JP2001139059A - 包装体 - Google Patents
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Abstract
優先的、選択的に濡らすことができる包装体を提供する
こと。 【解決手段】本発明の包装体1は、包材2内に、生体に
挿入または装着して使用される長尺の器具であるカテー
テル3と、液体43が密封される容器4と、液体43を
吸収、保持できる吸収体5とが収納されたものである。
カテーテル3は、先端側に生体への挿入部31と、基端
側に手で把持する基部32を有する。挿入部31は、容
器4から噴出した液体43との接触を必要とする要接液
部を、基部32は、液体43との接触を必要としない接
液不用部を構成する。包材2は、易折曲部26で構成さ
れた液遮断手段を有している。
Description
のような長尺の器具を収納した包装体に関するものであ
る。
液体が密封され、開封口を有する容器とが包材内に収納
された包装体が知られている。この包装体では、包装体
を開封する前に、包材の外側から容器を押圧するなどし
て容器を開封し、容器内の液体を噴出させ、この液体で
カテーテルを濡らし、その後、包装体を開封し、カテー
テルを取り出して使用する。
には、カテーテルの生体への挿入部(以下、単に「挿入
部」と言う)に対しては、確実に、しかも均一に濡らす
ことが必要であるが、一方で、カテーテル基端側に形成
され、手で持ってカテーテルを操作する基部(以下、単
に「基部」と言う)に対しては、手で持ったときに滑っ
て、把持し難くなることを避けるために、液体で濡れる
ことを嫌う。
テルの基部への液体の流れを遮断する液遮断手段が設け
られていなかったため、濡れることを望まないカテーテ
ルの基部が液体で濡れてしまい、カテーテルの包材から
の取り出しや生体への挿入等における操作性を阻害する
という問題があった。
内に収納される長尺の器具の要接液部を、優先的、選択
的に濡らすことができる包装体を提供することにある。
(1)〜(7)の本発明により達成される。
れる長尺の器具と、液体が密封される容器と、前記器具
および前記容器を収納する包材とを有する包装体であっ
て、前記器具は、前記液体との接触を必要とする要接液
部と、前記液体との接触を必要としない接触不用部とを
有し、前記包材に、前記容器より噴出した前記液体の流
れを遮断する液遮断手段を設けたことを特徴とする包装
体。
易に折り曲げ可能とする易折曲部で構成される上記
(1)に記載の包装体。
れた蛇腹成形部で構成される上記(2)に記載の包装
体。
も90°以上に折り曲げることができる上記(2)また
は(3)に記載の包装体。
封口と前記接液不用部との間に位置する上記(1)ない
し(4)のいずれかに記載の包装体。
断手段に位置する部分が可撓性を有するものである上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載の包装体。
して、前記容器の開封口と逆側に包材開封部を有する上
記(1)ないし(6)のいずれかに記載の包装体。
に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
平面図(内部透視図)、図2は、図1中のA−A線断面
図である。以下、図1(図3および図4も同様)中の上
側を「基端」、下側を「先端」として説明する。
説明する。図1および図2に示すように、本発明の包装
体1は、包材2内に、生体に挿入または装着して使用さ
れる長尺の器具であるカテーテル3と、液体が密封され
る容器4と、前記液体を吸収、保持できる吸収体5とが
収納されたものである。
2bで構成されている。図2に示すように、一方のシー
ト材2aは、平坦な形状に、他方のシート材2bは、収
納するカテーテル3、容器4および吸収体5の形状に対
応するような所望のパターンの突出形状(ブリスター形
状)に成形されたもので、両シート材2a、2bを重
ね、それらの外周部を融着(熱融着、高周波融着、超音
波融着等)または接着(接着剤や溶剤による接着)によ
りシールしたものである。このシール部21で囲まれる
空間に、包材2の収納空間20が形成される。
a、2bとしては、特に限定されないが、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、こ
れらポリオレフィン樹脂のブレンド樹脂、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体等の単層フ
ィルム、これらのフィルムにアルミニウム、シリカ等を
蒸着したもの、アルミニウムフィルム、アルミニウムラ
ミネートフィルム等の金属箔または金属箔を含むフィル
ムを使用することができる。さらには、これら各フィル
ムを2層以上積層したものを用いることもできる。ま
た、前記シート材としてプラスチック製不織布や紙を用
いてもよい。
料)でも、異なる構成(材料)でもよい。例えば、シー
ト材2a、2bのいずれか一方が、他方に比べて硬質の
材料で構成されていてもよい。
シート材2a、2bのうち、少なくとも一方は、透明で
あることが好ましい。
層積層体)の厚さは、その層構成や用いる素材の特性
(柔軟性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)等に応じて
適宜決定され、特に限定されないが、通常は、60〜7
00μm程度であるのが好ましく、100〜500μm
程度であるのがより好ましい。
例えば、インフレーション法、Tダイ法、ブロー成型
法、ドライラミネート法、ホットメルトラミネート法、
共押出インフレーション法、共押出Tダイ法、ホットプ
レス法等の種々の方法により製造することができる。
体内に挿入される挿入部31と、カテーテル3を手で持
って操作する基部32とを有している。挿入部31は、
好ましくは可撓性を有する管体で構成されている。挿入
部31の先端部には、側孔35が形成された柔軟な先端
部材34が設けられている。
に行うことが必要とされ、そのために、挿入部31の表
面の全体または一部には、湿潤により潤滑性を発現する
物質が付与されているのが好ましい。
60−259269号、特開平1−195863号公報
に記載されているような親水性ポリマーが挙げられる。
また、例えば、特公平6−32652号、特開平6−7
426号、国際出願WO8802623、国際出願WO
8907521、国際出願WO8909246、国際出
願WO9001344、国際出願WO9219289、
国際出願WO9311751、国際出願WO95297
22、特表平10−502854号、特表平10−50
2855号、特表平10−502856号に開示されて
いる物質や方法を用いてもよい。このような物質は、通
常、挿入部31の表面に、湿潤していない状態(乾燥状
態)で存在している。
に化学結合されたポリマーであって、該基材表面からの
剥離や、水、生理等張液、その他潤滑剤等への溶出が生
じ難いものが、潤滑性の持続性、安全性の点から好まし
い。
に先立ち、容器4から噴出した液体43を挿入部31に
接触させ、湿潤により潤滑性を発現させる。したがっ
て、挿入部31は、液体43との接触を必要とする要接
液部を構成する。
つ部分であるため、液体43で濡れていると、滑りやす
く、カテーテル3の操作性を低下させ、また、手にも液
体が付着するので、好ましくない。したがって、基部3
2は、液体43との接触を必要としない(特に、液体4
3との接触を嫌う)接液不用部を構成する。
するもので、斜め側方に分岐した分岐部33を有する。
ただし、このような形状に限定されないことは、言うま
でもない。
類、用途等は、特に限定されず、例えば、気管、消化
管、尿道、膣、血管、リンパ管、胆管、その他の体腔
や、例えば、肺、心臓、腎臓等の各種臓器、その他の生
体組織等へ挿入される種々のカテーテル、バルーンカテ
ーテル等が挙げられる。この中でも、特に、尿道に挿入
して使用されるカテーテル(尿道カテーテル、導尿カテ
ーテル)が好ましい。
ルではなく無菌間歇導尿法が好ましいが、近年、患者自
身がカテーテルを使って尿を排出する自己導尿が有効な
治療方法として普及してきている。排尿障害は、前立腺
肥大症、結石、腫瘍などによる尿道閉塞や、脳・脊髄お
よび骨盤神経などの障害により見られる神経因性膀胱に
よって起こるが、尿を完全に出しきれない状態になる
と、尿路内圧が上がって腎臓に負担をかけるので、定期
的に尿を排出する必要がある。この際に行われる自己導
尿法は、低圧で完全に尿を排出できるので、既にある尿
感染が低減する、頻尿、尿失禁が治る、膀胱と腎臓に負
担をかけない等の利点があり、患者自身が1日4〜6回
程度、尿道から膀胱内にカテーテルを挿入し、尿の排出
が終了したら抜去する。その頻度は、例えば、昼間は4
〜5時間毎、夜間は就寝前とされる。
部)32を、液体43で濡れていない状態(乾燥状態)
に保つことができれば、医療器具の取り扱いに不慣れな
患者にとっては、カテーテル3の操作性が向上し、より
簡便かつ確実に自己導尿を行うことができる。同様に医
療従事者にとっても、業務の効率化に寄与するものであ
る。
ンフレーションシート材)の両端部を融着(または接
着)し、袋状としたものである。なお、容器4は、この
ように形成したものに限定されず、例えば、平坦なシー
ト材の中央部を折り曲げ三方を融着(または接着)し、
袋状としたもの、あるいは、2枚のシート材を重ね、そ
の外周部全周を融着(または接着)し、袋状としたもの
でもよい。容器4内には、後述するような液体43が密
閉されている。
ことにより、容器4内の液体43の量や重量を容易に設
定することができ、また、容器4は単独で製造可能なの
で、製造・管理がし易い。
ル部と、先端部にシール部42が形成されている。な
お、本発明において、容器4は、容易かつ確実に開封す
ることができるものであれば、その構造等は、特に限定
されない。
シール幅より狭くなるように形成されている。このた
め、例えば、容器4を包材2の外部から押圧(圧迫)等
することで開封口41となるシール部は、シール部42
より容易かつ確実に剥離(破断)する。これにより、容
器4は、液体43を開封口41より噴出させることがで
きる。
を、他の部分より接合強度(剥離強度)が弱い弱シール
部で構成されてもよい。これにより、開封口41は、よ
り容易かつ確実に剥離して開封する。また、形成する弱
シール部の形状によっては、容器4から噴出する液体4
3の噴出方向の指向性を向上させることが可能である。
ただし、このように開封口41を形成した場合において
も、開封前の状態では、液密性(気密性)が確保されて
いる。
しては、紙や不織布を除いて限定されず、前記包材2を
構成するシート材と同様の構成のものを用いることがで
きる。
層積層体)の厚さは、その層構成や用いる素材の特性
(柔軟性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)等に応じて
適宜決定され、特に限定されないが、通常は、60〜7
00μm程度であるのが好ましく、100〜500μm
程度であるのがより好ましい。
例えば、インフレーション法、共押出インフレーション
法、Tダイ法、ブロー成型法、ドライラミネート法、ホ
ットメルトラミネート法、共押出Tダイ法、ホットプレ
ス法等の種々の方法により製造することができる。
テル3の挿入部31の表面と接触して、その摩擦抵抗を
低減させることができる物質(液状または半液状物)で
あるのが好ましい。
例えば、水、生理等張液(生理食塩水)、グリセリン、
シリコーンオイル、オリーブオイル等のオイル類、キシ
ロカインゼリー等が挙げられる。
前述したような湿潤により潤滑性を発現する物質が付与
されている場合、液体43は、この物質を湿潤させるこ
とができるものであればいかなるものでもよく、例え
ば、水、生理等張液(生理食塩水)、グリセリン水溶液
等がより好ましく用いられる。
ることができる液体吸収体である。吸収体5を包材2内
に収納することにより、吸収体5は、カテーテル3の挿
入部(要接液部)31と液体43を接触させた後、余剰
の液体43を吸収、保持することが可能となる。したが
って、カテーテル3の基部32が液体43と接触し、濡
れてしまう可能性がより低くなる。
例えば、ポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコール
系、ポリアクリルアミド系、ポリオキシエチレン系また
はマレイン酸系材料等の合成ポリマーや、デンプン、セ
ルロース、アルギン酸のような多糖類材料等の天然材料
等のような高分子吸収材料で構成されたものが好まし
い。また、その他、例えば、スポンジ、綿、ガーゼ、不
織布やそれらに前記高分子吸水性材料を担持したもの
(例えば、おむつ、生理用品等に用いられているもの)
も可能である。このような吸収体5は、ブロック状、粉
末状、フィルム状、シート状(板状)、繊維状などの形
態(形状)をとることができる。
び吸収体5の、包材2内での収納位置と、包材2が有す
る包材開封部22の位置について説明する。
に収納されたカテーテル3の基端および先端付近に、そ
れぞれシール部21が存在している。このため、カテー
テル3は、包材2内において、その長手方向の移動が規
制される。すなわち、カテーテル3は、その長手方向に
わずかな距離しか移動することができない。
容器4の基端付近にシール部21により形成される壁部
24、先端付近にシール部21により形成される突出部
25および両側付近にシール部21が、それぞれ存在し
ている。このため、容器4は、包材2内において、図中
上下左右方向の移動が規制される。
ることにより、包材2内でカテーテル3の長手方向に対
する容器4の開封口41の位置を、任意に決定すること
ができる。
ル3の挿入部(要接液部)31の範囲内またはその側部
近傍に位置している。開封口41が、このような位置に
あると、カテーテル3の挿入部(要接液部)31を、液
体43で迅速に、均一に濡らすことができる。
らの距離が、その外側で短く、内側で長くなるように傾
斜して(テーパ状に)形成されている。このため、開封
口41から噴出した液体43のうち、壁部24に衝突し
ないものは、カテーテル3の挿入部(要接液部)31の
基端側を効率良く濡らすことができる。一方、テーパ状
の壁部24に衝突したものは、壁部24でその勢いが緩
和されるとともに、その側方、すなわち、挿入部(要接
液部)31に向けて広い角度で飛散し、挿入部(要接液
部)31の残りの部分、特に、中間部を効率良く濡らす
ことができる。したがって、液体43が挿入部(要接液
部)31の長手方向に満遍なく広がり、挿入部31の広
範囲をより均一に濡らすことができる。
は、図示したものに限定されず、例えば、開封口41か
ら噴出する液体43の噴出方向とほぼ直交している壁部
であってもよい。これにより、濡らしたくない方向への
噴出を規制し、挿入部(要接液部)31を均一に濡らす
ことができる。
た吸収体5の基端付近に前記の突出部25および先端付
近にシール部21が、それぞれ存在している。このた
め、吸収体5は、包材2内において、カテーテル3の長
手方向の移動が、ある程度規制される。
包材2内でカテーテル3の長手方向に対する吸収体5の
位置を、任意に決定することができる。
3の先端部に位置している。これにより、容器4から噴
出した液体43が、カテーテル3の挿入部31と十分に
接触した後、余剰の液体43が、吸収体5で吸収、保持
されることになり、液体43の利用効率がよい。
遮断手段である後述の易折曲部26に対して、容器4の
開封口41の逆側、すなわちカテーテル3の基部(接液
不用部)32の近傍に形成されている。
2a、2bの基端をシールせずに形成した一対のピール
タブ23、23を互いに反対方向に引っ張ることによ
り、包材開封部22のシール部21を剥離し、開封する
ことができる。
(接液不用部)32の近傍に位置するため、挿入部(要
接液部)31を液体43で濡らした後、カテーテル3を
開封された包材開封部22から取り出す際に、基部32
が液体43と接触して濡れることをより有効に防止する
ことができる。
限らず、例えば、包材の縁部に切欠き(ノッチ)が形成
され、この切欠き部から包材2を引き裂いて開封するよ
うな構成のものでもよい。
ることを特徴とする。以下、詳述する。
す側面図(内部透視図)である。このうち、図3は、易
折曲部26で包装体1を折り曲げる前の状態を示す図で
あり、図4は、易折曲部26で包装体1を折り曲げた後
の状態を示す図である。
3の流れを容易に遮断できるものである。
容易に折り曲げ可能とした易折曲部、容易に絞ることを
可能にした易結紮部、容易にねじることを可能にした易
ねじり部等で構成されるものが好ましく、本実施形態で
は、液遮断手段が易折曲部26で構成されている。
成形部で構成されている。これにより、図3に示すよう
に、包材2内の収納空間20は、易折曲部26の部分に
おいて他の部分より狭く画成されている。加えて、図4
に示すように、包装体1を易折曲部26で折り曲げた場
合には、蛇腹成形部のシート材が、易折曲部26の範囲
の収納空間20を、閉塞または狭窄することができる。
このため、容器4より噴出した液体43の流れは、易折
曲部26で遮断され、カテーテル3の基部(接液不用
部)32が液体43と接触し、濡れることを防止するこ
とができる。
は、特に限定されないが、図4に示す角度θを、90°
以上に折り曲げ可能とすることが好ましい。角度を90
°にまで折り曲げることができれば、易折曲部26での
液体43の遮断性がより向上する。
口41とカテーテル3の基部(接液不用部)32の間に
位置している。特に、易折曲部26は、図示のように、
基部(接液不用部)32の近傍に位置しているのが好ま
しい。かかる位置に易折曲部26を設けることにより、
挿入部31のできるだけ基端側まで濡らすことができ
る。
としては、シート成型法や熱成型法等があり、例えば、
真空成型、圧空成型、真空圧空成型、プラグアシスト成
型、プラグアシスト真空成型、プラグアシスト圧空成
型、プラグアシスト真空圧空成型、ブリスター成型、雄
型成型等が用いられる。
用)の一例について説明する。例えば、図3に示すよう
に、包装体1を水平にした状態から、図4に示すよう
に、易折曲部26において包装体1を、例えば、90°
に折り曲げ、包装体1の基端が鉛直上方を向くようにす
る。なお、包装体1は、易折曲部26において90°〜
180°に折り曲げることが可能である。これにより、
易折曲部26の範囲の収納空間20は、閉塞または狭窄
される。このため、容器4より噴出した液体43は、こ
の易折曲部26を通過できなくなる。
可撓性を有する挿入部31が位置している。このため、
包装体1は、易折曲部26において、包材2をカテーテ
ル3ごと折り曲げることができる。
ま、包材2の外部から容器4を指等で押圧・圧迫する。
これにより、容器4の開封口41のシール部が剥離(破
断)して、開封口41より容器4内の液体43が噴出す
る。
は、直接、挿入部(要接液部)31の基端側へ、また、
壁部24に衝突したものは、その勢いが緩和されるとと
もに、その側方へ比較的広い角度で飛散する。これによ
り、液体43がカテーテル3の挿入部31の長手方向に
広がり、挿入部31の少なくとも基端側の部分を均一に
濡らす。このとき、包装体1は、易折曲部26において
折り曲げられているため、液体43が、易折曲部26を
越えて基端側へ通過することが阻止される。よって、カ
テーテル3の基部(接液不用部)32は、ほとんど液体
43で濡れていないか、濡れたとしても、その先端側が
部分的に濡れる程度である。
状態に保ったまま、挿入部31の基端側と先端側を交互
に上下させる等の操作を行ってもよい。これにより、挿
入部31の表面に付着している液体43が、挿入部31
の表面に沿って基端側と先端側を往復し、挿入部31の
基端側の部分から先端側の部分まで、満遍なく、均一に
濡らすことができる。
装体1の先端が鉛直下方に向くようにする。すなわち、
包装体1の基端が鉛直上方、先端が鉛直下方に向くよう
な姿勢とする。これにより、挿入部31の表面に付着し
ている液体43が、挿入部31の表面に沿って流下し、
挿入部31の先端まで、より満遍なく、より均一に濡ら
すことができる。特に、先端部材34の外表面を濡らす
ことができる。
収体5により、余剰の液体43が、吸収、保持される。
これにより、例えば、包装体1の基端を鉛直下方に向け
てしまったような場合でも、カテーテル3の基部32
が、余剰の液体と接触し、濡れてしまうことを防止する
ことができる。
1の表面が液体43で濡れると、挿入部31の表面は、
潤滑性が発現し、摩擦抵抗が低減する。
に応じて、包材2の外部から指等で押圧(圧迫)する等
して、容器4内の液体43を残らず排出する操作を行っ
てもよい。
滅菌処理がなされており、しかも、液体43との接触に
よりカテーテル3の挿入部31の表面に潤滑性を発現さ
せる操作は、密閉された包材2の収納空間20内で外気
と接触することなく行われるため、カテーテル3は、無
菌性を保持することができる。さらに、カテーテル3の
基部(接液不用部)32は乾燥状態に保持されている。
(要接液部)31の表面が液体43で濡れ、潤滑性を発
現したら、包材2の包材開封部22を、剥離(破断)し
て開封する。
ち、カテーテル3を包材2内より取り出す。このとき、
カテーテル3の基部(接液不用部)32は、液体43で
濡れていないため、基部32を手で持ったときに濡れに
より滑ることがなく、このカテーテル3の取り出し操作
を迅速、確実に行うことができる。
32は、包材開封部22の近傍に位置しているため、包
材2からのカテーテル3の取り出し操作の際にも、基部
32が包材2の内面等に付着した液体43と接触し、濡
れるということが防止される。
その挿入部31を生体の目的部位に挿入または装着され
る。カテーテル3が尿道カテーテル(導尿カテーテル)
である場合には、その挿入部31を先端側から尿道およ
び膀胱に挿入し、このカテーテル3を介して排尿する。
このとき挿入部31の表面が潤滑性を有しているため、
円滑かつ安全に行うことができる。
テーテル3の基部32を手で把持して行なうが、前述し
たように、カテーテル3の基部32は、液体43で濡れ
ていないため、基部32を手で持ったときに濡れにより
滑ることがなく、よって、このカテーテル3の生体への
挿入操作を迅速、確実に行うことができる。
いて説明してきたが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
は装着して使用される長尺のカテーテル3としては、以
下のようなものが挙げられる。
管栄養用チューブ、酸素カテーテル、酸素カヌラ、気管
内チューブのチューブやカフ、気管切開チューブのチュ
ーブやカフ、気管内吸引カテーテル等の経口または経鼻
的に挿入、留置されるカテーテル類。
腔カテーテル、直腸カテーテル、トロッカー等の各種体
腔、臓器、組織内に挿入、留置されるカテーテル類。
ルーンカテーテル、IABP用バルーンカテーテル、静
脈留置カテーテル、動注用カテーテル等の血管内に挿
入、留置されるカテーテル類。
とともに使用される各種ガイドワイヤー。
骨、人工関節、補綴物、義眼 ・ 注射針、留置針、シース、カテーテルイントロデュ
ーサ。
定・診断器具、超音波破砕プローブ、ペースメーカー、
体温計。
テーテル3の挿入部(要接液部)31の表面と接触し
て、その摩擦抵抗を低減させることができる液体43が
収納されていたが、前記液体43に代わり、容器4に血
液抗凝固剤(抗血栓剤)を含有する液体が収納されてい
てもよい。これにより、カテーテル3を使用するに際
し、カテーテル3の挿入部(要接液部)31に血液抗凝
固機能を付与することができる。血液抗凝固剤として
は、例えば、下記表1に示すものが挙げられる。
されていてもよい。
材内に収納される器具の要接液部を、液体で、優先的、
選択的に濡らすことができる。
場合、包装体をこの易折曲部において、折り曲げるだけ
で上記効果が得られ、しかも、その作業は、極めて簡単
で、迅速、確実に行うことができる。
場合、医師や看護婦のみならず、患者自身が自分で器具
を使用する場合に、有利である。
透視図)である。
透視図)である。
曲げ状態)(内部透視図)である。
Claims (7)
- 【請求項1】 生体に挿入または装着して使用される長
尺の器具と、 液体が密封される容器と、 前記器具および前記容器を収納する包材とを有する包装
体であって、 前記器具は、前記液体との接触を必要とする要接液部
と、前記液体との接触を必要としない接触不用部とを有
し、 前記包材に、前記容器より噴出した前記液体の流れを遮
断する液遮断手段を設けたことを特徴とする包装体。 - 【請求項2】 前記液遮断手段は、前記包材を容易に折
り曲げ可能とする易折曲部で構成される請求項1に記載
の包装体。 - 【請求項3】 前記易折曲部は、蛇腹状に成形された蛇
腹成形部で構成される請求項2に記載の包装体。 - 【請求項4】 前記易折曲部において、少なくとも90
°以上に折り曲げることができる請求項2または3に記
載の包装体。 - 【請求項5】 前記液遮断手段は、前記容器の開封口と
前記接液不用部との間に位置する請求項1ないし4のい
ずれかに記載の包装体。 - 【請求項6】 前記器具は、少なくとも前記液遮断手段
に位置する部分が可撓性を有するものである請求項1な
いし5のいずれかに記載の包装体。 - 【請求項7】 前記包材は、前記液遮断手段に対して、
前記容器の開封口と逆側に包材開封部を有する請求項1
ないし6のいずれかに記載の包装体。
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