JPH11314694A - カード媒体用の収納ケース - Google Patents

カード媒体用の収納ケース

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Publication number
JPH11314694A
JPH11314694A JP10126336A JP12633698A JPH11314694A JP H11314694 A JPH11314694 A JP H11314694A JP 10126336 A JP10126336 A JP 10126336A JP 12633698 A JP12633698 A JP 12633698A JP H11314694 A JPH11314694 A JP H11314694A
Authority
JP
Japan
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storage
card medium
card
stored
storing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10126336A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Yokogawa
横川  恒
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10126336A priority Critical patent/JPH11314694A/ja
Publication of JPH11314694A publication Critical patent/JPH11314694A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のカード媒体を区別して扱うのが容易
な、使い勝手の良いカード媒体用の収納ケースを提供す
る。 【解決手段】 ラベル12が貼設されたカード媒体11
を厚み方向に積層して収納するものであって、筐体2
と、この筐体2内に形成された直角2等辺三角形状をな
す収納室3と、上記筐体2から立設される支持背面壁4
と、この支持背面壁4の左右方向のほぼ中央部にU状孔
5を穿設し、これにより形成された半島部となる弾性部
6の先端側に突出された突起7とを備え、上記収納室3
にカード媒体11を互いに直交する2方向に振り分けて
収納することによりラベル12を視認可能とする2つの
収納形態を備え、上記突起7により各収納形態の不用意
な移動を規制するとともに、上記弾性部6によりカード
媒体11を収納室3から抜き出すことなく意図的に移動
するのを許容するカード媒体用の収納ケース1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード媒体用の収
納ケース、より詳しくは、カード媒体を厚み方向に複数
枚積層して収納可能なカード媒体用の収納ケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】カード形状をなす物体は身の回りで広く
使用されており、定期券、テレホンカード、キャッシュ
カードなど、日常生活において例を挙げるに事欠かな
い。こうしたカード形状の物体は、複数の枚数を身辺に
保持して運搬することが多いために、カードを収納する
ための収納ケースが従来より種々提案されている。
【0003】このような収納ケースとしては、例えば特
開平7−308216号公報、特開平6−253918
号公報、特開平6−113915号公報、特開平6−1
13913号公報などに記載されるものが挙げられる。
【0004】ところで、パーソナルコンピュータや電子
カメラなどの電子機器の分野においても、略カード形状
をなす記録媒体であるカード媒体が使用されており、フ
ロッピーディスクや光磁気ディスクを始めとして、近年
では、PCMCIA(Personal Computer Memory Card
International Association)規格のPCカードや、ス
マートメディア(株式会社東芝の登録商標)、コンパク
トフラッシュ(米国SanDisk Corporationの登録商標)
などが記録媒体として脚光を浴びつつある。
【0005】図6はこのようなカード媒体を収納するた
めの従来の収納ケースの一例を示したものであり、
(A)はカード媒体用の収納ケースを示す斜視図、
(B)はカード媒体用の収納ケースを示す断面図であ
る。
【0006】この収納ケースは、図6(A)に示すよう
に、略直方体をなす筐体91の上端部が挿入用の開口と
なっていて、この開口から内部の収納室92へ複数のカ
ード媒体11を収納している。このとき、カード媒体1
1は、その主面が互いにほぼ重なるようにして厚み方向
に積層されており、各カード媒体11には例えば識別用
のラベル12等が貼設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
6に示したような従来のカード媒体用の収納ケースで
は、収納した状態でラベル12を確認することができる
のは一番端に位置するカード媒体のみであり、その他の
中間に位置するカード媒体については一枚づつ抜き出し
て見るか、あるいは全部のカード媒体を抜き出してから
広げて見るかしなければならず、目的とするカード媒体
を取り出そうとするときに不便である。
【0008】しかも、このときに、1枚のカード媒体だ
けを抜き出そうとしても、図6(B)に示すように、意
図せずして複数枚が同時に抜き出されてしまうことがあ
り、使い勝手が良いとはいえなかった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、複数のカード媒体を区別して扱うのが容易な、使
い勝手の良いカード媒体用の収納ケースを提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明によるカード媒体用の収納ケースは、
略カード形状をなす記録媒体であるカード媒体を厚み方
向に複数枚積層して収納可能なカード媒体用の収納ケー
スであって、筐体と、この筐体内に形成されていて、上
記カード媒体を複数の収納形態によって収納可能であ
り、かつこれら複数の収納形態の内の一収納形態によっ
て収納されているカード媒体が、他の収納形態によって
収納されているカード媒体から少なくとも一部が露呈す
るように配置され、さらに上記複数の収納形態間の移動
を該カード媒体を抜き出すことなく行うことが可能な収
納室とを備えたものである。
【0011】また、第2の発明によるカード媒体用の収
納ケースは、上記第1の発明によるカード媒体用の収納
ケースにおいて、上記複数の収納形態を識別可能とする
ための識別手段を備えたものである。
【0012】さらに、第3の発明によるカード媒体用の
収納ケースは、上記第1の発明によるカード媒体用の収
納ケースにおいて、上記カード媒体が、該カード媒体を
他のカード媒体と弁別するための表示部を有しており、
上記一収納形態によって収納されているカード媒体は、
この表示部が認識可能となるように、上記他の収納形態
によって収納されているカード媒体から少なくとも一部
が露呈するように配置されているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態を
示したものであり、カード媒体用の収納ケースを示す斜
視図である。
【0014】まず、カード媒体11は、略矩形の薄板形
状をなすメモリカード等でなり、その主面の長辺方向の
端部(一短辺側)には、例えば内部に記録されているデ
ータの種類等を示す表示部たるラベル12が貼設されて
いる。こうして、このラベル12の表示を目で見て確認
することによって、一カード媒体と他のカード媒体とを
識別することができるようになっている。
【0015】そして、カード媒体用の収納ケース1(以
下、収納ケース1という)は、上述したようなカード媒
体11を複数枚収納可能とするものである。
【0016】すなわち、この収納ケース1は、略直方体
形状をなす筐体2の内部に、下方に向けて略直角2等辺
三角形状をなす収納室3が設けられており、該略直角2
等辺三角形状をなす収納室3の直角を挟む2辺の長さ
は、上記カード媒体11の長辺と同程度の長さとなって
いて、上記略直角2等辺三角形の斜辺となる側が上方に
向けた開口となっている。
【0017】上記筐体2の背面側からは、支持背面壁4
が延出されており、この支持背面壁4の左右方向のほぼ
中央部にU状孔5を穿設して、このU状孔5により形成
された半島部を移動規制手段を構成する弾性部6とな
し、この弾性部6の先端側に上記複数枚のカード媒体1
1を係止可能な高さの移動規制手段を構成する突起7を
前方に向けて突設している。
【0018】この突起7は、上記カード媒体11が一収
納形態から他の収納形態へ不用意に移動するのを規制す
るための移動規制手段となっていて、上記弾性部6を撓
ませるに足る所定以上の力を加えることにより、該突起
7が退避して上記複数の収納形態間の移動が可能となる
ように構成されている。
【0019】次に、このような収納ケース1にカード媒
体11を収納する形態について説明する。
【0020】略直角2等辺三角形状をなす収納室3の直
角を挟む辺の一方に、長辺が接するようにカード媒体1
1を一枚収納してこれを第1の収納形態とし、該直角を
挟む辺の他方に、同様に長辺が接するようにカード媒体
11を一枚収納してこれを第2の収納形態としている。
これにより、第1および第2の収納形態のカード媒体1
1は筐体2に対して略45度傾けて収納されていて、か
つ第1の収納形態によって収納されたカード媒体11と
第2の収納形態によって収納されたカード媒体11とは
互いに直交するように配置されることになる。
【0021】さらに、このような第1および第2の収納
形態によって収納されたカード媒体11は、重畳される
部分が、互いの短辺同士により構成される略正方形状の
部分となるために、両方のラベル12が視認可能に露呈
しており、何れの収納形態であっても収納室3内に収納
されたままの状態で該ラベル12を外部から一目で確認
することができるようになっている。
【0022】続いて、このようにして収納されたカード
媒体11の収納形態を、移動させる動作について説明す
る。
【0023】上述した第1または第2の収納形態によっ
て収納されたカード媒体11は、上記突起7により、収
納形態が不用意に移動するのを規制されている。
【0024】しかし、上記弾性部6の付勢力に抗する力
をもってカード媒体11を一収納形態から他の収納形態
に移動させようとすると、該カード媒体11に当接して
作用する押圧力により上記弾性部6が撓んで突起7が後
方に退避し、収納形態の移動が可能となる。
【0025】そこで、該カード媒体11を、上記収納室
3内に収納したままの状態で回動させることにより、一
収納形態から他の収納形態に移動させることができる。
【0026】そして、カード媒体11を収納ケース1か
ら抜き出そうとする際にも、互いに重畳されていない部
分があるために、その露呈している部分を指などで摘ん
で引き出すことにより、目的とするカード媒体11のみ
を抜き出すことができる。
【0027】このように複数の収納形態を有することに
より、使用者は、例えば、一収納形態のカード媒体11
には日常の記録、他の収納形態のカード媒体11には旅
行の記録、などのように、カード媒体11の記録内容に
応じて使い分けを行うことが可能になる。
【0028】なお、上述では長辺と短辺を有する略矩形
のカード媒体について述べたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、収納室の内部に段差等を形成すれ
ば、略正方形をなすカード媒体についても適用すること
が可能である。
【0029】このような第1の実施形態によれば、カー
ド媒体を異なる収納形態により収納して、何れの収納形
態においてもラベルをそのまま視認することができるよ
うにしたために、確認のために一旦取り出す必要がなく
なって、使い勝手が向上する。しかも、互いに重複して
いない部分を手指などで摘むことにより、所望のカード
媒体のみを抜き出すことができるために、意図しないカ
ード媒体までが一緒に抜き出されることがなくなる。
【0030】また、突起を設けたために、カード媒体が
一収納形態から他の収納形態に不用意に移動することが
なくなり、さらに、この突起を弾性部に設けたために、
使用者が意志を持って移動させた場合には移動を許容す
ることができる。
【0031】そして、一収納形態から他の収納形態への
移動を、収納室からカード媒体を抜き出すことなく行う
ことができるために、使い勝手が向上する。
【0032】図2は本発明の第2の実施形態を示したも
のであり、カード媒体用の収納ケースを示す斜視図であ
る。
【0033】この第2の実施形態において、上述の第1
の実施形態と同様である部分については説明を省略し、
主として異なる点についてのみ説明する。
【0034】この第2の実施形態のカード媒体用の収納
ケース21は、上述した第1の実施形態の収納ケース1
をヒンジ部22を介して複数連結することによって構成
したものである。
【0035】さらに、上記収納ケース1が例えばプラス
チックにより成型されている場合には、このヒンジ部2
2を該収納ケース1と一体に成型することにより、製造
コストを抑制するようにしている。
【0036】このような収納ケース21は、上記ヒンジ
部22を介して折り畳むことができるようになってお
り、カード媒体11の出し入れを行わないときには、コ
ンパクトにして持ち運び等に便利となるように構成され
ている。一方、カード媒体11の出し入れを行うときに
は、図2に示すように該ヒンジ部22により広げて使用
する。
【0037】なお、上述では複数の収納ケース1を一体
成型により連結するようにしたが、各収納ケース1を個
別に形成して、その連結部分を自在に組み合わせること
ができるようにすれば、必要に応じて所望の個数の収納
ケース1を連結することができ、使用上の自由度が高ま
って利便性がさらに良くなる。
【0038】このような第2の実施形態によれば、上述
した第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するととも
に、より多くのカード媒体を収納することが可能とな
り、しかもヒンジ部を介して折り畳むことができるため
に、運搬時の携帯性などを損なうことがない。
【0039】図3は本発明の第3の実施形態を示したも
のであり、カード媒体用の収納ケースを示す斜視図であ
る。
【0040】この第3の実施形態において、上述の第
1,第2の実施形態と同様である部分については説明を
省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0041】この第3の実施形態のカード媒体用の収納
ケース31は、略箱型をなす筐体32に、複数の収納室
33を形成したものである。
【0042】すなわち、この収納ケース31には、第1
および第2の収納形態でカード媒体11を収納可能な収
納室33が、該カード媒体11の厚み方向に沿って適宜
の間隔をとりながら複数設けられている。
【0043】これらの各収納室33の内部は、上述した
実施形態と同様に、略直角2等辺三角形をなす形状に形
成されており、カード媒体11を互いに直交する方向に
収納することで、上記第1の収納形態と第2の収納形態
を実現している。
【0044】上記収納ケース31における上記収納室3
3の配列方向側の外面には、カード媒体11が何れの収
納形態により収納されているかを示すための識別手段た
る識別標識34,35が、上記第1,第2の収納形態に
対応して設けられている。
【0045】この識別標識34,35は、例えば色や形
状が異なる図形、あるいは文字や記号等でなり、何れの
収納形態にあるかを視覚的に容易に認識することができ
るようになっている。
【0046】この収納ケース31は、机上等に載置して
使用するのに比較的適しており、図示はしないが、上か
ら例えば透明な蓋等を用いて覆うことにより、カード媒
体11の出し入れを行わないときには、該カード媒体1
1を保護することができるようになっている。
【0047】なお、ここでは各収納室33に2枚のカー
ド媒体11をそれぞれ収納するようにしているが、1つ
の収納室内には1枚のカード媒体11を収納するように
しても良いし、隔壁等を廃止して、複数の収納室を連結
し、一つの収納室内に多数のカード媒体11を収納する
ように構成しても構わない。
【0048】このような第3の実施形態によれば、上述
した各実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、よ
り多くのカード媒体を収納することが可能となる。ま
た、識別標識を設けたために、何れの収納形態により収
納されているかを容易に視認することができる。
【0049】図4は本発明の第4の実施形態を示したも
のであり、カード媒体用の収納ケースおよびその蓋を示
す斜視図である。
【0050】この第4の実施形態において、上述の第1
から第3の実施形態と同様である部分については説明を
省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0051】このカード媒体用の収納ケース41は、筐
体42に単一の収納室43を設け、この収納室43内に
複数、あるいは多数のカード媒体11を収納するように
したものである。
【0052】この収納ケース41の外面には、上述した
第3の実施形態と同様に、カード媒体11が何れの収納
形態により収納されているかを示すための識別手段たる
識別標識44,55が設けられているとともに、さら
に、該収納形態を識別するための識別手段である識別形
状部46,47が設けられている。この識別形状部4
6,47は、上記筐体42の収納室43に臨む側壁部の
辺縁を凹状および凸状に形成してなり、視覚的および触
覚的に認識することができるようになっている。
【0053】これにより、視覚を用いることなく収納形
態を認識することができるようになるために、暗室等で
も照明を点灯させることなく識別が可能になったり、あ
るいは視覚障害者等も容易に認識することができるよう
になるなどの利点がある。
【0054】また、このような収納ケース41には、蓋
51が被せられて内部に収納したカード媒体11を保護
するようになっており、該蓋51には、上記識別形状部
46,47に対応した凸状部52および凹状部53が形
成されている。また、この蓋51の内壁には、図示はし
ないが、収納されたカード媒体11に沿った形状が形成
されている。これにより、カード媒体11が上方向に移
動するのを規制することができるために、運搬の際など
に収納室43内でカード媒体11ががたつくのを防止す
ることができる。
【0055】この実施形態の収納室43は、2枚よりも
多い枚数のカード媒体11を収納可能であるために、同
一の収納形態に複数枚のカード媒体11が収納されるこ
とがある。このときには、他のカード媒体11によりラ
ベル12の視認が妨げられることがあるが、その場合で
も、視認を妨げているカード媒体11を回動させて他の
収納形態に移動させることにより、目的とするカード媒
体11のラベル12を抜き出すことなく確認することが
できる。
【0056】なお、上述では識別手段として識別標識4
4,45や識別形状部46,47を設けたが、例えば滑
らかさや荒さを変化させた表面処理を行ったり、あるい
は点字などを設けるようにしても構わない。
【0057】このような第4の実施形態によれば、上述
した各実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、識
別標識とともにさらに識別形状部を設けたために、視覚
に頼ることなく収納形態を認識することが可能となる。
また、収納室を大きめに形成して多くの枚数を収納する
ことができるようにしたために、カード媒体を収納した
り取り出したりするときに、細い開口部に位置を合わせ
る必要がなく、手軽に行うことができる。
【0058】図5は本発明の第5の実施形態を示したも
のであり、カード媒体用の収納ケースを示す正面図であ
る。
【0059】この第5の実施形態において、上述の第1
から第4の実施形態と同様である部分については説明を
省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0060】この第5の実施形態のカード媒体用の収納
ケース61は、その外形等は上述した第1の実施形態の
ものとほぼ同様であるが、その収納室63を工夫するこ
とにより、3つの収納形態によってカード媒体11を収
納することができるようにしたものである。
【0061】すなわち、この収納ケース61は、略直方
体形状をなす筐体62の内部に、下方に向けて略直角2
等辺三角形状をなす収納室63が設けられているが、さ
らに、この収納室63の底辺側にはカード媒体11を垂
直に立設する位置で保持する保持用段部65が形成され
ている。
【0062】これにより、カード媒体11は、筐体62
に対して略45度傾いて収納される第1の収納形態およ
び第2の収納形態以外に、これらの双方と略45度をな
して垂直に収納される第3の収納形態を有している。
【0063】また、上記筐体62の背面側から延出され
る支持背面壁64には、水平方向の略3等分位置となる
2カ所に上記U状孔5,弾性部6,突起7がそれぞれ配
設されていて、不用意に収納形態が移動するのを規制す
るようになっている。
【0064】なお、ここでは3つの収納形態を有するカ
ード媒体用の収納ケースについて述べたが、もちろんこ
れに限定されるものではなく、4つ以上の収納形態を有
しても良いことは勿論である。
【0065】このような第5の実施形態によれば、上述
した各実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、よ
り多くの収納形態によりカード媒体を収納することが可
能となる。
【0066】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
【0067】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0068】(1) 略カード形状をなす記録媒体であ
るカード媒体を、厚み方向に複数枚積層して収納可能な
カード媒体用の収納ケースであって、筐体と、この筐体
内に形成されていて、上記カード媒体を複数の収納形態
によって収納可能であり、かつこれら複数の収納形態の
内の一収納形態によって収納されているカード媒体が、
他の収納形態によって収納されているカード媒体から少
なくとも一部が露呈するように配置され、さらに上記複
数の収納形態間の移動を該カード媒体を抜き出すことな
く行うことが可能な収納室と、を具備したことを特徴と
するカード媒体用の収納ケース。
【0069】(2) 上記複数の収納形態を識別可能と
するための識別手段を具備したことを特徴とする付記
(1)に記載のカード媒体用の収納ケース。
【0070】(3) 上記識別手段は、上記筐体の外表
面に視認可能に設けられた識別標識でなることを特徴と
する付記(2)に記載のカード媒体用の収納ケース。
【0071】(4) 上記識別手段は、上記筐体に形成
した視覚的または触覚的に認識可能な識別形状でなるこ
とを特徴とする付記(2)に記載のカード媒体用の収納
ケース。
【0072】(5) 上記カード媒体が一収納形態から
他の収納形態へ不用意に移動するのを規制するための移
動規制手段を具備したことを特徴とする付記(1)に記
載のカード媒体用の収納ケース。
【0073】(6) 上記移動規制手段は、弾性部と、
この弾性部からカード媒体を係止可能な高さに突出され
た突起とを有してなり、上記弾性部を撓ませるに足る所
定以上の力を加えることにより、上記突起が退避して上
記複数の収納形態間の移動が可能となることを特徴とす
る付記(5)に記載のカード媒体用の収納ケース。
【0074】(7) 上記複数の収納形態は、各収納形
態によって収納される上記カード媒体の回転位置を互い
に異ならせるものであることを特徴とする付記(1)に
記載のカード媒体用の収納ケース。
【0075】(8) 上記筐体は上記カード媒体を積層
する方向から見て略矩形形状をなし、上記複数の収納形
態は、この矩形形状をなす筐体に対して上記カード媒体
を略45度傾けて収納する第1の収納形態および第2の
収納形態を有してなり、かつ第1の収納形態によって収
納されたカード媒体と第2の収納形態によって収納され
たカード媒体は互いに略直交するように配置されるもの
であることを特徴とする付記(1)に記載のカード媒体
用の収納ケース。
【0076】(9) 上記収納室は、上記カード媒体を
積層する方向から見て略直角2等辺三角形をなすことを
特徴とする付記(8)に記載のカード媒体用の収納ケー
ス。
【0077】(10) 上記複数の収納形態は、上記第
1の収納形態によって収納されたカード媒体および第2
の収納形態によって収納されたカード媒体の双方と略4
5度傾けてカード媒体を収納する第3の収納形態を有す
ることを特徴とする付記(8)に記載のカード媒体用の
収納ケース。
【0078】(11) 上記筐体には単一の収納室が形
成されていて、この筐体を複数連設してなることを特徴
とする付記(1)に記載のカード媒体用の収納ケース。
【0079】(12) 上記複数の筐体を折り畳み可能
に連結するヒンジ部を具備したことを特徴とする付記
(11)に記載のカード媒体用の収納ケース。
【0080】(13) 上記筐体には上記カード媒体を
積層する方向に上記収納室が複数配列して形成されてい
ることを特徴とする付記(1)に記載のカード媒体用の
収納ケース。
【0081】付記(1)に記載の発明によれば、一収納
形態によって収納されているカード媒体は他の収納形態
によって収納されているカード媒体から少なくとも一部
が露呈しているために、該露呈部分を視認可能かつ所望
のカードのみを抜脱可能となるとともに、複数の収納形
態間の移動をカード媒体を抜き出すことなく行うことが
可能となって、使い勝手が向上する。
【0082】付記(2)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、識
別手段を設けたために、収納形態を容易に識別すること
ができる。
【0083】付記(3)に記載の発明によれば、付記
(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、識
別標識を設けたことにより、一目見るだけで収納形態を
容易に認識することができる。
【0084】付記(4)に記載の発明によれば、付記
(2)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、識
別形状を設けたことにより、一目見るだけで、あるいは
手指などで触るだけで収納形態を容易に認識することが
できる。
【0085】付記(5)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、移
動規制手段を設けたことにより、カード媒体が一収納形
態から他の収納形態へ不用意に移動することはない。
【0086】付記(6)に記載の発明によれば、付記
(5)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、移
動規制手段を、弾性部に突起を設ける構造とすることに
より、不用意な移動を規制しつつ、意図的な移動を許容
することができる。
【0087】付記(7)に記載の発明によれば、カード
媒体の回転位置を互いに異ならせた収納形態とすること
により、付記(1)に記載の発明と同様の効果を奏する
ことができる。
【0088】付記(8)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第
1の収納形態により収納されたカード媒体と第2の収納
形態により収納されたカード媒体とが互いに略直交しつ
つ筐体に略左右対称となるように配置されるために、収
納形態を直感的に認識し易くなる。
【0089】付記(9)に記載の発明によれば、収納室
を、カード媒体の積層方向から見て略直角2等辺三角形
をなす形状とすることにより、付記(8)に記載の発明
と同様の効果を奏することができる。
【0090】付記(10)に記載の発明によれば、付記
(8)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、さ
らに第3の収納形態を備えることにより、より多くの収
納形態によりカード媒体を収納することが可能となる。
【0091】付記(11)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、よ
り多くの枚数のカード媒体を収納可能になり、さらに、
各筐体毎に収納するカード媒体を弁別することも可能に
なって、より多様な収納形態をとることができるように
なる。
【0092】付記(12)に記載の発明によれば、付記
(11)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、
ヒンジ部により複数の筐体を折り畳むことができるため
に、運搬時の携帯性などを損なうことがない。
【0093】付記(13)に記載の発明によれば、付記
(1)に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、一
筐体内に、より多くの枚数のカード媒体を収納すること
が可能となる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明のカード媒体用の収納ケースによれば、一収納形態に
よって収納されているカード媒体は他の収納形態によっ
て収納されているカード媒体から少なくとも一部が露呈
しているために、該露呈部分を視認可能かつ所望のカー
ドのみを抜脱可能となるとともに、複数の収納形態間の
移動をカード媒体を抜き出すことなく行うことが可能と
なって、使い勝手が向上する。
【0095】請求項2による本発明のカード媒体用の収
納ケースによれば、請求項1に記載の発明と同様の効果
を奏するとともに、識別手段を設けたために、収納形態
を容易に識別することができる。
【0096】請求項3による本発明のカード媒体用の収
納ケースによれば、請求項1に記載の発明と同様の効果
を奏するとともに、カード媒体に設けられた表示部が他
のカード媒体から露呈するために、該表示部を認識する
ことによりカード媒体の弁別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のカード媒体用の収納
ケースを示す斜視図。
【図2】本発明の第2の実施形態のカード媒体用の収納
ケースを示す斜視図。
【図3】本発明の第3の実施形態のカード媒体用の収納
ケースを示す斜視図。
【図4】本発明の第4の実施形態のカード媒体用の収納
ケースおよびその蓋を示す斜視図。
【図5】本発明の第5の実施形態のカード媒体用の収納
ケースを示す正面図。
【図6】従来のカード媒体用の収納ケースの例を示す
(A)斜視図,(B)断面図。
【符号の説明】
1,21,31,41,61…カード媒体用の収納ケー
ス 2,32,42,62…筐体 3,33,43,63…収納室 5…U状孔 6…弾性部(移動規制手段) 7…突起(移動規制手段) 11…カード媒体 12…ラベル(表示部) 22…ヒンジ部 34,35,44,45…識別標識(識別手段) 46,47…識別形状部(識別手段、識別形状) 65…保持用段部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略カード形状をなす記録媒体であるカー
    ド媒体を、厚み方向に複数枚積層して収納可能なカード
    媒体用の収納ケースであって、 筐体と、 この筐体内に形成されていて、上記カード媒体を複数の
    収納形態によって収納可能であり、かつこれら複数の収
    納形態の内の一収納形態によって収納されているカード
    媒体が、他の収納形態によって収納されているカード媒
    体から少なくとも一部が露呈するように配置され、さら
    に上記複数の収納形態間の移動を該カード媒体を抜き出
    すことなく行うことが可能な収納室と、 を具備したことを特徴とするカード媒体用の収納ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 上記複数の収納形態を識別可能とするた
    めの識別手段を具備したことを特徴とする請求項1に記
    載のカード媒体用の収納ケース。
  3. 【請求項3】 上記カード媒体は、該カード媒体を他の
    カード媒体と弁別するための表示部を有しており、 上記一収納形態によって収納されているカード媒体は、
    この表示部が認識可能となるように、上記他の収納形態
    によって収納されているカード媒体から少なくとも一部
    が露呈するように配置されているものであることを特徴
    とする請求項1に記載のカード媒体用の収納ケース。
JP10126336A 1998-05-08 1998-05-08 カード媒体用の収納ケース Withdrawn JPH11314694A (ja)

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