JP2001134890A - 音声案内装置 - Google Patents

音声案内装置

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JP2001134890A
JP2001134890A JP31624899A JP31624899A JP2001134890A JP 2001134890 A JP2001134890 A JP 2001134890A JP 31624899 A JP31624899 A JP 31624899A JP 31624899 A JP31624899 A JP 31624899A JP 2001134890 A JP2001134890 A JP 2001134890A
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electrode
human body
signal
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Shigeru Tajima
茂 田島
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点字プレートに接触したときに音声案内を当
該ユーザに選択的に行う。 【解決手段】 音声案内発生装置1は音声案内を発生
し、変調装置2はこの音声案内の音声信号をFM変調し
て、人体伝送に適した信号に変換する。変調装置2から
の変調信号は電極3に供給される。ユーザ4は、信号受
信装置5および音声発生装置6を装着している。ユーザ
4が電極3に触れると、人体を介して変調信号が伝送さ
れる。信号受信装置5は伝送されてきた変調信号を音声
信号に復調し、ヘッドフォンやイヤーフォンからなる音
声発生装置6を音声駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駅等の建物、バ
ス、電車等の乗り物、その他において現在地、路線情
報、尋ね先までの道順、利用の仕方等を音声により提供
する音声案内装置に関し、とくに、音声案内を必要とし
ている人に選択的に音声案内を提供するようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、身障者や社会的な弱者に対する社
会基盤の整備をめざしたバリアフリー化が進められてい
る。たとえば、目の不自由な人に対して案内を行うため
に駅の階段の手すり、切符自動販売機等に点字を表示し
たプレートが貼り付けられている。しかしながら、点字
だけでは表示できる情報量に大きな制限がある。点字と
併用して音声によるガイドを利用することも考えられる
が、常に音声による案内を流しておくのは適当でない場
合が多い。また点字により案内スイッチを指示し、それ
により音声案内が発生されるようにするものもあるが、
使い勝手が悪い。
【0003】ところで、従来、互いに通信するには不充
分な程度の微弱電波を発信する装置と、受信する装置と
の間の通信を、人体を媒体として電波を強化することに
より可能にすることが知られている(特開平7−170
215号公報、米国特許第5,914,701号明細
書)。このような通信方法を用いることにより点字プレ
ートに関連して豊富な音声情報を提供することが望まれ
る。
【0004】
【発明が解決する課題】この発明は、以上の事情を考慮
してなされたものであり、使用者が触ったことにより音
声等の案内情報を使用者に送り、使用者に対する使い勝
手のようシステムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上述
の目的を達成するために、特許請求の範囲の記載のとお
りの構成を採用している。ここでは、この構成について
補充的な説明をしておく。
【0006】この発明によれば、音声案内装置に、音声
案内を構成する音声情報を人体を利用して伝送可能な形
態に変換する手段と、変換された音声情報を人体に伝送
するための第1の電極と、人体を介して伝送されてくる
上記変換された音声情報を受信するための第2の電極
と、上記第2の電極で受信された上記変換された音声情
報を復元する手段と、上記復元された音声情報に基づい
て音声を発生する手段とを設けるようにしている。
【0007】この構成においては、情報を取得したい人
が第1の電極に直接または間接的に接触することによ
り、必要な音声情報が再生される。しかも、その人の体
を介して情報が伝送され、その人が装着しているヘッド
フォンやイヤーフォン等で音声が発生させられるので、
騒音上の問題もない。したがって、必要なときのみ情報
が再生され煩わしくない。
【0008】この構成において、上記変換する手段は、
上記音声案内を構成する音声信号を人体を利用して伝送
可能な帯域の信号に変調するものとし、上記復元する手
段は上記人体を利用して伝送可能な帯域の信号をもとの
音声信号に復調するものとすることができる。
【0009】もちろん、音声情報としてテキストデー
タ、音韻データ等を人体を介した伝送して、その後、音
声合成により音声を発生させるようにしてもよい。
【0010】上記人体を利用して伝送可能な帯域の信号
は2MHz〜30MHzの範囲内の信号とすることがで
きる。この範囲で複数のチャネルで音声情報を提供して
もよいし、制御用データや、補助的なコンテンツデータ
を別チャネルで送受信してもよい。
【0011】上記音声情報を復元する手段、例えばFM
復調器を有する信号受信部と上記音声を発生する手段、
例えばヘッドフォーンとの間がワイヤレスの伝送チャネ
ルで結合されてもよい。この場合ワイヤレスの伝送チャ
ネル上の信号にするための変調器やこれを復調する復調
器が必要となる。
【0012】また、人間が接触するように用意された接
触物を有し、上記接触物に人間が接触するときに上記第
1の電極および人体を介して情報が伝送されるようにし
てもよい。この場合、上記接触物に点字が設けられるよ
うにしてもよい。
【0013】このようにすると、点字情報に合わせてよ
り詳細な情報を目の不自由な人に提供することができ
る。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、この発明の実施例について
説明する。 [実施例1]図1は、この発明の実施例1の音声案内装
置を示しており、この図において、音声案内装置は、音
声案内発生装置1、変調装置2、電極(点字プレート)
3、信号受信装置5および音声発生装置(ヘッドセッ
ト)6を含んで構成されている。音声案内発生装置1は
音声案内を発生し、変調装置2はこの音声案内の音声信
号をFM変調して、人体伝送に適した信号に変換する。
変調装置2からの変調信号は電極3に供給される。4は
ユーザであり、信号受信装置5および音声発生装置6を
装着している。信号受信装置5および音声発生装置6は
信号線により接続されている。信号受信装置5および音
声発生装置6は一体化されてもよい。電極3上には点字
による表示がエンボスされている。電極3は、例えば、
駅の階段の手すり、自動販売機の操作部、エレベータの
操作部等の接触面3aに設けられ、点字により情報を提
供する。
【0015】音声案内発生装置1はテープレコーダ、半
導体メモリを使用した再生装置、ハードディスクを使用
した再生装置、あるいはパーソナルコンピュータ等の情
報機器であり、要するに、音声案内を構成する音声信号
を発生するものであればどのようなものでもよい。また
音声案内装置6は、所望のネットワーク機器を用いてネ
ットワークを介して変調装置2に接続されていてもよ
い。変調装置2は音声信号を人体を利用して伝播させる
のに適した周波数帯域の信号(例えば2MHz〜30M
Hz)に変調するものである。この例では、アナログ音
声信号を伝送するという前提のもとにFM変調を行う
が、伝送態様に応じて種々の変調を行うことができるこ
とはもちろんである。
【0016】図2は、信号受信装置5の構成例を示して
おり、信号受信装置5は電極7、プリアンプ8、復調器
9、ラインアンプ10および出力端11を含んで構成さ
れている。電極7は、ユーザ4の人体に接触するもので
ある。信号を確実に伝送するには、できるかぎり電極を
皮膚に近づけるほうが好ましいが、必ずしも皮膚に直接
に接触させる必要はない。人体を介して伝送される信号
は電極7を介して復調器9で例えばFM復調され、音声
信号としてラインアンプ10および出力端11を介して
音声発生装置6に供給される。音声発生装置6はヘッド
フォンやイヤーフォンである。
【0017】この構成では、電極3からは変調された音
声信号が常時送出され、信号受信装置5を装着したユー
ザ6が手等を触れると変調された音声信号が人体を介し
て信号受信装置5に伝送され、この中で復調されたのち
音声発生装置6に供給され、この結果ユーザは音声案内
を聞くことができる。
【0018】なお、音声案内発生装置1は、電極3に人
体が接触したときに音声信号を送出開始するようにして
もよい。この場合、電極3の電位変化を検出して送出開
始を行うようにしてもよいし、音声案内装置1と信号受
信装置5とが所定のネゴシエーションプロトコルで制御
を行うようにしてもよい。
【0019】[実施例2]つぎにこの発明の実施例2に
ついて説明する。上述実施例1では信号受信装置5およ
び音声発生装置6の間を信号線で接続した。以下、説明
する実施例2では、信号受信装置5および音声発生装置
6の間をワイヤレスで接続する。ワイヤレス送受信の手
法自体は、通常の携帯型音声再生装置(たとえばソニー
株式会社のウォークマン(商標))で採用されているも
のと同様である。
【0020】図3は実施例2の音声案内装置1の構成の
うち信号受信装置5および音声発生装置6の構成を示し
ている。図3において図1または図2と対応する箇所に
は対応する符号を付した。
【0021】図2において、信号受信装置5は、電極
7、プリアンプ8、復調器9、変調器12、ドライバ1
3、送信アンテナ14を含んで構成されている。音声発
生装置6は、受信アンテナ15、プリアンプ16、復調
器17、ラインアンプ18およびイヤーフォン19を含
んで構成されている。
【0022】人体伝送に適したキャリア(f1)は、上
述のとおり、例えば2MHz〜30MHz程度であり、
また、ワイヤレス型の携帯型プレイヤ等で使用している
無線キャリア(例えば数十MHzの微弱電波f2)とは
異なる。復調器11は変調信号f1を復調して音声信号
にし、再度、変調器12で変調してワイヤレス送信用の
変調信号f2に変調している。この復調器9および変調
器12は、1つの周波数変換器に置換することもでき
る。変調器12からの変調信号はアンテナ14から微弱
電波として発信される。アンテナ14は小型なものであ
り、信号受信装置5内に内蔵されてもよい。
【0023】微弱電波f2は音声発生装置6のアンテナ
15に受信されプリアンプ16で増幅された後復調器1
7で音声信号に復調され、されにラインアンプ18で増
幅されてイヤーフォン19を音声駆動する。アンテナ1
5も例えばイヤーフォン20に内臓のものとすることが
でき、通常のロッドアンテナを用いない構成にできる。
【0024】この実施例によれば、信号受信装置5と音
声発生装置6との間に邪魔な信号線が必要でなくなる。
【0025】[実施例3]つぎにこの発明の実施例3に
ついて説明する。この実施例では、図4に示すような音
声発生装置6に新たに電極29を設けている。ただし、
この電極29は信号受信装置5からの信号を受信するた
めのものではない。すなわち、図3の信号受信装置5の
送信アンテナ14を電極とし、信号受信装置5および音
声発生装置6の間の信号伝播を人体を利用して行うもの
ではない。音声発生装置6の電極29自体が音声案内発
生装置1からの変調音声信号を直接に受信すればよく、
その目的のためには、信号受信装置5は不要となる。こ
の実施例においては、信号受信装置5を補助的な情報を
記憶再生する装置として用いる。すなわち、2チャネル
の信号を人体を利用して伝送し、一方のチャネルで音声
案内発生装置1からの通常の変調音声信号を信号受信装
置5を介することなく直接に音声発生装置6に供給し、
他方のチャンネルで音声案内発生装置1からの付加的な
信号(データ)を変調した後信号受信装置5に送り、こ
れを復調して記憶し、事後的に上記一方のチャネルの信
号に変調して音声発生装置6に供給する。
【0026】図4はこの実施例の音声案内装置の信号受
信装置5および音声発生装置6の構成を示しており、こ
の図において、図1、図2または図3と対応する箇所に
は対応する符号を付す。図4において、信号受信装置5
は、電極7、バンドパスフィルタ20、プリアンプ8、
復調器9、マイクロプロセッサ21、メモリ22、D/
Aコンバータ23、変調器24、バンドパスフィルタ2
5、ドライバ26、バス27、キーボード28を含んで
構成されている。また、音声発生装置(ヘッドセット)
6は、電極29、バンドパスフィルタ30、プリアンプ
16、復調器17、ラインアンプ18、イヤーフォン1
9を含んで構成されている。
【0027】この例では、音声案内をなす音声信号を例
えば2.3MHzのキャリアで伝送し、また補助的なデ
ジタルデータを例えば11MHzのキャリアで伝送す
る。この場合1Mbpsの伝送速度でデジタルデータは
容易に伝送できる。
【0028】音声案内発生装置1(図1)が発生した音
声信号は2.3MHzのキャリアで人体を利用して伝送
され、音声発生装置6の電極29で受信される。変調さ
れた音声信号は、2.3MHz帯のバンドパスフィルタ
30を介してプリアンプ16に供給され、さらに復調器
17、ラインアンプ18を介してイヤーフォン19に送
られ音声駆動される。ユーザは、音声発生器6を用いて
案内音声を聞くことができる。なお、この構成例は一例
であり、種々変更が可能である。例えば、バンドパスフ
ィルタ30およびプリアンプ16の配置を逆にしてもよ
い。
【0029】音声案内発生装置1が生成した案内デジタ
ルデータは、11MHzのキャリアで人体を利用して伝
送され信号受信装置5の電極7により受信される。この
信号は、11MHz帯のバンドパスフィルタ20、プリ
アンプ8、復調器9を介してデジタルデータに復調され
てマイクロプロセッサ21に供給される。そしてマイク
ロプロセッサ21によりメモリ22に記憶される。上述
のようにデータ伝送速度が1Mbpsとすると、例えば
5秒間だけ電極(点字プレート)3に接触するだけでも
600Kバイト以上のデータを受信して記憶できる。
【0030】メモリ22に記憶されたデジタルデータは
キーボード28の操作等に基づいて読み出され、D/A
コンバータ23でD/A変換された後、音声信号用のキ
ャリア(2.3MHz)を用いて変調器24で変調を行
ない、ドライバ26を介して電極7に出力する。電極7
を介して出力された信号は人体を介して音声発生装置6
の電極29で受信される。音声発生装置6はこの信号を
復調して音声信号としてユーザに供給する。
【0031】この実施例によれば、ユーザが電極(点字
プレート)3に触れて音声案内を聞いている間に詳細な
追加情報を蓄え、適切なときに再生して聴くことができ
る。簡略な案内をその場で音声で供給し、詳細情報を同
時にデータとして伝送できる。
【0032】図5は、信号受信装置5の操作パネルの一
例を示す。信号受信装置5の操作パネルには再生キー5
1、前データ選択キー50、次データ選択キー52、消
去キー53が設けられている。再生キー51を押すこと
により最新のデータまたは現在選択されているデータを
再生できる。前データ選択キー50を押すことにより前
データを選択でき、次でデータ選択キー52を押すこと
により次データを選択できる。また、消去キー53を操
作することにより、現在選択されているデータを消去で
きる。信号受信装置5はバッテリにより駆動され、電源
スイッチ54を誤操作しにくい場所に設けている。
【0033】図6は、マイクロプロセッサ21により実
行される手順のフローを示している。この図において、
まず、ステップS10においてすべてのイニシャライズ
処理を行う。すなわち、メモリやフラッグのクリア、ス
タックポインタのセット、各ポートのイニシャライズ等
を行う。この後、入力デジタルデータを受信してヘッダ
ー信号の検出を行い(S11)、ヘッダー信号を検出し
たならば、その内容を解読する(S12)。デジタルデ
ータは図7に示すようなデータフォーマットを採用して
おり、ヘッダーには少なくとも入力デジタルデータの同
期を取るための検出パターンと、全体のデータ長を示す
データが含まれる。このデータ長は信号受信装置5のメ
モリ22に書き込める長さであるかどうかの判別に用い
られる。メモリ残量が十分ならばメモリ書き込みを行な
い(S13、S14)、DATANOにデータ番号をセ
ットするとともにMAXNOをインクリメントする(S
15、S16)。DATANOは現在読み出し可能なデ
ータ番号を示し、MAXNOは記録されているデータの
数を示す。
【0034】ステップS13において、新しいデータを
記録するのに十分な量がメモリ22にないときには、
「メモリが不足して、データが書き込めない」とのメッ
セージをデータ受信が完了したとき、ユーザに音声デー
タとして伝送する(S17、S18)。これは、ユーザ
が電極3(図1)に接触しているときには案内音声が受
信されているはずであるので、この案内音声とメッセー
ジ音声とが衝突しないようにするためである。なお、メ
ッセージは例えばメモリ22にストアされているメッセ
ージ用のデータを読み出し、これをD/Aコンバータ2
3等を用いて変調音声信号とし音声発生装置(ヘッドセ
ット)6に供給して音声として再生する。たのメッセー
ジも同様である。
【0035】ステップS11においてヘッダーが検出さ
れないときには、キー操作が行われたかどうかを検出す
る(S19)。そしてステップS20において、操作キ
ーの検出のうちPB、FF、RWDキー(わかりやすく
するために一般のテープレコーダに用いるのと同様の用
語を用いる)の検出を行う(S20)。PBのときには
現DATANOの示すデータを再生する(S21)。こ
こでいう再生とはデジタルデータのデコードである。再
生データは最終的にアナログ信号となって、再度、ユー
ザの音声発生装置(ヘッドセット)6に送られる。
【0036】FFが検出された場合には、DATANO
がMAXNOを超えたかどうかを判別し、超えたときに
は次データが存在しないのでアラームメッセージをユー
ザに供給する(S22、S23)。DATANOがMA
XNOを超えなければ次データを選択化の生であるので
DATANOをインクリメントして、確認メッセージを
ユーザに供給する(S24、S25)。
【0037】RWDが検出された場合には、DATAN
Oがゼロかどうかを判別し(S26)、ゼロの場合には
前データがないのでアラームメッセージをユーザに送出
する(S26、S23)。DATANOがゼロでない場
合には前データが存在するのでDATANOをデクリメ
ントし(S27)、確認メッセージを送出する(S2
8)。
【0038】ステップS29において、消去キーの操作
が検出されると、消去確認動作ののち消去が行われる。
すなわち、消去キーが一度目に押されたときにはERK
EYを1にセットして(S35)、確認メッセージユー
ザに送出する(S36)。この後、再度消去キーが押さ
れたときには、ステップS30の判断が肯定になり、デ
ータを消去するとともに、ERKEYをゼロにリセット
する(S31、S32)。さらにDATANOを並べ替
え、MAXNOをデクリメントし、データが消去された
旨のメッセージをユーザに送出する(S32、S33、
S34)。
【0039】[実施例4]つぎにこの発明の実施例4に
ついて説明する。上述実施例3においては信号受信装置
5と音声発生装置(ヘッドセット)6との間の信号伝送
にも人体伝送を利用したが、実施例4はこの伝送をワイ
ヤーを用いて行う。
【0040】図8は実施例4の音声案内装置の信号受信
装置5および音声発生装置6の構成を示しており、この
図において図3と対応する箇所には対応する符号を付し
た。
【0041】図8において、30は音声キャリア信号を
選択するバンドパスフィルタで、31はこの信号を増幅
するプリアンプで、32は音声信号を復調する復調器で
ある。復号信号はラインアンプ33において、メモリ2
2のデジタルデータをD/A変換した信号34と混合さ
れる。マイクロプロセッサ21は、デジタルデータ(キ
ャリアfD)またはアナログデータ(キャリアfA)の
受信中かどうかを知ることができるので、衝突があると
きには信号34の出力をとめ、ラインアンプ出力の音声
出力を優先させる。35は、信号受信装置5と音声発生
装置との間のワイヤであり、36が音声発生装置(ヘッ
ドセット)6を構成するスピーカである。
【0042】なお、上述では音声信号をA/D変換した
信号34に対して優先させているが、A/D変換された
信号34を音声信号に対して優先させてもよい(この場
合には復調器32の出力をミュートするミュート回路が
必要になる)。また信号34をアラーム信号音等として
音声信号のバックグラウンドに重畳するようにしてもよ
い。
【0043】なお、この発明は上述の実施例に限定され
るものではなく種々変更が可能である。例えば、音声案
内発生装置1は音声信号を発生したが、テキストデータ
や音韻データを変調して送出し、信号受信装置等のユー
ザ側の携帯装置で音声合成を行うようにしてもよい。ま
た音声信号を符号化して圧縮したものを音声案内発生装
置1で発生して変調しこれをユーザの携帯装置で復号す
るようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、音声案内を簡易な手法で希望するユーザに選択的に
供給することができる。また目の不自由な人が点字情報
を読み取るときに音声信号やデジタルデータを供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の構成を示すブロック図
である。
【図2】 図1の信号受信装置5の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】 この発明の実施例2の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 この発明の実施例3の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】 上述実施例3の信号受信装置5の操作パネル
を模式的に示す図である。
【図6】 上述実施例3の信号受信装置5の動作を説明
するフローチャートである。
【図7】 信号受信装置5で記録再生されるデータのフ
ォーマットを説明する図である。
【図8】 この発明の実施例4の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 音声案内発生装置 2 変調装置 3 電極(点字プレート) 3a 接触面 4 ユーザ 5 信号受信装置 6 音声発生装置(ヘッドセット) 7 信号受信装置5の電極 8 信号受信装置5のプリアンプ 9 信号受信装置5の復調器 10 信号受信装置5のラインアンプ 11 信号受信装置5の出力端 12 信号受信装置5の変調器 13 信号受信装置5のドライバ13 14 信号受信装置5の送信アンテナ 15 音声発生装置6の受信アンテナ 16 音声発生装置6のプリアンプ 17 音声発生装置6の復調器 18 音声発生装置6のラインアンプ 19 音声発生装置6のイヤーフォン 20 信号受信装置5のバンドパスフィルタ 21 信号受信装置5のマイクロプロセッサ21 22 信号受信装置5のメモリ22 23 信号受信装置5のD/Aコンバータ 24 信号受信装置5の変調器 25 信号受信装置5のバンドパスフィルタ 26 信号受信装置5のドライバ 27 信号受信装置5のバス 28 信号受信装置5のキーボード 29 音声発生装置6の電極 30 音声発生装置6のバンドパスフィルタ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声案内を構成する音声情報を人体を利
    用して伝送可能な形態に変換する手段と、 変換された音声情報を人体に伝送するための第1の電極
    と、 人体を介して伝送されてくる上記変換された音声情報を
    受信するための第2の電極と、 上記第2の電極で受信された上記変換された音声情報を
    復元する手段と、 上記復元された音声情報に基づいて音声を発生する手段
    とを有することを特徴とする音声案内装置。
  2. 【請求項2】 上記変換する手段は、上記音声案内を構
    成する音声信号を人体を利用して伝送可能な帯域の信号
    に変調するものとし、上記復元する手段は上記人体を利
    用して伝送可能な帯域の信号をもとの音声信号に復調す
    るものとする請求項1記載の音声案内装置。
  3. 【請求項3】 上記人体を利用して伝送可能な帯域の信
    号は2MHz〜30MHzの範囲内の信号とする請求項
    2記載の音声案内装置。
  4. 【請求項4】 上記音声情報を復元する手段と上記音声
    を発生する手との間がワイヤレスの伝送チャネルで結合
    される請求項1、2または3記載の音声案内装置。
  5. 【請求項5】 上記音声情報を復元する手段が第1のF
    M変調の復調手段であり、上記復元された情報を上記ワ
    イヤレスの伝送チャネルの信号に変換する手段が第2の
    FM変調の変調手段であり、上記第1のFM変調の復調
    手段および上記第2のFM変調の変調手段を1つの周波
    数変換手段により構成する請求項4記載の音声案内装
    置。
  6. 【請求項6】 音声案内を構成する第1の情報を人体を
    利用して第1の伝送チャネルとして伝送可能な第1の形
    態に変換する手段と、 第2の情報を人体を利用して第2の伝送チャネルとして
    伝送可能な第2の形態に変換する手段と、 第1の形態に変換された第1の情報および第2の形態に
    変換された第2の情報を人体に伝送するための第1の電
    極と、 人体を介して伝送されてくる上記第1の形態に変換され
    た第1の情報を受信するための第2の電極と、 上記第2の電極で受信された上記上記第1の形態に変換
    された第1の情報を復元する手段と、 上記復元された第1の情報に基づいて音声を発生する手
    段と、 人体を介して伝送されてくる上記第2の形態に変換され
    た第2の情報を受信するための第3の電極と、 上記第3の電極で受信された上記第2の形態に変換され
    た第2の情報を復元する手段と、 上記復元された第2の情報を記憶する手段とを有するこ
    とを特徴とする音声案内装置。
  7. 【請求項7】 上記記憶された第2の情報を読み出す手
    段と、 読み出した上記第2の情報を上記第1の形態に変換する
    手段とをさらに有し、 第1の形態に変換された第2の情報を上記第3の電極お
    よび人体を介して上記第2の電極に供給し、上記第1の
    形態に変換された第2の情報を復元し、復元された上記
    第2の情報に基づいて上記音声発生手段を駆動する請求
    項6記載の音声案内装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶された第2の情報を読み出す手
    段と、 読み出した上記第2の情報に基づいて音声信号を生成す
    る手段と、 生成された音声信号を上記音声を発生する手段に供給す
    る信号線手段とを有する請求項6記載の音声案内装置。
  9. 【請求項9】 人間が接触するように用意された接触物
    を有し、上記接触物に人間が接触するときに上記第1の
    電極および人体を介して情報が伝送される請求項1、
    2、3、4、5、6、7または8記載の音声案内装置。
  10. 【請求項10】 上記接触物に点字が設けられる請求項
    9記載の音声案内装置。
  11. 【請求項11】 上記点字が金属製の表示部に表示さ
    れ、この表示部が上記第1の電極と同一または電気的に
    接続される請求項10記載の音声案内装置。
  12. 【請求項12】 固定ステーションと携帯型音声再生装
    置とからなる音声案内装置において、 上記固定ステーションが、 音声案内を構成する音声情報を人体を利用して伝送可能
    な形態に変換する手段と、 変換された音声情報を人体に伝送するための第1の電極
    とを有し、 上記携帯型音声再生装置が、 人体を介して伝送されてくる上記変換された音声情報を
    受信するための第2の電極と、 上記第2の電極で受信された上記変換された音声情報を
    復元する手段と、 上記復元された音声情報に基づいて音声を発生する手段
    とを有することを特徴とする音声案内装置。
  13. 【請求項13】 音声案内を構成する音声情報を人体を
    利用して伝送可能な形態に変換する手段と、 変換された音声情報を人体に伝送するための電極とを有
    することを特徴とする音声案内装置の固定ステーショ
    ン。
  14. 【請求項14】 人間が接触するように用意された接触
    物を有し、上記接触物に人間が接触するときに上記第1
    の電極および人体を介して情報が伝送され、かつ上記接
    触物に点字が設けられる請求項13記載の音声案内装置
    の固定ステーション。
  15. 【請求項15】 音声案内を構成する音声情報であって
    人体を利用して伝送可能な形態に変換されたものが人体
    を介して伝送されてくるときに、上記伝送されてくる上
    記変換された音声情報を受信するための電極と、 上記電極で受信された上記変換された音声情報を復元す
    る手段と、 上記復元された音声情報に基づいて音声を発生する手段
    とを有することを特徴とする音声案内装置の携帯型音声
    再生装置。
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