JP2001133861A - カメラシステム及びカメラ用アクセサリ - Google Patents

カメラシステム及びカメラ用アクセサリ

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JP2001133861A
JP2001133861A JP31916399A JP31916399A JP2001133861A JP 2001133861 A JP2001133861 A JP 2001133861A JP 31916399 A JP31916399 A JP 31916399A JP 31916399 A JP31916399 A JP 31916399A JP 2001133861 A JP2001133861 A JP 2001133861A
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camera
accessory
battery
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driving
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Kazuhiro Izukawa
和弘 伊豆川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ側の電池容量に余裕があり、アクセサ
リ側のアクチュエータの駆動に時間をかけることができ
る際には、アクセサリ側での消費電力を抑えて省電化を
図る。 【解決手段】 電池を有するカメラと、該カメラからの
命令にしたがって前記電池を電源として作動するアクセ
サリとから成るカメラシステムにおいて、前記カメラ
は、前記アクセサリ側の使用電力量を決定し、該電力量
を示す信号を前記アクセサリヘ送信(#104)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池を有するカメ
ラと、該カメラからの命令にしたがって前記電池を電源
として作動するアクセサリとから成るカメラシステム及
びレンズ等のカメラ用アクセサリの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、相互に通信可能な、カメラ本体と
該カメラ本体に装着されるアクセサリとで構成されるカ
メラシステムにおいて、カメラ本体からアクセサリに供
給する最大電力は予め決められており、アクセサリはこ
の電力内で動作するようになっていた。これは、カメラ
本体に搭載した電池の残量が少ない時でも、該カメラ本
体側の動作に影響を与えないようにする為である。この
種の例として、例えば特開平11−64957号(レン
ズ駆動用の振動波モータを内蔵したレンズをアクセサリ
としたもの)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に従来のカメ
ラシステムにおいては、カメラ本体からアクセサリに供
給する最大電力は予め決められており、アクセサリ側で
は、カメラ本体内の電源電池の供給電力に余裕がある時
でも予め決められた電力内で動作するため、以下のよう
な不都合があった。
【0004】例えば、アクセサリとして交換レンズを例
にしたカメラシステムにおいて、オートフォーカス等で
フォーカシングレンズを短時間で移動させる必要がない
場合でも、フォーカシングレンズは予め決められた電力
内で動作していたため、制御系回路で消費電力を増加
し、演算や処理を高速化したり、駆動系回路で消費電力
を増加し、前記フォーカシングレンズを駆動する力を増
加することにより電力消費量が多くなってしまってい
た。
【0005】別言すれば、フォーカシングレンズの移動
する時間に十分時間をかけられる場合には、その駆動速
度を低下させることにより消費電力の低減につながるに
も拘らず、予め決められた電力内でフォーカシングレン
ズの駆動速度を決定していたため、限られた電源を有効
に使用しているとは言いがたいものであった。
【0006】(発明の目的)本発明の第1の目的は、カ
メラ側の電池容量に余裕があり、アクセサリ側のアクチ
ュエータの駆動に時間をかけることができる際には、ア
クセサリ側での消費電力を抑えて省電化を図ることので
きるカメラシステム及びカメラ用アクセサリを提供しよ
うとするものである。
【0007】本発明の第2の目的は、アクセサリ側のア
クチュエータの作動音を考慮した、効率的な駆動を行う
ことのできるカメラシステム及びカメラ用アクセサリを
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、電池を有するカメ
ラと、該カメラからの命令にしたがって前記電池を電源
として作動するアクセサリとから成るカメラシステムに
おいて、前記カメラは、前記アクセサリ側の使用電力量
を決定し、該電力量を示す信号を前記アクセサリヘ送信
するカメラシステムとするものである。
【0009】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明は、電池を有するカメラと、該カ
メラからの命令にしたがって前記電池を電源として作動
するアクセサリとから成るカメラシステムにおいて、前
記カメラは、前記アクセサリ側のアクチュエータの駆動
量と電力量と駆動時間に関する情報を前記アクセサリか
ら受信し、前記駆動量と電力量と駆動時間に関する情報
を基に前記アクセサリ側の使用電力量を決定して該使用
電力量を示す信号を前記アクセサリヘ送信するカメラシ
ステムとするものである。
【0010】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項6に記載の発明は、カメラは、アクセサリ側から
のアクチュエータの駆動量と電力量と駆動時間に関する
情報に基づいて、前記アクセサリ側の駆動時間を決定し
て該駆動時間を示す信号を前記アクセサリヘ送信する請
求項2〜5の何れかに記載のカメラシステムとするもの
である。
【0011】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項7に記載の発明は、電池を有するカメラと、該カ
メラからの命令にしたがって前記電池を電源として作動
するアクセサリとから成るカメラシステムにおいて、前
記アクセサリ側のアクチュエータの使用可能な電力量と
加速特性と減速特性を複数有し、前記アクセサリは、前
記カメラからの命令にしたがってその使用可能な電力
量、加速特性および減速特性を選択して前記アクセサリ
を駆動するカメラシステムとするものである。
【0012】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項8に記載の発明は、電池を有するカメラと、該カ
メラからの命令にしたがって前記電池を電源として作動
するアクセサリとから成るカメラシステムにおいて、前
記アクセサリ側のアクチュエータの使用可能な電力量、
加速特性又は減速特性を複数有し、前記アクセサリは、
前記カメラからの命令にしたがってその使用可能な電力
量、加速特性又は減速特性を選択して前記アクセサリを
駆動するカメラシステムとするものである。
【0013】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項10に記載の発明は、カメラに具備された電池よ
り電源を供給されて作動するカメラ用アクセサリにおい
て、前記カメラ側より通信されて来た電力量を示す信号
に基づいて、アクセサリ内のアクチュエータを駆動する
カメラ用アクセサリとするものである。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項11に記載の発明は、カメラに具備された電池よ
り電源を供給されて作動するカメラ用アクセサリにおい
て、アクチュエータの使用可能な電力量と加速特性と減
速特性を複数有し、前記カメラからの命令にしたがって
その使用可能な電力量、加速特性および減速特性を選択
して前記アクチュエータを駆動するカメラ用アクセサリ
とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の第1の形態に係る、
相互に通信可能なカメラ本体とアクセサリの一例である
交換式のレンズから成るカメラシステムの回路構成を示
すブロック図である。
【0017】図1において、1はカメラ本体、2はアク
セサリであるところのレンズである。
【0018】前記カメラ本体1内には電気回路部3があ
り、該電気回路部3には、交換レンズ2を通って来た光
の量を測定する為の測光部4、フィルム面から被写体ま
での距離を測定する為の測距部(又はフォーカス状態を
検出するフォーカス検出部)5、フィルムを適当な時間
露光する為のシャッタ制御部6、フィルムの巻上げ,巻
戻しを行う為の給送制御部7、これらのカメラ本体1内
の制御を行うカメラ本体内CPU8、レンズ2とのシリ
アル通信を行う為の通信手段9が備わっている。
【0019】また、レンズ2内には、フォーカシングレ
ンズ11,絞り12,マニュアルとオートフォーカスを
切り換える為のA/Mスイッチ13、及び、電気回路部
14を有している。そして、前記電気回路部14内に
は、前記A/Mスイッチ13の状態を検知するA/Mス
イッチ検知部15、カメラ本体1との間でシリアル通信
を行う為の通信手段16、レンズ2内の制御を行うレン
ズ内CPU17、フォーカシングレンズ11の駆動制御
を行う為のレンズ駆動制御部18、フォーカシングレン
ズ11を駆動する為のレンズ駆動用モータ19、絞り1
2の駆動制御を行う為の絞り制御部、及び、絞り12を
駆動する為の絞り駆動用モータ21が備わっている。
【0020】また、前記カメラ本体1内において、22
は、前記測光部4,測距部又はフォーカス検出部5,カ
メラ本体内CPU8,レンズ2内に具備されたレンズ内
CPU8等の電力消費量が比較的少なく、安定した出力
電圧を必要とする制御系回路に電力を、カメラ内CPU
8の出力により供給する制御系電源である。23は制御
系電源22の電圧,電力を検出する制御系電源検出部で
ある。24は、シャッタ制御部6,給送制御系7,レン
ズ駆動制御部18,絞り制御部20等の電力消費量が比
較的多く必要とする駆動系回路に、カメラ本体内CPU
8の出力により電力を供給する駆動系電源である。25
は駆動系電源24の電圧,電力を検出する駆動系電源検
出部、26(SW1)は測光部4の動作を開始させる為
のスイッチ、27(SW2)は測距部(又はフォーカス
検出部)5の動作とシャッタ制御部6の動作を開始させ
る為のスイッチである。なお、前記制御系電源22や駆
動系電源24には、不図示の電池より電源供給がなされ
ている。
【0021】図2は、フォーカシングレンズ駆動時の消
費電力量とフォーカシングレンズの駆動量の関係を示す
図であり、横軸にフォーカシングレンズ駆動時の消費電
力量を縦軸にフォーカシングレンズの駆動量を、それぞ
れ示している。なお、説明の簡単化の為、直線で近似し
てある。
【0022】同図において、特性aはフォーカシングレ
ンズの駆動量0からL1までの関係を示す。この実施の
形態では、フォーカシングレンズの駆動量0からL1ま
では同じ加減速特性制御を用いている為、フォーカシン
グレンズ駆動時の消費電力量とフォーカシングレンズの
駆動量は一つの関係にある。
【0023】特性b,c,dは、フォーカシングレンズ
の駆動量L1からL2までの関係を示す。この実施の形
態では、フォーカシングレンズの駆動量L1からL2ま
ではフォーカシングレンズ駆動時の消費電力量により関
係が違っている。
【0024】特性bは、フォーカシングレンズを消費電
力量J4で駆動するので、レンズを速く駆動する事が出
来る。よって、フォーカシングレンズの駆動量L2まで
駆動するのに必要な時間はT2である。同様に特性c
は、フォーカシングレンズを消費電力量J3で駆動する
ので、特性bの関係ほどレンズを速く駆動する事は出来
ない。よって、フォーカシングレンズの駆動量L2まで
駆動するのに必要な時間はT3(T3>T2)である。
同様に特性dは、フォーカシングレンズを消費電力量J
2で駆動するので、特性b,cの関係ほどレンズを速く
駆動する事は出来ない。よって、フォーカシングレンズ
の駆動量L2まで駆動するのに必要な時間はT4(T4
>T3>T2)である。
【0025】図3は、図2の関係を、フォーカシングレ
ンズ駆動時間とフォーカシングレンズの駆動量の関係で
示した図であり、横軸にフォーカシングレンズ駆動時間
を、縦軸にフォーカシングレンズの駆動量を、それぞれ
示している。なお、説明の簡単化の為、直線で近似して
ある。
【0026】同図において、特性eは、フォーカシング
レンズの駆動量0からL1までの関係を示す。この実施
の形態では、フォーカシングレンズの駆動量0からL1
までは同じ加減速特性制御を用いている為、フォーカシ
ングレンズ駆動時の消費電力量とフォーカシングレンズ
の駆動量は一つの関係にある。
【0027】特性f,g,hは、フォーカシングレンズ
を駆動量L1からL2までの関係を示す。この実施の形
態では、フォーカシングレンズの駆動量L1からL2ま
ではフォーカシングレンズ駆動時間により関係が違って
いる。
【0028】特性fは、時間T2でフォーカシングレン
ズを駆動量L2まで駆動するので、フォーカシングレン
ズ駆動時の消費電力量はJ4必要になる。同様に特性g
は、時間はT3でフォーカシングレンズを駆動量L2ま
で駆動するので、フォーカシングレンズ駆動時の消費電
力量はJ3必要になる。特性fの関係ほどレンズを速く
駆動する必要がない場合に適している。この際、フォー
カシングレンズを駆動量L2まで駆動するのに必要な電
力量はJ3(J3<J4)である。同様に特性hは、時
間T4でフォーカシングレンズを駆動量L2まで駆動す
るので、フォーカシングレンズ駆動時の消費電力量はJ
2必要になる、特性f,gの関係ほどレンズを速く駆動
する必要がない場合に適している。この際、フォーカシ
ングレンズを駆動量L2まで駆動するのに必要な電力量
はJ2(J2<J3<J4)である。
【0029】図2と図3から、同一駆動量であっても消
費電力量が多いほど、駆動時間を短くすることがわか
る。
【0030】次に、図4及び図5のフローチャートを用
いて、カメラ本体1側及びレンズ2側の動作について説
明する。
【0031】まず、図4のフローチャートを用いて、カ
メラ本体1側の動作について説明する。
【0032】不図示の電源スイッチがONになると、カ
メラ本体1内のカメラ内CPU8はステップ#101よ
り動作を開始し、ステップ#102において、制御系電
源検出部23により制御系電源22の状態を、又駆動系
電源検出部25により駆動系電源24の状態を、それぞ
れ確認する。例えば、電池が新品であれば、制御系電源
22と駆動系電源24ともに供給電力に余裕があり、電
池が使い古されている場合は、制御系電源22と駆動系
電源24ともに供給電力に余裕がないことになる。
【0033】次のステップ#103においては、カメラ
本体1とレンズ2が、通信手段9及び通信手段16を介
して8ビットのシリアル通信を開始する。シリアルクロ
ックはカメラ本体1側から供給され、そのシリアルクロ
ックに同期して、カメラ本体1側からレンズ2側へは通
信命令が、レンズ2側からカメラ本体1側へは前回の通
信時に受信した通信命令に対するデータが通信される。
このステップで、通信により、装着されているレンズ2
の状態や図2,図3で示した消費電力量を確認する。具
体的には、前回のレンズ2側での使用電力量、駆動速
度、駆動時間等である。
【0034】次のステップ#104においては、上記ス
テップ#102とステップ#103の結果からレンズ2
に供給可能な電力量を決定し、レンズ2に使用可能な制
御系電源22の使用電力量と駆動系電源24の使用電力
量を通信で伝える。
【0035】例えば、カメラ本体1は、前回のレンズ2
側での使用電力量、駆動速度、駆動時間、及び、ステッ
プ#102で検出した電源状態や不図示のスイッチ等に
より設定されたモード状態によるカメラの消費電力に応
じて供給可能な電力量を上記電力量を越えない範囲で、
レンズ2に伝える。上記モード状態としては、フィルム
給送では単写か連写であるか、AFがワンショットかサ
ーボか、測距点の数が複数か、ストロボが使用される等
の負荷の異なる状態である。
【0036】また、カメラ本体1の電源に余裕があり、
フォーカシングレンズを短時間に駆動する必要がある時
は、カメラ本体1は図2の特性b(図3の特性と同じ特
性)を選択し、レンズ2に電力量J4を与える。又逆
に、カメラ本体1の電源に余裕がある時でも、フォーカ
シングレンズを短時間に駆動する必要がない時は、カメ
ラ本体1は図2の特性d(図3の特性hと同じ特性)を
選択し、レンズ2に電力量J2を与える。
【0037】また、被写体のコントラストが高い時はフ
ォーカシングレンズ11の駆動速度が速くても測距可能
であるが、被写体のコントラストが低い時はフォーカシ
ングレンズ11の移動速度が遅くないと測距できない場
合があり、又電池が使い古されているものであり、被写
体のコントラストが高い場合、すなわち、供給電力は少
ないが、フォーカシングレンズ11の移動速度を高く設
定できる場合があり、又逆に、新品電池で、被写体のコ
ントラストが低い場合、すなわち、供給電力は多いが、
フォーカシングレンズ11の移動速度をそれ程高く設定
できない場合もあるので、それらも考慮して、カメラ本
体1は特性を選択、つまりレンズ2側の電力量を決定
し、それをレンズ2側に通信する。
【0038】次のステップ#105においては、スイッ
チSW1がONしているか否かを判定する。この結果、
ONしていなければステップ#102へ戻り、以下同様
の動作を繰り返す。
【0039】その後、上記スイッチSW1がONする
と、ステップ#105からステップ#106へ進み、こ
こでは測光部4の出力と装着されたレンズ2のFナンバ
ーから、シャッタ速度,絞り値を決定する。そして、ス
テップ#107において、スイッチSW2の状態を判定
し、OFFであればステップ#102へ戻るが、ONし
ていた場合はステップ#108へ進む。
【0040】ステップ#108においては、測距部(又
はフォーカス検出部)5の出力と装着されたレンズ2の
光学情報からフォーカシングレンズ11の移動量を決定
する。次のステップ#109においては、測距部5の出
力と装着されたレンズ2の光学情報からフォーカシング
レンズ11の駆動速度(具体的には、移動速度)を決定
し、移動量(レンズを光軸方向に移動させる量)と駆動
量(レンズを移動させる為の機械的構造部材の駆動量)
をレンズ2に伝える。続くステップ#110において
は、上記ステップ#108で設定したフォーカシングレ
ンズ11の移動量とステップ#109で設定したフォー
カシングレンズ11の移動を開始する命令をレンズ2に
伝える。そして、ステップ#111において、測距部5
の出力と装着されたレンズ2の光学情報から、装着され
たレンズ2のフォーカシングレンズ11が合焦位置にあ
るか否かを確認する。この結果、合焦していなければス
テップ#102へ戻り、以下再度測光,測距等の動作を
繰り返す。
【0041】また、上記フォーカシングレンズ11が合
焦位置に達していることを確認すると、ステップ#11
1からステップ#112へ進み、上記ステップ#106
で決定した絞り値まで絞りを駆動する命令をレンズ2に
伝える。次のステップ#113においては、上記ステッ
プ#106で決定したシャッタ速度でシャッタ制御部6
を介して不図示のシャッタを開閉する。そして、次のス
テップ#114において、絞りを開放まで駆動する命令
をレンズ2に伝える。続くステップ#115において
は、給送制御部7により不図示のフィルムを1駒分を給
送する。
【0042】次のステップ#116においては、上記ス
テップ#115にて行われた給送制御部7による不図示
のフィルム給送が1駒分出来たか否かを判定し、出来た
場合は次の撮影に備える為にステップ102へ戻る。一
方、1駒分の給送をすることが出来なかった場合は、撮
影可能駒(フィルム残数)が無いとして、ステップ#1
17へ進み、給送制御部7によりフィルムの巻戻しを行
い、ステップ#118において一連の処理を終了する。
【0043】次に、図5のフローチャートを用いて、上
記の様にカメラ本体1から通信により命令を受けるレン
ズ2側の動作について説明する。
【0044】カメラ本体1から通信により命令を受ける
と、レンズ2側のレンズ内CPU17はステップ#20
1より動作を開始し、ステップ#202以降において、
カメラ本体1からの命令を解析する。
【0045】まず、ステップ#202においては、カメ
ラ本体1からの命令がステップ#104の命令か否か、
即ちレンズ2に使用可能な制御系電源22の使用電力量
と駆動系電源24の使用電力量を示すものであるか否か
を判定し、そうであればステップ203へ進み、使用可
能な制御系電源22の使用電力量と駆動系電源24の使
用電力量を示す命令の処理を行う。
【0046】図2、図3に示した特性による。例えば、
カメラ本体1から電力量J3で駆動する命令を受信した
場合、図2における駆動量に応じて、特性aから特性g
に沿って駆動するのと同様である。
【0047】以上の動作を終了後は、ステップ#202
へ戻る。
【0048】上記ステップ#202にて、レンズ2への
命令が、使用可能な制御系電源22の使用電力量と駆動
系電源24の使用電力量を示す命令でないことを判定し
た場合は、ステップ#204へ進む。そしてここでは、
フォーカシングレンズ11の駆動速度設定命令(この例
では移動速度を設定する命令)であるか否かを判定し、
そうであればステップ205へ進み、フォーカシングレ
ンズ11の移動速度の設定を行う。
【0049】以上の動作を終了後は、ステップ#202
へ戻る。
【0050】また、上記ステップ#204にて、フォー
カシングレンズ11の駆動速度を設定する命令でないこ
とを判定した場合はステップ#206へ進む。そしてこ
こでは、フォーカシングレンズ11の駆動命令であるか
否かを判定し、そうであればステップ207へ進み、カ
メラ本体1からのフォーカシングレンズ11の移動量と
移動方向の指令命令により、フォーカシングレンズ11
を駆動する。この時、上記ステップ205で設定した駆
動速度で駆動する。以上の動作を終了後は、ステップ#
202へ戻る。また、上記ステップ#206にて、フォ
ーカシングレンズ11の駆動命令でないことを判定した
場合はステップ#208へ進む。そしてここでは、絞り
12の駆動命令であるか否かを判定し、そうであればス
テップ#209へ進み、カメラ本体1からの絞り12の
絞り量と絞り方向の指令命令により、絞り12を駆動す
る。以上の動作を終了後は、ステップ#202へ戻る。
【0051】また、上記ステップ#208にて、絞り1
2の駆動命令でないことを判定した場合はステップ#2
10へ進む。そしてここでは、その他の命令、例えば光
学情報要求命令であれば、当該光学情報をカメラ本体1
へ送信する。又カメラのステップ#103での命令時の
時はそのレンズの上記量をカメラ本体1に送信する。そ
して、ステップ#202へ戻る。
【0052】ここで、制御系電源22の使用について述
べる。
【0053】レンズ内CPU17の処理速度を決める動
作クロックがC1Hzならば、レンズ2での制御系電源
22の使用電力は「 CTLJ1 J」、動作クロックがC
2Hzならば、レンズ2での制御系電源22の使用電力
は「 CTLJ2 J」必要となるものとする。なお、C1
<C2、 CTLJ1< CTLJ2である。
【0054】この時、カメラ本体1から制御系電源22
の使用可能電力量を示す使用電力量が「< CTLJ2」の
時は、動作クロックをC1Hzとしなければならない。
【0055】また、カメラ本体1から制御系電源22の
使用可能電力量を示す使用電力量が「> CTLJ2」の時
は、動作クロックをC2Hzとし、レンズ内CPU17
の動作速度を向上させ、演算や処理速度を上げることが
できる。
【0056】以上の実施の第1の形態によれば、カメラ
本体1内の電源電池の供給電力やフォーカシングレンズ
の駆動速度に応じて、レンズ2内の制御系回路での消費
電力量を決定するようにしている。具体的には、前述し
た様にカメラ本体1の電源に余裕があり、フォーカシン
グレンズを短時間に駆動する必要がある時は、例えば図
2の特性b(図3の特性fと同じ特性)を選択し、レン
ズ2に電力量J4を与える。逆に、カメラ本体1の電源
に余裕がある時でもフォーカシングレンズを短時間に駆
動する必要がない時は、カメラ1は図2の特性d(図3
の特性hと同じ特性)を選択し、レンズ2に電力量J2
を与えるようにしている。
【0057】よって、レンズ2を効率的に駆動すること
が可能になった。詳しくは、カメラ側の電池電圧に余裕
があり、アクセサリ側のアクチュエータの駆動に時間を
かけることができる際には、アクセサリ側の消費電力を
抑えて省電化を図ることが可能となった。
【0058】また、単にレンズ2側の使用可能な電力を
決定してことを送信するのではなく、電力に時間を加味
した電力量を決定し、これを通信するようにしているた
め、カメラ本体は使用電力を把握し易くなり、撮影可能
枚数を正確にすることができるようになる。
【0059】(実施の第2の形態)図6及び図7は本発
明の実施の第2の形態に係るカメラシステムの動作を示
すフローチャートであり、更に詳しくは、図6はカメラ
本体側での動作を、図7はアクセサリの一例であるレン
ズ側での動作を、それぞれ示すものである。尚、カメラ
システムの回路構成は、図1と同様であるので、ここで
はその説明は省略する。
【0060】まず、図6のフローチャートを用いて、カ
メラ本体側1のカメラ内CPU8での動作について説明
する。尚、ステップ#309以外は、前述の実施の第1
の形態での動作(図4のステップ#109を除く、ステ
ップ#101〜#118)と同様であるので、その説明
は省略する。
【0061】ステップ#309においては、測距部5の
出力と装着されたレンズ2の光学情報からフォーカシン
グレンズ11の駆動時間を決定し、駆動時間をレンズ2
に伝える。なお、使用電力量のみでなく、駆動時間も決
定して通信するようにしているのは、電力量は、姿勢、
温度、経年変化等の変化要因がるために正確に定義しに
くいが、駆動時間は、CPU内のタイマ機能と制御上の
工夫により精度を高めることができるので、前記電力量
の情報を補完する意味で駆動時間の情報も通信するよう
にしている。
【0062】次に、図7のフローチャートを用いて、レ
ンズ2側のレンズ内CPU17での動作について説明す
る。尚、ステップ#404と#405以外は、前述の実
施の第1の形態での動作(図5のステップ#204と#
205を除く、ステップ#201〜#210)と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0063】ステップ#404においては、フォーカシ
ングレンズ11の駆動時間設定命令(この例では駆動時
間を設定する命令)であるか否かを判定し、そうであれ
ばステップ#405へ進み、フォーカシングレンズ11
の駆動時間の設定を行う。
【0064】例えば、測距部5が、被写体のコントラス
トが高い時はフォーカシングレンズ11の駆動時間が短
くても測距可能であるが、被写体のコントラストが低い
時はフォーカシングレンズ11の駆動時間が長くないと
測距できないものである場合、レンズ内CPU17は、
カメラ本体1からのフォーカシングレンズ11の駆動時
間設定を行う命令と駆動系電源24の使用電力量から、
フォーカシングレンズ11の移動時間の設定を行う。
【0065】また、例えば、電池が使い古されているも
のであり、被写体のコントラストが高い場合、すなわ
ち、供給電力量は少ないが、フォーカシングレンズ11
の駆動時間を短く設定できる場合は、供給電力量に応じ
たフォーカシングレンズ11の駆動時間を設定する。
【0066】また、上記と逆で、新品電池で、被写体の
コントラストが低い場合、すなわち、供給電力量は多い
が、フォーカシングレンズ11の駆動時間をそれ程短く
設定できない場合は、フォーカシングレンズ11の駆動
時間に応じたフォーカシングレンズ11の移動時間を設
定する。
【0067】以上の動作を終了後は、ステップ#202
へ戻る。
【0068】また、上記ステップ#404にて、フォー
カシングレンズ11の駆動速度を設定する命令でないこ
とを判定した場合はステップ#206へ進む。
【0069】以上の実施の第2の形態によれば、上記実
施の第1の形態と同様、カメラ本体1内の電源電池の供
給電力に余裕がある場合、アクセサリの一例であるレン
ズ2内の制御系回路で駆動時間を適切に設定することに
より、効率的な駆動を行うことができるようになった。
【0070】(実施の第3の形態)以下、本発明の実施
の第3の形態に係るカメラシステムについて述べる。な
お、カメラシステムの回路構成は、図1と同様であるの
で、ここではその説明は省略する。
【0071】図8は、フォーカシングレンズ駆動時の消
費電力量とフォーカシングレンズの駆動量の関係を示す
図で、上記実施の第1の形態における図2に、さらに加
減速特性を変更した特性を示しており、横軸にフォーカ
シングレンズ駆動時の消費電力量を、縦軸にフォーカシ
ングレンズの駆動量を、それぞれ示している。なお、説
明の簡単化の為、直線で近似してある。
【0072】同図において、特性aとiは、フォーカシ
ングレンズの駆動量0からL1までの関係を示す。この
実施の形態では、フォーカシングレンズの駆動量0から
L1までは2つの加減速特性制御を用いている為、フォ
ーカシングレンズ駆動時の消費電力量とフォーカシング
レンズの駆動量は2つの関係がある。特性aでは、フォ
ーカシングレンズの駆動量0からL1まで駆動時の消費
電力量はJ1で、その駆動時間はT1である。特性iで
は、フォーカシングレンズの駆動量0からL1まで駆動
時の消費電力量はJ5で、特性aに比べて少ない(J5
<J1)ので駆動時間がかかり、その駆動時間はT5
(T5>T1)である。例えば、フォーカシングレンズ
の駆動時間を短くする時には、特性aを用い、フォーカ
シングレンズの駆動音を少なくする時には、特性iを用
いる。
【0073】特性b,c,d,j,k,mは、フォーカ
シングレンズを駆動量L1からL2までの関係を示す。
この実施の形態では、フォーカシングレンズを駆動量L
1からL2まではフォーカシングレンズ駆動時の消費電
力量により関係が違っている。
【0074】特性bは、フォーカシングレンズを消費電
力量J4で駆動するので、レンズを速く駆動する事が出
来る。よって、フォーカシングレンズを駆動量L2まで
駆動するのに必要な時間はT2である。同様に特性c
は、フォーカシングレンズを消費電力量J3で駆動する
ので、特性bの関係ほどレンズを速く駆動する事は出来
ない。よって、フォーカシングレンズを駆動量L2まで
駆動するのに必要な時間はT3(T3>T2)である。
同様に特性dは、フォーカシングレンズを消費電力量J
2で駆動するので、特性b,cの関係ほどレンズを速く
駆動する事は出来ない。よって、フォーカシングレンズ
を駆動量L2まで駆動するのに必要な時間はT4(T4
>T3>T2)である。
【0075】特性jは、フォーカシングレンズを消費電
力量J8で駆動するので、レンズを速く駆動する事が出
来る。よって、フォーカシングレンズを駆動量L2まで
駆動するのに必要な時間はT6である。同様に、特性k
は、フォーカシングレンズを消費電力量J7で駆動する
ので、特性jの関係ほどレンズを速く駆動する事は出来
ない。よって、フォーカシングレンズを駆動量L2まで
駆動するのに必要な時間はT7(T7>T6)である。
同様に特性mは、フォーカシングレンズを消費電力量J
6で駆動するので、特性j,kの関係ほどレンズを速く
駆動する事は出来ない。よって、フォーカシングレンズ
を駆動量L2まで駆動するのに必要な時間はT8(T8
>T7>T6)である。
【0076】なお、この実施の形態ではでは、T8>T
4>T7>T3>T6>T2となっているが、特性の設
定により、T1とT5の差が大きい時はT8>T7>T
6>T4>T3>T2となる。
【0077】図9は、図8の関係を、フォーカシングレ
ンズ駆動時間とフォーカシングレンズの駆動量の関係で
示した図であり、横軸にフォーカシングレンズ駆動時間
を、縦軸にフォーカシングレンズの駆動量を、それぞれ
示している。なお、説明の簡単化の為、直線で近似して
ある。
【0078】特性eは、フォーカシングレンズの駆動量
0からL1までの関係を示す。この実施の形態では、フ
ォーカシングレンズの駆動量0からL1までは2つの加
減速特性制御を用いている為、フォーカシングレンズ駆
動時の消費電力量とフォーカシングレンズの駆動量は2
つの関係がある。
【0079】特性eでは、フォーカシングレンズの駆動
量0からL1まで駆動時の消費電力量はJ1で、その駆
動時間はT1である。特性iでは、フォーカシングレン
ズの駆動量0からL1まで駆動時の消費電力量はJ5
で、特性aに比べて少ない(J5<J1)ので、駆動時
間がかかりその駆動時間はT5(T5>T1)である。
例えば、フォーカシングレンズの駆動時間を短くする時
には、特性aを用い、フォーカシングレンズの駆動音を
少なくする時には、特性iを用いる。
【0080】特性f,g,h,p,q,rは、フォーカ
シングレンズを駆動量L1からL2までの関係を示す。
この実施の形態では、フォーカシングレンズを駆動量L
1からL2まではフォーカシングレンズ駆動時間により
関係が違っている。
【0081】特性fは、時間T2でフォーカシングレン
ズを駆動量L2まで駆動するので、フォーカシングレン
ズ駆動時の消費電力量はJ4必要になる。同様に特性g
は、時間T3でフォーカシングレンズを駆動量L2まで
駆動するので、フォーカシングレンズ駆動時の消費電力
量はJ3必要になり、特性fの関係ほどレンズを速く駆
動する必要がない場合を想定している。この際、フォー
カシングレンズを駆動量L2まで駆動するのに必要な電
力量はJ3(J3<J4)である。同様に特性hは、時
間はT4でフォーカシングレンズを駆動量L2まで駆動
するので、フォーカシングレンズ駆動時の消費電力量は
J2必要になり、特性f,gの関係ほどレンズを速く駆
動する必要がない場合を想定している。この際、フォー
カシングレンズを駆動量L2まで駆動するのに必要な電
力量はJ2(J2<J3<J4)である。
【0082】特性pは、時間T6でフォーカシングレン
ズを駆動量L2まで駆動するので、フォーカシングレン
ズ駆動時の消費電力量はJ8必要になる。同様に特性q
は、時間T7でフォーカシングレンズを駆動量L2まで
駆動するので、フォーカシングレンズ駆動時の消費電力
量はJ7必要になり、特性pの関係ほどレンズを速く駆
動する必要がない場合を想定している。この際、フォー
カシングレンズを駆動量L2まで駆動するのに必要な電
力量はJ7(J7<J8)である。同様に特性rは、時
間T8でフォーカシングレンズを駆動量L2まで駆動す
るので、フォーカシングレンズ駆動時の消費電力量はJ
6必要になり、特性p,qの関係ほどレンズを速く駆動
する必要がない場合を想定している。この際、フォーカ
シングレンズを駆動量L2まで駆動するのに必要な電力
量はJ6(J6<J7<J8)である。
【0083】なお、この実施の形態では、J4>J8>
J3>J7>J2>J6となっているが、特性の設定に
より、J1とJ5の差が大きい時は、J4>J3>J2
>J8>J7>J6となる。
【0084】図10及び図11は、本発明の実施の第3
の形態に係るカメラシステムの動作を示すフローチャー
トであり、更に詳しくは、図10はカメラ本体側での動
作を、図11はアクセサリの一例であるレンズ側での動
作を、それぞれ示すものである。尚、カメラシステムの
回路構成は、図1と同様であるので、ここではその説明
は省略する。
【0085】まず、図10のフローチャートを用いて、
カメラ本体側1のカメラ内CPU8での動作について説
明する。尚、ステップ#501以外は、前述の実施の第
1の形態での動作(図4のステップ#101〜#11
8)と同様であるので、その説明は省略する。
【0086】ステップ#501においては、カメラの電
源電池の状態、スイッチ等の設定等によりフォーカシン
グレンズ11の加減速特性を決定し、フォーカシングレ
ンズ加減速特性設定値をレンズ2に伝える。なお、この
ステップ#501は、ステップ#109の直前に設定す
ることも可能である。
【0087】次に、図11のフローチャートを用いて、
レンズ2側のレンズ内CPU17での動作について説明
する。尚、ステップ#601と#602以外は、前述の
実施の第1の形態での動作(図5のステップ#204,
#205を除く、ステップ#201〜#210)と同様
であるので、その説明は省略する。
【0088】ステップ#202にて、レンズ2への命令
が、使用可能な制御系電源22の使用電力量と駆動系電
源24の使用電力量を示す命令でないことを判定した場
合は、ステップ#601へ進む。そして、ここではフォ
ーカシングレンズ11の加減速特性設定命令であるか否
かを判定し、そうであればステップ#602へ進み、フ
ォーカシングレンズ11の加減速特性の設定を行う。つ
まり、上記図8及び図9で説明した特性による。例え
ば、使用者が静かにカメラを動作させたいと考えた時、
スイッチの設定により加減速特性をゆっくりにして、作
動音を減少することができる。
【0089】以上の動作を終了後は、ステップ#202
へ戻る。
【0090】また、上記ステップ#601にて、フォー
カシングレンズ11の加減速特性を設定する命令でない
ことを判定した場合はステップ#204へ進む。
【0091】以上の実施の第3の形態によれば、アクセ
サリの一例であるレンズ2内の制御系回路で、例えばカ
メラの作動音の大小選択に伴い、アクチュエータの加減
速特性を適切に設定し、効率的な駆動を行うことができ
るようになった。
【0092】(実施の第4の形態)図12は本発明の実
施の第4の形態に係るカメラシステムの回路構成を示す
図であり、1から27までの各構成要素は、図1と同様
であるので、ここではその説明は省略する。図1との違
いは、フィルム給送の制御を行う給送制御部7の代わり
に、撮像素子30,画像処理部31,画像記録部32を
加えた事である。
【0093】撮像素子30は、CCD等により構成さ
れ、光学画像情報を電気画像情報に変換する。画像処理
部31は、カメラ内CPU8の命令に応じて撮像素子3
0と画像記録部32を駆動し、電気画像情報を半導体記
憶装置または磁気記録装置等により構成される画像記録
部32に記録する。
【0094】図13は、本発明の実施の第4の形態に係
るカメラシステムの動作を示すフローチャートであり、
ステップ#101から#118までは図3と同様なの
で、ここではその説明は省略する。なお、ステップ#1
15から#117の代わりに、ステップ#701と#7
02を加えてある。
【0095】ステップ#701では、撮像素子30によ
り、光学画像情報を電気画像情報に変換し、カメラ内C
PU8の命令に応じて画像処理部31は撮像素子30と
画像記録部32を駆動し、半導体記憶装置または磁気記
録装置等により構成される画像記録部2に電気画像情報
を記録する。そして、次のステップ#702にて、画像
記録手段32に記録可能な容量の残りがあるか検出す
る。この結果、記録可能な容量の残りがあれば、次の撮
影が可能なのでステップ#102へ戻り、なければステ
ップ#118へ進む。
【0096】ここでは、説明していないが、電気画像情
報を半導体記憶装置または磁気記録装置等により構成さ
れる画像記録部32に記録する場合は、記録済みの電気
画像情報の上に違う電気画像情報を記録する事も可能で
ある。
【0097】(変形例)本発明は、アクセサリとして交
換レンズを例にしているが、これに限定されるものでは
なく、電源電池を内蔵するカメラ本体(レンズ一体型の
場合は、単にカメラを意味する)に接続され、前記電源
電池より電源供給を受けることで作動可能なものであれ
ば、どのようなものであってもよい。
【0098】また、カメラは銀塩フィルムを使用するカ
メラでも、いわゆるデジタルカメラやビデオカメラであ
っても良い。
【0099】また、アクチュエータとしてフォーカシン
グレンズの駆動を例にしているが、これに限定されるも
のでなく、例えば、レンズに於いては、絞り駆動、ズー
ム駆動等電力消費を生じるものであれば、どのようなも
のであってもよい。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2,6
又は10に記載の発明によれば、カメラ側の電池容量に
余裕があり、アクセサリ側のアクチュエータの駆動に時
間をかけることができる際には、アクセサリ側での消費
電力を抑えて省電化を図ることができるカメラシステム
又はカメラ用アクセサリを提供できるものである。
【0101】また、請求項7,8又は11に記載の発明
によれば、アクセサリ側のアクチュエータの作動音を考
慮した、効率的な駆動を行うことができるカメラシステ
ム又はカメラ用アクセサリを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラシステ
ムの回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態においてアクチュエ
ータの駆動量と電力量を説明する図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態においてアクチュエ
ータの駆動量と駆動時間を説明する図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態におけるカメラ本体
側での動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第1の形態におけるアクセサリ
側での動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の第2の形態におけるカメラ本体
側での動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第2の形態におけるアクセサリ
側での動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の第3の形態においてアクチュエ
ータの駆動量と電力量を説明する図である。
【図9】本発明の実施の第3の形態においてアクチュエ
ータの駆動量と駆動時間を説明する図である。
【図10】本発明の実施の第3の形態におけるカメラ本
体側での動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の第3の形態におけるアクセサ
リ側での動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の第4の形態に係るカメラシス
テムの回路構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の第4の形態におけるカメラ本
体側での動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 アクセサリ(交換レンズ) 3 カメラ本体内電気回路 8 カメラ本体内CPU 9 カメラ本体内シリアル通信手段 10 電源 11 フォーカスレンズ 14 アクセサリ(交換レンズ)内電気回路 17 レンズ内CPU 18 フォーカスレンズ駆動制御部 19 フォーカスレンズ駆動用モータ 20 絞り駆動制御部 21 絞り駆動用モータ 22 制御系電源 23 制御系電源検出部 24 駆動系電源 25 駆動系電源検出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/14 G02B 7/11 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を有するカメラと、該カメラからの
    命令にしたがって前記電池を電源として作動するアクセ
    サリとから成るカメラシステムにおいて、 前記カメラは、前記アクセサリ側の使用電力量を決定
    し、該電力量を示す信号を前記アクセサリヘ送信するこ
    とを特徴とするカメラシステム。
  2. 【請求項2】 電池を有するカメラと、該カメラからの
    命令にしたがって前記電池を電源として作動するアクセ
    サリとから成るカメラシステムにおいて、 前記カメラは、前記アクセサリ側のアクチュエータの駆
    動量と電力量と駆動時間に関する情報を前記アクセサリ
    から受信し、前記駆動量と電力量と駆動時間に関する情
    報を基に前記アクセサリ側の使用電力量を決定して該使
    用電力量を示す信号を前記アクセサリヘ送信することを
    特徴とするカメラシステム。
  3. 【請求項3】 前記カメラは、前回の駆動量と電力量と
    駆動時間に関する情報を基に、今回の前記アクセサリ側
    の使用電力量を決定することを特徴とする請求項2に記
    載のカメラシステム。
  4. 【請求項4】 前記アクセサリ側の使用電力量は、前記
    電池の状態とカメラの使用状態を加味して決定すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のカメラシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記アクセサリ側の使用電力量は、前記
    電池の状態と前記アクセサリ側の制御回路の状態、前記
    カメラのスイッチの状態、前記カメラのモードの状態、
    前記電池の状態と前記アクセサリの駆動回路の状態、あ
    るいは、前記電池の状態と前記アクセサリの制御回路及
    び駆動回路の状態とを加味して決定することを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載のカメラシステム。
  6. 【請求項6】 前記カメラは、前記アクセサリ側からの
    前記アクチュエータの駆動量と電力量と駆動時間に関す
    る情報に基づいて、前記アクセサリ側の駆動時間を決定
    して該駆動時間を示す信号を前記アクセサリヘ送信する
    ことを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のカメラ
    システム。
  7. 【請求項7】 電池を有するカメラと、該カメラからの
    命令にしたがって前記電池を電源として作動するアクセ
    サリとから成るカメラシステムにおいて、 前記アクセサリ側のアクチュエータの使用可能な電力量
    と加速特性と減速特性を複数有し、前記アクセサリは、
    前記カメラからの命令にしたがってその使用可能な電力
    量、加速特性および減速特性を選択して前記アクセサリ
    を駆動することを特徴とするカメラシステム。
  8. 【請求項8】 電池を有するカメラと、該カメラからの
    命令にしたがって前記電池を電源として作動するアクセ
    サリとから成るカメラシステムにおいて、 前記アクセサリ側のアクチュエータの使用可能な電力
    量、加速特性又は減速特性を複数有し、前記アクセサリ
    は、前記カメラからの命令にしたがってその使用可能な
    電力量、加速特性又は減速特性を選択して前記アクセサ
    リを駆動することを特徴とするカメラシステム。
  9. 【請求項9】 前記使用可能な電力量、加速特性、前記
    減速特性の選択は、前記電池の状態と前記アクセサリの
    制御回路の状態、前記カメラのスイッチの状態、前記カ
    メラのモードの状態、前記電池の状態と前記アクセサリ
    の駆動回路の状態、あるいは、前記電池の状態と前記ア
    クセサリの制御回路及び駆動回路の状態とを加味して決
    定することを特徴とする請求項8又は9に記載のカメラ
    システム。
  10. 【請求項10】 カメラに具備された電池より電源を供
    給されて作動するカメラ用アクセサリにおいて、 前記カメラ側より通信されて来た電力量を示す信号に基
    づいて、アクセサリ内のアクチュエータを駆動すること
    を特徴とするカメラ用アクセサリ。
  11. 【請求項11】 カメラに具備された電池より電源を供
    給されて作動するカメラ用アクセサリにおいて、 アクチュエータの使用可能な電力量、加速特性と減速特
    性を複数有し、前記カメラからの命令にしたがってその
    使用可能な電力量、加速特性および減速特性を選択して
    前記アクチュエータを駆動することを特徴とするカメラ
    用アクセサリ。
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