JP2001131902A - 管体搬入用レール - Google Patents
管体搬入用レールInfo
- Publication number
- JP2001131902A JP2001131902A JP31399199A JP31399199A JP2001131902A JP 2001131902 A JP2001131902 A JP 2001131902A JP 31399199 A JP31399199 A JP 31399199A JP 31399199 A JP31399199 A JP 31399199A JP 2001131902 A JP2001131902 A JP 2001131902A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- rail
- tunnel
- carrying
- rails
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水等の流体やモルタル等の流動体をトンネル
内に供給できる管体搬入用レールを提供することであ
る。 【解決手段】 接続されるレールユニット３のパイプレ
ール１の接続部をシールして、パイプレール１の中に流
体の通路を形成することにより、長いホースをトンネル
内に導くことなく、トンネル内に水等の流体を供給し
て、容易にトンネル内の洗浄等ができるようにしたので
ある。
内に供給できる管体搬入用レールを提供することであ
る。 【解決手段】 接続されるレールユニット３のパイプレ
ール１の接続部をシールして、パイプレール１の中に流
体の通路を形成することにより、長いホースをトンネル
内に導くことなく、トンネル内に水等の流体を供給し
て、容易にトンネル内の洗浄等ができるようにしたので
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル内に管
体を搬入するための管体搬入用レールユニットに関する
ものである。
体を搬入するための管体搬入用レールユニットに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】掘削路や既設配管等のトンネル内に管体
を敷設する際には、敷設する管体を搬送台車によりトン
ネル内へ搬入し、搬入した管体を先に搬入した管体に接
続して敷設している。この管体の敷設作業では、搬送台
車をスムーズに走行させて、管体を安定して搬入できる
ように、トンネル内に仮設レールを敷くことが多い。
を敷設する際には、敷設する管体を搬送台車によりトン
ネル内へ搬入し、搬入した管体を先に搬入した管体に接
続して敷設している。この管体の敷設作業では、搬送台
車をスムーズに走行させて、管体を安定して搬入できる
ように、トンネル内に仮設レールを敷くことが多い。
【０００３】この管体の敷設作業に先立っては、トンネ
ルの内壁面を水で洗浄したり、削岩機でトンネル内壁面
にアンカ用等の孔を穿孔したりすることがある。これら
の作業に当たっては、洗浄用の水や削岩機用の圧縮エア
をホースでトンネル内に供給している。洗浄に使用した
水が泥水やヘドロとしてトンネル内に溜まったときは、
トンネル内にバキュームホースを導き、これらの泥水や
ヘドロを排出している。
ルの内壁面を水で洗浄したり、削岩機でトンネル内壁面
にアンカ用等の孔を穿孔したりすることがある。これら
の作業に当たっては、洗浄用の水や削岩機用の圧縮エア
をホースでトンネル内に供給している。洗浄に使用した
水が泥水やヘドロとしてトンネル内に溜まったときは、
トンネル内にバキュームホースを導き、これらの泥水や
ヘドロを排出している。
【０００４】また、管体敷設後のトンネルの埋め戻しに
際しては、トンネル内に先端開口位置が異なる複数のモ
ルタル埋め戻し用配管を予め配設し、これらの各配管の
中に埋め戻し用モルタルを圧送し、トンネルの奥から順
次埋め戻しを行っている。通常、埋め戻し用モルタルに
は、その使用量を減らすために、発泡剤が混合される。
際しては、トンネル内に先端開口位置が異なる複数のモ
ルタル埋め戻し用配管を予め配設し、これらの各配管の
中に埋め戻し用モルタルを圧送し、トンネルの奥から順
次埋め戻しを行っている。通常、埋め戻し用モルタルに
は、その使用量を減らすために、発泡剤が混合される。
【０００５】前記埋め戻し用モルタルの圧送には、トン
ネルの入口に配置されるモルタルポンプが使用され、モ
ルタルポンプの吐出口に接続されたホースがトンネル内
に導かれて、前記各埋め戻し用配管に順次接続される。
ネルの入口に配置されるモルタルポンプが使用され、モ
ルタルポンプの吐出口に接続されたホースがトンネル内
に導かれて、前記各埋め戻し用配管に順次接続される。
【０００６】前記発泡剤はモルタルがモルタルポンプに
投入されるときに混合される場合と、発泡剤とエアがそ
れぞれトンネル内にホースで送られ、トンネル内の埋め
戻し位置の近くで発泡機を介してモルタルに混合される
場合がある。後者は、モルタル用ホースの他に発泡剤用
とエア用のホースをトンネル内に導く手間と、トンネル
内に発泡機を持ち込む手間がかかるが、発泡効率がよい
のでモルタルの使用量を大幅に低減できる利点がある。
投入されるときに混合される場合と、発泡剤とエアがそ
れぞれトンネル内にホースで送られ、トンネル内の埋め
戻し位置の近くで発泡機を介してモルタルに混合される
場合がある。後者は、モルタル用ホースの他に発泡剤用
とエア用のホースをトンネル内に導く手間と、トンネル
内に発泡機を持ち込む手間がかかるが、発泡効率がよい
のでモルタルの使用量を大幅に低減できる利点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上述した管体の敷設工
事では、トンネル内壁面の洗浄や穿孔のための水や圧縮
エアを、長いホースでトンネルの入口からトンネル内に
供給する必要があり、これらの作業に手間がかかる問題
がある。トンネル内に泥水やヘドロが溜まったときは、
これらを排出するためにバキュームホースを必要とする
問題もある。
事では、トンネル内壁面の洗浄や穿孔のための水や圧縮
エアを、長いホースでトンネルの入口からトンネル内に
供給する必要があり、これらの作業に手間がかかる問題
がある。トンネル内に泥水やヘドロが溜まったときは、
これらを排出するためにバキュームホースを必要とする
問題もある。
【０００８】また、既設配管等の狭いトンネルに、その
断面寸法に近い大径の管体を敷設する場合は、少数本ず
つの管体をトンネル内に搬入、敷設するとともに、これ
らの管体が敷設される部位にモルタル埋め戻し用配管も
配設して、複数回に分けてトンネルを埋め戻している。
この埋め戻し作業に際しては、その都度、前述したモル
タルポンプと埋め戻し用配管を接続するモルタル用ホー
スをトンネル内に導き、埋め戻し終了後には、大径のモ
ルタル用ホースが次に搬入される管体の妨げとならない
ように撤去しており、作業に多大の手間がかかる問題が
ある。前記発泡剤を埋め戻し位置の近くで混合する場合
は、発泡剤用とエア用のホースをその都度トンネル内に
導く手間もかかる。
断面寸法に近い大径の管体を敷設する場合は、少数本ず
つの管体をトンネル内に搬入、敷設するとともに、これ
らの管体が敷設される部位にモルタル埋め戻し用配管も
配設して、複数回に分けてトンネルを埋め戻している。
この埋め戻し作業に際しては、その都度、前述したモル
タルポンプと埋め戻し用配管を接続するモルタル用ホー
スをトンネル内に導き、埋め戻し終了後には、大径のモ
ルタル用ホースが次に搬入される管体の妨げとならない
ように撤去しており、作業に多大の手間がかかる問題が
ある。前記発泡剤を埋め戻し位置の近くで混合する場合
は、発泡剤用とエア用のホースをその都度トンネル内に
導く手間もかかる。
【０００９】そこで、この発明の課題は、水等の流体や
モルタル等の流動体をトンネル内に供給できる管体搬入
用レールを提供することである。
モルタル等の流動体をトンネル内に供給できる管体搬入
用レールを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、２本の有限長のパイプレールを枕木
部材で固定したレールユニットを接続して、トンネル内
の搬入路に沿って敷かれる管体搬入用レールにおいて、
前記少なくとも一方のパイプレールの接続部をシールす
る手段を設け、このパイプレールの中に流体の通路を形
成した構成を採用したものである。
めに、この発明は、２本の有限長のパイプレールを枕木
部材で固定したレールユニットを接続して、トンネル内
の搬入路に沿って敷かれる管体搬入用レールにおいて、
前記少なくとも一方のパイプレールの接続部をシールす
る手段を設け、このパイプレールの中に流体の通路を形
成した構成を採用したものである。
【００１１】すなわち、パイプレールの接続部をシール
して、パイプレールの中に流体通路を形成することによ
り、長いホースをトンネル内に導くことなく、トンネル
内に水等の流体を供給できるようにしたのである。
して、パイプレールの中に流体通路を形成することによ
り、長いホースをトンネル内に導くことなく、トンネル
内に水等の流体を供給できるようにしたのである。
【００１２】前記パイプレールの接続部をシールする手
段として、硬質ゴム製の管継手を接続される両側パイプ
レールの端部に内嵌または外嵌し、硬質ゴムの弾性によ
り前記接続部をシールする方法を採用することにより、
管体搬入の役目を終えた管体敷設終了位置近傍のパイプ
レール接続部で、硬質ゴム製の管継手を切断除去し、こ
の管継手を除去したパイプレールの先端開口を、流体の
取り出し口とすることができる。
段として、硬質ゴム製の管継手を接続される両側パイプ
レールの端部に内嵌または外嵌し、硬質ゴムの弾性によ
り前記接続部をシールする方法を採用することにより、
管体搬入の役目を終えた管体敷設終了位置近傍のパイプ
レール接続部で、硬質ゴム製の管継手を切断除去し、こ
の管継手を除去したパイプレールの先端開口を、流体の
取り出し口とすることができる。
【００１３】前記２本のパイプレールの間の各枕木部材
の上面に、パイプレールに沿う凹溝を設け、これらの各
凹溝に差し渡して、有限長で前記パイプレールよりも大
径のパイプユニットを着脱可能に接続、敷設し、このパ
イプユニットの中に流動体の通路を形成することによ
り、例えば、既設配管等の狭いトンネルに大径の管体を
敷設する場合に、大径のパイプユニットを流動体である
モルタルの搬送用に活用して、搬入される管体の妨げと
ならないようにし、埋め戻し作業毎にモルタル用ホース
をトンネル内に導入、撤去する手間を省くことができ
る。発泡剤を埋め戻し位置の近くで混合する場合は、２
本のパイプレールをそれぞれ発泡剤とエアの送り込みに
活用し、これらの流体を前記管継手を除去したパイプレ
ールの開口から取り出し、発泡機を介してモルタルに混
合することができる。大径のパイプユニットは、流動体
であるトンネル内の泥水やヘドロを排出するためのバキ
ュームホースとしても活用することができる。
の上面に、パイプレールに沿う凹溝を設け、これらの各
凹溝に差し渡して、有限長で前記パイプレールよりも大
径のパイプユニットを着脱可能に接続、敷設し、このパ
イプユニットの中に流動体の通路を形成することによ
り、例えば、既設配管等の狭いトンネルに大径の管体を
敷設する場合に、大径のパイプユニットを流動体である
モルタルの搬送用に活用して、搬入される管体の妨げと
ならないようにし、埋め戻し作業毎にモルタル用ホース
をトンネル内に導入、撤去する手間を省くことができ
る。発泡剤を埋め戻し位置の近くで混合する場合は、２
本のパイプレールをそれぞれ発泡剤とエアの送り込みに
活用し、これらの流体を前記管継手を除去したパイプレ
ールの開口から取り出し、発泡機を介してモルタルに混
合することができる。大径のパイプユニットは、流動体
であるトンネル内の泥水やヘドロを排出するためのバキ
ュームホースとしても活用することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図１乃至図８に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。図１乃至図３は、第１の
実施形態を示す。この管体搬入用レールは、図２
（ａ）、（ｂ）に示すような２本のパイプレール１を複
数の枕木部材２で固定したレールユニット３を接続しな
がら、図１に示す既設配管４の竪穴５が開けられた入口
から奥に向かって敷かれる。各枕木部材２は、既設配管
４の内周面に沿うように円弧状に形成され、レールユニ
ット３の一端側の枕木部材２には連結金具６が取り付け
られ、隣接するレールユニット３の他端側の枕木部材２
とボルト７で締結されるようになっている。
の発明の実施形態を説明する。図１乃至図３は、第１の
実施形態を示す。この管体搬入用レールは、図２
（ａ）、（ｂ）に示すような２本のパイプレール１を複
数の枕木部材２で固定したレールユニット３を接続しな
がら、図１に示す既設配管４の竪穴５が開けられた入口
から奥に向かって敷かれる。各枕木部材２は、既設配管
４の内周面に沿うように円弧状に形成され、レールユニ
ット３の一端側の枕木部材２には連結金具６が取り付け
られ、隣接するレールユニット３の他端側の枕木部材２
とボルト７で締結されるようになっている。
【００１５】前記各パイプレール１は一端側に小径の段
差部８が設けられており、図３（ａ）に示すように、こ
の段差部８が隣接するレールユニット３の他端側に嵌め
込まれて接続され、この接続部がリング状のゴムシール
９でシールされる。
差部８が設けられており、図３（ａ）に示すように、こ
の段差部８が隣接するレールユニット３の他端側に嵌め
込まれて接続され、この接続部がリング状のゴムシール
９でシールされる。
【００１６】前記接続されたパイプレール１の一方に
は、図３（ｂ）に示すように、既設配管４の入口側で仮
設の水道管１０が接続され、図３（ｃ）に示すように、
先端側には散水用ホース１１が締め付けバンド１２によ
り取り付けられる。このホース１１は、レールユニット
３が既設配管４の奥に向かって敷かれる際に、敷かれた
パイプレール１の先端に適宜付け替えられ、図１に示し
たように、既設配管４の内壁が洗浄される。なお、他方
のパイプレール１には、その入口側で必要に応じてエア
配管が接続され、既設配管４の奥で使用される削岩機等
に、作動用の圧縮エアを供給できるようになっている。
は、図３（ｂ）に示すように、既設配管４の入口側で仮
設の水道管１０が接続され、図３（ｃ）に示すように、
先端側には散水用ホース１１が締め付けバンド１２によ
り取り付けられる。このホース１１は、レールユニット
３が既設配管４の奥に向かって敷かれる際に、敷かれた
パイプレール１の先端に適宜付け替えられ、図１に示し
たように、既設配管４の内壁が洗浄される。なお、他方
のパイプレール１には、その入口側で必要に応じてエア
配管が接続され、既設配管４の奥で使用される削岩機等
に、作動用の圧縮エアを供給できるようになっている。
【００１７】図４乃至図８は、第２の実施形態を示す。
この管体搬入用レールは、図４に示すような既設配管１
３に、その断面寸法に近い大径の管体１４を敷設するた
めのものであり、図５（ａ）、（ｂ）に示すように、レ
ールユニット１５の２本のパイプレール１６を固定する
各枕木部材１７の中央部に凹溝１８が設けられ、各凹溝
１８に差し渡してモルタル搬送用のパイプユニット１９
が、パイプレール１６に沿って取り付けられている。こ
のパイプユニット１９は、適当な間隔で取り付け金具２
０により、枕木部材１７に着脱可能に取り付けられ、隣
接するパイプユニット１９と早管継手２１により接続さ
れている。
この管体搬入用レールは、図４に示すような既設配管１
３に、その断面寸法に近い大径の管体１４を敷設するた
めのものであり、図５（ａ）、（ｂ）に示すように、レ
ールユニット１５の２本のパイプレール１６を固定する
各枕木部材１７の中央部に凹溝１８が設けられ、各凹溝
１８に差し渡してモルタル搬送用のパイプユニット１９
が、パイプレール１６に沿って取り付けられている。こ
のパイプユニット１９は、適当な間隔で取り付け金具２
０により、枕木部材１７に着脱可能に取り付けられ、隣
接するパイプユニット１９と早管継手２１により接続さ
れている。
【００１８】前記レールユニット１５は、第１の実施形
態と同様に、連結金具２２とボルト２３により隣接する
レールユニット１５と締結され、既設配管１３の入口か
ら奥に向かって敷かれている。入口の竪穴２４から吊り
降ろされる管体１４は、後述する搬送台車３５によりレ
ール上を搬送され、既設配管１３の奥から順次敷設され
る。このとき、モルタル埋め戻し用配管２５も管体１４
の敷設部分にその都度配設され、管体１４敷設後の既設
配管１３内が埋め戻される。
態と同様に、連結金具２２とボルト２３により隣接する
レールユニット１５と締結され、既設配管１３の入口か
ら奥に向かって敷かれている。入口の竪穴２４から吊り
降ろされる管体１４は、後述する搬送台車３５によりレ
ール上を搬送され、既設配管１３の奥から順次敷設され
る。このとき、モルタル埋め戻し用配管２５も管体１４
の敷設部分にその都度配設され、管体１４敷設後の既設
配管１３内が埋め戻される。
【００１９】前記各パイプレール１６は、図６（ａ）に
示すように、硬質ゴム製の管継手２６で接続されてお
り、管体１４を搬送する役目を終了した後は、図６
（ｂ）に示すように、管継手２６を切断、除去すること
により、その先端開口にホース２７を接続できるように
なっている。
示すように、硬質ゴム製の管継手２６で接続されてお
り、管体１４を搬送する役目を終了した後は、図６
（ｂ）に示すように、管継手２６を切断、除去すること
により、その先端開口にホース２７を接続できるように
なっている。
【００２０】前記既設配管１３内の管体１４の敷設部分
を埋め戻す際は、図４に示したように、前記モルタル搬
送用のパイプユニット１９には、既設配管１３の入口側
でモルタルポンプ２８からのホース２９が接続され、各
パイプレール１６には、それぞれ発泡剤とエアを供給す
るホース３０、３１が接続されるようになっている。
を埋め戻す際は、図４に示したように、前記モルタル搬
送用のパイプユニット１９には、既設配管１３の入口側
でモルタルポンプ２８からのホース２９が接続され、各
パイプレール１６には、それぞれ発泡剤とエアを供給す
るホース３０、３１が接続されるようになっている。
【００２１】前記各枕木部材１７に取り付けられたパイ
プユニット１９は、その部分に管体１４が敷設される際
に、敷設部分の手前側で予め取り外され、この部分の管
体１４を敷設後に、図７に示すように、奥側のパイプユ
ニット１９が取り外された先端に発泡機３２が取り付け
られる。また、この発泡機３２の近くの各パイプレール
１６の接続部で、前記管継手２６を除去された先端開口
にそれぞれホース２７が接続され、これらの各ホース２
７から発泡剤とエアが発泡機３２に投入される。
プユニット１９は、その部分に管体１４が敷設される際
に、敷設部分の手前側で予め取り外され、この部分の管
体１４を敷設後に、図７に示すように、奥側のパイプユ
ニット１９が取り外された先端に発泡機３２が取り付け
られる。また、この発泡機３２の近くの各パイプレール
１６の接続部で、前記管継手２６を除去された先端開口
にそれぞれホース２７が接続され、これらの各ホース２
７から発泡剤とエアが発泡機３２に投入される。
【００２２】前記発泡機３２で発泡剤とエアを混合され
たモルタルは、接続ホース３３により埋め戻し用配管２
５に送り込まれて、その先端から既設配管１３内に吐出
され、図８（ａ）に示すように、敷設された管体１４と
既設配管１３の間の空間が発泡モルタル３４で埋め戻さ
れる。レールユニット１５と埋め戻し用配管２５は管体
１４とともに埋め殺され、管体１４はパイプユニット１
９を取り外されたレールユニット１５上に配列されてい
る。
たモルタルは、接続ホース３３により埋め戻し用配管２
５に送り込まれて、その先端から既設配管１３内に吐出
され、図８（ａ）に示すように、敷設された管体１４と
既設配管１３の間の空間が発泡モルタル３４で埋め戻さ
れる。レールユニット１５と埋め戻し用配管２５は管体
１４とともに埋め殺され、管体１４はパイプユニット１
９を取り外されたレールユニット１５上に配列されてい
る。
【００２３】前記埋め戻し作業は、複数本の管体１４を
敷設する毎に行われ、各回の埋め戻し作業が終了する
と、図８（ｂ）に示すように、新たな管体１４が搬送台
車３５により搬入される。搬送台車３５は、狭い既設配
管１３内で大径の管体１４を搬送するために、車台が管
体１４の中に挿入され、管体１４を内側から支持する、
いわゆる籠かき式のものである。前記パイプユニット１
９は、搬入される管体１４の妨げとならないように、各
枕木部材１７の凹溝１８に嵌め込まれているので、前述
したように、その部分に管体１４が敷設されるまでは取
り外す必要がない。なお、発泡機３２は、敷設された奥
側の管体１４の中に仮置きして、次の敷設の妨げとなら
ないようにすることができる。
敷設する毎に行われ、各回の埋め戻し作業が終了する
と、図８（ｂ）に示すように、新たな管体１４が搬送台
車３５により搬入される。搬送台車３５は、狭い既設配
管１３内で大径の管体１４を搬送するために、車台が管
体１４の中に挿入され、管体１４を内側から支持する、
いわゆる籠かき式のものである。前記パイプユニット１
９は、搬入される管体１４の妨げとならないように、各
枕木部材１７の凹溝１８に嵌め込まれているので、前述
したように、その部分に管体１４が敷設されるまでは取
り外す必要がない。なお、発泡機３２は、敷設された奥
側の管体１４の中に仮置きして、次の敷設の妨げとなら
ないようにすることができる。
【００２４】上述した各実施形態の管体搬入用レール
は、既設配管内に敷設したが、本発明の管体搬入用レー
ルは、掘削路等のトンネル内へも敷設することができ
る。
は、既設配管内に敷設したが、本発明の管体搬入用レー
ルは、掘削路等のトンネル内へも敷設することができ
る。
【００２５】
【発明の効果】以上のように、この発明の管体搬入用レ
ールは、パイプレールの接続部をシールして、パイプレ
ールの中に流体の通路を形成したので、長いホースをト
ンネル内に導くことなく、トンネル内に水等の流体を供
給して、トンネル内の洗浄等を行うことができる。
ールは、パイプレールの接続部をシールして、パイプレ
ールの中に流体の通路を形成したので、長いホースをト
ンネル内に導くことなく、トンネル内に水等の流体を供
給して、トンネル内の洗浄等を行うことができる。
【００２６】また、パイプレール接続部のシールに硬質
ゴム製の管継手を採用することにより、管体搬入の役目
を終えた管体敷設終了位置近傍のパイプレール接続部
で、硬質ゴム製の管継手を切断除去し、この管継手を除
去したパイプレールの先端開口を、流体の取り出し口と
することができる。
ゴム製の管継手を採用することにより、管体搬入の役目
を終えた管体敷設終了位置近傍のパイプレール接続部
で、硬質ゴム製の管継手を切断除去し、この管継手を除
去したパイプレールの先端開口を、流体の取り出し口と
することができる。
【００２７】さらに、２本のパイプレールの間の各枕木
部材の上面に、パイプレールに沿う凹溝を設け、これら
の各凹溝に差し渡して、有限長で前記パイプレールより
も大径のパイプユニットを着脱可能に接続、敷設し、こ
のパイプユニットの中に流動体の通路を形成することに
より、例えば既設配管等の狭いトンネルに大径の管体を
敷設する場合に、大径のパイプユニットを流動体である
モルタルの搬送用に活用し、埋め戻し作業毎にモルタル
用ホースをトンネル内に導入、撤去する手間を省くこと
ができる。
部材の上面に、パイプレールに沿う凹溝を設け、これら
の各凹溝に差し渡して、有限長で前記パイプレールより
も大径のパイプユニットを着脱可能に接続、敷設し、こ
のパイプユニットの中に流動体の通路を形成することに
より、例えば既設配管等の狭いトンネルに大径の管体を
敷設する場合に、大径のパイプユニットを流動体である
モルタルの搬送用に活用し、埋め戻し作業毎にモルタル
用ホースをトンネル内に導入、撤去する手間を省くこと
ができる。
【図１】第１の実施形態の管体搬入用レールを敷いた既
設配管の縦断面図
設配管の縦断面図
【図２】（ａ）は図１のレールユニットを示す平面図、
（ｂ）は（ａ）の側面図
（ｂ）は（ａ）の側面図
【図３】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、それぞれ図１のパ
イプレールの接続部を示す拡大縦断面図
イプレールの接続部を示す拡大縦断面図
【図４】第２の実施形態の管体搬入用レールを敷いた既
設配管の縦断面図
設配管の縦断面図
【図５】（ａ）は図４のレールユニットを示す平面図、
（ｂ）は（ａ）の側面図
（ｂ）は（ａ）の側面図
【図６】（ａ）、（ｂ）は、それぞれ図４のパイプレー
ルの接続部を示す拡大縦断面図
ルの接続部を示す拡大縦断面図
【図７】図４の要部拡大平面図
【図８（ａ）】図４の既設配管を埋め戻した状態を示す
横断面図
横断面図
【図８（ｂ）】図４の既設配管内に管体を搬入する状態
を示す横断面図
を示す横断面図
１ パイプレール ２ 枕木部材 ３ レールユニット ４ 既設配管 ５ 竪穴 ６ 連結金具 ７ ボルト ８ 段差部 ９ ゴムシール １０ 水道管 １１ ホース １２ 締め付けバンド １３ 既設配管 １４ 管体 １５ レールユニット １６ パイプレール １７ 枕木部材 １８ 凹溝 １９ パイプユニット ２０ 取り付け金具 ２１ 早管継手 ２２ 連結金具 ２３ ボルト ２４ 竪穴 ２５ 埋め戻し用配管 ２６ 管継手 ２７ ホース ２８ モルタルポンプ ２９、３０、３１ ホース ３２ 発泡機 ３３ ホース ３４ 発泡モルタル ３５ 搬送台車
Claims (3)
- 【請求項１】 ２本の有限長のパイプレールを枕木部材
で固定したレールユニットを接続して、トンネル内の搬
入路に沿って敷かれる管体搬入用レールにおいて、前記
少なくとも一方のパイプレールの接続部をシールする手
段を設け、このパイプレールの中に流体の通路を形成し
たことを特徴とする管体搬入用レール。 - 【請求項２】 前記パイプレールの接続部をシールする
手段が、硬質ゴム製の管継手を接続される両側パイプレ
ールの端部に内嵌または外嵌し、硬質ゴムの弾性により
前記接続部をシールするものである請求項１に記載の管
体搬入用レール。 - 【請求項３】 前記２本のパイプレールの間の各枕木部
材の上面に、パイプレールに沿う凹溝を設け、これらの
各凹溝に差し渡して、有限長で前記パイプレールよりも
大径のパイプユニットを着脱可能に接続、敷設し、この
パイプユニットの中に流動体の通路を形成した請求項１
または２に記載の管体搬入用レール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31399199A JP3433146B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 管体搬入用レール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31399199A JP3433146B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 管体搬入用レール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001131902A true JP2001131902A (ja) | 2001-05-15 |
| JP3433146B2 JP3433146B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=18047919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31399199A Expired - Fee Related JP3433146B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 管体搬入用レール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3433146B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007037807A1 (de) | 2007-08-08 | 2009-02-19 | Siemens Ag | Verfahren zum Detektieren von Rissen in einer Oberfläche |
| CN102278131A (zh) * | 2011-08-31 | 2011-12-14 | 大连华锐股份有限公司 | 隧道直径小于六米盾构施工用的管片运输装置及操作方法 |
-
1999
- 1999-11-04 JP JP31399199A patent/JP3433146B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007037807A1 (de) | 2007-08-08 | 2009-02-19 | Siemens Ag | Verfahren zum Detektieren von Rissen in einer Oberfläche |
| CN102278131A (zh) * | 2011-08-31 | 2011-12-14 | 大连华锐股份有限公司 | 隧道直径小于六米盾构施工用的管片运输装置及操作方法 |
| CN102278131B (zh) * | 2011-08-31 | 2013-06-05 | 大连华锐重工集团股份有限公司 | 隧道直径小于六米盾构施工用的管片运输装置及操作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3433146B2 (ja) | 2003-08-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5597113B2 (ja) | 地中に地下空間を形成する方法 | |
| JP2001131902A (ja) | 管体搬入用レール | |
| JP6335698B2 (ja) | 配管用トンネルの施工方法と施工構造 | |
| JP3530338B2 (ja) | 裏込め材注入装置 | |
| JP2005336854A (ja) | シールドトンネルの拡幅対象部位の山留め方法及び山留め構造体 | |
| JP2008266971A (ja) | 管路更生工法およびこの更生工法に用いる更生管 | |
| CN209523778U (zh) | 一种隧道内挂管用管架 | |
| JP5688274B2 (ja) | 管設置装置 | |
| JP2013050203A (ja) | 既設管路の更生方法 | |
| JP2950166B2 (ja) | 既設トンネルからのシールド掘進機の発進方法 | |
| CN117128028A (zh) | 瓦斯抽采钻孔呼吸式洗孔装置及方法 | |
| CN212449452U (zh) | 一种盾构机皮带机渣土冲洗装置 | |
| JP2012117276A (ja) | 管設置装置 | |
| JPH0497095A (ja) | シールド工事における管路敷設方法および管路敷設装置 | |
| JP5688275B2 (ja) | 管及び地中への管設置方法 | |
| JPH06272475A (ja) | 泥水管延長装置 | |
| JPH03292490A (ja) | 活管路の分岐管の処理方法及び器具 | |
| JPS6168188A (ja) | 都市ガス導管用通線方法 | |
| JP3586053B2 (ja) | シールドトンネル構築用鋼製セグメント及びシールド工法 | |
| JP2001115781A (ja) | シールド工法における配管の延伸方法 | |
| JPS60228130A (ja) | 管の内面のライニング方法 | |
| CN115992655A (zh) | 一种碎软煤层多介质反循环钻进装置及方法 | |
| JPS6344892B2 (ja) | ||
| JPH0214705Y2 (ja) | ||
| JPH11159278A (ja) | 管渠更新シールド掘削機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |