JP2001132603A - 冷却式予燃焼室アセンブリ - Google Patents

冷却式予燃焼室アセンブリ

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JP2001132603A
JP2001132603A JP29930899A JP29930899A JP2001132603A JP 2001132603 A JP2001132603 A JP 2001132603A JP 29930899 A JP29930899 A JP 29930899A JP 29930899 A JP29930899 A JP 29930899A JP 2001132603 A JP2001132603 A JP 2001132603A
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combustion chamber
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cooling passage
chamber assembly
spark plug
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JP29930899A
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D Deivecha Devang
ディー デイヴェチャ デヴァング
D Ginzel Geoffray
ディー ギンゼル ジョフリー
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Caterpillar Inc
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B19/00Engines characterised by precombustion chambers
    • F02B19/10Engines characterised by precombustion chambers with fuel introduced partly into pre-combustion chamber, and partly into cylinder
    • F02B19/1004Engines characterised by precombustion chambers with fuel introduced partly into pre-combustion chamber, and partly into cylinder details of combustion chamber, e.g. mounting arrangements
    • F02B19/1009Engines characterised by precombustion chambers with fuel introduced partly into pre-combustion chamber, and partly into cylinder details of combustion chamber, e.g. mounting arrangements heating, cooling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグ温度を低減し、点火プラグの長寿
命化、及びエンジンの休止時間短縮を可能とする内燃機
関用の冷却式予燃焼室アセンブリを提供する。 【解決手段】 点火プラグ冷却通路(98)は、冷却式予燃
焼室アセンブリ(10)の第2本体部(24)内に配置されてい
る。点火プラグ冷却通路(98)は、第2本体部(24)内に配
置された螺設ボア部(68)周辺に間隔をあけて配置された
第1側面(100)を備えている。第1側面(100)と第2側面
(102)とで、上記点火プラグ冷却通路の各内面を構成す
る。第2本体部(24)内に配置された開口(108)は、第2
側面(102)において、上記通路(98)に開口し、シリンダ
ヘッド(14)と上記通路(98)との間に冷却液を通す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予燃焼室アセンブ
リに係り、特に、点火プラグ冷却通路を有する予燃焼室
アセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】予燃焼室アセンブリは、内燃機関のガス
燃料点火用として、長年に亙り使用されている。この予
燃焼室アセンブリは、通常、点火プラグを使用し、予燃
焼室アセンブリに設けられた予燃焼室内の燃料と空気と
の混合気に点火するようになっている。上記点火プラグ
は、予燃焼室内に噴射された混合気に点火するため予燃
焼室に露出されている。この予燃焼室内の温度は、点火
プラグの寿命にとって好ましくない程、極めて高い。そ
の結果、度々、点火プラグの交換が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】予燃焼室の温度を低減
することは、点火プラグの寿命を伸ばす上で有益であ
る。しかし、このような温度低減は、燃焼、及び内燃機
関作動に対しては好ましくない。不完全燃焼によって、
窒素酸化物の排出レベルが高まると共に、機関作動効率
も悪化してしまう。
【0004】これまでも、点火プラグ電極の周囲におい
て点火プラグ温度を低減する試みはなされてきた。しか
し、現在においても、点火プラグの寿命は短く、その交
換のための内燃機関休止頻度も高い。
【0005】本発明は、上述したいくつかの課題を解決
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点とし
て、内燃機関の冷却式予燃焼室アセンブリは、第1、第
2、及び第3本体部を備えている。第1本体部には、点
火プラグ受入ボアが設けられている。また、第2本体部
には、段付ボアが設けられている。この段付ボアは、皿
繰り部、ねじ付ボア部、及び長手方向軸線を備えてい
る。第2本体部は、点火プラグ受入ボアに対し、軸方向
に整列されている。さらに、第3本体部には、予燃焼室
が設けられている。第2本体部は、第1及び第3本体部
の間に設けられ、上記段付ボアは、点火プラグ受入ボア
及び上記燃焼室に開口している。点火プラグ冷却通路
は、ねじ付ボア部からの間隔を有し、且つ、ねじ付ボア
部周辺の、設定された径方向位置において、第2本体部
内に配置されている。点火プラグ冷却通路は、冷却液流
を、ねじ付ボア部に対し極めて接近して流すようにして
いる。その結果、上記点火プラグ冷却通路は、点火プラ
グの螺設部に対し、極めて接近した範囲内で冷却液流を
通過させ、点火プラグからの熱を伝達するので、点火プ
ラグの寿命を伸ばすことを可能とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図面、特に、図1及び2におい
て、内燃機関16のシリンダヘッド14のボア12内に
配置された冷却式予燃焼室アセンブリ10が示されてい
る。冷却式予燃焼室アセンブリ10は、シリンダヘッド
14から、内燃機関16の燃焼室18内まで伸びてい
る。シリンダヘッド14に設けた冷却液通路44内の冷
却液から燃焼室18をシールするため、シリンダヘッド
14にはシール面20が設けられている。
【0008】図2に最も良く示されるように、冷却式予
燃焼室アセンブリ10は、第1本体部22、第2本体部
24、及び第3本体部26を備えている。第1本体部2
2は、第1及び第2端28、30と、第1及び第2端2
8、30の間に設けられた円筒状本体部32とを備えて
いる。管形状を有するカラー部54が、第2端30から
軸方向に伸びている。第1本体部22の第1端28に
は、フランジ34が設けられている。フランジ34は、
それを貫通し、ネジ式締め金具38を受入れるために配
置された1対の孔36を備えている。ネジ式締め金具3
8は、シリンダヘッド14に対しネジ止め可能に連結し
ている。ネジ式締め金具38は、シリンダヘッド14に
設けたボア12に予燃焼室アセンブリ10を保持し、ボ
ア12に対する回転及び軸方向移動を拘束している。ま
た、第1本体部22には、その円筒状外表面52の周囲
を取り囲むように配置され、それぞれ軸方向に間隔をあ
けて配置された複数の環状溝40が設けられている。こ
の環状溝40は、径方向外方に開口し、各々、Oリング
42を収容している。Oリング42は、ボア12内にお
ける間隔をあけて配置された各軸方向位置で、シリンダ
ヘッド14と各々接合し、様々な冷却液通路44から液
漏れしないようシールしている。このシール42は、適
切な非金属の0リング材料によって、適宜、形成され
る。
【0009】また、第1本体部22は、それを貫通し、
第1本体部22の第1及び第2端28,30に開口した
点火プラグ受入ボア46を備えている。点火プラグ受入
ボア46は、第1本体部22の長手方向軸線48に対し
平行であり、この軸48から径方向にオフセットされて
いる。点火プラグ受入ボア46の直径は、点火プラグ延
長部51を有する点火プラグ50を受入れ、しかも、点
火プラグの脱着作業を行うに充分なものとされている。
尚、本発明における点火プラグ50とは、本技術に適用
し得るあらゆる点火装置を意味するものである。
【0010】また、第1本体部22は、その内部に配置
された逆止弁収容ボア56を備えている。逆止弁収容ボ
ア56は、第1、第2端28、30に開口し、その直径
は、逆止弁アセンブリ58を収容し、また、第1端28
において栓59を受入れるに充分なものとされている。
逆止弁収容ボア56は、点火プラグ受入ボア46、及び
第1本体部22の長手中心軸48に対し、実質的に長手
方向に対し平行である。 好ましくは、第1本体部22
を、ダクタイル鋳鉄−パーライト・フェライト鋳物によ
り形成すればよい。
【0011】第2本体部24は、第1端60及び第2端
62、第一端60を端とする第1端部64、及び第2端
62を端とする第2端部を備えている。第1、第2端部
64,65は、円筒状をしている。第1、第2端60,
62は、実質的に各々平行であり、第1端部64に対
し、実質的に直角とされている。第1本体部22が低い
温度耐久性しか備えていないのに対し、第2本体部24
は、比較的高い温度耐久性を有するステンレス鋼材によ
って形成されている。好ましくは、精製したステンレス
鋼合金であるSUS347を使用すればよい。この合金
は、鋳造性、溶接性に優れており、熱処理によって硬化
できないものである。この材料は、応力、激しい腐蝕、
及び振動を受ける状況下で、880〜1650ーF(412〜884
℃)の温度で使用される場合に、特に適している。第2
本体部24は、まず、大まかな形状に鋳造され、その
後、必要とされる部分を最終寸法に機械加工することが
好ましい。
【0012】第2本体部24は、その内部に段付ボア6
6を備えている。段付ボア66は、第1、第2端60、
62に開口しており、点火プラグ50を受入れるために
設けられている。段付ボア66は、ねじ付ボア部68と
皿繰り部70を備えている。ねじ付ボア部68は、点火
栓50の螺設端部72をネジ止め可能に受入れ、皿繰り
部70は、径方向に間隙を保って点火プラグ50を受入
れるようになっている。皿繰り部70とねじ付ボア部6
8との間に設けられる段が、シール面71とされる。シ
ール面71は、点火プラグ50のネジ込みを拘束するよ
うにしている。皿繰り部70及びねじ付ボア部68は、
軸方向に整列されている。さらに、第2本体部24に
は、その内部に、第1、第2端60、62に開口した燃
料通路74が設けられている。燃料通路74は、第2本
体部24の第1端60において、逆止弁収容ボア56
に、また、第1本体部22の第2端30に開口してい
る。ねじ付ボア部68は、シール面71及び予燃焼室端
面90に開口している。燃料通路74は、予燃焼室端面
90にも開口している。
【0013】第3本体部26は、第1端76、及び第1
端76から間隔をあけて配置された球状ドーム端部78
を備えている。第3本体部26は、円筒状第1端部8
0、円筒状第2端部82、及び第1、第2端部80、8
2の間に設けられた移行部84を備えている.異なる直
径を持つ第1、第2円筒状端部80、82は、移行部8
4における段階的な径変化と屈曲とによって繋がれる。
ドーム端部78は、第2端部82に端を有し、第2端部
82がその接線となる関係にある。第1、第2端部8
0、82、移行部84、及びドーム端部78は、中心軸
86を中心に配置されている。
【0014】シール面88は、第1端部80とドーム端
部78との間の移行部84の軸方向に沿う設定位置にお
いて、第3本体部26の周辺に配置されている。シール
面88は、中心軸86に対し、横方向に伸びている。シ
ール面88は、燃焼室18と冷却液通路44との間の漏
れをシールするために設けられている。シール面88
は、シリンダヘッド14内に配置されたボア92近傍に
設けられた面20に接合している。ボア92は、燃焼室
18に開口しており、第2端部82を受入れる。ボア9
2は、ドーム端部78が燃焼室18内に伸び、そこに露
出され得るようにしている。
【0015】第3本体部26は、その内部に配置された
予燃焼室94を備えている。通常、予燃焼室は、第3本
体部26と同じ形状をしており、第3本体部の第1端7
6に開口している。図示されるように、予燃焼室94の
端部90は、第2本体部24内に配置され、第2本体部
24の第2端62に開口している。間隔をあけて配置さ
れ、それぞれ径方向に向けられた複数のオリフィス96
が、ドーム端部78内に設けられている。オリフィス9
6は、予燃焼室96、及び機関16の燃焼室に開口して
いる。オリフィス96は、膨張ガスを、設定されたパタ
ーンで、予燃焼室94から燃焼室18内に案内する。
【0016】第3本体部26は、高温耐久性材料によっ
て形成される。特に、Heynes International,Inc.
(米国インディアナ州ココモ)にて製造された Heynes
230のような、高温耐久性、熱的安定性、及び周囲雰
囲気耐久性に優れた合金を選定することが好ましい。こ
の合金は、2100ーF(1149℃)までの高温強度・
酸化雰囲気における耐久性、窒化雰囲気での耐久性、及
び長期熱的安定性を兼備えたニッケル−クロム−タング
ステン−モリブデン合金である。尚、適切な成分を持つ
他の高温耐久材料が、本発明を逸脱することなく代用さ
れ得ることは言うまでもない。また、第3本体部26
は、鋳造、または棒片の機械加工によっても製造でき
る。
【0017】第1本体部22、第2本体部24、及び第
3本体部26は、互いに連結され、予燃焼室アセンブリ
10を形成する。特に、第1本体部22の第2端30
は、第2本体部24の第1端60に連結され、また、第
2本体部24の第2端62は、第3本体部26の第1端
76に連結される。
【0018】第1本体部22の第2端30は、曝されて
いる雰囲気(温度、化学的及び機械的負荷)に耐え得る
適切な成分を持つろう材によって、第2本体部24の第
1端60に連結されている。例えば、銀−ニッケルろう
材は、この部分に適用するに相応しいものである。カラ
ー部54は、その中に、第2本体部24の円筒状第1端
部64を、実質的に同軸上に受入れている。ろう付け工
程の間、流動状態にあるろう材を受入れると共に、第
1、第2本体部22,24の強度、剛性、及び必要とさ
れる位置決めをもたらすように、カラー部54は、第2
本体部24の第1端部64との間に予め設定された距離
だけ径方向に間隔あけて、配置されている。点火プラグ
受入ボア46、及び皿繰り部70が、軸方向に整列さ
れ、実質的に同一径であることに注目する必要がある。
【0019】第2本体部24の第2端62は、第3本体
部26の第1端76に接合され、予燃焼室10の周辺、
つまり、第1、第2端76、62間の接合部に施され
る、例えば、レーザ、或いは電子ビーム溶接のような、
制御深溶込み溶接によって、第3本体部26の第1端7
6に連結されている。制御深溶込み溶接は、溶込み深さ
を正確に制御する,つまり溶込み深さを最大にし、適切
な溶接強度をもたらすために使用される。溶込み深さ
は、上記接合部において、4〜4.5mmとされてい
る。上記接合部における壁の厚さは、約5mmである。
第2本体部24の円筒状第2端部65と第3本体部26
の第1端部80とは、実質的に同一径であり、軸方向に
整列されている。
【0020】図3乃至図5に最も良く示されるように、
点火プラグ冷却通路98は、ねじ付ボア部68からの間
隔を有し、且つ、ねじ付ボア部68周辺の、設定された
径方向位置において、第2本体部24内に配置されてい
る。点火プラグ冷却通路98は、ねじ付ボア部68に対
し、極めて接近して冷却液流を通過させるようにしてい
る。点火プラグ冷却通路98は、段付ボア66から径方
向に間隔をあけて配置された第1、第2の互いに間隔を
有する側面100、102を有する。また、点火プラグ
冷却通路98は、第1、第2の互い間隔を有する端面1
04、106を有する。第1、第2端面104、106
は、第1、第2側面100、102に対し横方向に伸
び、それらと連結される。点火プラグ冷却通路98は、
実質的に方形状とされている。
【0021】第1、第2側面100、102、及び第
1、第2端面104、106は、シール端面71と予燃
焼室端面90との間において、段付ボア66に対し、軸
方向に設けられている。このシール端面及び予燃焼室端
面71、90は、それぞれ間隔をあけて配置されてい
る。第1側面100は、段付ボア66の長手方向軸線4
8に対し、実質的に平行であり、ねじ付ボア部68か
ら、予め設定された径方向の距離だけ間隔をあけて配置
されている。ねじ付ボア部68に対応する、長手方向軸
線48の径方向周辺において、第1側面100は、第2
本体部24の円筒状壁112とされる。第1端面104
は、予燃焼室端部71近傍に接近しており、そこから設
定距離だけ間隔をあけて配置されている。
【0022】第2本体部24は、その内部に配置され、
それぞれ間隔をあけて配置された複数の開口108を備
えている。これら開口108は、点火プラグ冷却通路9
8内に冷却液流を送るために設けられている。第1、第
2端面104、106は、段付ボア66の上記長手方向
軸線に対し、径方向に伸び、開口108のそれぞれ間隔
をあけて配置される端面110とされる。それぞれ間隔
をあけて配置された開口108は、第2側面102を貫
通して伸びたり、断続的に第2側面102に遮断されて
いる。
【0023】第2本体部24内の燃料通路74は、予燃
焼室端面90、及び端面90に対向する第2本体部24
の第1端60に開口している。燃料通路74は、段付ボ
ア66から径方向に間隔をあけて配置されている。点火
プラグ冷却通路98は、燃料通路74と段付ボア66と
の間に設けられている。第2本体部24は、シリンダヘ
ッド冷却通路44内に配置されている。第2本体部24
の開口108は、シリンダヘッド冷却通路44に開口
し、シリンダヘッド冷却通路44と点火プラグ冷却通路
98との間で冷却液流が流通するようにしている。
【0024】図面に関して、また、実施において、点火
プラグ冷却通路89は、段付ボア66のねじ付ボア部6
8に極めて接近した位置で、第2本体部24の冷却を促
進している。シリンダヘッド14の冷却液通路44内の
冷却液流は、ねじ付ボア部68内にネジ止め可能に配置
された点火プラグ50から、伝導によって熱を奪う。従
って、点火プラグの電極端部における点火プラグ温度は
低減される。この温度低減は、点火プラグの長寿命化、
及びエンジン休止時間短縮と等しい関係にある。
【0025】第2本体部24に配置された開口108
は、通路44と点火プラグ冷却通路98との間で、シリ
ンダヘッド内を循環する冷却液流を通過させる。シリン
ダヘッド14を循環する冷却液流は、ラジエータ(図示
せず)の様な常用手段によって冷却される。点火プラグ
冷却通路44を、上述の如く、ねじ付ボア部68に対
し、極めて近接して設けることによって、冷却液への熱
移動は、効果的に行われる。ねじ付ボア部68と第1側
面100との間の径方向の壁厚さ、及び第1側面100
の軸方向長さによって、冷却液に連通する表面積の値、
及び熱移動ポテンシャルが設定される。
【0026】第1、第2側面100、102間の予め設
定され間隔、及び第1、第2端面104、106間の予
め設定され間隔によって、点火プラグ冷却通路98の断
面積が決定され、上記通路98内における冷却液流の容
量が設定される。これらの寸法は、機械的制約及び冷却
ニーズに基いて選定される。
【0027】また、点火プラグ冷却通路98は、予燃焼
室端面90部において第2本体部24を冷却し、第2本
体部24の寿命を更に伸ばすようにしている。第1端面
104は、そこでの、端面90からの熱移動と冷却とを
最大とするため、予燃焼室端面90から予め設定された
距離に設置されている。
【0028】上述したように、ねじ付ボア部68及び燃
料通路74間に点火プラグ冷却通路98を配置すること
により、この区域の温度を低く維持され、燃焼室18に
供給される燃料の温度を安定させている。
【0029】曝される運転雰囲気(温度及び化学的)に
基き、上述されているように、3つの異なる材料により
形成された冷却式予燃焼室アセンブリ10は、冷却式予
燃焼室の寿命を最大化し、そこでのコストを低減する。
燃料の燃焼が行われる第3本体部26の予燃焼室94内
における温度及び化学的条件に対しては、燃料が燃料通
路74に分配され、点火プラグ50が位置決めされる第
2本体部24とは異なる材料が要求されることを認識す
る必要がある。最も低い温度に曝されている第1本体部
22には、特別変わった材料を使用する必要はない。第
1、第2本体部22、24のろう付け、及び第2、第3
本体部24、26の制御深溶込み溶接により、3つの異
なる材料の組み立てが可能となる。点火プラグ冷却通路
98は、運転時における第2本体部24の温度低減に寄
与すると共に、低い温度耐久材料の選択を可能とする。
【0030】本発明の他の観点、目的、及び利点は、図
面、記述、及び添付特許請求の範囲を検討することによ
って得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内燃機関のシリンダヘッドに装着された本発
明による冷却式予燃焼室の実施例を示す断面図
【図2】 図1の冷却式予燃焼室をより詳細に示す断面
【図3】 図2の3−3断面図
【図4】 図3の4−4断面図
【図5】 図2における冷却式予燃焼室の第2本体部を
より詳細に示す拡大断面図
【符号の説明】
10 冷却式予燃焼室アセンブリ、14 シリンダヘッ
ド、16 内燃機関、20 シール面、22 第1本体
部、24 第2本体部、26 第3本体部、44シリン
ダヘッド冷却通路、46 点火プラグ受入れボア、48
長手方向軸線、50 点火プラグ、60 第1端、6
6 段付ボア、68 ねじ付ボア部、70 皿繰り部、
74 燃料通路、90 予燃焼室端面、94 予燃焼
室、98点火プラグ冷却通路、100 第1側面、10
2 第2側面、104 第1端面、106 第2端、1
08 開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/24 F02F 1/24 H (72)発明者 ジョフリー ディー ギンゼル アメリカ合衆国 インディアナ州 47905 ラファイエット ブルックサイド ドラ イヴ 833 Fターム(参考) 3G019 KA04 KA12 3G023 AA12 AB01 AC03 AC07 AD12 AD21 AE01 AE07 3G024 AA03 AA04 BA21 CA01 CA19 FA00 GA10 HA02 HA05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(16)のための冷却式予燃焼室ア
    センブリ(10)であって、 点火プラグ受け入れボア(46)を有する第1本体部(22)
    と、 皿繰り部(70)とねじ付ボア部(68)と長手軸線(48)とを有
    する段付ボア部(66)を内部に備え、前記点火プラグ受入
    れボア(46)に対して軸線方向に整列した第2本体部(24)
    と、 予燃焼室(94)が内部に配置された第3本体部(26)と、を
    備え、 前記第2本体部(24)は前記第1及び第3本体部(22、26)
    の間に配置され、前記段付ボア部(66)が前記点火プラグ
    受入れボア(46)と燃焼室(18)とに開口しており、 前記ねじ付ボア部(68)のまわりで該ねじ付けボア部から
    離れた所定の半径方向位置において、前記第2本体部(2
    4)に点火プラグ冷却通路(98)が配置され、前記ねじ付ボ
    ア部(68)に対して近接した位置に冷却空気流を通すよう
    になった、ことを特徴とする冷却式予燃焼室アセンブリ
    (10)。
  2. 【請求項2】 上記点火プラグ冷却通路(98)は、上記段
    付ボア(66)から径方向に間隔をあけて配置された第1及
    び第2側面(100、102)を備えていることを特徴とする上
    記請求項1に記載の冷却式予燃焼室アセンブリ(10)。
  3. 【請求項3】 上記第2本体部(24)は、シール面(20)と
    予燃焼室端面(90)とを備え、上記シール面(20)と上記予
    燃焼室端面(90)とは、それぞれ間隔をあけて配置され、
    上記ねじ付ボア部(68)は、上記シール面(20)と上記予燃
    焼室端面(90)とに開口し、さらに、上記点火プラグ冷却
    通路(98)は、第1及び第2の互いに間隔をあけて配置さ
    れた端面(104、106)を備え、上記第1及び第2端面(104、
    106)は、上記第1及び第2側面(100、102)に対し横方向
    に伸びて、それに連結されており、上記第1及び第2側
    面(100、102)と上記第1及び第2端面(104、106)とは、上
    記シール面(20)と上記予燃焼室端面(90)との間に設けら
    れていることを特徴とする上記請求項2に記載の冷却式
    予燃焼室アセンブリ(10)。
  4. 【請求項4】上記第2本体部(24)は、内部に配置された
    開口(108)を備え、上記開口(108)は、上記点火プラグ冷
    却通路(98)に冷却液流を送るようにしていることを特徴
    とする上記請求項3に記載の冷却式予燃焼室アセンブリ
    (10)。
  5. 【請求項5】上記第2本体部(24)は、内部に間隔をあけ
    て配置された複数の開口(108)を備え、上記開口(108)
    は、上記点火プラグ冷却通路(98)に冷却液流を送るよう
    にしていることを特徴とする上記請求項3に記載の冷却
    式予燃焼室アセンブリ(10)。
  6. 【請求項6】 上記第1及び第2端面(104、106)は、上
    記段付ボア(66)の上記長手方向軸線(48)に対し、径方向
    に伸び、上記開口(108)の間隔をあけて配置された端面
    (104、106)を構成することを特徴とする上記請求項4に
    記載の冷却式予燃焼室アセンブリ(10)。
  7. 【請求項7】 上記第1側面(100)は、上記段付ボア(6
    6)の上記長手方向軸線(48)に対し、実質的に平行である
    ことを特徴とする上記請求項4に記載の冷却式予燃焼室
    アセンブリ(10)。
  8. 【請求項8】 上記第1側面(100)は、上記ねじ付ボア
    (68)から、径方向に予め設定された距離だけ間隔をあけ
    て配置され、上記ねじ付ボア部(68)に対応する、上記長
    手方向軸線(48)の径方向周辺において、上記ねじ付ボア
    部(68)から、予め設定された径方向の距離だけ間隔をあ
    けて配置されていることを特徴とする上記請求項4に記
    載の冷却式予燃焼室アセンブリ(10)。
  9. 【請求項9】 上記第2本体部(24)は、上記予燃焼室端
    面に対向する第1端(60)を備えると共に、上記第2本体
    部(24)内に配置され、上記第1端(60)と上記予燃焼室端
    面とに開口した燃料通路(74)を備え、上記燃料通路(74)
    は、上記段付ボア(66)から径方向に間隔をあけて配置さ
    れると共に、上記点火プラグ冷却通路(98)は、上記燃料
    通路(74)と上記段付ボア(66)との間に設けられることを
    特徴とする上記請求項8に記載の冷却式予燃焼室アセン
    ブリ(10)。
  10. 【請求項10】 上記第1、第2、及び第3本体部(22、
    24、26)は、各々異なる金属材料によって構成されている
    ことを特徴とする上記請求項4に記載の冷却式予燃焼室
    アセンブリ(10)。
  11. 【請求項11】 上記第1、及び第2本体部(22、24)
    は、ろう付けによって一体に接合されており、上記第
    2、及び第3本体部(24、26)は、制御深溶込み溶接よっ
    て一体に接合されていることを特徴とする上記請求項1
    0に記載の冷却式予燃焼室アセンブリ(10)。
  12. 【請求項12】 内部にシリンダヘッド冷却通路(44)を
    有するシリンダヘッド(14)を備え、上記第2本体部(24)
    は、上記シリンダヘッド冷却通路(44)内に配置され、上
    記第2本体部(24)内の上記開口(108)は、上記シリンダ
    ヘッド冷却通路(44)に開口し、上記シリンダヘッド冷却
    通路(44)と上記点火プラグ冷却通路(98)との間に冷却液
    流を通過させるようにしたことを特徴とする上記請求項
    4に記載の冷却式予燃焼室アセンブリ(10)。
  13. 【請求項13】 上記ねじ付ボア部(68)内にネジ止め可
    能に配置される点火プラグ(50)を備え、上記点火プラグ
    (50)は、上記点火プラグ冷却通路(98)内の冷却液によっ
    て冷却されるようにしたことを特徴とする上記請求項1
    2に記載の冷却式予燃焼室アセンブリ(10)。
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