JP2001135643A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001135643A
JP2001135643A JP31439299A JP31439299A JP2001135643A JP 2001135643 A JP2001135643 A JP 2001135643A JP 31439299 A JP31439299 A JP 31439299A JP 31439299 A JP31439299 A JP 31439299A JP 2001135643 A JP2001135643 A JP 2001135643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 P型半導体基板の上にN型のベース領域を構
成するエピタキシャル成長層を形成した半導体基体に、
P型半導体基板がコレクタ領域を構成する縦型のPNP
トランジスタを形成する半導体装置の製造方法につい
て、ベース幅の制御性を改善する技術を提供する。 【解決手段】 P型半導体基板1の上にN型のエピタキ
シャル成長層6を形成した半導体基体に、エピタキシャ
ル成長層にベース領域を形成し、基板がコレクタ領域を
構成する縦型のPNPトランジスタIを形成する半導体
装置の製造方法において、エピタキシャル成長層を形成
後、PNPトランジスタを形成する領域についてのみ、
エピタキシャル成長層の上方からイオン注入IIIを施
し、基板面の近傍に高濃度のP型領域30を形成するこ
とによってベース幅を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関する。さらに詳しくは、P型半導体基板の上に
N型のエピタキシャル成長層を形成した半導体基体に、
該エピタキシャル成長層にベース領域を形成した縦型の
PNPトランジスタを形成する半導体装置の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】エピタキシャル成長層にベース層を形成
した縦型トランジスタを有する半導体装置の製造方法と
して、従来より各種の技術が知られているが、従来技術
にあってはベース幅の制御が必ずしも良好ではなく、電
流特性や高周波特性が満足すべきものではなかった。特
にたとえばPNPトランジスタの縦型トランジスタで
は、NPNトランジスタに比較して特性が劣る傾向があ
った。
【0003】本出願人は先に、エピタキシャル成長層に
ベース層を形成した縦型トランジスタを有する半導体装
置の製造方法において、イオン注入によって埋め込み層
の近傍に不純物層を形成することにより、ベース幅の制
御性を改善する手法を提案した(特開昭61−2485
60号公報、特公平5−77171号公報)。これによ
ればベース幅を精緻に制御でき、よって電流特性を改善
した半導体装置を、しかもローコストで得ることができ
る。
【0004】上記特開昭61−248560号公報(特
公平5−77171号)記載の手法は、具体的には、次
のとおりである。図5ないし図8を参照する。ここに示
す工程は、図9に図示する縦型の相補型トランジスタの
半導体装置を得るものである。
【0005】図5に示したように、半導体基板1に、N
型の埋め込み層2,3を形成し、さらにN型の埋め込み
層2の方にはP型の埋め込み層4を形成する。半導体基
板1の主面1aから図の下方に、PN分離のための分離
領域5を、所定の個所に設ける。
【0006】続いて、N型のエピタキシャル成長層6
を、該半導体基板1の主面1aの全面に被着形成し、該
エピタキシャル成長層6の主面26から図の下方に、分
離領域11を、所定の個所に設ける。またP型の高濃度
不純物領域10を、図の上方から見て環状に、該エピタ
キシャル成長層6の主面26から図の下方に形成する。
このP型の高濃度不純物領域10は、その後PNPトラ
ンジスタを形成すべき所定の位置に形成する。
【0007】このとき、エピタキシャル成長層6には、
埋め込み層2,3からの不純物の拡散により、コレクタ
領域となる領域8,7が該エピタキシャル成長層6に形
成される。また上記した分離領域5からの不純物の拡散
により、拡散領域5aが形成される。上記分離領域11
は、この領域5aとは接触しない位置関係に形成してお
くものとする。
【0008】次いで図6に示すように、エピタキシャル
成長層6に、ベース領域を形成する領域として、領域1
3を、N型の不純物拡散によって形成する。たとえばイ
オン注入等の方法により形成する。このようにN型の領
域13をエピタキシャル成長層6に形成することによ
り、この部分の伝導度変調は抑えられ、電流特性の向上
が図られる。
【0009】NPNトランジスタのコレクタ19も、た
とえばリン等の不純物によって、イオン注入後アニール
すること等で形成する。上記分離領域5aと、分離領域
11はそれぞれ接続して、PN分離を完成する。エピタ
キシャル成長層6はこのPN分離により2つの領域6
a,6bに分離され、PNPトランジスタはエピタキシ
ャル成長層6aに、NPNトランジスタはエピタキシャ
ル成長層6bに形成されることになる。
【0010】次いで図7に示すように、まず、NPNト
ランジスタのベース領域17を形成する。これは、たと
えばイオン注入などにより、P型のドーパントをエピタ
キシャル成長層6bに導入し、導入後たとえば900℃
程度の窒素雰囲気下で活性化することにより、ベース領
域17を形成する。
【0011】続いて、N型のドーパントを用いてNPN
トランジスタのエミッタ領域形成用不純物22と、コレ
クタ形成用不純物23を導入し、かつPNPトランジス
タのベース取り出し領域形成用不純物21を導入する。
導入は、砒素などをイオン注入などの方法を用いて打ち
込む手法を用いることができる。このN型のドーパント
の導入の後、同じくPNPトランジスタのエミッタ領域
形成用不純物24を所定の位置、すなわち上記N型のベ
ース領域13内に導入する。導入は、ボロンをイオン注
入などの方法を用いて打ち込む手法を用いることができ
る。
【0012】次いで図8に示すように、PNPトランジ
スタの上記P型の不純物の埋め込み層4からの拡散領域
であるコレクタ領域7と、上記ベース領域13との間の
エピタキシャル成長層12の部分で、コレクタ層7の近
傍に、この後低濃度の不純物層9を形成するように、ボ
ロンなどの不純物25をたとえば高エネルギーのイオン
注入によって導入する。これはたとえば、5×101 1
〜5×101 2 /cm 2 のドーズ量で、500〜700
keV、あるいはそれ以上のエネルギーによるイオン注
入で行うことができる。エピタキシャル成長層12の部
分における濃度分布を、後述する低濃度の不純物層9に
より調整し、ベース幅の制御性を改善する。
【0013】図9を参照する。アニールを施すことによ
り、上記工程で導入した不純物21〜25の各部分を活
性化し、それぞれPNPトランジスタのベース取り出し
領域15、NPNトランジスタのエミッタ領域18、N
PNトランジスタのコレクタの取り出し領域20、PN
Pトランジスタのエミッタ領域14、及び低濃度の不純
物層9を形成する。
【0014】上記により、領域6a側に形成されたPN
Pトランジスタのベース領域13と、埋め込み層4から
の拡散領域7の間のN型のエピタキシャル成長層12の
部分に、低濃度の不純物9を形成した構造を得る。この
低濃度の不純物9を形成した構造により、ベース幅の改
善がなされる。
【0015】以上の工程の後、通例の半導体装置の製造
技術にしたがい電極等を形成し、半導体装置を完成す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、イオン
注入によって埋め込み層の近傍に不純物層を形成するこ
とによりベース幅の制御性を改善する技術によって、容
易な手法によって精緻にベース幅を制御して電流特性を
改善することができるのであるが、上記の提案において
は、縦型PNPトランジスタについて、特に基板がコレ
クタとなっているいわゆるサブストレートPNPトラン
ジスタに関しては、この手法をどのように適用できるか
を示唆する記述はなされていなかった。
【0017】本発明は、基板がコレクタとなっているサ
ブストレートPNPトランジスタについて、イオン注入
によって埋め込み層の近傍に不純物層を形成することに
よりベース幅の制御性を改善する技術を適用できる技術
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、P型半導体基
板の上にN型のエピタキシャル成長層を形成した半導体
基体に、該エピタキシャル成長層にベース領域を形成
し、P型半導体基板がコレクタ領域を構成する縦型のP
NPトランジスタを形成する半導体装置の製造方法にお
いて、上記エピタキシャル成長層を形成した後に、上記
PNPトランジスタを形成する領域についてのみ、エピ
タキシャル成長層の上方からイオン注入を施すことによ
り基板面の近傍(P型基板そのものの基板面の近傍、ま
たは基板に該基板と同じP型の埋め込み層が形成されて
いる場合は、該埋め込み層の基板面に該当する部分の近
傍)に高濃度のP型領域を形成することによってベース
幅を制御することを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、PNPトランジスタとNP
Nトランジスタとを備える相補型トランジスタである半
導体装置の製造方法において、P型半導体基板の上にN
型のエピタキシャル成長層を形成した半導体基体に、該
エピタキシャル成長層にベース領域を形成し、P型半導
体基板がコレクタ領域を構成する縦型のPNPトランジ
スタを形成する際に、上記エピタキシャル成長層を形成
した後に、上記PNPトランジスタを形成する領域につ
いてのみ、エピタキシャル成長層の上方からイオン注入
を施すことにより基板面の近傍(P型基板そのものの基
板面の近傍、または基板に該基板と同じP型の埋め込み
層が形成されている場合は、該埋め込み層の基板面に該
当する部分の近傍)に高濃度のP型領域を形成すること
によってベース幅を制御することを特徴とするものであ
る。
【0020】本発明によれば、P型半導体基板がコレク
タ領域を構成する構造の縦型PNPトランジスタについ
て、ベース領域を形成するエピタキシャル成長層の形成
後に、該エピタキシャル成長層の上方からイオン注入を
施すことにより基板面の近傍に高濃度のP型領域を形成
することにより、該高濃度のP型領域によってベース幅
を精緻に制御することができる。イオン注入は容易に制
御性良く、所望の領域を形成できるので、技術的にもコ
スト的にも有利に、しかも精密なベース幅制御が可能と
なる。
【0021】先に提案した特開昭61−248560号
公報(特公平5−77171号)には、基板がコレクタ
となっているサブストレートPNPトランジスタについ
ての記述はなく、かつ、エピタキシャル成長層の形成後
に該エピタキシャル成長層の上方からイオン注入を施す
ことにより基板面の近傍に高濃度のP型領域を形成する
こと、及びこれをPNPトランジスタを形成する領域に
ついてのみ行うことの示唆はない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態
について説明し、またその具体例について、図面を参照
して説明する。但し当然のことではあるが、本発明は以
下述べる実施の形態例に限定されるものではない。
【0023】本発明に係る半導体装置の製造方法におい
ては、PNPトランジスタを形成するが、さらに、PN
PトランジスタとNPNトランジスタとを備える相補型
トランジスタであることは、好ましい形態である。
【0024】以下に例示する本発明に係る半導体装置の
製造方法の好ましい例においては、P型半導体基板がコ
レクタ領域を構成する縦型サブストレートPNPトラン
ジスタを形成する場合に、P型半導体基板の上にN型の
エピタキシャル成長層を形成した後に、エピタキシャル
成長層の上方(表面側)から高エネルギーでイオン注入
(ここではボロンのイオン注入)を施してP層を形成
し、該P層の形成後に、表面からN型のイオン注入を行
い、これによりPNPトランジスタのベース−コレクタ
間の距離を該双方のイオン注入によって決める。これに
よってコレクタの位置を決めた後に、高濃度のエミッタ
を形成(たとえばボロンのイオン注入により形成)する
ことによって、制度の高いベース幅のコントロールを実
現する。
【0025】すなわち、以下にこのような本発明の好ま
しい具体的な実施の形態例について、図1ないし図4を
参照して説明する。
【0026】実施の形態例1 この実施の形態例は、図1に示すように、P型半導体基
板1の上にN型のエピタキシャル成長層6を形成した半
導体基体に、縦型のPNPトランジスタIとNPNトラ
ンジスタIIとを備える相補型トランジスタとして、本
発明を具体化したものである。本例における縦型のPN
PトランジスタIは、P型半導体基板1がコレクタであ
るサブストレートPNPトランジスタである。
【0027】本例における半導体装置の製造方法につい
て、以下図2及び図3、及び図4に示す製造工程の説明
図を参照して詳述する。本例においては、シリコン等の
P型半導体基板1の上に、前記説明した従来技術におけ
ると同様にしてN型エピタキシャル成長層6を形成した
後、PNPトランジスタIの形成領域についてのみ、エ
ピタキシャル成長層6の上方(すなわち図2に符号26
で示すエピタキシャル成長層6の主面である表面の上
方)からイオン注入を施すことにより、基板面(符号1
aで示す)の近傍に高濃度のP型領域30を形成する。
これによって、PNPトランジスタIの形成領域におけ
るエピタキシャル成長層6aに形成するベースの幅を、
精密に制御することが可能になる。
【0028】図2中、符号IIIにより、イオン注入を
模式的に示す。このイオン注入は、高濃度のイオン注入
であり、形成された高濃度のP型領域30により、ベー
スを構成する残りエピタキシャル成長層6aを、コント
ロール性良く制御できる。本例ではこのイオン注入は具
体的には、ボロンを500keV〜2MeVのエネルギ
ーにより、1×101 4 〜1.0×101 5 /cm2
ドーズ量で、該イオン注入を行った。
【0029】本例では、高濃度のP型領域30は、基板
1の上面からエピタキシャル成長層6aにかけて、つま
り図2に示すように基板面1aを挟む上下に形成した。
なお、P型基板に該基板と同じP型の埋め込み層(従来
技術を説明する図1ないし図6参照)が形成されている
場合は、該埋め込み層における基板面1aに該当する部
分の近傍に該高濃度のP型領域30を形成する。この高
濃度のP型領域30は、コレクタ層として機能させるこ
とができる。図1中、符号31,32はコレクタの取り
出し電極である。
【0030】その後、ベースとなるエピタキシャル成長
層6aに不純物電界を形成するために、該エピタキシャ
ル成長層6aと同種の不純物をイオン注入し、ドリフト
を形成する。その上から、エミッタの不純物を形成し
て、PNPトランジスタIを形成する。符号6bは、N
PNトランジスタIIの形成領域のエピタキシャル成長
層、17は同トランジスタのベース、18は同じくエミ
ッタ、19は同じくコレクタである。
【0031】さらに具体的には、本例では、次の工程を
とる。 (1)イオン注入でP層(P型領域30、図2参照)を
形成する。 (2)リンをイオン注入することにより、エピタキシャ
ルN層(エピタキシャル成長層6)に濃度勾配を付け
る。図3に符号33’で示す部分が、この濃度勾配が付
された部分である。この濃度勾配は、基板深さ(横軸)
と不純物濃度(縦軸)との関係を示す図4のグラフに、
符号33aで模式的に示すような勾配とする。このとき
のイオン注入は、たとえばリンを100keV〜300
keVのエネルギーで、5×101 2 〜5×101 3
cm2 のドーズ量でイオン注入することにより、行うこ
とができる。 (3)P+ 層(PNPトランジスタのエミッタ)を高濃
度ボロンで形成する。形成した領域を図3に符号34’
で示す。これはたとえばボロンを、30keV〜50k
eVのエネルギーで、5×101 4 〜1×101 5 /c
2 のドーズ量でイオン注入することにより得られる。
なお、図4のグラフ中、符号30aはP層30の不純物
濃度勾配、符号34aは上記エミッタを形成するP+
34’の不純物濃度勾配を、それぞれ示す。 上記工程における活性化のための熱処理(アニール)に
ついては、(2)及び(3)のそれぞれについて行う
か、あるいは一括アニールを施す。
【0032】その他の製造工程については、先に説明し
た従来技術に準拠した手法で行うことができる。これに
よって、ベースが精密にコントロールされた、図1に示
す構造のPNPトランジスタIの構造を有する半導体装
置を得ることができた。
【0033】なお本発明の手法は、向かい合わせアイソ
レーション型の半導体装置に適用することも可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る半導体装
置の製造方法によれば、P型半導体基板の上にN型のエ
ピタキシャル成長層を形成した半導体基体に、該エピタ
キシャル成長層にベース領域を形成し、P型半導体基板
がコレクタ領域を構成する縦型のPNPトランジスタを
形成する半導体装置の製造方法について、ベース幅の制
御性を改善する技術を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例1を説明する断面図で
あり、特に出来上がり構造を示すものである。
【図2】 本発明の実施の形態例1の工程を説明する図
(1)であり、断面図で示すものである。
【図3】 本発明の実施の形態例1の工程を説明する図
(2)であり、断面図で示すものである。
【図4】 本発明の実施の形態例1の工程を説明する図
(3)であり、不純物の濃度勾配を示すグラフである。
【図5】 従来技術の工程を順に断面図で示すものであ
る(1)。
【図6】 従来技術の工程を順に断面図で示すものであ
る(2)。
【図7】 従来技術の工程を順に断面図で示すものであ
る(3)。
【図8】 従来技術の工程を順に断面図で示すものであ
る(4)。
【図9】 従来技術の工程を順に断面図で示すものであ
る(5)。
【符号の説明】
1・・・P型半導体基板、6・・・エピタキシャル成長
層、6a・・・(PNPトランジスタI形成領域の)エ
ピタキシャル成長層(ベース形成領域)、30・・・高
濃度のP型領域、31,32・・・コレクタ(取り出し
領域)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P型半導体基板の上にN型のエピタキシ
    ャル成長層を形成した半導体基体に、該エピタキシャル
    成長層にベース領域を形成し、P型半導体基板がコレク
    タ領域を構成する縦型のPNPトランジスタを形成する
    半導体装置の製造方法において、 上記エピタキシャル成長層を形成した後に、上記PNP
    トランジスタを形成する領域についてのみ、エピタキシ
    ャル成長層の上方からイオン注入を施すことにより基板
    面の近傍に高濃度のP型領域を形成することによってベ
    ース幅を制御することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】上記エピタキシャル成長層の上方からのイ
    オン注入により高濃度のP型領域を形成した後、N型の
    イオン注入を行い、これによりPNPトランジスタのベ
    ース−コレクタ間の距離を上記双方のイオン注入によっ
    て決め、該双方のイオン注入によってコレクタの位置を
    決めた後に、エミッタを形成することを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 PNPトランジスタとNPNトランジス
    タとを備える相補型トランジスタである半導体装置の製
    造方法において、 P型半導体基板の上にN型のエピタキシャル成長層を形
    成した半導体基体に、該エピタキシャル成長層にベース
    領域を形成し、P型半導体基板がコレクタ領域を構成す
    る縦型のPNPトランジスタを形成する際に、 上記エピタキシャル成長層を形成した後に、上記PNP
    トランジスタを形成する領域についてのみ、エピタキシ
    ャル成長層の上方からイオン注入を施すことにより基板
    面の近傍に高濃度のP型領域を形成することによってベ
    ース幅を制御することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】上記エピタキシャル成長層の上方からのイ
    オン注入により高濃度のP型領域を形成した後、N型の
    イオン注入を行い、これによりPNPトランジスタのベ
    ース−コレクタ間の距離を上記双方のイオン注入によっ
    て決め、該双方のイオン注入によってコレクタの位置を
    決めた後に、エミッタを形成することを特徴とする請求
    項3に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066244A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Seiko Instruments Inc 静電気保護用半導体装置

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