JP2001138400A - 車両用ライニングの表皮端末処理方法および表皮端末処理装置 - Google Patents

車両用ライニングの表皮端末処理方法および表皮端末処理装置

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JP2001138400A
JP2001138400A JP32441799A JP32441799A JP2001138400A JP 2001138400 A JP2001138400 A JP 2001138400A JP 32441799 A JP32441799 A JP 32441799A JP 32441799 A JP32441799 A JP 32441799A JP 2001138400 A JP2001138400 A JP 2001138400A
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groove
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induced electromotive
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Ko Watanabe
鋼 渡辺
Toshio Okamoto
俊夫 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮の端部が基材溝部からはみ出ないように
することを可能とする車両用ライニングの表皮端末処理
方法および表皮端末処理装置を提供する。 【解決手段】 車両用ライニングの基材10に対し表皮
(100)を貼付ける際に、表皮(100)を切断する
車両用ライニングの表皮端末処理方法および装置であ
る。表面に溝部10aが形成された基材10に表皮10
0を貼り付ける際に、電磁誘導加熱された溶断刃6によ
り、該溝部10a内において表皮100を溶断する。表
皮100を溶断するとともに、表皮100を基材10の
溝部10aに融着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアライニ
ングなどの車両用ライニングの表皮端末処理方法および
表皮端末処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来、車両用ドアラ
イニングなどの車両用ライニングの基材10に表皮10
0を貼付ける工程においての作業の流れは、以下のよう
であった。先ず、前工程において、図9の(a)に示す
ように表皮100に接着剤を塗布した後、図9の(b)
に示すように乾燥炉40内で、表皮100の接着剤を乾
燥させ、図9の(c)に示すように、切断器具110の
切断刃110aにより、表皮100を適当な大きさに裁
断する。他方、前工程において、図9の(d)に示すよ
うに、基材10の表皮貼付面10bに接着剤を塗布した
後、図9の(e)に示すように乾燥炉45内で基材10
の接着剤を乾燥させる。
【0003】次いで、図9の(f)に示すように、表皮
貼付装置150の下型プレス4上に表皮100を載置す
る一方で、基材10は上型プレス14の下部に支持さ
せ、これら上型プレス14と下型プレス4とで基材10
および表皮100を挟み込んで、表皮100と基材10
とを圧着させる。この際、表皮貼付装置150の木目込
み部材106が上昇して、表皮100の端部が基材10
の木目込み溝(溝部)10a内へと押し込まれる。これ
により、表皮100が基材10の表皮貼付面10bに貼
付けられるとともに、表皮100の端部が木目込み溝1
0aに沿って貼付けられた状態となる(図9の(g)参
照)。
【0004】また、他の従来技術として、例えば、特開
平10−76884号公報に示すように、予め所定の寸
法に裁断した表皮の一端を基材の溝部の外側の壁に圧接
させることで、表皮の一端を溝部に固定するものがあ
る。
【0005】さらに、その他の従来技術として、例え
ば、特開昭63−219443号公報に示すように、基
材の表面にファブリックを貼設した後、このファブリッ
クに対し、表皮を融着するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術のうち、図9に示されるものでは、裁断後の
表皮100の寸法のバラツキ、及び、木目込み時の表皮
100の伸び量のバラツキにより、図10に示すように
表皮100の端部が基材10の木目込み溝10aからは
み出したはみ出し部100bが生じてしまう可能性があ
った。また、表皮100の端末まで接着剤を塗布する必
要があるため、木目込み時に、基材10の溝部10aよ
りも外側の面に対し、接着剤が付着してしまう可能性が
あった。加えて、表皮100を、予め所定寸法に裁断し
ておく必要があるため、工程数が多くなるという問題が
あった。
【0007】さらに、上記の従来の技術のうち、表皮の
一端を基材の溝部の外側の壁に圧接させるものにおいて
も、表皮を予め所定寸法に裁断しておく必要があり、工
程数が多くなるといった問題があった。
【0008】また、上記の従来の技術のうち、表皮をフ
ァブリックに対し融着するものでは、予め、基材の表面
にファブリックを貼設する必要があり、工程数が多くな
るといった問題があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、表皮の端部が基
材の溝部からはみ出ないようにすることを可能とする車
両用ライニングの表皮端末処理方法および表皮端末処理
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、図1等に示すように、車両用ラ
イニングの基材10に対し表皮100を貼付ける際に、
表皮を切断する車両用ライニングの表皮端末処理方法で
あって、表面に溝部10aが形成された基材の表面に表
皮を貼り付ける際に、電磁誘導加熱された溶断刃6によ
り、該溝部内において表皮を溶断することを特徴として
いる。
【0011】ここで、車両用ライニングは、例えば、ド
アライニングなどである。基材は、例えば、ポリプロピ
レンなどの硬質樹脂製のものである。さらに、溝部内に
おいての表皮の溶断は、溝部の最奥部で行うことが望ま
しい。
【0012】請求項1記載の発明によれば、表面に溝部
が形成された基材の表面に表皮を貼り付ける際に、電磁
誘導加熱された溶断刃により、該溝部内において表皮を
溶断するので、溝部から表皮の切断端末がはみ出してし
まうことを防止でき、外観のよい車両用ライニングとす
ることができる。また、これにより、表皮の切断端末が
溝部からはみ出してしまった場合における修正作業が不
要となり、作業の効率化が図れる。加えて、従来の方法
におけるような、前工程においての表皮の裁断工程が不
要となるので、工程削減が図れる。
【0013】請求項2記載の発明は請求項1記載の車両
用ライニングの表皮端末処理方法において、表皮100
を溶断するとともに、表皮を基材10の溝部10aに融
着させることを特徴としている。
【0014】ここで、表皮の材質としては、例えば、熱
可塑性を有する材質(合成繊維等)が挙げられ、この場
合、表皮を基材の溝部に対して融着するに際して好都合
であるが、その他の材質であっても、溶断時に基材の融
けた部分に対して融着される。また、溝部に対する表皮
の融着は、溝部の最奥部に対して行うことが望ましい。
【0015】請求項2記載の発明によれば、表皮を溶断
するとともに、表皮を基材の溝部内に融着させることに
より、アンカー効果が得られ、表皮の切断端末がめくれ
上がってしまうことを防止できる。さらに、表皮の切断
部付近への接着剤の塗布が不要となる。よって、表皮の
切断部付近に接着剤を塗布しないことにより、木目込み
時に、基材の溝部よりも外側の面に対し、接着剤が付着
してしまうことを確実に防止できる。ここで、木目込み
とは、溝部内に表皮を押し込むことである。また、表皮
を、基材に直接融着させるので、予め、基材表面に何ら
かの加工を施しておく必要がない。
【0016】請求項3記載の発明は、車両用ライニング
の基材10に対し表皮100を貼付ける際に、表皮を切
断する車両用ライニングの表皮端末処理装置1であっ
て、誘導加熱装置26の作用により誘導起電力を生ずる
ことで電磁誘導加熱され、該加熱された状態で表皮を溶
断する溶断刃6と、この溶断刃を、基材の表面に形成さ
れた溝部10a内へと移動させる移動手段(例えば作動
用シリンダー28)と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0017】溶断刃は、例えば、SK材(炭素工具鋼)
などの金属材料からなるものであり、表皮を溶断する先
端部が尖った刃先となっていることが望ましい。そし
て、誘導加熱装置の作用により、溶断刃が誘導起電力
(うず電流)を生ずることで、この電流と、金属材料の
溶断刃の電気抵抗とでジュール熱が発生し、これにより
表皮の溶断が可能となる。また、表皮効果から、溶断刃
の表面近くの方がより多くの電流が流れるので、表面に
近いほど、発熱量が多くなる。さらに、この表皮効果
は、電流が高周波であるほど顕著となるため、溶断刃に
生じるうず電流が高周波電流となるようにしたほうが、
溶断に都合がよい。また、尖った部分ほど、熱が集中す
るので、溶断刃の先端部が最も高温となる。
【0018】誘導加熱装置は、例えば、請求項4記載の
ように、電流印加手段と、この電流印加手段により電流
を印加されることにより、誘導起電力を生じる誘導起電
力発生体とを備えてなるものである。この誘導起電力発
生体は、例えば、銅などの金属製の中空体に、コイルを
巻き付けたものである。従って、電流印加手段からコイ
ルに対し電流を印加することにより、フレミングの右手
の法則により磁界が生じ、金属製の中空体には、この磁
界をうち消すような方向にうず電流が流れる。ここで、
電流印加手段から印加する電流は、高周波電流であるこ
とが望ましい。
【0019】そして、溶断刃の刃先が誘導起電力発生体
に近づいた状態で、この誘導起電力発生体に誘導起電力
が生じさせることで、溶断刃にも誘導起電力が生じ、そ
の結果、溶断刃にジュール熱が発生して該溶断刃が高温
となる。また、溶断を行うためには、移動手段により、
溶断刃を、基材の表面に形成された溝部内へと移動させ
ておく。ここで、溝部内においての表皮の溶断は、溝部
の最奥部で行うことが望ましく、従って、移動手段は、
溶断刃の先端部を、溝部の最奥部に向けて移動させるも
のであることが望ましい。移動手段は、例えば、シリン
ダー機構等により、溶断刃を移動させるものである。
【0020】請求項3記載の発明によれば、誘導加熱装
置の作用により誘導起電力を生ずることで電磁誘導加熱
され、該加熱された状態で表皮を溶断する溶断刃と、こ
の溶断刃を、基材の表面に形成された溝部内へと移動さ
せる移動手段とを備えているので、移動手段によりこの
溶断刃を溝部内に移動させた状態で、誘導加熱装置の作
用により溶断刃を電磁誘導加熱して、溝部内において表
皮を溶断することができる。よって、溝部から表皮の切
断端末がはみ出してしまうことを防止でき、外観のよい
車両用ライニングとすることができる。また、これによ
り、表皮の切断端末が溝部からはみ出してしまった場合
における修正作業が不要となり、作業の効率化が図れ
る。加えて、従来の方法におけるような、前工程におい
ての表皮の裁断工程が不要となるので、工程削減が図れ
る。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項3記載の車
両用ライニングの表皮端末処理装置1において、誘導加
熱装置26は、電流印加手段25と、この電流印加手段
により電流を印加されることにより、誘導起電力を生じ
る誘導起電力発生体20と、を備えてなるものであり、
この誘導起電力発生体は、基材20を挟んで溶断刃6と
向かい合い、かつ、基材の溝部20aの近傍に位置する
ようにして配設されていることを特徴としている。
【0022】請求項4記載の発明によれば、誘導加熱装
置は、電流印加手段と、この電流印加手段により電流を
印加されることにより、誘導起電力を生じる誘導起電力
発生体を備えてなるものであり、この誘導起電力発生体
は、基材を挟んで溶断刃と向かい合い、かつ、基材の溝
部の近傍に位置するようにして配設されているので、移
動手段により溶断刃を基材の溝部内へと移動させること
により、溶断刃を誘導起電力発生体に近づけることがで
き、この状態で、電流印加手段から電流を印加して誘導
起電力発生体に誘導起電力を生じさせることで、溶断刃
にも誘導起電力を生じさせることができ、溝部内におけ
る表皮の溶断を好適に行うことができる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項4記載の車
両用ライニングの表皮端末処理装置1において、誘導起
電力発生体20を冷却する冷却手段30を備えているこ
とを特徴としている。
【0024】冷却手段は、例えば、冷却水を循環させる
水冷式のものである。誘導起電力発生体が、銅などの金
属製の中空体に、コイルを巻き付けたものである場合に
は、この中空体の内部に冷却水を通水するように構成す
ると良い。
【0025】請求項5記載の発明によれば、誘導起電力
発生体を冷却する冷却手段を備えているので、誘導起電
力発生体が過熱してしまうことを防止できる。よって、
例えば、誘導起電力発生体が過熱することにより、基材
が溶けて変形してしまったりすることを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態例について説明する。図1等に示すよう
に、本発明に係る車両用ライニングの表皮端末処理装置
1は、ドアライニングなどの車両用ライニングの基材1
0に対し表皮100(図6参照)を貼付ける際に、表皮
100を切断するためのものであって、誘導加熱装置2
6の作用により誘導起電力を生ずることで電磁誘導加熱
され、加熱された状態で表皮100を溶断する木目込み
プラグ(溶断刃)6と、この木目込みプラグ6を、基材
10の表面に形成された木目込み溝(溝部)10a内へ
と移動させる作動用シリンダー(移動手段)28と、を
備えることにより、木目込み溝10a内において表皮1
00を溶断することができ、木目込み溝10aからの表
皮の切断端末のはみ出しを防止できるように構成された
ことを主な特徴としている。
【0027】表皮端末処理装置1の基礎部2上には、支
持体3が立設され、この支持体3の上部には、この支持
体3により下型プレス4が支持されている。この下型プ
レス4は、その上面が基材10の表皮貼付面10bに沿
うような形状を有しているものであり(例えば、図4に
示すように湾曲している)、表皮100を基材10に貼
付ける際に、表皮100を基材10の表皮貼付面10b
に対して押圧するものである。
【0028】また、木目込みプラグ6は、例えば、SK
材などの金属製のものであり、その先端部6aの断面形
状は、尖った形状の刃のようになっており、この刃のよ
うな先端部6aが、基材10の木目込み溝10aに沿う
ような、例えば環状の形状となっている。このような木
目込みプラグ6は、支持枠5により下方から支持されて
おり、この支持枠5は、支持体3に対して上下動可能に
なっている。さらに、支持枠5の下部には、支持枠5を
上下動させるための作動用シリンダー28が設けられ、
この作動用シリンダー28により支持枠5を上下動させ
ることにより、木目込みプラグ6が上下動するようにな
っている。
【0029】他方、下型プレス4の上方には、エポキシ
樹脂材などからなる上型プレス14が配置されている。
この上型プレス14は、その上部が支持部材8により支
持されており、図示しない移動手段の作用により、この
支持部材8とともに、上下動可能となっている。上型プ
レス14は、その下面が、基材10の裏面に沿うような
形状を有しているものであり、従って、下型プレス4に
より表皮100を基材10に対して押圧する際に、この
上型プレス14により、基材10の裏面側において反力
を得ることができるようになっている。
【0030】ここで、車両用のドアライニングの基材1
0は、例えば、図3に示すような形状を有しており、木
目込み溝10aは、表皮100が貼付けられる表皮貼付
面10bを取り囲むようにして形成されている。この木
目込み溝10aは、例えば、図4に示されるような断面
形状となっているものであり、表皮貼付面10bに貼付
けられた表皮100の端末は、この木目込み溝10a内
に収まるようにすることが望ましい。更に言えば、表皮
100の端末は、木目込み溝10aの最奥部に位置する
ことが望ましい。従って、上型プレス14を下降させる
とともに、作動用シリンダー28により木目込みプラグ
6を上昇させた際に、この木目込みプラグ6の先端部6
aが木目込み溝10aの最奥部に移動するように、木目
込みプラグ6の位置が設定されている。
【0031】次ぎに、木目込みプラグ6が電磁誘導加熱
される仕組みについて説明する。木目込みプラグ6を電
磁誘導加熱するための誘導加熱装置26は、電流印加手
段25と、この電流印加手段25により電流を印加され
ることにより、誘導起電力を生じる誘導起電力発生体2
0とを備えている。この誘導起電力発生体20は、基材
10を挟んで木目込みプラグ6の先端部6aと向かい合
い、かつ、基材10の木目込み溝10aの近傍に位置す
るようにして配設されている。従って、作動用シリンダ
ー28の作用により、木目込みプラグ6の先端部6aを
木目込み溝10a内に移動させることにより、該先端部
6aを誘導起電力発生体20に近づけることができ、こ
の状態で、該誘導起電力発生体20に誘導起電力を生じ
させることで、木目込みプラグ6にも誘導起電力が生じ
る。
【0032】誘導起電力発生体20は、図2に詳細が示
されるように、例えば、銅を円筒状に形成した銅パイプ
(金属製の中空体)21と、この銅パイプ21の周囲に
巻かれたコイル22とを備えてなるものであり、コイル
22の両端は、それぞれ配線24を介して電流印加手段
25(図1参照)へと電気的に接続されている。そし
て、電流印加手段25から電流を印加してコイル22に
電流を流すと、図5に示すように、フレミングの右手の
法則に従って、誘導起電力発生体20の付近に磁界が生
じ(磁界の向きを矢印C、矢印C´で示す)、銅パイプ
21の内部には、この磁界をうち消すような方向にうず
電流が流れる(誘導起電力が発生する)。また、銅パイ
プ21に流れるうず電流の影響が、銅パイプ21に近接
した木目込みプラグ6の先端部6aにもおよび、この先
端部6aにもうず電流が流れる(誘導起電力が発生す
る)。
【0033】このとき、木目込みプラグ6の先端部6a
に流れる電流と、該先端部6aの電気抵抗とでジュール
熱が発生し、該先端部6aが瞬時に高温となる。これに
より先端部6aによる表皮100の溶断が可能となる。
ここで、表皮効果から、木目込みプラグ6の表面近くの
方がより多くの電流が流れるので、表面に近いほど、発
熱量が多くなる。さらに、この表皮効果は、電流が高周
波であるほど顕著となるため、木目込みプラグ6に生じ
るうず電流が高周波電流となるようにしたほうが、溶断
に都合がよい。従って、電流印加手段25から誘導起電
力発生体20に対し印加する電流は、高周波電流である
ことが望ましい。
【0034】また、誘導起電力発生体20にも誘導起電
力が発生し、その結果、該誘導起電力発生体20も発熱
するわけであるが、この熱により、基材10や上型プレ
ス14に、変形などの悪影響が出ないように、本発明に
係る車両用ライニングの表皮端末処理装置1は、誘導起
電力発生体20を冷却するための冷却手段30を備えて
いる。この冷却手段30は、図示しないポンプ等を備え
ており、この冷却手段30により、誘導起電力発生体2
0の銅パイプ21内に冷却水30a(図2参照)を循環
させることができるようになっている。
【0035】次ぎに、以上のような構成の車両用ライニ
ングの表皮端末処理装置1を用いた、基材10に対する
表皮100の貼付動作、および切断動作について説明す
る。先ず図6の(a)に示すように、前工程である表皮
接着剤塗布工程において、表皮100の上面に対し接着
剤を塗布する。ここで、後に、木目込みプラグ6により
溶断される表皮100の切断部付近には接着剤を塗布し
ないことが望ましい。これにより、後述する木目込み時
に、基材10の木目込み溝10aよりも外側の面に対
し、接着剤が付着してしまうことを確実に防止できる。
次ぎに、表皮接着剤乾燥工程において、接着剤が塗布さ
れた表皮100を乾燥炉40内に搬入して接着剤を乾燥
させる(図6の(b))。他方、図6の(c)に示され
るように、前工程である基材接着剤塗布工程において、
基材10の表皮貼付面10bに対しても接着剤を塗布す
る。そして、表皮接着剤乾燥工程において、接着剤が塗
布された基材10を乾燥炉45に搬入して接着剤を乾燥
させる(図6の(d))。
【0036】次ぎに、各々接着剤が塗布された表皮10
0と、基材10とを、貼付・切断工程に搬入する。即
ち、表皮100を下型プレス4の上面に配置し(図6の
(e)参照)、他方、基材10の表皮貼付面10bが表
皮100に向かうようにして、基材10が上型プレス1
4の下部に支持された状態にする(図1参照)。この状
態では、上型プレス14は、図示しない移動機構により
上昇位置に移動されており、木目込みプラグ6は移動機
構28により下降位置に移動されている。
【0037】次ぎに、図6の(e)、あるいはタイムチ
ャート(図7)にステップS1で示されるように、上型
プレス14を下降させ、基材10の表皮貼付面10b
を、下型プレス4上の表皮100の上面に対し圧着す
る。そして、移動手段28により木目込みプラグ6を上
昇させて、該木目込みプラグ6により表皮100が木目
込み溝10aの曲線に沿うようにして、表皮100を木
目込み溝10a内に押し込む、即ち、木目込みを行う
(ステップS2)。その後、移動手段28により、一
旦、木目込みプラグ6を下降させ(ステップS3)、再
び木目込みプラグ6を上昇させて、木目込みプラグ6の
先端部6aを、表皮100を介して木目込み溝10aの
最奥部に押し当てる(ステップS4)。従って、この状
態では、木目込みプラグ6の先端部6aは、表皮100
および基材10の木目込み溝10aを挟んで、誘導起電
力発生体20に近接した状態となっている。
【0038】木目込みプラグ6の先端部6aを木目込み
溝10aの最奥部に押し当てると同時に、誘導加熱装置
26による木目込みプラグ6の先端部6aの加熱を行う
(ステップS4)。即ち、誘導加熱装置26の電流印加
手段25から誘導起電力発生体20のコイル22に電流
を印加し、銅パイプ21に誘導起電力を発生させる。そ
して、この銅パイプ21に発生した誘導起電力の作用に
より、木目込みプラグ6の先端部6aに誘導起電力を発
生させ、これにより、該先端部6aにジュール熱を発生
させて該先端部6aを瞬時に高温にする。表皮100
は、木目込みプラグ6の先端部6aにより木目込み溝1
0aの最奥部に押し付けられているので、この最奥部に
おいて、高温になった先端部6aにより溶断される。ま
た、表皮100が溶断されると同時に、表皮100の切
断端末が、基材10の木目込み溝10aの最奥部に対
し、融着される。
【0039】ここで、表皮100の切断端末を木目込み
溝10aに融着するために、表皮100の材質は、合成
繊維等であることが好都合であるが、基材10自体が、
ポリプロピレン性であるので、表皮100がその他の材
質であっても、溶断時に基材10の融けた部分に対して
表皮100の切断端末が融着される。
【0040】また、ここで、冷却手段30の作用によ
り、誘導起電力発生体20が冷却されているので、この
誘導起電力発生体20が加熱することが防止されてい
る。この冷却手段30は、繰り返し行われる表皮100
の貼付・溶断作業中、常時作動していることとする。
【0041】このように、表皮100の溶断、および木
目込み溝10aの最奥部に対する表皮100の端部の融
着がなされると、誘導加熱装置26による木目込みプラ
グ6の加熱を終了する。即ち、電流印加手段25による
電流の印加を終了する。また、作動用シリンダー28に
より木目込みプラグ6を下降させる(ステップS5)。
さらに、上型プレス14を上昇させる(ステップS
6)。
【0042】このようにして、表皮100を木目込み溝
10aの最奥部において溶断し、切断端末を木目込み溝
10aの最奥部に融着し、溶断された端材100aを除
去することで(図9の(f)参照)、図8に示されるよ
うに、表皮100の切断端末が木目込み溝10aの最奥
部に位置する優れた仕上がりにすることができる。
【0043】以上のような実施の形態例によれば、誘導
加熱装置26の作用により誘導起電力を生ずることで電
磁誘導加熱され、該加熱された状態で表皮100を溶断
する木目込みプラグ6と、この木目込みプラグ6を、基
材10の表面に形成された木目込み溝10a内へと移動
させる作動用シリンダー28とを備えているので、作動
用シリンダー28により木目込みプラグ6を木目込み溝
10a内に移動させた状態で、誘導加熱装置26の作用
により木目込みプラグ6の先端部6aを電磁誘導加熱し
て、木目込み溝10a内において表皮100を溶断する
ことができる。よって、木目込み溝10aから表皮10
0の切断端末がはみ出してしまうことを防止でき、この
ように加工された基材10を用いて構成することで、外
観のよい車両用ライニングとすることができる。また、
木目込み溝10aから表皮100の切断端末がはみ出し
てしまうことを防止できるので、表皮100の切断端末
が木目込み溝10aからはみ出してしまった場合におけ
る修正作業が不要となり、作業の効率化が図れる。加え
て、従来の方法におけるように、前工程において表皮1
00を裁断する必要がなくなるので、工程削減が図れ
る。
【0044】さらに、表皮100を溶断するとともに、
表皮100を基材10の木目込み溝10a内に融着させ
ることにより、アンカー効果が得られ、表皮100の切
断端末がめくれ上がってしまうことを防止できる。さら
に、表皮100の切断端末を溶着させるので、表皮10
0の切断部付近への接着剤の塗布が不要となる。よっ
て、表皮100の切断部付近に接着剤を塗布しないこと
により、木目込み時に、基材10の木目込み溝10aよ
りも外側の面に対し、接着剤が付着してしまうことを確
実に防止できる。
【0045】また、誘導加熱装置26は、電流印加手段
25と、この電流印加手段25により電流を印加される
ことにより、誘導起電力を生じる誘導起電力発生体20
と、を備えてなるものであり、この誘導起電力発生体2
0は、基材10を挟んで木目込みプラグ6と向かい合
い、かつ、基材10の木目込み溝10aの近傍に位置す
るようにして配設されているので、作動用シリンダー2
8により木目込みプラグ6を基材10の木目込み溝10
a内へと移動させることにより、木目込みプラグ6を誘
導起電力発生体20に近づけることができ、この状態で
電流印加手段25から電流を印加して誘導起電力発生体
20に誘導起電力を生じさせることで、木目込みプラグ
6にも誘導起電力を生じさせることができ、木目込み溝
10a内における表皮100の溶断を好適に行うことが
できる。
【0046】加えて、誘導起電力発生体20を冷却する
冷却手段30を備えているので、誘導起電力発生体20
が過熱してしまうことを防止できる。よって、例えば、
誘導起電力発生体20が過熱することにより、基材10
が溶けて変形してしまったりすることを防止できる。
【0047】なお、上記の実施の形態例では、誘導起電
力発生体20を、円筒状の銅パイプ21にコイル22を
巻き付けたものとしたが、円筒状に限らず、中空体のも
のであればよい。ここで、中空体とするのは、中空体内
に冷却水などの冷媒を流すためである。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る車両用ライニ
ングの表皮端末処理方法によれば、表面に溝部が形成さ
れた基材の表面に表皮を貼り付ける際に、電磁誘導加熱
された溶断刃により、該溝部内において表皮を溶断する
ので、溝部から表皮の切断端末がはみ出してしまうこと
を防止でき、外観のよい車両用ライニングとすることが
できる。また、これにより、はみ出した表皮の切断端末
の修正作業が不要となり、作業の効率化が図れる。加え
て、従来の方法におけるような、前工程においての表皮
の裁断工程が不要となるので、工程削減が図れる。
【0049】請求項2記載の発明に係る車両用ライニン
グの表皮端末処理方法によれば、表皮を溶断するととも
に、表皮を基材の溝部内に融着させることにより、アン
カー効果が得られ、表皮の切断端末がめくれ上がってし
まうことを防止できる。さらに、表皮の切断部付近への
接着剤の塗布が不要となり、この接着剤が、基材の不適
当な箇所に付着することを防止できる。また、表皮を、
基材に直接融着させるので、予め、基材表面に何らかの
加工を施しておく必要がない。
【0050】請求項3記載の発明に係る車両用ライニン
グの表皮端末処理装置によれば、誘導加熱装置の作用に
より誘導起電力を生ずることで電磁誘導加熱されて表皮
を溶断する溶断刃と、この溶断刃を、基材の溝部内へと
移動させる移動手段とを備えているので、移動手段によ
り溶断刃を溝部内に移動させた状態で、溶断刃を電磁誘
導加熱して、溝部内において表皮を溶断することができ
る。よって、溝部から表皮の切断端末がはみ出してしま
うことを防止でき、外観のよい車両用ライニングとする
ことができる。また、これにより、はみ出した表皮の切
断端末の修正作業が不要となり、作業の効率化が図れ
る。加えて、従来の方法におけるような、前工程におい
ての表皮の裁断工程が不要となるので、工程削減が図れ
る。
【0051】請求項4記載の発明に係る車両用ライニン
グの表皮端末処理装置によれば、誘導加熱装置は、電流
印加手段と、この電流印加手段により電流を印加されて
誘導起電力を生じる誘導起電力発生体を備えてなるもの
であり、この誘導起電力発生体は、基材を挟んで溶断刃
と向かい合い、かつ、溝部の近傍に位置するようにして
配設されているので、移動手段により溶断刃を誘導起電
力発生体に近づけた状態で、誘導起電力発生体に誘導起
電力を生じさせることで、溶断刃にも誘導起電力を生じ
させることができ、溝部内における表皮の溶断を好適に
行うことができる。
【0052】請求項5記載の発明に係る車両用ライニン
グの表皮端末処理装置によれば、誘導起電力発生体を冷
却する冷却手段を備えているので、誘導起電力発生体が
過熱してしまうことを防止できる。よって、例えば、誘
導起電力発生体が過熱することにより、基材が溶けて変
形してしまったりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ライニングの表皮端末処理
装置を示す正面断面図である。
【図2】図1のA部を斜視した状態を拡大し、かつ、A
部と電流印加手段および冷却手段す斜視図との連携を模
式的に示す図である。
【図3】車両用ライニングの一例としてのドアライニン
グの基材の内面を示す正面図である。
【図4】基材を、車両用ライニングの表皮端末処理装置
にセットした状態を示す、図3のB−B線に沿った部位
に対応する要部拡大断面図である。
【図5】誘導起電力による加熱原理を説明するための模
式図である。
【図6】本発明に係る車両用ライニングの表皮端末処理
方法を説明するための工程図である。
【図7】表皮の切断動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図8】表皮の端末の仕上がりを示す断面図である。
【図9】従来の工程を示す工程図である。
【図10】表皮の端部が基材の溝部からはみ出してしま
った状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車両用ライニングの表皮端末処理装置 6 木目込みプラグ(溶断刃) 10 基材 20 誘導起電力発生体(誘導加熱装置を構成する) 21 銅パイプ(誘導起電力発生体を構成する) 22 コイル(誘導起電力発生体を構成する) 25 電流印加手段(誘導加熱装置を構成する) 26 誘導加熱装置 28 作動用シリンダー(移動手段) 30 冷却手段 100 表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 BA01 BB08 BC01 BD03 BE06 BE14 BE31 4F100 AK01B AK07A AS00B AT00A BA02 DB14A DG00B EJ322 EJ462 EK08 GB33 4F211 TA02 TC02 TC22 TJ15 TN04 TN16 TN60 TQ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ライニングの基材に対し表皮を貼
    付ける際に、表皮を切断する車両用ライニングの表皮端
    末処理方法であって、 表面に溝部が形成された基材の表面に表皮を貼り付ける
    際に、電磁誘導加熱された溶断刃により、該溝部内にお
    いて表皮を溶断することを特徴とする車両用ライニング
    の表皮端末処理方法。
  2. 【請求項2】 表皮を溶断するとともに、表皮を基材の
    溝部に融着させることを特徴とする請求項1記載の車両
    用ライニングの表皮端末処理方法。
  3. 【請求項3】 車両用ライニングの基材に対し表皮を貼
    付ける際に、表皮を切断する車両用ライニングの表皮端
    末処理装置であって、 誘導加熱装置の作用により誘導起電力を生ずることで電
    磁誘導加熱され、該加熱された状態で表皮を溶断する溶
    断刃と、 この溶断刃を、基材の表面に形成された溝部内へと移動
    させる移動手段と、を備えたことを特徴とする車両用ラ
    イニングの表皮端末処理装置。
  4. 【請求項4】 誘導加熱装置は、 電流印加手段と、 この電流印加手段により電流を印加されることにより、
    誘導起電力を生じる誘導起電力発生体と、を備えてなる
    ものであり、 この誘導起電力発生体は、基材を挟んで溶断刃と向かい
    合い、かつ、基材の溝部の近傍に位置するようにして配
    設されていることを特徴とする請求項3記載の車両用ラ
    イニングの表皮端末処理装置。
  5. 【請求項5】 誘導起電力発生体を冷却する冷却手段を
    備えていることを特徴とする請求項4記載の車両用ライ
    ニングの表皮端末処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7644969B2 (en) 2007-04-23 2010-01-12 Honda Motor Co., Ltd. Cover for interior trim component and method of assembling same
WO2019087244A1 (ja) * 2017-10-30 2019-05-09 河西工業株式会社 車両用内装部品及び車両用内装部品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7644969B2 (en) 2007-04-23 2010-01-12 Honda Motor Co., Ltd. Cover for interior trim component and method of assembling same
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