JP2001133164A - 加熱炉用スキッドパイプ及びその施工方法 - Google Patents

加熱炉用スキッドパイプ及びその施工方法

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JP2001133164A
JP2001133164A JP30993199A JP30993199A JP2001133164A JP 2001133164 A JP2001133164 A JP 2001133164A JP 30993199 A JP30993199 A JP 30993199A JP 30993199 A JP30993199 A JP 30993199A JP 2001133164 A JP2001133164 A JP 2001133164A
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JP
Japan
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skid pipe
refractory
heating furnace
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forming member
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JP30993199A
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English (en)
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Shiyouki Sawada
将規 澤田
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐火物に亀裂が発生しにくく、仮に亀裂が発
生しても補修が限られた範囲ですみ、補修が容易で、費
用も安くすむ加熱炉用スキッドパイプ及びその施工方法
を提供すること。 【解決手段】 加熱炉内に配設される材料搬送用のスキ
ッドパイプであって、スキッドパイプ本体6の外周面に
耐火物7が補強材8で補強されて配設され、この耐火物
の長さ方向に小隙間形成部材11により所定の間隔で小隙
間Sが形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加熱炉内に配設
される材料搬送用のスキッドパイプ及びその施工方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱炉内には入口から出口にわた
りスキッドパイプが配設され、その上部に設けたレール
上を材料がプッシャーで押されて搬送されるようになっ
ている。ところで、このスキッドパイプの外周面には耐
火物が補強材で補強されて配設されているが、該耐火物
がその長さ方向に連続しているため、材料の搬送時に材
料がプッシャーで押されるときの振動などで耐火物に亀
裂が1個所でも発生すると、ある程度の範囲(亀裂の全
く生じていない部分も含む比較的広い範囲)にわたり補
修が必要となり、補修に要する時間がかかったり、費用
も高くついていた。したがって、スキッドパイプの寿命
がほぼ1〜3ヶ月と短くて、補修を頻繁に行わなければ
ならないという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点を解決し、耐火物に亀裂が発生
しにくく、仮に亀裂が発生しても補修が限られた範囲で
すみ、補修が容易で、費用も安くすむ加熱炉用スキッド
パイプ及びその施工方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、加熱炉内に配設される材料搬送
用のスキッドパイプであって、スキッドパイプ本体の外
周面に耐火物が補強材で補強されて配設され、この耐火
物の長さ方向に小隙間形成部材により所定の間隔で小隙
間が形成されていることを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、スキッドパイプ本体の
外周面に補強材を取り付けるとともに、ベニヤ板などか
らなる小隙間形成部材を取り付け、しかる後にスキッド
パイプ本体の下半部以上を覆うように略半円筒状の型枠
を取り付けたうえ、その上方から該型枠とスキッドパイ
プ本体との隙間に耐火物を充填することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、小隙間形成部材
が、ジュラブラケットをベニヤ板でサンドイッチ状に挾
んだものからなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は加熱炉の長さ方向を部分的に
省略した縦断正面図、図2は図1のA−A線に沿うスキ
ッドパイプの拡大側断面図、図3は図2のB−B線に沿
う正面図である。図1において1は加熱炉で、該加熱炉
の炉内にはその入口2から出口3にわたりスキッドパイ
プ5が配設されている。スキッドパイプ5は図2,3に
示すようにスキッドパイプ本体6を有し、該本体の外周
面には耐火物7が補強材8で補強されて配設されてい
る。耐火物7はスキッドパイプ本体6と中心を同一とし
たこれより大径の断面円形になっているが、図2で上部
のみが平坦になっている。そしてこの平坦上部から突出
するようにレール10がスキッドパイプ本体6に下部が溶
接されて立設されている。材料はこのレール10上をプッ
シャーで押されて図1の矢視X方向に搬送される。補強
材8はV字形を呈し、すべて耐火物7に覆われる。スキ
ッドパイプ本体6の中空内部には水冷用の水が送られる
ようになっている。
【0007】耐火物7の長さ方向には図3に一部が示さ
れているように小隙間形成部材11により所定の間隔で小
隙間Sが形成されている。この小隙間Sは主に耐火物7
の熱膨張分を吸収するためのものである。小隙間形成部
材11は図4に拡大して示すようにジュラブラケット(石
綿)12を両側からベニヤ板13でサンドイッチ状に挾んだ
板状のもの(図2の耐火物7の断面形状を呈する)から
なっており、その厚さは例えばベニヤ板13を数ミリとす
ると、ジュラブラケット12がその倍の厚さとなる全体で
十数ミリ程度になっている。このような小隙間形成部材
11を予め耐火物7の充填前にスキッドパイプ本体6に組
み付けたうえ、耐火物7を充填して加熱炉1を数千度の
温度で燃焼運転すると、小隙間形成部材11のベニヤ板13
は燃焼しつくし、またジュラブラケット12は燃えつきな
いものの、数ヶ月で落下し、前記の小隙間Sが形成され
る。この際にジュラブラケット12が落下しなければしな
くともよく、この場合は小隙間Sが小さくはなるが残存
することにより断熱効果が発揮される。小隙間形成部材
11の構成部材として示したジュラブラケット12とベニヤ
板13は一例であり、ほかにベニヤ板13だけで構成しても
よいし、あるいは結果として小隙間Sが形成可能であれ
ばジュラブラケット12、ベニヤ板13とも別の材質のもの
を利用してもよい。また、小隙間Sは図3のように所定
の間隔L、例えば100〜500mm毎の間隔で設けられる。
【0008】次に、前記のようなスキッドパイプ5の施
工方法について説明する。まず、スキッドパイプ本体6
の外周面に補強材8を取り付けるとともに、小隙間形成
部材11を前記のようにジュラブラケット12をベニヤ板13
でサンドイッチ状に挾んだ状態にして取り付ける。しか
る後、スキッドパイプ本体6の下半部以上を覆うように
略半円筒状の図示しない型枠を下方から持ち上げるよう
にして取り付ける。この型枠は例えば燃える厚紙から構
成される。前記により該型枠とスキッドパイプ本体6の
周りに環状隙間が小隙間形成部材11で長さ方向が分断区
画された形で形成される。前記環状隙間の形成後、前記
型枠の開口した上方から該型枠とスキッドパイプ本体6
との環状隙間に耐火物7を充填する。耐火物7が硬化し
た後、型枠をそのままに、あるいは取り外せば施工は終
了し、加熱炉1の運転開始が可能な状態になる。そし
て、加熱炉1が燃焼運転すると、型枠は燃えつき、また
小隙間形成部材11のベニヤ板13が燃えつきて小隙間Sが
形成されることは前記の通りである。尚、施工に際し
て、小隙間Sの大きさ、あるいは所定の間隔Lは適宜に
設定が可能である。
【0009】この加熱炉においては前記のように耐火物
7の長さ方向に小隙間形成部材11により所定の間隔Lで
小隙間Sが形成されるので、耐火物7が熱膨張してもこ
の隙間でうまく吸収することができる。また、従来のよ
うな振動等を原因とする亀裂の発生を可及的に少なく抑
止することができるとともに、仮に亀裂が発生すること
があっても発生した部分の間隔L内だけの限られた範囲
内の耐火物7のみ補修すればよく、その補修はきわめて
容易にすむ。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明は前記のようであって、
スキッドパイプ本体の外周面に耐火物を補強材で補強し
て配設し、この耐火物の長さ方向に小隙間形成部材によ
り所定の間隔で小隙間を形成してなるので、耐火物に亀
裂が発生しにくく、仮に亀裂が発生しても補修が限られ
た範囲ですみ、補修が容易で、費用も安くすむという優
れた効果がある。請求項2,3の発明は前記のようであ
って、スキッドパイプ本体の外周面に補強材を取り付け
るとともに、ベニヤ板などからなる小隙間形成部材を取
り付け、しかる後にスキッドパイプ本体の下半部以上を
覆うように略半円筒状の型枠を取り付けたうえ、その上
方から該型枠とスキッドパイプ本体との隙間に耐火物を
充填するので、請求項1の発明に係わるスキッドパイプ
の施工を容易に、効率よく、かつ安価な費用で行うこと
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す加熱炉の長さ方
向を部分的に省略した縦断正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿うスキッドパイプの拡大側
断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う正面図である。
【図4】図3のC部拡大図である。
【符号の説明】
1 加熱炉 2 入口 3 出口 5 スキッドパイプ 6 スキッドパイプ本体 7 耐火物 8 補強材 10 レール 11 小隙間形成部材 12 ジュラブラケット(石綿) 13 ベニヤ板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉内に配設される材料搬送用のスキ
    ッドパイプであって、スキッドパイプ本体の外周面に耐
    火物が補強材で補強されて配設され、この耐火物の長さ
    方向に小隙間形成部材により所定の間隔で小隙間が形成
    されていることを特徴とする加熱炉用スキッドパイプ。
  2. 【請求項2】 スキッドパイプ本体の外周面に補強材を
    取り付けるとともに、ベニヤ板などからなる小隙間形成
    部材を取り付け、しかる後にスキッドパイプ本体の下半
    部以上を覆うように略半円筒状の型枠を取り付けたう
    え、その上方から該型枠とスキッドパイプ本体との隙間
    に耐火物を充填することを特徴とする加熱炉用スキッド
    パイプの施工方法。
  3. 【請求項3】 小隙間形成部材が、ジュラブラケットを
    ベニヤ板でサンドイッチ状に挾んだものからなる請求項
    2記載の加熱炉用スキッドパイプの施工方法。
JP30993199A 1999-10-29 1999-10-29 加熱炉用スキッドパイプ及びその施工方法 Withdrawn JP2001133164A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017520741A (ja) * 2014-06-06 2017-07-27 ポール ワース エス.アー. 冶金炉の装入装置
JP2017521628A (ja) * 2014-06-06 2017-08-03 ポール ワース エス.アー. 冶金炉の装入装置のための熱保護アセンブリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017520741A (ja) * 2014-06-06 2017-07-27 ポール ワース エス.アー. 冶金炉の装入装置
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