JP2001135754A - 電気回路装置 - Google Patents

電気回路装置

Info

Publication number
JP2001135754A
JP2001135754A JP31813899A JP31813899A JP2001135754A JP 2001135754 A JP2001135754 A JP 2001135754A JP 31813899 A JP31813899 A JP 31813899A JP 31813899 A JP31813899 A JP 31813899A JP 2001135754 A JP2001135754 A JP 2001135754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
electric circuit
oxygen
circuit device
electrical circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31813899A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sugimoto
雅裕 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP31813899A priority Critical patent/JP2001135754A/ja
Publication of JP2001135754A publication Critical patent/JP2001135754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気回路部品が収容される空間内の酸素を除
去し得る電気回路装置を安価に提供する。 【解決手段】 電気回路部品20を設けた基板10と、
同基板10上に気密的に装着されて内部に電気回路部品
20を収容するキャップ30とを備えた電気回路装置に
おいて、キャップ30を酸素吸収機能を有する材料によ
って形成した。キャップ30の材料としては、酸化力の
強い金属を採用することが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気回路部品を設
けた基板と、同基板上に気密的に装着されて内部に前記
電気回路部品を収容するキャップとを備えてなる電気回
路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、例えば特開平5−34
3812号公報に示されているように、キャップ内面に
酸素吸収剤が真空蒸着によって成膜されており、この酸
素吸収剤によって、基板とキャップ間に形成される空間
内の酸素が吸収されて同空間内に存在する気体中から酸
素が除去される。このため、電気回路部品が半導体素子
である場合には、半導体素子の酸化を防止することがで
きて、同半導体素子の特性を長期にわたって維持するこ
とが可能である。また、電気回路部品が振動子である場
合には、気体による抵抗を減らすことができて、同振動
子の性能を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電気回
路装置においては、酸素吸収剤をキャップ内面に真空蒸
着する真空蒸着工程を必要とするため、製造工程が複雑
となり、製造コストが高くなってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題に対
処するためになされたものであり、その構成上の特徴
は、電気回路部品を設けた基板と、同基板上に気密的に
装着されて内部に前記電気回路部品を収容するキャップ
とを備えた電気回路装置において、前記キャップを酸素
吸収機能を有する材料によって形成したことにある。こ
の場合、前記キャップの材料として酸化力の強い金属を
採用することが望ましい。
【0005】また、本発明の構成上の他の特徴は、上記
構成の電気回路装置において、前記キャップの外表面を
酸素透過性の低い被覆部材で覆ってなることにある。
【0006】
【発明の作用・効果】前記構成上の特徴によれば、キャ
ップを酸素吸収機能を有する材料によって形成したた
め、電気回路部品が収容される空間内の酸素をキャップ
自体にて吸収することができて、キャップに酸素吸収剤
等を蒸着する必要がない。したがって、当該電気回路装
置の製造に際して、蒸着工程が不要であって製造工程を
簡素化することができ、当該電気回路装置を安価に製造
することができる。また、キャップと基板によって形成
される空間内に露出するキャップ内面をすべて酸素吸収
面とすることができて、空間内の酸素を効果的に吸収す
ることができる。
【0007】また、前記構成上の他の特徴によれば、キ
ャップの外表面を酸素透過性の低い被覆部材で覆ったた
め、キャップが外部の酸素を吸収することが無くて(ま
たは、ほとんど無くて)、空間内の酸素を吸収する機能
を長期にわたって維持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明による電気回路装
置を示していて、この電気回路装置は、ステム(基板)
10と、同ステム10の上面に載置される電気回路部品
20と、ステム10上に気密的に装着されて内部に電気
回路部品20を収容するキャップ30等によって構成さ
れている。
【0009】ステム10は、平面視にて略円形形状に形
成されていて、表面部位(上面は除く)はニッケルメッ
キ層11によって被覆されている。また、ステム10に
は、上下方向に貫通する2個の貫通孔10a,10bが
設けられていて、各貫通孔10a,10bには各リード
41,42が挿通されている。なお、貫通孔10a,1
0bにおけるリード41,42外周の隙間はガラス封止
されている。
【0010】電気回路部品20は、電気回路の一部を構
成するもの(例えば、酸化することによって特性が変化
してしまう半導体素子、酸素を含む気体が抵抗になって
性能が低下する振動子等)で、ステム10上面の略中央
に載置されていて、各ワイヤ43,44によって各リー
ド41,42にそれぞれ接続されている。
【0011】キャップ30は、酸素を吸収する機能を有
し、酸化力の強い金属である鉄材料によって形成されて
おり、フランジ部30aが電気溶接(減圧中にて行われ
る)によってステム10上面に接合されることによりス
テム10に気密的に装着されている。また、キャップ3
0の外表面は、ニッケルメッキ層31によって被覆され
ている。
【0012】上記のように構成した電気回路装置におい
ては、キャップ30を、酸素吸収機能を有し、酸化力の
強い金属である鉄材料によって形成したため、電気回路
部品20が収容される空間内の酸素をキャップ30自体
にて吸収することができて、キャップ30に酸素吸収剤
等を蒸着する必要がない。したがって、当該電気回路装
置の製造に際して、蒸着工程が不要であって製造工程を
簡素化することができ、当該電気回路装置を安価に製造
することができる。また、キャップ30とステム10に
よって形成される空間内に露出するキャップ30内面を
すべて酸素吸収面とすることができて、空間内の酸素を
効果的に吸収することができる。
【0013】また、本実施形態においては、キャップ3
0の外表面を酸素透過性の低いニッケルメッキ層31に
て被覆したため、キャップ30が外部の酸素を吸収する
ことが無くて(または、ほとんど無くて)、空間内の酸
素を吸収する機能を長期にわたって維持することができ
る。
【0014】上記実施形態においては、図1に示したよ
うに、キャップ30内面を平坦面として実施したが、キ
ャップ30内面に補強リブを設けて実施したり、キャッ
プ30内面に凸状突起を設けて実施することも可能であ
る。これらの場合には、キャップ30内面の表面積が増
加するため、上記実施形態に比して、空間内の酸素をよ
り効果的に吸収することができる。
【0015】また、上記実施形態においては、ステム1
0の表面部位(上面を除く)及びキャップ30の外表面
をそれぞれ各ニッケルメッキ層11,31によって被覆
して実施したが、これら各ニッケルメッキ層11,31
に代えて、酸素透過性の低い他の被覆部材によって被覆
して実施することも可能である。
【0016】また、上記実施形態においては、キャップ
30を鉄材料にて形成したが、キャップ30の素材とし
て、コバール(鉄とコバルトとニッケルとの合金)、4
2アロイ(鉄とニッケルとの合金であって、ニッケルの
含有率が略42%の合金)等の酸化力の強い金属を採用
して実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電気回路装置の一実施形態を示
す縦断正面図である。
【符号の説明】
10…ステム(基板)、20…電気回路部品、30…キ
ャップ、31…ニッケルメッキ層(被覆部材)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路部品を設けた基板と、同基板上
    に気密的に装着されて内部に前記電気回路部品を収容す
    るキャップとを備えた電気回路装置において、前記キャ
    ップを酸素吸収機能を有する材料によって形成したこと
    を特徴とする電気回路装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の電気回路装置におい
    て、前記キャップの外表面を酸素透過性の低い被覆部材
    で覆ってなることを特徴とする電気回路装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の電気回路装置におい
    て、前記キャップの材料として酸化力の強い金属を採用
    したことを特徴とする半導体装置。
JP31813899A 1999-11-09 1999-11-09 電気回路装置 Pending JP2001135754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31813899A JP2001135754A (ja) 1999-11-09 1999-11-09 電気回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31813899A JP2001135754A (ja) 1999-11-09 1999-11-09 電気回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001135754A true JP2001135754A (ja) 2001-05-18

Family

ID=18095936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31813899A Pending JP2001135754A (ja) 1999-11-09 1999-11-09 電気回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001135754A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224567A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Dainippon Printing Co Ltd 力学量検出センサとそのセンサを用いた電子部品およびそれらの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224567A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Dainippon Printing Co Ltd 力学量検出センサとそのセンサを用いた電子部品およびそれらの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4266156A (en) Subminiature piezoelectric quartz vibrator
US6369442B1 (en) Hydrogen getter for integrated microelectronic assembly
JP4630338B2 (ja) 気密封止用キャップ、電子部品収納用パッケージおよび気密封止用キャップの製造方法
US5872331A (en) Electronic component and method of fabricating same
EP1020908B1 (en) Resin-sealed surface mounting type electronic parts
JP2009253409A (ja) 水晶振動子
JP2006086585A (ja) 表面実装型圧電振動デバイス
JP2001135754A (ja) 電気回路装置
JP2001168240A (ja) 集積型マイクロエレクトロニクスモジュール
JPH10322044A (ja) 気密パッケージ
JP4484536B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0521273A (ja) 電気二重層コンデンサ
US20030201112A1 (en) Through terminal and X-ray tube
JP3976135B2 (ja) 水晶振動子
JP2943689B2 (ja) 表面実装型気密パッケージ
JP2890640B2 (ja) Icパッケージ
JP4483112B2 (ja) パッケージの真空封止方法
JPH0436009Y2 (ja)
JP2005223294A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3036324B2 (ja) 電子部品とその製造方法
JPH11312747A (ja) Icパッケ―ジ及びその製造方法
JPH0638432Y2 (ja) 半導体気密封止パッケージ
JP4517894B2 (ja) 真空パッケージ
JP2000164745A (ja) 気密パッケージ用キャップおよび気密パッケージ
JP4873980B2 (ja) 気密パッケージ