JP2001133621A - カラーフィルターの製造方法および製造装置 - Google Patents

カラーフィルターの製造方法および製造装置

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JP2001133621A
JP2001133621A JP31667899A JP31667899A JP2001133621A JP 2001133621 A JP2001133621 A JP 2001133621A JP 31667899 A JP31667899 A JP 31667899A JP 31667899 A JP31667899 A JP 31667899A JP 2001133621 A JP2001133621 A JP 2001133621A
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electrodeposition tank
color filter
electrode
electrodeposition
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Masae Kawabata
雅江 川端
Masayuki Kataue
正幸 片上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電着法あるいはミセル電解法を用いたカラー
フィルターの製造方法において、洗浄工程数および顔料
分散液の使用量を従来に比べて低減するとともに、製造
装置の省スペース化を図る。 【解決手段】 基底部4がステンレスからなる電着槽1
の中に顔料分散液7を満たし、透明電極8の形成された
絶縁性基板9を電着槽1上に載せて加圧し、透明電極8
を顔料分散液7に接触させる。そして、基板の透明電極
8と電着槽のステンレス基底部4との間に電圧を印加す
ることにより電解反応を生じさせて、透明電極8上にカ
ラーフィルターとしての色素層を形成する。基板9の裏
面は顔料分散液7に触れることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
使用されるカラーフィルターを製造するための方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルターの製造方法としては顔
料分散法、印刷法、インクジェット法のほか、電着法お
よびミセル電解法(特開昭63−243298号公報)
がある。ミセル電解法とは、水に支持電解質を加えて電
気伝導度を調節した溶液に、フェロセン誘導体よりなる
ミセル化剤を用いて疎水性物質を分散させ、その分散液
と、透明電極付き基板とを接触させ、透明電極に通電し
て透明電極上に疎水性物質の薄膜を形成させる方法であ
る。このとき、支持電解質としては、硫酸塩、酢酸塩、
ハロゲン化物塩などが用いられ、疎水性物質としては、
有機顔料、有機蛍光材料、導電性粒子などが用いられ
る。電着法もミセル電解法も色素を電着させる点におい
て同じであるが、電着法では、導電性粒子と顔料を同時
に電極上に析出させることができないため、色素層形成
用の透明電極にカラーフィルターとしての色素層を形成
した後、液晶駆動用の透明電極をさらに形成するのに対
して、ミセル電解法では、液晶駆動用の透明電極を色素
層形成電極としても使用し、この透明電極に導電性を有
する色素層を電着して、カラーフィルターを作成する。
【0003】これら電着法あるいはミセル電解法による
カラーフィルター形成方法では、従来は、色材を含んだ
電着液に電極を形成した基板を浸漬し、電圧を印加して
電解反応を起こすことで基板に電着を行っている。この
ような方法を実行するための従来の装置を図7に示す。
同図において、101は電着槽、104は電極(陰極)
として電着槽内に鉛直方向に設置されたステンレス板、
107は電着槽に収容された顔料分散液である。透明電
極108が形成された絶縁性基板109は、透明電極1
08をステンレス板104に対向させ、直立した形で顔
料分散液107中に浸漬される。110は、電解を起こ
すために陰極としてのステンレス板104と陽極として
の絶縁性基板109上に形成された透明電極108との
間に電圧を印加するためのポテンショスタットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電着法およびミ
セル電解法では、非表示部の電極にカラーフィルターが
形成されないようにするため、基板を電着槽に浸漬する
前に、電着時に使用する電極部分を絶縁性の樹脂やテー
プで覆い、電着槽に基板全体を浸漬していた。しかしな
がら、基板全体を顔料分散液中に浸漬するため、基板の
電極の付いていない側の面にも顔料分散液が付着してし
まい、色素層形成部以外の洗浄工程数及び顔料分散液の
使用量が増加する。
【0005】また、電着槽に基板全体を浸漬するという
方法では、基板サイズが大きくなるに従い、該電着槽の
大きさが大きくなるとともに、基板の電着槽への浸漬と
そこからの引き上げを行うためのスペースを含めて電着
装置つまりカラーフィルタ製造装置が巨大化し、製造ラ
インにおける占有容積、及び面積が増加し、生産コスト
の増加を招いていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、洗浄工程数およ
び顔料分散液の使用量を従来の方法に比べて低減でき、
しかも製造装置の省スペース化が可能な電着法あるいは
ミセル電解法を用いたカラーフィルターの製造方法を提
供すると共に、このカラーフィルターの製造方法を実施
するためのカラーフィルターの製造装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】上記目的を達
成するため、本発明のカラーフィルターの製造方法は、
絶縁性基板に形成された電極上に電着法あるいはミセル
電解法を用いてカラーフィルターを製造する方法におい
て、内部下方に水平方向に延びる電極を有する電着槽の
中に顔料分散液を満たす工程と、上記絶縁性基板に形成
された電極が上記顔料分散液に接触するように、上記絶
縁性基板を上記電着槽上に載せて加圧する工程と、上記
絶縁性基板の電極と上記電着槽の電極との間に電圧を印
加することにより電解反応を生じさせて、上記絶縁性基
板の電極上にカラーフィルターとしての色素層を形成す
る工程とを備えたことを特徴としている。
【0008】この製造方法は、色素層を形成する部分だ
けを顔料分散液に接触させるため、電極の形成されてい
ない基板裏面に顔料分散液が付着することがない。した
がって、裏面の残渣洗浄の工程が省け、カラーフィルタ
ーの製造時間および製造コストを減らすことができると
同時に、従来は必要であった裏面残渣洗浄工程を行うた
めのスペースのみならずその工程箇所まで電極基板を搬
送するためのスペースも不要となる。つまり、電極基板
の搬送を考慮したカラーフィルター製造システムの少ス
ペース化を図ることができる。
【0009】このカラーフィルターの製造方法を実施す
るための製造装置は、内部下方に水平方向に延びる電極
を有する電着槽と、カラーフィルターを形成すべき電極
を有する絶縁性基板が上記電着槽の上に載せられたと
き、この絶縁性基板を上記電着槽に対して押し付ける加
圧手段と、上記絶縁性基板の電極と上記電着槽の電極と
の間に電圧を印加するための電圧供給手段とを備えてい
る。
【0010】一実施の形態においては、上記色素層を形
成する工程の前に、上記絶縁性基板と上記電着槽とを圧
締した状態で水平方向の軸の回りに略90度回転させる
工程を備えて、該絶縁性基板と電着槽とが直立した状態
で電解反応を生じさせるようにしている。
【0011】この方法は、絶縁性基板と電着槽とが直立
した状態で電解反応を生じさせるようにしたことで、基
板を電着槽に圧締した際に基板と顔料分散液の間に生じ
るかもしれない若干の隙間による電着不良を確実に防止
できる。逆に言えば、絶縁性基板と電着槽とを直立させ
たときに電極部分が顔料分散液中に完全に浸漬された状
態になるだけの量を電着層に入れておけばよく、電着槽
を完全に満たす必要がないので、顔料分散液の使用量を
抑える事ができる。
【0012】この方法を実施するために、上記カラーフ
ィルターの製造装置は、上記絶縁性基板を上記電着槽に
押し付けた状態で固定する固定手段と、上記絶縁性基板
が固定された電着槽を、電着槽の基底部と絶縁性基板と
が直立するように回転させる回転手段とをさらに備え
る。
【0013】上記電着槽の側壁の上端面あるいは上記加
圧手段の下端面の少なくとも一方にパッキンを取り付け
て、電着槽・基板間あるいは基板・加圧手段間の密着度
を高めるようにするのが望ましい。
【0014】一実施の形態では、上記略90度回転させ
る工程において、上記絶縁性基板と上記電着槽とを回転
させるための水平方向の軸は、上記電着槽の対向する側
壁の間でこれら側壁と平行に延びる平面に含まれてい
る。
【0015】この場合、並列して枚葉方式で電解処理を
行う際、電着工程内における装置の占有スペースを最小
限にすることができる。
【0016】なお、上記電着槽の電極は、この電着槽の
基底部の少なくとも上側部分によって形成するのが望ま
しい。このようにすれば、電着槽の電極がたわむことが
なく、絶縁性基板の電極上に色素層を良好に形成するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本実施の形態で
は、ミセル電解法を用いてカラーフィルターを作成する
ものとする。上述したように、ミセル電解法とは、水に
支持電解質を加えて電気伝導度を調節した溶液に、フェ
ロセン誘導体よりなるミセル化剤を用いて疎水性物質を
分散させ、その分散液と、電極付き基板とを接触させ、
電極に通電して電極上に疎水性物質の薄膜を形成させる
方法である。このとき、支持電解質としては、硫酸塩、
酢酸塩、ハロゲン化物塩などが用いられ、疎水性物質と
しては、有機顔料、有機蛍光材料、導電性粒子などが用
いられる。本実施の形態およびこれに続く2つの実施の
形態においては、導電性を有するカラーフイルターを製
造するために、疎水性物質として顔料(色素)と透明導
電性粒子とを用いて、顔料分散液を作成した。このとき
用いる顔料としては、赤色(R)顔料として、アゾ系顔
料、ペリレン系顔料、レーキ顔料、キナクリドン系顔
料、アントラキノン系顔料、アントラセン系顔料、イソ
インドリン系顔料などの単体および混合物がある。緑色
(G)顔料としては、ハロゲン多置換フタロシアニン系
顔料、ハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料、アゾ系
顔料、ジスアゾ系顔料、トリフェニルメタン系塩基性染
料、イソインドリン系顔料などの単体および混合物があ
る。青色(B)顔料としては、銅フタロシアニン系顔
料、インダンスロン系顔料、インドフェノール系顔料、
シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料などの単体および
混合物がある。また、透明導電性粒子として、ITO
(酸化インジウムと酸化チタンとの混合酸化物)、酸化
錫、酸化亜鉛などを用いることができる。
【0018】次に、本実施の形態におけるミセル電解法
による成膜を行う際の装置を説明する。図1に示すよう
に、上述した顔料分散液を収容するための矩形の電着槽
1は、アクリル樹脂などで構成された側壁3と、電解操
作の際に陰極として使用するためにステンレス素材から
なる基底部4とを有する。電着槽の側壁3には、顔料分
散液供給口2が形成されており、この供給口から顔料分
散液が矢印方向に流入するようになっている。電着槽1
がITO付き基板と接触する部分(側壁3の上端面)に
は、密着性を上げるために、ゴム等の弾性材料からなる
パッキン5が取りつけられている。また、側壁3には、
ITO付き基板が電着槽1上に置かれたとき、この基板
と基底部4のステンレスとの中間部に位置するように参
照電極6としての銀/酸化銀電極が設置されている。こ
の実施の形態では、陰極にステンレス、参照電極6に銀
/酸化銀電極を使用しているが、この他に陰極としては
白金など、参照電極としては飽和甘コウ電極などを使用
しても良い。
【0019】次にITO付き基板上に色素層を形成する
過程を、実例を用いて説明する。まず、図2、3に示す
ように、上記電着槽1に、上述のR(赤色)の顔料が入
った液温20〜25℃の顔料分散液7をオーバーフロー
させて満たした後、ITO透明電極8をパターニングし
た絶縁性基板(以下、単に基板)9を電着槽1上に陽極
として乗せ、図2、3には示していない加圧手段として
の適当なジグを用いて加圧して、パッキン5を介して基
板9を電着槽1に押し付け密着させた。そして、陰極の
ステンレス部4と陽極のITO透明電極8をポテンショ
スタット電源10に接続し、両極間に0.5〜0.6V
の電圧を印加して8分間の定電位電解を行い、ITO透
明電極8の画素領域上に1.4〜1.6μmの導電性赤
色層を得た。この時、電着槽1の基底部4自体をステン
レス素材で形成して陰極としたことで、陰極としてのス
テンレス素材を図9に示すように基板状態で使用したと
きには生じがちなたわみなどを考慮する必要無く、良好
に成膜が行えた。電解処理後、導電性赤色層が形成され
た基板9を純水で洗浄し、140℃で30〜60分間加
熱乾燥することで、一度成膜された色素層が次に浸漬す
る分散液中に溶解することを防ぐことができる。
【0020】続いて、同様の方法で、G(緑色)の顔料
の入った顔料分散液7に基板のITO透明電極面8を接
触させて14分間の定電位電解を、そして、B(青色)
の顔料の入った顔料分散液7に接触させて7分間の定電
位電解をそれぞれ行い、ITOからなる透明電極8のG
色層形成用の画素とB色層形成用の画素上に1.4〜
1.6μmの導電性色素層を得た(図示せず)。
【0021】このとき、図示はしていないが、顔料分散
液7に接触させるITOをパターニングした基板につい
ては、該顔料分散液5に接触させる前に絶縁性の感光性
黒色レジストを用いてR,G,Bの色素層を成膜する部
分以外にブラックマトリクスを形成しておいても良い。
また、ブラックマトリクスの形成は色素層を成膜した後
に黒色レジストを塗布して裏面露光によりフォトマスク
を省略して行うこともできる。ここで用いる黒色レジス
トについては液体状のものの他に、フィルム化されたも
のを用いても良い。
【0022】本実施の形態によると、基板の電極部分だ
けが顔料分散液に接触するため、基板の裏面に液が付着
する事がなく、色素層形成部以外の洗浄工程を省略する
ことができるとともに、電極基板の電着槽への搬送、取
り出しを考慮した装置の少スペース化を図ることができ
る。
【0023】(実施の形態2)次に、図4を用いて本発
明の実施の形態2を説明する。この実施の形態で使用す
るカラーフィルター製造装置は、実施の形態1で使用し
たカラーフィルター製造装置の構成部分に加えて、加圧
機11、留具14、支持部12を備える。加圧機11は
電着槽1に対応するサイズを有しており、下端面にパッ
キン5を備えている。支持部12は留具14に固定され
ている。電着槽1の構成は実施の形態1と同じである。
【0024】この装置を用い、実施の形態1と同様、ミ
セル電解法によりカラーフィルターを形成した。以下、
その方法を説明する。
【0025】電着槽1に、上述のR(赤色)の顔料が入
った液温20〜25℃の顔料分散液7を満たし、ITO
(透明電極)8をパターニングした基板9を陽極として
乗せ、電着槽1と同様にアクリル樹脂とパッキン5で作
成した加圧機11に加圧して基板9と電着槽1を密着さ
せ、留具14で固定してこれらを一体化する。このと
き、基板9と電着槽1の接触部分にはパッキン5を取り
つけているため、高い密着性が得られる。
【0026】そして、加圧機11と電着槽1とで基板9
を挟んで固定した後、留具14の中央部分に固定され水
平方向に延びている支持部12を介して、13を回転軸
として装置を図4(A)に示す矢印方向に90度回転さ
せて傾け、図4(B)に示すように基板9と電着槽基底
部(ステンレス部)4とを直立させる。そして、陰極の
ステンレス部4と陽極のITO電極8を実施の形態1と
同様にポテンショスタット10(図4では図示省略)に
接続し、両極間に0.5〜0.6Vの電圧を印加して、
8分間の定電位電解を行ってITO電極8のR(赤色)
画素上に1.4〜1.6μmの導電性赤色層を得た(図
示せず)。
【0027】この方法では電着槽1を90度傾けてから
色素層形成の電解反応を行うため、平置してある電着槽
1に基板9を乗せた際に気泡15が入ってしまっても、
図4(B)に示すようにITO電極8が顔料分散液と完
全に接触させることができ、悪影響無く色素層が形成で
きた。また、電着槽1の基底部をステンレス素材にした
ことで、陰極として用いるステンレス4の、基板状態で
使用したときに生じるたわみなどを考慮する必要無く成
膜が行えた。成膜した導電性赤色層は、電解処理後、純
水で洗浄し、140℃で30〜60分間加熱乾燥するこ
とで、一度成膜された色素層が次に浸漬する分散液中に
溶解することを防ぐことができる。
【0028】続いて、同様の方法でG(緑色)の顔料の
入った顔料分散液にITO(透明電極)8を接触させて
14分間、そして、B(青色)の顔料の入った顔料分散
液に接触させて7分間の定電位電解をそれぞれ行い、I
TO電極のG色画素とB色画素上に1.4〜1.6μm
の導伝性色素層を得た。
【0029】実施の形態2によると、上述したように、
電着槽に基板を乗せて基板と電着槽を圧締した後、電着
槽を90度回転させてから色素層の形成を行うため、顔
料分散液の使用量を抑えても良好に導電性色素層を成膜
することができる。その他の効果は実施の形態1の効果
と同じである。
【0030】(実施の形態3)図5に実施の形態3を示
す。実施の形態3は、圧締された基板9と電着槽1とを
回転させるための回転軸の位置のみが実施の形態2と異
なる。つまり、実施の形態2では、回転軸13が電着槽
1の外側に来るように留具14に対して支持部12が固
定されているが、実施の形態3では、図5に示すよう
に、回転軸13が電着槽1の内側(この例では中央部で
あるが、これに限らない。)に来るように留具14に対
して支持部12が固定されている。それ以外の装置構成
は、実施の形態2と同じであり、カラーフィルターの製
造も実施の形態2と同じ方法で行われる。
【0031】実施の形態3によると、電着槽の内側(図
示した例では中央部)に位置する回転軸13の回りに9
0度回転させるので、図6に示すように並列で枚葉処理
する際、装置の少スペース化を図ることができる。それ
以外の効果は実施の形態2と同じである。
【0032】以上、本発明を実施の形態1〜3において
ミセル電解法でのカラーフイルター作成を例に採って説
明したが、この方法に何ら限定されることなく、通常の
電着方法においても装置を変更すること無く使用可能で
ある。
【0033】また、実施の形態1〜3においては、電着
槽の基底部4全体をステンレスで形成し、基底部4全体
を陰極として用いたが、基底部の上側に板状の陰極材料
を固定するなどして、基底部の上側のみを陰極としても
よい。また、基底部付近に基底部と平行して板状の導電
性材料からなる陰極を取りつけておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるカラーフィル
ター製造装置の電着槽を概略的に示した断面図。
【図2】 実施の形態1における電着工程を説明する断
面図。
【図3】 実施の形態1における電着時の概略図。
【図4】 (A)は実施の形態2における電着槽に基板
が設置された状態を示した概略部分断面図、(B)は電
着時の図で、電着槽が90度傾けられ、透明電極部と顔
料分散液が接触した状態を示している。
【図5】 (A)は実施の形態3における電着槽に基板
が設置された状態を示した概略部分断面図、(B)は電
着時の概略図で、電着槽が槽の中央部を中心とした回転
により90度傾けられ、透明電極部と顔料分散液が接触
した状態を示している。
【図6】 実施の形態3における枚葉処理時の電着工程
を説明する図。
【図7】 従来の電着槽を概略的に示す断面図。
【符号の説明】
1、電着槽 2、顔料分散液供給口 3、電着槽側壁 4、ステンレス(陰極)からなる電着槽基底部 5、パッキン 6、参照電極 7、顔料分散液 8、ITO透明電極(陽極) 9、絶縁性基板 10、ポテンショスタット(電源) 11、加圧機 12、支持部 13、回転軸 14、留具 15、空気層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 505 G02F 1/1335 505 G09F 9/00 342 G09F 9/00 342Z 9/30 349 9/30 349B Fターム(参考) 2H048 BA02 BA11 BA62 BA64 BB02 BB43 2H091 FA03Y FB02 FC06 FC29 GA02 LA12 LA15 5C094 AA44 AA60 CA24 ED03 GB10 5G435 AA00 CC12 GG12 HH02 KK07 KK10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板に形成された電極上に電着法
    あるいはミセル電解法を用いてカラーフィルターを製造
    する方法において、 内部下方に水平方向に延びる電極を有する電着槽の中に
    顔料分散液を満たす工程と、 上記絶縁性基板に形成された電極が上記顔料分散液に接
    触するように、上記絶縁性基板を上記電着槽上に載せて
    加圧する工程と、 上記絶縁性基板の電極と上記電着槽の電極との間に電圧
    を印加することにより電解反応を生じさせて、上記絶縁
    性基板の電極上にカラーフィルターとしての色素層を形
    成する工程とを備えたことを特徴とするカラーフィルタ
    ーの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記色素層を形成する工程の前に、上記
    絶縁性基板と上記電着槽とを圧締した状態で水平方向の
    軸の回りに略90度回転させる工程を備えて、該絶縁性
    基板と電着槽とが直立した状態で電解反応を生じさせる
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカラーフ
    ィルターの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記略90度回転させる工程において、
    上記絶縁性基板と上記電着槽とを回転させるための水平
    方向の軸は、上記電着槽の対向する側壁の間でこれら側
    壁と平行に延びる平面に含まれていることを特徴とする
    請求項2に記載のカラーフィルターの製造方法。
  4. 【請求項4】 内部下方に水平方向に延びる電極を有す
    る電着槽と、 カラーフィルターを形成すべき電極を有する絶縁性基板
    が上記電着槽の上に載せられたとき、この絶縁性基板を
    上記電着槽に対して押し付ける加圧手段と、 上記絶縁性基板の電極と上記電着槽の電極との間に電圧
    を印加するための電圧供給手段とを備えたことを特徴と
    するカラーフィルターの製造装置。
  5. 【請求項5】 上記絶縁性基板を上記電着槽に押し付け
    た状態で固定する固定手段と、 上記絶縁性基板が固定された電着槽を、電着槽の基底部
    と絶縁性基板とが直立するように回転させる回転手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のカラ
    ーフィルターの製造装置。
  6. 【請求項6】 上記電着槽の側壁の上端面あるいは上記
    加圧手段の下端面の少なくとも一方にパッキンが取り付
    けられていることを特徴とする請求項4または5に記載
    のカラーフィルターの製造装置。
  7. 【請求項7】 上記回転手段は絶縁性基板が固定された
    電着槽を、上記電着槽の互いに対向する側壁の間でこれ
    ら側壁と平行に延びる平面に含まれる水平方向の軸の回
    りに回転させることを特徴とする請求項4乃至6のいず
    れか1つに記載のカラーフィルターの製造装置。
  8. 【請求項8】 上記電着槽の電極は、この電着槽の基底
    部の少なくとも上側部分によって形成されていることを
    特徴とする請求項4乃至7のいずれか1つに記載のカラ
    ーフィルターの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2206583A1 (en) 2003-06-27 2010-07-14 Honda Motor Co., Ltd. Control device of legged mobile robot
WO2020136714A1 (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 シャープ株式会社 表示デバイスの製造装置、表示デバイスの製造方法

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