JP2001138128A - シャーリング機 - Google Patents

シャーリング機

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JP2001138128A
JP2001138128A JP31630599A JP31630599A JP2001138128A JP 2001138128 A JP2001138128 A JP 2001138128A JP 31630599 A JP31630599 A JP 31630599A JP 31630599 A JP31630599 A JP 31630599A JP 2001138128 A JP2001138128 A JP 2001138128A
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cut
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Katsumi Oya
克巳 大矢
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追い切り加工における切断回数を減らし、加
工能率の向上と、可動刃の寿命の向上を図る。 【解決手段】 シャーリング機2は、固定刃12および
可動刃11とでなる切断部8と、板材送り部6と備え
る。追い切り加工の制御手段18は、切断する板材Wの
厚みに応じて1回の可動刃11のストローク量を決定す
る手段20と、板材送り量を決定する手段21とを有す
る。ストローク量の決定手段20は、可動刃11が、板
材Wの表面に対して一定の隙間となる高さまで下降する
量に、ストローク量を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は追い切り加工が可
能なシャーリング機に関する。
【0002】
【従来の技術】シャーリング機では、1回の切断動作で
切断可能な長さよりも長い切断長さを切断する場合、切
断部で板材を1回切断する毎に、板材送り部で板材を切
断方向へ送るという動作を交互に繰り返す追い切り加工
を行う。前記切断部は、固定刃と、この固定刃に対して
昇降可能な可動刃を有し、可動刃はレーキ角を有する。
この可動刃を所定の上昇停止位置から下降させると、前
記レーキ角のために、前記上昇停止位置から下降停止位
置までの下降量(以下、ストローク量と呼ぶ)に応じて
1回の切断長さが決まる。また、可動刃の下降停止位置
は、可動刃の追い切り加工を行う辺における最終切断部
が板材表面より若干上の位置となるように設定される。
【0003】追い切り加工する板材は種類によって厚み
が異なるので、従来のシャーリング機では、最も厚い板
材を切断する時を想定して、その厚みの板材表面よりも
可動刃の最終切断部が所定量だけ高い位置となるよう
に、可動刃の下降停止位置を設定しており、薄い板材を
追い切り加工するときでも、同じストローク量で切断し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように板
材の厚みに関係なく同じストローク量で追い切り加工す
るのでは、薄い板材の場合に必要以上に可動刃の下降停
止位置を高くすることになり、追い切り加工の切断回数
が増える。このように切断回数が増えると、切断加工の
能率が低下し、また各回の切断部分のつながり部の数が
増えて、切断加工の品質が低下する。また、可動刃は同
じ部分が多く使用されることになり、可動刃の寿命も短
くなる。
【0005】この発明の目的は、追い切り加工における
切断回数を減らすことができると共に、可動刃の寿命を
向上させることができるシャーリング機を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施形
態に対応する図2,図5と共に説明する。このシャーリ
ング機は、固定刃(12)およびレーキ角を有する可動
刃(11)を有し板材(W)を切断する切断部(8)
と、少なくとも板材(W)を前記切断部(8)による切
断方向(X)へ送ることができる板材送り部(6)と、
前記切断部(8)による切断と板材送り部(6)による
板材送りとを交互に繰り返して可動刃(11)が1回に
切断可能な長さよりも長い切断長さを切断する追い切り
加工の制御手段(18,18A)とを備えたものであ
る。前記追い切り加工の制御手段(18,18A)は、
切断する板材(W)の厚みに応じて1回の可動刃(1
1)のストローク量を決定する手段(20)と、可動刃
(11)による切断長さに応じた1回の板材送り量を決
定する手段(21,28)とを有する。この構成による
と、追い切り加工において、切断する板材(W)の厚み
に応じて制御手段(18)が1回の可動刃(11)のス
トローク量を決定すると共に、可動刃(11)による切
断長さに応じた1回の板材送り量を決定する。そのた
め、厚い板材(W)を追い切り加工するときには、可動
刃(11)のストローク量が小さくなり、これに伴って
短くなる1回の切断長さに応じた板材送り量だけ板材送
り部(6)が板材(W)を切断方向(X)に送る。ま
た、薄い板材(W)を追い切り加工するときには、可動
刃(11)のストローク量が大きくなり、これに伴い長
くなる1回の切断長さに応じた板材送り量だけ板材送り
部(6)が板材切断方向(X)に送る。そのため、薄い
板材(W)の追い切り加工の場合の切断回数が少なくな
り、可動刃(11)の寿命が長くなる。可動刃(11)
による切断長さに応じた1回の板材送り量の決定は、例
えば、シャーリング機の運転時に、ストローク量の決定
手段(20)でストローク量を決定した後、その決定さ
れたストローク量に対応する可動刃(11)による切断
長さに応じた1回の板材送り量を上記の手段(21)で
決定する。この他に、自動プログラミング装置における
加工プログラム作成過程で、自動プログラミング装置の
構成部分となる手段(28)により、板厚に対応する切
断長さに応じて、1回の板材送り量を決定するものとし
ても良い。その場合、実際の計算は、対照表や計算式を
準備しておいて、板厚から直接に1回の板材送り量を決
定するようにしても良い。
【0007】この発明において、板材(W)の厚みを入
力する手段(19)を設け、前記追い切り加工の制御手
段(18)は、入力された板材の厚みに応じて板材の表
面高さから一定の隙間をおいて、可動刃(11)の追い
切り加工を行う辺における最終切断部が停止するストロ
ーク量を決定するものとしてもよい。この構成の場合、
板材(W)の厚みを入力するだけで、適切なストローク
量が決定されるので、入力作業が簡単である。板材
(W)の厚みを入力する手段(19)は、例えば、加工
プログラム(19)における板材厚さの記述部分等とさ
れる。また、この発明において、可動刃(11)は、切
断方向(X)に沿う第1の切断刃(11a)と、この第
1の切断刃(11a)に連続しかつ第1の切断刃(11
a)と直交する第2の切断刃(11b)とよりなるもの
としてもよい。このように直交する第1,第2の切断刃
(11a,11b)を有する場合、板材(W)を直角に
切り取る加工に用いられるが、このようなライトアング
ルシャーにおいても、上記の板材厚みに応じた追い切り
加工による切断回数の低下が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図4と共に説明する。図1は、この実施形態に係るシ
ャーリング機を備えた板材加工機の斜視図を示す。この
板材加工機1は、シャーリング機2に隣接してタレット
式のパンチプレス機3を設置し、ワークテーブル5およ
び板材送り部6を両装置2,3に兼用させた複合機から
なる。板材送り部6は、図2に平面図で示すように、ワ
ークテーブル5上の板材Wをワークホルダ6aで把持
し、左右方向(X軸方向)および前後方向(Y軸方向)
に移動させるものである。板材送り部6は、詳しくは、
前後方向(Y)に移動するキャリッジ6bに、左右移動
自在にクロススライド6cを設置し、このクロススライ
ド6cに複数のワークホルダ6aを取付けたものであ
る。キャリッジ6bおよびクロススライド6cの進退駆
動は、各軸のサーボモータ24,25により、ボールね
じ機構を介して行われる。ベッド4の後部には、パンチ
プレス機3のC形のパンチフレーム9が設置され、この
フレーム9に、複数のパンチ工具を配列した上タレット
(図示せず)と、所定のパンチ位置で前記パンチ工具を
昇降駆動するパンチ駆動機構(図示せず)が設けられて
いる。
【0009】シャーリング機2は、パンチプレス機3で
孔明け加工されて板材送り部6によって送られて来る板
材Wを切断加工するものである。その切断部8は、シャ
ーリング機本体となるフレーム10に固定された固定刃
である下刃12と、この下刃12に噛み合う可動刃であ
る上刃11とからなる。下刃12は、左右方向(X軸方
向)に向く第1の切断刃12aと、この第1の切断刃1
2aに連続し、かつ第1の切断刃12aと直交する前後
方向(Y軸方向)に向けて屈曲する第2の切断刃12b
とよりなるL字形の平面形状を有する。上刃11は、下
刃12の内側に沿うL字形の平面形状とされていて、第
1の切断刃11aと、この第1の切断刃11aに連続
し、かつ第1の切断刃11aと直交する第2の切断刃1
1bとよりなる。この上刃11の刃先には、第1の切断
刃11aの先端から、第1の切断刃11aと第2の切断
刃11bの接続部である中間の屈曲部を経て、第2の切
断刃11bの基端へと向かう一様な傾斜(レーキ角)が
設けられている。
【0010】上刃11は、フレーム10の後部に回動支
軸13を介して上下に回動自在に支持されたラム14の
先端下部に取付けられている。ラム14は、フレーム1
0の前部上面に設置された可動刃昇降駆動装置26によ
って上下に回動駆動される。これにより、上刃11が上
下動して下刃12と噛み合い、板材Wの切断加工が行わ
れる。可動刃昇降駆動装置26は、昇降位置の制御が可
能なものであり、油圧シリンダ等からなる場合、可変ス
トロークのものとされ、油圧サーボ制御等により制御可
能とされる。
【0011】フレーム10の内側には、上刃11と下刃
12によって板材Wから切り取られる製品や、切り残さ
れてワークホルダ6aに把持されたスクラップ材を機外
に搬出するベルトコンベア15が設置されている。この
ベルトコンベア15の次段には、これによって搬出され
て来た製品やスクラップ材をさらに移送する2次コンベ
ア16が配置されている。
【0012】図2に示す制御装置17は、板材加工機1
の全体を制御する装置であり、コンピュータ式の数値制
御機能、およびプログラマブルコントローラとしての機
能を有する。この制御装置17は、シャーリング機2に
よる追い切り加工を制御する追い切り加工制御手段18
を備える。この場合の追い切り加工とは、切断部8によ
る板材Wの切断と板材送り部6による板材送りとを交互
に繰り返し、上刃11が1回に切断可能な長さよりも長
い切断長さを切断する加工である。
【0013】追い切り加工制御手段18は、板材加工機
1の全体の動作手順等のデータを書き込んだ加工プログ
ラム19における追い切り指令を実行する手段である。
追い切り指令は、追い切り加工であることを認識させる
コードと、追い切り加工で切断する長さとを含む指令内
容とされる。追い切り指令は、追い切りピッチを含む指
令であっても良いが、追い切り加工制御手段18を自動
ピッチ決定モードとしておくことで、加工プログラム1
9の追い切り指令に含まれる追い切りピッチは無視され
る。加工プログラム19に書き込まれるデータには、加
工される板材Wの厚み、寸法等の各種板材データが含ま
れる。すなわち、加工プログラム19は、加工する板材
Wの厚みを追い切り加工制御手段18に入力する手段と
しても機能する。追い切り加工制御手段18は、切断す
る板材Wの厚みに応じて1回の上刃11のストローク量
を決定する可動刃ストローク量決定手段20と、決定さ
れたストローク量の上刃11による切断長さに応じた1
回の板材送り量を決定する追い切りピッチ決定手段21
とを有する。
【0014】制御装置17には、シャーリング機2の上
刃11の昇降動作を制御する可動刃昇降制御手段22
と、板材送り部6を制御する板材送り制御手段23とが
含まれる。追い切り加工では、可動刃ストローク量決定
手段20により決定されたストローク量に応じて、可動
刃昇降制御手段22が上刃11の昇降を制御し、追い切
りピッチ決定手段21により決定された板材送り量に応
じて、板材送り制御手段23が板材送り部6の動作を制
御する。
【0015】上記構成の動作を説明する。板材Wは、板
材送り部6のワークホルダ6aで把持された状態で、板
材送り部6の駆動によりワークテーブル5上を移動して
パンチプレス機3のパンチ部7やシャーリング機2の切
断部8に送られ、所望の加工箇所にパンチ加工や切断加
工が施される。シャーリング機2の切断部8で切断され
た製品は、切断部8の後部の下位置に配置されるベルト
コンベヤ15の上に落下して、このベルトコンベヤ15
および2次コンベヤ16の駆動により機外に搬出され
る。
【0016】この実施形態の場合、シャーリング機2に
よる追い切り加工は、可動刃である上刃11の第1の切
断刃11aと、固定刃である下刃12の第1の切断刃1
2aとで行われ、板材送り部6の送り方向は左右方向
(X軸方向)とされる。
【0017】図3は、厚い板材Wを追い切り加工すると
きの動作の一部を示す。このときの板材Wの厚みt
1 は、加工プログラム19から追い切り指令とともに、
追い切り加工制御手段18に送られる。追い切り加工制
御手段18の可動刃ストローク量決定手段手段20は、
このときの板材Wの厚みt1 に応じて、以下のように上
刃11のストローク量S1を決定する。すなわち、上刃
11の追い切り加工を行う第1の切断刃11aにおける
最終切断部、つまり第2の切断刃11bとの接続部11
aa(図3(A))が、図3(B)に示すように板材W
の表面高さから一定の隙間gをおいて停止するように、
上刃11のストローク量S1が決定される。このように
決定されたストローク量S1に応じて、制御装置17の
可動刃昇降制御手段22が上刃11の昇降動作を制御す
る。これにより、1回の切断で、上刃11は、図3
(A)に示す上昇停止位置から、図3(B)に示す下降
停止位置まで下降する。このストローク量S1の場合の
1回の切断長さはX1(図3(B))となる。
【0018】追い切り加工制御手段18の追い切りピッ
チ決定手段21は、加工プログラム19からの板材Wの
厚みデータに応じて、1回の切断長さX1を割り出し、
この切断長さX1と同じか、それよりも若干短い値を板
材送り量として決定する。このように決定された板材送
り量X1(または、この値よりも若干小さい値)に応じ
て、制御装置17の板材送り制御手段23が板材送り部
6を制御する。これにより、板材Wは、図3(C)に示
すように、1回の切断の後に、板材送り部6により第1
の切断刃11a,12aに沿う切断方向(X軸方向)
で、切断進行方向と逆方向に板材送り量X1(または、
この値よりも若干小さい値)だけ送られる。このような
切断動作と板材送り動作とを、複数回交互に繰り返すこ
とにより、上刃11が1回に切断可能な長さX1よりも
長い切断長さを切断することができる。
【0019】図4は、図3の場合に比べて薄い板材Wを
追い切り加工するときの動作の一部を示す。この場合
も、上刃11の追い切り加工を行う第1の切断刃11a
における最終切断部11aa(図4(A))が、図4
(B)に示すように板材Wの表面高さから一定の隙間g
をおいて停止するように、上刃11のストローク量S2
が決定される。この場合、図3の場合に比べて板材Wの
厚みt2 が薄いので、その分だけストローク量S2は図
3の場合より大きくなる。このように決定されたストロ
ーク量S2に応じて、制御装置17の可動刃昇降制御手
段22が上刃11の昇降動作を制御する。これにより、
1回の切断で、上刃11は、図4(A)に示す上昇停止
位置から、図4(B)に示す下降停止位置まで下降す
る。このストローク量S2の場合の1回の切断長さはX
2(図4(B))であり、図3の場合の切断長さX1よ
りも長くなる。
【0020】一方、追い切り加工制御手段18の追い切
りピッチ決定手段21は、加工プログラム19からの板
材Wの厚みデータに応じて、1回の切断長さX2を割り
出し、この切断長さX2と同じか、それよりも若干短い
値を板材送り量として決定する。このように決定された
板材送り量X2(または、この値よりも若干小さい値)
に応じて、制御装置17の板材送り制御手段23が板材
送り部6を制御する。これにより、板材Wは、図4
(C)に示すように、1回の切断の後に、板材送り部6
により第1の切断刃11a,12aに沿う切断方向(X
軸方向)で、切断進行方向と逆方向に板材送り量X2
(または、この値よりも若干小さい値)だけ送られる。
このような切断動作と板材送り動作とを、複数回交互に
繰り返すことにより、上刃11が1回に切断可能な長さ
X2よりも長い板材辺を切断することができる。この場
合、1回の切断長さが図3の場合よりも長いので、同じ
切断全長さを切断する場合でも、切断回数は少なくな
る。したがって、追い切り加工する板材Wの厚みに関係
なく上刃11のストローク量を一定とする従来例の場合
に比べて、この実施形態では薄い板材Wを追い切り加工
するときに、切断回数が少なくて済み、加工能率が向上
する。また、切断回数が少なくなるので、上刃11の寿
命が長くなる。
【0021】なお、前記実施形態では、追い切りピッチ
決定手段21を制御装置17における加工プログラム1
9の実行部に設けたが、例えば図5に示すように、制御
装置17が自動プログラミング装置27を有するものと
し、この自動プログラミング装置27に、板厚に応じた
1回の可動刃ストローク量の決定手段となる追い切りピ
ッチ決定手段21Aを設けても良い。この場合、自動プ
ログラミング装置27における追い切りピッチ決定手段
21Aと、加工プログラム19の実行部29に設けられ
る可動刃ストローク量決定手段20とで、追い切り加工
制御手段18が構成されることになる。実行部29は、
加工プログラム19を実行する制御手段のことである。
【0022】自動プログラミング装置27は、加工プロ
グラム19を自動生成する手段であり、加工プログラム
19における追い切り指令や各種の指令を生成する。追
い切りピッチ決定手段21Aは、板厚(切断する板材の
厚み)に応じて追い切りピッチを決定する。このとき
に、具体的には、板厚に応じて1回の可動刃11のスト
ローク量を演算し、演算されたストローク量の可動刃に
よる切断長さに応じた1回の板材送り量である追い切り
ピッチを決定するか、または予めこのような板厚とスト
ローク量と切断長さとの関係を求めて対照テーブルまた
は演算式を準備しておき、追い切りピッチ決定手段21
Aで板厚から直接に追い切りピッチを決定するものとし
ても良い。自動プログラミング装置27で演算する可動
刃ストローク量は、追い切りピッチの決定のために用い
られる目安となる量であり、実際の可動刃ストローク量
の決定は、運転時に可動刃ストローク量決定手段20が
決定する。
【0023】
【発明の効果】この発明のシャーリング機は、追い切り
加工の制御手段が、切断する板材の厚みに応じて1回の
可動刃のストローク量を決定する手段と、決定されたス
トローク量の可動刃による切断長さに応じた1回の板材
送り量を決定する手段とを有するものとしたため、追い
切り加工において、薄い板材を追い切り加工するときに
切断回数を少なくでき、可動刃の寿命が向上する。板材
の厚みを入力する手段を設け、前記追い切り加工の制御
手段が、入力された板材の厚みに応じて板材の表面高さ
から一定の隙間をおいて、可動刃の追い切り加工を行う
辺における最終切断部が停止するストローク量を決定す
るものとした場合は、板材の厚みを入力するだけで、前
記の板材の厚みに応じた制御が行える。また、可動刃
が、第1の切断刃と、これに直交方向に連続する第2の
切断刃とよりなるものとした場合は、ライトアングルシ
ャーとして、板材を直角に切り取ることができ、その場
合にも、前記の板材厚さに応じた追い切り加工による切
断回数の低減が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシャーリング機を
備えた板材加工機の斜視図である。
【図2】同板材加工機の平面図と、その制御系のブロッ
ク図とを組み合わせて示す説明図である。
【図3】前記シャーリング機による厚い板材の追い切り
加工の動作説明図である。
【図4】同シャーリング機による薄い板材の追い切り加
工の動作説明図である。
【図5】この発明の他の実施形態に係るシャーリング機
を備えた板材加工機の斜視図である。
【符号の説明】
2…シャーリング機 6…板材送り部 8…切断部 11…上刃(可動刃) 11a…第1の切断刃 11aa…最終切断部 11b…第2の切断刃 12…下刃(固定刃) 18,18A…追い切り加工制御手段 19…加工プログラム(板材厚み入力手段) 20…可動刃ストローク量決定手段 21,21A…追い切りピッチ決定手段 27…自動プログラミング装置 29…加工プログラム実行部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃およびレーキ角を有する可動刃を
    有し板材を切断する切断部と、少なくとも板材を前記切
    断部による切断方向へ送ることができる板材送り部と、
    前記切断部による切断と板材送り部による板材送りとを
    交互に繰り返して可動刃が1回に切断可能な長さよりも
    長い切断長さを切断する追い切り加工の制御手段とを備
    えたシャーリング機であって、前記追い切り加工の制御
    手段は、切断する板材の厚みに応じて1回の可動刃のス
    トローク量を決定する手段と、可動刃による切断長さに
    応じた1回の板材送り量を決定する手段とを有するもの
    としたシャーリング機。
  2. 【請求項2】 板材の厚みを入力する手段を設け、前記
    追い切り加工の制御手段は、入力された板材の厚みに応
    じて板材の表面高さから一定の隙間をおいて、可動刃の
    追い切り加工を行う辺における最終切断部が下降停止す
    るストローク量を決定するものとした請求項1記載のシ
    ャーリング機。
  3. 【請求項3】 前記可動刃は、前記切断方向に沿う第1
    の切断刃と、この第1の切断刃に連続しかつ第1の切断
    刃と直交する第2の切断刃とよりなる請求項1または請
    求項2記載のシャーリング機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003001519A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Murata Mach Ltd ライトアングルシャーの制御装置

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JP2003001519A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Murata Mach Ltd ライトアングルシャーの制御装置

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