JP2001134730A - メモリカード - Google Patents

メモリカード

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JP2001134730A
JP2001134730A JP2000252108A JP2000252108A JP2001134730A JP 2001134730 A JP2001134730 A JP 2001134730A JP 2000252108 A JP2000252108 A JP 2000252108A JP 2000252108 A JP2000252108 A JP 2000252108A JP 2001134730 A JP2001134730 A JP 2001134730A
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清二 中西
Takashi Torii
高志 鳥居
Takaaki Furuta
敬明 古田
Takahiro Sakamoto
孝広 阪本
Masayoshi Yano
正義 矢野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定操作が簡便で、メモリカード本体の小型
化、薄型化が可能な書込可否設定手段を備えたメモリカ
ードを提供する。 【解決手段】 少なくとも記録内容を書き換え可能な半
導体メモリ10を有し機器との電気的接続をする端子9
を一体的に設けたメモリカード本体と、このメモリカー
ド本体の側部に形成した切欠部3に書込可否設定子4を
備えたメモリカードであって、前記メモリカード本体
は、上本体1と下本体2の2枚重ね合わせ構造とし、そ
の少なくとも一方の本体には切欠部3の内側に形成され
た弾性ガイド6を設け、前記書込可否設定子4は、前記
弾性ガイド6に摺動自在に嵌合されると共に、前記上下
本体1,2間に挟持されており、かつその一部がメモリ
カード本体の切欠部3に臨んで当該切欠部の一部を覆う
ように選択配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶内容を誤って
消去したり、書き換えることを防止する書込可否設定手
段を備えたメモリカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリカードの書込可否設定手段
には、反射シートやスイッチ、あるいは本体に対して大
きく露出した設定子を用いたものがあった。
【0003】図12は反射シートによる書込可否設定手
段を備えた従来のメモリカードの斜視図を示している。
図12において、31はメモリカード本体、32はメモ
リカード本体31に一体的に設けられた端子、33は反
射シートである。
【0004】メモリカード本体31の内部には、内容を
書き換え可能な半導体メモリ(図示せず)が備わってお
り、当該半導体メモリと端子32を介して電気的に接続
された機器(図示せず)から記憶内容の読み出しと書き
換えが行われる。この例では、書込可否設定手段として
反射シート33を用いている。書込の可不可はメモリカ
ード本体31の所定の位置に反射シート33を貼付、あ
るいはこれを剥離することによって設定される。前記機
器においては、メモリカード本体31の所定の位置の反
射状態をフォトカプラなどで検出することにより、その
設定を検出するものである。
【0005】図13はスイッチによる書込可否設定手段
を備えた従来のメモリカードの斜視図を示している。図
13において、41はメモリカード本体、42はメモリ
カード本体41に一体的に設けられた端子、43はスイ
ッチである。
【0006】メモリカード本体41の内部には、内容を
書き換え可能な半導体メモリ(図示せず)が備わってお
り、当該半導体メモリと端子42を介して電気的に接続
された機器(図示せず)から記憶内容の読み出しと書き
換えが行われる。この例では、書込可否設定手段として
スイッチ43を用いている。書込の可不可はスイッチ4
3の切り換えによって設定され、これを前記機器におい
て、端子42を介して電気的にその設定を検出するもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなメモリカー
ドにおいては、メモリカード本体の小型化、薄型化と、
書込可否設定操作の簡便化の両立が要求されている。
【0008】反射シートによる書込可否設定手段を備え
た従来のメモリカードにおいては、書込可否設定手段の
ための機械的な構造をもたない。このためメモリカード
本体の小型化薄型化には有効である。しなしながら、書
込の可不可を反射シートの貼付と剥離によって設定する
ため、書込可否設定操作が不便であった。
【0009】また、スイッチによる書込可否設定手段を
備えた従来のメモリカードにおいては、書込の可不可を
スイッチの切り換えで設定するため、書込可否設定操作
は簡便である。しなしながら、メモリカード本体にスイ
ッチを内蔵するため、メモリカード本体の小型化、薄型
化に限界があった。
【0010】本発明は、設定操作が簡便で、メモリカー
ド本体の小型化、薄型化が可能な書込可否設定手段を備
えたメモリカードを提供することを目的としてなされた
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のメモリカードは、少なくとも記録内容を書き
換え可能な半導体メモリを有し当該半導体メモリと機器
との電気的接続をする端子を一体的に設けたメモリカー
ド本体と、このメモリカード本体の側部に形成した切欠
部に書込可否設定子を備えたメモリカードであって、前
記メモリカード本体は、上本体と下本体の2枚重ね合わ
せ構造とし、その少なくとも一方の本体には切欠部の内
側に形成された弾性ガイドを設け、前記書込可否設定子
は、前記弾性ガイドに摺動自在に嵌合されると共に、前
記上下本体間に挟持されており、かつその一部がメモリ
カード本体の切欠部に臨んで当該切欠部の一部を覆うよ
うに配置され、前記メモリカード本体の弾性ガイドと書
込可否設定子の間には、その弾性ガイドに対する書込可
否設定子の摺動位置を係止するための係合部を設け、前
記書込可否設定子の摺動により切欠部を覆う位置を選択
することにより、当該メモリカードへのデータの書込可
否を設定可能としたものである。
【0012】これにより、側部よりの何らの突起物を有
することなくカードとしての薄型形状を保ちながら、単
に書込可否設定子を摺動させる簡便な操作のみで切欠部
を変えて書込可否の設定ができ、しかも書込可否設定子
をメモリカード本体に確実に保持できる。また、切欠部
と書込可否設定子をメモリカード本体の側部に設けたこ
とにより、半導体メモリなどを内蔵できる有効面積の比
率を大きくすることができ、メモリカード全体を小さく
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも記録内容を書き換え可能な半導体メモリ
を有し当該半導体メモリと機器との電気的接続をする端
子を一体的に設けたメモリカード本体と、このメモリカ
ード本体の側部に形成した切欠部に書込可否設定子を備
えたメモリカードであって、前記メモリカード本体は、
上本体と下本体の2枚重ね合わせ構造とし、その少なく
とも一方の本体には切欠部の内側に形成された弾性ガイ
ドを設け、前記書込可否設定子は、前記弾性ガイドに摺
動自在に嵌合されると共に、前記上下本体間に挟持され
ており、かつその一部がメモリカード本体の切欠部に臨
んで当該切欠部の一部を覆うように配置され、前記メモ
リカード本体の弾性ガイドと書込可否設定子の間には、
その弾性ガイドに対する書込可否設定子の摺動位置を係
止するための係合部を設け、前記書込可否設定子の摺動
により切欠部を覆う位置を選択することにより、当該メ
モリカードへのデータの書込可否を設定可能としたもの
であり、側部よりの何らの突起物を有することなくカー
ドとしての薄型形状を保ちながら、単に書込可否設定子
を摺動させる簡便な操作のみで切欠部を変えて書込可否
の設定ができ、しかも書込可否設定子をメモリカード本
体に確実に保持できる。また、切欠部と書込可否設定子
をメモリカード本体の側部に設けたことにより、半導体
メモリなどを内蔵できる有効面積の比率を大きくするこ
とができ、メモリカード全体を小さくすることができる
という作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のメモリカードにおいて、前記係合部は、書込可否設定
子の摺動方向における弾性ガイドのほぼ中央部に凸部を
形成し、この凸部を書込可否設定子が乗り越えて弾性ガ
イドの両側にそれぞれ係止されることにより前記書込可
否設定子の切欠部を覆う位置を選択するように構成さ
れ、これにより書込可否設定子をメモリカード本体サイ
ズに影響無くで構成することができるため、メモリカー
ド全体を小さく、薄くすることができるという作用を有
する。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のメモリカードにおいて、前記係合部は、弾性ガイドに
凸部又は凹部よりなる第1の係合部を形成し、書込可否
設定子の弾性ガイド対応面に凹部又は凸部よりなる第2
の係合部を形成し、書込可否設定子の摺動によって第1
の係合部に第2の係合部が係止されることにより、前記
書込可否設定子の切欠部を覆う位置を選択するように構
成したものであり、これにより書込可否設定子の構成に
操作感の自由度を持たせることができるという作用を有
する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のメモリカードにおいて、前記メモリカード本体に形成
された弾性ガイドは、少なくとも一方の本体の切欠部内
側にスリットを形成し、前記書込可否設定子は前記スリ
ットに嵌合される構成としたものであり、これにより弾
性ガイドとしての弾性力をより付与しやすくなるもので
ある。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のメモリカードにおいて、前記書込可否設定子は、前記
切欠部を覆って書込可否設定を行うと共に手動による切
り換え用つまみとなる操作部と、前記スリットに嵌合さ
れる抜止部と、前記操作部と抜止部とを連結すると共に
弾性ガイドに接触し摺動する摺動接触部とを備え、当該
書込可否設定子は、スリットを形成した一方の本体に嵌
合されると共に、その上面が他方の本体に覆われて、前
記摺動接触部が弾性ガイドと他方の本体間に摺動可能に
保持された構成としたものであり、これにより、簡易な
構成で書込可否設定子の脱落防止を行うことができると
いう作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
のメモリカードにおいて、前記メモリカード本体は、一
方の本体に形成したスリットの対向位置に他方の本体に
凹溝を形成し、前記書込可否設定子は、前記スリット及
び凹溝に嵌合される構成としたものであり、これによ
り、書込可否設定子の脱落防止をより確実に行い、かつ
書込可否設定子をメモリカード本体に容易に嵌合しかつ
安定した摺動を可能にすることができるという作用を有
する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
のメモリカードにおいて、前記メモリカード本体は、前
記スリットを形成した本体表面位置を、当該スリットを
覆うラベル貼付領域としたものであり、これにより、メ
モリカード本体へのラベル貼付性と書込可否設定子の摺
動性を損なうことなく貼付を行うことができるという作
用を有する。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
のメモリカードにおいて、前記メモリカード本体に形成
された弾性ガイドは、少なくとも一方の本体の切欠部内
側に凹溝を形成し、前記書込可否設定子は前記凹溝に嵌
合される構成としたものであり、これにより、メモリカ
ード本体表面のデザイン性を損なうことなく、メモリカ
ード本体を薄くして、弾性を付与することができるとい
う作用を有する。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
のメモリカードにおいて、前記メモリカード本体に形成
された弾性ガイドは、上下本体の切欠部内側にそれぞれ
凹溝を形成し、前記書込可否設定子は前記上下本体の両
凹溝に嵌合される構成としたものであり、これにより、
メモリカード本体表面のデザイン性を損なうことなく、
メモリカード本体を薄くして、より確実に弾性を付与す
ることができるという作用を有する。
【0022】請求項10に記載の発明は、少なくとも記
録内容を書き換え可能な半導体メモリを有し当該半導体
メモリと機器との電気的接続をする端子を一体的に設け
たメモリカード本体と、このメモリカード本体の側部に
形成した切欠部に書込可否設定子を備えたメモリカード
であって、前記メモリカード本体は、上本体と下本体の
2枚重ね合わせ構造とし、その少なくとも一方の本体に
は切欠部の内側に形成された弾性ガイドを設け、かつそ
の内部にスイッチを設けてなり、前記書込可否設定子
は、前記弾性ガイドに摺動自在に嵌合されると共に、前
記上下本体間に挟持され、かつ前記スイッチの操作部を
操作する作動部を設けており、その一部がメモリカード
本体の切欠部に臨んで当該切欠部の一部を覆うように配
置されてなり、前記メモリカード本体の弾性ガイドと書
込可否設定子の間には、その弾性ガイドに対する書込可
否設定子の摺動位置を係止するための係合部を設け、前
記書込可否設定子の摺動により切欠部を覆う位置を選択
することにより、メモリカード本体内部において電気的
に切り換えを行い、当該メモリカードへのデータの書込
可否を設定可能に構成したことより、メモリカード本体
のみで書込可否を設定可能にすることができるという作
用を有する。
【0023】請求項11に記載の発明は、少なくとも記
録内容を書き換え可能な半導体メモリを有し当該半導体
メモリと機器との電気的接続をする端子を一体的に設け
たメモリカード本体と、このメモリカード本体の側部に
形成した切欠部に書込可否設定子を備えたメモリカード
であって、前記メモリカード本体は、上本体と下本体の
2枚重ね合わせ構造とし、その少なくとも一方の本体に
は切欠部の内側に形成された弾性ガイドを設け、かつ前
記メモリカード本体の内部に接点を設けてなり、前記書
込可否設定子は、前記弾性ガイドに摺動自在に嵌合され
ると共に、前記上下本体間に挟持され、かつ前記接点の
対応位置の当該書込可否設定子に前記接点に接触する接
片を設けており、その一部がメモリカード本体の切欠部
に臨んで当該切欠部の一部を覆うように配置されてな
り、前記メモリカード本体の弾性ガイドと書込可否設定
子の間には、その弾性ガイドに対する書込可否設定子の
摺動位置を係止するための係合部を設け、前記書込可否
設定子の摺動により切欠部を覆う位置を選択することに
より、メモリカード本体内部において電気的に切り換え
を行い、当該メモリカードへのデータの書込可否を設定
可能に構成することにより、書込可否設定子にスイッチ
部品の機能をもたせて簡単に構成可能にすることができ
るという作用を有する。
【0024】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のメモリカードにおいて、前記接点を、メモリカー
ド本体の内部に有する半導体メモリを実装したプリント
基板に形成したことにより、内部のスイッチ部品を必要
としない構成を可能にすることができるという作用を有
する。
【0025】請求項13に記載の発明は、請求項11、
12に記載のメモリカードにおいて、前記書込可否設定
子の接片が接点に接触する位置において、弾性ガイドに
よる弾性力が前記書込可否設定子に対して接点方向に作
用するように構成したことにより、接片の接点部に対す
る接触を確実に行うという作用を有する。
【0026】請求項14に記載の発明は、請求項1記載
のメモリカードにおいて、メモリカード本体は、前記切
欠部の内側に上下本体により摺動孔を形成し、当該摺動
孔の内部の少なくとも一方の本体に溝を形成してこの溝
を弾性ガイドとし、前記書込可否設定子は、前記摺動孔
に挿入して嵌合する嵌合部を有し、当該嵌合部は最大幅
部が摺動孔の幅より大きな寸法に形成して、前記本体に
形成した溝に嵌合するように構成し、また、前記メモリ
カード本体は、前記溝内に前記係合部を形成し、当該メ
モリカード本体が弾性変形するようにして、前記書込可
否設定子の摺動時における位置決めを行うように構成し
たものであり、書込可否設定子は摺動孔に挿入嵌合する
のみで上下本体を弾性変形させながら嵌合することがで
き、また上下本体の接合時には、書込可否設定子の嵌合
状態を気にすることなく、さらに接合時に誤って書込可
否設定子を溶着等により固定してしまうこともなく、重
ね合わせることができるという作用を有する。
【0027】請求項15に記載の発明は、請求項14に
おいて、前記書込可否設定子は、嵌合部の先端の幅が摺
動孔の幅よりも小さい寸法になるように形成すると共
に、その嵌合部の最大幅部に向けて傾斜する傾斜面を形
成して、この書込可否設定子は、その嵌合部を前記摺動
孔に嵌合する際、前記嵌合部の傾斜面を強制的に摺動孔
に挿入することにより、摺動孔を押し広げてメモリカー
ド本体に嵌合するように構成したことにより、上下本体
を押し広げて弾性変形させながら嵌合するので、多少の
寸法バラツキがあっても、容易に嵌合することができる
という作用を有する。
【0028】(実施の形態1)以下本発明の実施の第1
の形態について、図を用いて説明する。
【0029】図1は本発明の第1の実施の形態における
メモリカードの組立状態の下面側斜視図、図2は下本体
の一部を破断して示す斜視図、図3は一部分解状態の上
面側斜視図、図4は上本体の一部を破断して示す斜視
図、図5は図1におけるA−A断面図、図6は書込可否
設定子の操作説明図、図7は書込可否設定子の設定検出
説明図である。
【0030】図1〜図5において、1はメモリカード上
本体、2はメモリカード下本体であり、この上下本体
1,2の2枚重ね合わせでメモリカード本体を構成して
いる。3はメモリカード上本体1の側部に設けた切欠部
であり、メモリカード上本体1の平面形状に矩形の凹欠
をなし、この切欠部3には書込可否設定子4が摺動自在
に配置構成される。すなわち、切欠部3の内側のメモリ
カード上本体1にスリット5により形成された弾性ガイ
ド6を設け、またこのスリット5と対向する位置のメモ
リカード下本体2には溝7を設け、スリット5及び溝7
と弾性ガイド6に書込可否設定子4を摺動自在に嵌合す
ると共に、その書込可否設定子4はメモリカード上下本
体1,2間に挟持されるように構成されている。そし
て、書込可否設定子4は、その一部がメモリカード上本
体1の切欠部3に臨んで当該切欠部3の一部を覆うよう
に配置され、その摺動により切欠部3を覆う位置を選択
するようになっている。
【0031】書込可否設定子4は、切欠部3を覆って書
込可否設定を行うと共に手動による切り換え用つまみと
なる操作部4aと、スリット5に及び溝7に嵌合される
抜止部4bと、前記操作部4aと抜止部4bとを連結す
ると共に弾性ガイド6に接触し摺動する摺動接触部4c
とを形成している。そして、書込可否設定子4は、スリ
ット5を形成したメモリカード上本体1に嵌合されると
共に、溝7を形成したメモリカード下本体2に覆われ
て、抜止部4bがスリット5と溝7に嵌合され、摺動接
触部4cが弾性ガイド6とメモリカード下本体2との間
に摺動可能に保持され挟持された状態となる。
【0032】メモリカード上本体1に設けた弾性ガイド
6には、そのほぼ中央部に凸部6aよりなる係合部を形
成し、この凸部6aを書込可否設定子4の摺動接触部4
cが乗り越えて弾性ガイド6の両側にそれぞれ係止され
ることにより書込可否設定子4の切欠部3を覆う位置を
選択するものである。すなわち、メモリカード上本体1
の弾性ガイド6と書込可否設定子4の間に、弾性ガイド
6に対する書込可否設定子4の摺動位置を係止するため
の係合部を設けられた形態となっている。これにより、
書込可否設定子4の摺動におけるクリック感と可否設定
の係止を同時に可能としおり、この凸部6aの凸量を変
化することにより、クリック感を調整することが可能で
ある。ここで、凸部6aよりなる係合部は、弾性ガイド
6に凸部又は凹部よりなる第1の係合部を形成し、書込
可否設定子4の摺動接触部4cにおける弾性ガイド6対
応面に凹部又は凸部よりなる第2の係合部を形成し、書
込可否設定子4の摺動によって第1の係合部に第2の係
合部が係止されることにより行うように構成しても良
い。また、それぞれが係脱自在な構成であれば個々の形
状はこれに限定されるものではない。
【0033】メモリカード本体には、メモリカード下本
体2側に形成したスリット8部分に機器との電気的接続
をするための端子9を一体的に設けており、またその内
部には内容を書き換え可能な半導体メモリ10が実装さ
れた基板11を有する。半導体メモリ10は端子9を介
して電気的に接続された機器(図示せず)から記憶内容
の読み出しと書き換えが行われる。ここで、書き換えに
ついては、誤って記憶内容を消去したり、上書きするこ
とを防止するために後述する書込可否設定手段を備えて
いる。
【0034】12はラベル貼付領域であり、メモリカー
ド上本体1の表面上に凹形状に形成され、図5に示すよ
うに、このラベル貼付領域12に当該メモリーカードの
所定の表示項目を印刷したラベル12aが貼付されるも
のである。ここで、書込可否設定子4の抜止部4bを、
スリット5の端縁より極わずかに突出しないように形成
することにより、ラベル12aの剥がれを防止する効果
と、メモリカード下本体2の凹溝7をスリット形状にせ
ず溝形状にし、スリット5側はラベル12aの貼付によ
り、ガイド性は損なわず可視部の凹凸を無くし、外観を
損ねない構成を可能としている。
【0035】以上のように構成されたメモリカードの作
用を以下に説明する。
【0036】書込可否設定子4をメモリカード上下本体
に狭持させるには、半導体メモリ10が実装されている
基板11と同時に、メモリカード上本体1とメモリカー
ド下本体2とで狭持する。ここで、書込可否設定子4
は、メモリカード上下本体1,2間において、スリット
5と弾性ガイド6と凹溝7にガイドされるかたちで所定
の位置に狭持されており、切欠部3以外のメモリカード
上本体1とメモリカード下本体2の外周は溶着または接
着される。
【0037】このようにして、メモリカード上下本体
1,2に狭持された書込可否設定子4は、その操作部4
aが切欠部3の一部を覆う。図6に示すように、覆われ
た部分は切欠部3の右左どちらかの約半分であり、図6
の(a)では左側が覆われ、覆われた部分はメモリカー
ド上本体1の外形と略一体となる。覆われない右側の約
半分はメモリカード本体の平面形状に矩形の凹欠をな
す。書込可否設定子4を右に摺動することにより、弾性
ガイド6上の凸部6aを書込可否設定子4の摺動接触部
4cが乗り越えて、覆われる部分が図6の(b)のよう
に弾性ガイド6の右側に係止されるが、その乗り越える
際に弾性ガイド6をたわませながら行うこととなる。こ
の書込可否設定子4の摺動により切欠部3を覆う位置を
選択することにより、当該メモリカードへのデータの書
込可否を設定する。
【0038】メモリカードへのデータの書込可否の設定
操作は、操作部4aを手指で押さえて書込可否設定子4
を右左にスライドさせることにより行う。このとき、書
込可否設定子4は、凸部6aにより、弾性ガイド6をた
わませながら係脱することにより、適度なクリック感を
伴って摺動させることができるとともに、不用意に書込
可否設定子4が摺動してしまうことを防いでいる。ま
た、切欠部3の書込可否設定子4に覆われない矩形の凹
欠はインジケータ機能を併せ持ち、データの書込可否の
設定状態を明瞭に視認することができる。また、ここ
で、書込可否設定子4の操作部4aの両角部には段部4
dを設けており、切欠部3を覆う方でメモリカード上本
体1の側面縁との間に微少凹部を形成し、手指又は爪の
係止が容易に行えるようになっている。
【0039】つぎに、メモリカードが挿入接続される機
器がメモリカードの書込可否設定を検出する方法につい
て図7を用いて説明する。
【0040】図7の(a)において、22は本実施の形
態のメモリカードが挿入接続される機器、21は機器2
2に設けられた検出スイッチであり、検出部23と接点
24を備えている。ここで、書込可否設定子4は図6の
(a)と同様に切欠部3の左側を覆っており、この書込
可否設定子4が左に位置している状態をが書込可の設定
であるとする。この書込可の設定においては、書込可否
設定子4が切欠部3の左側を覆っているため、検出スイ
ッチ21の検出部23が上に持ち上げられて接点24が
閉じる。この接点24の閉を検出することにより、機器
22はメモリカードが書込可能であると認識することが
可能である。
【0041】一方、図7の(b)に示す書込可否設定子
4が右に位置している状態が書込不可の設定である。こ
の書込不可の設定においては、切欠部3の左側が書込可
否設定子4に覆われないため、検出スイッチ21の検出
部23が上に持ち上げられず接点24が開く。この接点
24の開を検出することにより、機器22はメモリカー
ドが書込不可能であると認識することが可能である。
【0042】(実施の形態2)つぎに本発明の第2の実
施の形態について、図8を用いて説明する。図8は本発
明の第2の実施の形態におけるスイッチ内臓メモリカー
ドの断面図を示している。
【0043】基本構成は、実施の形態1と同構成であ
る。図8に示すように、メモリーカードの内部の基板1
1上にスイッチ13を実装し、そのスイッチ13の作動
部13aを書込可否設定子4側に突出するように構成す
る。一方、書込可否設定子4に操作部4eを設け、この
操作部4eがスイッチ13の作動部13aに係合可能に
ように配置構成する。このために、メモリーカード上本
体1とメモリーカード下本体2との間に、操作部4eと
作動部13a摺動又は移動するスペース14を設けてい
る。このような構成により、書込可否設定子4の摺動に
よる書込可否と同時に、メモリーカード本体内部におい
て電気的に切り換えを行うことが可能である。
【0044】(実施の形態3)つぎに本発明の第3の実
施の形態について、図9を用いて説明する。図9は本発
明の第3の実施の形態における接点部内臓メモリーカー
ドの断面図を示している。
【0045】基本構成は、実施の形態1と同構成であ
る。図9に示すように、メモリーカードの内部の基板1
1上に接点15を設けると共に、書込可否設定子4に接
片保持部4f及び接片4gを設け、またメモリーカード
上本体1とメモリーカード下本体2との間に、接片保持
部4f及び接片4gの摺動スペース16設けることによ
り、書込可否設定子4の摺動による書込可否と同時に、
電気的に切り換えを行うことが可能である。
【0046】(実施の形態4)つぎに本発明の第4の実
施の形態について、図10を用いて説明する。図10は
本発明の第4の実施の形態におけるメモリーカードの書
込可否設定子4を備える部分の断面図を示している。
【0047】基本構成は、実施の形態1と同構成であ
る。図10に示すように、この実施の形態においては、
実施の形態1におけるメモリーカード上本体1に形成し
たスリット5に替え、当該部分に凹溝17を形成したも
のであり、この凹溝17とメモリーカード下本体2に形
成した凹溝7とに、書込可否設定子4の抜止部4bを嵌
合するようにしたものである。
【0048】以上説明した各実施の形態において、スリ
ット5の大きさ、凹溝7又は17の深さ、また弾性ガイ
ド6の厚み、凸部6aの高さ等については、メモリーカ
ード上下本体1,2及び書込可否設定子4を構成する合
成樹脂等材料の材質とも相まって、摺動時の弾性強度、
クリック感触等設定に応じて、適宜設定されうるもので
ある。
【0049】(実施の形態5)つぎに本発明の第5の実
施の形態について、図11を用いて説明する。図11は
本発明の第5の実施の形態におけるメモリーカードの書
込可否設定子を備える部分の断面図を示している。
【0050】メモリカード本体1,2は、切欠部3の内
側に上下本体1,2により摺動孔18を形成し、この摺
動孔18の内部におけるメモリカード本体1,2に、溝
19,20を形成しており、この溝19,20をその近
傍の本体1,2の弾性変形を利用して弾性ガイドとして
いる。このメモリカード本体1,2は、両本体が予め超
音波溶着等により、図示する状態に一体に接合されて重
ね合わせ構造となっており、したがって切欠部3の内側
には側面方向に開放する前述の摺動孔18が形成されて
いる。なお、21は溝20内に形成された係合部であ
り、後述する書込可否設定子4の摺動時における位置決
めを行うように構成されている。
【0051】ここで、書込可否設定子4は、メモリカー
ド本体1,2に形成した摺動孔18に挿入して嵌合する
嵌合部4hを有し、この嵌合部4hは、摺動孔18の幅
D1に対し、最大幅部4jの幅D2の方を大きな寸法に
形成し、先端部4kの幅D3の方が小さい寸法になるよ
うに形成しており、したがって、嵌合部4hは先端部4
kより最大幅部4jに向けて傾斜する傾斜面4mを形成
している。
【0052】このように形成した書込可否設定子4は、
図11に示すように、摺動孔18に対して、矢印方向に
強制的に挿入することにより、その挿入する際に、嵌合
部4hの傾斜面4mにより、弾性材より成るメモリカー
ド本体1,2の摺動孔18近傍を押し広げ、弾性変形さ
せながら挿入され、嵌合部4hを溝19,20に嵌合す
ることとなる(嵌合状態の書込可否設定子4’を破線で
示す)。そして、嵌合後は、前述した実施形態のものと
同様、溝20内に形成した係合部21により、メモリカ
ード本体1,2が弾性変形して書込可否設定子4の位置
決めを行うことができることとなる。
【0053】以上のように、この実施形態では、書込可
否設定子4は摺動孔18に挿入嵌合するのみで上下本体
1,2を弾性変形させながら嵌合することができる。ま
た、上下本体1,2の接合時には、書込可否設定子4の
嵌合状態を気にすることなく、さらに接合時に誤って書
込可否設定子4を上下本体1,2の溶着等により固定し
てしまうこともなく、重ね合わせて一体化することがで
きる。また、前記書込可否設定子4は、傾斜面4mによ
り、挿入時に、摺動孔18を押し広げてメモリカード本
体に嵌合するように構成したことにより、上下本体1,
2を押し広げて弾性変形させながら嵌合するので、多少
の寸法バラツキがあっても、容易に嵌合することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、メモリカ
ード本体の側部に設けた切欠部に書込可否設定子を摺動
自在に嵌合し、この書込可否設定子の摺動により切欠部
を覆う位置を選択することにより書込可否の設定を行う
構成として、側部よりの何らの突起物を有することなく
カードとしての薄型形状を保ちながら、単に書込可否設
定子を摺動させる簡便な操作のみで切欠部を変えて書込
可否の設定ができ、しかも書込可否設定子をメモリカー
ド本体に確実に保持できる。また、切欠部と書込可否設
定子をメモリカード本体の側部に設けたことにより、半
導体メモリなどを内蔵できる有効面積の比率を大きくす
ることができ、メモリカード全体を小さくすることがで
きる。
【0055】また、メモリカード本体内に書込可否設定
のためのスイッチや、接点部などを設けることも簡素な
形状変更で可能であり、メモリカード全体の構成の自由
度を有している。さらに、切欠部と書込可否設定子をメ
モリカード本体の側部に設けたことにより、半導体メモ
リなどを内蔵できる有効面積の比率を大きくすることが
でき、メモリカード全体を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるメモリカード
の組立状態の下面側斜視図
【図2】同下本体の一部を破断して示す斜視図
【図3】同一部分解状態の上面側斜視図
【図4】同上本体の一部を破断して示す斜視図
【図5】同図1におけるA−A断面図
【図6】同書込可否設定子の操作説明図
【図7】同書込可否設定子の設定検出説明図
【図8】本発明の第2の実施の形態によるメモリカード
の断面図
【図9】本発明の第3の実施の形態によるメモリカード
の断面図
【図10】本発明の第4の実施の形態によるメモリカー
ドの断面図
【図11】本発明の第5の実施の形態によるメモリカー
ドの断面図
【図12】反射シートによる書込可否設定手段を備えた
従来のメモリカードの斜視図
【図13】スイッチによる書込可否設定手段を備えた従
来のメモリカードの斜視図
【符号の説明】
1 メモリカード上本体 2 メモリカード下本体 3 切欠部 4 書込可否設定子 4a 操作部 4h 嵌合部 4m 傾斜面 5 スリット 6 弾性ガイド 6a 係合用凸部 7,17 凹溝 9 端子 10 半導体メモリ 11 基板 12 ラベル貼付領域面 13 スイッチ 15 接点 18 摺動孔 19,20 溝 21 係合部
フロントページの続き (72)発明者 古田 敬明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阪本 孝広 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 矢野 正義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA02 BA00 BB03 CA14 5B035 BA01 BA03 BB09 CA01 CA22 CA38

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも記録内容を書き換え可能な半
    導体メモリを有し当該半導体メモリと機器との電気的接
    続をする端子を一体的に設けたメモリカード本体と、こ
    のメモリカード本体の側部に形成した切欠部に書込可否
    設定子を備えたメモリカードであって、 前記メモリカード本体は、上本体と下本体の2枚重ね合
    わせ構造とし、その少なくとも一方の本体には切欠部の
    内側に形成された弾性ガイドを設け、 前記書込可否設定子は、前記弾性ガイドに摺動自在に嵌
    合されると共に、前記上下本体間に挟持されており、か
    つその一部がメモリカード本体の切欠部に臨んで当該切
    欠部の一部を覆うように配置され、 前記メモリカード本体の弾性ガイドと書込可否設定子の
    間には、その弾性ガイドに対する書込可否設定子の摺動
    位置を係止するための係合部を設け、 前記書込可否設定子の摺動により切欠部を覆う位置を選
    択することにより、当該メモリカードへのデータの書込
    可否を設定可能としたことを特徴とするメモリカード。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、書込可否設定子の摺動方
    向における弾性ガイドのほぼ中央部に凸部を形成し、こ
    の凸部を書込可否設定子が乗り越えて弾性ガイドの両側
    にそれぞれ係止されることにより前記書込可否設定子の
    切欠部を覆う位置を選択するように構成したことを特徴
    とする請求項1記載のメモリカード。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、弾性ガイドに凸部又は凹
    部よりなる第1の係合部を形成し、書込可否設定子の弾
    性ガイド対応面に凹部又は凸部よりなる第2の係合部を
    形成し、書込可否設定子の摺動によって第1の係合部に
    第2の係合部が係止されることにより、前記書込可否設
    定子の切欠部を覆う位置を選択するように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のメモリカード。
  4. 【請求項4】 前記メモリカード本体に形成された弾性
    ガイドは、少なくとも一方の本体の切欠部内側にスリッ
    トを形成し、前記書込可否設定子は前記スリットに嵌合
    される構成としたことを特徴とする請求項1記載のメモ
    リカード。
  5. 【請求項5】 前記書込可否設定子は、前記切欠部を覆
    って書込可否設定を行うと共に手動による切り換え用つ
    まみとなる操作部と、前記スリットに嵌合される抜止部
    と、前記操作部と抜止部とを連結すると共に弾性ガイド
    に接触し摺動する摺動接触部とを備え、 当該書込可否設定子は、スリットを形成した一方の本体
    に嵌合されると共に、その上面が他方の本体に覆われ
    て、前記摺動接触部が弾性ガイドと他方の本体間に摺動
    可能に保持された構成としたことを特徴とする請求項4
    記載のメモリカード。
  6. 【請求項6】 前記メモリカード本体は、一方の本体に
    形成したスリットの対向位置に他方の本体に凹溝を形成
    し、前記書込可否設定子は、前記スリット及び凹溝に嵌
    合される構成としたことを特徴とする請求項4記載のメ
    モリカード。
  7. 【請求項7】 前記メモリカード本体は、前記スリット
    を形成した本体表面位置を、当該スリットを覆うラベル
    貼付領域としたことを特徴とする請求項4記載のメモリ
    カード。
  8. 【請求項8】 前記メモリカード本体に形成された弾性
    ガイドは、少なくとも一方の本体の切欠部内側に凹溝を
    形成し、前記書込可否設定子は前記凹溝に嵌合される構
    成としたことを特徴とする請求項1記載のメモリカー
    ド。
  9. 【請求項9】 前記メモリカード本体に形成された弾性
    ガイドは、上下本体の切欠部内側にそれぞれ凹溝を形成
    し、前記書込可否設定子は前記上下本体の両凹溝に嵌合
    される構成としたことを特徴とする請求項1記載のメモ
    リカード。
  10. 【請求項10】 少なくとも記録内容を書き換え可能な
    半導体メモリを有し当該半導体メモリと機器との電気的
    接続をする端子を一体的に設けたメモリカード本体と、
    このメモリカード本体の側部に形成した切欠部に書込可
    否設定子を備えたメモリカードであって、 前記メモリカード本体は、上本体と下本体の2枚重ね合
    わせ構造とし、その少なくとも一方の本体には切欠部の
    内側に形成された弾性ガイドを設け、かつその内部にス
    イッチを設けてなり、 前記書込可否設定子は、前記弾性ガイドに摺動自在に嵌
    合されると共に、前記上下本体間に挟持され、かつ前記
    スイッチの操作部を操作する作動部を設けており、その
    一部がメモリカード本体の切欠部に臨んで当該切欠部の
    一部を覆うように配置されてなり、 前記メモリカード本体の弾性ガイドと書込可否設定子の
    間には、その弾性ガイドに対する書込可否設定子の摺動
    位置を係止するための係合部を設け、 前記書込可否設定子の摺動により切欠部を覆う位置を選
    択することにより、メモリカード本体内部において電気
    的に切り換えを行い、当該メモリカードへのデータの書
    込可否を設定可能に構成したことを特徴とするメモリカ
    ード。
  11. 【請求項11】 少なくとも記録内容を書き換え可能な
    半導体メモリを有し当該半導体メモリと機器との電気的
    接続をする端子を一体的に設けたメモリカード本体と、
    このメモリカード本体の側部に形成した切欠部に書込可
    否設定子を備えたメモリカードであって、 前記メモリカード本体は、上本体と下本体の2枚重ね合
    わせ構造とし、その少なくとも一方の本体には切欠部の
    内側に形成された弾性ガイドを設け、かつ前記メモリカ
    ード本体の内部に接点を設けてなり、 前記書込可否設定子は、前記弾性ガイドに摺動自在に嵌
    合されると共に、前記上下本体間に挟持され、かつ前記
    接点の対応位置の当該書込可否設定子に前記接点に接触
    する接片を設けており、その一部がメモリカード本体の
    切欠部に臨んで当該切欠部の一部を覆うように配置され
    てなり、 前記メモリカード本体の弾性ガイドと書込可否設定子の
    間には、その弾性ガイドに対する書込可否設定子の摺動
    位置を係止するための係合部を設け、 前記書込可否設定子の摺動により切欠部を覆う位置を選
    択することにより、メモリカード本体内部において電気
    的に切り換えを行い、当該メモリカードへのデータの書
    込可否を設定可能に構成したことを特徴とするメモリカ
    ード。
  12. 【請求項12】 前記接点を、メモリカード本体の内部
    に有する半導体メモリを実装したプリント基板に形成し
    たことを特徴とする請求項10記載のメモリカード。
  13. 【請求項13】 前記書込可否設定子の接片が接点に接
    触する位置において、弾性ガイドによる弾性力が前記書
    込可否設定子に対して接点方向に作用するように構成し
    たことを特徴とする請求項11又は12記載のメモリカ
    ード。
  14. 【請求項14】 前記メモリカード本体は、前記切欠部
    の内側に上下本体により摺動孔を形成し、当該摺動孔の
    内部の少なくとも一方の本体に溝を形成してこの溝を弾
    性ガイドとし、 前記書込可否設定子は、前記摺動孔に挿入して嵌合する
    嵌合部を有し、当該嵌合部は最大幅部が摺動孔の幅より
    大きな寸法に形成して、前記本体に形成した溝に嵌合す
    るように構成し、 また、前記メモリカード本体は、前記溝内に前記係合部
    を形成し、当該メモリカード本体が弾性変形するように
    して、前記書込可否設定子の摺動時における位置決めを
    行うように構成したことを特徴とする請求項1記載のメ
    モリカード。
  15. 【請求項15】 前記書込可否設定子は、嵌合部の先端
    の幅が摺動孔の幅よりも小さい寸法になるように形成す
    ると共に、その嵌合部の最大幅部に向けて傾斜する傾斜
    面を形成して、 この書込可否設定子は、その嵌合部を前記摺動孔に嵌合
    する際、前記嵌合部の傾斜面を強制的に摺動孔に挿入す
    ることにより、摺動孔を押し広げてメモリカード本体に
    嵌合するように構成したことを特徴とする請求項14記
    載のメモリカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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