JP2001140131A - 糸条物の加撚方法及び装置 - Google Patents

糸条物の加撚方法及び装置

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JP2001140131A
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twisted
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yarn
rotating
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Isao Takai
勲 高井
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加撚物を所要回転させることによる従来の
撚掛けは、捲量の制限、品質不安定、等の問題点があ
り、本件発明はそれらを解消して、さらにエンドレス加
撚が可能な加撚方法及び加撚装置を提供する。 【構成】 本件発明は捲き状態にある被加撚物を回転さ
せることなく解舒走行中に加撚することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捲き形状にある糸
条物を、回転させることなく解舒走行の途中に於いて加
撚する極めて画期的な撚掛け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撚掛け方向はすべて捲き状態にあ
る糸条物そのものを回転することによる加撚、又は捲き
取り時に糸条物の進行方向に回転させることによる加撚
方法であり、類似する方法及び装置は全く皆無である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものは捲き状態にある被加撚物を所要回転させることに
よる撚掛け方法であり、以下の問題を有していた。
【0004】(1)装置的に重量及び捲量が制限され、
すなわち捲重量的には、5kg、捲き径的には200ミ
リメートルが最高である。
【0005】(2)加撚方法がバッチ式となり、原料の
取替え等の労務を必要とするばかりか、継ぎ目が多く品
質安定性に欠ける。
【0006】(3)重量物を高速回転させるために、風
損等含む動力費が大となる。
【0007】(4)品種により下撚り工程及び上撚り工
程を同時に一連式加工することは不可能であった。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みて提案された
もので、従来方法のすべての問題点を解決することがで
きる上、エンドレス加撚が可能であるため、人件費、動
力費の軽減は勿論品質の向上に寄与すること大であり、
比類のない撚掛け方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による加撚方法は、以下の構成としたもので
ある。
【0010】即ち、捲き状態にある被加撚物を回転させ
ることなく、解舒走行中(巻いてある糸が解かれて走行
中)に加撚することを特徴とする加撚方法である。従来
の捲き状にある被加撚物を回転させることによるバッチ
式加撚方法をエンドレス方法としたことにより、全く新
しい技術思想に基づく糸条物加撚機構を提供するもので
ある。
【0011】
【作用】上記の構成により、本発明の新規性、有意性、
即ち利点は枚挙に要なく、繊維は勿論、鉄鋼、電気等の
非繊維分野も含め、少なくとも産業界への貢献に寄与す
ること大であり延いては人類の文化、科学の向上に寄与
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による糸条物加撚機
構を、図に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
【0013】図1は本発明による組立側面図の一実施例
を示す。図2は第1図のA−A断面図である。
【0014】図において、上方から導入された糸条物1
は、矢印方向の回転により(a)ゾーンでは左方向に加
撚され、タイミングプーリー7が固定であるため、部材
16の左方向回転により、部材17は右方向に自転し、
(b)ゾーンでは右方向に加撚される。従って、(c)
ゾーンでは無撚状態となる。(d)ゾーンは部材17・
17’の自転作用により、無撚状態で移行し、(e)ゾ
ーンは部材17’により右加撚(右よりが2回かか
る。)され(f)ゾーンでは主軸回転方向(部材16)
により、入側と反対方向の右加撚されることによって、
トータル2回の右加撚となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明による生産上
の効果は、上記の構成であるから、本質的な機能性に於
いて、従来方法では全く考えられない領域の合理性を有
するものであり、正に撚加工の革命といえるであろう。
被加撚物に適応した機能装置によっては、経済的効果は
莫大なものとなるであろう。特に繊維産業のみに限定し
てみれば、生産性向上は勿論、省エネ及び省労務費、そ
の上品質安定性の向上から管理費の減少が当然見込まれ
る。又、諸ファンシー性加工糸の製造や、特に下撚と上
撚を必ず必要とする諸繊維製品に関しては、従来の2工
程が1工程となり、必然的に品質の向上ともなり、大き
なコストダウンが見込まれる。
【0016】尚、長繊維加工に於いては、加撚加工の他
に原糸メーカーサイドの原糸パッケージのラージ化が考
えられ、品質安定、生産コスト、及び物流コスト等合理
化されることによるメリットは極めて大であり、短繊維
業界に於いては、糸製造工程の見直し及び根本的合理化
が見込まれ甚だしい品質安定と合理化が考えられる。そ
の上、製造方法、装置による新製品出現も可能であり、
総合的に世界の繊維産業に及ぶ影響は甚大といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作動を説明する機構の組立側面図であ
【図2】第1図のA−A矢示の断面図である。
【符号の説明】
1 被加撚糸条 2 固定中空軸 3 ブラケット(2の中空軸を固定するもの) 4 タイミングベルト(15の中空軸を廻すことによ
り、部材16を廻す) 5、6 タイミングプーリー(原動力駆動用) 7 固定タイミングプーリー(2により固定) 8 タイミングベルト 9 タイミングプーリー(7の固定タイミングプーリー
を案内として、15と反対方向に自転) 10 中空軸(部材17が固定される) 11 タイミングベルト(部材17、17’を回転させ
るため) 12、13、14 糸導用パイプ 15 部材16の取付及び主回転軸用の中空軸 16 平行回転(運動)する、回転、公転する部材1
7、17’の取付部材 17、17’自転及び公転を行う、撚方向変換部材 18 原動駆動用ハンドル 19 装置支持スタンド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捲き状態にある被加撚物を回転させるこ
    となく解舒走行中に加撚することを特徴とする加撚方
    法。
  2. 【請求項2】 走行状態の糸条物を加撚するに当たり加
    撚装置の1回転当たり、2回の撚を附与することを特徴
    とする加撚方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの回転部材の内、軸に対
    して直角かつ平行移動する連結桿を具備したことを特徴
    とする加撚装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの回転部材を支える軸を
    2本以上とした請求項3記載の加撚装置。
  5. 【請求項5】 被加撚物の加撚装置に対する進行方向は
    入側と出側が互いに反対方向であることを特徴とする請
    求項3記載の加撚装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の加撚装置を直列及び並列
    に多段配置することを特徴とする加撚装置。
  7. 【請求項7】 被加撚物は同種又は異種の2本以上の糸
    条であって、それらを同時に加撚する請求項1記載の加
    撚方法。
  8. 【請求項8】 加撚走行中に糸条に対し、任意に撚数変
    換可能な手段を具備した請求項3又は4記載の加撚装
    置。
  9. 【請求項9】 糸条物の大きさ(番手、デニール)に関
    係なく加撚可能とした請求項3又は4記載の加撚装置。
  10. 【請求項10】 加撚装置内に於いて発生する毛羽及び
    塵埃等を吸引除去する手段を付与した請求項3又は4記
    載の加撚装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221609A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Royal Kogyo Kk 手持ち式糸撚り器
WO2010014412A2 (en) * 2008-07-30 2010-02-04 Invista Technologies S.A. R.L. Multi-package buckets, systems and mehtods of forming yarn, and apparatus for twisting or cabling yarn

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