JP2001140772A - 可変容量形ポンプ - Google Patents

可変容量形ポンプ

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JP2001140772A JP2000168716A JP2000168716A JP2001140772A JP 2001140772 A JP2001140772 A JP 2001140772A JP 2000168716 A JP2000168716 A JP 2000168716A JP 2000168716 A JP2000168716 A JP 2000168716A JP 2001140772 A JP2001140772 A JP 2001140772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変容量形ベーンポンプのカムリングの揺動
を確実に行わせ、回転数−供給流量特性を安定させ、駆
動馬力や吐出側の脈動や騒音を低減する。 【解決手段】 揺動可能なカムリング27の両側に第
1、第2の流体圧室43,44を形成する。カムリング
の揺動を制御する制御バルブ40を設け、これを作動す
るために吐出側通路途中に可変メータリング絞り61を
設ける。この可変メータリング絞り61を、カムリング
の軸線方向の一側の側面部に凹設されこの側面部に対面
するプレッシャプレート30に形成したポンプ室の吐出
側開口33に連通する連通溝62と、プレッシャプレー
ト30で連通溝に臨んで開口されカムリングの揺動に伴
って連通溝の溝側縁62aで開口面積を調整可能な孔部
63とによって形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車の
ハンドル操作力を軽減する動力舵取装置のような圧力流
体利用機器に用いる可変容量形ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動力舵取装置用ポンプに
は、自動車用エンジンで直接回転駆動される容量形のベ
ーンポンプが用いられている。このような容量形ポンプ
は、エンジン回転数に対応して吐出流量が増減するた
め、自動車の停車中や低速走行時に操舵補助力を大きく
し、高速走行時に操舵補助力を小さくするという動力舵
取装置に要求される操舵補助力とは相反する特性を備え
ていなければならない。したがって、回転数が低い低速
走行時にも必要な操舵補助力が得られる程度の吐出流量
を確保できる大容量の容量形ポンプを用いる必要があ
る。また、回転数が高い高速走行時には、吐出流量を一
定量以下に制御する流量制御弁が必須となる。このた
め、構成部品点数が相対的に多くなり、構造や通路構成
も複雑となり、全体の大型化やコスト高になることが避
けられない。
【0003】このような不具合を解決するために、一回
転当たりの吐出流量(cc/rev)を回転数の増加に比例して
減少させることが可能な可変容量形ベーンポンプが、特
開平6−200883号公報、特開平7−243385
号公報、特開平8−200239号公報等によって提案
されている。これらの可変容量形ポンプによれば、容量
形ポンプに付設していた流量制御弁が不要となり、また
駆動馬力の低減が図れるためエネルギ効率の面でも優れ
ている。
【0004】たとえば特開平8−200239号公報に
示すポンプにおいては、図7に示すように、ポンプボデ
ィ1内部の楕円状空間内に揺動自在に支持したカムリン
グ2内にロータ3を相対的に偏心させた状態で設けるこ
とにより、これらのロータ3とカムリング2との間にほ
ぼ三日月状のポンプ室4を形成している。また、カムリ
ング2の揺動方向の両側に第1、第2の流体圧室5,6
を形成している。第2の流体圧室6には、前記ポンプ室
4のポンプ容量が最大となる方向に付勢する圧縮コイル
ばね2bを設けている。また、前記ポンプ室4から吐出
される圧力流体の吐出側通路11の途中に設けた可変メ
ータリング絞り12の上、下流側の流体圧力差によって
作動する制御バルブ10を設け、この制御バルブ10に
より前記第1、第2の流体圧室5,6内の流体圧を制御
することによって前記カムリング2を揺動させている。
【0005】前記第2の流体圧室6内に臨むボディ1側
壁面に開口させた孔部12aを、カムリング2の揺動に
よってカムリング2の側縁部12bで孔部12aの開口
面積を調整することにより、可変メータリング絞り12
を形成している。すなわち、カムリング2を揺動させる
ための第1、第2の流体圧室5,6のうち、第2の流体
圧室6に可変メータリング絞り12の下流側の流体圧を
直接導入する構造となっている。そして、前記ポンプ室
4から吐出される圧力流体を可変メータリング絞り12
を形成する孔部12aに導くとともに、この孔部12a
から第2の流体圧室6に流入した圧力流体を、この第2
の流体圧室6内を通してポンプ吐出側通路13に送り、
図示しない吐出ポートから吐出している。
【0006】上述した可変容量形ポンプでは、ポンプが
高回転域に至ったとき、制御バルブ10により可変メー
タリング絞り12の上流側の流体圧を導入する第1の流
体圧室5へダンパ絞りを有する通路5aを介して流体圧
を導入する構造が採用されている。このような構造で
は、カムリング2がこの第1の流体圧室5側に向かって
揺動したときには、前記通路5aのダンパ絞りによるダ
ンパ機能によって、前記カムリング2に対して所要の制
動力を作用させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に第2の流体圧室6には、圧縮コイルばね2bを設けて
いるだけであって、第1の流体圧室5側のようにカムリ
ング2に制動力を与えるダンパ機能をもつ手段が設けら
れていない。これは、第2の流体圧室6に可変メータリ
ング絞り12の孔部12aが開口し、この開口がポンプ
の吐出側通路7,13の一部として兼用されており、第
2の流体圧室6内をポンプ吐出側の流体圧が流れるため
である。図中6aは制御バルブ10の他方室に可変メー
タリング絞り12の下流側の流体圧を導く通路である。
【0008】したがって、カムリング2が第2の流体圧
室6側に揺動したときには、ばね2bが撓むことによる
弾撥力は作用するものの、ダンパ機能による制動をかけ
ることができない。このため、カムリング2の第1、第
2の流体圧室5,6側への揺動(特に第1の流体圧室5
側から第2の流体圧室6側への揺動動作)が円滑になさ
れない。このようになると、カムリング2が振動した
り、ポンプ吐出側の流体圧に脈動を生じることが避けら
れない。この脈動状態を図8中に破線で示す。
【0009】これを詳述すると、第2の流体圧室6に開
口する孔部12aからポンプ吐出側の流体圧が噴流とな
って流入し、これをカムリング2の外側縁部12bで開
閉しようとしたときにカムリング2が振動しやすく、し
かもこのような孔部12aからの噴流をカムリング2の
外側縁部12bで遮ったり通過させたりすることによ
り、ポンプ吐出側における脈動が大きくなる。このよう
な振動や脈動が生じると、動力舵取装置においては、操
舵力が変動したり、流体音等の騒音が大きくなるという
問題が起きる。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、カムリングの振動やポンプ吐出側での脈動
を軽減した可変容量形ポンプを得ることを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明の請求項1に係る可変容量形ポンプは、ポ
ンプ室を形成するカムリングをポンプボディの内部空間
内で揺動可能に支持し、前記カムリングの揺動方向の一
側に第1の流体圧室を形成し、他側に第2の流体圧室を
形成するとともに、前記カムリングを前記ポンプ室のポ
ンプ容量が最大となる方向に付勢する付勢手段を設け、
前記ポンプ室から吐出される圧力流体の吐出側通路の途
中に設けた可変メータリング絞りの上、下流側の流体圧
力差によって作動する制御バルブを設け、この制御バル
ブにより少なくとも第1の流体圧室内の流体圧を制御し
て前記カムリングを揺動させる構造において、前記カム
リングの軸線方向の一側の側面部とこれに対面する前記
ポンプボディの側壁部との間であって前記第2の流体圧
室とは区画された位置に、前記可変メータリング絞りを
設けたことを特徴とする。
【0012】本発明(請求項1に記載の発明)によれ
ば、可変メータリング絞りを第2の流体圧室内の流体圧
に影響を及ぼすことがない区画された部位に設けている
から、カムリングを第1、第2の流体圧室内の流体圧に
よりダンパ機能を持たせて揺動させることができる。
【0013】また、本発明の請求項2に係る可変容量形
ポンプは、請求項1において、前記可変メータリング絞
りを、前記カムリングの軸線方向の一側の側面部に凹設
されこの側面部に対面するポンプボディの側壁部に形成
したポンプ室の吐出側開口に連通する連通溝と、前記ポ
ンプボディの側壁部でこの連通溝の一部に臨む位置に開
口され前記カムリングの揺動に伴って連通溝の溝側縁で
開口面積を調整可能な孔部とによって形成したことを特
徴とする。
【0014】本発明(請求項2に記載の発明)によれ
ば、カムリングの側面部に凹設した連通溝に臨んでいる
ポンプボディの側壁部側の孔部を、カムリングの揺動に
伴って連通溝の溝側縁で閉塞したり開放したりすること
により、可変メータリング絞りの絞り量を調整すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明に係る可
変容量形ポンプの一つの実施の形態を示す図である。こ
の実施の形態では、本発明に係るベーンポンプが動力舵
取装置の油圧発生源となるベーンタイプのオイルポンプ
であって、その吐出流量をポンプの回転数が増大するに
したがって、最大吐出流量よりも少ない所定流量にな
り、その流量を維持する、いわゆるドルーピング特性を
もつポンプによって説明する。
【0016】図1、図2、図3において、全体を符号2
0で示すベーンタイプの可変容量形ポンプは、ポンプボ
ディを構成するフロントボディ21とリアボディ22を
備えている。このフロントボディ21は、全体が略カッ
プ状を呈し、この内部にポンプカートリッジとしてのポ
ンプ構成要素23を収納配置する収納空間24が形成さ
れるとともに、この収納空間24の開口端を閉塞するよ
うにリアボディ22が組合わせられ一体に組立てられ
る。
【0017】このフロントボディ21には、ポンプ構成
要素23を構成するロータ25を外部から回転駆動する
ためのドライブシャフト26が貫通した状態で軸受26
a,26b(26aはフロントボディ21側、26bは
リアボディ22側に配設される)により回転自在に支持
されている。26cはオイルシールである。前記ロータ
25は図1では図中矢印で示す反時計方向に回転する。
【0018】27はカムリングで、このカムリング27
はベーン25aを有するロータ25の外周部に嵌装して
配置される内側カム面27aを有し、かつこの内側カム
面27aとロータ25との間にポンプ室28を形成して
いる。このカムリング27は前記ロータ25とは偏心し
た状態で位置づけられ、カムリング27とロータ25と
の間に形成されるほぼ三日月状の空間がポンプ室28と
なる。また、このカムリング27は、後述するようにポ
ンプ室28の容積(ポンプ容量)を可変できるように収
納空間24内で空間内壁部分に嵌合状態で設けたアダプ
タリング29内で揺動可能に配置されている。27bは
カムリング27をポンプ室28のポンプ容量が最大とな
る方向に付勢する圧縮コイルばねである。
【0019】図2、図3において、30はプレッシャプ
レートを示し、このプレッシャプレート30は、上述し
たロータ25、カムリング27およびアダプタリング2
9によって構成されているポンプカートリッジ(ポンプ
構成要素23)のフロントボディ21側に圧接して積層
配置されている。ポンプカートリッジの反対側面には、
前記リアボディ22の端面がサイドプレートとして圧接
され、フロントボディ21とリアボディ22とが一体的
に組立てられている。これらの部材によって、前記ポン
プ構成要素23が構成されている。
【0020】前記プレッシャプレート30と、これにカ
ムリング27を介して積層されるサイドプレートとなる
リアボディ22とは、後述する揺動支点ピン31によっ
て回転方向で位置決めされた状態で一体的に組付けられ
ている。前記揺動支点ピン31は、カムリング27を揺
動可能とするための軸支部および位置決めピンとして機
能するとともに、カムリング27を揺動させる流体圧室
を画成するシール材としても機能する。
【0021】32,33は前記ポンプ室28に開口する
ポンプ吸込側開口とポンプ吐出側開口で、これらの開口
32,33はほぼ円弧状を呈する溝部によって形成さ
れ、図1に示すようにロータ25の回転方向の始端側の
ポンプ吸込側領域と終端側のポンプ吐出側領域に開口し
ている。前記吸込側開口32は、図2に示すようにリア
ボディ22のポンプ室28に臨む端面に凹設され、吐出
側開口33は前記プレッシャプレート30のポンプ室2
8側の端面に凹設されている。
【0022】前記プレッシャプレート30の前記吸込側
開口32に対向する位置には、ほぼ同形状の溝部32a
と孔部32bが形成されている。この孔部32bは、図
4(a),(b)に示すように、前記フロントボディ2
1の収納空間24の底部側に形成したほぼ扇形状の吸込
側の圧力室34に接続されている。図4(a)中34a
は、圧力室34を前記ドライブシャフト26周りととも
に取り囲むOリングである。
【0023】また、前記リアボディ22には、前記吸込
側開口32にタンクTから吸込む吸込側流体を吸込ポー
ト35aを介して給送する吸込側通路35が形成されて
いる。タンクT(ポンプ吸込側)から吸込まれる吸込側
流体は、吸込ポート35aからリアボディ22内のポン
プ吸込側通路35を通り、リアボディ22の端面に開口
する前記吸込側開口32からポンプ室28内に供給され
る。
【0024】前記フロントボディ21の収納空間24の
底部において、前記プレッシャプレート30の吐出側開
口33のロータ回転方向の終端付近に対応する位置に
は、ほぼ円弧状のポンプ吐出側の圧力室36が形成され
ている。この圧力室36は、フロントボディ21内に形
成したポンプ吐出側通路37を介して吐出ポート37a
に接続され、圧力室36に導かれた吐出側流体圧を吐出
ポート37aから吐出するように構成されている。図4
(a)中36aは吐出側圧力室36をシールするOリン
グである。
【0025】前記フロントボディ21の収納空間24の
底部において、ドライブシャフト26周りの前記吸込
側、吐出側の圧力室34,36を除いた部分には、図2
および図4(a)に示すように、ポンプ吐出側の流体圧
が導入される空間部38が形成されている。この空間部
38は、フロントボディ21のデッドスペースを利用し
て形成した所要のボリュームを有する容積空間であっ
て、この空間部38は前記プレッシャプレート30に穿
設した小孔38aを介して前記吐出側開口33と連通し
ている。
【0026】前記空間部38はポンプの吐出側通路系か
ら見ると、小孔38aによる絞り通路を介して接続され
た行き止まり空間であって、ポンプの吐出側の流体圧の
圧力変動やこれに伴う騒音を減衰させる反動形の共鳴室
として機能する。
【0027】40はフロントボディ21の上方に前記シ
ャフト26と直交する方向に形成されたバルブ孔41と
スプール42とからなる制御バルブで、後述するポンプ
吐出側通路の途中に設けたメータリング絞り部60の
上、下流側の圧力差によって作動する。この制御バルブ
40により、前記アダプタリング29内でカムリング2
7の両側に前記揺動支点ピン31とその軸対象位置に設
けたシール材45により分割形成した第1、第2の流体
圧室43,44に導入する流体圧をポンプ回転数に応じ
て制御するように構成されている。
【0028】前記バルブ孔41の一端側には、前記ポン
プ吐出側の流体圧が導入されている空間部38からパイ
ロット圧通路51(図1中想像線で示す)が接続され、
前記メータリング絞り部60の上流側の流体圧P1 が導
入される室48が形成されている。前記バルブ孔41の
他端側には、前記スプール42を前記一端側に付勢する
圧縮コイルばね46aを有するばね室46が形成されて
いる。このばね46aにより前記スプール42を図1中
左側に付勢している。
【0029】ばね室46には、前記ポンプ吐出側通路3
7のフロントボディ21における終端部である吐出ポー
ト37aに近接する部分から形成したパイロット圧通路
52が接続され、メータリング絞り部60の下流側の流
体圧P2 が導かれる。また、前記バルブ孔41の軸線方
向の中央部分にはポンプ吸込側(タンクT)に通路50
aが接続され、スプール42の中央の環状溝42aによ
り形成したポンプ吸込側室50が形成されている。
【0030】ここで、上述したパイロット圧通路52の
途中に、図1中一点鎖線で示すようにパイロット絞り5
2aを設けてもよい。このパイロット絞り52aを設け
ると、制御バルブ40のスプール42に対する流体圧変
動等の悪影響を防止できる。また、このパイロット絞り
52aは、スプール42内に設けたリリーフバルブ70
のリリーフ時に、制御バルブ40のばね室46内の流体
圧を圧力降下させる。そして、この圧力降下に伴う制御
バルブ40の働きでカムリング27はポンプ室28の容
量が減少する方向に揺動するから、ポンプ吐出量が減少
することになり、ポンプの省エネルギ化を図るうえで有
利となる。
【0031】前記ばね室46は、スプール42が図1の
位置にあるときに前記第2の流体圧室44に対しての接
続通路47により接続されるとともに、前記スプール4
2がばね室46側(図中右方)に動いたときに前記第2
の流体圧室44から徐々に切り離されるように構成され
ている。したがって、前記第2の流体圧室44には、こ
のばね室46と前記ポンプ吸込側室50を介してメータ
リング絞り部60の下流側の流体圧P2 とポンプ吸込側
の流体圧とがこのスプール42の動きに伴って供給され
る。上述した接続通路47の一部にはダンパ絞り47a
が形成されている。
【0032】前記スプール42の一端側に形成される高
圧側の室48は、スプール42が図1の位置にあるとき
には閉塞されているが、前記スプール42がばね室46
側(図中右方)に動いたときに、前記ポンプ吸込側室5
0から徐々に切り離される接続通路49を介して前記第
1の流体圧室43に選択的に接続されるように構成され
ている。したがって、前記第1の流体圧室43には、前
記ポンプ吸込側室50と前記高圧側の室48を介してポ
ンプ吸込側の流体圧とメータリング絞り部60の上流側
の流体圧P1 とがスプール42の動きに伴って供給され
る。前記接続通路49の一部にはダンパ絞り49aが形
成されている。
【0033】図1では、前記接続通路49は、スプール
42の一端側のランド部に形成したチャンファ部による
隙間通路を介して前記スプール42の軸線方向の中央部
分に形成したポンプ吸込側室50に接続されている。そ
して、スプール42の変位量によって、前記パイロット
圧通路51側の流体圧P1 (メータリング絞り部60の
上流側の流体圧)が、前記接続通路49を介して第1の
流体圧室43に選択的に接続されるように構成されてい
る。
【0034】ポンプ始動時や低回転時はメータリング絞
り部60の上、下流側での差圧が小さいから、スプール
42は図1に示した位置にあり、第1の流体圧室43は
ポンプ吸込側に接続され、流体圧P0 が導入されてい
る。一方、第2の流体圧室44には、前記メータリング
絞り部60の下流側でのポンプ吐出側の流体圧P2 が導
入されており、カムリング27はポンプ室28の容積が
最大となる状態を維持する。
【0035】ポンプ回転数が中、高速回転域になり、吐
出流量が多くなると、スプール42はばね46aを撓ま
せる方向に移動し、これによりパイロット圧通路51が
接続されている室48が接続通路49に接続されること
になる。このようになると、第1の流体圧室43には、
スプール42の移動量に伴ってメータリング絞り部60
の上流側の流体圧P1 と前記ポンプ吸込側室50の流体
圧P0 とが導入される。
【0036】一方、第2の流体圧室44には、スプール
42の移動量に伴ってメータリング絞り部60の下流側
の流体圧P2 の通路47への供給がランド部によって閉
じられるとともに、このランド部に形成したチャンファ
部による隙間通路を介して前記ポンプ吸込側室50に接
続される。この結果、第2の流体圧室44はポンプ吸込
側の流体圧P0 となり、カムリング27は、上述したよ
うに図1中右側に揺動変位してポンプ室28の容積が減
少する。以上のようなベーンタイプの可変容量形ポンプ
20において、上述した以外の構成は従来から広く知ら
れている通りであり、ここでの具体的な説明は省略す
る。
【0037】本実施の形態では、上述したカムリング2
7の揺動を制御する制御バルブ40を作動させるための
メータリング絞り部60において、ポンプ回転数が中、
高速域に至ったときにポンプ20からの吐出量を最大吐
出流量よりも少ない所定流量にしその流量を維持する、
いわゆるドルーピング特性をもたせる構成を採ってい
る。このために必要となる可変メータリング絞り61
を、図1、図3および図4(a),(b)に示すよう
に、カムリング27の軸線方向の一側の側面部27cと
これに対面するプレッシャプレート30との間であっ
て、前記第2の流体圧室44とは区画された位置に設け
ている。
【0038】これを詳述すると、前記プレッシャプレー
ト30のポンプ室28側の内壁面30cに前記ポンプ室
28の吐出側領域に臨んで形成した吐出側開口33に連
通するほぼ円弧状の連通溝62を、前記カムリング27
の軸線方向の一側の側面部27cに凹設している。ま
た、前記プレッシャプレート30のポンプ室28側の内
壁面30cであってこの連通溝62の一部に臨む位置に
小孔63を開口させ、この小孔63をプレッシャプレー
ト30に設けた通路孔64を介して前記ポンプ吐出側の
圧力室36に接続している。そして、前記小孔63をカ
ムリング27側の連通溝62の溝側縁62aで開口面積
を変えることができるように形成することによって、前
記可変メータリング絞り61を構成している。なお、前
記連通溝62の一部は、図1、図3(a)、図4
(a),(b)に示すようにカムリング27を貫通し両
側の圧力バランスを保ったり、流体圧通路の通路面積を
確保できるようになっている。
【0039】このような構造において、カムリング27
がポンプ室28の容量を減少させる方向に揺動すると、
図1に示す小孔63の開口面積は、連通溝62内に開口
している状態から、連通溝62の溝側縁62aによって
徐々に塞がれることにより減少することになる。カムリ
ング27が図中左側に最大限に揺動すると、小孔63は
全体が塞がれ、可変メータリング絞り61が閉じること
になる。
【0040】この実施の形態では、図1、図4(a),
(b)において、前記吐出側開口33の回転方向の終端
側に孔部66を設けて、この吐出側開口33と吐出側の
圧力室36とを連通しており、この孔部66がメータリ
ング絞り部60を構成する固定メータリング絞り65と
なって、前記制御バルブ40を作動させるための流体圧
力差を生じさせている。
【0041】したがって、上述したように可変メータリ
ング絞り61が閉じたときにはこの固定メータリング絞
り65での上、下流側の圧力差で制御バルブ40が制御
され、ポンプ20からの吐出量は一定となる。なお、こ
の実施の形態では、固定メータリング絞り65となる孔
部66を、吐出側開口33と吐出側圧力室36との間に
設けているが、これに限定されず、ポンプ吐出側通路途
中であれば適宜の位置に設けることができる。要は、孔
部66の上、下流側の流体圧を、前記制御バルブ40の
両端側の室48,46に導いておればよい。
【0042】上述したような可変メータリング絞り61
によれば、これを構成する部分が従来とは異なり、第2
の流体圧室44からは区画された部分に形成され、この
絞り61を流れる圧力流体の噴流が第2の流体圧室44
内の流体圧に影響を及ぼすことがないから、カムリング
27の揺動を安定した状態で行せることができる。この
場合において、第2の流体圧室44をポンプ吐出側と連
通する通路47に設けたダンパ絞り47aは、第1の流
体圧室43側の通路49に設けたダンパ絞り49aと同
じく、室内の流体圧力変動を防ぎ、結果としてカムリン
グ27の不要な動きを抑制するために機能する。
【0043】すなわち、前記カムリング27を揺動させ
る第1、第2の流体圧室43,44を、ダンパ絞り49
a,47aを介して制御バルブ40、ポンプ吐出側通路
途中であってメータリング絞り部60の上、下流側に接
続しているから、ポンプ回転数の増減によるメータリン
グ絞り61,65の上、下流側での流体圧の圧力差に伴
ってカムリング27が揺動する際に、カムリング27に
対して両揺動方向で所要の制動力を与えることができ
る。したがって、第1、第2の流体圧室43,44側へ
の揺動時に適切な制動力を与えることができるから、カ
ムリング27が振動したり、ポンプ吐出側で脈動を生じ
たりすることがない状態で円滑に揺動させることができ
る。
【0044】このようにダンパ機能をもたせた第1、第
2の流体圧室43,44によってカムリング27をポン
プ吐出側の流量の大きさに応じて所要の状態で揺動さ
せ、ポンプ吐出側への供給流量を前述した図8中実線で
示すように一定量またはポンプ回転数の増加とともに一
定量以下の任意の量に維持することができる。このよう
な一定量は上述した固定メータリング絞り65を形成す
る孔部66によって規定される量であり、それ以上の流
量制御は可変メータリング絞り61を形成する小孔63
の開口面積で規定される量である。
【0045】本発明は上述した実施の形態で説明した構
造に限定されず、可変容量形ポンプ20の各部の形状、
構造等を、適宜変形、変更することは自由であり、種々
の変形例が考えられる。たとえば上述した実施の形態で
は、可変メータリング絞り61を構成する孔部として一
つの小孔63を用いた場合を例示したが、本発明はこれ
に限らず、図5および図6(a),(b),(c)に示
すように、複数個(ここでは3個)の小孔63によって
孔部を構成してもよい。このように複数個の小孔63を
用い、連通溝62の溝側縁62aで開口面積を変えるよ
うに構成すれば、カムリング27の揺動変位に伴う開口
面積の変化量を一個に比べて大きく設定することができ
る。
【0046】図5では、カムリング27側の連通溝62
として、円弧状溝に変えてカムリング27の側面部27
cの全周に形成した環状溝で形成した例を示している。
このように形成すれば加工が容易に行える。なお、この
ような可変メータリング絞り61を構成する孔部として
は、上述した実施の形態で説明した円形穴に限らず、適
宜の断面形状を有する穴で形成してもよい。
【0047】上述した実施の形態では、可変メータリン
グ絞り61を構成する小孔63をカムリング27の側面
部に対面するプレッシャプレート30の内壁面に形成し
た例で説明したが、プレッシャプレートを用いずにポン
プボディの内壁部が直接カムリング27に対面している
場合には、この内壁部に前記小孔を設けてもよい。ま
た、可変メータリング絞り61を構成する小孔63と連
通溝62の溝側縁62aを、上述した実施の形態とは逆
の位置に設けることもできる。
【0048】上述した実施の形態では、メータリング絞
り部60として、可変メータリング絞り61と固定メー
タリング絞り65とを別々に形成し、可変メータリング
絞り61を開口面積が全開状態から全閉状態になるよう
に変化させる構造とした場合を説明したが、本発明はこ
れに限定されない。メータリング絞りとして一つまたは
複数の小孔からなる孔部を用い、この孔部の一部を常に
全開状態とすることにより固定絞りとして機能させ、残
りの開口面積を変えることにより可変絞りとして機能さ
せる構造であってもよい。また、上述した実施の形態で
は、メータリング絞り部60を構成する固定メータリン
グ絞り65や可変メータリング絞り61を、単に「絞
り」として説明したが、これはこのような絞り部分がオ
リフィスであってもチョークであってもよいからであ
る。
【0049】また、前述した実施の形態は、可変容量形
ポンプ20の一例を示たものであって、本発明の要部と
なる可変メータリング絞り部60以外の部分を適宜変
形、変更することは自由である。たとえばポンプボディ
21,22内の吸込側通路35、吐出側通路37の構造
等を適宜変更してもよい。また、制御バルブ40として
も、カムリング27を揺動させるために第1、第2の流
体圧室43,44の圧力差を確保できる構造であればよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る可変容
量形ポンプによれば、制御バルブを作動させるための可
変メータリング絞りを第2の流体圧室内の流体圧に影響
を及ぼすことがない区画された部位に設けたから、この
第2の流体圧室にダンパ機能をもたせた状態でカムリン
グを揺動させることができる。したがって、カムリング
の揺動方向の両側の流体圧室においてそれぞれダンパ機
能を働かせてカムリングを揺動させることができるの
で、カムリングの振動やポンプ吐出側での脈動を軽減
し、ポンプ回転数に対する供給流量特性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る可変容量形ポンプの一つの実施
の形態を示し、低回転時にあるポンプの要部断面図であ
る。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 (a)は図1のIIIa−IIIa線断面図、(b)
は図1のIIIb−IIIb線で断面した要部断面図である。
【図4】 (a)は図2のIVa−IVa線断面図、(b)は
(a)のIVb−IVb線断面図である。
【図5】 本発明に係る可変容量形ポンプの別の実施の
形態を示し、プレッシャプレートのポンプ室に臨む面を
示す側面図である。
【図6】 図5のVI部を拡大した図であって、(a),
(b),(c)はカムリングの揺動に伴って可変メータ
リング絞りを形成する小孔の開口面積が変化する状態を
説明するための図である。
【図7】 従来の可変容量形ポンプを示し、低回転時の
状態での作動説明図である。
【図8】 可変容量形ポンプにおけるポンプ回転数Nに
対する供給流量Qの関係を説明する特性図である。
【符号の説明】
20…ベーンタイプの可変容量形ポンプ(可変容量形ベ
ーンポンプ)、21…フロントボディ(ポンプボデ
ィ)、22…リアボディ(ポンプボディ)、23…ポン
プ構成要素、24…収納空間、25…ロータ、25a…
ベーン、26…ドライブシャフト(回転軸)、27…カ
ムリング、27b…圧縮コイルばね(付勢手段)、28
…ポンプ室、29…アダプタリング、30…プレッシャ
プレート、31…揺動支点ピン、32…吸込側開口、3
3…吐出側開口、34…ポンプ吸込側圧力室、35…吸
込側通路、35a…吸込ポート、36…ポンプ吐出側圧
力室、37…吐出側通路、37a…吐出ポート、38…
空間部(共鳴室)、40…スプール式制御バルブ、41
…バルブ孔、42…スプール、42a…環状溝、43,
44…第1、第2の流体圧室、45…シール材、46…
ばね室、46a…圧縮コイルばね、47…接続通路、4
7a…ダンパ絞り、48…高圧側の室、49…接続通
路、49a…ダンパ絞り、51…パイロット圧通路、5
1a…ダンパ絞り、52…パイロット圧通路、52a…
パイロット絞り、60…メータリング絞り部、61…可
変メータリング絞り、62…連通溝、62a…溝側縁、
63…小孔(孔部)、64…通路孔、65…固定メータ
リング絞り、66…孔部、PS…圧力流体利用機器(パ
ワーステアリング装置のパワーシリンダ)、T…タン
ク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ室を形成するカムリングをポンプ
    ボディの内部空間内で揺動可能に支持し、前記カムリン
    グの揺動方向の一側に第1の流体圧室を形成し、他側に
    第2の流体圧室を形成するとともに、前記カムリングを
    前記ポンプ室のポンプ容量が最大となる方向に付勢する
    付勢手段を設け、前記ポンプ室から吐出される圧力流体
    の吐出側通路の途中に設けた可変メータリング絞りの
    上、下流側の流体圧力差によって作動する制御バルブを
    設け、この制御バルブにより少なくとも第1の流体圧室
    内の流体圧を制御して前記カムリングを揺動させる可変
    容量形ポンプにおいて、 前記可変メータリング絞りは、前記カムリングの軸線方
    向の一側の側面部とこれに対面する前記ポンプボディの
    側壁部との間であって、前記第2の流体圧室とは区画さ
    れた位置に設けられていることを特徴とする可変容量形
    ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の可変容量形ポンプにお
    いて、 前記可変メータリング絞りは、前記カムリングの軸線方
    向の一側の側面部に凹設されこの側面部に対面するポン
    プボディの側壁部に形成したポンプ室の吐出側開口に連
    通する連通溝と、前記ポンプボディの側壁部でこの連通
    溝の一部に臨む位置に開口され前記カムリングの揺動に
    伴って連通溝の溝側縁により開口面積を調整可能な孔部
    とから形成されていることを特徴とする可変容量形ポン
    プ。
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