JP2001140771A - 容量切換型作動油供給装置 - Google Patents

容量切換型作動油供給装置

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JP2001140771A
JP2001140771A JP32789599A JP32789599A JP2001140771A JP 2001140771 A JP2001140771 A JP 2001140771A JP 32789599 A JP32789599 A JP 32789599A JP 32789599 A JP32789599 A JP 32789599A JP 2001140771 A JP2001140771 A JP 2001140771A
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suction port
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動油の供給容量を大小で切り換えたとき
に、2つの吐出ポート内の圧力の不均衡により発生する
ポンプ回転軸の偏心荷重を小さくする。 【解決手段】 ベーンポンプ32の第1吸入ポートP1
を油タンク31に接続し、第2吐出ポートQ2を油路2
01に接続する。供給容量を大に設定するときには切換
バルブ33を左方の第1の位置に位置させて第2吸入ポ
ートP2を油タンク31に接続させ、第1吐出ポートQ
1と第2吐出ポートQ2とを連通させる。一方、供給容
量を小に設定するときには、切換バルブ33を右方の第
2の位置に位置させて第1吐出ポートQ1と第2吸入ポ
ートP2とを連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動油の供給容量
を大小2段階に切り換えることが可能な容量切換型の作
動油供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作動油の供給容量を切り換えることが可
能な作動油供給装置としては、例えば特開平4−277
366号公報に開示されている構成のものがある。この
装置では、ベーンポンプがロータの回転軸を挟んで対向
配設された第1、第2の吸入ポートと、同じく回転軸を
挟んで対向配設された第1、第2の吐出ポートとを有
し、両吸入ポートが油タンクに接続され、ロータの回転
により第1の吸入ポートから吸入した作動油を第1の吐
出ポートから吐出させるとともに、第2の吸入ポートか
ら吸入した作動油を第2の吐出ポートから吐出させるよ
うになっている。そして、第1の吐出ポートと第2の吐
出ポートとを連通させる第1の切換状態と、第1の吐出
ポートと2つの吸入ポートとを連通させる(すなわち油
タンクに連通させる)第2の切換状態とを有し、第1の
切換状態では両吐出ポートから吐出される作動油量の合
計分が吐出油路内に供給されることとなり(供給容量
大)、第2の切換状態では第2の吐出ポートから吐出さ
れる作動油量のみが吐出油路内に供給されることとなる
(供給容量小)。このような構成の作動油供給装置で
は、必要なときには供給容量を大にして大きな供給油量
を得ることができるが、通常は供給容量を小にしておく
ことでポンプの回転動力を低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな作動油供給装置において、作動油の供給容量を大に
しているときには両吐出ポート内の圧力は互いに等しい
が、作動油の供給容量を小にしているときには第1の吐
出ポートが油タンクに接続されて第1のポート内の圧力
が大気圧程度に下がるため、第1及び第2両吐出ポート
間には圧力の不均衡が生じる。このためロータの回転軸
には、高圧側の吐出ポートから低圧側の吐出ポートへ向
かう方向に大きな荷重(偏心荷重と称する)が生じ、ポ
ンプの耐久性を低下させる要因となっていた。また、こ
のような偏心荷重が発生するためロータの回転軸及びこ
れを支持する部材等の強度及び剛性を高める必要が生
じ、装置全体が大型化してしまうという問題もあった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、作動油の供給容量を大小で切り換えたとき
に、2つの吐出ポート内の圧力の不均衡により発生する
ポンプ回転軸の偏心荷重を小さくすることが可能な容量
切換型作動油供給装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る容量切換型作動油供給装置(例え
ば、実施形態における容量切換型作動油供給装置30)
は、ロータの回転軸を挟んで対向配設された第1、第2
の吸入ポート(例えば、実施形態における第1、第2吸
入ポートP1,P2)及び上記回転軸を挟んで対向配設
された第1、第2の吐出ポート(例えば、実施形態にお
ける第1、第2吐出ポートQ1,Q2)を有し、第1の
吸入ポートが油タンクに接続され、第2の吐出ポートが
吐出油路(例えば、実施形態における油路201)に接
続されており、ロータが1回転する間に第1の吸入ポー
トから吸入した作動油を第1の吐出ポートから吐出する
とともに、第2の吸入ポートから吸入した作動油を第2
の吐出ポートから吐出する構成のベーンポンプと、第2
の吸入ポートを油タンクに接続させるとともに第1の吐
出ポートと第2の吐出ポートとを連通させる第1の位置
と、第1の吐出ポートと第2の吸入ポートとを連通させ
る第2の位置との位置切換が可能な切換バルブと、切換
バルブが第2の位置に位置しているときに、第1の吐出
ポートから吐出される作動油の圧力による付勢力と第2
の吐出ポートから吐出される作動油の圧力による付勢力
とのバランスに基づいて、第1の吐出ポートから吐出さ
れる作動油の圧力が第2の吐出ポートから吐出される作
動油の圧力よりも小さくなるように上記両圧力の調整を
行う調整バルブとを有している。
【0006】このような構成では、切換バルブを第1の
位置に位置させているときには、第1の吸入ポートと第
2の吸入ポートはともに油タンクに接続され、且つ第1
の吐出ポートと第2の吐出ポートとが連通するので、吐
出油路内に供給される作動油量は第1の吐出ポートから
吐出される作動油量と第2の吐出ポートから吐出される
作動油量との合計分となる(供給容量大)。一方、切換
バルブを第2の位置に位置させているときには第1の吐
出ポートと第2の吸入ポートとが連通するので、第1の
吸入ポートから吸入された作動油は先ず第1段階の昇圧
がなされて第1の吐出ポートから吐出され、続いてこれ
が第2の吸入ポートから吸入されて第2段階の昇圧がな
され、第2の吐出ポートから吐出される。このため最終
的に吐出油路内に供給される作動油量は第2の吐出ポー
トから吐出される作動油量のみとなり、切換バルブを第
1の位置に位置させたときの供給容量の約半分となる
(供給容量小)。なお、この供給容量が小のときには調
整バルブにより、第1の吐出ポートから吐出される作動
油の圧力が第2の吐出ポートから吐出される作動油の圧
力よりも小さくなるように両圧力が調整されるので、ベ
ーンポンプにおいて必要な(第2の吸入ポート内の圧力
<第2の吐出ポート内の圧力)の関係は満たされる。
【0007】このように本発明に係る容量切換型作動油
供給装置においては、作動油の供給容量を大小2段階に
切り換えることができ、油圧回路において必要となる最
大の供給容量を確保しつつ、通常はそれよりも小さい供
給容量に設定してポンプ駆動における動力ロス分を低減
し燃費向上を図ることができるのであるが、供給容量を
大に設定した場合には、対向する位置にある両吐出ポー
ト内の圧力は互いに等しくなるのでロータの回転軸に偏
心荷重は働かず、供給容量を小に設定した場合であって
も、低圧側の吐出ポート(第1の吐出ポート)にも圧力
が作用する(大気圧程度まで低下しない)ようになるの
で、ロータの回転軸に作用する偏心荷重は従来の場合
(低圧側の吐出ポート内の圧力は低気圧程度まで下が
り、偏心荷重が大きい。)よりも小さくなる。このため
装置の耐久性を向上させることができるとともに、回転
軸を支持する部材等の強度及び剛性を小さくして重量を
軽減することができ、装置の小型化とコストダウンを図
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る
容量切換型作動油供給装置を備えたベルト式無段変速機
CVTを模式的に示したものである。このベルト式無段
変速機CVTは、入力軸1とカウンター軸2との間に設
けられた金属式Vベルト機構10と、入力軸1とドライ
ブ側プーリ11との間に設けられた遊星歯車式前後進切
換機構20と、カウンター軸2と出力側部材(ディファ
レンシャル機構8等)との間に設けられた発進クラッチ
5とから構成される。なお、本無段変速機CVTは車両
用として用いられ、入力軸1はカップリング機構CPを
介してエンジンENGの出力側に繋がり、ディファレン
シャル機構8に伝達された動力は左右の車輪に伝達され
るようになっている。
【0009】金属Vベルト機構10は、入力軸1上に設
けられたドライブ側プーリ11と、カウンター軸2上に
設けられたドリブン側プーリ16と、両プーリ11,1
6間に巻き掛けられた金属Vベルト15とからなる。ド
ライブ側プーリ11は、入力軸1上に回転自在に設けら
れた固定プーリ半体12と、この固定プーリ半体12に
対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体13とか
らなる。可動プーリ半体13の側方には、固定プーリ半
体12に結合されたシリンダ壁12aにより囲まれてド
ライブ側シリンダ室14が形成されており、このドライ
ブ側シリンダ室14内に供給される油圧により、可動プ
ーリ半体13を軸方向に移動させるプーリ側圧が発生さ
れる。
【0010】ドリブン側プーリ16は、カウンター軸2
に固設された固定プーリ半体17と、この固定プーリ半
体17に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体
18とからなる。可動プーリ半体18の側方には、固定
プーリ半体17に結合されたシリンダ壁17aにより囲
まれてドリブン側シリンダ室19が形成されており、こ
のドリブン側シリンダ室19内に供給される油圧により
可動プーリ半体18を軸方向に移動させるプーリ側圧が
発生される。
【0011】このため、上記両シリンダ室14,19へ
の供給油圧(プーリ制御油圧)を適宜制御することによ
り、金属Vベルト15の滑りが発生することのない適切
なプーリ側圧を設定するとともに、両プーリ11,16
それぞれのプーリ幅を変化させることができる。これに
より、金属Vベルト15の巻き掛け半径を変化させて変
速比を無段階に変化させることができる。
【0012】遊星歯車式前後進切換機構20は、入力軸
1に結合されたサンギヤ21と、ドライブ側プーリ11
の固定プーリ半体12に結合されたキャリヤ22と、後
進用ブレーキ27により固定保持可能なリングギヤ23
と、サンギヤ21とキャリヤ23とを連結可能な前進用
クラッチ25とからなる。前進用クラッチ25が係合さ
れると全ギヤ21,22,23が入力軸1と一体に回転
し、ドライブ側プーリ11は入力軸1と同方向(前進方
向)に駆動される。一方、後進用ブレーキ27が係合さ
れると、リングギヤ23が固定保持されるため、キャリ
ヤ22はサンギヤ21とは逆の方向に駆動され、ドライ
ブ側プーリ11は入力軸1とは逆方向(後進方向)に駆
動される。
【0013】また、前進用クラッチ25及び後進用ブレ
ーキ27が共に解放されると、この前後進切換機構20
を介しての動力伝達が絶たれ、エンジンENGとドライ
ブ側プーリ11との間の動力伝達が行われなくなる。
【0014】発進クラッチ5は、カウンター軸2と出力
側部材との間の動力伝達をオン・オフ制御するクラッチ
であり、これがオン(係合)のときに両者間での動力伝
達が可能となる。このため、発進クラッチ5がオンのと
きには、金属Vベルト機構10により変速されたエンジ
ン出力がギヤ6a,6b,7a,7bを介してディファ
レンシャル機構8により左右の車輪(図示せず)に分割
されて伝達される。また、発進クラッチ5がオフ(非係
合)のときにはこの動力伝達が行えず、変速機は中立状
態となる。
【0015】図2はこのベルト式無段変速機CVTの油
圧制御装置の概要を示したものである。この油圧制御装
置は、図に示すように、作動油供給装置30と、高圧レ
ギュレータバルブ40と、高圧制御系バルブ群50と、
低圧レギュレータバルブ60と、低圧制御系バルブ群7
0と、電気コントロールユニットECUとを有して構成
されている。ここで、高圧制御系バルブ群50と低圧制
御系バルブ群70にはそれぞれ電磁バルブが含まれてい
るが、これら電磁バルブは、第1検出器81により検出
されるエンジン回転数Ne、第2検出器82により検出
されるスロットル開度θth、第3検出器83により検
出される車両速度V、第4検出器84により検出される
作動油の油温T、その他の検出器により検出されるマニ
ュアルシフトレバー(図示せず)のシフト位置等の情報
に基づいて電気コントロールユニットECUから出力さ
れる作動信号に基づいて作動する。
【0016】作動油供給装置30は作動油を油路201
内に供給する。この作動油供給装置30は後述するよう
に供給容量を大小2段階に切り換えることが可能であ
る。高圧レギュレータバルブ40は作動油供給装置30
から供給された作動油を調圧して高圧の作動油を油路2
02内に供給する。高圧制御系バルブ群50は電気コン
トロールユニットECUからの電気信号に基づいて電磁
バルブを作動させ、油路202内の作動油(高圧の作動
油)をドライブ側シリンダ室14及びドリブン側シリン
ダ室19へ供給する制御を行ってドライブ側及びドリブ
ン側プーリ11,16を作動させる。これにより金属ベ
ルト15の巻き掛け半径が変化し、ベルト式無段変速機
CVTの変速作動が行われる。
【0017】低圧レギュレータバルブ60は油路202
から分岐した油路203内の高圧の制御圧を調圧して低
圧の作動油を油路204内に供給する。低圧制御系バル
ブ群70は電気コントロールユニットECUからの電気
信号に基づいて電磁バルブを作動させ、油路204内の
作動油(低圧の作動油)を用いて発進クラッチ5、前進
用クラッチ25及び後進用ブレーキ27を作動させる。
これによりベルト式無段変速機CVTを搭載した車両の
発進及び前後進が行われる。なお、マニュアルシフトレ
バーの操作により作動するマニュアルシフトバルブは低
圧制御系バルブ群70に含まれている。
【0018】作動油供給装置30は本発明に係る容量切
換型作動油供給装置に相当し、図3及び図4に示すよう
に、油タンク31と、ベーンポンプ32と、切換バルブ
33と、調整バルブ34とを備えて構成されている。ベ
ーンポンプ32は、ロータ32aの回転軸32bを挟ん
で対向配設された第1、第2吸入ポートP1,P2と、
回転軸32bを挟んで対向配設された第1、第2吐出ポ
ートQ1,Q2とを有しており、第1吸入ポートP1は
油路102,101を介して油タンク31に接続され、
第2吐出ポートQ2は油路103を介して油路201に
接続されている。そして、ロータ32aが1回転する間
に第1吸入ポートP1から吸入した作動油を第1吐出ポ
ートQ1から吐出するとともに、第2吸入ポートP2か
ら吸入した作動油を第2吐出ポートQ2から吐出する。
【0019】切換バルブ33は、ハウジング内で左右方
向へ移動可能なスプール33aと、このスプール33a
の右方に設けられてスプール33aを常時左方に付勢す
るスプリング33bとを有して構成されている。このス
プール33aの左端部には信号圧用ポート33cが設け
られており、電気コントロールユニットECUからの指
令に基づいて低圧制御系バルブ群70から油路205を
介して出力される信号圧を受けることができるようにな
っている。
【0020】スプール33aは、信号圧用ポート33c
に信号圧が供給されていないときには左方に位置し(第
1の位置)、このとき第2吸入ポートP2は油路10
5、切換バルブ33、油路104,101を介して油タ
ンク31に接続され、第1吐出ポートQ1は油路10
6,107、切換バルブ33、油路108,109,2
01を介して第2吐出ポートQ2と連通する(図3参
照)。一方、信号圧用ポート33cに信号圧が供給され
ているときには(この信号圧が供給されるケースについ
ては後述)、スプール33aには信号圧による右方への
付勢力が生じ、この信号圧による付勢力がスプリング3
3bの付勢力にうち勝ってスプール33aは右方に位置
する(第2の位置)。このとき第2吸入ポートP2は油
路105、切換バルブ33、油路107,106を介し
て第1吐出ポートQ1と連通する(図4参照)。
【0021】調整バルブ34は、ハウジング内で左右方
向へ移動可能なスプール34aと、このスプール34a
の右方に設けられてスプール34aを常時左方に付勢す
るスプリング34bとを有して構成されている。このス
プール34aの左端部には第2吐出ポートQ2から吐出
される作動油の圧力が油路103,109,110を介
して作用するようになっており、スプール34aの右端
部には第1吐出ポートQ1から吐出される作動油の圧力
が油路106,111,112を介して作用するように
なっている。
【0022】ここで、スプール34aの右端側の圧力作
用面積A1と左端側の圧力作用面積A2とはA1>A2
の関係に設定されている(A1≒2×A2び関係が望ま
しい)。このためスプール34aの右端側に作用する圧
力(第1吐出ポートQ1から吐出される作動油の圧力)
がp1、スプール34aの左端側に作用する圧力(第2
吐出ポートQ2から吐出される作動油の圧力)がp2、
スプリング34bによる左方への付勢力がF(>0)で
あるときには、p1×A1+F=p2×A2の関係式か
らp1<p2となる。すなわち、第1吐出ポートQ1か
ら吐出される作動油の圧力による付勢力(p1×A1)
と第2吐出ポートQ2から吐出される作動油の圧力によ
る付勢力(p2×A2)とのバランスに基づいて、第1
吐出ポートQ1から吐出される作動油の圧力(p1)が
第2吐出ポートQ2から吐出される作動油の圧力(p
2)よりも小さくなるように両圧力が調整される。
【0023】このような構成において、切換バルブ33
の信号圧用ポート33cに信号圧を供給せず、切換バル
ブ33のスプール33aを第1の位置(左方の位置)に
位置させているときには、第1吸入ポートP1と第2吸
入ポートP2は共に油タンク31に接続され、第1吐出
ポートQ1と第2吐出ポートQ2とが連通するので、油
路201内に供給される作動油量は、第1吐出ポートQ
1から吐出される作動油量と第2吐出ポートQ2から吐
出される作動油量との合計分となる。すなわち、ロータ
1回転当たりに第1吐出ポートQ1から吐出される作動
油量とロータ1回転当たりに第2吐出ポートQ2から吐
出される作動油量が共にVであれば、作動油供給装置3
0から油路201内に供給される作動油量は2Vとなる
(供給容量大)。なお、このとき第1吐出ポートQ1か
ら吐出される作動油の圧力p1と第2吐出ポートQ2か
ら吐出される作動油の圧力p2とは互いに等しく(p1
=p2)、従って対向する位置にある両吐出ポートQ
1,Q2内の圧力も互いに等しいので、ロータ32aの
回転軸32bに偏心荷重は働かない。
【0024】一方、切換バルブ33の信号圧用ポート3
3cに信号圧を供給させ、スプール33aを第2の位置
(右方の位置)に位置させているときには、第1吐出ポ
ートQ1と第2吸入ポートP2とが連通するので、第1
吸入ポートP1から吸入された作動油は先ず第1段階の
昇圧がなされて第1吐出ポートQ1から吐出され、続い
てこれが第2吸入ポートP2から吸入されて第2段階の
昇圧がなされ、第2吐出ポートQ2から吐出される。こ
のため最終的に油路201内に供給される作動油量は第
2吐出ポートQ2から吐出される作動油量のみとなり、
切換バルブ33を第1の位置に位置させたときの供給容
量の約半分となる。すなわち、ロータ1回転当たりに第
1吐出ポートQ1から吐出される作動油量とロータ1回
転当たりに第2吐出ポートQ2から吐出される作動油量
が共にVであれば、作動油供給装置30から油路201
内へ供給される作動油量はVとなる(供給容量小)。な
お、このとき調整バルブ34により第1吐出ポートQ1
から吐出される作動油の圧力(p1)が第2吐出ポート
Q2から吐出される作動油の圧力(p2)よりも小さく
なるように両圧力が調整されるので、ベーンポンプ32
において必要な(第2吸入ポートP2内の圧力<第2吐
出ポートQ2内の圧力)の関係は満たされる。
【0025】このような作動油の吸入、吐出をベーンポ
ンプ32全体で見た場合、ロータ32aが1回転する間
に、油タンク31内の作動油を第1吸入ポートP1から
吸入する第1工程、この吸入された作動油を圧力p1ま
で昇圧して第1吐出ポートQ1から吐出する第2工程、
この吐出された圧力p1の作動油を第2吸入ポートP2
から吸入する第3工程、この吸入された圧力p1の作動
油を圧力p2まで昇圧して第2吐出ポートQ2から油路
201内へ吐出する第4工程が連続して行われることに
なる。
【0026】上記ベルト式無段変速機CVTを備えた車
両の場合、作動油供給装置30から供給される作動油量
はエンジン回転数が低いとき、特にエンジン回転数が
アイドル回転数近いときには両プーリ11,16のシリ
ンダ室14,19に作用する圧力は充分であっても流量
が足りなくなるため大きな作動油量が必要となる。ま
た、エンジン回転数が或る程度高い場合でも走行中に
キックダウンが行われたり、或いは急減速、中でも急
停止が行われる場合にも、変速に当たって両プーリ1
1,16を素早く動かす必要があるため大きな作動油量
が必要となる。特に急停止の場合には、車両が停止する
前に変速機CVTをLOWへ戻さないと再発進が難しく
なってしまう。また、作動油の油温が高い場合にも大
きな作動油量が必要となる。これは、作動油の油温が高
いと油圧回路からのリーク量が多くなり、油圧が上昇し
にくくなるためである。
【0027】作動油量の大小切り換えは油路205を介
して切換バルブ32の信号圧用ポート33cに信号圧を
供給するかしないかにより行われるが、この信号圧の供
給制御は前述のように、電気コントロールユニットEC
Uが検出器81〜84からの検出情報に基づいて行って
いる。以下、ベルト式無段変速装置CVTを備えた車両
における作動油の容量切換制御の具体例を図5のフロー
に基づいて説明するが、上記〜の判断はいずれも電
気コントロールユニットECUにおいて行われる。
【0028】この制御は図5に示すように、先ずステッ
プS1において、第1検出器81により検出されるエン
ジン回転数Neが予め定めた第1の所定のエンジン回転
数Neo1(例えば2000rpm)以上であるか否か
(Ne≧Neo1?)が判断され、ここでNe≧Neo
1であると判断された場合にはステップS7に進んで供
給容量は小に設定される。また、ステップS1でNe<
Neo1であると判断された場合にはステップS2に進
み、同じく第1検出器81により検出されるエンジン回
転数Neが予め定めた第2の所定のエンジン回転数Ne
o2(例えば1000rpm。ほぼアイドル回転数)以
下であるか否か(Ne≦Neo2?)が判断され、ここ
でNe≦Neo2であると判断された場合にはステップ
S8へ進んで供給容量は大に設定される。
【0029】一方、ステップS2でNe>Neo2であ
ると判断された場合にはステップS3に進んで現在キッ
クダウン中であるか否か、すなわち第2検出器82によ
り検出されるスロットル開度θthに基づいて算出され
る単位時間当たりのスロットル開度変化率Δθthが予
め定めた所定のスロットル開度変化率Δθtho(例え
ば(1/2開度)/s)以上であるか否か(Δθth≧
Δθtho?)が判断され、ここでΔθth≧Δθth
oであると判断された場合にはステップS8へ進んで供
給容量は大に設定される。
【0030】また、ステップS3においてΔθth<Δ
θthoであると判断された場合にはステップS4へ進
んで現在急減速中であるか否か、すなわち第3検出器8
3により検出される車両速度Vに基づいて算出される単
位時間当たりの減速方向の車両速度変化率ΔV(すなわ
ち減速方向の加速度)が所定の車両速度変化率ΔVo
(例えば減速方向で2m/s)以上であるか否か(Δ
V≧ΔVo?)が判断され、ここでΔV≧ΔVoである
と判断された場合にはステップS8へ進んで供給容量は
大に設定される。また、ここでΔV<ΔVoであると判
断された場合にはステップS5へ進んで第4検出器84
により検出される作動油の油温Tが予め定めた所定の油
温To(例えば120℃)以上であるか否か(T≧To
?)が判断され、ここでT≧Toであると判断された場
合にはステップS8へ進んで供給容量は大に設定され
る。
【0031】一方、ステップS5でT<Toであると判
断された場合にはステップS6へ進んでステップS1〜
S5における否の状態全てを満たす継続時間tが予め定
めた所定時間to(例えば1分)以上継続しているか否
か(t≧to?)が判断され、ここでt≧toであれば
ステップS7に進んで供給容量は小に設定されるが、t
<toである場合にはステップS8に進んで供給容量は
大に設定される。なお、このステップS6における処理
は、例えばエンジン回転数がアイドル回転数程度であっ
て供給される作動油量が大である状態から、エンジン回
転数が次第に上昇して第2の所定の回転数より高くなり
(但し第1の所定の回転数よりは小)、キックダウンを
しておらず(Δθth<Δθtho)、急減速もしてお
らず(ΔV<ΔVo)、作動油の油温も所定の油温より
も低い場合(T<To)であっても、この状態が或る程
度の時間継続した後でなければ作動油量を小に切り換え
ないことを意味する。
【0032】このように本発明に係る容量切換型作動油
供給装置では、切換バルブ33へ信号圧を供給するかし
ないかにより作動油の供給容量を大小2段階に切り換え
ることができ、油圧回路において必要となる最大の供給
容量(容量2V)を確保しつつ、通常はそれよりも小さ
い供給容量(容量V)に設定してポンプ駆動における動
力ロス分を低減し燃費向上を図ることができるのである
が、供給容量を大に設定した場合には、対向する位置に
ある両吐出ポートQ1,Q2内の圧力は互いに等しくな
るのでロータ32aの回転軸32bに偏心荷重は働か
ず、供給容量を小に設定した場合であっても、低圧側の
吐出ポート(第1吐出ポートQ1)にも圧力が作用する
(大気圧程度まで低下しない)ようになるので、ロータ
32aの回転軸32bに作用する偏心荷重は従来の場合
よりも小さくなる(偏心荷重は図4中の矢印Fで示すよ
うに、高圧側の吐出ポートから低圧側の吐出ポートへ向
かう方向に作用する)。このため装置30の耐久性を向
上させることができるとともに、回転軸32bを支持す
る部材等の強度及び剛性を小さくして重量を軽減するこ
とができ、装置30の小型化とコストダウンを図ること
ができる。
【0033】これまで本発明の実施形態について説明し
てきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に限られるも
のではない。例えば、ベーンポンプの吸入ポート及び吐
出ポートは必ずしも2つずつである必要はなく、ロータ
の回転軸を挟んで対向配設された第1、第2の吸入ポー
トと、回転軸を挟んで対向配設された第1、第2の吐出
ポートを有しており、第1の吸入ポートが油タンクに接
続され、第2の吐出ポートが吐出油路に接続されてお
り、ロータが1回転する間に第1の吸入ポートから吸入
した作動油を第1の吐出ポートから吐出するとともに、
第2の吸入ポートから吸入した作動油を第2の吐出ポー
トから吐出する構成のベーンポンプであれば2つ以上で
あっても構わない。また、この作動油供給装置の適用対
象は上述のような車両用に限られず、他の油圧装置にお
いても用いることが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る容量切
換型作動油供給装置においては、作動油の供給容量を大
小2段階に切り換えることができ、油圧回路において必
要となる最大の供給容量を確保しつつ、通常はそれより
も小さい供給容量に設定してポンプ駆動における動力ロ
ス分を低減し燃費向上を図ることができるのであるが、
供給容量を大に設定した場合には、対向する位置にある
両吐出ポート内の圧力は互いに等しくなるのでロータの
回転軸に偏心荷重は働かず、供給容量を小に設定した場
合であっても、低圧側の吐出ポート(第1の吐出ポー
ト)にも圧力が作用する(大気圧程度まで低下しない)
ようになるので、ロータの回転軸に作用する偏心荷重は
従来の場合よりも小さくなる。このため装置の耐久性を
向上させることができるとともに、回転軸を支持する部
材等の強度及び剛性を小さくして重量を軽減することが
でき、装置の小型化とコストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容量切換型作動油供給装置を備え
たベルト式無段変速機のスケルトン図である。
【図2】上記ベルト式無段変速機の油圧制御装置の概要
を示すブロック図である。
【図3】供給容量を大に設定した場合における上記容量
切換型作動油供給装置の構成図である。
【図4】供給容量を小に設定した場合における上記容量
切換型作動油供給装置の構成図である。
【図5】上記ベルト式無段変速機を備えた車両における
作動油の容量切換制御の具体例を示すフローである。
【符号の説明】
30 作動油供給装置(容量切換型作動油供給装置) 31 油タンク 32 ベーンポンプ 32a ロータ 32b 回転軸 33 切換バルブ 33b スプリング(弾性部材) 34 調整バルブ 40 高圧レギュレータバルブ 50 高圧制御系バルブ群 60 低圧レギュレータバルブ 70 低圧制御系バルブ群 201 油路(吐出油路) ECU 電気コントロールユニット CVT ベルト式無段変速機 P1 第1吸入ポート(第1の吸入ポート) P2 第2吸入ポート(第2の吸入ポート) Q1 第1吐出ポート(第1の吐出ポート) Q2 第2吐出ポート(第2の吐出ポート)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H040 AA03 BB05 BB11 CC14 CC18 CC22 DD21 DD22 DD23 DD33 DD37 DD39 3H044 AA02 BB05 CC12 CC16 CC21 DD10 DD11 DD12 DD13 DD24 DD27 DD46 3J050 AA03 AB01 AB03 AB07 BA03 BB13 CB07 CB10 3J052 AA14 AA18 AA20 FB02 FB25 HA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回転軸を挟んで対向配設された
    第1、第2の吸入ポート及び前記回転軸を挟んで対向配
    設された第1、第2の吐出ポートを有し、前記第1の吸
    入ポートが油タンクに接続され、前記第2の吐出ポート
    が吐出油路に接続されており、前記ロータが1回転する
    間に前記第1の吸入ポートから吸入した作動油を前記第
    1の吐出ポートから吐出するとともに、前記第2の吸入
    ポートから吸入した作動油を前記第2の吐出ポートから
    吐出する構成のベーンポンプと、 前記第2の吸入ポートを前記油タンクに接続させるとと
    もに前記第1の吐出ポートと前記第2の吐出ポートとを
    連通させる第1の位置と、前記第1の吐出ポートと前記
    第2の吸入ポートとを連通させる第2の位置との位置切
    換が可能な切換バルブと、 前記切換バルブが前記第2の位置に位置しているとき
    に、前記第1の吐出ポートから吐出される作動油の圧力
    による付勢力と前記第2の吐出ポートから吐出される作
    動油の圧力による付勢力とのバランスに基づいて、前記
    第1の吐出ポートから吐出される作動油の圧力が前記第
    2の吐出ポートから吐出される作動油の圧力よりも小さ
    くなるように前記両圧力の調整を行う調整バルブとを有
    したことを特徴とする容量切換型作動油供給装置。
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