JP2001138579A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001138579A
JP2001138579A JP32101299A JP32101299A JP2001138579A JP 2001138579 A JP2001138579 A JP 2001138579A JP 32101299 A JP32101299 A JP 32101299A JP 32101299 A JP32101299 A JP 32101299A JP 2001138579 A JP2001138579 A JP 2001138579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で処理時間が増大することなく、画像の
位置ずれ補正を行うことができると共に、補正に伴う画
像欠陥を抑制することができる画像形成装置の提供を目
的とする。 【解決手段】 位置ずれ検出部によって位置ずれ量を算
出し(200)、パラメータ判定処理部によって、位置
ずれ量の大きい色に対して補正時に発生するドット形状
変形の影響が小さいパラメータを選択し、マトリックス
選択部で選択されたパラメータの割り当ての可変が行わ
れる(202)。そして、選択変更されたパラメータに
応じて最適な色補正及び墨版生成処理を切り替える墨版
/色補正処理を行い(204)、位置ずれ量に応じて変
更されたスクリーンマトリックスと墨版/色補正部によ
り変換された色補正後の画像データよりスクリーン構造
を有した画像データに変換し(206)、該画像データ
を位置ずれ量に応じて画素位置補正を行う(208)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にか
かり、特に、プリンタ、デジタル複写機やオンデマンド
印刷機等の画像形成装置に使用される画像形成の位置ず
れを補正する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、中間転写ベルト等の
無端ベルト上に、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色に対応した画像形成ユニットを個別に備
えたタンデム方式のカラー画像形成装置がある。
【0003】タンデム方式のカラー画像形成装置では、
各色毎に使用される書き込み光学系が異なるため、書き
込み光学系の傾きやひずみに起因して各色の画像形成ユ
ニットによる露光位置の相対的なずれによって、色ずれ
(色むらやモアレなど)が発生する。
【0004】従来のこのような露光位置のずれを防止す
る方法として、位置ずれを発生させないように各走査系
の走査精度や画像形成装置を構成する各種構成部品の取
り付け精度を上げる方法や特開平6−35287号公報
に記載の技術のように位置ずれに起因するミラー傾き等
を機械的に制御することによって各色の相対的な位置ず
れを補正する方法が提案されている。
【0005】また、近年、低コストで上述の位置ずれを
解決する方法として、特開平9−39284号公報に記
載の技術に代表されるように、画像信号処理によって露
光位置ずれを補正する方法が提案されている。画像信号
処理によって露光位置ずれを補正する方法においては、
位置ずれ補正に際して画素位置を1画素単位でずらすた
め、補正により隣接画素の位置関係が崩れるため露光パ
ターンが変化する。この露光パターンの変化の影響は、
現状の電子写真方式(ゼログラフィーシステム)のよう
な低解像度システムで顕著に表れ、特に中間調画像を表
現する時に良く使用される周期ハーフトーンスクリーン
にて上述のような処理を適用する場合、スクリーン構造
(周波数や角度)とずれ補正量の関係によっては隣接ハ
ーフトーンドット(画素)間でドットパターン変化が発
生し、その変化が周期的な筋、モアレや濃度むらなどの
画像品質の低下を招く。そこで、特開平9−39294
号公報に記載の技術のように、画像パターンに応じて位
置ずれ補正を行うことにより、濃度ずれを補正する方法
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各走査
系の走査精度や画像形成装置を構成する各種構成部品の
取り付け精度を上げる方法の場合には、高精度な部品の
加工や組立精度を向上するために組立の工数が増えるた
め、生産コストが高くなってしまう、という問題があ
る。
【0007】特開平6−35287号公報に記載の技術
の場合についても高精度な補正が可能となるものの、補
正のために高額なモータや制御用CPU等の部品を使用
する必要があるために、生産コストが高くなってしま
う、という問題がある。
【0008】また、特開平9−39294号公報に記載
の技術においては、補正を行う際にハーフトーンドット
形状(画像パターン)を認識する必要がある。このハー
フトンドット形状を認識するための検出手段は、複雑な
ものとなり処理時間が増大すると共に、生産コストが高
くなってしまう、という問題がある。
【0009】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、安価で処理時間が増大することなく、画像の位
置ずれ補正を行うことができると共に、補正に伴う画像
欠陥を抑制することができる画像形成装置の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、画像の位置ずれ量を検出す
る位置ずれ量検出手段と、前記位置ずれ量検出手段によ
り検出された位置ずれ量に基づいて、少なくとも画像を
構成する線数、画像の形成方向、又は、画像を構成する
画素形状を含む画像構造を変更する変更手段と、前記変
更手段により前記画像構造を変更した後に、前記位置ず
れ量検出手段により検出された位置ずれ量に応じて、画
素位置を補正する補正手段と、を備えることを特徴とし
ている。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、位置ずれ
量検出手段により画像形成の際の位置ずれ量(例えば副
走査方向の位置ずれ(スキュー)量)を検出し、該検出
結果に基づいて、変更手段により、少なくとも画像を構
成する線数(走査線の数)、画像の形成方向(例えば、
画像のスクリーン角度)、又は、画像を構成する画素形
状(ドット形状)を含む画像構造を変更し、その後、補
正手段により、位置ずれ量検出手段により検出された位
置ずれ量に応じた画素位置の補正を行う。このように、
位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に基づ
いて画素位置補正を行うので、位置ずれ量に起因する濃
度ずれ等の画像欠陥を補正することができる。
【0012】また、補正手段で画素位置を補正する前
に、変更手段により画像構造を変更することによって、
画素位置補正時に生じる筋むらなどの画像欠陥を目立た
なくすることができる。
【0013】すなわち、画像パターンの認識を行うため
の検出手段等を設ける必要がないので、処理時間の増大
を招くことがなくなる。また、画像形成装置の機械的な
精度を必要以上に向上させることがないので、生産コス
トを低減することができる。
【0014】従って、安価で処理時間が増大することな
く、画像の位置ずれ補正を行うことができると共に、補
正に伴う画像欠陥を抑制することができる画像形成装置
を提供することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記変更手段は、前記画像構造とし
て、画像の形成方向に相当するスクリーン角度を変更す
ることを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、変更手段が画像構造として、画
像の形成方向に相当するスクリーン角度を変更すること
によって、画素位置補正によって発生するドット形状の
変化等の画像欠陥を抑制することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記変更手段による前記
画像構造の変更にあたり、前記検出手段による検出結果
の他に、画像形成に用いる複数色の色に基づいて、前記
画像構造を変更することを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、変更手段による画
像構造の変更にあたり、検出手段による検出結果の他
に、画像形成に用いる複数色の色に基づいて、画像構造
を変更することにより、変更手段で画像構造を変更する
ことによって生じる色の再現性の変化を抑制することが
できる。
【0019】例えば、位置ずれ量検出手段によって検出
された画像を構成する複数色のそれぞれの位置ずれ量と
それぞれの色に対する変更手段により変更する画像構造
のパラメータ(変更量)について優先順位を設定してお
くことにより、色の再現性を確保することが可能とな
る。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の発明において、前記位置ず
れ量検出手段による位置ずれ量の検出は、画像形成に用
いる複数色の色のうち、基準となる色に対する位置ずれ
量を検出することを特徴としている。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明において、位
置ずれ量検出手段による位置ずれ量の検出は、画像形成
に用いる複数色の色のうち、基準となる色に対する位置
ずれ量を検出するようにするものでもよく、基準となる
位置ずれ量から変更手段による画像構造の変更及び補正
手段による画素位置の補正のそれぞれを行うことが可能
である。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の発明において、前記変更手
段による前記画像構造の変更に応じて、少なくとも画像
形成に用いる複数色の色から墨版を生成する際の墨版の
補正、彩度を考慮した前記墨版の補正、及び、色補正の
それぞれの補正を行うための係数が選択可能であること
を特徴としている。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項4の何れか1項に記載の発明において、変更
手段による画像構造の変更に応じて、少なくとも画像形
成に用いる複数色の色から墨版を生成する際の墨版の補
正、彩度を考慮した前記墨版の補正、及び、色補正のそ
れぞれの補正を行うための係数を選択可能とすることに
よって、例えば、人間の色覚特性(Y(黄)色が見難い
等)を加味した色の再現を行うことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は画像
形成装置に本発明を適用したものである。
【0025】図1には本発明の実施の形態に関わる画像
形成装置10の概略構成が示されている。図1に示すよ
うに、画像形成装置10は、無端ベルトからなる中間転
写ベルト12が、駆動ロール14、ステアリングロール
16、2次転写ロール18及び従動ロール20、22、
24により、所定の張力を持って支持されている。ま
た、中間転写ベルト12上には、そのベルト走行方向x
に従って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニ
ット26、28、30、32が順に配設されている。
【0026】各々の画像形成ユニット26、28、3
0、32は、それぞれ図示しない装置本体フレームに回
転可能に軸支された感光体ドラム26a、28a、30
a、32aと、各々の感光体ドラム26a、28a、3
0a、32aの表面をレーザビーム等で走査露光する画
像書き込み部26b、28b、30b、32bを有して
いる。また、各々の感光体ドラム26a、28a、30
a、32aの周囲には、そのドラム回転方向(図示の時
計回り方向)に従って、帯電器26c、28c、30
c、32c、現像器26d、28d、30d、32d、
1次転写ロール26e、28e、30e、32e及びク
リーナ26f、28f、30f、32fが順に配設され
ている。
【0027】さらに中間転写ベルト12の走行経路上に
は、ベルトホームセンサ34とエッジセンサ36とが配
置されている。
【0028】このうち、ベルトホームセンサ34は、中
間転写ベルト12の周長方向1箇所に設けられたマーク
等を検知するもので、ベルト走行方向xにおいてイエロ
ー(Y)の画像形成ユニット26の上流側に配置されて
いる。なお、ベルトホームセンサ34により出力される
マーク等の検出信号は、画像をベルトシーム(継ぎ目)
と重ならないようにするために、画像形成タイミングを
決定するためにも用いられる。
【0029】エッジセンサ36は、中間転写ベルト12
のエッジ位置を検出するもので、ベルト走行方向xにお
いてブラック(K)の画像形成ユニット32の下流側に
(ステアリングロール16の手前)に配置されている。
【0030】更に、C、M、Y、Kの各色の位置ずれ量
を検出する位置ずれセンサ52がベルト走行方向xにお
いてブラック(K)の画像形成ユニット32の下流側
で、且つ、エッジセンサ36の上流側に配置されてい
る。
【0031】また、画像形成対象となる用紙38は図示
しない給紙カセットに収容され、その給紙カセットの用
紙繰出側に設けられたピックアップロール40により一
枚ずつ繰り出される。繰出された用紙38は、所定数の
ロール対42により図中破線で示す経路を辿って搬送さ
れ、2次転写ロール18の圧接位置へと送られ、2次転
写ロール18で中間転写ベルト12上のカラー画像が用
紙38に一括転写(2次転写)される。カラー画像が転
写された用紙38は、用紙搬送系48によって定着器5
0に搬送され、そこで画像の定着処理(加熱、加圧等)
がなされた後、図示しないトレイに排出される。
【0032】続いて、画像形成ユニット26、28、3
0、32に入力する画像データの処理を行うデータ処理
部60の構成について説明する。
【0033】データ処理部60は、図2に示すように、
メモリ部62、墨版/色補正部64、ハーフトーン処理
部66、マトリックス選択部68、パラメータ判定処理
部70、ハーフトーンドット位置補正部72、及び位置
ずれ検出部74によって主に構成されている。
【0034】メモリ部62では、画像読取装置(スキャ
ナ等)や他の情報処理装置などから入力された各色RG
Bビットマップデータを一次的に蓄積する。メモリ部6
2に一時的に蓄積されたビットマップデータは、墨版/
色補正部64にてゼログラフィシステムに使用されるC
MYK空間に変換する処理を行う。
【0035】位置ずれ検出部74では、中間転写ベルト
12上に記録された位置ずれ検出パターンを位置ずれセ
ンサ52によって検出し、検出パターンが位置ずれセン
サ52を通過する時間差を算出することによって副走査
方向の位置ずれ(スキュー量)の検出を行う。そして、
検出結果をパラメータ判定処理部70及びハーフドット
位置補正部72に出力する。例えば、位置ずれ量として
走査線スキュー量を検出する場合には、図3(A)に示
すように、ベルト上のイン側とアウト側にパターンを形
成し、それぞれのパターンのセンサ通過時間差を算出す
ることによって各色のスキュー量を検出することができ
る(図3(B))。
【0036】パラメータ判定処理部70は、位置ずれ検
出部74によって検出されたCMYK各色の位置ずれ検
出結果より補正に最適なパラメータを判定する。
【0037】ここで、パラメータ判定処理部70によっ
て判定される補正に最適なパラメータについて説明す
る。
【0038】位置ずれ検出部74によって検出された位
置ずれを補正する際、スクリーン構造によって画素ずれ
(位置ずれ)補正時のドット(ハーフトーンドット)形
状変化に起因して発生する筋むら(濃度変化)の目立ち
やすさには差異がある。例えば、予め決まったスクリー
ン角度を使用した場合、0度及び45度のスクリーン角
度よりも15度或いは75度のスクリーン角度の方が、
位置ずれ補正によるパターン変形の影響が認識し難い。
通常、位置ずれ補正量が大きいほどドット形状変形の発
生する頻度が多くなり、補正ディフェクト(画素位置補
正に伴う筋むら等の画像欠陥)が目につき易くなる。そ
こで、パラメータ判定処理部70では、予め位置ずれ補
正量が大きい色に関しては、ドット形状変化が人間の目
に認識されにくいパラメータ(スクリーン角度)を優先
的に選択する。
【0039】なお、本実施の形態においては、スクリー
ン角度によって同じ位置ずれを画素単位で補正した場合
のドット形状変化による濃度変化に関して、75°スク
リーン角度、15°スクリーン角度、45°スクリーン
角度、0°スクリーン角度の順に濃度変化が大きくなる
ものとする。また、それぞれのスクリーン角度を図4に
示す。図4(A)は、75°スクリーン角度、図4
(B)は、15°スクリーン角度、図4(C)は、45
°スクリーン角度、図4(D)は、0°スクリーン角度
を示す。
【0040】マトリックス選択部68は、パラメータ判
定処理部70によって判定されたパラメータに基づい
て、図5に示すようなマトリックステーブルよりスクリ
ーン角度のマトリックス(以下、スクリーンマトリック
スと称す)を選択する。
【0041】ハーフトーン処理部66は、各色の位置ず
れ量に応じて変更又は割り当てられたスクリーンマトリ
ックスと墨版/色補正部64によって色補正された色補
正後の画像データよりスクリーン構造を有した画像デー
タに変換し、ハーフトーンドット位置補正部72へ該画
像データを出力する。
【0042】ハーフトーンドット位置補正部72は、位
置ずれ検出部74によって検出された位置ずれ量から補
正関数に基づいて画素位置の補正処理を行う。画素位置
の補正処理は、補正前の画素位置を(xi、yi)、補
正後の画素位置を(Xi、Yi)、位置補正係数行列を
Ai(i=c、m、y、k)とすると以下に示す(1)
式の行列演算によって算出される。 (Xi、Yi)T=Ai(xi、yi)T ・・・(1) また、補正関数F(x)は、位置ずれ検出部74によっ
て検出された位置ずれ量をΔYi(i=C、M、Y、
K)とすると、以下に示す(2)式によって算出するこ
とができる。 F(x)=ΔYi/d×X ・・・(2) X:主走査位置、d:in−outパターン間距離 続いて、上述のように構成された画像形成装置10の作
用について図6のフローチャートを参照して説明する。
【0043】先ず始めに、ステップ200では、位置ず
れセンサ52によって各色の位置ずれ量の検出を行い、
位置ずれ検出部74によって位置ずれ量が算出される。
位置ずれ量の検出は中間転写ベルト12上に形成された
検出パターンの通過時間を検出し、位置ずれ量を算出す
る。例えば、上述したように位置ずれ量として走査線ス
キュー量を検出する場合には、図3(A)に示すよう
に、中間転写ベルト1上のイン側とアウト側にパターン
を形成し、それぞれのパターンのセンサ通過時間差を算
出することによってスキュー量を検出する(図3
(B))。
【0044】続いて、ステップ202では、最適パラメ
ータ選択処理が行われる。最適パラメータ選択処理は、
パラメータ判定処理部70によって、位置ずれ量の大き
い色に対して補正時に発生するドット形状変形の影響が
小さいマトリックスパターンを割り当てるようにパラメ
ータ選択優先順位を判定するものであり、各色の位置ず
れ量の大きさがΔYK>ΔYC>ΔYY>ΔYMの関係
にある場合には、K、C、Y、Mの順番でパラメータ選
択を行う。また、選択されるパラメータは、予め画素位
置補正を行った時のドット形状への影響の大きさ(濃度
変化等)に対する順位付けがされており、このパラメー
タの順位付けは、最もドット形状変形の影響が小さいも
のから順に1、2、3・・・の順に順位付けされる。本
実施の形態においては、上述したようにスクリーン角度
75、15、45、0度の順で順位付けが行われる。
【0045】そして、パラメータ判定処理部70によっ
て判定された最適パラメータ選択結果に基づいて、マト
リックス選択部68でマトリックステーブル(図5参
照)よりスクリーンマトリックスが選択される。スクリ
ーンマトリックスの選択は、例えば図5に示すように初
期設定としてC色が75°スクリーン角、M色が15°
スクリーン角、Y色が45°スクリーン角、K色が0°
スクリーン角のように設定されていた場合に、位置ずれ
量がΔYK>ΔYM>ΔYC>ΔYYであった場合に
は、C色が45°スクリーン角、M色が15°スクリー
ン角、Y色が0°スクリーン角、K色が75°スクリー
ン角となるようにセレクタ76にてパラメータマトリッ
クスの割り当ての可変が行われる。
【0046】続いて、ステップ204では、上述のよう
に位置ずれ量に応じてスクリーンパラメータを変更する
ため、色再現特性が変化することが予想される。そこ
で、本実施の形態では、選択変更されたパラメータに応
じて最適な色補正及び墨版生成処理を切り替える墨版/
色補正処理が行われる。墨版/色補正処理は、図7に示
すように各パラメータに対応してRGBビットマップデ
ータをCMYK空間に変換するためのカラーコンビネー
ションテーブル78が墨版/色補正部64に複数用意さ
れており、墨版・色補正セレクタ80によって選択され
たパラメータに応じて最適な色補正及び墨版生成処理を
施したCMYK画像データに変換される。
【0047】次に、ステップ206では、ハーフトン処
理が行われ、マトリックス選択部68により各色の位置
ずれ量に応じて変更されたスクリーンマトリックスと墨
版/色補正部64により変換された色補正後の画像デー
タよりスクリーン構造を有した画像データに変換され
る。
【0048】ステップ208では、ハーフトーンドット
位置補正処理が行われ、位置ずれ検出部74によって検
出された位置ずれ量に基づいて、画素位置補正を行うた
めの補正関数が、ハーフトーンドット位置補正部72に
より上述の(2)式から算出され、図8に示すように、
ハーフトーン処理部66によってハーフトーン処理され
た画像データの各画素(Xi、Yi)が算出された補正
関数に基づいて画素位置(x0、y0)に座標変換され
る。
【0049】そして、ステップ210では、上述のよう
に変換された画像データが画像形成ユニット26、2
8、30、32に送られ、中間転写ベルト12上に潜像
が形成され、一連の処理が終了する。このよう画素位置
補正データに基づいて画像形成を行うため、スキューに
よるハーフトーンドットの配置関係の崩れを最小限に抑
えることができる。
【0050】また、位置ずれ量の大きい色に対して画素
位置補正によるドット形状の影響が少ないパラメータ
(スクリーン角度)を割り当てた後に画素位置補正を行
うため、画素位置補正により発生する2次的な画像ディ
フェクトを低減することができる。
【0051】更に、上述のように画像データの処理を行
うことにより位置ずれ補正を行うので、画像形成装置1
0を構成する部品の機械的な精度を必要以上に向上する
必要がないので、画像形成装置10の生産コストを低減
することができる。
【0052】なお、上記の実施の形態では、各色の位置
ずれ量を検出するようにしたが、CMYKのうち1色を
基準色として、基準色に対する位置ずれ量を検出し、検
出された位置ずれ量に基づいてパラメータ(スクリーン
角度)選択及び画素位置補正を行うようにしてもよい。
【0053】また、上記の実施の形態では、パラメータ
としてスクリーン角度を用いて説明したが、これに限る
ものではなく、例えば、画像構造(例えば、走査線数、
成長方向(走査方向)、ドット形状など)をパラメータ
として変更するようにしてもよい。
【0054】更に、上記の実施の形態では、4つのパラ
メータ(75°スクリーン角度、15°スクリーン角
度、45°スクリーン角度、0°スクリーン角度)を4
つの色に割り当てる構成としたが、複数のパラメータ
(4つ以上)の中から最適なパラメータを選択するよう
にしてもよい。
【0055】また、スクリーンパラメータの優先順位
は、位置ずれ量によって決定するようにしたが、その他
の決定判断要因として人間の色覚特性(Y色が見難い
等)を加味してスクリーンパラメータを選択するように
してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、位
置ずれ量に基づいて、画像構造を変更した後に、画素位
置補正を行うため、安価で処理時間が増大することな
く、画像の位置ずれ補正を行うことができると共に、補
正に伴う画像欠陥を抑制することができる、という効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概
略構成図である。
【図2】 データ処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 位置ずれ検出量検出を説明するための図であ
り、(A)は、中間転写ベルト上に形成されたパターン
の位置ずれを示す図であり、(B)は、パターンのセン
サ通過時間差を示す図である。
【図4】 スクリーン角度を図4に示す。図4(A)
は、75°スクリーン角度、図4(B)は、15°スク
リーン角度、図4(C)は、45°スクリーン角度、図
4(D)は、0°スクリーン角度を示す図である。
【図5】 最適パラメータ選択処理を説明するための図
である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の作
用を説明するためのフローチャートである。
【図7】 墨版/色補正処理を説明するための図であ
る。
【図8】 ハーフトーンドット位置補正処理を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 52 位置ずれセンサ 64 墨版/色補正部 66 ハーフトーン処理部 68 マトリックス選択部 70 パラメータ判定処理部 72 ハーフトーンドット位置補正部 74 位置ずれ検出部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AB15 BA07 BA09 BA19 BB06 BB22 BB25 DA16 FA01 GA04 2H027 EC09 ED04 2H030 AA01 AD17 5C072 AA03 BA19 DA21 HA06 HA13 HB08 JA07 QA14 XA01 5C074 AA10 BB03 CC22 CC26 DD15 DD28 EE04 FF15 GG09 GG12 HH02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の位置ずれ量を検出する位置ずれ量
    検出手段と、 前記位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に
    基づいて、少なくとも画像を構成する線数、画像の形成
    方向、又は、画像を構成する画素形状を含む画像構造を
    変更する変更手段と、 前記変更手段により前記画像構造を変更した後に、前記
    位置ずれ量検出手段により検出された位置ずれ量に応じ
    て、画素位置を補正する補正手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記画像構造として、
    画像の形成方向に相当するスクリーン角度を変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段による前記画像構造の変更
    にあたり、前記検出手段による検出結果の他に、画像形
    成に用いる複数色の色に基づいて、前記画像構造を変更
    することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記位置ずれ量検出手段による位置ずれ
    量の検出は、画像形成に用いる複数色の色のうち、基準
    となる色に対する位置ずれ量を検出することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段による前記画像構造の変更
    に応じて、少なくとも画像形成に用いる複数色の色から
    墨版を生成する際の墨版の補正、彩度を考慮した前記墨
    版の補正、及び、色補正のそれぞれの補正を行うための
    係数が選択可能であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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