合
している。図4は、一対のスリーブ1,2の嵌合状態を
説明するための図である。メインスリーブ1は、リング
状のリング部1aと、このリング部1aから軸方向に延
在した3つの円弧状の凸部1bとで構成されている。各
凸部1bは、同一円上において等間隔で設けられてお
り、それぞれは同一の円弧長を有する。また、互いに隣
接した凸部1b間に存在する隙間、すなわち凹部1c
も、凸部1bとほぼ同一の円弧長を有している。一方、
サブスリーブ2もメインスリーブ1とほぼ同様の構成を
有しており、リング部2aと、メインスリーブ1の凹部
1cと対向するように突設した3つの凸部2bとで構成
されている。これらの円弧状の凸部2bは、メインスリ
ーブ1側の凹部1cに対応した円弧長を有している。ま
た、互いに隣接した凸部2b間に存在する凹部2cは、
メインスリーブ1側の凸部1bに対応した円弧長を有し
ている。さらに、各リング部1a,2aの内周面には、
他方のスリーブの凸部2b,1bを嵌入するための凸部
嵌合溝1e,2eが形成されている。このような構成に
おいて、凸部1b,2bを凹部2c,1cに嵌入するこ
とにより、スリーブ対1,2が結合される。なお、それ
ぞれのリング部1a,2aの外周には、図示しないシフ
タフォークと嵌合するための溝がその全周に渡って形成
されている。
【0020】スリーブ1,2の内周面には、軸方向に沿
ってインナスプライン1d,2dがそれぞれ形成されて
いる。メインスリーブ1のインナスプライン1dは、ス
リーブ1の両開口部近傍を除いた比較的中央部のみに形
成されている。一方、サブスプライン2のインナスプラ
イン2dは、一方の開口部から他方の開口部に至る全領
域に形成されている。また、インサートキー4,5の突
起部と係合させるために、インナスプライン1d,2d
の中央に切り欠き部(中央溝)が形成されている(図2
および図3参照)。図5は、嵌合状態におけるスリーブ
対1,2を、図4に示したA方向からみた平面図であ
り、図6は、B方向からみた平面図である。さらに、図
7は、嵌合状態におけるスプライン対1,2の中央断面
図である。なお、図5から図7までの各図に示された破
線Hは、ハブ3のアウタスプラインの径を示している。
図7に示したように、メインスリーブ1はハブ3と直接
スプライン嵌合している。これに対して、図5および図
6に示したように、サブスリーブ2のインナスプライン
2dの径はインナスプライン1dの径よりも大きく形成
されているため、サブスリーブ2はハブ3とスプライン
嵌合していない。具体的には、インナスプライン1dの
歯底径よりもインナスプライン2dの歯先径の方が大き
く形成されている。したがって、ハブ3とサブスリーブ
2との間の駆動力の伝達は、ハブ3と直接スプライン嵌
合したメインスリーブ1を介して、換言すると、上述し
た凸部1b,2bと凹部2c,1cとの嵌合を介して行
われる。
【0021】図5に示したように、メインスリーブ1の
一方の開口部(すなわち各凸部1bの先端部)の一部を
切り欠くことにより、3つの切り欠き部1fが形成され
ている。また、図6に示したように、メインスリーブ1
の他方の開口部(すなわちリング部1a側の開口部)の
内周には、3つの係合溝1gが形成されている。図2に
示したように、切り欠き部1fおよび係合溝1gは、リ
ング部材12,13の外周に形成された突起部12a,
13aと係合するようになっている。
【0022】インナシンクロナイザリング8,9のそれ
ぞれは、メインスリーブ1のインナスプライン1dと嵌
合するアウタスプライン8a,9aを有している。ま
た、これらのリング8,9は、インサートキー4,5を
収納するためのキー係合溝8b,9bを有しており、イ
ンサートキー4,5を介して、ハブ3と一体的に回転す
る。また、インナシンクロナイザリング8,9の内周面
は、コーン面18c,19cと当接した状態において摩
擦力を有効に発生させるために、テーパー形状を有して
いる。
【0023】アウタシンクロナイザリング10,11の
それぞれは、サブスリーブ2のインナスプライン2dと
嵌合するアウタスプライン10a,11aと、リング係
合溝10b,11bを有している。この係合溝10b,
11bは、図3に示したように、リング部材12,13
の内周に形成された突起部12b,13bと係合してい
る。また、リング部材12の外周に形成された突起部1
2aとメインスリーブ1の切り欠き部1f、またはリン
グ部材12のアウタスプラインとサブスリーブ2のイン
ナスプライン2dのいずれかが常に係合している。一
方、リング部材13の外周に形成された突起部13aと
メインスリーブ1の係合溝1g、またはリング部材13
のアウタスプラインとサブスリーブ2のインナスプライ
ン2dのいずれかが常に係合している。したがって、ア
ウタシンクロナイザリング10,11は、リング部材1
2,13を介して、スリーブ対1,2と一体的に回転す
る。アウタシンクロナイザリング10,11の内周面
は、コーン面18c,19cと当接した状態において摩
擦力を有効に発生させるためにテーパー形状を有してい
る。
【0024】つぎに、上述したような構成を有するシン
クロ機構の各変速段の状態について説明する。一対のス
リーブ1,2を下表に示したような位置にシフトさせる
ことにより、各変速段が設定される。 (変速段の設定) メインスリーブ1 サブスリーブ2 3速 左側 中立 4速 右側 中立 5速 中立 左側 6速 中立 右側
【0025】図8は、3速におけるシンクロ機構の状態
を示した概略図である。なお、同図において、メインス
リーブ1の中立位置をN1、サブスリーブ2の中立位置
をN2として示している(図9から図11までの各図に
ついても同様)。3速では、サブスリーブ2は中立位置
N2にあるため、サブスリーブ2は、5thドライブギヤ
16、6thドライブギヤ17と噛合したスプライン部材
18,19のどちらともスプライン嵌合していない。シ
フタフォーク20によって、中立位置N1にあるメイン
スリーブ1を左の軸方向にシフトさせ始めると、インサ
ートキー5は、インナシンクロナイザリング8の端面に
接触した後、インナシンクロナイザリング8を軸方向に
押圧する。したがって、インナシンクロナイザリング8
の内周面に形成されたテーパ部が、3rdドライブギヤ1
4と噛合したスプライン部材18のコーン面18cと接
触する。変速初期の段階では、インナシンクロナイザリ
ング8とスプライン部材18との間に速度差があるた
め、インナシンクロナイザリング8は、キー係合溝8b
の溝幅とインサートキー5の幅との差だけずれている。
また、インサートキー5は、キー係合溝8bの片側に密
着した状態で回転しているため、メインスリーブ1のイ
ンナスプライン1dとインナシンクロナイザリング8の
アウタスプライン8aとは、互いにオフセットした状態
で向き合う(インデックス状態)。
【0026】メインスリーブ1がさらに左へシフトする
と、インサートキー5の突起部は、メインスリーブ1の
内面の中央溝から外れる。このとき、メインスリーブ1
のインナスプライン1dとインナシンクロナイザリング
8のアウタスプライン8aとはオフセットしたままであ
る。したがって、インナスプライン1dの先端面は、ア
ウタスプライン8aに直接当接するので、メインスリー
ブ1の移動は規制される。この状態においては、メイン
スリーブ1がインナシンクロナイザリング8を直接押圧
する。そして、インナシンクロナイザリング8は、メイ
ンスリーブ1のシフト力に比例して、スプライン部材1
8のコーン面18cに圧着するので、クラッチ作用が生
じる(ボーク状態)。インナシンクロナイザリング8と
スプライン部材18とが等速にならないうちは、シフト
力を強めても、メインスリーブ1がインナシンクロナイ
ザリング8を押しのけて移動することはできない。
【0027】メインスリーブ1とスプライン部材18と
が等速になると(同期状態)、インナシンクロナイザリ
ング8は回転自在となる。したがって、メインスリーブ
1の移動を規制する力は消失するため、メインスリーブ
1はさらに左へシフトする。その結果、メインスリーブ
1は、インナシンクロナイザリング8およびスプライン
部材18とスプライン嵌合し、3速への変速が完了す
る。
【0028】図9は、4速におけるシンクロ機構の状態
を示した概略図である。サブスリーブ2を中立位置N2
とし、シフタフォーク20によって中立位置N1にある
メインスリーブ1を右軸方向にシフトさせることによ
り、4速への変速が達成される。4速への変速は、3速
におけるインナシンクロナイザリング8の代わりにイン
ナシンクロナイザリング9、スプライン部材18の代わ
りにスプライン部材19が変速に関与する点以外は、3
速と同様の状態変化を経て達成される。
【0029】図10は、5速におけるシンクロ機構の状
態を示した概略図である。5速では、メインスリーブ1
は中立位置N1にあるため、メインスリーブ1は、3rd
ドライブギヤ14および4thドライブギヤ15のどちら
ともスプライン嵌合していない。また、アウタシンクロ
ナイザリング10は、リング部材12を介して、スリー
ブ対1,2と同期して回転している。シフタフォーク2
1によって、中立位置N2にあるサブスリーブ2を左軸
方向にシフトさせ始めると、そのインナスプライン2d
の先端面が、アウタシンクロナイザリング10のアウタ
スプライン10aと直接当接する。したがって、アウタ
シンクロナイザリング10の内周面に形成されたテーパ
部が、5thドライブギヤ16のコーン面16bと接触す
る。変速初期の段階では、アウタシンクロナイザリング
10と5thドライブギヤ16との間に速度差がある。し
たがって、リング係合溝10bの溝幅とリング部材の内
周に形成された突起部12bの幅との差だけずれてお
り、かつ、突起部12bがリング係合溝10bの片側に
密着した状態となる。その結果、サブスリーブ2のイン
ナスプライン2dとアウタシンクロナイザリング10の
アウタスプライン10aとは、互いにオフセットした状
態で向き合う(インデックス状態)。
【0030】そして、アウタシンクロナイザリング10
は、サブスリーブ2のシフト力に比例して、5thドライ
ブギヤ16のコーン面16bに圧着するので、クラッチ
作用が生じる(ボーク状態)。アウタシンクロナイザリ
ング10と5thドライブギヤ16とが等速にならないう
ちは、シフト力を強めても、サブスリーブ2がアウタシ
ンクロナイザリング10を押しのけて移動することはで
きない。
【0031】サブスリーブ2と5thドライブギヤ16と
が等速になると(同期状態)、アウタシンクロナイザリ
ング10は回転自在となるため、サブスリーブ2はさら
に左へシフトする。その結果、サブスリーブ2は、アウ
タシンクロナイザリング10および5thドライブギヤ1
6とスプライン嵌合し、5速への変速が完了する。
【0032】図11は、6速におけるシンクロ機構の状
態を示した概略図である。メインスリーブ1を中立位置
N1とし、シフタフォーク21によって中立位置N2に
あるサブスリーブ2を右軸方向にシフトさせることによ
り、6速への変速が達成される。なお、アウタシンクロ
ナイザリング11は、リング部材13を介して、スリー
ブ対1,2と同期して回転している。6速への変速は、
5速におけるアウタシンクロナイザリング10の代わり
にアウタシンクロナイザリング11、5thドライブギヤ
16の代わりに6thドライブギヤ17が変速に関与する
点以外は、5速と同様の状態変化を経て達成される。
【0033】このように本実施例にかかる同期噛み合い
式のシンクロ機構は、1つのハブと、軸方向に出入り自
由に嵌合され、常に一体的に回転するスリーブ対とを有
している。そして、インナスプラインの径が異なる2つ
のスリーブを軸方向に選択的にシフトさせることによ
り、1つのシンクロ機構で4つの変速段を切り換えるこ
とができる。したがって、多段の切り換えに必要なシン
クロ機構の数は、従来のシンクロ機構と比べて少なくて
済む。その結果、変速機構を構成する全体的な部品点数
の増大を抑制することができ、かつ、軽量化を図ること
が可能となる。
【0034】また、このようなシンクロ機構を用いて多
段のマニュアル変速機を構成すれば、変速段数の増加に
伴うシャフト長やベアリングスパンの増大を抑制するこ
とができる。例えば、従来のシンクロ機構で4つのギヤ
の切り換えを行う場合、図12に示したように、シャフ
ト上に2つのシンクロ機構を配置する必要がある。これ
に対して、本実施例にかかるシンクロ機構では、シャフ
ト上に1つのシンクロ機構を配置すればよいので、その
分だけシャフト長等の増大を抑えることができる。した
がって、シャフトの剛性の低下を抑制することができ
る。また、ベアリングスパンの増大を抑えることによ
り、シャフトのたわみを低減することができるため、シ
ャフトに支持されたギヤのギヤ音の発生や噛み合い不良
の発生を有効に低減することができ、ギヤの効率も向上
させることができる。さらに、シャフトを支持する軸受
けの耐久性を向上させることができるという効果もあ
る。
【0035】なお、本実施例にかかるシンクロ機構を多
段マニュアル変速機に用いる場合、シンクロ機構の耐久
性の観点でいえば、低速ギヤを除く中速ギヤ以降(6段
変速では3速から6速)の切り換え用として使用するこ
とが好ましい。なぜなら、比較的大きな負荷が加わる低
速ギヤの切り換え用として用いる場合ほど、シンクロ機
構の強度上の要求は厳しくないからである。
【0036】また、上述した実施例では、2つのスリー
ブを用いて4つのギヤの切り換えを行うシンクロ機構に
ついて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、さらに多くのスリーブを用いて、よ
り多くのギヤの切り換えを行うようにすることも可能で
ある。例えば、インナスプライン径の異なる3つのスリ
ーブを軸方向にのみ独立して移動可能な状態で係合させ
ることで、6つのギヤを切り換えを行うようにしてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】このように、本発明にかかる同期噛み合
い式のシンクロ機構を用いることにより、多段の変速機
構を構成する全体的な部品点数の増大を抑えることがで
きる。また、このシンクロ機構を用いてマニュアル変速
機を構成すれば、変速段の数の増加に伴うシャフト長や
ベアリングスパンの増大を抑制することができる。した
がって、シャフト剛性の低下やギヤの噛み合い不良の発
生を抑制でき、かつ、シャフトを支持する軸受けの耐久
性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかるギヤ切り換え機構の展開斜
視図
【図2】 ギヤ切り換え機構のA−A断面図
【図3】 ギヤ切り換え機構のB−B断面図
【図4】 スリーブ対の嵌合状態を説明するための図
【図5】 スリーブ対のA方向平面図
【図6】 スリーブ対のB方向平面図
【図7】 スリーブ対の中央断面図
【図8】 3速におけるシンクロ機構の状態を示した概
略図
【図9】 4速におけるシンクロ機構の状態を示した概
略図
【図10】5速におけるシンクロ機構の状態を示した概
略図
【図11】6速におけるシンクロ機構の状態を示した概
略図
【図12】前進6段のマニュアル変速機の断面図
【図13】従来のギヤ切り換え部の要部断面図
【符号の説明】
1 メインスリーブ(シンクロナイザスリーブ)、2
サブスリーブ(シンクロナイザスリーブ)、1a,2a
リング部、 1b,2b 凸部、1c,2c
凹部、 1d,2d インナスプライン 1e,2e 凸部嵌合溝、 1f 切り欠き
部、1g 係合溝、3 ハブ(シンクロナイザハブ)、
3a アウタスプライン、 3b キー収納
溝 4,5 インサートキー、6,7 スプリング、8,9
シンクロナイザリング、8a,9a アウタスプライ
ン、8b,9b キー係合溝、10,11 アウタシン
クロナイザリング、10a,11a アウタスプライ
ン、 10b,11b リング係合溝、12,13 リ
ング部材、12a,13a 突起部、 12
b,13b 突起部、14 3rdドライブギヤ、15 4
thドライブギヤ、14a,15a 噛合部、16 5th
ドライブギヤ、17 6thドライブギヤ、16a,17
a アウタスプライン、 16b,17b コーン面、
18,19 スプライン部材、18a,19b 噛合
部、 18b,19b アウタスプライン、18c,1
9c コーン面、20,21 シフタフォーク、31
メインシャフト、 32 クラッチ、3
3 カウンタシャフト、 34 フロント
ドライブシャフト、35 リアドライブシャフト、
36,37 軸受け、38 センターディファレンシャ
ル装置、39 ピニオン部、 40
第1のギヤ切り換え部、41 第2のギヤ切り換え
部、 42 第3のギヤ切り換え部、43 ハ
イポイドドリブンギヤ、 44a 3rdドライブギ
ヤ、44b 3rdドリブンギヤ、 45a 4t
hドライブギヤ、45b 4thドリブンギヤ、
46a 5thドライブギヤ、46b 5thドリブンギ
ヤ、 47a 6thドライブギヤ、47b 6t
hドリブンギヤ、 50,60 シンクロナイザハ
ブ、51,61 シンクロナイザスリーブ、52a,5
2b,62a,62b シンクロナイザリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同期噛み合い式のシンクロ機構において、 軸方向に沿ったスプラインが外周面に形成されたハブ
    と、 軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成されており、
    前記ハブとスプライン嵌合する第1のスリーブと、 軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成され、前記第
    1のスリーブと係合可能な形状を有する第2のスリーブ
    とを有し、 前記第1のスリーブと前記第2のスリーブとが係合した
    状態において、前記第1のスリーブおよび前記第2のス
    リーブは、一体的に回転するとともに、互いに独立して
    軸方向に移動可能であることを特徴とするシンクロ機
    構。
  2. 【請求項2】前記第1のスリーブは、軸方向に突設され
    た凸部と凹部とを有し、 前記第2のスリーブは、軸方向に突設された凸部と凹部
    とを有し、 前記第1のスリーブが有する凸部および凹部を、前記第
    2のスリーブが有する凹部および凸部に嵌合することに
    より、前記第1のスリーブと前記第2のスリーブとが係
    合されることを特徴とする請求項1に記載されたシンク
    ロ機構。
  3. 【請求項3】前記第2のスリーブに形成されたスプライ
    ンは、前記第1のスリーブに形成されたスプラインの径
    よりも大きな径を有していることを特徴とする請求項1
    または2に記載されたシンクロ機構。
  4. 【請求項4】シンクロナイザハブとシンクロナイザスリ
    ーブとを含む同期噛み合い式のシンクロ機構を有し、シ
    ンクロナイザスリーブを軸方向にシフトさせることによ
    り、ギヤの切り換えを行うマニュアル変速機において、 シャフトと、 前記シャフトに結合され、軸方向に沿ったスプラインが
    外周面に形成されたシンクロナイザハブと、 軸方向に沿ったスプラインが内周面に形成されており、
    前記シンクロナイザハブとスプライン嵌合した第1のシ
    ンクロナイザスリーブと、 前記第1のシンクロナイザスリーブに形成されたスプラ
    インよりも大きな径を有するスプラインが内周面に形成
    されており、前記第1のシンクロナイザスリーブと係合
    した第2のシンクロナイザスリーブと、 前記シンクロナイザハブに対して一方の軸方向側に設け
    られているとともに、前記第1のシンクロナイザスリー
    ブとスプライン嵌合可能なスプラインを有する第1のス
    プライン部と、 前記シンクロナイザハブに対して他方の軸方向側に設け
    られているとともに、前記第1のシンクロナイザスリー
    ブとスプライン嵌合可能なスプラインを有する第2のス
    プライン部と、 前記シンクロナイザハブに対して一方の軸方向側に設け
    られているとともに、前記第2のシンクロナイザスリー
    ブとスプライン嵌合可能なスプラインを有する第3のス
    プライン部と、 前記シンクロナイザハブに対して他方の軸方向側に設け
    られているとともに、前記第2のシンクロナイザスリー
    ブとスプライン嵌合可能なスプラインを有する第4のス
    プライン部と、 前記第1のスプライン部と一体的に回転する第1のギヤ
    と、 前記第2のスプライン部と一体的に回転する第2のギヤ
    と、 前記第3のスプライン部と一体的に回転する第3のギヤ
    と、 前記第4のスプライン部と一体的に回転する第4のギヤ
    とを有し、 前記第1のシンクロナイザスリーブおよび前記第2のシ
    ンクロナイザスリーブは、一体的に回転するとともに、
    互いに独立して軸方向に移動可能であることを特徴とす
    るマニュアル変速機。
  5. 【請求項5】前記マニュアル変速機は、前進6段のマニ
    ュアル変速機であって、 前記第1のギヤから前記第4のギヤまでの各ギヤは、3
    速ギヤから6速ギヤまでの各ギヤに相当することを特徴
    とする請求項4に記載されたマニュアル変速機。
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CN114576322A (zh) * 2022-01-10 2022-06-03 倪新女 一种可提升传动精度的行星减速机

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