JP2001138082A - レーザ切断加工制御方法および装置 - Google Patents

レーザ切断加工制御方法および装置

Info

Publication number
JP2001138082A
JP2001138082A JP31597999A JP31597999A JP2001138082A JP 2001138082 A JP2001138082 A JP 2001138082A JP 31597999 A JP31597999 A JP 31597999A JP 31597999 A JP31597999 A JP 31597999A JP 2001138082 A JP2001138082 A JP 2001138082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
processing
state
laser
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31597999A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakamura
淳 中村
Hiroshi Sako
宏 迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP31597999A priority Critical patent/JP2001138082A/ja
Publication of JP2001138082A publication Critical patent/JP2001138082A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタにより切断状態を監視し加工中の切断
状態を検出すると同時に良好切断が得られる加工条件に
自動的に変更可能なレーザ切断加工制御方法および装置
の提供。 【解決手段】 レーザ切断加工時に加工部に発生するス
パッタSPの光の色と噴射角度とをモニタ23で検出
し、該検出した切断加工状態での加工条件データと良好
切断時の加工条件データ30とを比較して、前記スパッ
タの光の色と噴射角度が常に良好切断時の状態になるよ
うに切断加工条件を自動的に変更できるレーザ切断加工
制御方法。NC制御レーザ加工装置1において、加工部
に発生するスパッタおよびプラズマの色を検出すると共
に加工部の状態を検出する加工状態監視モニタを設け、
該モニタが検出した切断加工状態での加工条件データと
NC制御装置の記憶装置に登録した良好切断時の加工条
件データとを比較判断する比較手段とを設け、前記検出
状態のそれぞれが常に良好切断時の状態になるように切
断加工条件を自動的に変更するレーザ切断加工制御装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ切断加工制御
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】切断加工中に何らかの原因で今まで良好
切断であったものが、急に不良切断になってしまう現象
はしばしば発生する。不良切断になる要因には例えば、
切断形状の変化、被加工材の材質の不均一性、被加工材
の表面状態の変化(反射率)、レーザビームの状態の変
化など種々の要因がある。
【0003】一般的には製品の切断加工前に、試験切断
を行い切断加工の安定性を確認するのが普通である。試
験切断時に良好切断か不良切断かを判断するのに大いに
参考となるのが材料下面に噴出するスパッタの状態
(色、噴出角度など)である。
【0004】現状では、経験によって習得した知識をベ
ースにオペレータがスパッタの状態を目視により判断し
て、加工速度、アシストガスの圧力またはレーザ出力な
どを適宜に調節して対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ切断加工
においては、試験切断時にオペレータの目視による判断
により良好切断か不良切断かを判断して加工条件を設定
しており、製品加工中においては、不良切断の発生後に
加工条件を変更することになり、未然に不良品の発生を
防止できないという問題がある。
【0006】本発明は上述の如き問題を解決するために
成されたものであり、本発明の課題は、切断状態を加工
状態監視モニタにより常時監視し、加工中の切断状態を
検出すると同時に、良好切断が得られる加工条件に自動
的に変更可能なレーザ切断加工制御方法および装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として請求項1に記載のレーザ切断加工制御方法は、N
C制御のレーザ加工装置において、レーザ切断加工時に
少なくとも被加工材加工部に発生するスパッタの光の色
と噴射角度とを加工状態監視モニタで検出し、該検出し
た切断加工状態での加工条件データと前記NC制御装置
の記憶装置に登録した良好切断時の加工条件データとを
比較して、前記スパッタの光の色と噴射角度が常に良好
切断時の状態になるように切断加工条件を自動的に変更
することを要旨とするものである。
【0008】請求項2に記載のレーザ切断加工制御方法
は、NC制御のレーザ加工装置において、レーザ切断加
工時に被加工材加工部に発生するスパッタの光の色と噴
射角度、ドロスの付着、およびピアス時間とを加工状態
監視モニタで検出し、該検出した切断加工状態での加工
条件データとNC制御装置の記憶装置に登録した良好切
断時の加工条件データとを比較して、前記検出状態のそ
れぞれが常に良好切断時の状態になるように切断加工条
件を自動的に変更することを要旨とするものである。
【0009】請求項3に記載のレーザ切断加工制御方法
は、NC制御のレーザ加工装置において、レーザ切断加
工時に被加工材加工部に発生するスパッタの光の色と噴
射角度、プラズマの発生、ドロスの付着およびピアス時
間とを加工状態監視モニタで検出し、該検出した切断加
工状態での加工条件データとNC制御装置の記憶装置に
登録した良好切断時の加工条件データとを比較して、前
記検出状態のそれぞれが常に良好切断時の状態になるよ
うに切断加工条件を自動的に変更することを要旨とする
ものである。
【0010】請求項4に記載のレーザ切断加工制御装置
は、被加工材に対して相対的に位置決め自在のレーザ加
工ヘッドを備えたNC制御のレーザ加工装置において、
レーザ切断加工時に被加工材加工部に発生するスパッタ
およびプラズマの色を検出すると共にレーザ切断加工部
の状態を検出する加工状態監視モニタを設け、該加工状
態監視モニタが検出した切断加工状態での加工条件デー
タとNC制御装置の記憶装置に登録した良好切断時の加
工条件データとを比較判断する比較手段とを設け、前記
検出状態のそれぞれが常に良好切断時の状態になるよう
に切断加工条件を自動的に変更することを要旨とするも
のである。
【0011】請求項5に記載の加工状態監視モニタは、
請求項4に記載のレーザ切断加工制御装置において、前
記スパッタおよびプラズマからの光を分光して光スペク
トルの強度分布を検出する光センサ手段と、前記レーザ
切断加工部の状態を撮像する撮像手段とからなることを
要旨とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
【0013】図1は本発明に係わるレーザ切断加工制御
装置1を示したものである。図1に示す様に、レーザ発
振器3からのレーザビームLBが、ベンドミラー5およ
びビームスプリッタ6を経てレーザ加工ヘッド7の集光
レンズ9によって集光され、被加工材Wに照射されると
共に、レーザ加工ヘッド7の下端部に設けたノズル11
から酸素、または窒素などのアシストガスAGが被加工
材の切断部に噴射される様に設けてある。
【0014】アシストガスAGは、アシストガス供給源
13から電磁圧力制御弁などの圧力制御弁15を介して
レーザ加工ヘッド7のノズル11に供給される様に設け
てある。
【0015】レーザ加工ヘッド7は、CNC装置17か
らの軸移動指令19により駆動されるサーボモータ
(X,Y,Z)21により、加工テーブル(図示省略)
上に載置した被加工材Wに対して移動位置決め自在に設
けてある。
【0016】なお、被加工材Wに対する移動位置決めは
相対的であり、レーザ加工ヘッド7を固定して加工テー
ブル(図示省略)を移動位置決めする様に設けたもので
も構わない。
【0017】前記被加工材Wの下方には、被加工材Wを
レーザ切断加工するときに発生するスパッタの光スペク
トルの強度分布を検出する後述の光センサ手段23a
と、レーザ切断加工部の状態を撮像するCCDカメラな
どの撮像手段23bとからなる加工状態監視モニタ23
が設けてある。また、被加工材Wの上方には前記ビーム
スプリッタ6で取り出した被加工材Wからの反射光を受
光するする様に戻り光センサ手段23cが設けてある。
【0018】なお、戻り光センサ手段23cの構成は、
前記光センサ手段23aと同一である。
【0019】前記レーザ発振器3の出力は、CNC装置
17からのレーザ出力指令27により適宜に制御される
様に設けてあり、またノズル11に供給されるアシスト
ガスの圧力は、CNC装置17からのアシストガス圧指
令29により前記圧力制御弁15を制御して適宜な圧力
に制御できる様に設けてある。
【0020】CNC装置17の記憶装置(図示省略)に
は、各種材質における良好切断時の加工条件が加工条件
データベース30として記憶させてある。
【0021】上述の加工条件データベース30の加工条
件データは、例えば、材質、板厚、ピアス時間、切断速
度、レーザ出力、アシストガス圧力、スパッタの色、ド
ロス付着状態、スパッタの噴射角度などから構成してあ
る。
【0022】加工状態監視モニタ23の撮像手段23b
は、被加工材裏面におけるのドロス付着状態、スパッタ
SPの噴射角度などを撮像してその撮像データをモニタ
コントローラ25を介してデジタルの電気信号に変換し
てCNC装置17に入力する。
【0023】また、被加工材Wの下方に設けた光センサ
手段23aは、スパッタからの光をスペクトルに分解
し、そのスペクトル分布の強度をモニタコントローラ2
5を介してデジタルの電気信号に変換してCNC装置1
7に入力する様に設けてある。
【0024】一方、被加工材Wの上方に設けた戻り光セ
ンサ手段23cは、被加工材Wの上方への反射光を受光
して、そのスペクトル分布の強度をモニタコントローラ
25を介してデジタルの電気信号に変換してCNC装置
17に入力する様に設けてある。
【0025】なお、上述のCNC装置17には、加工状
態監視モニタ23が検出したピアス時間、スパッタの
色、ドロス付着状態およびスパッタの噴射角度などの切
断加工データと、前記加工条件データベース30に登録
した良好切断時の加工条件データとを比較して不良切断
か否かを判断する比較手段(図示省略)が設けてある。
【0026】図2は前述の加工状態監視モニタ23にお
ける光センサの概念図を示したものであり、図1と同一
の部品には同一の参照符号を付しその説明を省略してあ
る。
【0027】図2に示す如く、前記光センサ手段23a
の構成は、被加工材Wの裏面にあって切断加工部が見渡
せる位置にスパッタからの光の一部を通す入射スリット
31を設け、この入射スリット31を通過した光がプリ
ズム33を透過して連続スペクトルに分光(分解)され
るように設けてある。この連続スペクトルを射出スリッ
ト35を通して受光器37に導いて連続スペクトルの強
度分布を測定する。
【0028】なお、射出スリット35と受光器37は、
連続スペクトルの各色を測定できる様に連続スペクトル
の両端部の間をスペクトルに平行に移動できる様に設け
てある。また、受光器37には光電子増倍管またはシリ
コンフォトダイオードなどが使用できる。
【0029】図3は、連続スペクトルを上述の光センサ
で測定した場合の一例で、赤色(波長780〜610nm)と
橙色(波長610〜584nm)部分の強度が突出している例
である。
【0030】図4は、プリズムなどの分光器を用いない
で連続スペクトルの強度分布を測定する装置の例であ
り、光源からの光を乳白色ガラス板などの白色拡散透過
板39
【外1】 に一致する3個の受光器43で受ける様にした光電色彩
計を使用することもできる。
【0031】図5は被加工材Wがステンレス鋼板で、ア
シストガスに窒素ガス(N)を用いて切断した場合の
切断状態の説明図であり、次の4段階に判別することが
できる。
【0032】(a)重度の不良切断:被加工材Wの上面
にブルーのプラズマが発生し、下面に火花が抜けない。
(b)軽度の不良切断:切断溝(カーフ)中部にブルー
のプラズマが発生する。切断可能だが切断面が粗くプラ
ズマ面発生、ドロスが裏面に付着。(c)より軽度の不
良切断:スパッタの色が橙色(波長610〜584nm)、切
断面が粗くプラズマ面発生、ドロスが裏面に付着。
(d)良好切断:スパッタの色が白色、裏面のドロス付
着なし。
【0033】図6(a)〜図6(d)は、鋼板の厚板を
アシストガスに酸素ガス(O)を用いて切断した場合
の切断状態の説明図であり、次の4段階に判別すること
ができる。
【0034】(a)良好切断:スパッタの色は白色、噴
射角度小で角度変動も小、裏面のドロス付着なし。
(b)不良切断(詰まり気味切断):スパッタの色は橙
色、噴射角度大かつ角度変動も大、ドロスが裏面に付
着。(c)切断不能(ガウジング):上面へ熔融金属を
吹き上げる。(d)不良切断:スパッタの色は橙色、噴
射角度大かつ角度変動も大、ドロスが裏面に付着。
【0035】次に、前述のレーザ切断加工制御装置1に
より、ステンレス鋼板をアシストガスに窒素(N
を用いてレーザ切断する場合の切断加工制御方法につい
て図7を参照しながら説明する。
【0036】加工状態監視モニタ23が検出した加工状
態のデータに対応するデータを加工条件データベース3
0からCNC装置17のメモリ(図示省略)へ読み込み
(ステップS1)、ピアス時間が適正か不適正かを比較
手段(図示省略)において比較判断(ステップS2)す
る。
【0037】なお、ピアス時間の検出は、レーザビーム
を被加工材Wへの照射開始から被加工材Wの裏面にスパ
ッタが観測されるまでの時間を測定することにより求め
ることができる。
【0038】ステップS2においてピアス時間が不適正
の場合には、被加工材Wに照射するレーザビームの焦点
位置を変更(ステップS3)すると共にアシストガスの
圧力を変更(ステップS4)してステップS2に戻る。
【0039】前述のステップS2においてピアス時間が
適正の場合には、続いてスパッタの噴出角度が適正か不
適正かを判断(ステップS5)する。スパッタの噴出角
度が不適正の場合には、レーザビームのスポット径を変
更(ステップS6)して、ステップS5に戻る。
【0040】スパッタの噴出角度が適正の場合には、続
いて被加工材裏面のドロス付着の有無を判断(ステップ
S7)し、ドロス付着有りの場合には焦点位置を変更
(ステップS8)すると共に加工速度を変更(ステップ
S9)し、ステップS7に戻る。ドロス付着無しの場合
には、続いてスパッタの色の判断(ステップS10)を
行う。
【0041】スパッタの色が橙色(波長610〜584nm)
の場合には加工条件が適切でないので、加工速度を変更
(ステップS11)すると共にレーザ出力を変更(ステ
ップS12)して、ステップS10に戻る。スパッタの
色が白色の場合には加工条件は適切と判断されステップ
S13に移行する。
【0042】ステップS13ににおいては、上部ブルー
プラズマ発生の有無を判別し、上部ブループラズマ有り
の場合には、不良切断へ移行する状態なのでアシストガ
スの圧力を変更(ステップS14)すると同時に加工速
度を変更(ステップS15)しステップS13に戻る。
上部ブループラズマ無しの場合には、良好切断状態と判
断(ステップS16)して切断加工を継続する。
【0043】切断加工が終了したか否かをステップS1
7で判断する。切断加工が終了していない場合にはステ
ップS5に戻り、加工状態の監視を継続する。ステップ
S17で切断加工が終了したと判断された場合は切断加
工の監視を終了する。
【0044】上述の如く、ステンレス鋼板をアシストガ
スに窒素(N)を用いてレーザ切断する場合、本発明
のレーザ切断加工制御方法によれば、光センサ手段23
aと撮像手段23bとからなる加工状態監視モニタ23
により、ピアス時間、スパッタの噴出角度および色、ド
ロスの付着の有無およびブループラズマ有無等を検出
し、加工条件データベース30のデータと比較すること
により、常に良好切断となるように切断加工条件を自動
的に変更することができる。
【0045】次に、前述のレーザ切断加工制御装置1に
より、鋼板の厚板をアシストガスに酸素(O)を用い
てレーザ切断する場合の切断加工制御方法について図8
を参照しながら説明する。
【0046】加工状態監視モニタ23が検出した加工状
態のデータに対応するデータを加工条件データベース3
0からCNC装置17のメモリ(図示省略)に読み込み
(ステップS1)、ピアス時間が適正か不適正かを比較
手段(図示省略)において比較判断(ステップS2)す
る。
【0047】ステップS2においてピアス時間が不適正
の場合には、被加工材Wに照射するレーザビームの焦点
位置を変更(ステップS3)すると共にアシストガスの
圧力を変更(ステップS4)してステップS2に戻る。
【0048】前述のステップS2においてピアス時間が
適正の場合には、続いて被加工材裏面のドロス付着の有
無を判断(ステップS5)し、ドロス付着有りの場合に
はレーザビームのスポット径の変更(ステップS6)、
焦点位置の変更(ステップS7)およびアシストガスの
圧力の変更(ステップS8)を行いステップS5に戻
る。
【0049】ドロス付着無しの場合には、スパッタの噴
出角度が適正か不適正かを判断する(ステップS1
0)。スパッタの噴出角度が不適正の場合には、レーザ
ビームのスポット径の変更(ステップS11)、アシス
トガスの圧力の変更(ステップS12)および加工速度
の変更(ステップS13)を行いステップS10に戻
る。
【0050】次いで、スパッタの色の判断(ステップS
14)を行う。スパッタの色が橙色(波長610〜584n
m)の場合には加工条件が適切でないので、アシストガ
スの圧力の変更(ステップS15)および加工速度の変
更(ステップS16)を行い、ステップS14に戻る。
スパッタの色が白色の場合には良好切断状態と判断(ス
テップS17)して切断加工を継続する。
【0051】切断加工が終了したか否かをステップS1
8で判断し、切断加工が終了していない場合にはステッ
プS5に戻り、加工状態の監視を継続する。切断加工が
終了した場合には切断加工の監視を終了する。
【0052】上述の如く鋼板の厚板を切断する場合、本
発明のレーザ切断加工制御方法によれば、光センサ手段
23aと撮像手段23bとからなる加工状態監視モニタ
23によって、ピアス時間、ドロスの付着の有無、スパ
ッタの噴出角度および色を検出し、加工条件データベー
ス30のデータと比較することにより、常に良好切断と
なるように切断加工条件を自動的に変更することができ
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、鋼板のレーザ
切断加工において切断状態を加工状態監視モニタにより
常時監視し、検出した切断加工状態での加工条件データ
とNC制御装置の記憶装置に登録した良好切断時の加工
条件データとを比較して、良好切断が得られる加工条件
に自動的に変更することができるので、製品加工中にお
ける不良切断を未然に防止することができる。
【0054】請求項2の発明によれば、鋼板の厚板のレ
ーザ切断において被加工材加工部に発生するスパッタの
光の色と噴射角度、ドロスの付着、およびピアス時間と
を加工状態監視モニタで検出し、該検出した切断加工状
態での加工条件データとNC制御装置の記憶装置に登録
した良好切断時の加工条件データとを比較して、前記検
出状態のそれぞれが常に良好切断時の状態になるように
切断加工条件を自動的に変更するので、製品加工中にお
ける不良切断を未然に防止することができる。
【0055】請求項3の発明によれば、ステンレス鋼板
の厚板のレーザ切断において被加工材加工部に発生する
スパッタの光の色と噴射角度、プラズマの発生、ドロス
の付着およびピアス時間とを加工状態監視モニタで検出
し、該検出した切断加工状態での加工条件データとNC
制御装置の記憶装置に登録した良好切断時の加工条件デ
ータとを比較して、前記検出状態のそれぞれが常に良好
切断時の状態になるように切断加工条件を自動的に変更
するので、製品加工中における不良切断を未然に防止す
ることができる。
【0056】請求項4または請求項5のレーザ切断加工
制御装置によれば、鋼板およびステンレス鋼板のレーザ
切断において請求項1〜請求項3の発明と同様な効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ切断加工制御装置の説明
図。
【図2】本発明に係る光センサ手段の説明図。
【図3】本発明に係る光センサ手段により測定したレー
ザ切断加工部からの光の連続スペクトルの検出例。
【図4】分光器にプリズムを使用しない光センサ手段の
例。
【図5】ステンレスをアシストガスに窒素を用いて切断
したときの切断状態説明図。
【図6】鋼板の厚板をアシストガスに酸素を用いて切断
した場合の切断状態説明図。
【図7】ステンレスをアシストガスに窒素を用いて切断
する場合の切断加工制御方法の説明図。
【図8】鋼板の厚板をアシストガスに酸素を用いて切断
する場合の切断加工制御方法の説明図。
【符号の説明】
1 レーザ切断加工制御装置 3 レーザ発振器 5 ベンドミラー 6 ビームスプリッタ 7 レーザ加工ヘッド 9 集光レンズ 11 ノズル 13 アシストガス供給源 15 圧力制御弁 17 CNC装置 21 サーボモータ 23 加工状態監視モニタ 23a 光センサ手段 23b 撮像手段 23c 戻り光センサ手段 25 モニタコントローラ 27 レーザ出力指令 29 アシストガス圧指令 30 加工条件データベース 31 入射スリット 33 プリズム 35 射出スリット 37 受光器 39 白色拡散透過板 41 色分解フィルタ 43 受光器 AG アシストガス LB レーザビーム SP スパッタ W 被加工材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA04 AA08 BA17 CA01 CB03 CB23 CB43 CC13 CC26 CC42 CD03 CD23 CD24 DA05 DA12 DA16 DA23 DA66 4E068 CA08 CA13 CA17 CB03 CB08 CC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC制御のレーザ加工装置において、レ
    ーザ切断加工時に少なくとも被加工材加工部に発生する
    スパッタの光の色と噴射角度とを加工状態監視モニタで
    検出し、該検出した切断加工状態での加工条件データと
    前記NC制御装置の記憶装置に登録した良好切断時の加
    工条件データとを比較して、前記スパッタの光の色と噴
    射角度が常に良好切断時の状態になるように切断加工条
    件を自動的に変更することを特徴とするレーザ切断加工
    制御方法。
  2. 【請求項2】 NC制御のレーザ加工装置において、レ
    ーザ切断加工時に被加工材加工部に発生するスパッタの
    光の色と噴射角度、ドロスの付着、およびピアス時間と
    を加工状態監視モニタで検出し、該検出した切断加工状
    態での加工条件データとNC制御装置の記憶装置に登録
    した良好切断時の加工条件データとを比較して、前記検
    出状態のそれぞれが常に良好切断時の状態になるように
    切断加工条件を自動的に変更することを特徴とするレー
    ザ切断加工制御方法。
  3. 【請求項3】 NC制御のレーザ加工装置において、レ
    ーザ切断加工時に被加工材加工部に発生するスパッタの
    光の色と噴射角度、プラズマの発生、ドロスの付着およ
    びピアス時間とを加工状態監視モニタで検出し、該検出
    した切断加工状態での加工条件データとNC制御装置の
    記憶装置に登録した良好切断時の加工条件データとを比
    較して、前記検出状態のそれぞれが常に良好切断時の状
    態になるように切断加工条件を自動的に変更することを
    特徴とするレーザ切断加工制御方法。
  4. 【請求項4】 被加工材に対して相対的に位置決め自在
    のレーザ加工ヘッドを備えたNC制御のレーザ加工装置
    において、レーザ切断加工時に被加工材加工部に発生す
    るスパッタおよびプラズマの色を検出すると共にレーザ
    切断加工部の状態を検出する加工状態監視モニタを設
    け、該加工状態監視モニタが検出したデータとNC制御
    装置の記憶装置に登録した良好切断時の加工条件データ
    とを比較判断する比較手段とを設け、前記検出状態のそ
    れぞれが常に良好切断時の状態になるように切断加工条
    件を自動的に変更することを特徴とするレーザ切断加工
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記加工状態監視モニタは、前記スパッ
    タおよびプラズマからの光を分光して光スペクトルの強
    度分布を検出する光センサ手段と、前記レーザ切断加工
    部の状態を撮像する撮像手段とからなることを特徴とす
    る請求項4に記載のレーザ切断加工制御装置。
JP31597999A 1999-11-05 1999-11-05 レーザ切断加工制御方法および装置 Pending JP2001138082A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31597999A JP2001138082A (ja) 1999-11-05 1999-11-05 レーザ切断加工制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31597999A JP2001138082A (ja) 1999-11-05 1999-11-05 レーザ切断加工制御方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001138082A true JP2001138082A (ja) 2001-05-22

Family

ID=18071890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31597999A Pending JP2001138082A (ja) 1999-11-05 1999-11-05 レーザ切断加工制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001138082A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1886757A1 (en) 2006-08-07 2008-02-13 LVD Company NV Arrangement and method for the on-line monitoring of the quality of a laser process exerted on a workpiece using a heat detection camera and a tilted mirror
WO2008151838A1 (de) 2007-06-14 2008-12-18 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co.Kg Verfahren zur detektion von einem prozesslicht während eines trennvorganges im plattenförmigen material sowie vorrichtung zur durchführung des verfahrens
US7754998B2 (en) 2004-05-26 2010-07-13 Yamazaki Mazak Corporation Focus adjuster for laser beam machine
KR20140021640A (ko) * 2011-04-21 2014-02-20 아디제 에스.피.에이. 레이저 절단 공정을 제어하는 방법 및 상기 방법을 실행하는 레이저 절단 시스템
US20140263220A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Laser cutting process monitoring and control
DE102013209526A1 (de) * 2013-05-23 2014-11-27 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Erkennen eines Schnittabrisses
JP2014531984A (ja) * 2011-10-13 2014-12-04 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 周波数または圧力制御されるガス・パルスを実装したレーザによるレーザ切断のための装置および方法
CN105531070A (zh) * 2013-09-12 2016-04-27 杰富意钢铁株式会社 激光焊接优劣判定装置以及激光焊接优劣判定方法
JP2016068132A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 三菱重工業株式会社 レーザ切断方法
JP2016087648A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 東芝機械株式会社 レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP2019155454A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 加工方法および加工装置
CN111203649A (zh) * 2020-02-18 2020-05-29 沈阳工业大学 激光切割机理实验模拟装置及其测量方法
WO2020261862A1 (ja) 2019-06-26 2020-12-30 株式会社アマダ レーザ加工機の設定方法及びレーザ加工機

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7754998B2 (en) 2004-05-26 2010-07-13 Yamazaki Mazak Corporation Focus adjuster for laser beam machine
EP1886757A1 (en) 2006-08-07 2008-02-13 LVD Company NV Arrangement and method for the on-line monitoring of the quality of a laser process exerted on a workpiece using a heat detection camera and a tilted mirror
WO2008151838A1 (de) 2007-06-14 2008-12-18 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co.Kg Verfahren zur detektion von einem prozesslicht während eines trennvorganges im plattenförmigen material sowie vorrichtung zur durchführung des verfahrens
CN101715379A (zh) * 2007-06-14 2010-05-26 通快机床两合公司 用于在板状材料分割过程期间探测加工光线的方法以及用于实施该方法的装置
CN101715379B (zh) * 2007-06-14 2013-08-14 通快机床两合公司 用于在板状材料分割过程期间探测加工光线的方法以及用于实施该方法的装置
KR20140021640A (ko) * 2011-04-21 2014-02-20 아디제 에스.피.에이. 레이저 절단 공정을 제어하는 방법 및 상기 방법을 실행하는 레이저 절단 시스템
JP2014512273A (ja) * 2011-04-21 2014-05-22 アディジェ ソシエタ ペル アチオニ レーザ切断プロセスの制御方法およびこれを行うレーザ切断システム
KR102119190B1 (ko) * 2011-04-21 2020-06-29 아디제 에스.피.에이. 레이저 절단 공정을 제어하는 방법 및 상기 방법을 실행하는 레이저 절단 시스템
JP2014531984A (ja) * 2011-10-13 2014-12-04 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 周波数または圧力制御されるガス・パルスを実装したレーザによるレーザ切断のための装置および方法
US20140263220A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Laser cutting process monitoring and control
DE102013209526A1 (de) * 2013-05-23 2014-11-27 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Erkennen eines Schnittabrisses
DE102013209526B4 (de) * 2013-05-23 2015-04-30 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Verfahren, Computerprogrammprodukt und Vorrichtung zum Erkennen eines Schnittabrisses
EP2805791A3 (de) * 2013-05-23 2015-11-18 TRUMPF Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG Verfahren und Vorrichtung zum Erkennen eines Schnittabrisses
CN104174990A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 通快机床两合公司 用于识别切割断裂的方法和设备
US9457427B2 (en) 2013-05-23 2016-10-04 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Detecting an incomplete cutting action
CN105531070A (zh) * 2013-09-12 2016-04-27 杰富意钢铁株式会社 激光焊接优劣判定装置以及激光焊接优劣判定方法
US10002418B2 (en) 2013-09-12 2018-06-19 Jfe Steel Corporation Laser beam welding diagnosis apparatus and laser beam welding diagnosis method
JP2016068132A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 三菱重工業株式会社 レーザ切断方法
JP2016087648A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 東芝機械株式会社 レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP2019155454A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 加工方法および加工装置
JP7300244B2 (ja) 2018-03-16 2023-06-29 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 加工方法および加工装置
WO2020261862A1 (ja) 2019-06-26 2020-12-30 株式会社アマダ レーザ加工機の設定方法及びレーザ加工機
CN111203649A (zh) * 2020-02-18 2020-05-29 沈阳工业大学 激光切割机理实验模拟装置及其测量方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10888954B2 (en) Method for monitoring and controlling a laser cutting process
JPH04502429A (ja) レーザービームによって工作物を加工する方法と装置
JP2001138082A (ja) レーザ切断加工制御方法および装置
US9452544B2 (en) Method for monitoring cutting processing on a workpiece
US5463202A (en) Laser machining apparatus and method
EP1886757A1 (en) Arrangement and method for the on-line monitoring of the quality of a laser process exerted on a workpiece using a heat detection camera and a tilted mirror
JPH03504214A (ja) レーザーにより溶接または切断を行う時の品質確認方法及び装置
JP2006521933A5 (ja)
JPH08192283A (ja) レーザ加工装置
KR960005213B1 (ko) 레이저 비임에 의한 가공방법 및 장치
KR102114359B1 (ko) 고속 열화상 레이저 용접 품질 모니터링 시스템 및 그 방법
JP2022517169A (ja) 切断プロセスを監視するための方法及び装置
JP2843415B2 (ja) レーザ加工機の画像処理システム
JPH0327889A (ja) レーザ加工機の加工ヘッド
JP3297312B2 (ja) レーザ切断における切断不良部確認方法
JPH10249560A (ja) レーザー加工方法および装置
JP2002239767A (ja) レーザ加工モニタリング装置および照明装置
Duflou et al. Development of a real time monitoring and adaptive control system for laser flame cutting
Sichani et al. Monitoring and adaptive control of CO2 laser flame cutting
JP4166450B2 (ja) レーザ切断加工制御方法及び装置
JPH02205283A (ja) レーザ加工装置
Bardin et al. Process control of laser keyhole welding
JP2001071164A (ja) 被加工部のモニタリング方法及びその装置
JPH01162584A (ja) ロールの粗面化方法及びその装置
JPH05123885A (ja) レーザ加工方法