JP2001140554A - 窓用パイルバンドとその製造装置及び方法 - Google Patents

窓用パイルバンドとその製造装置及び方法

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JP2001140554A
JP2001140554A JP31990099A JP31990099A JP2001140554A JP 2001140554 A JP2001140554 A JP 2001140554A JP 31990099 A JP31990099 A JP 31990099A JP 31990099 A JP31990099 A JP 31990099A JP 2001140554 A JP2001140554 A JP 2001140554A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉式窓の窓枠の縁部に設置するパイルバンド
(一名,モヘア(mohair))及びその製造装置及び方法を
提供すること。 【解決手段】無限回転する無限バンドの表面に管状また
は2層の補強フィルムを密着させた後回転自在の中空管
を通過させる。その際,中空管から供給されるパイル糸
が無限バンドと補強フィルムに巻き付けられる。中空管
を通過したパイル糸には両側から板状ベースバンドが超
音波接着装置により接着され,次いで略中央より切断さ
れる。これにより内部に補強用フィルムの備えられたパ
イルバンドを同時に2本生産することができる。シヤー
リング工程を必要としないので,パイルの損傷も無く,
粉塵の発生も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,開閉式窓の窓枠の
縁部に設置するパイルバンド(一名,モヘア(mohair))
及びその製造装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパイルバンドの製造装置及びその
方法は, 第1,ベースバンドとパイル糸を製織し, 第2,製織されたパイル糸を解き起こし, 第3,解き起こされたパイル糸をシヤーリングし, 第4,シヤーリングされたパイル糸を任意の長さに切断
し, 第5,ベースバンドを補強するために,ベースバンドに
接着剤をコートし, 第6,広幅のパイルバンドをその用途に応じた幅寸に切
断してパイルバンドを完成させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため従来のパイル
バンドの製造装置は複雑かつ大掛かりなものになり,製
造工程も煩雑で多くの人力を必要とした。従って生産性
は低く,競争力の喪失は避けられない問題であった。ま
た,シヤーリング工程によって,パイルが損傷したり,
粉塵が発生するという問題点があった。加えてコートし
た接着剤の乾燥のための待ち時間が必要であり,さらに
は,完成したパイルバンドの強度にばらつきがあるとい
う問題もあった。
【0004】本発明は,このような問題に鑑みてなされ
たもので,その目的とするところは,耐久性と耐磨耗性
に優れた窓用パイルバンドと,安全・衛生的かつ,生産
性の高い製造装置及び方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は,無限回転可能に構成された無限バンド
と前記無限バンドの一方の表面に管状または2層の補強
フィルムを密着させる補強フィルム供給手段と前記補強
フィルムが密着された無限バンドが通過可能な中空部を
備え回転自在に構成された中空管と,前記中空管の回転
に伴い,前記補強フィルムおよび前記無限バンドの組立
体表面にパイル糸を巻き付けるように供給するパイル糸
供給手段と,前記無限バンドの両側面に板状のベースバ
ンドをそれぞれ供給し密着させるベースバンド供給手段
と,前記パイル糸と前記補強フィルムと前記ベースバン
ドとを超音波により相互に密着させる接着手段と,前記
補強フィルムおよび前記パイル糸を前記両ベースバンド
間の略中央において切断し前記無限バンドから切り離す
切断手段とを備えたことを特徴とするパイルバンド製造
装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は,本発明の一実施の
形態に係るパイルバンドの製造装置の断面図,図2は,
その一部を拡大した図である。パイル糸Yの供給巻き取
りを行う手段で,前後両側に開口部を有する筒状体1を
脚部Fに固定し,前記筒状体1の内部には入口2と出口
3にわたって中心を貫通しプーリ4とモータMによって
回転する中空管状の回転管5を備える。
【0007】無限バンド7を複数のガイドローラRによ
って連続的に循環回転させ,この無限バンド7の上面に
はチューブ型または2層の補強用フィルムF1を密着す
るような状態で供給し一緒に前記回転管5の内部を貫通
して移動できるようにする。前記無限バンド7にはパイ
ル糸Yが巻き取り時に滑って偏ることを防止し,巻き取
り密度を一定に保持できるように滑り止め用凹凸部6が
施されている。
【0008】前記回転管5一体にはパイル糸Yが巻き取
られたボビンBを装着できるボビンハンガ8が複数個均
等な間隔で配置され,前記回転管5の前記入口2には複
数のラインで供給されるパイル糸Yがそれぞれ誘導され
るように複数個の糸案内孔9が穿孔されている。
【0009】前記出口3の前方には,板状のベースバン
ド10を前記無限バンド7に巻きつけられたパイル糸Y
に密着させるための案内ローラ11を設置し,前記案内
ローラ11の前方にはパイル糸Yとこれに密着したまま
で移動するベースバンド10とを超音波で接着させるた
めの超音波接着装置12を備えている。前記超音波接着
装置12の前方の上・下部には無限バンド7に結合され
たパイル糸Yと補強用フィルムF1の略中央を上・下面
から切断するための回転刃13A,13A′と固定刃1
3B,13B′からなるパイル糸カッティング構造13
を備えている。
【0010】前記ボビンハンガ8にパイル糸Yが巻き取
られたボビンBを装着させた状態で,各ボビンBのパイ
ル糸Yを前記回転管5の糸案内孔9を経由して,補強用
フィルムF1の載っている無限バンド7の表面に巻きつ
けた状態でモータMを駆動させ回転管5を回転させる。
【0011】同時に図示しない駆動装置を用いて無限バ
ンド7もガイドローラRに乗って,一定速度で循環回転
させ,回転管5を貫通する状態で移動するようにする。
前記糸案内孔9により誘導された複数のパイル糸Yは,
無限バンド7と補強用フィルムF1の外側を同時に包み
ながら巻き取られるが,前記滑り止め用凹凸部6が施さ
れているので巻き取り部位のスリップが防止され,パイ
ル糸Yの巻き取り密度は均一に保たれる。
【0012】図4は無限バンド7と補強用フィルムF1
に巻き取られたパイル糸Yに,案内ローラ11と超音波
接着装置12によって両側面からベースバンド10が接
着され一体化した状態の断面図である。
【0013】図5は,パイル糸カッティング構造13に
より切断され同時に2本製造されるパイルバンドPであ
る。図示するように半分に折られたパイル糸Yの折り山
がベースバンド10の片側に一体に接着され,カットパ
イルCFを構成し,前記カットパイルCFの中央部に長
手方向に一体に接着される2重のシート型補強部材F1
を備える。パイルバンドPが剥がれた無限バンド7はそ
のまま引き続き循環移動する。
【0014】パイル糸Yを供給する回転管5の回転方向
と,パイル糸Yが巻き取られる無限バンド7の移動方向
は互いに交差する状態となり,無限バンド7に巻き取ら
れるパイル糸Yの巻き取り量は,即ち回転管5から供給
されるパイル糸Yの量であるから,パイル糸Yの供給量
でカットパイルCFの密度を調節することができ,パイ
ル糸Yの供給量はパイル糸Yのデニールと設置されるパ
イル糸YのボビンB数によって決めることができる。
【0015】パイル糸の素材としては耐久性と耐磨耗性
の高い素材であればよく,PP系あるいはその他の繊維
であってもよい。またカットパイルCFの長さは予め無
限バンド7の幅寸を選ぶことで決めることができ,パイ
ル糸Yと補強用フィルムF1は回転刃13A,13A′
と固定刃13B,13B′によって,略中央の上・下側
から一度に切断されるので,従来のようなシヤーリング
をする必要がなく,粉塵の発生を極めて少なくすること
ができる。
【0016】以上,添付図面を参照しながら,本発明に
かかる窓用パイルバンドとその製造装置及び方法の好適
な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限
定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載さ
れた技術的思想の範疇内において各種の変更例または修
正例に想到し得ることは明らかであり,それらについて
も当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解され
る。
【0017】
【発明の効果】以上,詳細に説明したように本発明によ
れば,耐久性と耐磨耗性に優れた窓用パイルバンドと,
安全・衛生的かつ,生産性の高い製造装置及び方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パイルバンド製造装置の構成図である。
【図2】 パイルバンド製造装置の一部拡大平面図であ
る。
【図3】 図1のA−A’による断面図である。
【図4】 図1のB−B’による断面図である。
【図5】 パイルバンドの斜視図である。
【符号の説明】
5…………回転管 7…………無限バンド 10………ベースバンド 12………超音波接着装置 F1………補強フィルム Y…………パイル糸 CF………カットパイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無限回転可能に構成された無限バンドと
    前記無限バンドの一方の表面に管状または2層の補強フ
    ィルムを密着させる補強フィルム供給手段と前記補強フ
    ィルムが密着された無限バンドが通過可能な中空部を備
    え回転自在に構成された中空管と,前記中空管の回転に
    伴い,前記補強フィルムおよび前記無限バンドの組立体
    表面にパイル糸を巻き付けるように供給するパイル糸供
    給手段と,前記無限バンドの両側面に板状のベースバン
    ドをそれぞれ供給し密着させるベースバンド供給手段
    と,前記パイル糸と前記補強フィルムと前記ベースバン
    ドとを超音波により相互に密着させる接着手段と,前記
    補強フィルムおよび前記パイル糸を前記両ベースバンド
    間の略中央において切断し前記無限バンドから切り離す
    切断手段とを備えたことを特徴とするパイルバンド製造
    装置。
  2. 【請求項2】 無限回転する無限バンドの一方の表面に
    管状または2層の補強フィルムを密着させた状態で前記
    補強フィルムおよび前記無限バンドの組立体表面にパイ
    ル糸を巻き付け,前記無限バンドの両側面に板状のベー
    スバンドをそれぞれ供給し,前記パイル糸と前記補強フ
    ィルムと前記ベースバンドとを超音波により相互に接着
    させ,前記補強フィルムおよび前記パイル糸を前記ベー
    スバンド間の略中央において切断し,前記無限バンドか
    ら切り離して,同時に2本のパイルバンドを得ることを
    特徴とするパイルバンド製造方法。
  3. 【請求項3】 ベースバンドの片面に半分に折られたパ
    イル糸の折り山を接着させて構成されるカットパイル
    と,前記カットパイルの中央部に長手方向に一体に接着
    される2重のシート型補強部材とを備えることを特徴と
    するパイルバンド。
  4. 【請求項4】 無限回転可能に構成された無限バンドの
    幅寸によってパイルバンドのカットパイルの長さが調節
    されるようにすることを特徴とする請求項1記載のパイ
    ルバンド製造装置。
  5. 【請求項5】 パイル糸の供給量によってカットパイル
    の密度が調節されるようにすることを特徴とする請求項
    1記載のパイルバンド製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524456A (ja) * 2004-12-17 2008-07-10 ウルトラファブ インコーポレーテッド パイル製品を製造する為の装置及び方法及びそれによって製造された改良されたパイル製品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0157228B2 (ja) * 1979-05-29 1989-12-05 Shuriigeru Corp

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