JP2001132029A - 湯水混合水栓 - Google Patents

湯水混合水栓

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JP2001132029A
JP2001132029A JP31808999A JP31808999A JP2001132029A JP 2001132029 A JP2001132029 A JP 2001132029A JP 31808999 A JP31808999 A JP 31808999A JP 31808999 A JP31808999 A JP 31808999A JP 2001132029 A JP2001132029 A JP 2001132029A
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faucet
handle
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JP31808999A
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English (en)
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Osamu Tokunaga
修 徳永
Hideyuki Matsui
英之 松井
Akiko Haraguchi
亜紀子 原口
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Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンター面に設置された水栓本体であって
温度調節部と開閉部を別々に設けた湯水混合水栓におい
て、使用者の利き手などの都合に合わせて、温度調節ハ
ンドル部と開閉ハンドル部の位置が使い勝手の良い位置
関係となるように、水栓本体の向きを左右どちら向きで
も取付けが可能で、さらに温度調節ハンドル部及び開閉
ハンドル部を適切な位置に差し替えるだけで適切に使用
することが可能な湯水混合水栓を提供することにある。 【解決手段】 カウンターなどの水平面に設置され、水
栓本体の一方の側面部に温度調節バルブ部と、水栓本体
の他方の側面部に開閉バルブ部と、水栓本体の略中央部
に上方に向けて回転自在に突設した吐水管部とを備えた
湯水混合水栓において、水栓本体の中心軸が水平面に直
交すると共にこの中心軸と、温度調節バルブ部用温度調
節ハンドル部および開閉バルブ部用開閉ハンドル部の回
転軸と、吐水管部の回転軸とが略同一平面上に設けら
れ、且つ水栓本体の形状を中心軸に対して略回転対称に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湯水混合水栓に関
し、詳しくは湯と水を混合して使用するカウンター面に
取り付ける湯水混合水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカウンター面に設置された水栓本
体であって水栓本体に設けた吐水管部を挟んで本体の両
側に温度調節部と開閉部を別々に設けた湯水混合水栓に
おいては、これらハンドルの位置関係は使用者の利き手
を考慮した位置関係となるように構成されている。
【0003】すなわち日本人の利き手の割合に関して言
えば、右利きの人の方が殆どであり、上述の湯水混合水
栓においても右利きの使用者を意識した構成となってお
り、実公昭61−44038号公報に見られるように、
水栓本体に向かって右側に頻繁に使用する開閉ハンドル
部を、また左側に余り動かさない温度調節ハンドル部を
位置させた構成となっており、頻繁に使用する開閉ハン
ドル部に利き手を対応させている。
【0004】そして、左利きの使用者を考慮し、左側に
頻繁に使用する開閉ハンドル部を、また右側に余り動か
さない温度調節ハンドル部を位置させた湯水混合水栓
は、特殊品として少量生産されてはいるが、特殊仕様で
あるためはなはだ高価である。
【0005】従って、左利きの使用者にとっては、前記
の一般向けの湯水混合水栓を使うことが多く、不便をき
たしていた。
【0006】このためこの従来の水栓を左利きの使用者
が、開閉ハンドル部を左側に位置させることを目的とし
て、水栓本体自体の向きを左右逆に取り付けることを想
定した場合には、吐水管部が後ろ向きとなるために、現
実的には水栓本体を逆向きに取り付けて使用することは
不可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、カ
ウンター面に設置された水栓本体であって温度調節部と
開閉部を別々に設けた湯水混合水栓において、使用者の
利き手などの都合に合わせて、温度調節ハンドル部と開
閉ハンドル部の位置が使い勝手の良い位置関係となるよ
うに、水栓本体の向きを左右どちら向きでも取付けが可
能で、さらに必要であれば温度調節ハンドル部及び開閉
ハンドル部を適切な位置に差し替えるだけで適切に使用
することが可能な湯水混合水栓を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、カウンターなどの水平面に設置され、水栓本体の一
方の側面部に温度調節バルブ部と、水栓本体の他方の側
面部に開閉バルブ部と、水栓本体の略中央部に上方に向
けて回転自在に突設した吐水管部とを備えた湯水混合水
栓において、水栓本体の中心軸が水平面に直交すると共
にこの中心軸と、温度調節バルブ部用温度調節ハンドル
部および開閉バルブ部用開閉ハンドル部の回転軸と、吐
水管部の回転軸とが略同一平面上に設けられ、且つ水栓
本体の形状が中心軸に対して略回転対称であることを特
徴としている。
【0009】すなわち水栓本体の形状が水栓本体の中心
軸に対して略回転対称で且つ温度調節バルブ部用温度調
節ハンドル部および開閉バルブ部用開閉ハンドル部の回
転軸と、吐水管部の回転軸とが略同一平面上に設けられ
ているので、水栓本体を左右逆に取付けたとき、温度調
節バルブ部用温度調節ハンドル部および開閉バルブ部用
開閉ハンドル部が本体左右逆に位置するが、吐水管部を
回転させることで前方に向けることが出来るをもって、
使用者の好みにより水栓本体の向き、すなわち温度調節
ハンドル部と開閉ハンドル部の左右の位置関係を選択で
きるようになり、しかも水栓本体の取付けを左右逆にし
ても吐水管部の位置は前後方向に対して移動せず、使い
勝手の良い水栓を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】温度調節ハンドル部と、開閉ハン
ドル部の回転角度を規制する規制手段を、温度調節バル
ブ部内と開閉バルブ部内にそれぞれ設けることが好まし
く、この様にすれば、温度調節ハンドル部のレバー部及
び開閉ハンドル部のレバー部を、使用者の使い勝手の良
い向きである前面に位置するように、各々のハンドルを
差し替えることが可能である。
【0011】また、温度調節ハンドル部または開閉ハン
ドル部上に設けられているレバーなどの突起部を、複数
個略等分に配置することにより、水栓本体の取り付け向
きを変えても常に水栓本体の略前面に少なくともハンド
ルの突起部を配置させることができるため、ハンドルを
差し替えなくてもすむ。
【0012】水栓本体と給水管および給湯管との接続に
可撓性管を用いれば、水栓本体の取付ける向きを変えて
も、これらの可撓性管が自由に撓み、給水管および給湯
管との接続箇所を外さなくて済むので、容易に回転でき
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明について説明すると、図1〜図
7は湯水混合水栓の第1実施例であり、図1は湯水混合
水栓を右利き用の使用者向けでカウンター面に取付けた
状態を示す全体外観斜視図、図2は同湯水混合水栓の外
観斜視図、図3は同側面図、図4は同平面図、図5は同
湯水混合水栓の分解斜視図、図6は同水栓本体の温度調
節バルブ部の取り付け部分を見た側面図、図7は同水栓
本体の開閉バルブ部の取り付け部分を見た側面図、図8
は温度調節バルブ部の分解斜視図、図9は開閉バルブ部
の分解斜視図、図10は開閉バルブ部の他の実施例を示
す分解斜視図、図11は同バルブ部の要部の平面図、図
12は第2実施例を示す湯水混合水栓の外観斜視図、図
13は第3実施例を示す湯水混合水栓の外観斜視図、図
14は第4実施例を示す湯水混合水栓の外観斜視図であ
る。
【0014】第1実施例に於いてその湯水混合水栓1
は、カウンター面2に取付けられる水栓本体3と、この
水栓本体3に向かって左側に設けられた温度調節ハンド
ル部4と、水栓本体3に向かって右側に設けられた開閉
ハンドル部5と、水栓本体3から上方に伸び回転自在に
取り付けられた吐水管部6とを備えている。
【0015】ここで温度調節ハンドル部4が水栓本体3
に向かって左側に位置し、開閉ハンドル部5が右側に位
置しているのは、台所や洗面所などにおける皿洗いや洗
顔などの一連の混合水栓1の操作における水出し作動に
おいては、温度調節ハンドル部4よりも開閉ハンドル部
5の方を頻繁に使用するのは明らかなため、前述したよ
うに最も多く利用する開閉ハンドル部5の位置を使用者
の利き手の方に位置させるほうが使い勝手の良い混合水
栓1を提供できるからである。
【0016】そこで本湯水混合水栓1の特徴としては図
3および図4に示すように、カウンター面2に垂直な水
栓本体3の中心軸Aと、この水栓本体3に設けられた温
度調節ハンドル部4の回転軸B、および開閉ハンドル部
5の回転軸C、および吐水管部6の回転軸Dは全て略同
一面内に設けられていることである。
【0017】水栓本体3は円筒をクロス状に組み合わせ
た正面略十字形状で、カウンター面2に開けた一つの穴
(図示せず)に取り付け用アダプタ7を介して取付けら
れ、この水栓本体3内には湯用の可撓性管8に接続され
た湯流路10、水用の可撓性管9に接続された水流路1
1、及び混合水流路12が設けられている。
【0018】水栓本体3の中途部の側壁部には温度調節
バルブ部17を収納する開口部13が開設され、この開
口部13の底壁部47に湯流路10と水流路11の各々
の出口14及び15と、混合水流路の入口16が開設さ
れ、また反対側の側壁部には開閉バルブ部18を収納す
る開口部19が開設され、この開口部19の底壁部20
には、温度調節バルブ部17の混合水流路の入口16と
連通している混合水流路の出口21、および混合水の吐
水管流路入り口22が設けられている。
【0019】以下温度調節バルブ部17について説明す
ると、この実施例においては温度調節の形態は湯と水の
混合比を手動で調整する所謂ミキシングバルブ式であ
る。
【0020】温度調節バルブ部17は、図8に示すよう
に樹脂製のケーシング23内に例えばポリアセタール樹
脂製の固定デスク24とPPS樹脂製の可動バルブ25
が収納され、この固定デスク24には湯用通孔27、水
用通孔28、混合水用通孔29がパッキン26を介し
て、各々湯出口14、水出口15、混合水流路の入口1
6に対向して設けられている。
【0021】可動バルブ25と一体に突設された軸30
はケーシング23より突出し、この突出した端部には、
温度調節ハンドル部4がスプライン結合で取付けられる
と共に、固定デスク24に対抗する面には空洞部31が
設けられ、温度調節ハンドル部4を回転操作して可動バ
ルブ25を回転することにより、この空洞部31と湯用
通孔27、水用通孔28の重なり状況により湯、水の混
合比が変わり、これらを通過した湯水は混合水用通孔2
9を経て混合水流路の入り口16に至る。
【0022】温度調節ハンドル部4は止めネジ59によ
り軸30に固定される筒部32と、この筒部32の外周
面に連接されたレバー部33を備えており、このレバー
部33が略正面に向くように軸30に取付けられると共
に、このレバー部33が略正面でカウンター面2と略平
行の位置では、吐水管部6を介して吐水口キャップ39
より適温の混合水が吐出し、この位置より約45度下方
に傾いた位置では水のみが、約45度上方向に傾いた位
置では湯のみが吐出するようになっている。
【0023】可動バルブの軸30基部に設けられた凸部
34は、ケーシング23内に設けられた扇形状の座繰り
部35と係合し、この座繰り部35の範囲内においての
み凸部34は回転移動が可能であり、温度調節ハンドル
部4の回転角度を、湯全開の位置から水全開の位置の間
に規制しており、凸部34と座繰り部35は温度調節ハ
ンドル部4の規制手段を構成している。
【0024】水栓本体3の略中央上面には吐水管部6の
接続用開口部36が設けられ、その基端側は混合水流路
12に連通すると共に、接続用開口部36の周壁の上部
側方にはネジ孔37が設けられて接続用開口部36に臨
んでいる。
【0025】吐水管部6は黄銅管などの金属管で途中か
ら下方に湾曲する略グースネック形状を呈しており、水
栓本体3への接続側には金属ブッシュ38がはんだ付け
或いは溶接などの方法で固着され、先端側には吐水口キ
ャップ39がネジ接続されている。
【0026】金属ブッシュ38の外周面には、中途部に
周方向の切り欠き部40が設けられると共に先端部外周
にはシールパッキン41が装着され、この金属ブッシュ
38を接続用開口部36に水密状に挿入し、ネジ孔37
に螺着したネジビス42先端部が切り欠き部40に係合
することにより金属ブッシュ38の抜け止めを行ってい
る。
【0027】開閉バルブ部18は図7および図9に示す
ように、混合水流路の出口21と吐水管流路の入り口2
2を連通させるように位置しており、開口部19の底壁
部20に接したパッキン44を介して、弁座43とこれ
を開閉する弁体45とを備えている。
【0028】温度調節バルブ部17より吐出された混合
水は、混合水流路出口21及び、パッキン44の流入孔
46を通過し、弁座43内の流入孔48に達する。
【0029】弁体45はこの弁体45に一体に突設した
軸51を回転することによって、混合水流入孔48を閉
じるか、または空洞部50を介して該孔48と混合水流
出孔49とを連通させ、吐水管流路入り口22への混合
水を通水または止水する。
【0030】ケーシング52より突出した軸51の先端
には開閉ハンドル部5の筒部54がスプライン結合され
止めネジ60で固定されている。
【0031】開閉ハンドル部5はこの筒部54と外周面
に連接した突起状のレバー部55を備えており、レバー
部55が略正面略45度上を向いた位置では止水状態
で、この位置から上方背面側に約90度回転した位置が
全開となるようになっている。
【0032】また、レバー部55が止水位置及び全開位
置にあるとき、このレバー部55に対応する水栓本体3
の左側の周面には止水位置と全開位置を示す表示61お
よび62が設けられている。
【0033】開閉ハンドル部5の回転角度規制手段は、
前記温度調節ハンドル部4の回転角度の規制手段と同様
で、軸部51の基部に一体に設けられた凸部56が、ケ
ーシング52内に設けられた扇形状の座繰り部53に係
合し、この座繰り部53の範囲内において凸部56は回
転移動が可能であり、レバー部55の回動範囲で止水状
態と全開状態となるように開閉ハンドル部5の回転角度
を略90度に規制している。
【0034】水栓本体3の下部に設けた湯用の可撓性管
8の上流側は給湯配管(図示せず)に、水用の可撓性管
9の上流側は給水配管(図示せず)に夫々取付け用アダ
プタ7を通過して接続されている。
【0035】而して、本発明の湯水混合水栓1を左利き
の人に使いやすいようにするには、水栓本体3を、その
中心軸Aを中心として180度回転させてカウンター面
2に取付ける。
【0036】この際、水栓本体3の取付ける向きを変え
ても、フレキシブルに湾曲可能な給水用可撓性管9と給
湯用可撓性管10を用いているので、これらが自由に撓
み給水管および給湯管との接続箇所を外さなくて済むの
で、容易に回転できる。
【0037】この時、吐水管部6の回転軸Dは水栓本体
1の中心軸Aと略同軸上にあるので水栓本体3の向きを
前後逆に取付けても吐水管部6は前後方向に変化しな
い。
【0038】又、温度調節ハンドル部4は正面から見て
右側に、開閉ハンドル部5は正面から見て左側に位置す
るので、左利きの人にとっては利き手側に開閉ハンドル
部5が位置し使い勝手が良い。
【0039】温度調整ハンドル部4は、単に水栓本体3
を180度回転しただけでは、そのレバー部33が背面
側でカウンター面2と略平行の位置において、適温の混
合水が吐出し、この位置より約45度下方に傾いた位置
では水のみが、約45度上方向に傾いた位置では湯のみ
が吐出するが、温度調整ハンドル部4を軸30から外
し、温度調整ハンドル部4を180度回転させて軸30
にスプライン結合し、止めネジ59により固定する。
【0040】このようにすれば、温度調整ハンドル部4
のレバー部33が正面側でカウンター面2と略平行の位
置では、適温の混合水が吐出し、この位置より約45度
下方に傾いた位置では湯のみが、約45度上方向に傾い
た位置では水のみが吐出する。
【0041】この状態でも使用に差し支えはないが、レ
バー部33が正面側でカウンター面2と略平行の位置で
は、適温の混合水が吐出し、この位置より約45度上方
に傾いた位置では湯のみが、約45度下方向に傾いた位
置では水のみが吐出するようにするには、図2における
可撓性管9に給湯管を、可撓性管10に給水管を接続す
れば良い。
【0042】温度調節ハンドル部4に水、適温、湯に合
わせて青、橙、赤などの色表示を行うには、筒部32と
は別体にこれらの順に色表示を施したリング部材を筒部
32に対し、スプライン係合などの手段で取付け角度は
任意ではあるが一旦取付ければ回転不能な手段で且つ正
逆何れの方向からでも装着出来るようにすれば、何れの
ケースでも対応できる。
【0043】更に開閉ハンドル部5は上述のバルブ構造
であれば、水栓本体3を180度回転しただけでは、レ
バー部55が背面側斜め上45度を向いた位置において
は止水状態で、正面側斜め上45度を向いた位置では全
開状態となる。
【0044】この場合、止水時の開閉ハンドル部5のレ
バー55位置は、通常の取付け状態の時に正面側に位置
していた表示61が背面側斜め上45度の位置に、背面
側に位置していた表示62が正面側45度の位置になる
のは勿論である。
【0045】尚、この状態でも使用には全く差し支えな
いが、開閉ハンドル部5を一旦軸51から外し、開閉ハ
ンドル部5を15度手前方向に回転させて軸51にスプ
ライン結合し、止めネジ60により固定すれば、レバー
部55が略上方を向いた位置では止水状態で、正面水平
位置では全開状態となるようにできる。
【0046】この場合、表示61、62は水栓本体3に
直接施すのではなく、水栓本体3の周面に取付け位置を
変えてスプライン係合などの手段で装着可能としたリン
グに施しておけば良い。
【0047】又、本実施例の開閉バルブは、90度の回
転範囲で止水状態から全開状態となる構造を採用した
が、開閉バルブ構造を、図10、図11の様にして90
度回転するたびに止水状態〜全開状態〜止水状態となる
構造とし、通常の取付け状態において、レバー部55が
正面側斜め上45度を向いた位置では止水状態で、背面
側斜め上45度及び正面側斜め下45度回転した位置で
は全開状態となるようにすれば良い。
【0048】このようにすれば、左利き用に水栓本体3
を180度回転させて取付けた時、開閉ハンドル部5を
一旦軸51から外し、開閉ハンドル部5を90度正面方
向に回転させて軸51にスプライン結合し、ネジ60に
より固定すれば、レバー部55が正面側斜め上45度を
向いた位置では止水状態で、背面側斜め上45度及び正
面側斜め下45度回転した位置では全開状態となって、
左利き用での開閉方向及び開閉位置を右利き用と同じに
することが出来る。
【0049】この場合、止水状態位置で開閉ハンドル部
5にクリック感を付与する機構を開閉バルブ部18内に
設ければ一層使いやすい。
【0050】また図12は前述した水栓において温度調
節ハンドル部4及び開閉ハンドル部5に設けられた、レ
バーなどの摘み用突起部57、58を複数個設けたもの
である。
【0051】この様にすれば、水栓本体3の向きを左右
いれかえても複数個あるレバーなどの摘み用突起部5
7、58うちのいづれかが略前面に位置するため、摘み
用突起部57、58の向きを略前面に変更するために、
温度調節ハンドル部4及び開閉ハンドル部5を差し替え
るという行為が必要なくなるとういうメリットがある。
【0052】この実施例は設計上の理由により、温度調
節バルブ部内及び開閉バルブ部内に、各々のハンドル部
4、5の回転角度を規制する機構を設けられない場合に
は特に有効な実施方法である。
【0053】図13は本発明の別な実施形態を示した外
観斜視図であって、この例では温度調節ハンドル部4お
よび開閉ハンドル部5の回転軸を左右対称状に斜め上方
に傾けたものである。
【0054】更に図14は本発明の別な実施形態を示し
た外観斜視図であって、この例では湯水混合水栓1をカ
ウンター面2にあけた2つの穴に取付けるタイプであ
り、何れも可撓性管8、9でもって給水管、給湯管に接
続される。
【0055】本発明は種々の変形が可能であり、温度調
節バルブ機構として感温ばねやワックスペレットなどの
感温部材を用いた所謂サーモスタットミキシングバルブ
機構を用いても良い。
【0056】また、温度調節ハンドル部および開閉ハン
ドル部の一方はレバーを一つ設け、他方は突起部を複数
個設けても良い。
【0057】又、温度調節ハンドル部と、開閉ハンドル
部の回転角度規制範囲は任意であり、例えば180度に
しても良い。
【0058】吐水管部の形状も、グースネック形状のほ
か、斜め上方に伸びて先端において平行になり下向きに
吐水口が設けられた形状であっても良く、抜き差し自在
なスプレー付きであっても良い。
【0059】
【発明の効果】本発明で説明した湯水混合水栓であれ
ば、水栓本体の中心軸と、温度調節ハンドル部の回転軸
および開閉ハンドル部の回転軸と、吐水管部の回転軸と
が略同一面上に設けられ、水栓本体の形状が中心軸に対
して略回転対称であるため、水栓本体の向きを前後逆に
取付けても吐水管部は前後方向に変化せず、しかもデザ
イン上の不具合は生じない。
【0060】つまり使用者の利き手などの都合により、
水栓本体の向きを左右いづれか選択でき、さらに温度調
節ハンドル部および開閉ハンドル部を差し替えることに
よって、デザイン性が低下せずかつ、左利き用のために
特殊な製品にする必要が無くて、使用者に使い勝手の良
い水栓金具を安価に提供することができるものである。
【0061】さらに、温度調節ハンドル部および開閉ハ
ンドル部のハンドル回転角度を規制する手段を、温度調
節バルブ部および開閉バルブ部内にそれぞれ設けたこと
によって、温度調節ハンドル部のレバー部及び開閉ハン
ドル部のレバー部を、使用者の使い勝手の良い向きであ
る前面に位置するように、各々のハンドルを差し替える
ことが可能となる。
【0062】温度調節ハンドル部及び/または前記開閉
ハンドル部に摘み用突起部を複数個略等分に配置すれ
ば、水栓本体の向きを左右入れ替えても複数個あるレバ
ー部のうちの何れかが略前面に位置するため、レバー部
の向きを略前面に変更するために、温度調節ハンドル部
や開閉ハンドル部を差し替えるという行為が必要なくな
るとういうメリットがある。
【0063】また水栓本体と給水管および給湯管との接
続には可撓性のフレキシブルホースを用いているため、
水栓本体の取付ける向きを変えても、これらが自由に撓
み、給水管および給湯管との接続箇所を敢えて外さなく
て済むので、容易に回転できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る湯水混合水栓の設置状
況を示す外観図である。
【図2】本発明の第1実施例の湯水混合水栓を示す斜視
図である。
【図3】同、右側面図である。
【図4】同、平面図である。
【図5】同、分解斜視図である。
【図6】同、温度調節バルブ部の取付け部分を示す水栓
本体の側面図である。
【図7】同、開閉バルブ部の取付け部分を示す水栓本体
の側面図である。
【図8】同、温度調節バルブ部の分解斜視図である。
【図9】同、開閉バルブ部の分解斜視図である。
【図10】開閉バルブ部の他の実施例を示す分解斜視図
である。
【図11】同、開閉バルブ部の要部の平面図である。
【図12】本発明の別の実施形態を示す斜視図である。
【図13】本発明の更に別の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図14】本発明の更に別の実施形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1:湯水混合水栓 2:カウンター面 3:水栓本体 4:温度調節ハンドル部 5:開閉ハンドル部 6:吐水管部 7:取り付け用アダプタ 8:可撓性管 9:可撓性管 10:湯流路 11:水流路 12:混合水流路 13:開口部 14:出口 15:出口 16:入口 17:温度調節バルブ部 18:開閉バルブ部 19:開口部 20:底壁部 21:出口 22:入り口 23:ケーシング 24:固定ディスク 25:可動バルブ 26:パッキン 27:湯用通孔 28:水用通孔 29:混合水用通孔 30:軸 31:空洞部 32:筒部 33:レバー部 34:凸部(規制手段) 35:座繰り部(規制手段) 36:接続用開口部 37:ネジ孔 38:金属ブッシュ 39:吐水口キャップ 40:切り欠き部 41:シールパッキン 42:ネジビス 43:弁座 44:パッキン 45:弁体 46:流入孔 47:流出孔 48:流入孔 49:流出孔 50:空洞部 51:軸 52:ケーシング 53:座繰り部(規制手段) 54:筒部 55:レバー部 56:凸部(規制手段) 57:突起部 58:突起部 59:止めネジ 60:止めネジ 61:表示 62:表示 A:混合水栓の中心軸 B:温度調節ハンドル部の中心軸 C:開閉ハンドル部の中心軸 D:吐水管部の中心軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンターなどの水平面に設置され、水
    栓本体の一方の側面部に温度調節バルブ部と、前記水栓
    本体の他方の側面部に開閉バルブ部と、前記水栓本体の
    略中央部に上方に向けて回転自在に突設した吐水管部と
    を備えた湯水混合水栓において、前記水栓本体の中心軸
    が前記水平面に直交すると共に、この中心軸と、前記温
    度調節バルブ部用温度調節ハンドル部および開閉バルブ
    部用開閉ハンドル部の回転軸と、前記吐水管部の回転軸
    とが略同一平面上に設けられ、且つ前記水栓本体の形状
    が前記中心軸に対して略回転対称であることを特徴とす
    る湯水混合水栓。
  2. 【請求項2】 前記温度調節ハンドル部と、前記開閉ハ
    ンドル部の回転角度を規制する規制手段を、前記温度調
    節バルブ部内と開閉バルブ部内にそれぞれ設けたことを
    特徴とする請求項1記載の湯水混合水栓。
  3. 【請求項3】 前記温度調節ハンドル部及び/または前
    記開閉ハンドル部の摘み用突起部を、複数個略等分に配
    置したことを特徴とする請求項1記載の湯水混合水栓。
  4. 【請求項4】 水栓本体と給水管および給湯管との接続
    に可撓性管を用いたことを特徴とする請求項1記載の湯
    水混合水栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101084854B1 (ko) 2010-03-29 2011-11-22 송은옥 분리형 자바라식 수전금구
JP2016520734A (ja) * 2013-03-27 2016-07-14 アルベラエス,アルベルト 配管用取付け部品

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