JP2001139190A - 紙葉類搬送装置のギャップ補正機構 - Google Patents

紙葉類搬送装置のギャップ補正機構

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JP2001139190A
JP2001139190A JP32389099A JP32389099A JP2001139190A JP 2001139190 A JP2001139190 A JP 2001139190A JP 32389099 A JP32389099 A JP 32389099A JP 32389099 A JP32389099 A JP 32389099A JP 2001139190 A JP2001139190 A JP 2001139190A
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Masami Asanuma
正己 浅沼
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙葉類の搬送処理を紙葉類間のギャップ補正
を行ないながら正確に行うことが可能な紙葉類搬送装置
のギャップ補正機構を提供すること。 【解決手段】 紙葉類を紙葉類供給手段1により繰り出
して搬送路に沿って搬送する紙葉類搬送装置4に、前記
紙葉類搬送手段に設けられて前記搬送路を形成し、前記
紙葉類供給手段から繰り出されて来る前記紙葉類を挟持
して前記搬送路に沿って搬送するために互いに対向接触
している一対のベルト手段4a,4pと、前記搬送路に
配置され、前記紙葉類の間隔を一定範囲に保ちつつ搬送
するギャップ補正用の手段とを備えたギャップ補正機構
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵政機関等によっ
て使用される郵便物自動仕分け装置などの紙葉類区分シ
ステムに用いられる紙葉類搬送装置のギャップ補正機構
に関する。さらに詳述すれば、例えば郵便封筒等の紙葉
類に付されたバーコードまたは郵便番号等で付されてい
る宛先情報を1枚ずつ搬送して読み取り、その読み取っ
た宛先情報に基づいて紙葉類と紙葉類区分け部まで搬送
する紙葉類搬送装置において、搬送される複数の紙葉類
の間隔(ギャップ)を所定範囲に保つように補正して、
重送(紙葉類が重なって送られたり、ダンゴ状態で搬送
されること)や、遅送(後ろの紙葉類との間隔が開き過
ぎること)を防止するギャップ補正機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物に付されたバーコードまた
は郵便番号等の宛先情報を読み取って郵便物を区分け処
理する郵便物区分装置が実用化されている。このような
郵便物等(以下、これを「紙葉類」という)の紙葉類区
分装置では、省スペース、少人数作業、低コスト、高速
化等が要求されている。このうち、高速化を実現するに
は、その1つとして搬送途中でのトラブルの発生をなく
し、いかに早く正確に搬送および区分処理動作を行うこ
とができるかが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大量の
紙葉類を高速で、且つ連続して搬送しようとすると、紙
葉類搬送装置内におけるわずかな動作のズレや不安定要
素(例えば装置電源の電圧降下など)により一つの紙葉
類とそれに続く他の紙葉類との間隔が極端に開いたり縮
んだりしてしまったり、或いは重送が発生したりし、搬
送後に行なわれるべき紙葉類の区分作業が正しく実行さ
れなくなるというトラブルを起こすという事態が考えら
れる。
【0004】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、紙葉類の搬送処理をトラブルなく正確に行
うことが可能な紙葉類搬送装置のギャップ補正機構を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、紙葉類を紙葉類供給手段により繰り出し
て搬送路に沿って搬送する紙葉類搬送装置に、前記搬送
路を形成し、前記紙葉類供給手段から繰り出されて来る
前記紙葉類を挟持して前記搬送路に沿って搬送するため
に互いに対向接触している複数対の搬送用ベルト手段
と、搬送路の一部に配置され、前記紙葉類の送りを制御
して相前後する複数の紙葉類の間に所定の距離間隔を保
つようにするギャップ補正手段とを設けたことを要旨と
する。
【0006】これにより、搬送される複数の紙葉類の間
のギャップに変化が生じた場合、ギャップ補正手段によ
り紙葉類の間のギャップが正常になるよう補正され、紙
葉類搬送後における区分作業が正確且つ円滑に行なわれ
る。
【0007】前記ギャップ補正手段は、機構構成とし
て、前記搬送路を形成するため対になった前記搬送用ベ
ルト手段の片側において隣接する搬送用ベルト手段の間
に配置され、他側の搬送用ベルト手段に対向し且つこの
他側の搬送用ベルト手段との間に隙間を開けて設けられ
た補正用ベルト手段と、この補正用ベルト手段を駆動す
る補正用ベルト駆動手段と、前記補正用ベルト手段を前
記他側の搬送用ベルト手段へ向けて対向接触させるベル
ト押圧手段とを備える。
【0008】これによりギャップ補正動作時に補正用ベ
ルト手段が対向する搬送用ベルト手段と協働して補正動
作を行ない、ギャップを補正することができる。
【0009】また、前記ギャップ補正手段はさらに、制
御構成として、前記搬送路の前記補正用ベルト手段の上
流側に設けられ、前記ギャップ補正手段に向かう紙葉類
を検出する紙葉類検出手段と、前記紙葉類検出手段の検
出結果に基づいて前記ベルト押圧手段を作動制御して前
記補正用ベルト手段を前記他側の搬送用ベルト手段へ向
けて対向接触させる制御手段とを有する。
【0010】これにより、搬送路を移動中の紙葉類の間
隔を検出して正しいギャップ補正を行なうことができ
る。また制御手段は、前記紙葉類検出手段の検出結果に
基づいて搬送される複数の紙葉類の間のギャップを算出
し、その算出したギャップが所定範囲外にあるときに前
記ベルト押圧手段を作動制御して前記補正用ベルト手段
を前記他側の搬送用ベルト手段へ向けて対向接触させる
こともでき、これによりギャップの大きさに応じて適切
なギャップ補正が行なえる。
【0011】このような各種態様を有する発明として本
発明の請求項1に記載の発明は、紙葉類搬送装置のギャ
ップ補正機構として、紙葉類を繰り出すための紙葉類供
給手段と、前記紙葉類供給手段から繰り出されて来る前
記紙葉類を搬送する搬送路を有する紙葉類搬送手段と、
前記紙葉類搬送手段に設けられて前記搬送路を形成し、
前記紙葉類供給手段から繰り出されて来る前記紙葉類を
挟持して前記搬送路に沿って搬送するために互いに対向
接触している複数対の搬送用ベルト手段と、搬送路の一
部に配置され、前記紙葉類の送りを制御して相前後する
複数の紙葉類の間に所定の距離間隔を保つようにするギ
ャップ補正手段とを備えたものであり、搬送される複数
の紙葉類の間のギャップに変化が生じた場合、ギャップ
補正手段により紙葉類の間のギャップが正常になるよう
補正され、紙葉類搬送後における区分作業が正確且つ円
滑に行なわれるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の紙葉類搬送装置のギャップ補正機構において、
前記ギャップ補正手段は、前記搬送路を形成するため対
になった前記搬送用ベルト手段の片側において隣接する
搬送用ベルト手段の間に配置され、他側の搬送用ベルト
手段に対向し且つこの他側の搬送用ベルト手段との間に
隙間を開けて設けられた補正用ベルト手段と、この補正
用ベルト手段を駆動する補正用ベルト駆動手段と、前記
補正用ベルト手段を前記他側の搬送用ベルト手段へ向け
て対向接触させるベルト押圧手段とを備えているように
したものであり、ギャップ補正動作時に補正用ベルト手
段が対向する搬送用ベルト手段と協働して補正動作を行
ない、ギャップを補正するという作用を有する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の紙葉類搬送装置のギャップ補正機構において、
前記ギャップ補正手段はさらに、前記搬送路の前記補正
用ベルト手段の上流側に設けられ、前記ギャップ補正手
段に向かう紙葉類を検出する紙葉類検出手段と、前記紙
葉類検出手段の検出結果に基づいて前記ベルト押圧手段
を作動制御して前記補正用ベルト手段を前記他側の搬送
用ベルト手段へ向けて対向接触させる制御手段とを有す
るようにしたものである。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の紙葉類搬送装置のギャップ補正機構において、
前記制御手段は、前記紙葉類検出手段の検出結果に基づ
いて搬送される複数の紙葉類の間のギャップを算出し、
その算出したギャップが所定範囲外にあるときに前記ベ
ルト押圧手段を作動制御して前記補正用ベルト手段を前
記他側の搬送用ベルト手段へ向けて対向接触させるよう
にしたものである。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3または4記載の紙葉類搬送装置のギャップ補正機構に
おいて、前記制御手段は、前記補正用ベルト手段を前記
搬送用ベルト手段とは異なる速度で周回動作させ、前記
ベルト押圧手段を作動制御して前記補正用ベルト手段を
前記他側の搬送用ベルト手段へ向けて対向接触させるこ
とにより前記紙葉類を加速または減速させて紙葉類の間
のギャップを補正するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明に係
る紙葉類搬送装置のギャップ補正機構を用いた紙葉類区
分システムの全体構成を示す斜視図、図2は同じく紙葉
類区分システムの全体構成を示す平面図で、図3はその
システムの内部を透視して側面方向より見た概略構成配
置図である。図1乃至図3において、1は紙葉類供給部
であり、区分けされるべき紙葉類10(図2及び図8参
照)がセットされ、その紙葉類10を1枚ずつ順次繰り
出すことができる。2は読取部であり、紙葉類10に付
されたバーコード(または郵便番号等)の宛先情報を読
み取り、読み取った宛先情報をコンピュータに送る。3
は紙葉類区分け部で、本実施の形態では上下方向に3段
形成されている。その各紙葉類区分け部3には、宛先情
報により区分け処理されて振り分けられた紙葉類10を
一時集積収納しておく区分け集積部3aが、横一列に並
んで複数(本実施の形態では16口)設けられている。
【0017】符号4は紙葉類搬送手段であり、紙葉類供
給部1から繰り出されて来る紙葉類10を読取装置2を
通って紙葉類区分け部3に搬送するもので、区分け集積
部3aに入る手前(上流)側には、その3段に配置され
ている紙葉類区分け部3に紙葉類10を振り分けるため
の振り分け部(図示してない)が各々設けられられてい
る。6は移載台車である。移載台車6は、紙葉類区分け
部3の区分け集積部3aから排出された紙葉類10を受
け取って収納するもので、紙葉類区分け部3の区分け集
積部3aと対応して紙葉類中継路6aが上下3段に分か
れて設けられている。7は保管棚であり、紙葉類区分け
部3の区分け集積部3aに対応して、紙葉類保管路7a
が横一列に並んで1段16個ずつで、上下方向に3段作
られている。
【0018】さらに詳述すると、紙葉類供給部1は図4
に要部構造の配置構成を概略的に示しているように、紙
葉類10が縦長の立位の状態で複数まとめて載せられる
ストック部11を有している。ストック部11は、縦長
の立位で載せられた紙葉類10の底面を受ける底壁11
aと背面を受ける背壁11bとを備え、底壁11aと背
壁11bが互いに略90度で交わる状態にして断面が略
L字状に形成されているとともに、背壁11bは底壁1
1aと共に後側に約15度転倒された状態になってい
る。また、背壁11b側には、ストック部11に載せら
れた紙葉類10に振動を与え、紙葉類10の2辺を底壁
11aと背壁11bに揃えるための紙葉類振動手段12
(図3参照)と、ストック部11上の紙葉類10を紙葉
類繰り出し位置13に向かって立位の状態のまま水平方
向に送ることができる紙葉類移送手段14が設けられて
いる。
【0019】紙葉類移送手段14は、図4に示している
ように、上下方向に点在した位置で、背壁11bからそ
れぞれ前方に向かって略直角に突出した状態にして上・
中・下の3本のアーム15a,15b,15cで1組と
なる仕切アーム部15が、その送り方向に点在して複数
配設されており、紙葉類10は仕切アーム部15の間に
挟まれるようにして複数まとめてストック部11上に載
せられる。そして、仕切アーム部15が紙葉類繰り出し
位置13の方向に移送されるとき、その移送と一緒に紙
葉類10も紙葉類繰り出し位置13側に順次移送され
る。
【0020】ここで、仕切アーム部15を上下方向に点
在した上・中・下の位置で、背壁11bからそれぞれ前
方に向かって略直角に突出した状態にして設けられてい
る3本のアーム15a,15b,15cの間隔は、図1
0を用いて説明すると、次のように設定されている。こ
の紙葉類区分システムでは、図3及び図10に示すよう
に、はがきサイズの紙葉類10aと、このはがきサイズ
の紙葉類10aよりも大きなサイズの紙葉類10bがあ
ることを想定している。そして、紙葉類10aと紙葉類
10bを混在させてストック部11に載置した初めの段
階(移送初期の段階)で、図10の(a)に示すよう
に、2辺が揃わずに紙葉類10aが上方に移動していた
場合には、アーム15aとアーム15bの2本で紙葉類
10aの上下2カ所を保持することができるようになっ
ている。これに対し、加振による後端揃え後は、図10
の(b)に示すように、アーム15bとアーム15cの
2本で紙葉類10aの上下2カ所を保持し、常に上下の
2つのアームで紙葉類10aの上下2カ所が保持できる
ように、その間隔を設定している。すなわち、紙葉類1
0aを常に上下2本のアームで上下2カ所を保持するこ
とによって、紙葉類移送手段14による移送の途中に紙
葉類10が倒れて移送不良になるのを防ぐことができる
構造になっている。
【0021】さらに、紙葉類供給部1には、紙葉類繰り
出し位置13に送られて来た紙葉類10を紙葉類搬送手
段4に向かって送り出すための紙葉類送り出し手段16
が設けられている。紙葉類送り出し手段16は、図4及
び図7に示すように、紙葉類移送手段14により紙葉類
繰り出し位置13に水平移送されて来た紙葉類10を真
空吸引して1枚だけ保持することができる紙葉類保持部
16aと、紙葉類10を吸引保持した紙葉類保持部16
aを上方に位置する紙葉類搬送手段4に向かって垂直方
向に回転移動させる無端ベルト17及び複数のローラ1
8とでなるベルト手段16bと、ベルト手段16bのロ
ーラ18を介して無端ベルト17を一方向に回転させる
駆動源としてのモータ19等で構成されている。そし
て、紙葉類移送手段14により紙葉類繰り出し位置13
まで送られて来た紙葉類10は、紙葉類保持部16aで
1枚だけ保持され、紙葉類保持部16aと一体に回転す
るベルト手段16bによって紙葉類搬送手段4に向けて
送り出される。また、紙葉類搬送手段4側で紙葉類10
が受けられると紙葉類保持部16a側での保持が解かれ
る。
【0022】紙葉類搬送手段4は、無端ベルト20と複
数のローラ21及び駆動用のモータ22(図4参照)と
でなる駆動系側の搬送ベルト手段4a1,4a2,4a
3,4a4,4a5と駆動用のモータ22は持たずに無
端ベルト20と複数のローラ21とでなる従動系側の搬
送ベルト手段4p1,4p2,4p3,4p4,4p5
で構成されている。このうち、ベルト手段4a1と4p
1、4a2と4p2、4a3と4p3、4a4と4p
4、4a5と4p5はそれぞれ対をなしており、無端ベ
ルト20が互いに当接配置させていて、その当接してい
る無端ベルト20との間に搬送路を形成した構造になっ
ている。そして、駆動系側の無端ベルト20が回転され
ると、その駆動系側の無端ベルト20に引きつられて従
動系側の無端ベルト20も一緒に回転し、その駆動系側
の無端ベルト20と従動系側の無端ベルト20の間に送
られて来た紙葉類10が駆動系側の無端ベルト20と従
動系側の無端ベルト20とに挟まれ、その回転方向に送
られる。さらに、駆動系側の搬送ベルト手段4a1〜4
a5と従動系側の搬送ベルト手段4p1〜4p5は、同
じ搬送通路側には隣同士で並ばず、駆動系側の搬送ベル
ト手段4a1〜4a5と従動系側の搬送ベルト手段4p
1〜4p5を交互に配置している。すなわち、本実施の
形態の場合では、図5に示しているように、搬送通路の
片側には搬送ベルト手段4a1,4p2,4a3,4p
4,4a5が順に配置され、これと反対の側には搬送ベ
ルト手段4p1,4a2,4p3,4a4,4p5が順
に配置されている。このように、駆動系側と従動系側と
を交互に配置した構造では、紙葉類10の一面側だけを
見ると、紙葉類10は駆動系側の無端ベルト20と従動
系側の無端ベルト20に交互に接しながら搬送されて行
くので、紙葉類10の搬送状態が安定する。
【0023】さらに、各搬送ベルト手段4a1〜4a5
と4p1〜4p5について説明すると、一対の搬送ベル
ト手段4a2と4p2はカーブした搬送路を形成してお
り、一対の搬送ベルト手段4a1と4p1を通って真っ
直ぐ上方に向かって垂直に送られて来た紙葉類10を9
0度変換させて水平にし、一対の搬送ベルト手段4a3
と4p3側へ送り出すことができる構造になっている。
【0024】一対の搬送ベルト手段4a3と4p3は、
排除手段23(図5参照)を構成している。その一対の
搬送ベルト手段4a3と4p3は、一対の搬送ベルト手
段対4a2と4p2と隣接している側を支点として一対
の搬送ベルト手段(4a4,4p4)と隣接している側
が回動可能となっている。そして、一対の搬送ベルト手
段(4a3,4p3)との部分に搬送されて来る紙葉類
10に、紙葉類10の厚みが規定以上とか、異物が混入
されている恐れがあるとかの問題がある場合、この一対
の搬送ベルト手段(4a3,4p3)が一時的に下側へ
回転し、その下側に設けてある異物除去部24に紙葉類
10を導き、一対の搬送ベルト手段対4a4と4p4側
へ搬送させないで排除することができる構造になってい
る。
【0025】一対の搬送ベルト手段4a4と4p4は、
姿勢変換手段25(図5参照)を構成している。その一
対の搬送ベルト手段4a4と4p4におけるローラ21
は図7及び図8に示しているように、一対の搬送ベルト
手段(4a3,4p3)から一対の搬送ベルト手段(4
a5,4p5)側へ向かうに従い、横に寝た状態から起
き上がった状態へ姿勢を徐々に変えて設けられており、
そのローラ21に掛け渡されている無端ベルト20が途
中で捻られ、一対の搬送ベルト手段(4a3,4p3)
と隣接した位置と一対の搬送ベルト手段(4a5,4p
5)が隣接した位置とでは丁度90度向きが変わるよう
に配置されている。したがって、この一対の搬送ベルト
手段4a4と4p4を通った紙葉類10は、一対の搬送
ベルト手段4a3と4p3を出た時には横位で寝かされ
た姿勢(水平)となっていたのに対し、一対の搬送ベル
ト手段4a5と4p5に入った時には立位の姿勢(垂
直)となるように捻れて、丁度向きが90度変わった状
態になっている。
【0026】一対の搬送ベルト手段4a5と4p5は、
最上部が紙葉類区分け部3の上段における区分け集積部
3aよりも上方に位置していて、その最上部から螺旋状
に円を描きながら紙葉類区分け部3の下段まで徐々に下
る螺旋通路を形成している。また、途中では紙葉類区分
け部3の上段、中段に振り分け部5に設けられている図
示せぬ振り分け手段により振り分けられ、さらに各段の
紙葉類区分け部3に振り分け搬送された紙葉類10は所
定の区分け集積部3aに収納される。また、紙葉類区分
け部3と一対の搬送ベルト手段4a5,4p5との間に
は、強制排除部26が設けられており、紙葉類10を区
分け部3の各段に振り分ける振り分け手段の動作が追従
できないときに、その紙葉類10を強制的に排除するこ
とができる構造になっている。
【0027】さらに、図7に示すように、紙葉類搬送手
段4における一対の搬送ベルト4a1,4p1の搬送通
路に対応して金属片検出手段27及び紙葉類厚み検出手
段28が設けられている。金属片検出手段27は異物検
出手段を構成しているもので、搬送通路内を通る紙葉類
10の内部に金属片等の異物が入れられているときに、
それを検出することができるものであり、例えば金属セ
ンサである。
【0028】紙葉類厚み検出手段28は、図9にその拡
大斜視図を示しているように、搬送通路内を通る紙葉類
10の一面にそれぞれ接するローラ29を先端に設けて
いる3つの検出片30aと、その3つの検出片30aが
一体回転可能に取り付けられている軸30bと、軸30
bの回転角度を検出するセンサ本体30cとで構成され
ている。その紙葉類厚み検出手段28では、紙葉類厚み
検出手段28の部分を紙葉類10が通過するとき、ロー
ラ29が紙葉類10の一面に接し、紙葉類10の厚さに
応じて検出片30aが軸30bと一体に回転し、その軸
30bの回転角度をセンサ本体30cで検出することに
よって紙葉類10の厚みを検出することができる構造に
なっている。
【0029】図11乃至図14は本発明におけるギャッ
プ補正機構の構成を示す図である。これらの図のうち、
図11は搬送装置内におけるギャップ補正機構の配置状
態を示す概略平面図、図12は一つのギャップ補正機構
と搬送用ベルト手段との配置関係を示す平面図、図13
は図12に示されたギャップ補正機構と搬送用ベルト手
段との配置関係を示す斜視図、図14はギャップ補正機
構に用いられる押圧部材の機構構成を示す斜視図であ
る。図11において、ギャップ補正機構40は、紙葉類
搬送装置の搬送路の適当な部位、例えば図6において区
間Aとか区間Bとかの部位に配置される。そして、上記
ギャップ補正機構は、搬送路を形成するため対になった
搬送用のベルト手段(図6では4a5、4p5)の片側
において、隣接する搬送用ベルト手段の間に配置され
る。すなわち、図11においては、4n1、4n2およ
び4n3が搬送用ベルト手段であり、40aおよび40
bはそれぞれギャップ補正機構40を構成する第1およ
び第2のギャップ補正手段である。
【0030】搬送用ベルト手段4n3は、搬送用ベルト
手段4n1および搬送用ベルト手段4n2にまたがって
配置されており、これらの搬送用ベルト手段4n1、4
n2と対向接触している。他方、第1および第2のギャ
ップ補正手段40aおよび40bは搬送用ベルト手段4
n3の両側にそれぞれ配置されている。これらのギャッ
プ補正手段40aおよび40bは搬送用ベルト手段4n
1または4n2に対向して配置されているが、それぞ
れ、これらの搬送用ベルト手段4n1および4n2との
間に隙間41を開けて設けられている。したがって、通
常の紙葉類の搬送に当たっては第1および第2のギャッ
プ補正手段40aおよび40bは紙葉類の搬送には寄与
しない。
【0031】ここで第1のギャップ補正手段40aに注
目すると、この第1のギャップ補正手段40aは、搬送
用ベルト手段4n1との間に隙間を開けて設けられた無
端ベルトから構成された補正用ベルト手段42と、この
補正用ベルト手段42を周回運動可能に引張支持する複
数の回転ローラ43a、43b、43cと、この補正用
ベルト手段42を駆動するベルト駆動モータ(図示して
ない)と、第1の補正用ベルト手段40aを搬送用ベル
ト手段4n1に対向接触させるべく当該第1の補正用ベ
ルト手段42を搬送用ベルト手段4n1へ向けて押圧作
動するベルト押圧部材44とを備えている。上記回転ロ
ーラ43a、43b、43cのうち少なくとも1つは、
その回転軸がベルト駆動モータに連結されて回転し補正
用ベルト手段42を周回運動させる。
【0032】ベルト押圧部材44は、図11乃至図14
に示されているように、補正用ベルト手段42の内側に
おいて紙葉類搬送装置のベース板45に回転可能に取り
付けられたアーム部材46と、アーム部材46の先端に
取り付けられたローラ47と、アーム部材46をベース
板45上に回転可能に支持固定する軸部材48と、軸部
材48に連結された駆動部材49とを有している。駆動
部材49には、例えばスイッチのオン、オフ切替えによ
り出力軸が往復運動(ストローク運動)する電磁ソレノ
イドが用いられる。駆動部材49とアーム部材46との
間には駆動部材49の動力をアーム部材46に伝達する
動力伝達機構50が設けられている。この動力伝達機構
50は、アーム部材46の軸部材48に固定連結された
レバー51と、駆動部材49の出力軸52と、レバー5
1と出力軸52とを相対的に回転運動可能に連結するピ
ボットピン53とから構成されている。なお、駆動部材
49には、出力軸52の反対側に取付部材54が設けら
れ、この取付部材54をベース板45に固定することに
より駆動部材49がベース板45に固定される。このよ
うに、アーム部材46は軸部材48によりベース板45
に取り付けられる一方、駆動部材49は取付部材54に
よりベース板45に取り付けられるから、駆動部材49
の作動によるストローク運動は、動力伝達機構50によ
ってガタつくことなく回転運動に変換されてアーム部材
46に伝達され、このアーム部材46を回転運動させ
る。これによりローラ47はアーム部材46の回転にと
もなってスイング運動を行ない図12および図13中矢
印S1の方向へ移動して補正用ベルト手段42を内側か
ら外側へ押し、当該補正用ベルト手段42を搬送用ベル
ト手段4n1に接触させる。このようにアーム部材46
とローラ47とは補正用ベルト手段42を内側から外側
へ押すベルト押圧手段を構成している。なお、ローラ4
7は、駆動部材に連結されるものではなく、従動ローラ
としての機能を有している。
【0033】この場合において、補正用ベルト手段42
は駆動用の回転ローラ(ここでは回転ローラ43cとす
る)により搬送用ベルト手段4n1とは異なった速度で
ベルト駆動されてい る。すなわち、例えば図12にお
いて、補正用ベルト手段42は駆動用の回転ローラ3c
により搬送用ベルト手段4n1よりも高速(一例として
は20パーセント高速)で矢印S2の方向へベルト駆動
されているものとすると、搬送用ベルト手段4n1によ
り搬送される紙葉類は、上記ローラ47の押圧作用にと
もない補正用ベルト手段42により加速される。ローラ
47は従動ローラであるから、補正用ベルト手段42に
したがって回転する。逆に補正用ベルト手段42が駆動
用の回転ローラ3cにより搬送用ベルト手段4n1より
も低速で矢印S2の方向へベルト駆動されているものと
すると、搬送用ベルト手段4n1により搬送される紙葉
類は、上記ローラ47の押圧作用にともない補正用ベル
ト手段42により減速される。
【0034】また、ギャップ補正機構40はさらに、前
記搬送路の前記ギャップ補正手段40aの上流側に設け
られ、前記ギャップ補正手段に向かう紙葉類を検出する
紙葉類検出手段としての紙葉類検出センサー55と、紙
葉類検出センサー55の検出結果に基づいてギャップ補
正手段40aを作動制御して補正用ベルト手段42を搬
送用ベルト手段4n1へ向けて対向接触させる制御手段
とを有しており、制御手段によりギャップ補正機構40
の作動を制御するようになっている。
【0035】なお、ギャップ補正手段40bについて
も、上述の説明と全く同じ構成および作用を有する。本
実施の形態では、図11に示すようにギャップ補正機構
40の中に2個のギャップ補正手段40a、40bを備
え2段階にわたってギャップ補正をできるようにして万
全を期している。紙葉類検出センサー55としては連続
して搬送されてくる紙葉類の前の紙葉類と次の紙葉類と
のギャップを計測するために第1センサー55aと第2
センサー55bとが設けられる。
【0036】図15は紙葉類区分システムの紙葉類搬送
装置全体における回路構成ブロック図である。なお、図
15において図1乃至図14と同一符号を付したものは
図1乃至図14と同一のものを示している。図15にお
いて、符号31は装置全体を制御するシステム制御部
(CPU)である。また、符号2aはバーコードリーダ
で、読取部2に設けられており、紙葉類10のバーコー
ドで付されている宛先情報を読み取ることができる。2
bはバーコードリーダ2a読み取り動作をコントロール
するバーコード制御部で、バーコードリーダ2aで読み
取られた宛先情報をシステム制御部31に出力する。3
0は上記紙葉類判別センサー50と紙葉類通過センサー
51とにより構成される搬送間隔検出手段である。32
は認識処理手段であり、33は認識処理手段32におけ
る認識結果に基づいて紙葉類の区分け動作を行なう紙葉
類振り分け手段である。認識処理手段32は読取部2で
読み取られた紙葉類10の宛先情報を認識し、さらに紙
葉類振り分け手段33を制御して紙葉類10を所定の紙
葉類区分け部3における区分け集積部3aに振り分け処
理を指示する。
【0037】図16は図15に示された紙葉類搬送装置
の回路構成の中のギャップ補正機構40の制御回路の構
成を示すブロック図である。この制御回路は、紙葉類検
出センサー55と、駆動部材49と、この駆動部材49
の動作を制御する補正駆動制御部56と、紙葉類が検出
されてから異物除去動作を行なうまでの時間を計測する
クロックすなわち時計部材57とを備えている。
【0038】図17は紙葉類区分システムにおける紙葉
類搬送動作を示すフローチャートである。そこで、図1
7のフローチャートに従って本実施の形態における紙葉
類搬送処理動作を次に説明する。まず、区分けが行われ
る紙葉類は、複数まとめられた状態で紙葉類供給部1の
ストック部11に立位の状態で投入セットされる。ま
た、これが紙葉類繰り出し位置13に向かって立位のま
ま送られる。紙葉類繰り出し位置13では、処理ステッ
プ(以下、単にステップという)ST1において、紙葉
類送り出し手段16により紙葉類10が1枚ずつ紙葉類
搬送手段4に向かって送り出され、紙葉類区分け部3側
への搬送が開始される。搬送が開始されると、まず紙葉
類厚み検出手段28により紙葉類10の厚みt1が規定
の厚みts以上であるか否かが検出され(ステップST
2)、これとほぼ同時に紙葉類10の中に異物(本実施
の形態では金属片)が混入されているか否かが判定され
る(ステップST3)。ここで、厚みt1が所定値(t
s)以上であった場合や金属片が検出された場合には、
排除手段23を構成している一対の搬送ベルト手段4a
3と4p3が排除動作され、紙葉類10を一対の搬送ベ
ルト手段4a4と4p4側には送らず、異物除去部24
に向かって排出する。(ステップST7)
【0039】これに対して、厚みt1が所定値(ts)
以内であって、かつ金属片が検出されなかった場合に
は、読取部2で紙葉類10の宛先情報がバーコードリー
ダ2aにより読み取られる(ステップST4)。また、
これがバーコード制御部2bを介して認識処理手段32
に入力され、収納すべき紙葉類区分け部3に区分け収納
処理される。また、読取部2で紙葉類10の宛先情報が
読み取れたが否かをチェックし(ステップST5)、宛
先情報が読み取れなかった場合は強制排除手段26を動
作させて紙葉類10を搬送通路から強制的に排除する
(ステップST7)。またステップST5において読取
部2で紙葉類10の宛先情報が読み取れた場合は、次に
直ぐ前を搬送されて行った紙葉類10との間隔が一定以
上あるか否かをチェックし(ステップST6)、一定以
上ないときはギャップ補正処理動作に移行する(ステッ
プST10)。直ぐ前を搬送されて行った紙葉類10と
の間隔が十分あり、紙葉類区分け部3での振り分け動作
も間に合うと判定された場合には、振り分け手段により
所望する紙葉類区分け部3への通路を選択して紙葉類区
分け部3への処理作業に入る(ステップST8,ST
9)。
【0040】他方、上記ステップST6の処理におい
て、直ぐ前を搬送されて行った紙葉類10との間隔が一
定以上ないと判断されたときはギャップ補正処理動作に
移行する(ステップST10)。このような処理が各紙
葉類10毎に行われ、区分集積部3a内に順次集積され
る。また、区分集積部3a内に紙葉類10がある量だけ
集積されると、これを移載台車6を介して紙葉類10を
保管棚7に全て移載する。移載が終わったら、保管棚7
から紙葉類10を順番に取り出し、再び紙葉類供給部1
にセットされる。こうして3回目の供給が終了した時点
で、紙葉類10は配達順等に並んでいる。
【0041】図18は図17に示された紙葉類搬送動作
中におけるステップST10におけるギャップ補正動作
を説明するフローチャートである。この処理動作におい
ては、先ず紙葉類検出センサー55を構成する第1セン
サー55aと第2センサー55bとが連続して搬送され
てくる紙葉類を次々と検出してギャップクロックカウン
ト数を出力し、そのカウント数をシステム制御部31へ
送付する(ステップST11)。システム制御部31で
はこれらの紙葉類検出結果をもとに前の紙葉類(これを
紙葉類1とする)とその次の紙葉類(これを紙葉類2と
する)との間隔を演算によって求める(ステップST1
2)。そしてシステム制御部31は、上記第1センサー
55aおよび第2センサー55bについて、第1センサ
ー55aのギャップクロックカウント数(これをAとす
る)と第2センサー55bのギャップクロックカウント
数(これをBとする)との差を演算により求める(ステ
ップST13)。
【0042】次にシステム制御部31は、上記2つのギ
ャップクロックカウント数AおよびBの差から、まず、 |A−B|≦C [ここで、C(C>0):ギャップの許容最大値]であ
るか否かをチェックする(ステップST14)。そし
て、|A−B|≦Cである場合は紙葉類1と紙葉類2と
のギャップは正常であるとして正常動作を行なう。他
方、|A−B|≦Cでない場合は、次に、 A−B<−C であるか否かをチェックする(ステップST15)。そ
して、A−B<−Cである場合は紙葉類1と紙葉類2と
のギャップは開き過ぎているとして紙葉類1がギャップ
補正手段40Aに到達したとき補正用ベルト手段42を
減速しつつ駆動部材49を作動させ紙葉類1を所定の速
度分だけ減速させる(ステップST16)。他方、|A
−B|≦Cでない場合は、次に、 A−B>+C であるか否かをチェックする(ステップST17)。そ
して、A−B>+Cである場合は紙葉類1と紙葉類2と
のギャップは小さ過ぎているとして紙葉類1がギャップ
補正手段40Aに到達したとき補正用ベルト手段42を
加速しつつ駆動部材49を作動させ紙葉類1を所定の速
度分だけ加速させる(ステップST18)。これによ
り、ギャップ補正処理が実行される。そして、ギャップ
補正処理を行なった後は、図17のステップST8へと
移行し次の処理を行なう。
【0043】したがって、本実施の形態における紙葉類
区分装置では、次に述べるような種々の効果がある。 ・駆動系側のベルト手段4a1〜4a5と従動系側のベ
ルト手段4p1〜4p5とを搬送路に沿って交互に設け
ているので、紙葉類の一面側だけを見ると、紙葉類10
は駆動系側の搬送ベルト手段4a1〜4a5と従動系側
の搬送ベルト手段4p1〜4p5に交互に接しながら搬
送されて行くことによって紙葉類10の搬送状態が安定
する。 ・搬送路の途中に、紙葉類10の厚みが所定の厚み以上
であるときに、その所定の厚み以上であることを検出可
能な紙葉類厚み検出手段28を設け、紙葉類10の内部
に規定外の物が入っていたような場合にはそれを検出
し、さらに強制排除手段23により排除するので、トラ
ブルを未然に防ぐことができる。 ・搬送路の途中に、ギャップ補正機構40を設け、紙葉
類のギャップ間隔が正常でないときは補正するようにし
ているので、いたずらに紙葉類を不良として排除するこ
とが少なくなり、紙葉類区分の自動操作の効率が上が
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、上記実施の形態より明
らかなように、区分け集積部の区分け作業がし易く、ま
た紙葉類のギャップ間隔が正常でないときは補正するよ
うにしているので、いたずらに紙葉類を不良として排除
することが少なくなり、紙葉類区分の自動操作の効率が
上がる。
【0045】また、紙葉類に無理な力を加えることなく
スムースに搬送することができるので、紙葉類の搬送処
理を高速、かつ正確に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における紙葉類区分けシステムの概略全
体構成を示す斜視図
【図2】本発明における紙葉類区分けシステムの概略全
体構成を示す平面図
【図3】本発明における紙葉類区分けシステムを側面方
向より見た概略構成配置図
【図4】本発明における紙葉類区分けシステムの紙葉類
供給部要の構成を示す斜視図
【図5】本発明における紙葉類搬送装置の要部構成を正
面側より見て示す概略配置図
【図6】本発明における紙葉類搬送装置の要部構成上方
から見た斜視図
【図7】本発明における紙葉類搬送装置の要部構成を正
面の右上方から見た斜視図
【図8】本発明における紙葉類搬送装置における紙葉類
の姿勢変更機構部分の要部拡大斜視図
【図9】本発明における紙葉類搬送装置における紙葉類
厚み検出手段の要部拡大斜視図
【図10】本発明における紙葉類搬送装置における搬送
路切替え装置の拡大斜視図
【図11】本発明における紙葉類搬送装置内のギャップ
補正機構の配置状態を示す概略平面図
【図12】本発明における紙葉類搬送装置内の一つのギ
ャップ補正機構と搬送用ベルト手段との配置関係を示す
平面図
【図13】図12に示されたギャップ補正機構と搬送用
ベルト手段との配置関係を示す斜視図
【図14】本発明における紙葉類搬送装置内のギャップ
補正機構に用いられる押圧部材の機構構成を示す斜視図
【図15】本発明における紙葉類区分システムの紙葉類
搬送装置全体における回路構成ブロック図
【図16】図15に示された紙葉類搬送装置の回路構成
の中のギャップ補正機構の制御回路の構成を示すブロッ
ク図
【図17】本発明における紙葉類区分けシステムにおけ
る紙葉類搬送処理動作を示すフロー図
【図18】本発明の紙葉類搬送装置における紙葉類のギ
ャップ補正動作を説明するフロー図
【符号の説明】
1 紙葉類供給部 2 読取部 2a バーコードリーダ 2b バーコード制御部 3 紙葉類区分け部 3a 区分け集積部 4 紙葉類搬送手段 5 振り分け部 6 移載台車 6a 紙葉類中継路 10 紙葉類 11 ストック部 12 紙葉類振動手段 13 紙葉類繰り出し位置 14 紙葉類移送手段 20 無端ベルト 21 ローラ 22 モータ 23 排除手段 24 異物除去部 27 金属片検出手段(異物検出手段) 28 紙葉類厚み検出手段 29 ローラ 31 制御部(CPU) 32 認識処理手段 33 紙葉類振り分け手段 40 ギャップ補正機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 5/02 B65H 5/02 K Fターム(参考) 3F049 DA02 EA10 EA23 EA28 LA12 LB01 3F079 AA02 AA03 BA03 BA05 BA12 CA02 CA03 CA19 CA44 CB08 CB09 CC06 DA12 DA28 EA02 EA15 3F102 AA01 AB01 BA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を繰り出すための紙葉類供給手段
    と、 前記紙葉類供給手段から繰り出されて来る前記紙葉類を
    搬送する搬送路を有する紙葉類搬送手段と、 前記紙葉類搬送手段に設けられて前記搬送路を形成し、
    前記紙葉類供給手段から繰り出されて来る前記紙葉類を
    挟持して前記搬送路に沿って搬送するために互いに対向
    接触している複数対の搬送用ベルト手段と、 搬送路の一部に配置され、前記紙葉類の送りを制御して
    相前後する複数の紙葉類の間に所定の距離間隔を保つよ
    うにするギャップ補正手段とを備えた紙葉類搬送装置の
    ギャップ補正機構。
  2. 【請求項2】 前記ギャップ補正手段は、前記搬送路を
    形成するため対になった前記搬送用ベルト手段の片側に
    おいて隣接する搬送用ベルト手段の間に配置され、他側
    の搬送用ベルト手段に対向し且つこの他側の搬送用ベル
    ト手段との間に隙間を開けて設けられた補正用ベルト手
    段と、この補正用ベルト手段を駆動する補正用ベルト駆
    動手段と、前記補正用ベルト手段を前記他側の搬送用ベ
    ルト手段へ向けて対向接触させるベルト押圧手段とを備
    えていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類搬送装
    置のギャップ補正機構。
  3. 【請求項3】 前記ギャップ補正手段はさらに、前記搬
    送路の前記補正用ベルト手段の上流側に設けられ、前記
    ギャップ補正手段に向かう紙葉類を検出する紙葉類検出
    手段と、前記紙葉類検出手段の検出結果に基づいて前記
    ベルト押圧手段を作動制御して前記補正用ベルト手段を
    前記他側の搬送用ベルト手段へ向けて対向接触させる制
    御手段とを有することを特徴とする請求項2記載の紙葉
    類搬送装置のギャップ補正機構。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記紙葉類検出手段の
    検出結果に基づいて搬送される複数の紙葉類の間のギャ
    ップを算出し、その算出したギャップが所定範囲外にあ
    るときに前記ベルト押圧手段を作動制御して前記補正用
    ベルト手段を前記他側の搬送用ベルト手段へ向けて対向
    接触させることを特徴とする請求項3記載の紙葉類搬送
    装置のギャップ補正機構。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記補正用ベルト手段
    を前記搬送用ベルト手段とは異なる速度で周回動作さ
    せ、前記ベルト押圧手段を作動制御して前記補正用ベル
    ト手段を前記他側の搬送用ベルト手段へ向けて対向接触
    させることにより前記紙葉類を加速または減速させて紙
    葉類の間のギャップを補正することを特徴とする請求項
    3または4記載の紙葉類搬送装置のギャップ補正機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018163697A1 (ja) * 2017-03-09 2018-09-13 日本電気株式会社 搬送装置及びその搬送方法、振り分け装置、仕分け装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018163697A1 (ja) * 2017-03-09 2018-09-13 日本電気株式会社 搬送装置及びその搬送方法、振り分け装置、仕分け装置

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