JP2001135457A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JP2001135457A
JP2001135457A JP31555499A JP31555499A JP2001135457A JP 2001135457 A JP2001135457 A JP 2001135457A JP 31555499 A JP31555499 A JP 31555499A JP 31555499 A JP31555499 A JP 31555499A JP 2001135457 A JP2001135457 A JP 2001135457A
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gap
insulating oil
insulator
spark plug
mounting bracket
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JP31555499A
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Yoshiki Morita
芳樹 森田
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Denso Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/38Selection of materials for insulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/14Means for self-cleaning

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  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成にて絶縁体と取付金具との隙間部
に絶縁体汚損防止用の電気絶縁油を保持するとともに、
電気絶縁油による耐汚損効果を長時間維持可能なスパー
クプラグを提供する。 【解決手段】 絶縁体20と取付金具10との隙間部1
には環状のシールパッキン2が配設され、隙間部1のう
ちパッキン2よりも取付金具10の一端部11寄りの部
位には電気絶縁油4が充填されている。隙間部1のうち
電気絶縁油4の充填部は、その幅W1が0.05mm〜
0.3mmであり、且つ、パッキン2を起点とした軸方
向の長さL1が2mm以上となるように連続して設けら
れた部分であり、充填された電気絶縁油4は、液体状態
において自身の表面張力によって隙間部1に保持される
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁体と取付金具
との間に耐汚損性を向上させるための電気絶縁油を介在
させてなるスパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、スパークプラグは、中心
電極を内包する筒状の絶縁体を、筒状の取付金具の内部
に保持するとともに、絶縁体の一端側に位置する中心電
極の先端部と取付金具に固定された接地電極とを、放電
ギャップを隔てて対向させてなるものである。そして、
放電ギャップ即ち絶縁体の一端側にて放電、発火が行わ
れる。
【0003】このようなスパークプラグにおいては、発
火部温度が低い場合(例えば、500℃以下)、絶縁体
の一端側表面にカーボン等の導電性物質が付着し絶縁抵
抗が低下して着火性能を阻害する恐れがある。特に、車
両が製造元からユーザーに渡るまであるいは1000k
m未満の走行距離の期間で発生しやすく、エンジンの調
整運転や低速及び低負荷の短時間運転の繰り返しによ
り、絶縁体の一端側表面に導電性物質が付着して失火等
の不具合を生じやすい。
【0004】この種の汚損防止を図ったものとして、従
来、実開昭60−160490号公報に記載のものが提
案されている。これは、取付金具の一端部側(発火部
側)の内部において、絶縁体と取付金具との隙間部に、
発火部から遠い側から第1のシールパッキン、第2のシ
ールパッキンを配設し、該隙間部におけるこれら両シー
ルパッキンの間の部位に電気絶縁油を充填してなるもの
である。
【0005】そして、発火部寄りの第2のシールパッキ
ンには、電気絶縁油が少量ずつ発火部側へ流れ出すよう
に溝部が形成されている。それによって、高速運転時等
の高温環境において、溝部から発火部側へ少量ずつ流れ
出した電気絶縁油が絶縁体の表面に被膜を形成するた
め、絶縁抵抗の低下が防止されるとともに、電気絶縁油
が高温にさらされたときに短時間で消失してしまうのが
防止され、電気絶縁油による耐汚損効果が長時間維持さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来公報のものでは、2個のシールパッキンが必要であ
り、特に、取付金具の一端部寄り(発火部寄り)に位置
する第2のシールパッキンは溝部を形成した複雑な構成
であるため、プラグ構成が複雑化するという問題があ
る。また、一方では、取付金具の一端部側(発火部側)
寄りに位置する第2のシールパッキンを設けないと、電
気絶縁油が高温にさらされたときに短時間で消失してし
まい、電気絶縁油による耐汚損効果が長時間維持できな
い。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、簡素な構成にて絶縁体と取付金具との隙間部に絶
縁体汚損防止用の電気絶縁油を保持するとともに、電気
絶縁油による耐汚損効果を長時間維持可能なスパークプ
ラグを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気絶縁油と
して用いられるシリコン系オイルやフッ素系オイル等
は、使用状態(例えば200℃〜300℃)において液
状となり表面張力を持つことから、絶縁体と取付金具と
の隙間部を狭くすれば、電気絶縁油自身の表面張力によ
って電気絶縁油を該隙間部に保持できることに着目して
なされたものである。
【0009】即ち、請求項1記載の発明は、絶縁体(2
0)と取付金具(10)との隙間部(1)に環状のシー
ル部材(2)を配設し、該隙間部のうち該シール部材よ
りも該取付金具の一端部(11)寄りの部位に電気絶縁
油(4)を充填するスパークプラグにおいて、該隙間部
における該電気絶縁油が充填される部位を、軸方向へ2
mm以上の長さに渡って連続して設けつつ、液体状態の
ときの該電気絶縁油がその表面張力によって前記隙間部
に保持可能な形状としたことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、プラグの使用状態におい
て液状となる電気絶縁油は、その表面張力によって隙間
部に保持される。そして、使用温度の上昇とともに電気
絶縁油はその表面張力が弱まって充填部から少しずつ流
れ出し、絶縁体の表面に電気絶縁油による被膜が形成さ
れるため、汚損防止が可能となる。
【0011】また、隙間部における電気絶縁油の充填部
位を軸方向へ2mm以上の長さに渡って連続して設ける
ことで、該充填部位を長くでき、十分な量の電気絶縁油
を確保できる。この隙間部の長さは、電気絶縁油を表面
張力で保持可能とした隙間部について、検討した結果、
実用レベルの充填量を確保可能なサイズとして実験的に
見出したものであり、隙間部の軸方向の長さが2mm未
満であると、実用上十分な電気絶縁油の量を確保できな
い。
【0012】このように、本発明によれば、従来のよう
に電気絶縁油が多量に流れだすのを防止するための第2
のシ−ルパッキンを設けることなく、簡素な構成にて絶
縁体と取付金具との隙間部に電気絶縁油を保持するとと
もに、電気絶縁油による耐汚損効果を長時間維持可能な
スパークプラグを提供することができる。
【0013】ここで、請求項2記載の発明のように、隙
間部(1)における電気絶縁油(4)が充填される部位
は、軸方向へ10mm以下(つまり2mm以上10mm
以下)の長さに渡って連続して設けることが好ましい。
該充填部位の軸方向への長さが10mmより長いと、プ
ラグの体格の大型化を招き、実用上、好ましくないため
である。
【0014】また、請求項3記載の発明のように、隙間
部(1)における電気絶縁油(4)が充填される部位の
幅は0.05mm〜0.3mmであることが好ましい。
この数値範囲は、実験検討した結果に基づくもので、当
該幅(隙間幅)が0.05mm未満であると電気絶縁油
が殆ど充填できなくなり、一方、0.3mmよりも大き
いと電気絶縁油が表面張力によって保持できなくなるた
めである。
【0015】また、請求項4記載の発明は、絶縁体(2
0)と取付金具(10)との隙間部(1)に環状のシー
ル部材(2)を配設し、該隙間部のうち該シール部材よ
りも該取付金具の一端部(11)寄りの部位に電気絶縁
油(4)を充填するスパークプラグにおいて、該隙間部
における該電気絶縁油が充填される部位を、その幅が
0.05mm〜0.3mmであり且つ該シール部材を起
点として軸方向へ2mm以上の長さに渡って連続して設
けられた部分としたことを特徴としている。
【0016】本発明によれば、隙間部において、その幅
が0.05mm〜0.3mmである部分をシール部材を
起点として軸方向へ2mm以上の長さに渡って連続して
設けており、この部分に電気絶縁油を充填している。そ
のため、隙間部の幅については請求項3の発明にて、隙
間部の軸方向長さについては請求項1の発明にて、それ
ぞれ述べた理由から、簡素な構成にて絶縁体と取付金具
との隙間部に電気絶縁油を保持するとともに、電気絶縁
油による耐汚損効果を長時間維持可能なスパークプラグ
を提供することができる。
【0017】また、請求項6記載の発明は、絶縁体(2
0)の外周部を、該絶縁体の一端部(21)側から他端
部(22)側に向かって、順に小径部(25)、中径部
(26)、大径部(27)となるように段部(23、2
4)を有して拡径させ、シール部材(2)を、該中径部
と該大径部との境界をなす段部(24)に配設し、隙間
部(1)における電気絶縁油(4)の充填部位を、該中
径部と取付金具(10)とのなす隙間としたことを特徴
とするもので、請求項1ないし5のスパークプラグの具
体的手段を提供するものである。
【0018】ここで、上記各手段における電気絶縁油
(4)は、シリコンを主成分とするもの又はシリコンに
ワックスが添加されているものを採用することができ
る。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施
形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は本実施形態のスパークプラグ
100の全体構成を示す半断面図であり、図2は図1中
のスパークプラグ100の点火部側の拡大図である。ス
パークプラグ100は、エンジンの燃焼室F1の一部と
して燃焼室を区画形成するエンジンヘッド200に設け
られたネジ穴201に挿入されて固定されている。
【0020】10は導電性の鉄鋼材料(例えば低炭素鋼
等)等よりなる略円筒状の取付金具(主体金具)であ
る。取付金具10の外周面には、その一端部(燃焼室
側)11側にネジ部13が軸回りに形成されている。ネ
ジ部13は、プラグ100のネジ穴201への挿入に伴
い、レンチ等の工具を用いて取付金具10の外周面に形
成された六角部14を軸回りに回転させることでネジ穴
201とネジ結合するもので、このネジ結合によってプ
ラグ本体がネジ穴201に固定されている。
【0021】取付金具10の内部には、アルミナセラミ
ック(Al2 3 )等からなる円筒状の絶縁体20が保
持されており、絶縁体20の一端部21及び他端部22
は、それぞれ、取付金具10の一端部11及び他端部1
2から露出している。この絶縁体20の外周部には、、
軸回りに環状をなす2個の段部即ち第1段部23及び第
2段部24が形成されており、これら第1及び第2段部
23、24を境界として絶縁体20はその一端部21側
から他端部22側に向かって順に小径部25、中径部2
6、大径部27となるように拡径している。
【0022】また、2個の段部23、24のうち絶縁体
20の他端部22寄りに位置し、中径部26と大径部2
7との境界をなす第2段部24には、この第2段部24
に沿って環状のシールパッキン(本発明でいうシール部
材)2が配設されている。このシールパッキン2は鉄系
金属等よりなるもので、このパッキン2によって絶縁体
20と取付金具10との間はシールされている。なお、
大径部27における絶縁体20の他端部22側寄りに形
成された段部28には、金属製環状のパッキン3を介し
て、取付金具10の他端部12がかしめられ固定されて
いる。
【0023】そして、絶縁体20と取付金具10との隙
間部1のうち上記シールパッキン(シール部材)2より
も取付金具10の一端部11寄りの部位には、シリコン
系オイルやフッ素系オイル等の室温でゲル状態、プラグ
の使用状態(例えば200℃〜300℃)において液状
となるような電気絶縁油4が充填されている。本例で
は、隙間部1のうち電気絶縁油4が充填されている部位
(以下、隙間部1における充填部という)は、絶縁体2
0の中径部26と取付金具10とのなす隙間としてい
る。
【0024】この隙間部1における充填部は、その隙間
の幅W1(図2参照)が0.05mm〜0.3mmであ
り、且つ、シールパッキン2を起点として軸方向の長さ
L1(図2参照)が2mm以上となるように連続して設
けられた部分である。それによって、充填された電気絶
縁油4は、使用状態(液体状態)において電気絶縁油4
自身の表面張力によって隙間部1に保持されるようにな
っている。つまり、隙間部1における充填部は、電気絶
縁油の液体自身の形状効果や粘性から生じる保持力で保
持可能な形状となっている。
【0025】ここで、より具体的に、電気絶縁油4とし
ては、シリコンを主成分とするもの又はシリコンにワッ
クスが添加されているものを採用できる。また、電気絶
縁油4の充填は、例えば、電気絶縁油4としてのシリコ
ンオイルを約10〜20mg、溶剤に混ぜ、この溶液を
隙間部1の開口部側(取付金具10の一端部11側)か
ら隙間部1へ注入し、溶剤を気化させることにより、行
うことができる。
【0026】また、絶縁体20の内部には、円柱状の中
心電極30およびステム部40が固定されている。中心
電極30の一端部(先端部)31は、絶縁体20の一端
部21から露出し、ステム部40の一端部41は、絶縁
体20の他端部22から露出している。そして、中心電
極30の他端部32とステム部40の他端部42とは、
絶縁体20内にて電気的に接続されている。こうして、
中心電極30は、取付金具10の一端部11から一端部
31を露出させた状態で取付金具10内に絶縁保持され
ている。
【0027】また、取付金具10の一端部11には、接
地電極50が溶接等により固定されている。接地電極5
0は途中で略L字に曲げられて、溶接部分とは反対の部
位にて中心電極30の一端部31と放電ギャップ60を
隔てて対向している。そして、スパークプラグ100に
おいては、図1に示す様に、放電ギャップ60側を燃焼
室F1内に挿入し、取付金具10と中心電極30との間
に放電用高電圧をかけることにより、放電ギャップ60
に火花放電を発生させ、燃焼室F1内の混合気を燃焼さ
せるようになっている。
【0028】ところで、本実施形態によれば、プラグの
使用状態において液状となる電気絶縁油4は、その表面
張力によって隙間部1に保持される。そして、使用温度
の上昇とともに電気絶縁油4はその表面張力が弱まっ
て、隙間部1における充填部から少しずつ絶縁体20の
小径部25の方へ流れ出し、小径部25の表面に電気絶
縁油4による被膜を形成する。それにより、点火部近傍
にある絶縁体の小径部25において、カーボン等の導電
性物質の付着による汚損を防止することができる。
【0029】ここで、隙間部1における充填部におい
て、幅W1を0.05mm〜0.3mmとしたのは、幅
W1が0.05mm未満であると電気絶縁油が殆ど充填
できなくなり、一方、0.3mmよりも大きいと電気絶
縁油が表面張力によって保持できなくなるためである。
なお、この幅W1は0.10mm〜0.20mmであれ
ば、より好ましい。
【0030】また、隙間部1における充填部において上
記の軸方向の長さL1を2mm以上としたのは、当該長
さL1が2mm以上であれば該充填部を十分に長くで
き、実用上満足できるだけの電気絶縁油4の量を確保で
きるのに対し、2mm未満であると、実用上十分な電気
絶縁油4の量を確保できないためである。これは、電気
絶縁油4を表面張力で保持可能とした幅W1を持つ隙間
部1について、その長さL1を実験的に検討した結果に
基づく。
【0031】具体的に、車両が製造元からユーザーに渡
るまでの耐汚損効果を検証する試験(新車燻り汚損試
験)を例にとって述べる。この試験は、−10℃の環境
にスパークプラグを搭載した車両を置き、エンジンを始
動させ、急加速及び急停止を数回(例えば5回)繰り返
すことを1サイクル(例えば2分間)とし、失火(燻
り)が発生するまでのサイクル数をプラグの寿命とした
ものである。
【0032】上記試験において、隙間部1の長さL1が
2mm未満では、5〜8サイクル程度の寿命しかなかっ
たのに対し、該長さL1が2mm以上では、10〜15
サイクル以上の寿命が確保できた。一般的な新車の搬送
パターンを考えると、寿命は10サイクル以上であるこ
とが好ましいため、本実施形態では、長さL1を2mm
以上としている。そのため、本実施形態は、新車搬送時
のプラグの燻りによる始動不良、加速困難等のエンジン
不調を防止するものとして有効である。
【0033】また、隙間部1における充填部において、
上記の軸方向の長さL1は10mm以下であることが好
ましい。当該長さL1が10mmより長いとプラグの体
格の大型化を招き、実用上、好ましくない。なお、この
長さL1は3mm〜5mmであれば、より好ましい。
【0034】このように、本実施形態によれば、従来の
ように電気絶縁油が多量に流れだすのを防止するための
もう1つのパッキン(第2のシ−ルパッキン)を設ける
ことなく、簡素な構成にて絶縁体20と取付金具10と
の隙間部1に電気絶縁油4を保持するとともに、電気絶
縁油4による耐汚損効果を長時間維持可能なスパークプ
ラグ100を提供することができる。
【0035】(他の実施形態)なお、本隙間部1の構成
において、絶縁体20には大径部、中径部、小径部が形
成されずに、十分な量の電気絶縁油4の確保と電気絶縁
油4自身の表面張力による保持との両立が可能となって
いれば、絶縁体の外周部はストレートな構成となってい
ても良い。また、絶縁体20の中径部26は、取付金具
10の中径部と必ずしも平行とはなっていなくても良
く、いびつな形状(しりつぼみ、ラッパ、波形等)も含
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスパークプラグの全体
構成を示す半断面図である。
【図2】図1中のスパークプラグの点火部側の拡大図で
ある。
【符号の説明】
1…隙間部、2…シールパッキン、4…電気絶縁油、1
0…取付金具、11…取付金具の一端部、20…絶縁
体、21…絶縁体の一端部、23…第1段部、24…第
2段部、25…小径部、26…中径部、27…大径部、
30…中心電極、31…中心電極の一端部、50…接地
電極、60…放電ギャップ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心電極(30)と、 この中心電極の外側に設けられた絶縁体(20)と、 この絶縁体の外側に設けられた取付金具(10)と、 この取付金具の一端部(11)側に一端が結合され他端
    側が前記中心電極と対向するように配置された接地電極
    (50)と、 前記絶縁体と前記取付金具との隙間部(1)に配設され
    た環状のシール部材(2)と、 前記隙間部のうち前記シール部材よりも前記取付金具の
    前記一端部寄りの部位に充填された電気絶縁油(4)
    と、を備えるスパークプラグにおいて、 前記隙間部における前記電気絶縁油が充填される部位
    は、軸方向へ2mm以上の長さに渡って連続して設けら
    れており、且つ、前記電気絶縁油が液体状態のときその
    表面張力によって前記電気絶縁油が前記隙間部に保持可
    能な形状となっていることを特徴とするスパークプラ
    グ。
  2. 【請求項2】 前記隙間部(1)における前記電気絶縁
    油(4)が充填される部位は、軸方向へ10mm以下の
    長さに渡って連続して設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記隙間部(1)における前記電気絶縁
    油(4)が充填される部位は、その幅が0.05mm〜
    0.3mmであることを特徴とする請求項1または2に
    記載のスパークプラグ。
  4. 【請求項4】 中心電極(30)と、 この中心電極の外側に設けられた絶縁体(20)と、 この絶縁体の外側に設けられた取付金具(10)と、 この取付金具の一端部(11)側に一端が結合され他端
    側が前記中心電極と対向するように配置された接地電極
    (50)と、 前記絶縁体と前記取付金具との隙間部(1)に配設され
    た環状のシール部材(2)と、 前記隙間部のうち前記シール部材よりも前記取付金具の
    前記一端部寄りの部位に充填された電気絶縁油(4)
    と、を備えるスパークプラグにおいて、 前記隙間部における前記電気絶縁油が充填される部位
    は、その幅が0.05mm〜0.3mmであり且つ前記
    シール部材を起点として軸方向へ2mm以上の長さに渡
    って連続して設けられた部分であることを特徴とするス
    パークプラグ。
  5. 【請求項5】 前記隙間部(1)における前記電気絶縁
    油(4)が充填される部位は、軸方向へ10mm以下の
    長さに渡って連続して設けられた部分であることを特徴
    とする請求項4に記載のスパークプラグ。
  6. 【請求項6】 前記絶縁体(20)の外周部は、前記絶
    縁体の一端部(21)側から他端部(22)側に向かっ
    て、順に小径部(25)、中径部(26)、大径部(2
    7)となるように段部(23、24)を有して拡径して
    おり、 前記シール部材(2)は、前記段部のうち前記中径部と
    前記大径部との境界をなす段部(24)に配設されてお
    り、 前記隙間部(1)における前記電気絶縁油(4)が充填
    される部位は、前記絶縁体の前記中径部と前記取付金具
    (10)とのなす隙間であることを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  7. 【請求項7】 前記電気絶縁油(4)は、シリコンを主
    成分とするもの又はシリコンにワックスが添加されてい
    るものであることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れか1つに記載のスパークプラグ。
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