JP2001132801A - 車両の動力伝達装置 - Google Patents

車両の動力伝達装置

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JP2001132801A
JP2001132801A JP31300299A JP31300299A JP2001132801A JP 2001132801 A JP2001132801 A JP 2001132801A JP 31300299 A JP31300299 A JP 31300299A JP 31300299 A JP31300299 A JP 31300299A JP 2001132801 A JP2001132801 A JP 2001132801A
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planetary
oil groove
gear
axle housing
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Koichi Yamada
光一 山田
Hiroyuki Sugiura
広之 杉浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/0421Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H57/0483Axle or inter-axle differentials

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の動力伝達装置において、簡単な構造で
部品点数が少なく低コストで、かつ設置スペースが増大
することなく、プラネタリ軸受に充分な量のオイルを供
給可能として、プラネタリ軸受の磨耗や焼き付きの発生
を防止した潤滑手段を提供する。 【解決手段】 電動モータ駆動の車両用動力伝達装置に
おいて、遊星歯車式減速装置のキャリアとかさ歯車式差
動装置のデフケースとを、入力軸心に直角な接合面にて
接合し、該デフケースまたはキャリアの何れか一方の接
合面に、該接合面の内周部から前記プラネタリ軸受にオ
イルを導く油通路を設ける。また、アクスルハウジング
の側壁面に、該側壁面とプラネタリギヤの側面との隙間
にあるオイルを、該隙間の内周部からプラネタリ軸受に
導く油通路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの回転
子に遊星歯車式減速装置の入力軸を連結し、前記電動モ
ータの回転を前記減速装置にて減速し、これをかさ歯車
式差動装置を含む差動装置を介して左右の車輪に伝達す
るようにした車両の動力伝達装置、特に遊星歯車式減速
装置のプラネタリ軸受の潤滑手段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フォークリフトは、電動モータに
より駆動されるバッテリー式フォークリフトの比率が多
くなってきており、前記電動モータと車輪との間の動力
伝達装置として種々の技術が提供されている。
【0003】かかる電動モータを用いた動力伝達装置に
おいては、該動力伝達装置を構成するプラネタリ軸受の
潤滑は、例えば、特開平11−190417号にて開示
されているように、該動力伝達装置のハウジング内に設
けられたオイルポンプにより汲み上げられたオイルを、
オイルパイプ及びオイルの案内部材を介して該プラネタ
リ軸受に導くことにより行っている。
【0004】また、かかる動力伝達装置における他の潤
滑手段としては、ハウジング内のオイルの油面を、プラ
ネタリ軸受がその回転によって下方に来たとき、該プラ
ネタリ軸受がオイル内に浸漬されるように設定して、ハ
ウジング内のオイルを該プラネタリ軸受に導く手段が提
供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術においては、次のような問題点を有している。
即ち、特開平11−190417号にて提供されている
手段にあっては、オイルポンプを用いて、プラネタリ軸
受や他の軸受にオイルを強制的に供給しているので、各
軸受部には充分な量のオイルが供給されるが、オイルポ
ンプや、公転しているプラネタリ軸受にオイルを導くた
めの案内部材を設けることを要することから、構造が複
雑になるとともに部品点数も多くなり高コストとなる。
また、前記オイルポンプを設置するための専用スペース
を要することから、装置が大型化して車載スペースの有
効利用が阻害される。
【0006】また、プラネタリ軸受を公転中にオイル内
に浸漬させる手段にあっては、格別の部材を必要とせ
ず、簡単かつ低コストの手段であるが、回転しているプ
ラネタリ軸受を回転中の一時期のみオイル内に浸漬させ
るため、プラネタリ軸受の側部からオイルが充分に軸受
内部供給され難く、オイル不足によるプラネタリ軸受の
焼き付き発生の恐れがある。
【0007】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、車
両の動力伝達装置において、簡単な構造で部品点数が少
なく低コストで、かつ設置スペースが増大することな
く、プラネタリ軸受に充分な量のオイルを供給可能とし
て、プラネタリ軸受の磨耗や焼き付きの発生を防止した
潤滑手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、電動モータの
回転子に減速装置の入力軸を連結し、前記電動モータの
回転を前記減速装置にて減速し、これを差動装置を介し
て左右の車輪に伝達するようにした車両の動力伝達装置
において、前記減速装置を、サンギヤの外周とリングギ
ヤの内周との間に、キャリアに固着された遊星ピンにプ
ラネタリ軸受を介して支承された複数のプラネタリギヤ
を配してなる遊星歯車式減速装置にて構成するととも
に、前記差動装置をかさ歯車式差動装置にて構成し、前
記遊星歯車式減速装置のキャリアと前記かさ歯車式差動
装置のデフケースとを、前記入力軸心に直角な接合面に
て接合し、該デフケースまたはキャリア何れか一方の前
記接合面に、該接合面の内周部から前記プラネタリ軸受
にオイルを導く油通路を設けたことを特徴とする車両の
動力伝達装置を提案する。
【0009】請求項2ないし3記載の発明は、請求項1
記載ナ発明の具体的手段に係り、請求項2記載の発明
は、請求項1において、前記遊星ピンの内部に、前記プ
ラネタリ軸受に連通される油穴を設け、前記接合面の油
通路を、該接合面の内周側に設けられた環状の油溝と、
該油溝から前記プラネタリ軸受の方向に放射状に形成さ
れた半径方向の油溝とにより構成したことを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、前記キャリアとデフケースとを、前記入力軸心に平
行な円筒状嵌合面からなるインロー嵌合にて嵌着して該
両部材をボルトにより締着し、前記環状の油溝及び半径
方向の油溝を、前記インロー嵌合の外側に形成したこと
を特徴とする。
【0011】かかる発明によれば、デフケースまたはキ
ャリアの接合面の内周側に設けられた環状の油溝の下部
は、アクスルハウジング内のオイルの油面下にあって該
アクスルハウジング内に貯められているオイル内に常時
浸漬されており、該環状の油溝内のオイルは、遊星歯車
式減速装置の回転に伴うキャリア及びこれに支持された
プラネタリ軸受の公転によって発生する遠心力で、前記
半径方向の油溝内を外周方向に運ばれて、遊星ピンの内
部に設けられた油穴の入口に達し、該油穴からプラネタ
リ軸受に供給される。
【0012】従ってかかる発明によれば、環状の油溝内
には、該油溝の下部がアクスルハウジング内のオイルの
油面下にあるため、オイルが常時貯えられており、この
オイルを遠心力により半径方向の油溝内を通してプラネ
タリ軸受に供給するので、プラネタリ軸受が前記油面か
ら離れた上側にあるときでも、プラネタリ軸受には連続
的にオイルが供給されることとなり、該プラネタリ軸受
にオイル不足が発生することは無い。
【0013】また、かかる発明によれば、デフケースま
たはキャリア何れか一方の接合面に前記環状の油溝及び
半径方向の油溝を設けるのみで、前記のように、プラネ
タリ軸受に充分な量のオイルを供給可能となるので、従
来技術のようなオイルポンプ等の格別な装置や複雑な油
路の形成を必要とせず、構造が簡単化されるとともに部
品点数が減少して低コストの装置が得られ、さらには、
かかる潤滑のための設置スペースの増大が回避され、車
載スペースの有効利用が可能となる。
【0014】また、請求項3のように構成すれば、ボル
トとインロー嵌合にて強固に接合された接合面に油溝を
設けることにより、該油溝内のオイルは油溝外に漏れる
ことなく、確実にプラネタリ軸受に搬送される。
【0015】請求項4記載の発明は、 電動モータの回
転子に減速装置の入力軸を連結し、前記電動モータの回
転を前記減速装置にて減速し、これを差動装置を介して
左右の車輪に伝達するようにした車両の動力伝達装置に
おいて、前記減速装置を、サンギヤの外周とリングギヤ
の内周との間に、キャリアに固着された遊星ピンにプラ
ネタリ軸受を介して支承された複数のプラネタリギヤを
配してなる遊星歯車式減速装置にて構成し、前記遊星歯
車式減速装置が収容されるアクスルハウジングの側壁面
に、前記プラネタリギヤの側面及び前記プラネタリ軸受
を対向させて配し、前記アクスルハウジングの側壁面に
は、該アクスルハウジングの側壁面と前記プラネタリギ
ヤの側面との隙間にあるオイルを、該隙間の内周部から
前記プラネタリ軸受に導く油通路を設けたことを特徴と
する車両の動力伝達装置にある。
【0016】請求項5ないし6記載の発明は、請求項4
記載の発明の具体的手段に係り、請求項5記載の発明
は、請求項4において、前記遊星ピンの内部に、前記プ
ラネタリ軸受に連通される油穴を設けるとともに、前記
アクスルハウジングの側壁面の油通路を、前記遊星ピン
の油穴入口に対向する部位に設けられた環状の油溝と、
前記側壁面の内周側から前記環状の油溝の方向に放射状
に形成された半径方向の油溝とにより構成したことを特
徴とする。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項5に
おいて、前記アクスルハウジングの側壁面に、前記環状
の油溝から該側壁面の外周方向に放射状に形成された半
径方向の油溝を設けるとともに、該油溝の外周端部に
は、該油溝にオイルを案内する突起部を設けたことを特
徴とする。
【0018】請求項4ないし6記載の発明は、プラネタ
リ軸受への油通路をアクスルハウジングの側壁面に設け
たことを特徴としており、かかる発明によれば、アクス
ルハウジングの側壁面の下部及び環状の油溝の下部は、
アクスルハウジング内のオイルの油面下にあって該アク
スルハウジング内に貯められているオイル内に常時浸漬
されており、該アクスルハウジングの側壁面とプラネタ
リギヤの側面との隙間にあるオイルは、遊星歯車式減速
装置の回転に伴うキャリア及びこれに支持されたプラネ
タリ軸受の公転によって発生する遠心力で、半径方向の
油溝内を外周方向に運ばれて、遊星ピンの油穴入口に対
向する部位に設けられた前記環状の油溝の前記オイル内
に浸漬されていない部位に達し、該環状の油溝から、遊
星ピンの内部に設けられた油穴に入り、該油穴を通って
プラネタリ軸受に供給される。
【0019】従ってかかる発明によれば、アクスルハウ
ジングの側壁面の下部及び環状の油溝の下部が、該アク
スルハウジング内のオイルの油面下にあるため、アクス
ルハウジングの側壁面とプラネタリギヤの側面との隙間
の下部にはオイルが常時貯えられており、このオイルを
遠心力により半径方向の油溝及び環状の油溝内を通して
プラネタリ軸受に供給するので、プラネタリ軸受が前記
油面から離れた上側にあるときでも、プラネタリ軸受に
は連続的にオイルが供給されることとなり、該プラネタ
リ軸受にオイル不足が発生することは無い。
【0020】また、かかる発明によれば、アクスルハウ
ジングの側壁面に前記環状の油溝及び半径方向の油溝を
設けるのみで、前記のように、プラネタリ軸受に充分な
量のオイルを供給可能となるので、従来技術のようなオ
イルポンプ等の格別な装置や複雑な油路の形成を必要と
せず、構造が簡単化されるとともに部品点数が減少して
低コストの装置が得られ、さらには、かかる潤滑のため
の設置スペースの増大が回避され、車載スペースの有効
利用が可能となるという、請求項1ないし3記載の発明
と同様な効果が得られる。
【0021】また、請求項6のように構成すれば、遊星
歯車式減速装置の回転によって発生する遠心力で、アク
スルハウジングの側壁面の外周部に飛散されたオイル
は、前記突起部に案内されて、前記環状の油溝から該側
壁面の外周方向に放射状に形成された半径方向の油溝内
に入り、該油溝を通って前記環状の油溝に運ばれ、該油
溝から前記遊星ピンの内部に設けられた油穴を経てプラ
ネタリ軸受に供給される。
【0022】従って、かかる発明によれば、アクスルハ
ウジングの側壁面の外周部寄りの部位に飛散されている
オイルも、前記突起部及び半径方向の油溝を経てプラネ
タリ軸受に供給されることとなり、該プラネタリ軸受へ
のオイル供給量がさらに増大される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0024】図1は本発明の実施形態における、第1実
施例に係るバッテリー式フォークリフトの動力伝達装置
の遊星歯車式減速装置とかさ歯車式差動装置との結合部
における潤滑機構を示す出力軸心に沿う断面図(図6の
Z部詳細図)、図2は図1のA−A矢視図、図3は第2
実施例におけるアクスルハウジングの側壁面近傍を示す
図1対応図、図4は図3のB−B矢視図、図5は図3の
Y部拡大図、図6は前記動力伝達装置の全体構成を示す
出力軸心に沿う断面図である。
【0025】本発明が適用される動力伝達装置の全体構
成を示す図6において、9、9は左右の車輪、6はアク
スルハウジングであり、該アクスルハウジング6は右側
の車輪を支持する第1アクスルハウジング6aと、左側
の車輪を支持する第2アクスルハウジング6bとよりな
る。100は電動モータで、前記第1アクスルハウジン
グ6a内に収納されている。1は該電動モータ100の
ステータ、2はロータ即ち回転子である。前記ロータ2
は中空に構成されて、中空に形成された後述する第1段
減速機3の入力軸29に連結されている。そして、該電
動モータ100は、回転子にスリットが設けられた埋込
み磁石型交流モータにより構成するのが好ましい。
【0026】前記第2アクスルハウジング6b内には、
2段の遊星歯車式減速機即ち第1段減速機3及び第2段
減速機4、並びにかさ歯車式の差動装置10が収納され
ている。前記第1アクスルハウジング6aと第2アクス
ルハウジング6bとは、両者の間に前記第1段減速機3
のリングギヤ3a及び第2段減速機4のリングギヤ4a
を挿み、ボルト6c により共締めにて固着されてい
る。17は分割部である。61、61は前記 第1アク
スルハウジング6a及び第2アクスルハウジング6bを
車体(図示省略)に固定するためのブラケットである。
【0027】前記第1段減速機3は、サンギヤ3c、複
数のプラネタリギヤ3b、リングギヤ3a及びキャリヤ
3dよりなる遊星歯車式減速機、また前記第2段減速機
4は、サンギヤ4c、複数のプラネタリギヤ4b、リン
グギヤ4a及びキャリヤ4dよりなる遊星歯車式減速機
であり、何れも公知の遊星歯車式減速機である。前記
第1段減速機3のサンギヤ3cは前記入力軸29に連結
され、第1段減速機3のキャリヤ3dは第2段減速機4
のサンギヤ4cに連結され、第2段減速機4のキャリヤ
4d は前記かさ歯車式差動装置10のデフケース10
eに連結されている。
【0028】前記かさ歯車式差動装置10は、デフケー
ス10e、該デフケース10e側のかさ歯車10c、出
力側のかさ歯車10a及び10bよりなる公知の差動装
置である。該差動装置10の出力側のかさ歯車の一方1
0bは右側の出力軸7に連結され、該出力軸7は中空の
前記入力軸29の内部を貫通されてからハブ28に固着
される。該ハブ28には右側の車輪9がボルト22によ
り固着されている。一方、他方側のかさ歯車10aは左
側の出力軸8に連結され、該左側の出力軸8の軸端には
ハブ28が固着され、該ハブ28には左側の車輪9がボ
ルト22により固着されている。
【0029】前記電動モータ100、遊星歯車式の第1
段減速機3及び第2段減速機4、及びかさ歯車式差動装
置10は、図6に示すように、これらの回転中心を同一
軸線上に配置される。
【0030】20及び21は前記第1アクスルハウジン
グ6a及び第2アクスルハウジング6bの端部外周と前
記ハブ28の内周との間に介装された軸受であり、前記
左右の車輪9、9をハブ28を介して前記第1アクスル
ハウジング6aあるいは第2アクスルハウジング6bに
支持するものである。11は前記かさ歯車式差動装置1
0のデフケース10eと前記第2アクスルハウジング6
bとの間に介装された軸受、15及び16は前記入力軸
29と第1アクスルハウジング6aとの間に介装された
軸受である。
【0031】13は前記右側のハブ28に連結された右
側のブレーキ、14は前記左側のハブ28に連結された
左側のブレーキである。前記左右のブレーキ13及び1
4は、前記第1アクスルハウジング6a及び第2アクス
ルハウジング6bの端部寄りの外側に設置される。
【0032】かかる構成からなる動力伝達装置におい
て、モータ100の回転力は、入力軸29から第1段減
速機3に入力され、ここで第1段の減速がなされ、次い
で、第2段減速機4において第2段の減速がなされてか
さ歯車式の差動装置10に伝達される。そして、該回転
力は、前記差動装置10において左右の出力軸7、8に
分配されて左右の車輪9、9に伝達され、これらを駆動
する。
【0033】本発明は、以上の構成を備えた動力伝達装
置において、図6のZ部に示されている、遊星歯車式減
速機3、4のプラネタリ軸受3g、4gの潤滑機構の改
良に係るものである。
【0034】図1〜2はその第1実施例を示し、同図に
おいて、4は第2段減速機であり、前記第一段減速器3
のキャリア3dにスプライン結合されるサンギヤ4cの
外周とアクスルハウジング6に固定されたリングギヤ4
aの内周との間に、キャリア4dに固着された遊星ピン
4eにプラネタリ軸受4gを介して支承された複数のプ
ラネタリギヤ4bを配して構成される。前記各遊星ピン
4eには、その軸方向に油穴4iが穿孔されるととも
に、該油穴4iからプラネタリ軸受4gに向けて、半径
方向の油穴4hが複数個穿孔されている。
【0035】10は差動装置であり、該差動装置10の
デフケース10eは、第2段減速機4のキャリア4d
に、前記出力軸7、8の軸心に平行な円筒状嵌合面から
なるインロー嵌合部311にて嵌着するとともに、前記
入力軸29の軸心に直角な接合面40にて当接させ、両
者を複数のボルト30により締着している。前記デフケ
ース10eには、前記出力軸7、8の軸心と直角なデフ
軸10fがピン10gにより廻り止めを施されて固着さ
れ、差動用のかさ歯車10cを支持している。また前記
出力軸7、8の軸端にスプライン結合された出力用のか
さ歯車10a及び10bの軸部外周は、前記デフケース
10eの前後に形成された軸受部である歯車軸支部33
1及び321に回転自在に支持されている。361、3
61はスラストワッシャで、前記デフケース10eの内
側に形成されたスラスト受面と前記出力用のかさ歯車1
0a及び10bの背面との間に介装され、該差動装置1
0に加わるスラスト荷重を受けるものである。
【0036】前記デフケース10eの前記接合面40に
は、出力軸7、8と同心の環状の油溝33と、該油溝3
3から前記プラネタリ軸受4gの方向に放射状に形成さ
れた半径方向の油溝32とが刻設されている。該環状の
油溝33は、前記接合面40の内周寄りの前記インロー
嵌合部311の直ぐ外側に設けられている。
【0037】また、前記半径方向の油溝32は、前記プ
ラネタリギヤ4b即ち各プラネタリ軸受4gと同数設け
られ、外周側の油入口31は、前記各プラネタリ軸受4
gと同心に設けられ、該半径方向の油溝32は該油入口
31を介して前記遊星ピン4eの油穴4iと連通されて
いる。尚、前記環状の油溝33、半径方向の油溝32、
油入口31等の油通路は、前記接合面40のキャリア4
d側に設けてもよい。
【0038】かかる実施例によれば、動力伝達装置の運
転時においては、デフケース10eの接合面40の内周
側に設けられた環状の油溝33の下部は、アクスルハウ
ジング6内におけるオイルの油面34の下にあって、該
アクスルハウジング6内に貯められているオイル内に常
時浸漬されている。そして、該環状の油溝33内のオイ
ルは、遊星歯車式の減速機4の回転に伴うキャリア4d
及びこれに遊星ピン4eを介して支持されたプラネタリ
軸受4gの公転によって発生する遠心力で、前記半径方
向の油溝32内を外周方向に運ばれて、該油入口31か
ら前記遊星ピン4eの内部に設けられた軸方向の油穴4
iの入口に達し、該油穴4iから半径方向の油穴4を経
てプラネタリ軸受4gに供給される。
【0039】従ってかかる実施例によれば、前記環状の
油溝33内には、該油溝33の下部がアクスルハウジン
グ6内のオイルの油面34下にあるため、オイルが常時
貯えられており、このオイルを遠心力により半径方向の
油溝32内を通してプラネタリ軸受4gに供給するの
で、該プラネタリ軸受4gが前記油面34から離れた上
側にあるときでも、プラネタリ軸受4gには連続的にオ
イルが供給されることとなり、該プラネタリ軸受4gに
オイル不足が発生することは無い。
【0040】また、かかる実施例によれば、デフケース
10またはキャリア4何れか一方の接合面40に前記環
状の油溝33及び半径方向の油溝32を設けるのみで、
前記のように、プラネタリ軸受4gに充分な量のオイル
を供給可能となるので、従来技術のようなオイルポンプ
等の格別な装置や複雑な油路の形成を必要とせず、構造
が簡単化されるとともに部品点数が減少される。
【0041】また、デフケース10eとキャリア4dと
を、ボルト30とインロー嵌合311にて強固に接合さ
れた接合面40に油溝32、33を設けているので、該
油溝32、33内のオイルは油溝外に漏れることなく、
確実にプラネタリ軸受4gに搬送される。
【0042】図3〜5は第2実施例を示し、この実施例
においては、前記第2段減速機4よりも高速低負荷の第
1段減速機3のプラネタリ軸受3gへのオイル供給用油
通路をアクスルハウジング6の側壁面50に形成してい
る。
【0043】即ち図3〜5において、50はアクスルハ
ウジング6の側壁面で、該側壁面50には前記第1段減
速機3のプラネタリギヤ3bの側面及び前記プラネタリ
軸受3gが対向している。該側壁面50には、前記遊星
ピン3eの油穴3i入口に対向する部位に環状の油溝3
7が設けられるとともに、該側壁面50の内周側の部位
から該環状の油溝37の方向に、前記プラネタリギヤ3
bと同数(この場合は3個)の半径方向の油溝39が、放
射状に形成されている。尚、この油溝39の個数は任意
でよい。
【0044】また、前記アクスルハウジング6の側壁面
には、前記環状の油溝37から該側壁面50の上部外周
方向に、半径方向の油溝36が放射状に形成されるとと
もに、該油溝36の外周端部には、該油溝36内にオイ
ルを案内するための突起部38が設けられている。その
他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の
部材は同一の符号で示す。
【0045】かかる実施例によれば、装置の運転時にお
いては、前記側壁面50の下部及び環状の油溝37の下
部は、アクスルハウジング6内のオイルの油面34下に
あって該アクスルハウジング6内に貯められているオイ
ル内に常時浸漬されている。このため、該側壁面50と
プラネタリギヤ3bの側面との隙間にあるオイルは、遊
星歯車式減速機の回転に伴うキャリア3d及びこれに支
持されたプラネタリ軸受3gの公転によって発生する遠
心力で、半径方向の油溝39内を外周方向に運ばれて、
遊星ピン3eの油穴3i入口に対向する部位に設けられ
た前記環状の油溝37の前記オイル内に浸漬されていな
い部位に達し、該環状の油溝37から、前記遊星ピンの
軸方向の油穴3iに入り、該油穴3i及び半径方向の油
穴3hを通ってプラネタリ軸受3gに供給される。
【0046】従って、かかる実施例によれば、アクスル
ハウジング6の側壁面50の下部及び環状の油溝37の
下部が、オイルの油面34下にあるため、前記側壁面5
0とプラネタリギヤ3bの側面との隙間の下部にはオイ
ルが常時貯えられており、このオイルを遠心力により半
径方向の油溝39及び環状の油溝37内を通してプラネ
タリ軸受3gに供給するので、該プラネタリ軸受3gが
前記油面34から離れた上側にあるときでも、該プラネ
タリ軸受3gには連続的にオイルが供給されることとな
り、該プラネタリ軸受3gにオイル不足が発生すること
は無い。
【0047】また、遊星歯車式減速機の回転によって発
生する遠心力で、アクスルハウジング6の側壁面50の
外周部に飛散されたオイルは、前記突起部38に案内さ
れて、前記環状の油溝37から該側壁面50の外周方向
に放射状に形成された半径方向の油溝36内に入り、該
油溝36を通って前記環状の油溝37に運ばれ、該油溝
37から前記遊星ピン3eの油穴3i及び3hを経てプ
ラネタリ軸受3gに供給される。
【0048】従って、アクスルハウジング6の側壁面5
0の外周部寄りの部位に飛散されているオイルも、前記
突起部38及び半径方向の油溝36を経てプラネタリ軸
受3gに供給されることとなり、該プラネタリ軸受3g
へのオイル供給量がさらに増大される。
【0049】また、かかる実施例によれば、アクスルハ
ウジング6の側壁面50に、前記環状の油溝37、半径
方向の油溝39、半径方向の油溝36、及び突起部38
を設けるのみで、前記のように、プラネタリ軸受3gに
充分な量のオイルを供給可能となるので、従来技術のよ
うなオイルポンプ等の格別な装置や複雑な油路の形成を
必要とせず、構造が簡単化されるとともに部品点数が減
少する。また、かかる潤滑のための設置スペースの増大
が回避される。
【0050】
【発明の効果】以上記載の如く請求項1ないし3記載の
発明によれば、デフケースまたはキャリア何れか一方の
接合面に形成された環状の油溝内には、該油溝の下部が
アクスルハウジング内のオイルの油面下にあるため、オ
イルが常時貯えられており、このオイルを遠心力により
半径方向の油溝内を通してプラネタリ軸受に供給するの
で、プラネタリ軸受が前記油面から離れた上側にあると
きでも、プラネタリ軸受には連続的にオイルが供給され
ることとなり、該プラネタリ軸受にオイル不足が発生す
ることが無く、常時十分な量のオイルを供給することが
でき、オイル不足による摩耗、焼き付き等の発生を防止
することができる。
【0051】また、かかる発明によれば、デフケースま
たはキャリア何れか一方の接合面に前記環状の油溝及び
半径方向の油溝を設けるのみで、前記のように、プラネ
タリ軸受に充分な量のオイルを供給可能となるので、従
来技術のようなオイルポンプ等の格別な装置や複雑な油
路の形成を必要とせず、構造が簡単化されるとともに部
品点数が減少して低コストの装置を得ることができ、さ
らには、かかる潤滑のための設置スペースの増大が回避
され、車載スペースの有効利用が可能となる。
【0052】さらに、請求項3のように構成すれば、ボ
ルトとインロー嵌合にて強固に接合された接合面に油溝
を設けることにより、該油溝内のオイルは油溝外に漏れ
ることなく、確実にプラネタリ軸受に搬送されることと
なり、該プラネタリ軸受に安定して常時十分な量のオイ
ルを供給することができる。
【0053】また、請求項4〜6の発明によれば、アク
スルハウジングの側壁面の下部及び環状の油溝の下部
が、該アクスルハウジング内のオイルの油面下にあるた
め、アクスルハウジングの側壁面とプラネタリギヤの側
面との隙間の下部にはオイルが常時貯えられており、こ
のオイルを遠心力により半径方向の油溝及び環状の油溝
内を通してプラネタリ軸受に供給するので、プラネタリ
軸受が前記油面から離れた上側にあるときでも、プラネ
タリ軸受には連続的にオイルが供給されることとなり、
該プラネタリ軸受にオイル不足が発生することは無く、
常時十分な量のオイルを供給できる。
【0054】また、請求項4〜6の発明によれば、アク
スルハウジングの側壁面に前記環状の油溝及び半径方向
の油溝を設けるのみで、前記のように、プラネタリ軸受
に充分な量のオイルを供給可能となるので、従来技術の
ようなオイルポンプ等の格別な装置や複雑な油路の形成
を必要とせず、構造が簡単化されるとともに部品点数が
減少して低コストの装置が得られ、さらには、かかる潤
滑のための設置スペースの増大が回避され、車載スペー
スの有効利用が可能となるという、請求項1ないし3記
載の発明と同様な効果が得られる。
【0055】また、請求項6のように構成すれば、アク
スルハウジングの側壁面の外周部寄りの部位に飛散され
ているオイルも、前記突起部及び半径方向の油溝を経て
プラネタリ軸受に供給されることとなり、該プラネタリ
軸受へのオイル供給量がさらに増大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における、第1実施例に係
るバッテリー式フォークリフトの動力伝達装置の遊星歯
車式減速装置とかさ歯車式差動装置との結合部における
潤滑機構を示す出力軸心に沿う断面図(図6のZ部詳細
図)である。
【図2】 図1のA−A矢視図である。
【図3】 第2実施例におけるアクスルハウジングの側
壁面近傍を示す図1対応図である。
【図4】 図3のB−B矢視図である。
【図5】 図3のY部拡大図である。
【図6】 前記動力伝達装置の全体構成を示す出力軸心
に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ステータ 2 ロータ 3 第1段減速機 4 第2段減速機 4b プラネタリギヤ 4c サンギヤ 4d キャリア 4e 遊星ピン 4g プラネタリ軸受 4h 油穴 4i 油穴 6 アクスルハウジング 6a 第1アクスルハウジング 6b 第2アクスルハウジング 7 出力軸 8 出力軸 9 車輪 10 差動装置 10a、10b 出力用かさ歯車 10c 差動用かさ歯車 10e デフケース 11、15、16、20、21 軸受 13、14 ブレーキ 17 分割部 28 ハブ 29 入力軸 30 ボルト 311 インロー嵌合部 31 油入口 32 半径方向の油溝 33 環状の油溝 34 油面 36 半径方向の油溝 37 環状の油溝 38 突起部 39 半径方向の油溝 40 接合面 50 側壁面 100 電動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J027 FA24 FA25 FB10 GB06 GC13 GC22 GC24 GC26 GC29 GD04 GD08 GD12 GE01 GE07 GE27 HB07 HB12 HC07 3J063 AA17 AB12 AB13 AC01 AC11 BA11 CA05 CA06 CB48 XD43 XD48 XE18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの回転子に減速装置の入力軸
    を連結し、前記電動モータの回転を前記減速装置にて減
    速し、これを差動装置を介して左右の車輪に伝達するよ
    うにした車両の動力伝達装置において、前記減速装置
    を、サンギヤの外周とリングギヤの内周との間に、キャ
    リアに固着された遊星ピンにプラネタリ軸受を介して支
    承された複数のプラネタリギヤを配してなる遊星歯車式
    減速装置にて構成するとともに、前記差動装置をかさ歯
    車式差動装置にて構成し、前記遊星歯車式減速装置のキ
    ャリアと前記かさ歯車式差動装置のデフケースとを、前
    記入力軸心に直角な接合面にて接合し、該デフケースま
    たはキャリア何れか一方の前記接合面に、該接合面の内
    周部から前記プラネタリ軸受にオイルを導く油通路を設
    けたことを特徴とする車両の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記遊星ピンの内部に、前記プラネタリ
    軸受に連通される油穴を設け、前記接合面の油通路を、
    該接合面の内周側に設けられた環状の油溝と、該油溝か
    ら前記プラネタリ軸受の方向に放射状に形成された半径
    方向の油溝とにより構成したことを特徴とする請求項1
    記載の車両の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリアとデフケースとを、前記入
    力軸心に平行な円筒状嵌合面からなるインロー嵌合にて
    嵌着して該両部材をボルトにより締着し、前記環状の油
    溝及び半径方向の油溝を、前記インロー嵌合の外側に形
    成したことを特徴とする請求項2記載の車両の動力伝達
    装置。
  4. 【請求項4】 電動モータの回転子に減速装置の入力軸
    を連結し、前記電動モータの回転を前記減速装置にて減
    速し、これを差動装置を介して左右の車輪に伝達するよ
    うにした車両の動力伝達装置において、前記減速装置
    を、サンギヤの外周とリングギヤの内周との間に、キャ
    リアに固着された遊星ピンにプラネタリ軸受を介して支
    承された複数のプラネタリギヤを配してなる遊星歯車式
    減速装置にて構成し、前記遊星歯車式減速装置が収容さ
    れるアクスルハウジングの側壁面に、前記プラネタリギ
    ヤの側面及び前記プラネタリ軸受を対向させて配し、前
    記アクスルハウジングの側壁面には、該アクスルハウジ
    ングの側壁面と前記プラネタリギヤの側面との隙間にあ
    るオイルを、該隙間の内周部から前記プラネタリ軸受に
    導く油通路を設けたことを特徴とする車両の動力伝達装
    置。
  5. 【請求項5】 前記遊星ピンの内部に、前記プラネタリ
    軸受に連通される油穴を設けるとともに、前記アクスル
    ハウジングの側壁面の油通路を、前記遊星ピンの油穴入
    口に対向する部位に設けられた環状の油溝と、前記側壁
    面の内周側から前記環状の油溝の方向に放射状に形成さ
    れた半径方向の油溝とにより構成したことを特徴とする
    請求項4記載の車両の動力伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記アクスルハウジングの側壁面に、前
    記環状の油溝から該側壁面の外周方向に放射状に形成さ
    れた半径方向の油溝を設けるとともに、該油溝の外周端
    部には、該油溝にオイルを案内する突起部を設けたこと
    を特徴とする請求項5記載の車両の動力伝達装置。
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