JP3499778B2 - 状態表示具 - Google Patents

状態表示具

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JP3499778B2
JP3499778B2 JP26133499A JP26133499A JP3499778B2 JP 3499778 B2 JP3499778 B2 JP 3499778B2 JP 26133499 A JP26133499 A JP 26133499A JP 26133499 A JP26133499 A JP 26133499A JP 3499778 B2 JP3499778 B2 JP 3499778B2
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宏 黒田
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ユニット株式会社
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  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブの開閉状
態、あるいは液化ガス等のボンベの空または充填状態等
の対照的な二つの状態を選択的に表示するための状態表
示具に関する。
【0002】
【従来の技術】化学工場、石油精製工場等の工場や、発
電所等の施設においては、多数のバルブが用いられてお
り、多くの場合、これらのバルブが現在開状態または閉
状態のいずれとされているかを一目で認識できるように
しておく必要がある。このため、従来より、バルブ付近
に備えられて、当該バルブが「開」または「閉」のいず
れの状態にあるかを表示するためのバルブ開閉表示具が
種々開発されている。これらのバルブ開閉表示具は、一
般に、「開」および「閉」の表示を担持した表示板を情
報覆い部に対し所定位置まで回転またはスライドさせる
と、前記情報覆い部が「開」または「閉」の表示のいず
れか一方を選択的に覆って外部から見えないようにし、
残りの他方の表示のみが外部から見える構成となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のバルブ開閉表示具は、表示切替時の操作性が悪
かったり、構造が複雑で製造コストが高くなるという問
題があった。
【0004】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたもので、本発明の1つの目的は、バルブの開閉
状態、あるいは液化ガス等のボンベの空または充填状態
等の二つの状態を選択的に表示でき、かつ操作性が非常
によいとともに、構造が簡単で製造コストを安価にする
ことができる状態表示具を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、万一、落下しても、
表示状態が変化してしまうことがない状態表示具を提供
することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、以下の説明か
ら明らかになろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による状態表示具
は、表側情報覆い部を有する表示具本体と、前記表側情
報覆い部に開けられた軸状部貫通穴と、軸状部および横
断面非円形の回り止め部を有し、前記軸状部を前記軸状
部貫通穴に貫通されるとともに、前記表示具本体に対し
回転不可能かつ前記表側情報覆い部に対し該表側情報覆
い部の厚さ方向に移動可能とされているボタン部材と、
非円形の嵌合穴を開けられており、表側の面を部分的に
前記表側情報覆い部に対向されるとともに前記嵌合穴に
前記ボタン部材を貫通されている表示板と、前記表示板
の表側の面のうちの前記嵌合穴に関して互いに反対側に
位置する部分に設けられており、互いに異なる状態を表
示する第一の可視情報および第二の可視情報と、前記ボ
タン部材が前記表側情報覆い部に対し前記表側情報覆い
部の表側から裏側に向かう向きに移動されたとき、前記
ボタン部材を逆方向に付勢するボタン部材付勢手段とを
有してなり、前記回り止め部と前記嵌合穴とは相対的に
180度回転する位置毎にのみ嵌合可能となっており、
前記嵌合穴に前記ボタン部材の前記回り止め部が嵌合し
ているときは、前記表示板は前記ボタン部材ひいては前
記表示具本体に対し回転不可能となっているとともに、
前記ボタン部材は比較的に大きく前記表側情報覆い部か
ら外部に突出しており、かつ前記表側情報覆い部は前記
第一の可視情報または前記第二の可視情報のいずれか一
方を選択的に覆って外部から見えないようにし、残りの
他方の可視情報のみが外部から見えるようにしており、
前記嵌合穴に前記回り止め部が嵌合している状態から、
前記ボタン部材が前記表側情報覆い部および前記表示板
に対し前記表側情報覆い部の表側から裏側に向かう向き
に移動されると、前記ボタン部材の回り止め部が前記嵌
合穴から脱出し、前記軸状部が前記嵌合穴を貫通してい
る状態となり、このとき、前記表示板は前記ボタン部材
ひいては前記表示具本体に対し回転可能となるようにな
っているものである。
【0008】本発明においては、表示板の嵌合穴にボタ
ン部材の回り止め部が嵌合しているときは、表示板はボ
タン部材ひいては表示具本体に対し回転不可能となって
おり、かつボタン部材は比較的に大きく表側情報覆い部
から外部に突出している。このとき、表側情報覆い部
は、表示板の表側の面に設けられている第一の可視情報
(例えば「開」の文字)または第二の可視情報(例えば
「閉」の文字)のいずれか一方を選択的に覆って外部か
ら見えないようにし、残りの他方の可視情報のみが外部
から見えるようにしている。
【0009】この表示状態を切り替えたいときには、ボ
タン部材のうちの表側情報覆い部から外部に突出してい
る部分を指で押圧し、ボタン部材付勢手段に抗してボタ
ン部材を表側情報覆い部および表示板に対し表側情報覆
い部の表側から裏側に向かう向きに移動すると、ボタン
部材の回り止め部が嵌合穴から脱出し、軸状部が嵌合穴
を貫通している状態となり、表示板は表示具本体に対し
回転可能となる。この状態で表示板を少し回転させる
と、回り止め部に対し嵌合穴の位置が回転方向にずれる
ので、その後はボタン部材から指を離しても嵌合穴に回
り止め部が嵌合してしまうことはない。
【0010】そして、引き続き表示板を回転させて行く
と、180度回転したところで、回転方向に関し回り止
め部と嵌合穴との位置が合致するので、ボタン部材付勢
手段の付勢力によりボタン部材が押される前の初期位置
に戻るとともに、回り止め部が嵌合穴に嵌合され、表示
板の回転は自動的に停止される。これにより、今度は第
一および第二の可視情報のうちの回転前は表側情報覆い
部に覆われていた情報が外部から見えるようになり、回
転前は外から見えていた情報が表側情報覆い部に覆われ
て見えなくなる。
【0011】このようにして、この状態表示具では、ボ
タン部材を押して表示板を回転させると、表示板が18
0度毎に自動的に停止し、表示状態を切り替えることが
できるので、操作性が極めてよい。また、構造が単純な
ので、製造コストを安価にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。
【0013】
【実施例】図1〜19は、本発明の第一実施例を示して
いる。この実施例において、状態表示具1の表示具本体
2は、図2〜4および6に示されるように、それぞれA
BS樹脂等のある程度の弾性を有する材料からなる表側
カバー3および裏側カバー4を互いに接合してなる。図
6および8によく示されるように、表側カバー3は矩形
の板状をなしている表側情報覆い部3aと、この表側情
報覆い部3aの上端部に設けられた接合凹部3bおよび
吊り下げ部3cとを一体的に有している。他方、図6お
よび9によく示されるように、裏側カバー4は矩形の板
状をなしている裏側情報覆い部4aと、この裏側情報覆
い部4aの上端部に設けられた接合凸部4bとを一体的
に有している。そして、表側カバー3と裏側カバー4と
は、図6に示されるように、接合凹部3aと接合凸部4
bとを互いに嵌合された状態で接合されることにより一
体化されている。外力を作用されていない状態では、表
側情報覆い部3aと裏側情報覆い部4aとはほぼ平行な
状態で互いに対向されている。前記吊り下げ部3cには
巻環5が装着されている。
【0014】図2および6に示されるように、前記表側
情報覆い部3aの下端部付近には、円形の軸状部貫通穴
6が開けられている。また、前記表側情報覆い部3aの
外面のうちの軸状部貫通穴6の周囲には、表側情報覆い
部3aから突出するU字状のボタン保護突起7が一体的
に形成されている。このボタン保護突起7は、後述する
ボタン部材8が表側情報覆い部3aから外部に突出する
最大突出高さ以上に突出されている。図8に示されるよ
うに、前記表側情報覆い部3aの内面のうちの軸状部貫
通穴6の周囲の部分には、軸状部貫通穴6と同軸の円弧
状をなす表側摺接突起3dが設けられており、この表側
摺接突起3dは、図7に示されるように、表側情報覆い
部3aの内面の他の部分より僅かに突出している。前記
裏側情報覆い部4aの内面の下端部付近には、矩形状の
ボタン部材嵌合凹部4cが設けられている。このボタン
部材嵌合凹部4cの長手方向両端部には、該凹部4cの
他の部分より深さがやや浅くなる段部4gが設けられて
いる。なお、このボタン部材嵌合凹部4cの底部に相当
する部分は、外側から見ると裏側情報覆い部4aの外面
に矩形状に隆起している。図9に示されるように、前記
裏側情報覆い部4aの内面のうちのボタン部材嵌合凹部
4c付近には、表側摺接突起3dと同軸同径の円弧状部
分4dと表側摺接突起3dの両端部間に相当する部分を
延びる直線状部分4eとからなる裏側摺接突起4fが設
けられている。この裏側摺接突起4fは、図7に示され
るように、裏側情報覆い部4aの内面の他の部分より僅
かに突出している。
【0015】図11〜13は、ボタン部材8の拡大図で
あり、このボタン部材8は、ポリカーボネート樹脂等の
ある程度の剛性を有する材料からなり、軸状部8aと、
回り止め部8bと、台座部8cとを一体的に有してい
る。それぞれの横断面形状について見ると、前記軸状部
8aは円形、回り止め部8bおよび台座部8cは非円形
とされている。前記回り止め部8bの横断面形状をさら
に詳しく説明すると、図14のように、円形部分9とこ
の円形部分9の互いに180度をなす位置から直径方向
に突出する帯状部分10とを有する形状をなしている。
図6および7に示されるように、前記ボタン部材8は、
台座部8cを裏側カバー4のボタン部材嵌合凹部4cに
嵌合されるとともに、軸状部8aを表側情報覆い部3a
の軸状部貫通穴6に貫通されている。ここで、前記ボタ
ン部材8は、台座部8cをボタン部材嵌合凹部4cに嵌
合されていることにより、裏側カバー4に対して回転不
可能とされ、かつ軸状部8aを軸状部貫通穴6に貫通さ
れていることにより、表側情報覆い部3aに対し該表側
情報覆い部3aの厚さ方向に移動可能とされている。ま
た、台座部8cの長手方向両端部8d(図11および1
2参照)がボタン部材嵌合凹部4cの長手方向両端部に
設けられた段部4g(図9参照)上に載置されているこ
とにより、ボタン部材8が押されていない状態では、台
座部8cの長手方向両端部以外の部分はボタン部材嵌合
凹部4cの底部より若干浮き上がった状態になってい
る。
【0016】図10は、表示板11を示しており、この
表示板11はABS樹脂等のプラスチック材料からな
り、四隅を丸められた矩形の板状なしている。この表示
板11の中心部にはボタン部材8の回り止め部8bに対
応する形状の嵌合穴12が開けられている。この表示板
11の表側の面および裏側の面の、嵌合穴12に関して
一方の側に位置する部分には「開」の文字13(本実施
例における第一の可視情報)、他方の側に位置する部分
には「閉」の文字14(本実施例における第二の可視情
報)が印刷されている。
【0017】前記表示板11は、図6,7,16および
17に示されるように、表側情報覆い部3aと裏側情報
覆い部4aとの間に挟まれた状態で、嵌合穴12にボタ
ン部材8の軸状部8aまたは回り止め部8bを貫通され
ている。なお、表側摺接突起3dおよび裏側摺接突起4
fが設けられているため、表示板11の表裏面に対する
表側情報覆い部3aと裏側情報覆い部4aの接触は、主
として表側摺接突起3dおよび裏側摺接突起4fにおい
てなされる。図15から明らかなように、前記回り止め
部8bと嵌合穴12とは相対的に180度回転する位置
毎にのみ嵌合可能となっており、嵌合穴12に回り止め
部8bが嵌合しているときは、表示板11はボタン部材
8ひいては表示具本体2に対し回転不可能となってお
り、かつボタン部材8は図6および7のように比較的に
大きく表側情報覆い部3aから外部に突出している。ま
た、図1,2および5等から明らかなように、嵌合穴1
2に回り止め部8bが嵌合しているときは、表側および
裏側情報覆い部4aは、それぞれ、表示板11の表側お
よび裏側の表示されている「開」の文字13または
「閉」の文字14のいずれか一方を選択的に覆って外部
から見えないようにし、残りの他方の文字のみが外部か
ら見えるようする。
【0018】次に、本実施例の使用方法および作動を説
明する。本実施例の状態表示具1は、例えば図1に示さ
れるように、巻環5およびボールチェーン15またバン
ド、紐等を介してバルブ16の操作部に引っ掛けること
ができる。勿論、他の方法によって状態表示具1をバル
ブ16付近に設置してもよい。
【0019】図6および15に示されるように、表示板
11の嵌合穴12にボタン部材8の回り止め部8bが嵌
合しているときは、表示板11はボタン部材8ひいては
表示具本体2に対し回転不可能となっており、かつボタ
ン部材8は比較的に大きく表側情報覆い部3aから外部
に突出している。このとき、表側および裏側情報覆い部
3a,4aは、図1,2および5等に示されるように、
表示板11の表裏の「開」の文字13または「閉」の文
字14のいずれか一方を選択的に覆って外部から見えな
いようにし、残りの他方の可視情報13または14のみ
が外部から見えるようにしている。
【0020】今、図1,2および5のように「閉」の文
字14が外部に露出されて表示されている状態から、
「開」の文字13を表示する状態に切り替えたいときに
は、例えば図16のように表示板11の裏面または裏側
情報覆い部4aの外面に人指し指や中指20等を当てた
状態で、親指21でボタン部材8の軸状部8aのうちの
表側情報覆い部3aから外部に突出している部分を押圧
すると、ボタン部材8台座部8cの両端部8dが裏側
情報覆い部4aのボタン部材嵌合凹部4cの段部4gを
押し、図12の一点鎖線で示されるようにボタン部材8
の台座部8cが湾曲弾性変形し、台座部の8cの中央部
がボタン部材嵌合凹部4cの底部に当接するともに表示
具本体2の裏側情報覆い部4a等の部分が弾性変形する
ので、ボタン部材8が表側情報覆い部3aおよび表示板
11の嵌合穴12部分に対し表側情報覆い部3aの表側
から裏側に向かう向き(図16における右方)に移動
し、ボタン部材8の回り止め部8bが嵌合穴12から脱
出し、軸状部8aが嵌合穴12を貫通している状態とな
り(図17はこの状態の拡大断面図である)、表示板1
1は表示具本体2に対し回転可能となる。
【0021】なお、裏側情報覆い部4aの外面に指を当
てた状態でボタン部材8を押した場合には、裏側情報覆
い部4aが弾性変形しにくくなるので、弾性変形は主と
してボタン部材8の方のみに生じるが、この場合も、ボ
タン部材8が表側情報覆い部3aおよび表示板11の嵌
合穴12部分に対し十分な距離移動し、表示板11は表
示具本体2に対し回転可能となる。ここにおいて明らか
なように、本実施例では、ボタン部材8および表示具本
体2の両方、またはボタン部材8のみにより、本発明に
おけるボタン部材付勢手段が構成される。
【0022】前述のようにボタン部材8を押した状態か
ら図18のように表示板11を少し回転させると、回り
止め部8bに対し嵌合穴12の位置が回転方向にずれる
ので、その後はボタン部材8から指を離しても嵌合穴1
2に回り止め部8bが嵌合してしまうことはない。
【0023】そして、引き続き表示板11を回転させて
行くと、180度回転したところで、回転方向に関し回
り止め部8bと嵌合穴12との位置が合致するので、表
示具本体2の弾性復元力(本実施例におけるボタン部材
付勢手段の付勢力)により、ボタン部材8および裏側情
報覆い部4aがボタン部材8が押される前の初期位置に
戻るとともに、回り止め部8bが嵌合穴12に嵌合さ
れ、表示板11の回転は自動的に停止される。これによ
り、今度は図19のように表示板11の表裏の「開」の
文字13が外部から見えるようになり、逆に表示板11
の表裏の「閉」の文字14が表側および裏側情報覆い部
3a,4aに覆われて見えなくなる。
【0024】次に、「閉」の文字14が表示されている
状態から「開」の文字13を表示する状態に切り替えた
いときも、同様の操作を行えばよい。
【0025】このようにして、この状態表示具1では、
ボタン部材8を押して表示板11を回転させると、表示
板11が180度毎に自動的に停止し、表示状態を切り
替えることができるので、操作性が極めてよい。また、
構造が単純なので、製造コストを安価にすることができ
る。
【0026】また、本実施例では、表側情報覆い部3a
の外面にボタン部材8のうちの表側情報覆い部3aから
外部に突出している部分を囲んで、該部分の最大突出高
以上に高く突出するボタン保護突起7が設けられている
ので、万一、落下しても、ボタン部材8が床等により押
されて表示状態が変化してしまうことがない。
【0027】また、本実施例では、表示板11の表裏面
に対する表側情報覆い部3aと裏側情報覆い部4aの接
触は、主として表側摺接突起3dおよび裏側摺接突起4
fにおいてなされるので、表示板11が繰り返し回転さ
れても、表示板11は、表側摺接突起3dおよび裏側摺
接突起4fに摺接する部分のみが多少傷つくだけで、
「開」および「閉」の文字13,14(第一および第二
の可視情報)部分が表示板11の回転により傷ついて見
えにくくなることはない。
【0028】図19は、本発明の第二実施例における表
示板11を示している。この実施例においては、表示板
11の表裏に、第一および第二の可視情報として、前記
第一実施例における「開」および「閉」の文字14の代
わりに、「空」および「充」の文字15,16が印刷さ
れている。他の構成は、前記第二実施例と同様である。
【0029】本実施例においては、例えば、液化ガスの
ボンベに装着し、該ボンベが空なのか、液化ガスを充填
されている状態なのかを表示することができる。
【0030】なお、本発明における第一および第二の可
視情報は、前記各実施例におけるような開/閉、空/充
の状態を示す情報に限られることはなく、他の種の状態
を示す情報とすることもできる。
【0031】また、前記各実施例では、第一および第二
の可視情報が文字とされているが、本発明における第一
および第二の可視情報は、文字、記号、図形、色等、ま
たはそれらの組み合わせであってもよい。
【0032】また、前記各実施例では、表示板11の表
裏両面に第一および第二の可視情報が設けているので、
状態表示具1の表裏いずれ側からも状態表示を視認でき
るが、本発明においては、表示板11の片面にのみ第一
および第二の可視情報を設けてもよい。
【0033】さらに、前記実施例では、ボタン部材8お
よび表示具本体2の両方、またはボタン部材8のみによ
り、本発明におけるボタン部材付勢手段が構成されてい
るが、本発明においては、表示具本体のみがボタン部材
付勢手段を構成するようにしてもよいし、ボタン部材お
よび表示具本体とは別体のばねないしは弾性部材により
ボタン部材付勢手段を構成するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、(イ)操作性が
極めてよい、(ロ)構造が単純なので、製造コストを安
価にすることができる、(ハ)ボタン保護突起を設ける
ことにより、万一、落下しても、表示状態が変化してし
まうことがない、等の優れた効果を得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による状態表示具の第一実施例をバルブ
に吊り下げた状態を示す斜視図である。
【図2】前記第一実施例を示す正面図である。
【図3】前記第一実施例を示す側面図である。
【図4】前記第一実施例を示す平面図である。
【図5】前記第一実施例を示す背面図である。
【図6】図2のVI−VI線における断面図である。
【図7】図6のボタン部材付近を示す拡大断面図であ
る。
【図8】前記第一実施例における表側カバーを内面側か
ら見た図である。
【図9】前記第一実施例における裏側カバーを内面側か
ら見た図である。
【図10】前記第一実施例における表示板を示す正面図
である。
【図11】前記第一実施例におけるボタン部材を示す拡
大正面図である。
【図12】前記第一実施例におけるボタン部材を示す拡
大平面図である。
【図13】図11のXIII−XIII線における断面
図である。
【図14】図12のXIV−XIV線における断面図で
ある。
【図15】前記第一実施例においてボタン部材の回り止
め部が表示板の嵌合穴に嵌合されている状態を示す図で
ある。
【図16】ボタン部材が押されている状態を示す図6に
対応する断面図である。
【図17】図16のボタン部材付近を示す拡大断面図で
ある。
【図18】前記第一実施例において表示板が若干回転さ
れた状態を示す正面図である。
【図19】前記第一実施例において表示板の表示状態変
更が完了した状態を示す正面図である。
【図20】本発明の第二実施例における表示板を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 表示具本体 3a 表側情報覆い部 4a 裏側情報覆い部 6 軸状部貫通穴 7 ボタン保護突起 8 ボタン部材 8a 軸状部 8b 回り止め部 11 表示板 12 嵌合穴 13 「開」の文字(第一の可視情報) 14 「閉」の文字(第二の可視情報) 15 「充」の文字(第一の可視情報) 16 「空」の文字(第二の可視情報)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 37/00 G09F 7/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側情報覆い部を有する表示具本体と、
    前記表側情報覆い部に開けられた軸状部貫通穴と、軸状
    部および横断面非円形の回り止め部を有し、前記軸状部
    を前記軸状部貫通穴に貫通されるとともに、前記表示具
    本体に対し回転不可能かつ前記表側情報覆い部に対し該
    表側情報覆い部の厚さ方向に移動可能とされているボタ
    ン部材と、非円形の嵌合穴を開けられており、表側の面
    を部分的に前記表側情報覆い部に対向されるとともに前
    記嵌合穴に前記ボタン部材を貫通されている表示板と、
    前記表示板の表側の面のうちの前記嵌合穴に関して互い
    に反対側に位置する部分に設けられており、互いに異な
    る状態を表示する第一の可視情報および第二の可視情報
    と、前記ボタン部材が前記表側情報覆い部に対し前記表
    側情報覆い部の表側から裏側に向かう向きに移動された
    とき、前記ボタン部材を逆方向に付勢するボタン部材付
    勢手段とを有してなり、 前記回り止め部と前記嵌合穴とは相対的に180度回転
    する位置毎にのみ嵌合可能となっており、 前記嵌合穴に前記ボタン部材の前記回り止め部が嵌合し
    ているときは、前記表示板は前記ボタン部材ひいては前
    記表示具本体に対し回転不可能となっているとともに、
    前記ボタン部材は比較的に大きく前記表側情報覆い部か
    ら外部に突出しており、かつ前記表側情報覆い部は前記
    第一の可視情報または前記第二の可視情報のいずれか一
    方を選択的に覆って外部から見えないようにし、残りの
    他方の可視情報のみが外部から見えるようにしており、 前記嵌合穴に前記回り止め部が嵌合している状態から、
    前記ボタン部材が前記表側情報覆い部および前記表示板
    に対し前記表側情報覆い部の表側から裏側に向かう向き
    に移動されると、前記ボタン部材の回り止め部が前記嵌
    合穴から脱出し、前記軸状部が前記嵌合穴を貫通してい
    る状態となり、このとき、前記表示板は前記ボタン部材
    ひいては前記表示具本体に対し回転可能となるようにな
    っていることを特徴とする状態表示具。
  2. 【請求項2】 裏側情報覆い部をさらに有し、前記表示
    板は前記表側情報覆い部と前記裏側情報覆い部との間に
    挟まれており、前記表示板の裏側の面のうちの前記嵌合
    穴に関して互いに反対側に位置する部分にも互いに異な
    る状態を表示する第一の可視情報および第二の可視情報
    が設けられており、前記ボタン部材の前記回り止め部が
    前記嵌合穴に嵌合しているとき、前記裏側情報覆い部は
    前記表示板の裏側の面の前記第一の可視情報または前記
    第二の可視情報のいずれか一方を選択的に覆って外部か
    ら見えないようにし、残りの他方の可視情報のみが外部
    から見えるようにする請求項1記載の状態表示具。
  3. 【請求項3】 前記表側情報覆い部および前記裏側情報
    覆い部は板状をなしている請求項2記載の状態表示具。
  4. 【請求項4】 前記ボタン部材付勢手段が前記ボタン部
    材および(または)前記表示具本体によって構成されて
    いる請求項2または3記載の状態表示具。
  5. 【請求項5】 前記ボタン部材を前記表側情報覆い部に
    対し前記表側情報覆い部の表側から裏側に向かう向きに
    移動すると、前記ボタン部材が前記裏側情報覆い部を押
    して前記ボタン部材および(または)前記表示具本体が
    弾性変形するようになっている請求項4記載の状態表示
    具。
  6. 【請求項6】 前記表側情報覆い部の外面に、前記ボタ
    ン部材のうちの前記表側情報覆い部から外部に突出して
    いる部分を囲んで、該部分の最大突出高以上に高く突出
    されたボタン保護突起が設けられている請求項1,2,
    3,4または5記載の状態表示具。
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