JP2001139227A - 紡績用スライバーケンス及びその接合方法 - Google Patents

紡績用スライバーケンス及びその接合方法

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JP2001139227A
JP2001139227A JP32133799A JP32133799A JP2001139227A JP 2001139227 A JP2001139227 A JP 2001139227A JP 32133799 A JP32133799 A JP 32133799A JP 32133799 A JP32133799 A JP 32133799A JP 2001139227 A JP2001139227 A JP 2001139227A
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sheet
sliver
density polyethylene
spinning
joining
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Keiko Kin
慶昊 金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高密度ポリエチレンシートを素材
として、紡績用のスライバーケンスを製造する工程で、
ケンスの接合部位を加熱方式で融着接合させるものであ
る。当方式は、外部の衝撃による接合部位の破損や外れ
を無くすると共に、接合部位に突出面や摩擦面が無く、
スライバーを損傷させることは無い。もしスライバーケ
ンスの接合部位が破損されることが発生しても、再び電
源に繋ぐことで容易に修理可能という大層有益なスライ
バーケンスを提供することが出来る。 【解決手段】 その技術的な仕組みは、高密度ポリエチ
レンシート1の両端の接合部位3をシート厚み半分程度
に切削仕上げ後、その仕上げ面に、ニクロム線の鉄線網
2を固定させる溝を形成し、その部分に鉄線網を挟み、
固定させた後、電源を繋ぐことで通電による加熱で、こ
の部位の高密度ポリエチレンシートが完全に溶融し、相
互融着接合が得られる。これを特徴とする高密度ポリエ
チレン紡績用スライバーケンス及びその接合方法を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度ポリエチレ
ンシートの両端面を加熱方式で相互に融着接合させるこ
とを特徴とする紡績用スライバーケンス及びその接合方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紡績用スライバーケンスは、図4
に示したように、バルカナイズドファイバーを素材にし
て、リベット方式で接合して使用してきたが、バルカナ
イズドファイバー生産国の廃水処理規制が次第に強化さ
れることにより、生産量が減少し、製造原価上昇が激し
く、この代替原料として、高密度ポリエチレンシートが
脚光を浴びてきた。
【0003】高密度ポリエチレンシートを素材とする場
合、一般的にシートの両端面を重ね、この部分をリベッ
ト方式で接合し、スライバーケンスを製造していた。こ
の場合、スライバーを成す綿がリベットの間に挟まれ、
製品を損傷する欠陥ともなっていた。そのため、図5に
示した通り、融着機(図示省略)を使用し、シートの両
端面を熱風で溶融し、融着接合させた紡績用スライバー
ケンスが使用されて来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、紡績機械の高
性能化により次第に高速化、自動化となり、スライバー
ケンスを交換する自動交換機に付設されているチェンジ
ングアームの衝撃で、スライバーケンスの接合部位が剥
離したり、破損されたりして、使用寿命を短縮させるこ
とや、ケンスの外部表面における損傷を大量に発生させ
る原因ともなっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、高密度ポリエ
チレンシートを素材にした紡績用スライバーケンスの接
合方法において、高密度ポリエチレンシートの両端接合
部位をシート厚さの半分程度を切削加工して相補的に重
ね合わされる薄肉の接合部を形成し、該接合部間に導電
性発熱シートを挟み込み、該導電性発熱シートに通電し
て発熱させ、該接合部の高密度ポリエチレンシートを溶
融させ、相互融着接合することを特徴とする。
【0006】この方法で製造された本発明の紡績用スラ
イバーケンスは、高密度ポリエチレンシートの両端接合
部位が相補的に重ね合わされるシート厚さの半分程度の
薄肉の接合部を有し、かつ、該接合部間に導電性発熱シ
ートが挟み込まれた状態で一体的に融着接合されてい
る。
【0007】上記接合部には、予め、導電性発熱シート
の固定溝が形成されており、該固定溝に導電性発熱シー
トを位置決め嵌合して通電発熱させることにより、高密
度ポリエチレンシートを接合部で正確に融着接合させる
ことが出来る。
【0008】上記導電性発熱シートには、ニクロム線の
鉄線網をシート状に形成したものが使用できる。ニクロ
ム線は、通電すると、摂氏190℃〜210℃まで加熱
されるので、上記接合部位の高密度ポリエチレンシート
は完全に溶融し、相互融着接合が可能となる。
【0009】このとき、ニクロム線の鉄線網の長さを、
相互対称となる固定溝を設けた高密度ポリエチレンシー
トの長さより、上下方向で各々8mm程度長く切断する
ことで、もしスライバーケンスが自動交換機のチェンジ
ングアームの衝撃で、その接合部位が外れても、長く切
断したニクロム線の鉄線網に電源を繋ぐことで、ニクロ
ム線が再び加熱され、外れた部分を容易に融着修理する
ことが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を添付した図に基づいて具
体的に説明すると次の通りである。
【0011】図1及び図2において、高密度ポリエチレ
ンシートの両端面に約25mmの幅で接合部3を形成
し、この接合部3は、シート厚さの半分程度に切削加工
し、この加工面上にニクロム線の鉄線網2が固定される
よう固定溝11’、12’を有する相互両切削面11、
12を形成させる。相互両切削面11、12の上にニク
ロム線の鉄線網2を固定させ、これを電気加熱装置が付
随したケンス接着機(図示省略)に装着後、ニクロム線
の鉄線網2に電源を繋ぐと、ニクロム線は、190℃〜
210℃まで加熱され、シート1の両切削面11、12
とニクロム線の接触する部位が溶け、完全融着接合が形
成される。更に、ニクロム線の鉄線網2をポリエチレン
シート1の長さより8mm程度、上下に長く切断するこ
とで、この部位が接合部3で突出して万が一、ケンスの
接合部位が剥離、破損した場合は、この突出したニクロ
ム線の鉄線網2に電源を直接繋ぐことで加熱され、融着
接合を容易に実現させることが出来る。これは補修を容
易にし、ケンスの使用寿命を半永久的に延長出来る。な
お、ニクロム線の鉄線網2は、他の導電性発熱シートに
置換して実施出来る。
【0012】
【発明の効果】本発明は、従来のバルカナイズドファイ
バーケンスの代替品として、高密度ポリエチレンシート
を素材として、シートの両接合面を加熱方式で、相互融
着接合させることで、比較的に強い外部衝撃でも、破損
されたり、接合部位の剥離が無くなり、更に、接合部位
に突出部や摩擦面が全く無いので、スライバーを損傷さ
せない有益なスライバーケンスを提供出来得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明紡績用スライバーケンスの融着接合の状
態を表す正面図。
【図2】本発明紡績用スライバーケンスの接合部位を表
す図1のA−A線断面図。
【図3】本発明紡績用スライバーケンスの接合部位を表
す分解斜視図。
【図4】従来のリベット接合方式のバルカナイズドファ
イバー紡績用ケンスの正面図。
【図5】従来の融着接合方式の紡績用ケンスの正面図。
【符号の説明】
1 高密度ポリエチレンシート 2 ニクロム線鉄線網 3 接合部 4 取手穴 5 上部固定リング 6 下部固定リング 7 補強バンド 8 平面板 9 リベット 10 接合部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高密度ポリエチレンシートを素材にした
    紡績用スライバーケンスにおいて、高密度ポリエチレン
    シートの両端接合部位が相補的に重ね合わされるシート
    厚さの半分程度の薄肉の接合部を有し、かつ、該接合部
    間に導電性発熱シートが挟み込まれた状態で一体的に融
    着接合されていることを特徴とする紡績用スライバーケ
    ンス。
  2. 【請求項2】 前記導電性発熱シートが、高密度ポリエ
    チレンシートの両端接合部位におけるケンスの上下方向
    に該高密度ポリエチレンシートを突出させて挟み込んで
    あることを特徴とする請求項1記載の紡績用スライバー
    ケンス。
  3. 【請求項3】 前記導電性発熱シートが、ニクロム線の
    鉄線網でシート状とされていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の紡績用スライバーケンス。
  4. 【請求項4】 高密度ポリエチレンシートを素材にした
    紡績用スライバーケンスの接合方法において、高密度ポ
    リエチレンシートの両端接合部位をシート厚さの半分程
    度を切削加工して相補的に重ね合わされる薄肉の接合部
    を形成し、該接合部間に導電性発熱シートを挟み込み、
    該導電性発熱シートに通電して発熱させ、該接合部の高
    密度ポリエチレンシートを溶融させ、相互融着接合する
    ことを特徴とする紡績用スライバーケンスの接合方法。
  5. 【請求項5】 前記薄肉の接合部には、導電性発熱シー
    トの固定溝が形成されていることを特徴とする請求項4
    記載の紡績用スライバーケンスの接合方法。
  6. 【請求項6】 前記導電性発熱シートが、高密度ポリエ
    チレンシートの両端接合部位におけるケンスの上下方向
    に該高密度ポリエチレンシートを突出させて挟み込んで
    あることを特徴とする請求項4又は5記載の紡績用スラ
    イバーケンスの接合方法。
  7. 【請求項7】 前記導電性発熱シートが、ニクロム線の
    鉄線網でシート状とされていることを特徴とする請求項
    4〜6の何れかに記載の紡績用スライバーケンスの接合
    方法。
JP32133799A 1999-09-22 1999-11-11 紡績用スライバーケンス及びその接合方法 Withdrawn JP2001139227A (ja)

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JP32133799A JP2001139227A (ja) 1999-11-11 1999-11-11 紡績用スライバーケンス及びその接合方法
TW89108904A TW466171B (en) 1999-09-22 2000-05-10 Sliver can for spinning and joining method thereof

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