JP2001135172A - 導通検査ユニットのレイアウト検討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト検討台 - Google Patents

導通検査ユニットのレイアウト検討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト検討台

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JP2001135172A
JP2001135172A JP30982199A JP30982199A JP2001135172A JP 2001135172 A JP2001135172 A JP 2001135172A JP 30982199 A JP30982199 A JP 30982199A JP 30982199 A JP30982199 A JP 30982199A JP 2001135172 A JP2001135172 A JP 2001135172A
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませ
る形式の導通検査ユニットを精緻に位置決めすること。 【解決手段】 所定の弾性を有する載置層33の上にワ
イヤアッセンブリWHを載置する載置工程の後、ワイヤ
アッセンブリWHのコネクタ1を上記載置層33にめり
込ませて導通検査ユニットの配置を探索することとし
た。その後、配置の決まったコネクタ1を擬似ユニット
40で仮保持し、その位置をプロットして布線原図を作
成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導通検査ユニットの
レイアウト検討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト
検討台に関し、特に、自動車におけるワイヤハーネスや
ワイヤハーネスを構成するサブアッセンブリ(この明細
書で「ワイヤアッセンブリ」と総称する)相互間あるい
は電気機器間の導通検査に使用するオートロック式導通
検査ユニットに好適な導通検査ユニットのレイアウト検
討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト検討台に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤアッセンブリは、複数の電
線を組み合わせて所定の回路を形成する電気配線システ
ムであり、複雑な配索形状を呈している。また、各電線
に接続された雄型または雌型の端子金具は、コネクタハ
ウジングに収容され、いわゆるランス形式によって、抜
け止めが図られている。そして、雄型の端子金具を収容
したコネクタハウジングと雌型の端子金具を収容したコ
ネクタハウジングとを接続することにより、両端子金具
間の電気的接続が達成される。
【0003】上述のようなワイヤアッセンブリの配索作
業を行ったり、コネクタに収容された端子金具の導通検
査等を行う際に、従来から布線台と呼称される作業台が
採用されている。
【0004】図7は従来の布線台を簡略的に示す斜視図
である。
【0005】同図に示すように周知の布線台2は、布線
板15を脚15aで支持しているものである。布線板1
5は、作業者側が下向きに傾斜した状態で支持されたフ
ラットな単板であり、その上面には、ワイヤアッセンブ
リWHが配索可能に構成されている。ここでワイヤアッ
センブリWHのコネクタ1の導通検査を行う場合には、
図示の通り、この布線台2に導通検査ユニット10を設
けて各回路を一括的或いは選択的に検査するようにして
いる。
【0006】図8は本件出願人が先に提案しているオー
トロック式導通検査ユニット10(特開平10−239
377参照)を従来の布線台に用いた例を示す斜視図で
ある。
【0007】その構成では、検査対象となるコネクタ1
を挿入するためのコネクタ挿抜部11と、コネクタ挿抜
部11内に取り付けられたプローブピン12と、上記コ
ネクタ挿抜部11を開閉することにより、当該コネクタ
挿抜部11に挿入されたコネクタ1を着脱可能にロック
するロック機構13とを筐体14に備えている。
【0008】上記筐体14は、概ね直方体に構成され、
その長手方向一端面に上記コネクタ挿抜部11を有して
いる。そして、上記筐体14は、このコネクタ挿抜部1
1がワイヤアッセンブリWHを配索するための布線板1
5に対して平行に開口するように(換言すれば、コネク
タ1を布線板15に対して直交する方向に挿抜できるよ
うに)、布線板15の所定位置に埋設され、金具16で
固定されている。そして上述のような導通検査ユニット
10が、検査対象となるワイヤアッセンブリWHに採用
されているコネクタ1毎に複数台設けられていた。
【0009】ところで上述のような布線台2を導通検査
図板として製造する際には、布線板15と同一寸法の紙
の上に検査対象となる現物のワイヤアッセンブリWHを
載置し、この紙の当該ワイヤアッセンブリWHのコネク
タ1に対応する位置に型紙を貼り付けて位置決めしてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述したレイ
アウト決定方法では、ワイヤアッセンブリWHの本体部
分とコネクタ1を載置したときの載置面とが同一高さに
なるため、平面的な寸法についてしか考慮することがで
きなかった。そのためコネクタの導通検査ユニットへの
挿入寸法をも立体的に考慮した精緻なレイアウト検討が
できず、布線台が完成した後も、しばしばレイアウトの
修正を行う必要があった。その場合には導通検査ユニッ
トを布線板15に埋め込む必要があることから、新しい
板材に穿孔し直す作業を余儀なくされ、多大な工数がか
かっていた。
【0011】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる
形式の導通検査ユニットを精緻に位置決めすることので
きる導通検査ユニットのレイアウト検討方法並びに擬似
ユニット及びレイアウト検討台を提供することを課題と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ワイヤアッセンブリの布線板に埋設されて
コネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを用
いた導通検査図板を製造する際に当該導通検査ユニット
のレイアウトを決定するための導通検査ユニットのレイ
アウト検討方法において、現物のワイヤアッセンブリを
載置した後に当該ワイヤアッセンブリのコネクタを載置
されたワイヤアッセンブリの本体部分よりも低い位置に
仮置きして上記導通検査ユニットの配置を探索する探索
工程を備えていることを特徴とする導通検査ユニットの
レイアウト検討方法である。
【0013】この発明によれば、ワイヤアッセンブリの
コネクタの高さを変更することにより、コネクタを導通
検査ユニットへ装着したときの状態を創出することが可
能になる。この結果、導通検査ユニットの配置を探索す
るに当たり、コネクタを導通検査ユニットに挿抜すると
きの寸法をも立体的に考慮することが可能になる。
【0014】ワイヤーアッセンブリのコネクタを低く変
更できるように載置する方法としては、例えば、ワイヤ
アッセンブリを所定のハンガーで浮揚させる構成が考え
られる。他方、上記探索工程は、現物のワイヤアッセン
ブリを担持するとともに、当該ワイヤアッセンブリのコ
ネクタを押し込み荷重によりめり込ませることのできる
載置層の上で行われることが好ましい。このようにする
と、ワイヤアッセンブリの着脱が容易になるので、作業
性が一層向上する。
【0015】本発明の別の態様は、ワイヤアッセンブリ
の布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の
導通検査ユニットを用いた導通検査図板を製造する際に
当該導通検査ユニットのレイアウトを決定するための擬
似ユニットであって、導通検査ユニットの外面に対応し
て擬似的に形成された擬似プレートと、擬似プレートに
対して当該導通検査ユニットのコネクタ挿抜口に対応し
て形成され、コネクタを挿入可能な挿入口と、挿入口に
挿入されたコネクタの背面に係止してコネクタを挿入口
に仮保持する仮保持手段とを有することを特徴とする擬
似ユニットである。
【0016】この発明ではコネクタを挿入可能な挿入口
を有しているので、当該コネクタに対応する導通検査ユ
ニットのレイアウトを検討する際に、所定のレイアウト
検討台と併用されることによって、コネクタの挿入寸法
をも立体的に考慮してレイアウトを探索することが可能
になる。また、上記挿入口を導通検査ユニットの外面に
対応して擬似的に形成された擬似プレートに形成してい
るので、この擬似プレートの角度や姿勢を変更すること
により、より実際の導通検査ユニットに近いレイアウト
状態を探索することが可能になる。ここで、「擬似的」
とは、外形及び外寸を可及的に現物の導通検査ユニット
に似せていることをいう。
【0017】特に、上記挿入口は、外寸の異なるコネク
タを挿入可能に伸縮可能に構成されているものであるこ
とが好ましい。
【0018】このようにすると、同一の仕様の擬似ユニ
ットを使用して複数種類のコネクタに係る導通検査ユニ
ットのレイアウト検討を行うことが可能になる。
【0019】また、上記擬似プレートの下面に垂下する
着脱用ニードルをさらに備えていることが好ましい。
【0020】このようにすると、擬似ユニットの着脱作
業を一層容易に行うことが可能になる。
【0021】本発明のさらに別の態様は、上記模擬ユニ
ットと併用されるレイアウト検討台であって、現物のワ
イヤアッセンブリを担持するとともに、当該ワイヤアッ
センブリのコネクタを押し込み荷重によりめり込ませる
ことのできる載置層を有する布線板を有することを特徴
とする導通検査ユニットのレイアウト検討台である。
【0022】この発明によれば、布線板に設けられた載
置層の上でコネクタの配置を探索し、載置層上の適所に
めり込ませた状態で擬似ユニットにより仮保持すること
により、ワイヤアッセンブリに設けられたコネクタ毎に
対応する導通検査ユニットの配置を探索したり、プロッ
トしたりすることが可能になる。
【0023】また、上記布線板は、擬似ユニットの下面
に設けた取付部材を刺止め可能な硬質層を上記載置層の
下面に有していることが好ましい。
【0024】このようにすると、擬似ユニットの着脱が
容易になる。取付部材としてはニードルやスクリューね
じが例示される。
【0025】本発明のさらに別の態様は、上記模擬ユニ
ットに併用されるレイアウト検討台であって、ワイヤア
ッセンブリを配索するための布線板と、布線板を支持す
る支持体とを備え、上記布線板は、長手方向に沿う複数
のボードに分割されているとともに、各ボードと上記支
持体とを連結する連結部を備え、上記連結部は、各ボー
ドをその長手回りにおいて支持体に対し個別に傾斜させ
る傾斜手段を有していることを特徴とするレイアウト検
討台である。
【0026】この態様では、ワイヤアッセンブリを配索
するための布線板が複数条のボードに分割されていると
ともに、各ボードは、その長手回りの傾斜角度が個別に
変更可能な状態で傾斜手段により傾斜されるので、完成
される布線台の形状に対応して個々のボードの傾斜を変
更することにより、傾斜を有する布線台のレイアウト検
討を行う際にも可及的に実際の布線台に近い状態でレイ
アウトの検討を行うことが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施の形態について詳述する。
【0028】図1は本発明に係るレイアウト検討台20
の概略構成を簡略化して示す斜視図である。同図を参照
して、図示の実施の形態に係るレイアウト検討台20
は、布線板22を主要素として有しており、本発明に係
るレイアウト検討方法は、この布線板22と擬似ユニッ
ト40とを併用することにより、好適に実施することが
可能である。
【0029】上記布線板22は、合板で形成された支持
層31と、支持層31の上面に積層された硬質層32
と、この硬質層32の上面に積層される載置層33とを
一体的に有し、レイアウトの検討対象となる導通検査ユ
ニットに係る現物のワイヤアッセンブリWHを載置可能
な面積を有する平面視長方形の積層体である。
【0030】上記支持層31は、図示しない架台に対し
着脱可能に取り付けられる積層合板で形成されている。
【0031】上記硬質層32は、ピンやニードル等の鋭
利物を刺し止め可能な素材で構成されており、具体的に
はゴムやゴム質の樹脂或いは比較的硬質のスポンジ等で
形成された単板である。
【0032】上記載置層33は、比較的可撓性の高いス
ポンジ等の多孔質樹脂層で形成されており、これによっ
てワイヤアッセンブリWH自身の自重によっては載置面
33aを陥没させることなくワイヤアッセンブリWHを
担持することができるとともに、所定の押し込み荷重に
よってコネクタ1を押し込むことにより、載置面33a
を陥没させてコネクタ1が下面側にめり込むようになっ
ている。
【0033】図2は図1の実施形態に係る擬似ユニット
40の斜視図である。また図3は擬似ユニット40の概
観図であり(A)は平面図(B)は底面図である。
【0034】図1並びに図2及び図3を参照して、擬似
ユニット40は、導通検査ユニット10(図8参照)の
外面に似せて形成されたメインプレート41と、このメ
インプレート41の上面に一体形成されたサブプレート
42とによって、導通検査ユニット10の外面に擬似的
な概観を呈している。
【0035】これら各プレート41、42は、図示の実
施形態において擬似プレートを構成するものである。上
記サブプレート42の上面には、当該擬似ユニット40
の擬似対象となった導通検査ユニット10の型番10a
が表示されており、これによって擬似ユニット40の種
類を当該導通検査ユニット10に対応して表示してい
る。
【0036】上記メインプレート41の中央部には、略
矩形の枠状に形成されたゴムリング43が固着されてい
る。そしてこのゴムリング43の内周面がコネクタ1を
挿入するための挿入口43aを構成している。
【0037】図3(A)(B)によく示すように、挿入
口43aはコネクタ1の外形に対応する平面視長方形に
形成されており、その四隅部には、円弧状断面のえぐり
部43bが形成されている。そして、このえぐり部43
bにより、ゴムリング43自身がゴム材で形成されてい
ることと相俟って、挿入口43aを伸縮可能に構成して
いる。この結果、挿入口43aに挿入されるコネクタ1
の外寸が異なる場合でもその寸法差を吸収し、汎用性を
持たせることができるとともに、コネクタ1を締め付け
て仮保持できるようになっている。
【0038】さらに、このゴムリング43の上面には、
リップ44が設けられている。リップ44は、僅かに自
由端を挿入口43aの方へ臨ませており、これによって
挿入口43aに挿入されたコネクタ1の背面に係止でき
るようになっている。
【0039】メインプレート41の下面四隅部には、取
付部材としてのニードル45が固着されており、それぞ
れ下方に先鋭部45aを垂下させている。
【0040】ニードル45は、上述した布線板22の載
置層33を上面から下面へ貫通し、硬質層32に刺し止
めされるのに必要十分な長さと太さに設定されている。
これにより、上述した布線板22の載置層33の上で、
自由に擬似ユニット40の並び替えを行い、導通検査ユ
ニットの配置を探索できるようになっている。
【0041】次に上述したレイアウト検討台20及び擬
似ユニット40を用いたレイアウトの決定手順について
説明する。
【0042】図4はレイアウト検討台と擬似ユニットを
用いたコネクタの挿入手順を示す断面略図である。
【0043】まず図1及び図4を参照して、上述したレ
イアウト検討台20の上に検討対象となる現物のワイヤ
アッセンブリWHに必要な個数だけ、擬似ユニット40
を用意し、大まかに擬似ユニット40を載置層33の上
に配置する。この作業は、擬似ユニット40のニードル
45を布線板22に突き刺すだけで容易に行うことが可
能である(図4(A)参照)。
【0044】次に、現物のワイヤアッセンブリWHを用
意し、布線板22の載置層33の上に配置する。そし
て、ワイヤアッセンブリWHの各コネクタ1を、それぞ
れ対応する擬似ユニット40の挿入口43a内に挿入す
る。
【0045】図4(B)(C)を参照して、この過程で
は、単にコネクタ1を把持して、挿入口43aに近づ
け、導通検査の時と同様にコネクタ1を挿入口43a内
に押し込むだけでよい。これにより、まず、図4(B)
に示すように、コネクタ1がリップ44を押し込むこと
によってリップ44が撓み、コネクタ1の挿入口43a
への導入を許容するとともに、コネクタ1が挿入口43
a内に導入された後は、図4(C)に示すように、上記
リップ44が元の形状に復帰することによりコネクタ1
の背面部分に係止してコネクタ1を仮保持することにな
る。この結果、コネクタ1は、先端部分が載置層33に
陥没した状態で擬似ユニット40に仮保持される。
【0046】図1を参照して、作業者は各コネクタ1を
対応する擬似ユニット40に挿入し終えた後、各擬似ユ
ニット40の配置の是非を検討(探索)する。その作業
としては、コネクタ1が擬似ユニット40に仮保持され
たままの状態で擬似ユニット40を布線板22から取り
外し、配置を変更して再度布線板22に装着することに
より行われる。そして、そのような探索を繰り返すこと
により、ワイヤアッセンブリWHの導通検査に好適なレ
イアウトが決定される。
【0047】図5は図1の実施形態に係るレイアウト検
討後の布線原図作成工程を示す概略図である。
【0048】同図を参照して、導通検査ユニットのレイ
アウトが決定されると、まず、擬似ユニット40を布線
板22に残したままの状態でワイヤアッセンブリWHが
取り外される。次いで、擬似ユニット40が装着されて
いる載置層33の上面に、透明なアクリル板50を被せ
る。次いで、図5(B)に示すように、座標を読み取る
ために必要な点を上記アクリル板50の上からプロット
し、図5(C)に示すように線図50aを得る。そし
て、このプロットされたアクリル板50、或いはアクリ
ル板50を原寸コピーしたものが、布線原図となるので
ある。
【0049】以上説明したように、上述した実施の形態
によれば、載置層33にワイヤアッセンブリWHを担持
させ、さらにワイヤアッセンブリWHのコネクタ1を載
置面33aにめり込ませることにより、導通検査ユニッ
ト10の配置を探索しているので、コネクタ1を導通検
査ユニット10に挿抜するときの寸法をも立体的に考慮
することが可能になる。
【0050】しかも図示の実施形態においては、擬似ユ
ニット40を併用することによって、配置の定まったコ
ネクタを仮保持しているので、一層、実際の検査ユニッ
ト実装状態に近い状態を創出し、精緻な探索を行うこと
が可能になる。
【0051】また、図5で説明した原図作成工程は、探
索工程によって配置の定まった擬似ユニット40を載置
層33に残したままワイヤアッセンブリWHを取り除
き、その後、擬似ユニット40をプロットする手順を含
んでいるので、擬似ユニットをプロットすることによ
り、容易に原図を作成することが可能になる。
【0052】したがって本実施形態によれば、布線板に
埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユ
ニット10(図8参照)を精緻に位置決めすることがで
き、布線台の完成度も極めて高くなるという顕著な効果
を奏する。
【0053】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定され
ない。
【0054】例えば、同一外形の布線台に対応して、図
6に示すレイアウト検討台20を採用することも可能で
ある。
【0055】図6は本発明の別の実施形態に係るレイア
ウト検討台20の構成を簡略化して示す斜視図である。
【0056】同図を参照して、図6に示すレイアウト検
討台20は、複数のボード21で構成された布線板22
を有している。そして、これらボード21のうち、布線
板22の幅方向両端部を構成するものは、それぞれ、傾
斜連結板26を介して連結されることにより、所定の角
度だけ傾斜している。
【0057】図6のレイアウト検討台20は、ワイヤア
ッセンブリWHの形状に合わせて個々のボード21の傾
斜を変更することにより、作業者の作業領域を可及的に
狭く設定する布線台に対応して構成されたものである。
この形式の布線台を使用すれば、作業者は小さくまとま
った作業領域内で所定の作業を行うことができるので、
作業性が向上する。そこで、この布線台に対応して、個
々のボード21の傾斜を変更することにより、より現実
の布線台に適合してレイアウトの検討を行うことができ
るように構成したのである。
【0058】或いは、ワイヤアッセンブリWHを載置す
る布線板としては、本件出願人が先に提案している特開
平10−54861号公報に開示されているようなハン
ガーを有する板材を採用してもよい。その場合にも、ワ
イヤアッセンブリWHの本体部分(電線部分)よりコネ
クタ1を低く配置してレイアウトの検討を行うことが可
能になる。その場合には、擬似ユニットについても、ニ
ードル45を短く設定したり、省略したり、他の手段
(例えば磁石)を利用することが可能になる。また、取
付部材は、スクリューねじであってもよい。
【0059】また、図5で説明した布線原図の製作方法
はあくまでも一つの例であり、必須のものではない。例
えば、座標読取装置を併設し、配置の決定された各模擬
ユニット40の座標を読み込んでデジタルデータを作成
し、このデジタルデータを直接加工装置に入力したり、
デジタルデータに基づいて原寸大の紙にプリントアウト
し、手作業で加工するための原紙にする等の方法を採用
することが可能である。
【0060】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の変更が可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクタを導通検査ユニットに挿抜するときの寸法をも
立体的に考慮することが可能になるので、コネクタの導
通検査ユニットへの挿入寸法をも立体的に考慮した精緻
なレイアウト検討を行うことができる。そのため布線板
に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査
ユニットを精緻に位置決めすることができ、布線台の完
成度も極めて高くなるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレイアウト検討台の概略構成を簡
略化して示す斜視図である。
【図2】図1の実施形態に係る擬似ユニットの斜視図で
ある。
【図3】擬似ユニットの概観図であり(A)は平面図
(B)は底面図である。
【図4】レイアウト検討台と擬似ユニットを用いたコネ
クタの挿入手順を示す断面略図である。
【図5】図1の実施形態に係るレイアウト検討後の布線
原図作成工程を示す概略図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係るレイアウト検討台
の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図7】従来の布線台を簡略的に示す斜視図である。
【図8】本件出願人が先に提案しているオートロック式
導通検査ユニットを従来の布線台に用いた例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 10 導通検査ユニット 20 レイアウト検討台 21 ボード 22 布線板 32 硬質層 33 載置層 33a 載置面 40 擬似ユニット 41 メインプレート(擬似プレート) 42 サブプレート(擬似プレート) 43 ゴムリング 45 ニードル(取付部材) WH ワイヤアッセンブリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤアッセンブリの布線板に埋設され
    てコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを
    用いた導通検査図板を製造する際に当該導通検査ユニッ
    トのレイアウトを決定するための導通検査ユニットのレ
    イアウト検討方法において、 現物のワイヤアッセンブリを載置した後に当該ワイヤア
    ッセンブリのコネクタを載置されたワイヤアッセンブリ
    の本体部分よりも低い位置に仮置きして上記導通検査ユ
    ニットの配置を探索する探索工程を備えていることを特
    徴とする導通検査ユニットのレイアウト検討方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤアッセンブリの布線板に埋設され
    てコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを
    用いた導通検査図板を製造する際に当該導通検査ユニッ
    トのレイアウトを決定するための擬似ユニットであっ
    て、 導通検査ユニットの外面に対応して擬似的に形成された
    擬似プレートと、 擬似プレートに対して当該導通検査ユニットのコネクタ
    挿抜口に対応して形成され、コネクタを挿入可能な挿入
    口と、 挿入口に挿入されたコネクタの背面に係止してコネクタ
    を挿入口に仮保持する仮保持手段とを有することを特徴
    とする擬似ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の擬似ユニットと併用され
    るレイアウト検討台であって、 現物のワイヤアッセンブリを担持するとともに、当該ワ
    イヤアッセンブリのコネクタを押し込み荷重によりめり
    込ませることのできる載置層を有することを特徴とする
    導通検査ユニットのレイアウト検討台。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の模擬ユニットに併用され
    るレイアウト検討台であって、 ワイヤアッセンブリを配索するための布線板と、布線板
    を支持する支持体とを備え、 上記布線板は、長手方向に沿う複数のボードに分割され
    ているとともに、各ボードと上記支持体とを連結する連
    結部を備え、上記連結部は、各ボードをその長手回りに
    おいて支持体に対し個別に傾斜させる傾斜手段を有して
    いることを特徴とするレイアウト検討台。
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