JP2001135108A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2001135108A
JP2001135108A JP31823699A JP31823699A JP2001135108A JP 2001135108 A JP2001135108 A JP 2001135108A JP 31823699 A JP31823699 A JP 31823699A JP 31823699 A JP31823699 A JP 31823699A JP 2001135108 A JP2001135108 A JP 2001135108A
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JP
Japan
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lens
sealing material
lamp body
groove
elastic
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Application number
JP31823699A
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English (en)
Inventor
Yukio Nakagawa
幸生 中川
Hideo Yamada
秀夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーがレンズを破損した場合、交換作業
に多くの工数がかかるとともにサービスパーツとしての
弾性シール材が高価なものとなっていた。 【解決手段】 車両用灯具のレンズ周縁にシール溝を設
け、ランプボディの前面開口部の周縁にシール脚を設け
るシール構造とし、レンズのサービスパーツの形態をシ
ール材を一体化するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用灯具のレンズ
とランプボディのシール構造に関し、特にサービスパー
ツに有効なシール構造に関する。
【0002】
【従来技術】近年、地球環境を考慮した地球にやさしい
製品設計が世の中から要求されている。車両用灯具にあ
っても同様にリサイクルを考慮した製品が検討されてい
る。発明者らは車両用灯具のリサイクルを考えた場合、
構成部品の中でレンズの破損や劣化の発生が多いため、
レンズに着目し、レンズが例えば破損した場合にどのよ
うな構造が有効か検討を進めた。
【0003】従来から、レンズ、ランプボディ、弾性シ
ール材で構成されている車両用灯具のシール構造に関し
ていろいろな方法が提案されている。第1の例として弾
性シール材にホットメルトを使った方法であり、図3を
用いて説明する。
【0004】図3は車両用前照灯の断面図を示してい
る。91はレンズ(樹脂製)、92はランプボディ、9
3はランプボディ内側に配置されるリフレクター、94
はバルブ、95はランプボディの周縁に設けられている
溝、96はレンズの周縁に設けられている脚そして97
はシール材である。
【0005】このような車両用前照灯90におけるレン
ズ91とランプボディ92との接合方法として、ランプ
ボディに設けた溝95にシール材97としてホットメル
トを装填するとともに、レンズの脚96をシール溝95
に係合して、レンズ脚とランプボディ溝間をホットメル
トを固化させてシールするというものである。
【0006】このようなシール構造では固化したホット
メルトの接着力が強いため、ユーザーがレンズを破損
し、レンズを交換しようとした場合でも、レンズとラン
プボディとが分離できないため、灯具全体を交換せざる
をえなかった。
【0007】このため、シール溝からレンズを分離し交
換できるようにした方法も提案されている。第2の例と
して弾性シール材を使った方法を説明する。第3図で示
したランプボディの周縁に形成されたシール溝にホット
メルトでなく液体状の弾性ホットメルト型シール材また
は発泡性シール材を供給して、シール材が固化または硬
化により固形化した弾性シール材に、レンズ側のシール
脚をシール溝内に挿入して、弾性シール材に圧接すると
ともに凹凸ランス固定やネジ止めあるいはクリップ等を
利用して機械的に係止するというものである。
【0008】このような方法ではユーザーがレンズを破
損した場合に、レンズ、ランプボディ、弾性シール材と
に分離でき、レンズのみ交換できる方法であり、リサイ
クルに有効な接合方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,第1の
例ではユーザーがレンズを破損し、レンズ交換しようと
しても、シール材の接着力が強いためレンズの分離がで
きず、レンズ交換ができなかった。第2の例では各部品
が分離でき、レンズの交換はできるが、交換作業に多く
の作業時間がかかっていた。その交換作業の作業手順を
示すと、
【0010】 1.ランプボディとレンズを分離する。 2.ランプボディのシール溝に残った弾性シール材を除
去する。 3.発泡性紐状シール材を溝に装着する。 4.シール材合わせ目にブチル等でシールする 5.レンズを接合する。
【0011】このような手順で実施されていた。これら
作業の中で2項の弾性シール材の残材を除去する作業で
あるが溝が狭いため作業性が悪く作業時間が多くかかっ
ていた。ここに、シール材は防水性を考慮して、溝に密
着して装着されるので、シール材を溝から分離した場合
に、シール材の一部がちぎれて残材として残ってしまう
ので、この除去作業が必要である。また3項の発泡性紐
状シール材の装着では溝の延設方向に沿って均一な封止
圧をえるために、シール材を溝に平らに装着する必要が
あるが、シール材は弾性があるため、その作業が難しく
作業時間が多くかかっていた。
【0012】また、灯具を工場で生産する場合に弾性シ
ール材は溝に液体状の弾性ホットメルト型シール材また
は発泡性シール材を供給して、シール材が固化または硬
化により固形化した弾性シール材にしているので、シー
ル材を個別部品として生産する必要がないが、ユーザー
がレンズを破損した場合にはレンズの交換作業が行われ
る。即ち、レンズとランプボディが分離され、レンズが
交換される。
【0013】この時に弾性シール材は表面にほこりが付
着していたり、弾性特性が低下(劣化)していたり、破
損レンズになじんでいてシール特性を保持していたもの
が、交換する新しいレンズではどうしても密着度が低下
しシール特性に問題がある等の理由から、レンズが破損
し、交換する場合は通常シール材も一緒に交換されてい
る。そのために発泡性紐状シール材もサービスパーツ
(個別部品)として用意されなければならない。
【0014】車両用灯具が工場で生産される場合に、レ
ンズがシールされる工程は最初にランプボディの周縁に
形成されたシール溝に液体状の弾性ホットメルト型シー
ル材または発泡性シール材を供給して、シール材が固化
または硬化により固形化した弾性シール材となったとこ
ろで、レンズ側のシール脚をシール溝内に挿入して、弾
性シール材に圧接するとともに凹凸ランス固定やネジ止
めあるいはクリップ等を利用して機械的に係止してシー
ルしている。
【0015】このため車両用灯具が工場で生産される場
合には、個別部品としての発泡性紐状シール材は必要で
なく、サービスパーツとして特別に発泡性紐状シール材
を設計するとともに、生産するための押出成型金型を含
む生産設備が必要であり、発泡性紐状シール材が高価な
ものとなっていた。
【0016】発泡性紐状シール材をサービスパーツとし
て用意する必要がなければ灯具生産に必用な生産設備の
みでよいわけで、このようなサービスパーツを生産する
設備は不要となる。また、発泡性紐状シール材をサービ
スパーツとして用意することになれば工場、販売店等の
関係部署で在庫管理もする必要があり、そのための管理
工数が増えることになる。
【0017】本発明では上記課題を解決するためのレン
ズのシール構造を提案し、その構造を使うことによりサ
ービスパーツとしての発泡性紐状シール材を必要としな
い、レンズのサービスパーツに適した形態を提供しよう
とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するために次のように構成したものである。
【0019】(1)ランプボディの前面開口部の周縁に
形成された係合部とレンズの周縁に形成された係合部が
弾性シール材を介して機械的に押圧することで両係合部
がシールされるようにした車両用灯具において、前記レ
ンズの係合部に溝を形成し、前記ランプボディの係合部
に脚を形成した
【0020】(2)1項記載の車両用灯具においてレン
ズの周縁に設けた溝にシール材を装填し、レンズとシー
ル材を一体化したレンズ部品とランプボディ部品の2部
品で構成するようにした
【0021】(3)1、2項記載の車両用灯具において
レンズの周縁に設けた溝にシール材を装填する方法とし
て液体状のシール材を固化させて弾性シール材とするか
レンズを成形する時に弾性シール材を一体成形するかい
ずれかを実施した。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明を車両用前照灯のレ
ンズとランプボディの係合部に適用した実施例を図1、
図2を用いて説明する。
【0023】図1は前照灯の断面図で1は樹脂レンズ
(以後レンズとする)、2はランプボディ、3はリフレ
クター、4はバルブ、5はレンズのシール溝部、6はラ
ンプボディの脚部そして7は弾性シール材である。図2
はレンズのシール溝部とランプボディ脚部の接合部で図
1のA部拡大図である。
【0024】図1で示した前照灯の構成は従来例として
示した図3と類似しているが、係合部の構造が異なって
いる。本図では係合部の溝がランプボディ側でなく、レ
ンズ側に設けていて、係合部の脚がレンズ側でなく、ラ
ンプボディ側に設けている。即ち従来と反対に溝と脚を
設けている。
【0025】このようなレンズとランプボディを接合す
るにはレンズ側に設けたシール溝に液体状の弾性ホット
メルト型シール材または発泡性シール材を供給して、シ
ール材が固化または硬化により固形化した弾性シール材
となったところで、ランプボディ側のシール脚をシール
溝内に挿入して、弾性シール材に圧接するとともに凹凸
ランス固定やネジ止めあるいはクリップ等を利用して機
械的に係止する。
【0026】このようにして接合される。ここに機械的
に係止する係止部はレンズ周縁に数箇所程度設けられて
いる。これらについては公知であるので省略する。
【0027】ここまでの説明では発明の方法が弾性シー
ル材をレンズ側に設けられた溝に装填しているのに対し
て、従来例ではランプボディ側に設けられた溝に装填し
ている。いづれも弾性シール材を溝に装填していること
は同じである。
【0028】しかし、車両用灯具のサービスパーツとし
て生産する部品が異なる。従来はサービスパーツとして
レンズ、ランプボディ、シール材を用意していたが、本
発明ではレンズとランプボディを用意することとし、シ
ール材はレンズに装填し一体化したものとしている。
【0029】シール材を装填する溝をレンズ側に設けた
ので、レンズとシール材を一体化することができ、従来
サービスパーツとして3部品用意されていたが、本発明
の構造によれば2部品を用意すればよい。
【0030】本発明の場合、レンズ破損によるレンズ交
換作業が従来に比べて簡単に実施できる。即ち、従来は
5工程で作業していたが、本発明の構造を用いれば次の
ように3工程で行うことができる。 レンズ1、ランプボディ2を分離する。 ランプボディのシール脚6に残った弾性シール材を
除去する。 弾性シール材を装填したレンズを接合する。 ここで、2項の弾性シール材を除去する作業は従来溝部
で狭いため作業性が悪かったが、脚であるので作業性が
格段によくなっている。
【0031】尚 上記説明ではシール材をつくる方法と
して液体状の弾性ホットメルト型シール材または発泡性
シール材を供給して、シール材が固化または硬化により
固形化した弾性シール材としてきたが、他の方法として
はレンズを成型する時に弾性材料を溝に一体成型する方
法でも可能である。これらの方法に限られるものではな
い。
【0032】また、シール材を溝部に一体化する方法と
して、従来の構造でランプボディの溝部に同じようにシ
ール材を装填したランプボディをサービスパーツとして
用意することも考えられるがこの方法ではレンズの破損
に対してランプボディも同時に交換する必要があり、結
局灯具全体を交換することになってメリットはない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の車両用灯具にあっては 1.ユーザーが灯具のレンズを破損し、レンズ交換する
場合に、従来溝内部に残っているシール材除去作業に多
くの時間がかかっていたが、脚に残っているシール材を
除去する作業であるので、格段に作業性が良い。 2.また、弾性シール材を溝に装着するという工数のか
かる作業も不要となる。 3.そして、発泡性紐状シール材が独立した部品でない
ので、発泡性紐状シール材を生産するための押出成型金
型を含む生産設備が不要となり、さらに部品として在庫
管理する必要もない。 4.このようなことから結果として安価な車両用灯具を
提供できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の車両用前照灯の断面図
【図2】レンズとランプボディの接合部
【図3】従来の車両用前照灯の断面図
【符号の説明】
1 レンズ(樹脂製) 2 ランプボディ 3 リフレクター 4 バルブ 5 シール溝部 6 シール脚部 7 弾性シール材 91 レンズ 92 ランプボディ 93 リフレクター 94 バルブ 95 シール溝部 96 シール脚部 97 弾性シール材またはシール材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプボディの前面開口部の周縁に形成
    された係合部とレンズの周縁に形成された係合部が弾性
    シール材を介して機械的に押圧することで両係合部がシ
    ールされるようにした車両用灯具において、前記レンズ
    の係合部に溝を形成し、前記ランプボディの係合部に脚
    を形成したことを特徴とする車両用灯具
  2. 【請求項2】 レンズの周縁に設けた溝にシール材を装
    填し、レンズとシール材を一体化したレンズ部品とラン
    プボディ部品の2部品で構成するようにした1項記載の
    車両用灯具
  3. 【請求項3】 レンズの周縁に設けた溝にシール材を装
    填する方法として液体状のシール材を固化させて弾性シ
    ール材とするかレンズを成形する時に弾性シール材を一
    体成形するかいずれかを実施した1、2項記載の車両用
    灯具。
JP31823699A 1999-11-09 1999-11-09 車両用灯具 Pending JP2001135108A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005050686A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005050686A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具

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