JP2001138706A - オフロード二輪自動車用タイヤ対及びその装着方法 - Google Patents
オフロード二輪自動車用タイヤ対及びその装着方法Info
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Abstract
上でトラクション性能及びショック吸収性能双方をより
一層向上させる前後輪のタイヤ対及びその装着方法を提
供する。 【解決手段】 後輪タイヤは前輪タイヤのリム径の呼び
から1以下の整数を差し引いたリム径の呼びを有し、タ
イヤ対のうち少なくとも後輪タイヤはラジアルカーカス
の構成を有し、実使用状態にてトレッド最大幅の少なく
とも30%幅のトレッド中央領域のトレッド曲率半径につ
き、前輪タイヤの曲率半径CRf と 後輪タイヤの曲率半
径CRr との比CRf/CRr の値が0.45〜0.90の範囲内にあ
る。
Description
自動車用タイヤ対及びその装着方法に関し、特に、二輪
自動車のオフロード走行でのトラクション性能を向上さ
せ、併せてショック吸収性を向上させるタイヤ対及びそ
の装着方法に関し、好適には、モトクロス競技などに供
するオフロード二輪自動車のオフロード走破性を向上さ
せるタイヤ対及びその装着方法に関する。
車、すなわちオフロード二輪自動車に用いるタイヤは、
オフロードでのトラクション性能と、路面の凹凸が車両
にもたらすショックの吸収性能との良否が重要なポイン
トである。また、トラクション性能及びショック吸収性
能に深く関わる凹凸路面走行時の直進性能の良否も問わ
れる。これらの性能確保の点で、例えば、排気量250
cm3 のオフロード二輪自動車では、以下のようなタイ
ヤの組合わせが用いられていた。
21、後輪タイヤは18、19(両者間で2以上の差を
設ける)。 2.タイヤのカーカス構造;前輪タイヤ及び後輪タイヤ
ともにバイアスプライタイヤ。 3.タイヤ偏平率;前輪タイヤは100%、後輪タイヤ
は90〜100%。
ロードでのトラクション性能、ショック吸収性能及び直
進性能のいずれの性能も不十分であることが分かり、本
出願人は、特開平10−53006号にて、リム径の呼
びで後輪タイヤを前輪タイヤより1だけ小さくし、前輪
タイヤは従来通りとし、後輪タイヤをラジアルプライタ
イヤとすると共に該タイヤにスパイラルベルトを適用
し、この後輪タイヤの偏平率を80%以下とするオフロ
ード二輪自動車用タイヤを提案している。
合わせは、後輪タイヤをより一層偏平率化し、これによ
りサイドウォール部のトラクションロスを低減し、より
一層の偏平化と、それに伴うトレッド部の剛性増加とに
よるクッション性(路面凹凸ショック吸収性)の低下を
スパイラルベルト適用により補完するもである。
タイヤ組合わせに対し、意図通り、オフロード二輪自動
車の基本性能を保持した上で、特に、オフロード走行時
におけるトラクション性能及びショック吸収性能双方の
性能向上を達成していることを確認している。
自動車に対する走破性能の向上要望はますます高まる一
方であり、先の提案タイヤ組合わせではこの要望に十分
に応えることができなくなりつつあるのが現状である。
た発明は、オフロード二輪自動車の基本性能の保持を前
提とした上で、オフロード走行におけるトラクション性
能及びショック吸収性能双方をより一層向上させること
ができるオフロード二輪自動車用タイヤ対及びその装着
方法を提供することを目的とする。
め、手段その一として、この発明の請求項1に記載した
発明は、オフロード二輪自動車の前輪に装着するタイヤ
と、同一車両の後輪に装着するタイヤとのタイヤ対にお
いて、後輪タイヤは、前輪タイヤのリム径の呼びの整数
から1以下の整数を差し引いたリム径の呼びを有し、タ
イヤ対のうち少なくとも後輪タイヤはラジアルカーカス
の構成を有し、実使用状態におけるタイヤの断面にて、
トレッド最大幅の少なくとも30%幅に相当するトレッ
ド中央領域におけるトレッド曲率半径につき、後輪タイ
ヤの曲率半径CRr に対する前輪タイヤの曲率半径CR
f の比CRf /CRr の値が0.45〜0.90の範囲
内にあることを特徴とするオフロード二輪自動車用タイ
ヤ対である。
タイヤ断面とは、次に述べるその一及びその二における
状態のタイヤ断面を指す。すなわち、その一とは、JATM
A 、TRA 、ETRTO など、当該地域におけて適用される工
業規格に記載した適用リム(APPROVED RIM)にタイヤを
組付け、規定の空気圧とし、無負荷状態におけるタイヤ
の、回転軸線を含む平面による断面である。
に、いわゆる公道以外の場所で使用するため、オフロー
ド走行の実情に則した、上記諸規格で定める適用リム以
外のリムや規定空気圧以外の空気圧を適用し、これらの
条件下での無負荷状態におけるタイヤの、回転軸線を含
む平面による断面である。
に記載した発明のように、後輪タイヤは、前輪タイヤと
同じリム径の呼びを有する。
項3に記載した発明のように、前輪タイヤはバイアスカ
ーカスの構成を有する。
した発明に関し、請求項4に記載した発明のように、前
輪タイヤは2プライ以上のゴム被覆コードのカーカスを
有し、後輪タイヤは1プライ以上のゴム被覆コードのカ
ーカスを有し、これらカーカスプライコードのタイヤ赤
道面に対する傾斜角度は、前輪タイヤが20〜50°の
範囲内にあり、後輪タイヤが60〜90°の範囲内にあ
る。
した発明に関し、請求項5に記載した発明のように、少
なくとも後輪タイヤは、カーカスの外周に1層以上のゴ
ム被覆コードの螺旋巻回層からなるベルトを備える。
1〜4のいずれか一項に記載した発明に関し、請求項6
に記載した発明のように、少なくとも後輪タイヤは、カ
ーカスの外周に2層のゴム被覆コード交差層からなるベ
ルトを備える。
した発明に関し、請求項7に記載した発明のように、実
使用状態におけるタイヤの偏平率につき、後輪タイヤは
前輪タイヤの偏平率に比しより小さな偏平率を有し、前
輪タイヤと後輪タイヤとの偏平率の差は10〜35%の
範囲内にある。
におけるタイヤとは、先にその一及びその二で述べた状
態のタイヤを指し、これらの状態における実際の偏平率
を用いるものとする。ここに言う偏平率とは、前出のJA
TMA 、TRA 、ETRTO などの規格において、タイヤ側面の
模様又は文字などを除いたサイドウォール間の直線距離
として定義する断面幅に対するタイヤ外径とリム径の差
の1/2で定義する断面高さの比の値に100(%)を
乗じた値である。ただし、これをJATMA 規格では%を除
いてタイヤの呼びとして「偏平比の呼び」であらわし、
同様に、TRA 規格、ETRTO 規格では、NOMINAL ASPECT R
ATIOと言う。これから明らかなように、上記諸規格でい
う偏平率は公称値であり、実際の値と必ずしも一致しな
い。よって、請求項7に記載した偏平率は、上記の公称
値の偏平率(%)と、先にその一及びその二で述べた状
態の実際の偏平率(%)とを網羅するものである。
二として、この発明の請求項8に記載した発明は、請求
項1〜7のいずれか一項に記載したタイヤ対を、同一オ
フロード二輪自動車の前輪及び後輪に装着することを特
徴とする二輪自動車用タイヤ対の装着方法である。
1〜図3に基づき説明する。図1は、この発明のタイヤ
対を装着したオフロード二輪自動車の側面図であり、図
2は、この発明のタイヤ対の一方の前輪タイヤ及びリム
の断面図であり、図3は、この発明のタイヤ対の他方の
後輪タイヤ及びリムの断面図である。
は、前輪2と後輪3とを有し、前輪2は、リム10に組
付けた前輪タイヤ11を備え、後輪3はリム20に組付
けた後輪タイヤ21を備える。このように、以下に述べ
る前輪タイヤ11と後輪タイヤ21とは同一車両に対と
して装着するものである。ここに、タイヤ11、21の
対のうち少なくとも後輪タイヤ21はラジアルカーカス
構成を有するものとする。
ビード部12内に埋設したビードコア13相互間にわた
り延びるカーカス14を有し、カーカス14は、一対の
ビード部12、一対のサイドウォール部15及びトレッ
ド部16を補強する。カーカス14は、バイアスプライ
又はラジアルプライのいずれでも可とし、図示例のカー
カス14は、2プライ以上のゴム被覆コードのバイアス
配列になる。また、バイアスプライ構成をもつ前輪タイ
ヤ11は、カーカス14の外周に1層以上、図示例は1
層のゴム被覆コード層からなるブレーカ17を備えるこ
とを可とする。なお、リム10は輪郭のみを示し、図2
は、実使用状態にあるタイヤ11を示す。
ビード部22内に埋設したビードコア23相互間にわた
り延びるカーカス24を有し、カーカス24は、一対の
ビード部22、一対のサイドウォール部25及びトレッ
ド部26を補強する。カーカス24は、1プライ以上、
図示例は1プライのゴム被覆コードのラジアル配列にな
る。また、後輪タイヤ21は、カーカス24の外周に1
層以上、図示例は1層のベルト27を備える。なお、リ
ム20は輪郭のみを示し、図3は、実使用状態にあるタ
イヤ21を示す。
イヤ11のリム径Df の呼びの整数から1以下の整数を
を差し引いたリム径Dr の呼びを有するタイヤサイズと
する。但し、整数は正の値及びゼロのみを用い、負の整
数を含まない。よって、後輪タイヤ21は、前輪タイヤ
11のリム径Df の呼び整数から正の整数1を差し引い
たリム径Dr の呼びを有する場合と、前輪タイヤ11の
リム径Df の呼びと同一のリム径Dr の呼びを有する場
合との双方が存在する。
出のJATMA 、TRA 、ETRTO などの規格にて、タイヤの呼
び(TIRE SIZE DESIGNATION)のなかで用いるものであ
り、TRA 規格ではRIM DIAMETER CODE 、ETRTO 規格では
Nominal Rim Diameter Code と記載している正の整数
(自然数)である。例えば、前輪タイヤ11の呼びが8
0/100−21の場合のリム径Df の呼びは21であ
り、後輪タイヤ21の呼びが110/90R19の場合
のリム径Dr の呼びは19である。
ヤ11、21の断面において、トレッド部16、26の
トレッド最大幅Wf 、Wr の少なくとも0.15倍の幅
0.15Wf 、0.15Wr をタイヤ11、21の赤道
面Eの両側に振り分けた合計幅0.3Wf 、0.3Wr
の領域を中央領域Lcf、Lcrとして、以下に記す関係を
満たすものとする。
における曲率半径CRr(mm) に対する前輪タイヤ11の
中央領域Lcfの曲率半径CRf(mm) の比CRf /CRr
の値が、0.45〜0.90の範囲内にある、という関
係である。
は、以下に述べる効果を奏する。すなわち、先ず、後輪
タイヤ21のリム径Dr の呼びと、前輪タイヤ11のリ
ム径Df の呼びとの差を整数で1以下とすることによ
り、オフロード二輪自動車の基本特性及び基本仕様を保
持することができる。基本特性のうち、特に、後輪3の
外径OD(図1参照)寸法とエンジン出力との最善の兼
ね合いが重要であり、この点で、前輪タイヤ11と後輪
タイヤ21とのリム径の呼びの差を1以下とするのは、
後輪タイヤ21の外径ODを従来タイヤ並みにすること
ができ、タイヤの仕様決定に当り、オフロード二輪自動
車元来の駆動性能を考慮に入れる煩わしさがなく、特
に、後輪タイヤ21に対し、大きな設計自由度と高い開
発効率とをもたらす利点を有する。
くとも後輪タイヤ21をラジアルプライのカーカス24
とすることで、まず、ラジアル配列コードプライがもつ
タイヤ放射方向の曲げ柔軟性により、サイドウォール部
25の上下方向の撓曲性が大幅に増加し、路面の凹凸が
もたらすショックの吸収性が高まる。このショック吸収
性能の向上は路面把握性能、換言すればグリップ性能の
向上をもたらし、結局、トラクション性能の向上にも寄
与する。
びと、前輪タイヤ11のリム径Dfの呼びとの差を整数
で1以下とすること及び少なくとも後輪タイヤ21をラ
ジアルプライのカーカス24とすることで、重要な後輪
3の外径ODを保持した上で、かつ、優れたショック吸
収性能を保持した上で、タイヤ21を従来タイヤの偏平
率に比し大幅に小さな偏平率とすること、すなわち、よ
り一層大幅に偏平化することが可能である。
フロード走行において、サイドウォール部25のトラク
ションロスを著しく低減させる働きをなし、その結果、
トラクション性能が大幅に向上する。この点に関し、バ
イアスタイヤを従来タイヤに比しより一層偏平化すれ
ば、サイドウォール部の剛性が著しく高くなる結果、タ
イヤ放射方向の十分な曲げ柔軟性が大幅に損なわれ、ク
ッション性能の低下は不可避である。
クション性能及びグリップ性能の双方が向上すると、前
輪タイヤ11と後輪タイヤ21との間の操縦安定性能の
バランスが崩れるうれいがある。そこで、実使用状態に
て、前輪タイヤ11の中央領域Lcfの曲率半径CRf(m
m) と後輪タイヤ21の中央領域Lcfにおける曲率半径
CRr(mm) との間で、比CRf /CRr の値を0.45
〜0.90の範囲内とすることにより、前輪タイヤ11
と後輪タイヤ21との間に良好な接地特性のバランスが
とれ、ひいては、良好な操縦安定性能のバランスを得る
ことができる。このことが、後輪タイヤ21のトラクシ
ョン性能及びクッション性能双方の実際上の向上を下支
えする。
未満では、前輪の接地感不足や前輪のふらつきなどの点
で不具合が生じ、0.90を超えると、ハンドリング性
能、特に軽快性の低下や轍走破性の低下などの問題が生
じるので、いずれも不可である。
ライコードは、タイヤ赤道面Eに対する傾斜角度を20
〜50°の範囲内としてカーカス14のバイアスプライ
を構成し、後輪タイヤ21のカーカス24のプライコー
ドは、タイヤ赤道面Eに対する傾斜角度を60〜90°
の範囲内としてカーカス24のラジアルプライを構成す
るのが、上述した効果発揮に寄与する。
ム被覆コードの螺旋巻回層により構成するのが、トレッ
ド部26の剛性が適度な値となり、優れたトラクション
性能を確保しながら良好なショック吸収性能を発揮させ
ることができる。ただし、ベルト27を、2層のゴム被
覆コード交差層としても、従来タイヤに比し優れたトラ
クション性能と良好なショック吸収性能を得ることでき
る。
輪タイヤ11、21の偏平率に関し、以下に述べる関係
を有するのが有利に適合する。すなわち、前輪タイヤ1
1の偏平率ηf %は、断面高さSHf を断面幅SWfに
て除したSHf /SWf に100(%)を掛け合わせた
値を採用し、後輪タイヤ21の偏平率ηr %は、断面高
さSHr を断面幅SWr にて除したSHr /SWr に1
00(%)を掛け合わせた値を採用し、ここに(1)η
f(%) >ηr(%) であること、(2)ηf(%) −ηr
(%) の値が10〜35%の範囲内、好ましくは15〜
35%の範囲内であることである。なお、ηr(%) ≦8
0%であることが好ましい。
の偏平率ηr(%)を、タイヤの呼びとしての偏平比の呼
びより小さくするには、後輪タイヤ21の生産工程中の
加硫成型時にビード部22を形成するビードリング(図
示省略。リムの一部に相当する輪郭を有する)の幅に比
しより広幅RWr のリム20を使用するのが良い。よっ
て、実使用状態の後輪タイヤ21の偏平率ηr(%)は、
タイヤの呼びの一部としての偏平比の呼びの値と同じ場
合と、偏平比の呼びに比しより小さな値をとる場合の双
方が存在する。
平率ηr(%)が、前輪タイヤ11の偏平率ηf(%) に対
し、ηf(%) >ηr(%) 、ηf(%) −ηr(%) の値が1
0〜35%の範囲内、好ましくは15〜35%の範囲内
の関係を満たすことにより、また、望ましくは後輪タイ
ヤ21の偏平率ηr(%)が80%以下であることによ
り、前輪タイヤ11と後輪タイヤ21との間の接地特性
のバランスを良好にして相互間の操縦安定性能のバラン
スを良好に保持し、後輪タイヤ21のトラクション性能
とショック吸収性能とを向上させることに寄与する。
は、後輪タイヤ21のトラクション性能やショック吸収
性能の向上が不十分であり、ηf(%) −ηr(%) の値が
35%を超えると前輪タイヤ11と後輪タイヤ21との
間の接地特性のバランスと操縦安定性能のバランスとが
崩れ、オフロード二輪自動車1の基本性能が損なわれる
ので、いずれも不可である。
1及び後輪タイヤ21のタイヤ対の実施例1、2及び実
施例3、4を準備した。実施例1、2は、前輪タイヤ1
1と後輪タイヤ21とのリム径の呼びの差が1であり、
実施例3、4は、前輪タイヤ11と後輪タイヤ21との
リム径の呼びが同一である。
のタイヤ対を準備した。従来例は実施例1〜4に共通と
し、各実施例及び従来例これらタイヤ対を排気量250
cm 3 のオフロード二輪自動車1の前輪2と後輪3とに
装着し、国際A級ライセンスをもつテストライダによ
り、公認モトクロスコースで実車走行テストを実施し
た。テストは、実施例1、2と従来例とのグループと、
実施例3、4と従来例とのグループとに分けて実施し
た。
吸収性能とし、評価はテストライダによるフィーリング
評点とした。評価結果は、従来例を100とする指数に
てあらわし、値は大なるほど良い。実施例1、2及び従
来例のタイヤ対との内容詳細及び評価結果を表1に示
し、実施例3、4及び従来例のタイヤ対との内容詳細及
び評価結果を表2に示す。
の前輪タイヤ11と後輪タイヤ21とのタイヤ対を装着
したオフロード二輪自動車はいずれも、従来例の前輪タ
イヤ11と後輪タイヤとのタイヤ対を装着した場合との
対比で、トラクション性能及びショック吸収性能の双方
が著しく向上していることがわかる。また、実施例1、
2の前輪タイヤ11と後輪タイヤ21とのタイヤ対は、
リム径の呼びで1の差を付し、実施例1、2の前輪タイ
ヤ11と後輪タイヤ21とのタイヤ対は、同一リム径の
呼びを付しているので、オフロード二輪自動車の基本性
能は十分に保持されている。
によれば、オフロード二輪自動車の基本性能を保持した
上で、オフロード走行におけるトラクション性能及びシ
ョック吸収性能双方をより一層向上させることができる
オフロード二輪自動車用タイヤ対及びその装着方法を提
供することができる。
輪自動車の側面図である。
リムの断面図である。
リムの断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 オフロード二輪自動車の前輪に装着する
タイヤと、同一車両の後輪に装着するタイヤとのタイヤ
対において、 後輪タイヤは、前輪タイヤのリム径の呼びの整数から1
以下の整数を差し引いたリム径の呼びを有し、 タイヤ対のうち少なくとも後輪タイヤはラジアルカーカ
スの構成を有し、 実使用状態におけるタイヤの断面にて、トレッド最大幅
の少なくとも30%幅に相当するトレッド中央領域にお
けるトレッド曲率半径につき、後輪タイヤの曲率半径
(CRr )に対する前輪タイヤの曲率半径(CRf )の
比(CRf /CRr )の値が0.45〜0.90の範囲
内にあることを特徴とするオフロード二輪自動車用タイ
ヤ対。 - 【請求項2】 後輪タイヤは、前輪タイヤと同じリム径
の呼びを有する請求項1に記載したタイヤ対。 - 【請求項3】 前輪タイヤはバイアスカーカスの構成を
有する請求項1又は2に記載したタイヤ対。 - 【請求項4】 前輪タイヤは2プライ以上のゴム被覆コ
ードのカーカスを有し、後輪タイヤは1プライ以上のゴ
ム被覆コードのカーカスを有し、これらカーカスプライ
コードのタイヤ赤道面に対する傾斜角度は、前輪タイヤ
が20〜50°の範囲内にあり、後輪タイヤが60〜9
0°の範囲内にある請求項1〜3のいずれか一項に記載
したタイヤ対。 - 【請求項5】 少なくとも後輪タイヤは、カーカスの外
周に1層以上のゴム被覆コードの螺旋巻回層からなるベ
ルトを備える請求項1〜4のいずれか一項に記載したタ
イヤ対。 - 【請求項6】 少なくとも後輪タイヤは、カーカスの外
周に2層のゴム被覆コード交差層からなるベルトを備え
る請求項1〜4のいずれか一項に記載したタイヤ対。 - 【請求項7】 実使用状態におけるタイヤの偏平率につ
き、後輪タイヤは前輪タイヤの偏平率に比しより小さな
偏平率を有し、前輪タイヤと後輪タイヤとの偏平率の差
は10〜35%の範囲内にある請求項1〜7のいずれか
一項に記載したタイヤ対。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載した
タイヤ対を、同一オフロード二輪自動車の前輪及び後輪
に装着することを特徴とする二輪自動車用タイヤ対の装
着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32531899A JP2001138706A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | オフロード二輪自動車用タイヤ対及びその装着方法 |
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ID=18175491
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JP32531899A Pending JP2001138706A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | オフロード二輪自動車用タイヤ対及びその装着方法 |
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