JP2001132197A - 出隅役物の留金具 - Google Patents

出隅役物の留金具

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JP2001132197A
JP2001132197A JP31757099A JP31757099A JP2001132197A JP 2001132197 A JP2001132197 A JP 2001132197A JP 31757099 A JP31757099 A JP 31757099A JP 31757099 A JP31757099 A JP 31757099A JP 2001132197 A JP2001132197 A JP 2001132197A
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JP
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folded
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JP31757099A
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English (en)
Inventor
Yuki Uota
祐樹 魚田
Yoji Kosho
洋二 向所
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出隅役物の留金具の出隅部に対する取付け状
態を安定させ、壁板との不陸を無くすと共に支持強度を
合理的な耐用強度とすることを課題とする。 【解決手段】 平面視L字状をなす出隅金物10の各片
10a、10bの表面に出隅役物5を支持する棚板11
が突設された出隅役物の留金具であって、前記各片の出
隅材側当接面にジョイナー金物8の水切り部8aを受容
する凹部16a、16bを形成すると共に、棚板11の
端縁から上面側に折返し形成される折返し片12の支持
巾が、前記棚板11の端縁から下面側に折返し形成され
る折返し片の13支持巾より長くしてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外壁における出
隅役物の留金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維補強セメント製壁板などの窯
業系壁板1で外張りされる外壁において、出隅部2を構
築する手段として、図8に示すように出隅材3で構成さ
れる外壁出隅部2に、下地防水シート4を敷設し、この
下地防水シート4上に出隅役物5と壁板1との目地部を
形成するハット型ジョイナー金物8を配置すると共に出
隅役物5の留金具6を、釘、ビスなどの締結具7で出隅
材3に止着し、次いで窯業系壁板1を接続固定して外壁
出隅部を構築することが行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にジョ
イナー金物8は端部に水切り用の折り返し部8aが形成
されており、留金具6はこの水切り用折り返し部8a上
から固定される場合もある。しかし、この場合折り返し
部8aの厚さ分だけ留金具6が浮き上がり、この結果、
図8に誇張して示すように出隅役物5と接続される壁板
1との間に不陸hができ、段差となってしまうことがあ
る欠点があった。
【0004】この発明は、上記問題を解消しジョイナー
金物8の介挿にかかわらず留金具6を安定した姿勢で固
定することを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の出隅役物の留金具は、平面視L字状をな
す留金具の各片の表面に出隅役物を支持する棚板が突設
されてなる出隅役物の留金具であって、前記各片の出隅
材側当接面にジョイナー金物の水切り部を受容する凹部
が形成されてなるものである。
【0006】従って、請求項1の出隅役物の留金具によ
れば、出隅材に留金具を固定する際ジョイナー金物の水
切り部は凹部に収納されるため、留金具は安定した取付
け状態となり、接続される壁板との間の不陸が防止され
る。請求項2の出隅役物の留金具は、上記出隅役物の留
金具において、棚板の端縁から上面側に折返し形成され
る折返し片の支持巾が、前記棚板の端縁から下面側に折
返し形成される折返し片の支持巾より長くされてなるも
のである。
【0007】請求項2の出隅役物の留金具によれば、留
金具の支持状態が安定すると同時に棚板の出隅役物の質
量を受ける部分の折返し折返し片の支持巾が、出隅役物
の上辺を受ける折返し片の支持巾より長くされているの
で、その分質量を受ける部分の強度が大きくなり、支持
強度が増す。
【0008】
【実施の形態】次にこの発明の実施の形態を説明する。 実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1である出隅役物の留金具
の要部斜視図、図2は使用状態を示す要部破断斜視図、
図3は図2のA−A線矢視断面図である。
【0009】図1において、平面視L字状をなす留金具
10は、厚さ0.8mmのステンレス板で折曲成形により
成形され、それぞれ巾50mmとされる片10a、10b
の表面に棚板11が突設され、縁端に出隅役物5を支持
する上方折返し片12、12と下方折返し片13、13
が折曲形成されている。なお、上記に記された寸法は、
一例であってこれに限定されるものではない。以下に記
す寸法についても同じであり、単なる目安を示すもので
ある。
【0010】上記の留金具10において、各片10a、
10bにジョイナー金物8の水切り部8aなどの突部を
受容する凹部16a、16bが形成されている。この凹
部16a、16bは、プレス成形により成形されてお
り、ジョイナー金物8の水切り部8aに合わせ、深さ2
mm、巾7mmなどの寸法とされている。次に、実施の形態
1の使用状態を説明する。
【0011】図1に示すように、出隅材3の出隅表面か
ら壁下地面(図示せず)にかけ下地防水シート4を貼り
付け、出隅部2の所定位置にジョイナー金物8、8を取
り付ける。次いでジョイナー金物8の水切り部8aに凹
部16a、16bを嵌合させ、かつ図2に示すように下
位の出隅役物5の上部接合部に係合させて留金具10を
出隅材3のコーナ部に固定する。
【0012】次いで、側方向へ壁板1をジョイナー金物
8、8部分に突きつけて接合していく。このとき、留金
具10は、凹部16a、16bによって止着位置の浮き
上がるのが防止され、側方向へと接続される同質壁板1
との表面均一性が保たれるのである。
【0013】従って、ジョイナー金物8の介在による不
陸は確実に防止される。 実施の形態2 図4は実施の形態2の出隅役物の留金具の正面図、図5
は図4の右側面図、図6は図4の平面図である。この実
施の形態2では、留金具10はステンレス板の打ち抜き
折曲成形により成形され、全幅wが30mmの取付基面1
0a、10bに釘孔14が穿設され、取付基面10a、
10bより出隅役物5に対する支持面17が、斜面17
aを介して前記取付基面10a、10bより15mm立ち
上げ離隔して成形され、空間Sが形成されるようにされ
ている。なお、取付基面17の全幅Wは45mmとされて
いる。
【0014】そして、上記支持面17に突出量7mmの棚
板11が折曲成形により突設され、この棚板11の端縁
の一方が上方へ折り返されて折返し片12とされ、他方
が下方へ折り返されて折返し片13とされている。図
中、18は棚板11を切り出した後にステンレス板に形
成された空間部を示す。
【0015】また、この実施の形態2では、出隅材3に
対する下部側の取付基面10d、10eは、出隅役物3
に対する支持面17、17より裏面側への折返し片17
bの先端に折曲成形されている。そして、ジョイナー金
物8の水切り部8a用の凹部16a、16bが例えば巾
7mm、深さ2mmとして図6に示すように取付け基面10
a、10b及び立ち上げ面にかけて形成されている。
【0016】また、この凹部16a、16bを形成する
ため、取付け基板10a、10bは凹部16a、16b
の巾pにあわせて切り欠かれている。この実施の形態2
の出隅役物の留金具10は、棚板11の上面側に折返し
形成される折返し片12、12の支持巾Lが、前記出隅
役物5上面を支持するよう下面側に折返し形成される折
返し片13、13の支持巾Nより長くされている。
【0017】また、上方折返し片12、12の先端は図
4、図5に拡大して示すようにわずかに外方へ傾斜され
ている。この、上方折返し片12の下方折返し片13に
対する各片10a、10bにおける位置関係は、幅方向
内側、外側の何れの配置とされていても良いが、図示の
ように棚板11の本体外側に位置させることが望まし
い。
【0018】なお、上記出隅役物の留金具5は、板金製
とされ、打抜きされた板金をプレス加工することにより
成形されている。次に、上記出隅役物の留金具の使用状
態を説明する。図7に示すように、出隅材3の出隅表面
から壁下地面(図示せず)にかけ下地防水シート4を貼
り付け、出隅部の所定位置にジョイナー金物8、8を
釘、ビスなどの締結具7により取り付ける。
【0019】次いでジョイナー金物8、8の水切り部8
aに凹部16a、16bを嵌合させ、かつ図2に示した
ように下位の出隅役物5の上部接合部に下方折返し片1
3を係合させて留金具10を出隅材3のコーナ部に固定
する。次いで、側方向へ壁板1をジョイナー金物8、8
部分に突きつけて接合していく。
【0020】このとき、留金具10は、凹部16a、1
6bによって止着位置の浮き上がるのが防止され、側方
向へと接続される同質壁板1との表面均一性が保たれる
のである。従って、ジョイナー金物8の介在による不陸
は確実に防止される。また、出隅役物5、5の質量を受
ける棚板11の折返し片12は、他の片13に比し長く
されているので、支持強度が強く、支持力の信頼性を高
めることができる。
【0021】また、図示したように、折返し片12、1
2の位置を棚板11、11の外側に位置させれば、出隅
役物5に一体的に接続される壁板1の質量も間接的に支
持するので支持安定性も増す。この実施の形態2によれ
ば、通気空間Sを有する壁面を構築する場合でも出隅役
物の留金具10の支持強度が高まり、上部取付基面での
締結部材だけで固定可能とされているので施工も簡単と
なるなどの効果を有する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の出隅役
物の留金具によれば出隅役物と壁板との接続面に、水切
り金物を介在させるにもかかわらず不陸となるのを確実
に防止できる。また、請求項2の出隅役物の留金具によ
れば、上記効果の他、出隅役物およびこれに接続される
壁板を支持する棚板の強度も強くできるので支持安定性
が増す効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の要部斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態1の使用状態を説明する
斜視図である。
【図3】図2のA−A線矢視断面図である。
【図4】この発明の実施の形態2の正面図である。
【図5】この発明の実施の形態2の右側面図である。
【図6】この発明の実施の形態2の左側面図である。
【図7】この発明の実施の形態2の平面図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 壁板 2 出隅部 3 出隅材 4 下地防水シート 5 出隅役物 7 釘、ビスなどの締結部材 10 出隅役物の留金具 10a 取付基面 10b 取付基面 11 棚板 12 上方折返し片 13 下方折返し片 15 ジョイナー材 15a 水切り部 16a 凹部 16b 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA13 AA50 AA57 AB04 AB22 AB27 BA12 BA22 BA24 BD23 CC03 CC12 CC13 CC17 CC20 DA10 DA22 DB14 DC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視L字状をなす留金具の各片の表面
    に出隅役物を支持する棚板が突設されてなる出隅役物の
    留金具であって、前記各片の出隅材側当接面にジョイナ
    ー金物の水切り部を受容する凹部が形成されてなる出隅
    役物の留金具。
  2. 【請求項2】 棚板の端縁から上面側に折返し形成され
    る折返し片の支持巾が、前記棚板の端縁から下面側に折
    返し形成される折返し片の支持巾より長くされてなる請
    求項1に記載の出隅役物の留金具。
JP31757099A 1999-11-09 1999-11-09 出隅役物の留金具 Pending JP2001132197A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229588A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Kmew Co Ltd 外壁材の固定構造
JP2016153563A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社ヨネキン 出隅用化粧材及び外壁用化粧材
JP2016223209A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 ケイミュー株式会社 外壁構造及びジョイナ

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JP2012229588A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Kmew Co Ltd 外壁材の固定構造
JP2016153563A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社ヨネキン 出隅用化粧材及び外壁用化粧材
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